「Nothing」と一致するもの

Alvvays - ele-king

「聞いたよ、帰ってきたんだって」フィードバックのノイズの上でモリー・ランキンがそうやって歌いはじめるとそこにあった時間の隔たりが消えたような感じがした。まるで子ども時代の友だちと久しぶりに会ったときみたいに思い出といまとがあっという間に繋がる。

 カナダのインディ・ポップ・バンド、オールウェイズの久しぶりの来日公演、エンヤの “The River Sings” を出囃子にちょっとかしこまって、だけどもリラックスしてステージに現れたオールウェイズはそんな風にライヴをはじめる。昨年、5年ぶりにリリースされた素晴らしい3rdアルバム『Blue Rev』のオープニング・トラック “Pharmacist”、この曲以上に今回のライヴをはじめるのにふさわしい曲はきっとないだろう。2018年以来のジャパン・ツアーだ。東京からはじまって名古屋、大阪、そしてまた東京、今日の追加公演の会場となった神田スクエアホールの空気もあっという間に暖かなものに変わっていく。その名の通りスクエアホールは四角く天井が高くて、それが体育館や地元の小さなホールを思わせなんだか余計にノスタルジックな気分になる。
 2分と少しで曲が終わってMCなんてなくバンドはちょっとぶっきらぼうに次の曲に入る。続くのは同じく3rdから “After The Earthquake”、最初のギターのフレーズできらめくように空気が揺れる。そうして “In Undertow”、“Many Mirrors” と2分台、3分台名曲たちが次々に繰り出されていく。ハンドマイクに持ち替えしゃがみこみエフェクトをかけながらモリーが歌う “Very Online Guy”、1stアルバムに戻って “Adult Diversion”(この曲を聞くといつも口元に手をやったあのジャケットが浮かんでくる)、全ての曲に心の奥底をなでるような力強くも美しいメロディがあって、ギターとシンセサイザーのフレーズと相まり目の前の光景がノスタルジックなものに変わって行く。そう、待ち望んでいたものがここにはあるのだ。

 それにしてもオールウェイズはイメージする以上に不思議なバンドだ。 およそインディ・ポップと呼ばれるバンドとは思えないくらいに、シェリダン・ライリーのドラムが力強く主張し、アレック・オハンリーのギターがかき鳴らされ、強度はあるのに1曲1曲が短くて、4分に到達することはほとんどない。曲が終わった後も軽いやりとりだけで余韻を残さずすぐに次の曲にいってそれもなんだかちょっとパンク・バンドみたいだなと思った。いままでまったく結びついていなかったけれど開演前にSEでバズコックスの “You Say You Don't Love Me” が流れていて、あぁ『Blue Rev』のオールウェイズにはこの要素が確かにあるなって思ったりもした。素晴らしいメロディを持っているというのは両者に共通していることだけど、オールウェイズは、さらにそこにシンセとコーラスがあってそれがインディ・ポップの部分を大きく担っているのかもしれない。確かに存在するパンク・スピリットを胸にシューゲイザーに寄せてキラキラと水面の光が反射するインディ・ポップを奏でたみたいなバンド、この日のオールウェイズはそんな印象で、まったく一筋縄ではいっていなかったけど、でも全体として出てくる音はとても優しく幸福感がまっすぐに入ってきた。それがなんとも不思議で淡々と幸せな時間がずっと流れていっているようなそんな感じがした。

 だが、やはり全ては曲の良さに集約されるのかもしれない。中盤の “Tom Verlaine”、“Belinda Says” の素晴らしい流れ、アーミング奏法でギターが鳴らされ、浮遊感が体を駆け巡る。モリー・ランキンのヴォーカルは地に足を着けその中心に存在し、ケリー、シェリダン、アビー、3人のコーラスが陶酔感をプラスする。楽曲の真ん中に歌があるからこそ、こんなにも輝きが拡散されていくのだろう。それは決して神秘的なものではなくて、とりとめなのない日常に接続しそれ自身を輝かせるようなもので、そこにきっと淡さと幸福感が宿っている。

 アンコール、リクエストに応えるみたいな形で “Next of Kin” が演奏される。そうして間を置き、ツアーの感謝の言葉が述べられた後に演奏された “Lottery Noises” は曲自体が美しい余韻のように思えて、心が満たされていくのを感じた。そうやってまた日常に帰っていく。明かりがついてパッツィー・クラインの “Always” に送り出されて会場を後にする。外はもちろん夜空だったけどそれもなんだか違って見えた。


Alvvays Japan Tour 2023 at Zepp Shinjuku Setlist 11/28/23

Alvvays Japan Tour 2023 at Kanda Square Hall Setlist 12/01/23

Alvvays Japan Tour 2023 at Zepp Shinjuku Setlist 11/28/23

Alvvays Japan Tour 2023 at Kanda Square Hall Setlist 12/01/23

Element - ele-king

 日本のダブ・レーベル〈Riddim Chango〉が、サブレーベルとして新たに〈Parallel Line(パラレル・ライン)〉を始動させる。より実験的な方向に寄ったダブをリリースしていくそうで、まずは第一弾、エレメントの12インチが発売される。すでにイギリスのNoodsラジオでプレイされたり、ドン・レッツから高い評価を得たりしているとのことだ。チェックしておきましょう。

Cat No: LINE001
Element “Nine Mall EP”
発売日: 2023 年12月13日
Format: 12 インチレコード & デジタルリリース
Tracks:
A-1 Element feat. I Jahbar “Chicken Gravy Shorts”
A-2 Element “Chicken Gravy Dub”
B-1 Element “Nine Mall”
B-2 Element “Martian Gravity”

過去13 作品に渡り、オルタナティブなダブ、ダンスホールをリリースし、世界中のDJ、サウンドシステムからサポートを受けてきたRiddim Chango Records がよりエクスペリメンタルなダブにフォーカスしたサブ・レーベルとしてParallel Line をスタート!

第1 作のNine Mall EP はレーベルを手がけるElement によるテクノ/エクスペリメンタルなダンスホール/ダブの4 曲を収録。2022 年にブリストルの前衛レーベルBokeh Versions と共同でリリースしたAndromeda EP に続きDuppy Gun MCs のI Jahbar を客演に迎え、アブストラクト/SF ダンスホールチューンのChicken Gravy Shorts とモジュレーション・ディレイを多用した強烈なダブワイズChicken Gravy Dub をA 面に収録。

B 面ではPulsar のインダストリアルなドラムサウンドを使用したテクノ・ダンスホールNine Mall とレゲトン/デムボウのリズムを取り入れたオブスキュアでメランコリーなダンスホールMarian Gravity を収録。

マスタリングには国内レゲエアーティストの多数を手がけるE-mura、レーベルのロゴは1-Drink(石黒景太)、アートワークはAki Yamamoto が担当。

忌野清志郎 - ele-king

 今年行ったトークショーで、ぼくよりも一回りも年上の人が、日本人が無理にブルースだのロックだのやることはない、日本には日本の素晴らしい音楽(音頭や民謡など)があるんだから、みたいなことを言った。話を面白くするための極論ではあったが、日本の音楽を語る上でこの勘違いはいまだにあるのかもしれない。というか、土着性への反動的な(過剰な)美化というのは、第二次大戦後にアメリカ文化の影響を受けた国なら多かれ少なかれあるのだろう。

 イギリスはアメリカと違って、ロックンロールとの有機的な文化的つながりがなかった。ジューク・ジョイントもダンスホールもなかった、ゆえに、ミュージックホールがその代わりとなった、という話がイギリスの文化研究にはあるとサイモン・レイノルズが書いていた。なるほど。たしかにイギリスにはアメリカと違ってソウル・ミュージックの背景のひとつである黒人教会もない。だが、しかし逆に言えば、アメリカのロックンロールからは “レディ・ジェーン” も “エリナー・リグビー” も生まれてはこない。ついでに言えば、“マザー・スカイ” も “アウトバーン” も生まれてはこない。アメリカのように、ロックとの有機的な文化的つながりがないからこそ、その接続部に彼の地の文化(トラッドやミュージックホール、あるいは戦後ドイツの反伝統主義など)が入り込んでいるわけだ。
 これと同じことが日本にも言えるのではないか。日本には、アメリカのような形でロックンロールが生まれる文化土壌などない。が、だからこそ、“ぼくの好きな先生” や “トランジスタ・ラジオ”が生まれたと。たとえこの論が、“トランジスタ・ラジオ” がではどれほど国際的に有名かという話に繋がったとしても、日本独自のロックのほうが、英米のパスティーシュを一生懸命目指してしまった和製ロックよりも結果国内では人気があり、いまも広く聴かれているのはひとつの事実である。(逆にこういうこともある。たとえばデイヴィッド・ボウイのヴォーカリゼーションにもっとも影響を与えたアンソニー・ニューリーは日本ではほとんど知られていない、とか。ただし、日本的になれば良いというものでもない。歌謡ロックのように毒にも薬にもならないスタイルもある。また、この議論の先には、K-POPとはその発想の逆転で、韓国的なものを徹底的に抜き取った上での西欧のR&B/ラップ/ユーロ・サウンドなどの組み替え……とか、どんどん話が逸れるので、以下、RCに戻りましょう)

 RCサクセションとは、分裂的なバンドだった。70年代末から80年代初頭のほんの数年間のことではあったが、彼らがローリング・ストーンズもどきを志向したとき、バンドのメンバーの年齢はもう30に差し掛かっていた。当時の感覚で言えばロックンロールをやるにはもうオーヴァーである。80年代初頭の人気絶頂期におけるファンの多くは10代だったが、演奏者たちは年が離れていたばかりか、村八分のようなバンドとは違って、若い頃から様式的なロックンロールを表現してきていたわけでもなかった。
 ところが、RC はそれを逆手に取った。主観的(本気)であり、大人であるがゆえに客観的(ユーモラス)にもなれたのだろう。メンバーは「ロックンロール・ショー」のためのキャラクターを演じ、じっさいライヴは演劇めいた要素も入ったエンターテイメントだった。しかもRCは、“現在”とノスタルジアをなかば強引に混同させもした。“トランジスタ・ラジオ”は1980年の曲だが、この時代、ラジオで60年代の西海岸ロックやリヴァプール・サウンドに耽っている高校生などまずいやしない。なのにこのバンドときたら、あたかも現在のものとして歌い、演奏した。高校生のぼくにとってそれはファンタジーだったわけだが、そのいっぽうでRCには現実との回路が間違いなくあった。
 いま思えばおかしなもので、時代のトレンドは「真実」の「ありのままの」自分たちを見せるパンク/ニューウェイヴだった。パンクのなかにはロックを演じるグラム的な要素がじつは多分にあったのだが、とにかくそんな時代のモードに混じって、ストーンズもどきのRCが超強力な磁石となって、ぼくのようなパンク信者の10代を惹きつけていったのも、このバンドは自ら作ったフィクションに内部反発するかのようなリアリズム、シニカルな社会批評をも同時に表現していたからだった( “ブン・ブン・ブン” がパンク・ソングでないわけがない)。これが「分裂的」と表現した根拠だ。もしRCが、ただのパロディだったらこんなにも熱狂しなかっただろう。リアリズム表現一辺倒だったら、高校生たちが笑ったり、踊ったりはしなかっただろう。
 話はそれだけじゃない。もうひとつの重要項目は、RCは、その時代、歌謡曲やニューミュージックなどで歌われていた作り物のラヴソングを嫌悪したパンク/ニューウェイヴ世代を前に、あろうことか「愛しあってるかい」などと(もっとも言われたくない言葉で)語りかけ、容赦なくラヴソングを演奏し、そして感情を鷲づかみにしたことだ。信じがたい話だが、彼らの音楽は不毛な人生を生きる無気力な10代を愛なしでは生きられない人間に変えてしまったのだ。そのマジックの中心にいたのが、忌野清志郎だった。

 分裂的なRCサクセションは『BEAT POPS』で頂点を迎えると、それ以降は、それまでの惰性と試行錯誤との絶え間なき衝突と融合の連続だった。それであれだけの枚数の、最低でも聴くべき曲をいくつかは収録したアルバムを作り続けたことは、本当にすごいことだと思うし、たいへんだったとも思う。1990年、『Baby a Go Go』が出たとき、CDを六本木WAVEで見つけると、もちろん迷うことなく買った。ジャケットに写っている、残った3人のメンバーの表情は明るくはない。もう、なんとなくムードは伝わっていた。ぼくは部屋のなかで、RCは終わるんだろうなと思いながら、“あふれる熱い涙” や“ 忠実な犬” を何回も繰り返し聴いたものだ。

 『Memphis』を買ったのは、レコード棚がクラブ・ミュージックの12インチ・シングルでいっぱいになりはじめた1992年のことだった。これはもう、リリースの詳細を知ってから聴くのが楽しみで仕方がなかった。アメリカのロック史においても黒人音楽史においても重要な、南部ソウルを創造した歴史的な一部=メンフィスのブッカー・T&ザ・MG'sのスティーヴ・クロッパー、ブッカー・T・ジョーンズ、ドナルド“ダック”ダンほか、メンフィス・ホーンも参加のメンフィス録音、夢のような布陣を配したアルバムだ。分裂的なことなどない、原理主義者も納得するであろう“本格的な”サウンドになっているはず、そう期待を寄せながらCDの再生ボタンを押し、そして数分後にぼくは笑った。歯切れの良いリズムの、思い切りスタックス・ソウルのパスティーシュである1曲目の “Boys” には、しかし曲の最後に、「坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いたんだったな、ボーイズ」というむちゃくちゃ面白い言葉遊びが待っている。たったそれだけで、これはメンフィスでは生まれようがない、日本のソウル・ミュージックになってしまっているのだ。

 清志郎は、『Memphis』の前年には、細野晴臣、坂本冬美との『日本の人』という唯一無二の傑出したアルバムをリリースしている。この共作は、それこそ演歌や民謡などの「日本」に「ワールド・ミュージック」から得たアイデアを組み合わせたもので、じつを言えばもっとも過小評価されている1枚でもある。ただ『日本の人』はロッキストが首を傾げるような、ロックの文法から外れたいろんな表情をもった作品で、“パープル・ヘイズ音頭” や“渡り鳥”のようなコミカルな一面もありつつも、清志郎が手がけた名カヴァー曲のひとつ“500マイル” や “アンド・アイ・ラヴ・ハー”、“恋人はいない” や “セラピー” のような、人生の儚さや切なさを歌った曲も印象的だったりする。対して『Memphis』はシンプルなアルバムで、清志郎のなかのロックのエネルギーが、しばらくの休息を経て回復したかのように脈打っている。“高齢化社会”のようにそれが多少空回りしている曲もあるけれど最終的には気迫で押し切っているし、“カモナ・ベイビー” は “Boys” と同様に、言葉遊び(カモナ・ベイビー→カモナベ=鴨鍋)を相乗効果とする痛快なブルース・ロックだ。  

 さて、あらためて確認しておきたい。ソウル・ミュージックとは、そもそもアメリカの黒人がその真正性と深い感情をコミュニティに伝達するために、主にゴスペルとリズム・アンド・ブルースを融和させ、即興的で、じつに抑揚のあるヴォーカルをもって発展させたスタイルである。それはある特定の時代と場所の産物で、公民権運動にリンクした文化現象だったが、音楽的には何よりも感情を高めることに特徴を持っている。『Memphis』を特別なアルバムにしているのは、ここにはウルトラ級の名曲、“雪どけ” と “彼女の笑顔” があることだ。この2曲、まず前者は、南部ソウルの深く美しい感情表現が奇跡的といっていいほど鮮やかに日本の風景のなかに落とし込まれている。“スローバラード” の系譜にある曲で、ここではソウル・ミュージックにおけるもっとも重要な主題である「愛」が、最初は控えめに歌われつつも最終的には銀河系よりも大きく膨張する。後者の “彼女の笑顔” にいたっては、清志郎にしか書けない、ブルース調の曲のなかに一瞬の破壊力が巧妙に込められている。なにせこの曲は、「何でもかんでも 金で買えると思ってる馬鹿な奴らに/見せてあげたい 彼女の笑顔」という、たったこれだけの言葉で、反権力、反資本主義、そして愛という、すべてを語っているのだ。
 歌が、大衆の内面と共振しうる物語の形式として機能できるのなら、これら2曲には、我らが物語がある。70年代末に歌っていたギターケースひとつの小さな部屋からはじまる物語(それは経済復興を遂げた敗戦国が表面的には欧米化するなか、取り残された、貧しくも奔放な人生のいち場面でありメタファー)、清志郎のなかでその物語がぶれたことなどいちどもなかった。 “彼女の笑顔” には、清志郎がRCサクセションで作り上げたこうした物語のなかに、メンフィスで暗殺されたマーティン・ルーサー・キング的な理想も歌われている。その的確な歌詞と力強さは、1992年という、いまだロックも更新され続け、いまだ新しかったテクノやヒップホップは毎月のように話題作を出していた年の音楽作品においては完全なアナクロニズムでレトロなアルバムだった『Memphis』が、いや、レトロであったからこそかもしれないのだが、それから30年以上経ったいまも、いや、これはムカつく話だが、愛よりもカネが猛威を振るっているこんないまだからこそ輝きを失っていないことが証明している。

 この12月、『Memphis』がジャケットを新たにアナログ盤としてリイシューされる。さらに同時に、アルバム・リリース後の「忌野清志郎 with Booker T. & The M.G.'s Tour」における武道館でのライヴを収録した『HAVE MERCY!』もジャケットを新たに追加曲ありで再発される。このときのライヴも、ぼくは武道館の二階席で見た。その光景をいまでもなんとなく覚えているけれど、なにせ30年以上前のことなので、だいぶ忘れてもきている。が、すでにクラブ・ミュージックの定番となっていた “Green Onions ” にはじまるこのライヴ盤を久しぶりに聴いていると、いろいろ思い出してくる。ああ、そうだった、ライヴでは、それこそ日本の童謡 “からすの赤ちゃん” をメンフィス・サウンドに接続させてもいるし、最高の悪ふざけ “つ・き・あ・い・た・い” をザ・MG'sといっしょにやってもいるんだった。それから、なんということだろう、あの “トランジスタ・ラジオ” も。日本でしか生まれようがなかったロックの名曲が、ロックンロール/ソウルの母国、ことに南部ソウルのレジェンドたちに演奏されたというのは、それはそれでまたロマンティックな話ではないだろうか。

WaqWaq Kingdom - ele-king

 DJスコッチ・エッグという名前を聞いて「おお」と思うのは、2000年代後半にチップチューンあるいはハードコアに慣れ親しんでいた人が大半だろう。当時ブライトン在住だった日本人シゲル・イシハラによるソロ・プロジェクトで、ゲームボーイ上で動作するシーケンサー、ナノループのみで生み出すハードコアによってUKのクラブ・シーンを席巻し、恐らく欧州でもっとも有名なチップチューン・アーティストとなった男である。

 ただし彼は、チップチューンの「シーン」とはほとんど接触を持たず、距離を置いていた。筆者は彼がDJスコッチ・エッグを名乗る前年、数奇にも知遇を得ていて、なぜか一緒に地元のラジオに出演したりしたこともあったのだが、その頃彼はチップチューンにあまり興味を示さず、もっぱらハードコア~ブレイクコアを注視していたのを覚えている。じっさいDJスコッチ・エッグのサウンドも「チップ」あっての「ハードコア」ではなく、「ハードコア」あっての「チップ」だったと思うし、それだからこそ誰も彼の「本気」には追随できなかったのだ。

 やがてイシハラはゲームボーイのみによるサウンドに限界を感じ、2008年以降は同名義での新譜を出さなくなるが、2010年には第三期シーフィールにベーシストとして加入、ハードコアに留まらない新たな才能を示しはじめる。第三期シーフィールのドラマー、イイダ・カズヒサ(ex. ボアダムス)とは、同時期にドラム・アイズを結成し、そこでもダビーなサウンドに深く傾倒した。そのいっぽうでDJスコッチ・ボネットという新しい名義で予測不可能なブレイクビーツ~ミクスチャー・サウンドを展開してみせたりもしている。こうした活動の広がりは、この頃に Ableton LIVE の扱いをマスターしたことと無関係ではなさそうだ。

 これらに続くさらなる新展開として、キキ・ヒトミ(キング・ミダス・サウンド Vo.)とのコラボレーションによる、ワクワク・キングダムがある。欧州在住歴の長いふたりによる「近いのにあえて遠ざけた日本」とでも言いたくなる不思議な和情緒を感じさせるこのユニット、デビュー作の『Shinsekai』(2017)は〈ジャータリ〉からのリリースということもあってダブ色の強いものだったが、第2作『Essaka Hoisa』はポスト・ダブステップ的な質感を軸としつつ、表面的なスタイルにはこだわらず、全体としてはよりビート感の強いサウンドを形成した。一部楽曲には明確な日本語ヴォーカルを加え、表現にもさまざまなユーモアをにじませている。

 今回の『Hot Pot Totto』もこれと同じ軸線上にあるが、軽快さと諧謔の配合度合いはいっそう高まっているように思われる。誤解を恐れずにいえば、彼らの世界観に寺田創一+金沢明子の Omodaka の手法をまぶしたかのような──とにかく楽しく聴かせるところが増えている印象だ。筆者はこの音を聴いて、イシハラと過ごした20年前のひとときを思い出した。当時私は日本からの AD AAD AT ツアー遠征チーム(Ove-NaXx、Utabi ら)に同行したのだが、それをブライトンでもてなしたのが彼だったのだ。そのとき彼は無邪気に人を笑わせ和ませることに長けた、とてもユーモラスな人間だった。彼のそうした側面がかつてなくポップに表出したのが、今回の作品ではないかと思うのだ。もちろん彼のサウンドメイキングは20年前とは比較にならないほど熟達しているに違いないのだけど。

Robert Hood & Femi Kuti - ele-king

 強力なコラボレイションの登場だ。デトロイトのロバート・フッドとフェミ・クティによる共作がリリースされる。2019年11月27日、ジェイムズ・ブラウンへのトリビュートとして、フランスのTV番組のためにパリで共演した際に録音されたもので、フッドがエレクトロニクスを、クティがサックスを担当している。計30分ほどの7つのトラックを収録。180g重量盤、フッドの主宰する〈M-Plant〉から、明日12月8日リリースです。

ele-king vol.32 - ele-king

2010年代──音楽は何を感じ、どのように生まれ変わり、時代を予見したのか
いま聴くべき名盤たちを紹介しつつ、その爆発的な10年を俯瞰する

『ele-king vol.32』刊行のお知らせ

目次

ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー
インタヴュー再び「2010年代を振り返る」(小林拓音+野田努/坂本麻里子)

特集:2010年代という終わりとはじまり

2010年代の記憶──幽霊、そして新しきものたちの誕生(野田努)
 ・入眠状態、そしてアナログ盤やカセットのフェチ化
 ・OPNからヴェイパーウェイヴへ
 ・「未来は幽霊のものでしかありえない」とはジャック・デリダの言葉だが
 ・フットワークの衝撃
 ・ナルシズムの復権とアルカ革命
 ・シティポップは世界で大流行していない
 ・そしてみんなインターネットが嫌いになった
 ・アナログ盤がなぜ重要か
 ・音楽市場の変化
 ・巨匠たち、もしくは大衆運動と音楽
オバマ政権以降の、2010年代のブラック・カルチャー(緊那羅:Desi La/野田努訳)
カニエ・ウエストの預言──恩寵からの急降下(ジリアン・マーシャル/五井健太郎訳)
絶対に聴いておきたい2010年代のジャズ(小川充)
活気づくアフリカからのダンス・ミュージック(三田格)
坂本慎太郎──脱力したプロテスト・ミュージック(野田努)
ジェネレーションXの勝利と死──アイドルとともに霧散した日本のオルタナティヴ(イアン・F・マーティン/江口理恵訳)
あの頃、武蔵野が東京の中心だった──cero、森は生きている、音楽を友とした私たち(柴崎祐二)
ネットからストリートへ──ボカロ、〈Maltine〉、tofubeats、そしてMars89(小林拓音)
ポップスターという現代の神々──ファンダムにおける聖像のあり方とメディア(ジリアン・マーシャル/五井健太郎訳)
マンブルコア運動(三田格)
BLMはUKをどう変えたのか(坂本麻里子×野田努)

ライターが選ぶ いまこそ聴きたい2010年代の名盤/偏愛盤
(天野龍太郎、河村祐介、木津毅、小林拓音、野田努、橋本徹、三田格、渡辺志保)
2010年代、メディアはどんな音楽を評価してきたのか

2023年ベスト・アルバム30選
2023年ベスト・リイシュー23選
ジャンル別2023年ベスト10
テクノ(猪股恭哉)/インディ・ロック(天野龍太郎)/ジャズ(小川充)/ハウス(猪股恭哉)/USヒップホップ(高橋芳朗)/日本ラップ(つやちゃん)/アンビエント(三田格)

2023年わたしのお気に入りベスト10
──ライター/ミュージシャン/DJなど計17組による個人チャート
(天野龍太郎、荏開津広、小川充、小山田米呂、Casanova. S、河村祐介、木津毅、柴崎祐二、つやちゃん、デンシノオト、ジェイムズ・ハッドフィールド、二木信、Mars89、イアン・F・マーティン、松島広人、三田格、yukinoise)

VINYL GOES AROUND PRESENTS そこにレコードがあるから
第3回 新しいシーンは若い世代が作るもの(水谷聡男×山崎真央)

菊判218×152/160ページ
*レコード店およびアマゾンでは12月15日(金)に、書店では12月25日(月)に発売となります。

オンラインにてお買い求めいただける店舗一覧
12月15日発売
amazon
TOWER RECORDS
disk union
12月25日発売
TSUTAYAオンライン
Rakuten ブックス
ヨドバシ・ドット・コム
HMV
honto
Yahoo!ショッピング
7net(セブンネットショッピング)
紀伊國屋書店
e-hon
Honya Club

【P-VINE OFFICIAL SHOP】
SPECIAL DELIVERY

全国実店舗の在庫状況
 ※書店での発売は12月25日です。
丸善/ジュンク堂書店/文教堂/戸田書店/啓林堂書店/ブックスモア
紀伊國屋書店
三省堂書店
旭屋書店
有隣堂
くまざわ書店
大垣書店
未来屋書店/アシーネ

TOKYO DUB ATTACK 2023 - ele-king

 戦争の年の年越しに、これほどジャストなパーティはない。サウンドシステムにこだわりつづけるBim One Production が、久しぶりに低音を鳴らします。ATTACKしていいのは、ここだけだ!

TOKYO DUB ATTACK 2023
TWO SOUNDS - ONE ARENA

2023/12/30 (土)
Open 24:00-5:00

-Line ups-
SCORCHER Hi Fi with Sound System
(STICKO & COJIE)

Bim One Production
feat. MC JA-GE
and Horns session with Hayami & Add (ORESKABAND)
East Audio Sound System

-VENUE-
duo MUSIC EXCHANGE

-CHARGE-
前売 4,000yen / 当日 4,500yen ※ 全てD代別

チケット一般発売 >>
Tokyo Dub Attack Ticket (ZAIKO) ーーー https://tokyodubattack.zaiko.io/e/TDA2023
e + ーーー https://eplus.jp/tokyo-dub-attack2023

-NOTES-
※ 再入場可能
※ 未成年者の入場不可・要顔写真付きID
※ 営利目的の転売禁止
※ 撮影機器、録音・録画機器のお持込みは御遠慮下さい。
INFO : info@dubattack.tokyo


THIS IS DUB!

 すべてのミュージック・ラヴァーズに注ぐ年末恒例の国内サウンドシステム・ダンス大一番、「TOKYO DUB ATTACK」がついに帰還!同じフロアのなかに2つのサウンドシステムを入れて交互に鳴らしあうゴマカシ効かないガチンコ・セッションが、東京渋谷のduo MUSIC EXCHANGEにて開催を迎える。
 レゲエ(Reggae)において、もっともタフでハードコアな要素にサウンドシステムがある。DIYに設計された独自のスピーカーの山、規格外の低音、1ターンテーブルに置かれる破壊力抜群のダブプレート、シャワーのように降り注ぐダブワイズ……あくまでもオリジナルな音を追求し、その場でしか生まれ得ない究極のサウンド体験。それがサウンドシステムにおける“Dub”である。
 今年10周年を迎えたダンスSteppars’ delightでおなじみScorcher Hi Fi (SHAKA D a.k.a. STICKO & COJIE of Mighty Crown)と、同じく東京ダブアタック・レジデントであるBim One Production + eastaudio SOUNDSYSTEMに加え、MCにJA-GE、そしてホーンセクションにORESKABANDからHAYAMIとADDが駆けつけ一同に介する。
 ピュアでタフ、そしてハートフルなスピーカーの鳴らし合い、日本におけるサウンドシステム・カルチャーの祭典。一度味わうと忘れられない超低音波動による強烈な“体感“と”体験“を約束しよう。

AMBIENT KYOTO 2023 - ele-king

 京都で開催中の展覧会「AMBIENT KYOTO 2023」が好評のようで、会期の延長がアナウンスされている。当初12月24日(日)までだったものが、12月31日(日)まで延長、これは年末を京都で過ごすのも手かもしれませんよ。
 また、今週末12月9日(土)にはなんと、BBCラジオにて「AMBIENT KYOTO」の特集番組が放送さされるという。コーネリアスおよびテリー・ライリーが選曲したプレイリストを中心に構成された内容になっているとのことです。

 https://www.bbc.co.uk/sounds/play/live:bbc_6music

 なお、以前お伝えしたコラボ・イベントの詳細も先日発表されています。
 ひとつは「ACTIONS in AMBIENT KYOTO」と題し、原摩利彦+中山晃子、古舘健+YPY、E.O.U.+Saeko EHARA、小松千倫+jvnpeyの計5組がパフォーマンスを披露する。
 もうひとつは「COLLABORAIONS : AMBIENT KYOTO × METRO」で、Phew+大友良英による特別なセット。
 ここへ来て勢いが増してきた「AMBIENT KYOTO 2023」──まだの方も、もう行ったよという方も、あらためて情報確認しておきましょう。

◆ACTIONS in Ambient Kyoto
日時:12月10日(日)18:00-
会場:京都新聞ビル地下1階(地下鉄丸太町駅すぐ)
出演:Marihiko HARA + Akiko NAKAYAMA、Ken FURUDATE + YPY、E.O.U. + Saeko EHARA、Kazumichi KOMATSU + jvnpey

https://interference-resonance.ekran.jp/

関連イベント PRE TALK - "MUSIC / SOUND / ART"
日程:2023年12月5日(火)19:30-
会場:京都 蔦屋書店 SHARE LOUNGE(京都髙島屋S.C.[T8]6階)
出演:古舘 健 / 日野浩志郎 / 小松千倫

関連イベント ACTIONS in AMBIENT KYOTO - AFTER PARTY
日程:2023年12月10日(日) 22:00-
会場:CLUB METRO(京阪神宮丸太町駅2番出口)
出演:Marihiko HARA / Ken FURUDATE / Ken'ichi Itoi / touzin

◆「COLLABORAIONS : AMBIENT KYOTO × METRO」
日時:2023年12月14日(木)19:00 開場 / 19:30 開演
会場:京都CLUB METRO
出演:Phew+大友良英
価格:前売メール予約 ¥3,500 ドリンク代別途 特典付、当日¥4,000 ドリンク代別途

https://www.metro.ne.jp/schedule/231214/
※AMBIENT KYOTOチケットご提示で前売料金でご入場頂けます。
※前売チケット購入、及び前売メール予約者特典として、展覧会『AMBIENT KYOTO』優待ディスカウント券(10%OFF)をプレゼントします。

明治から昭和30年代まで製造された日本のSPレコード(78rpm)
空前絶後のビジュアル本ついに発売!

明治時代の海外出張録音盤をはじめ、大正時代のはやり唄、昭和の流行歌やジャズソング、歴史的音源や演説などの特殊盤、更には「エロ歌謡」から「夜店レコード」と「へたジャズ!」まで、ぐらもくらぶでヒットしたアルバムカテゴリーを含むビジュアルでたどるレコードの歴史本。

レコードのデザインをテーマとし、歌謡曲レコードの鮮やかなレーベルと歌詞カードなど印刷物をカラー・ページで多数掲載。

お笑い芸人から映画俳優のレコード、2023年の朝ドラのモデルである服部良一や笠置シズ子、100年を迎える浅草オペラと忠犬ハチ公の肉声レコードなど、注目のラインナップ多数。

A5判464ページ(圧巻の2300枚のSP盤、カラー・ページ)

保利透(ほり・とおる)
1972年、千葉県生まれ。アーカイブ・プロデューサー、戦前レコード文化研究家、ぐらもくらぶ代表。過去と現代の対比を検証するというテーマのもと、戦前の音楽の素晴らしさと、録音による時代の変化をイベントやメディアを通じて伝えている。プロデュースしたSP復刻CDに『花子からおはなしのおくりもの』『踊れ!ブギウギ ~蔵出し戦後ジャズ歌謡1948-55』(ユニバーサル)、『日本の軍歌アーカイブス』『KING OF ONDO ~東京音頭でお国巡り~』『ザッツ・ニッポン・エンタテインメント・シリーズ』(ビクター)など多数。近年は戦前の録音風景を再現したCD『大土蔵録音2020』をリリースし、2021年度のミュージック・ペンクラブ音楽賞ポピュラー部門最優秀作品賞に輝いた。ラジオ出演にTBSラジオ『伊集院光とらじおと「アレコード」』など。

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Jim O'Rourke & Takuro Okada - ele-king

 師走。いよいよ年末年始が迫ってまいりました。年明け後最初の目玉となりそうな公演が決まっています。1月13日、ジム・オルークと岡田拓郎による2マン・ライヴ@渋谷WWWです。オルークはソロ・セット、岡田拓郎はマーティ・ホロベック、山本達久、森飛鳥、松丸契らとの「band set」として出演。いや、これは行かないわけにはいかんでしょう。チケットなど詳細は下記よりご確認ください。

音の探究者「ジム・オルーク」と「岡田拓郎 band set」による2マンライブが決定。

ジム・オルークはソロセット、岡田拓郎は”アンビエントブルース”を奏でるバンドセットで出演。

澄み渡り静けさをたたえる新年の東京、さまざまなプロジェクトで才気を発揮し
現代日本の音楽シーンの先鋭と深淵を拓く両者の音を堪能しに、お出かけください。

<公演概要>
タイトル:WWW presents dots "new year quiet"
日 程:2024年1月13日(土)
会 場:Shibuya WWW https://www-shibuya.jp/
出 演:
 ジム・オルーク / Jim O'Rourke
 岡田拓郎 band set (with マーティ・ホロベック、山本達久、森飛鳥、松丸契)
時 間:open 17:00 / start 18:00
料 金:前売 ¥4,000(税込 / ドリンク代別 / 全自由)
チケット:
一般発売:12月1日(金)19:00-
e+:https://eplus.jp/jim-orourke-okadatakuro/
Zaiko:https://wwwwwwx.zaiko.io/e/dots-newyearquiet
問い合せ:WWW 03-5458-7685

公演詳細ページ:https://www-shibuya.jp/schedule/017337.php


ジム・オルーク / Jim O'Rourke
1969年シカゴ生まれ。Gastr Del SolやLoose Furなどのプロジェクトに参加。一方で、小杉武久と共に MerceCunningham舞踏団の音楽を担当、Tony Conrad、Arnold Dreyblatt、Christian Wolffなどの作曲家との仕事で現代音楽とポストロックの橋渡しをする。1997年超現代的アメリカーナの系譜から「Bad Timing」、1999年、フォークやミニマル音楽などをミックスしたソロ・アルバム「Eureka」を発表、大きく注目される。1999年から2005年にかけてSonic Youthのメンバー、音楽監督として活動し、広範な支持を得る。2004年、Wilcoの「A Ghost Is Born」のプロデューサーとしてグラミー賞を受賞。アメリカ音楽シーンを代表するクリエーターとして高く評価され、近年は日本に活動拠点を置く。日本ではくるり、カヒミ・カリィ、石橋英子、前野健太など多数をプロデュース。武満徹作品「コロナ東京リアリゼーション」など現代音楽に至る多彩な作品をリリースしている。映像作家とのコラボレーションとしてWerner Herzog、Olivier Assayas、青山真治、若松考二などの監督作品のサウンドトラックを担当。


岡田拓郎
1991年生まれ。音楽家。2012年にバンド「森は生きている」を結成。『グッド・ナイト』をリリース。2015年のバンド解散後は、シンガー・ソングライターとしての活動、環境音楽の制作、即興演奏、他のミュージシャンのプロデュースやエンジニア、演奏者として数多くの作品やライブにも参加している。ギター、ペダルスティール、シンセなどの楽器を演奏する。2022年8月にアルバム『Betsu No Jikan』をリリース。

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