「TT」と一致するもの

DJRUM - SUSTAIN-RELEASE x PACIFIC MODE - ele-king

 日中は新宿SPACEで雑食極まりない80分のDJセット。グルーヴを保ちつつ古今東西のレフトフィールドな作品を行き来する、という直近のムードを形にできた。明日への不安が強まったときの現場は気合が入る。出演を終え、渋谷のWOMBを目指す。今夜は〈SUSTAIN-RELEASE x PACIFIC MODE〉へ。

 説明不要かもしれないが、オーロラ・ハラル率いるUS最高峰のレイヴ・パーティと、日本人DJのHealthy氏による東京とNYを繋ぐパーティ・シリーズのコラボレーション。今回は、なんとプリオリ(Priori)のライヴセットとドラム(DjRUM、jは発音しないらしい)のDJセットを同時に招聘するという豪華な座組。真裏ではMIDNIGHT EASTにてObjekt×CCLの来日公演も開催中で、円安極まる世相はあれど東京のクラブ熱の高まりを感じる。WOMBに並ぶのもかなり久々のことだし、列を形成しているのがインバウンドだけというわけでもなく、少しはいい兆しもあるのかも。

 フロアにようやく入ると、4FオープナーのHue Rayが最後の曲をかけLil Mofo氏にパスを回すところだった。Hue RayというDJはE.O.UやVìs、Ryogoといった京都のクラブ・シーンと深い関わりを持つ新鋭で、現在は東京を拠点に活動。最近〈PACIFIC MODE〉に加入したようで、卓越したセンスをさらに開花させている。この4Fラウンジの構成が素晴らしく、Hue Ray / Lil Mofo / YELLOWHURU (FLATTOP)という、東京のアンダーグラウンド/ローカルに根ざした三者がロング・セットで空間に艶を与える内容。コラボレーション開催の意義深さを感じた。

 ふらっと訪れたわりに、とにかくさまざまな人に出会う。どちらかといえばプロパーなテクノの場であるにもかかわらず、日本のハイパーポップ・シーンに近しい若手や、K/A/T/O MASSACREを通じて知り合ったような人たちに。僕の主催する〈第四の道〉で長く一緒にやってきているDJ/プロデューサーのillequalTelematic Visionsとも合流。余談だが、〈Basic Channel〉に小学生の頃から親しんでいた2006年生まれのTelematic Visionsは、2月頭にようやく二十歳を迎え、こうしたパーティに堂々と入れるようになったばかり。乾杯できる日を5年以上待っていたぶん、ここで一緒に遊べるのは不思議な気持ち。

 それにしても、ここ数年で身の回りのモードが随分と変化していった。プロパーなクラブ・シーンにいる人たちからすれば、僕らのようなDJはあいかわらずよくわからないことをやっている傍流の存在に見えているのかもしれないけれど、いや、変わってきてますよ。少なくとも、少し前なら「プリオリ始まってる!」とメインフロアに駆け出していくような若者は、周りにはほとんどいなかったわけで。

 そんなプリオリのライヴ・セットを後半にかけて鑑賞。秩序と抑制を感じさせる深みのあるダブ・テクノ~ミニマル主体のサウンドに、ごくわずかな違和感を混入させていく重厚感あふれる内容だった。質実剛健、それでいてたおやかな姿勢は、作品とも同じ一貫性を感じさせる。

 その後、ドラムによる2時間のDJセットがスタート。昨年発表されたIDMとポスト・クラシカルが調和する名盤『Under Tangled Silence』の雰囲気を期待していた自分としては、ライヴを観てみたかったなあ、と発表時には思っていたものの、このDJセットが本当に圧巻だった。敷地内を徘徊する遊び方のほうが好きな自分は、2時間フルでメイン・フロアに釘付けにされること自体が久々で、あまり酒も飲まず最前列に押しかけ、熱狂しつつその手腕に舌を巻くばかりだった。

 「テクノ/ハウスの歴史とマナー」に沿ったこのパーティに奇襲をかけるように、まずはジャングルとIDMの嵐でフロアを圧倒。出音の迫力もすさまじい。そこからフェイントをかけるようにヤーマンなダブ、レフトフィールド・ベース、ポスト・ダブステップ、ゲットー・テック的エレクトロや怪しげなブート盤、マイクロ・ハウス、アシッド・テクノ、ブレイクコアなどを行ったり来たり。音像もBPMも目まぐるしく変動し続けるのに、謎の安定感が紙一重でグルーヴを支える。こうした綱渡り的なマルチ・ジャンルDJがいかに大変かは、雑食で目移りしやすい性分が選曲に直結している身として痛感していて、だからこそ目の前で展開されている営みがいかにとてつもないかがわかる。わかるからこそ、わからない。どうしてこんなDJができるんだろう、しかもあの作品を作れる人が……と、開いた口が塞がらない。

 ヴァイナル3台とは思えないほどビートマッチの精度・スピードも早く、リズムがブレそうになった途端にROLLエフェクトでデッキの役割をサンプラーに変換するなど、技術面だけを切り取っても一流そのもの。しかしながら、ドラムのDJセットの真価は選曲と展開のつくり方にあることが今回ハッキリとわかった。セレクターとして、もしかすると『Under Tangled Silence』の世界観よりも強い記名性を備えているのではないか。

 気づけば30分、60分、90分、と時間が溶ける。終盤、トラップのようにフットワークを一瞬聴かせる采配に、隣のillequalが見たことのない表情をしていた。最後のほうにマライア・キャリーの謎のエディットがかかり、その後R&Bなのか、トリップホップか、メロウな方面に着地。あれはいったいどういうレコードなんだろう? まだまだ全然音楽のことを知らないな……と最後まで打ちのめされっぱなしだった。テクノを求めるクラバーはマルチ・ジャンル極まる内容に引いていたかもしれないけれど、UKクラブ・カルチャーの懐の深さや多国籍的なセレクトに本当に感動した。すばらしいギグだった──人生最良とすら言えるほどの。

 ちなみに、ドラムのあとにはオーロラ・ハラルのロング・セットも控えていたのだけれど……彼のDJセットのあまりの内容に憔悴し、ふらふらと4Fラウンジへ移動。YELLOWHURU氏の陶酔感あふれる選曲に耳を傾けながらとりとめのない話に終始、映画館を出たあとに立ち寄る喫茶店のような過ごしかたでピークタイム後を棒に振ってしまった。ただ、ドラムによるフロアへのサジェストを引き継ぐことなく、ヌルっと四つ打ちにシフトして切り替わる流れには、目に見えない断絶を感じてしまい乗り切れず。プロパーなテクノの美学に100%乗り切れない自分の雑食さ、邪道さ、傍流趣味を改めて強く再確認。しかし誇らしい。「まあ、自分が好きなのはこれなんでね」という気持ちがコンプレックスや負い目なく自然と湧き上がるような、自由闊達な彼のDJセットに本当に勇気づけられた。がんばろう。

 夜明け前、Hue Rayたちに挨拶をしてWOMBを出ると、眼前には雪化粧の円山町が広がっていた。嘘みたいな静けさ。翌日の衆院選の暗澹たる結果を直視する前に、綺麗な景色を目に焼き付けて帰れたことがせめてもの救いか。忘れられない一夜となりました。

xiexie - ele-king

 xiexieを知らない人に紹介するのなら、まずアジアにおけるインディ・ロック・シーンの豊かな土壌について触れないわけにはいかない。

 台湾の落日飛車(Sunset Rollercoaster)、EVERFOR、打倒三明治(sandwich fail)などをはじめとして、東〜東南アジアの国と地域にはドリーム・ポップ、インディ・ポップ、AOR、チル、メロウ、浮遊感といった言葉で説明されるバンドが点在している。ここ10余年で顕在化した、非常に広い範囲に緩く共有されたひとつのシーンといえる。支配的というほどのシェアではないにせよ、アジアにはこうした音楽性のバンドを好意的に受け入れるマーケットが確かに存在しているのだ。

 2024年、台湾の野外フェスに出演したxiexieは、ネームヴァリューでも奇をてらったパフォーマンスでもなく、ただただ鳴らしている音楽のよさだけで存在を証明してみせた。
 ステージ間を移動中の観客たちが、立ち寄る予定のなかったステージの方角から漏れ聴こえるxiexieの演奏に足を止める。ひとりまたひとりと惹き寄せられ、xiexieは最終的に超満員の観客から喝采を浴びた。ロック・バンドのマジックを信じている人なら誰もが夢見る光景を実現させてしまったバンド、それがxiexieだ。

 その要因として、xiexieの淡く揺蕩うようなサウンドが、先述したいわゆる“ドリーミー”な音楽性を希求する土壌に“刺さった”ことが挙げられる。それは間違いないのだが、あくまで結果的に似たものを解釈しうるだけであって、彼らのオリジンはドリーム・ポップとは別のところにある。

 バンドの発起人である飛田興一は、xiexie結成当初のリファレンスとしてビッグ・シーフやリアル・エステートをはじめとした2010年代のUSインディを挙げている。
 それを踏まえてxiexieの音楽を聴けばぐっとピントが合うはずだ。ドリーム・ポップやAORからの影響よりも、まさしくビッグ・シーフやリアル・エステート由来のフォーキーなフレージングが土台に感じられるだろう。
 今回のリリースでもそうした部分は通底して感じられる。特に『ocean』のリフには当時のUSインディを想起させるノスタルジーや少しばかりの妖しさが匂い立つ。

 また、USインディ的な土台を包み込むようにかかった強めのリヴァーブがリファレンス2バンドとのわかりやすい相違点と言え、またこれこそが結果論として“ドリーミー”という見方に繋がったと推測できる。
 ただ、xiexieは“ドリーミー”をやろうとしてやっているわけではないのだ。どちらかといえばxiexieのリヴァーブは“サイケデリア”と形容すべき系譜のものでは、と思うところもある。
 今作でも1曲目の“sleeping in my car”から一貫してリヴァーブが前面に出ている。特にヴォーカルとギターへのかけ具合がちょうど同程度に感じられ、ひとかたまりの音像として向かってくる印象。リヴァーブは霧のようとかスモーキーとか喩えられることが多いが、今作の場合はしっかりと角が立つクリームのような厚みとふくよかさが感じられる。そうした音作りは、『zzz』というタイトル、ならびに「無意識をめぐるひとつの旅」という今作のテーマにぴったりだ。ボリュームのある羽毛布団に包まれて微睡むような充足感を想起させる。

 もうひとつ、xiexieの音楽性を形作る要素として見逃せない点がある。メンバーそれぞれがジャズ、ファンク、ボサノヴァ、アシッド・ジャズなど、横ノリの音楽を経てxiexieに参加している、その経歴だ。つまり“踊らせようと思えば踊らせられる”人たちなのだということ。
 飛田曰く自分にできるブラック・ミュージックはxiexieの前のバンドでやり尽くしたとのことだが、xiexieにもそうした“踊れる”フィーリングは着実に滲み出ている。
 今作で言えば“sleeping in my car”ではシェイカー(あるいはタンバリンか)、“ocean”のハンドパーカッションなど、横に揺れるリズムが強調されるトラックが印象的。
 発見だったのが、いわゆる“ダンス・ミュージック”ほどキレのいいリズムを聴かせるものではなく、ファジーに揺れる音像で自然と体を揺すらせるくらいの今作のような音楽のほうが、踊り慣れていないオーディエンスの多いこの国では結果的により“踊れる”のではないか、ということ。この点は、本人たちがかつてインタヴューで語った“USインディ的な音楽性は十分にオーヴァーグラウンドで通用するはずだ”という信念にも通ずる。xiexieの音楽はアジアの国と地域で支持されるにふさわしい価値を確かに持っているが、日本国内でこそより多くの大衆に評価される可能性を秘めている。

 ここ6〜7年の話だろうか、日本ではまだファンダムを確立しきっていなかったり、メジャーで活動した時期を経てインディーズに出戻ったり、なにせ現状あまり大きな箱で公演を打っていないバンドが、中国に招かれるとおよそShibuya WWW〜Zeppクラスの箱を回るツアーをソールドアウトにして帰ってくる、といった現象が起こっていた。過去形になったのはつい最近だ。高市首相の発言に端を発する日中間の緊張状態によって、こうした中国ツアーの動きはとんと鳴りを潜めてしまった。
 バンドにとって今後の活動を経験値の面でも金銭面でも下支えする貴重な機会が、社会情勢次第で突如として立ち消えてしまう。特に日本国外のアジアの国と地域で支持されているxiexieはこうした影響を大きく受ける可能性がある。そうした時節柄もあって、淡く揺蕩う『zzz』の音像を浴びながら、同じく淡く揺蕩う不確かな存在である現代のインディーズ音楽、またロック・バンドという文化そのものについて思いを馳せずにはいられなかった。音楽は、アートは、ぼうっとしているとある日突然もう二度と味わえなくなる。淡く揺蕩うものを味わうオーディエンスのひとりとして、その不確かさに誠実に向き合っていたいと思う。

Stones Taro - ele-king

 京都拠点のDJ/プロデューサー、Stones Taroが4曲入りの新作EP『Foglore#1』をセルフ・リリース。「Foglore」シリーズはLomaxと運営する自主レーベル〈NC4K〉とは別のプロジェクトとして始動したもので、「霧(Fog)」を想起させるサウンド・デザインと、「伝承・民話(Folklore)」のような時間軸を感じさせないアレンジを特徴とするそうだ。

 ダブ・テクノ、ダブステップ、ディープ・ハウスなど多様なダンス・ミュージックに精通するStones Taroは、DJとしても世界各国でたしかな評価を得ている。そんな彼が、現代的なプロダクションと古くから存在する音楽のような普遍性の両立を改めて志向する、という点も気になるところ。購入・視聴はBandcampにて。

Artist: Stones Taro
Title: Foglore#1
Label: Self-Released
Format: Digital / 12 inch
Release Date: 2026.2.20
Buy / Stream : https://stonestaro.bandcamp.com/album/foglore-1

Tracklist:

Stones Taro - Illegalized Dub
Stones Taro - New Mineral
Stones Taro - Obscured Breath
Stones Taro - Twist Thumb


Stones Taro Profile

京都在住のDJ/プロデューサー。

イギリスのScuffed Recordingsから EPを発表以降、Shall Not Fade、Hardline SoundsそしてFuture Classicなど世界各国の主要レーベルから次々と楽曲をリリース。ハウス、UKガラージ、ダブ、ブレイクビーツそしてジャングルの要素が絡み合うユニークな楽曲は世界中のDJ/リスナーを熱狂させている。

2024年からはイギリスRinse FMのマンスリーレジデントに就任。日本在住ながらUKダンスミュージックシーンの重要プロデューサー/DJとして扱われる稀有な存在である。

Star Festival、Rainbow Disco Club、FFKTそしてFuji Rockなどの国内主要フェスをはじめ、オランダ最高峰フェスティバルの一つDraaimolenや、幅広い層からの定評があるイギリスのWe Out Hereへも出演。ワールドツアーとしてアジア、ヨーロッパ、オーストラリアの各地を巡り、DJとしてもワールドワイドに高い評価を受けている。

京都在住のDJ/プロデューサーであるLomaxと、2017年より京都拠点のダンスミュージックレーベル「NC4K」の運営を開始。継続的なリリースとパーティ開催を重ね、国内外を繋ぐ重要レーベルとして注目を集める。

キングギドラ - ele-king

 Kダブシャイン、Zeebra、DJ OASISによる日本語ラップ界の伝説的グループ・キングギドラによるデビュー・アルバムの特別盤『空からの力:30周年記念エディション』のインストゥルメンタル・ヴァージョンが、LP盤で4月25日に発売決定。2枚組・完全限定プレスの特別仕様となる。30周年記念盤にはトム・コインの手によりアップデートされたリマスタリング・ヴァージョンとなっており、そのインスト盤はファン垂涎の内容といえるだろう。

 また、『空からの力』発表の翌年となる1996年にリリースされたEP『影』も、30周年を祝して初のアナログ化が決定。『空からの力:30周年記念エディション - Instrumental Versions』との同時発売となる。お見逃しなく。

Artist: キングギドラ
Title: 空からの力:30周年記念エディション - Instrumental Versions
Label: P-VINE, Inc.
Format: LP (2枚組仕様/完全限定プレス)
Release Date: 2026.4.25
Number:PLP-8327/8
Price: ¥6,600
Pre-Order: https://anywherestore.p-vine.jp/products/plp-8327-8

<Tracklist>

SIDE A
1. 未確認飛行物体接近中 (急接近 Mix) (Instrumental)
2. 見まわそう (Instrumental)
3. 大掃除 (Instrumental)
4. コードナンバー 0117 (Instrumental)

SIDE B
1. フリースタイル・ダンジョン (Instrumental)
2. 空からの力 Part.2 (Instrumental)
3. 星の死阻止 (Instrumental)

SIDE C
1. スタア誕生 (Instrumental)
2. 行方不明 (Instrumental)
3. 真実の弾丸 (Instrumental)

SIDE D
1. 空からの力 (Mind Funk Remix) (Instrumental)
2. 行方不明 (DJ Kensei's Smooth Mix) (Instrumental)
3. 真実の弾丸 (Flute Mix) (Instrumental)

Artist: キングギドラ
Title:
Label: P-VINE, Inc.
Format: LP (帯付き仕様/完全限定プレス)
Release Date: 2026.4.25
Number: PLP-8326
Price: ¥4,950
Pre-Order: https://anywherestore.p-vine.jp/products/PLP-8326

<Tracklist>

SIDE A
1. 行方不明 (DJ Kensei's Smooth Mix)
2. 重要参考人が見た犯行現場
3. 真実の弾丸 (Flute Mix)

SIDE B
1. 地獄絵図 (AOZの視点)
2. 空からの力 (Mind Funk Remix)

Fumitake Tamura - ele-king

 自主レーベル〈Tamura〉や坂本龍一による〈Commmons〉など複数のレーベルを通じて、ソロおよびコラボレーションによるアルバムやEPを多数リリースしている日本人プロデューサー・Fumitake Tamuraが最新アルバム『Mijin』を〈Leaving Records〉よりリリース。サム・ゲンデルとソウル・ウィリアムズを客演に招き、全曲の作詞・作曲・プロデュース・録音・ミックスを自身で手がけている。

 タイトルの「Mijin」は、日本語の「微塵 / みじん」を指すそうだ。最小限のピアノの和音から始まり、声やパーカッション、ローズウッドやシンセサイザーの断片、そしてジャズやソウルの痕跡を再構成するように作られたという、粒子のような音を集めた本作にふさわしいタイトルといえるだろう。

Artist: Fumitake Tamura
Title: Mijin
Label: Leaving
Format: LP / Digital / Stream
Release Date: 2026.4.10
Pre-Order: https://buntamura.bandcamp.com/album/mijin

Tracklist:

1. Interstice
2. Ostinato (feat. Sam Gendel)
3. Duration
4. Resonance (feat. Saul Williams)
5. Modulation
6. Reduction
7. Suspension
8. Particles
9. Offset
10. Oscillation
11. Resonance (Instrumental)


音は無音の 間 にたいして、表現上(この言葉はきわめて一般的な意味として受けとってほしい)の優位にたつものではない。
──武満徹『音、沈黙と測りあえるほどに』(新潮社、1971年)、196–197頁

アルバムのタイトル「微塵(Mijin)」は、非常に細かい粒を意味する日本語に由来しています。
“微塵な音”を集めていき、空間の中で響かせながら、それらのあいだに生じるわずかな動きを見つめていくと、やがて全体のバランスが形づくられていきます。
そういった関係性と、そこで生じる緊張のなかで「沈黙」と「音」が、どのような共鳴を起こすのかを探りました。
アルバムは、録音されたピアノの最小限の和音から始まり、断片的な声やパーカッション、Rhodesやシンセサイザー、そしてジャズやソウルの残響を再構築しながら展開していきます。
音は空気中に漂う粒のように存在し、それぞれがゆるやかに響き合いながら構成をつくっていきます。
その配置によって生まれる「間」や「沈黙」が、音と同じくらいの存在感をもって現れてくれることを願っています。
──Fumitake Tamura

Visible Cloaks - ele-king

 スペンサー・ドーランおよびライアン・カーライルから成るオレゴンはポートランドのデュオ、ヴィジブル・クロークス。彼らがひさびさのオリジナル・アルバムをリリースする。時代の流れを決定づけたともいえる前作『Reassemblage』が2017年だから、およそ9年ぶりのことだ(2019年には尾島由郎&柴野さつきとの共作もあり。彼らは今回の新作にもフィーチャーされている)。現在、モーション・グラフィックスが参加した先行シングルが公開中。アルバムの全貌を楽しみにしておこう。

Visible Cloaksがニュー・アルバム『Paradessence』をRVNG Intl.から5/22にリリース決定。Motion Graphicsをフィーチャーしたファースト・シングル「Disque」を公開。

Spencer DoranとRyan Carlileによるエレクトロニック・デュオ、Visible Cloaksがニュー・アルバム『Paradessence』をRVNG Intl.から5/22にリリースすることが決定。ファースト・シングルとして、Motion Graphicsをフィーチャーした「Disque」をMVと共に公開。

Visible Cloaksの3作目のフルアルバム『Paradessence』は、「出現」と「幻惑」をめぐる作品。全14曲は、うっすらと発光する夜の背景の上で、揺らぎ、うねり、きらめきながら移り変わっていく。そこは、自然界をまばらに、しかし極端にリアルに再現した表象によって形作られた、巨大な洞窟のような空間。アレンジは同時に壮大でありながら脆く、これまでの作品の反転であり総決算でもあり、そして彼らがこれまで作ってきた中でも最も冒険的なもののひとつでもある。

2014年にCloaksからVisible Cloaksへと変化して以来、Spencer DoranとRyan Carlileは、相反する概念の複雑なマトリクスを描き出してきた。オーガニックと人工、偶然と意図、本物と複製。2017年には、高い評価を受け、今やアイコニックとも言える2ndアルバム『Reassemblage』を発表。精緻に作り込まれたテクスチャー、開花し朽ちていくようなアレンジ、そして世界中の楽器が存在する想像上の世界を、豊潤に伝送する作品だった。続いて2019年には、アンビエントの先駆者Yoshio OjimaとSatsuki Shibanoとのコラボレーション・アルバム『serenitatem』をリリース。さらにこの2作の間に、Doranはグラミー賞にノミネートされたコンピレーション『Kankyō Ongaku: Japanese Ambient, Environmental & New Age Music 1980-1990』を編纂し、近年では瞑想的な探索ゲーム『SEASON: A letter to the future』のサウンドトラックも発表している。

新作タイトルは、作家Alex Shakarが「paradoxical(逆説的)」と「essence(本質)」を組み合わせた風刺的な造語から採られたもの。Visible Cloaksが抱え続けてきた相反概念を直接的に映し出している。消費財における「paradessence」とは、その欲望を生み出す「分裂した核(schismatic core)」のこと(Shakarの例では、コーヒーが“同時にリラックスさせ、かつ刺激もする”からこそ欲される、という具合)。『Paradessence』が見せる絶妙な均衡は、21世紀の生活が同じ緊張関係によって組み替えられていく中で、それらの要素をより切迫したものとして提示する。それは、変化し続ける形態によって、現在の「夢の現実」を抽象的に喚起するだけでなく、感情の襞まで繊細に織り込み、ときに恩寵の瞬間へと立ち上がる想像上の空間を築くエレクトロニック・ミュージックでもある。

『Paradessence』からの先行シングル「Disque」(Motion Graphics参加)は、次第に美しさを増していく一連の“吐息”のような作品。音の紡錘が枝分かれするように立ち上がり、広がりながらより多くの表面をつかみ取り、密度をわずかに増していく。上昇していく音やピアノのラインが、縫合の糸のように要所で曲をつなぎ合わせる。アレンジが静けさへと戻るたびに、それが再び立ち上がってくるのかどうかという緊張を感じる。やがて、それは立ち上がらない。残されるのは、長く細いリボンのように引き伸ばされたピアノの残滓だけ。

「Visible Cloaksとしての制作は、常に“トップダウン”よりも“ボトムアップ”だった」とDoranは言う。「完成した曲の明確なビジョンが最初からあって、それをスタジオでできるだけ忠実に実現しようとするのではなく、アイデアが立ち現れるための条件をいくつも設定する、という感じ。『Disque』のような曲は、そうした考え方を念頭に置いて構想する。長年の音楽実践の中で培ってきたさまざまな確率的(stochastic)手法を使い、最初のソースから段階的に抽象が展開していく連なりを作っていくんだ。」

「Disque」のビデオは、英国拠点のフォトグラメトリストGrade Eternaとの共同制作。ロンドンにある名もなき温室の「点群(point cloud)」を進み、歪ませ、ねじ曲げながら描かれる。3Dスキャンのツールで物理環境を空間上の点の地図へと変換し、それを使って空間の仮想モデルを生成。そのモデルをゲームエンジン内で可塑的(自在に変形可能)に扱っている。

今週Visible Cloaksは、「音・光・空間のための没入型キュレーション・プラットフォーム」を掲げるイベントシリーズ「Age of Reflections」の一環として、ポートランドとシアトルで2公演を行う。詳細は「Disque」ビデオのすぐ下に掲載されている。

Visible Cloaks new album “Paradessence” out on May 22, 2026.

Artist: Visible Cloaks
Title: Paradessence

Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Cat#: ARTPL-254
Format: CD / Digital
Release Date: 2026.05.22
Price(CD): 2,200 yen + tax

※CDボーナス・トラック1曲収録
※解説付き予定

『Paradessence』において沈黙は重要な登場人物。音を彫刻する行為の中に感じられるだけでなく、あらゆるものに及ぼす圧力、そしてそこから現れるものにおいても感じられる。グループは建築理論家Christopher Alexanderの「ポジティブ・スペース(positive space)」という概念に影響を受けた。物体そのものを構築するのと同じくらいの配慮を、物体の周囲にある“空白(void)”の形にも向けられる、という考え方だ。ここでは、音が自らの沈黙を伴って運ばれていく様子が聴こえる。存在と非存在のあいだを振動し、微生物のようにライフサイクルをたどっていく。

『Paradessence』を下支えする楽器群には共同体性がある。風が葉の群れの上を漂い、動きが消えたことで空気が見えるようになる時のように、それらは群れのように動く。複数の種が同じ曲の中で共存し、数分のあいだに、せり出し、引っ込み、変容していく。「環境として水平に機能する作品を作るのではなく」とDoranは言う。「空間の中で変化していく“生きた素材”として捉え、絶えず流動しているものとして概念化したかった。」曲の形式はアンビエンスから離れ、純粋な抽象へと舵を切る。ユートピアニズムが周縁に漂う。想像上の未来との関係は、ナイーブでも、シニカルでも、ノスタルジックでもない。

Visible Cloaksが時間をかけて築いてきた世界は、しばしばコラボレーターによって物質的なかたちを与えられてきた。『Paradessence』では、その馴染み深い顔ぶれが再び戻ってくる。Motion Graphics(Joe Williams)は「合成木管(synthetic woodwinds)」で登場し、アルバムの共同ミックスも担当。彼特有の艶やかな質感で輪郭を整えている。連結した2曲「Shapes」と「Thinking」は、環境音楽の革新者Yoshio OjimaとSatsuki Shibanoとともに制作された。彼らはデュオが参加した世代横断のFRKWYSコラボ『serenitatem』でも共作した相手だ。後者の「Thinking」では、Ojimaが書いたスポークン・テキストが用いられ、Shibanoが日本語で、そして作曲家で長年の友人でもあるFélicia Atkinsonがフランス語で朗読している。

Doranの「不確定(indeterminate)な室内楽」プロジェクトComponium Ensemble(自動演奏するソフトウェア楽器群)が、「System」の基盤を提供する。それはPessoa的な異名性(heteronymity)の瞬間でもある。さらにアルバムには、ルーマニア出身の作曲家・ヴァイオリニストIoana Șelaruも参加し、「Intarsia」で声と弦の演奏を提供している。Doranはこのコラボを「幻影的な存在感(illusionary presence)の練習」と呼び、「彼女の実際の楽器演奏と仮想楽器を並置し、合成ストリングスと現実に存在するストリングスの境界をぼかす」というアイデアから共同で発展させたと語る。

「Intarsia」におけるȘelaruの緊迫したパフォーマンスは、『Paradessence』のドラマティックな核をはっきりと示す。それは切迫した彫刻的な仕事であり、ひとつの楽器と人間の声が、合成的な成長の海によって変調されていく。Doranは「この現実と仮想のあいだの滑り(slippage)は、まったく別の何か、奇妙で言葉にしがたい何かを捉えている」と説明する。「それは、オンラインでも現実の生活でも、デジタル・モダニティの中で生きることに固有の要素なんだ。」

Track List:

1. Apsis
2. Skylight
3. Disque (ft. Motion Graphics)
4. Balloon
5. Slippage
6. Telescoping
7. Shapes (ft. Yoshio Ojima and Satsuki Shibano)
8. Thinking (ft. Félicia Atkinson, Yoshio Ojima and Satsuki Shibano)
9. Zinna
10. Swirl
11. Steel
12. Intarsia (ft. Ioana Șelaru)
13. Capgras
14. System (ft. Componium Ensemble)
15. Hycean (CD Bonus Track: not Japan-only)

Visible Cloaks are Ryan Carlile and Spencer Doran

Mixed by Joe Williams and Spencer Doran at Gary’s Electric Studio and Dream Box Office​, except “Skylight,” “Shapes,” “Thinking,” and “Intarsia,” mixed by Spencer Doran at Secret Society

Joe Williams – Virtual woodwinds on “Disque”
Oona Doran – Balloon on “Balloon”
Félicia Atkinson – Voice (French) on “Thinking”
Yoshio Ojima – Processing, lyrics and additional arrangements on “Shapes” and “Thinking”
Satisuki Shibano – Piano and voice (Japanese) on “Shapes” and “Thinking”
Ioana Șelaru – Violin and voice on “Intarsia”

Ultrasonic insect sounds on “Telescoping” recorded in Aulus-les-bains, France in 2023

Mastered by Heba Kadry (Brooklyn, NY)
Cut by Josh Bonati for Bonati Mastering (Brooklyn, NY)
Original artwork by David Lisser
Design by WWFG

Visible Cloaks‘s new single “Disque (ft. Motion Graphics)” out now

Artist: Visible Cloaks
Title: Disque (ft. Motion Graphics)
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Format: Digital Single
Buy / Listen: https://orcd.co/jbgxnr8

Visible Cloaks – Disque (ft. Motion Graphics) (Official Video)
YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=mzXMkCXfGoU

Directed by Grade Eterna and Spencer Doran
VFX and 3D Scanning by Grade Eterna

Visible Cloaks:

Visible Cloaksは、Spencer DoranとRyan Carlileによる米国ポートランド拠点のエレクトロニック・デュオ。プロジェクトは2010年にDoranのソロとして始動し、2014年にCarlileが合流してデュオとしてのVisible Cloaksへと発展した。セルフ・タイトルのデビュー作を経て、ニューヨークの名門RVNG Intl.へと契約。代表作『Reassemblage』は2017年2月にリリースされ、DoranとCarlileの共同プロデュースによって、ポストYMO以降の電子音楽的冒険に敬意を払いながらも、その系譜をなぞるのではなく別の方向へと踏み出した作品として位置づけられる。80年代半ばから90年代初頭にかけての日本やイタリアのエレクトロニック・ポップ/アンビエントが切り拓いた道筋から敢えて逸れ、合成的な“種”から育った樹木が深い音の樹冠をつくる森の中に、自分たちの陣地を築いていくような独自の音響世界を確立した。アルバム収録曲「Valve」にはdip in the poolの甲田益也子が参加し、「Terrazzo」にはMotion Graphicsが参加するなど、客演を含めて作品世界を拡張している点も特徴として刻まれている。サウンド面では、Doranが日本のニューエイジ/アンビエントや電子音楽への関心を背景に制作してきたことが各所で言及され、Yellow Magic Orchestraや坂本龍一の名が影響源として挙げられることもある。また制作プロセスについては、Doran本人がAbletonのインタビューで、システム的な発想にもとづくアプローチや音作りの方法論を語っている。2017年後半にはミニアルバム『Lex』を同年12月にリリースし、複数の方言やアクセントを連鎖させて翻訳ソフトに通すことで生成された“異星の言語”を音素材として取り込み、彫刻的なアレンジの網目に、意味へ回収されない静謐な発声を織り込んだコンセプト作品として提示した。ビジュアル面でも作品世界の統一が重視され、『Reassemblage』のアートワークや『Lex』期の短編映像でBrenna Murphyが関与している。さらに2019年には、尾島由郎と柴野さつきとの共作『serenitatem(FRKWYS Vol. 15)』を発表。初の日本ツアー終盤に両者と出会い、ヨーロッパ・ツアー中に録音した加工音のスケッチを尾島へ送り、加筆・編集された音を再び折り込みながらスタジオ・セッションへ持ち込むという往復運動の中で制作が進められた。そこで生まれた作品は、人間と機械の境界が縫い目としてほとんど見えないほど滑らかに結合されつつも、その気配が至るところで示唆される鋭利なレコードとして結実している。Visible Cloaksは、特定地域の音楽史、とりわけ日本の環境音楽/シンセサイザー音楽への参照を、単なる引用ではなく制作手法そのものの設計へと転換し、翻訳・変換・生成といった方法論を軸に、アルバムごとにコンセプトを更新しながら、RVNGを軸に音と視覚、コラボレーションを統合した作品群を展開してきた。

SUGAI KEN - ele-king

 この正月にはWWW Xで「寝正月」パフォーマンスを披露し一部オーディエンスを驚嘆させたというスガイ・ケン。現在はヤン・イェリニクとのコラボレーション作業を継続している彼だが(https://www.instagram.com/p/DSU-Sz1E0qq/)、この3月前半、ヨーロッパをめぐるツアーが決定している。今回めぐるのはチューリッヒ、プラハ、イスタンブール、ローマ、アントワープの5都市。この経験が将来の作品にどのようにフィードバックされるのか。今後の動向に注目です。

https://www.instagram.com/sugaiken_/p/DUyUK_tE8Mk/

7/3/26 MigrArt (Zurich, CH) https://www.migrart.ch/
9/3/26 Punctum (Prague, CZ) https://punctum.cz/
11/3/26 BiNA (Istanbul, TR) ※Organisation by Bant Mag. https://www.instagram.com/bina.moda/ ( https://eng.bantmag.com/ )
12/3/26 Trenta Formiche (Rome, IT) https://www.30formiche.it/
14/3/26 Kraak Festival (Antwerp, BE) https://www.hetbos.be/programma/evenement/2026-03-14-kraak-festival

HELP(2) - ele-king

 1995年にブライアン・イーノ主導のもと誕生することとなった『Help』は、ボスニア戦争に巻きこまれた子どもたちを支援するためのチャリティ・アルバムだった。それから30年。どうやら人類はより悪い方向へと進んでいるようで、戦争の影響を受けている子どもたちの割合は当時の倍になっているという。かくしてここに『Help(2)』が誕生することとなった。
 当時も参加していたデーモン・アルバーンやグレアム・コクソン、あるいはジョニー・マー、デペッシュ・モードパルプベス・ギボンズベックといったヴェテランたちから、ヤング・ファーザーズキング・クルールエズラ・コレクティヴら2010年代のポップ・ミュージックを牽引してきた面々、さらにはブラック・カントリー・ニュー・ロードビッグ・シーフにと、そうそうたる面々が集結している。収益はすべて War Child UK に寄付されるとのこと。

HELP(2)
世界中の紛争で影響を受ける子どもたちへ
錚々たるアーティストが集結したチャリティ・アルバムが誕生

3月6日(金)のアルバム『HELP(2)』発売に先駆けて
デーモン・アルバーン x グリアン・チャッテン x ケイ・テンペスト
豪華コラボレーションが生んだ 2ndシングル「Flags」がリリース!



photo by Adama Jalloh

本作チャリティ・アルバム発表と同時に大きな反響を生んだ、アークティック・モンキーズによる約4年ぶりの新曲となった先行シングル「Opening Night」の余韻の中、アルバム『HELP(2)』発売に先駆けた 2ndシングルとなる「Flags」がヴィジュアライザーと共に公開された。本曲はアルバムに収録される楽曲の中でも特に象徴的なコラボレーション作品であり、デーモン・アルバーン(Blur/Gorillaz)、グリアン・チャッテン(Fontaines D.C.)、ケイ・テンペストによって制作されている。

本楽曲は内なる強さと他者との連帯の中で見出される “レジリエンス” を象徴した、力強いメッセージを放っている。印象的なピアノのモチーフに導かれながら、豪華なアーティスト陣が集結。ジョニー・マー、デイヴ・オクム(The Invisible)、エイドリアン・アトリー(Portishead)、セイ・アデレカン(Gorillaz)、フェミ・コレオソ(Ezra Collective)、そして43人編成の児童合唱団が本曲に参加している。

さらに、もうひとつの豪華オールスターによるコーラスが加わり、楽曲にさらなる厚みと広がりをもたらしている。 そのメンバーには、ジョニー・マーをはじめ、ジャーヴィス・コッカー(Pulp)、カール・バラー(The Libertines)、デクラン・マッケンナ、マリカ・ハックマン、ローザ・ウォルトン(Let’s Eat Grandma)、ナディア・カデックらに加え、イングリッシュ・ティーチャーとブラック・カントリー・ニュー・ロードがバンドとして名を連ねている。

Damon Albarn, Grian Chatten & Kae Tempest - Flags (Visualiser)
試聴リンク >>> https://warchildrecs.ffm.to/flags
YouTube >>> https://www.youtube.com/watch?v=EUdF5cPF8mk

『HELP(2)』は、1995年の記念碑的作品『HELP』に着想を得た新たなコラボレーション・アルバムであり、世界中の紛争の影響を受けた子どもたちへ緊急支援、教育、専門的なメンタルヘルス支援、保護を提供する団体であるWar Childの重要な活動を支援するため、国境を越えて音楽愛好家を巻き込むことを目的としている。この新作アルバム『HELP(2)』もまた、今日の世界的な人道状況の緊急性を訴えかけている。

2025年11月の驚異的で濃密な1週間を中心に、著名プロデューサーのジェームス・フォード指揮のもとレコーディングされた本作は、オリジナル作品と同様にAbbey Road Studiosでの即興的なレコーディング・プロセスと共に多くのコラボレーションが実現した。

参加アーティスト(アルファベット順)
アンナ・カルヴィ (Anna Calvi)
アークティック・モンキーズ (Arctic Monkeys)
アーロ・パークス (Arlo Parks)
アルージ・アフタブ (Arooj Aftab)
バット・フォー・ラッシーズ (Bat for Lashes)
ビーバドゥービー (Beabadoobee)
ベック (Beck)
ベス・ギボンズ (Beth Gibbons)
ビッグ・シーフ (Big Thief)
ブラック・カントリー・ニュー・ロード (Black Country, New Road)
キャメロン・ウィンター (Cameron Winter)
デーモン・アルバーン (Damon Albarn)
デペッシュ・モード (Depeche Mode)
ダヴ・エリス (Dave Ellis)
エリー・ロウゼル (Ellie Rowsell)
イングリッシュ・ティーチャー (English Teacher)
エズラ・コレクティヴ (Ezra Collective)
フォールズ (Foals)
フォンテインズ D.C. (Fontaines D.C.)
グレアム・コクソン (Graham Coxon)
グリーンティー・ペン (Greentea Peng)
グリアン・チャッテン (Grian Chatten)
ケイ・テンペスト (Kae Tempest)
キング・クルール (King Krule)
ニルファー・ヤンヤ (Nilufer Yanya)
オリヴィア・ロドリゴ (Olivia Rodrigo)
パルプ (Pulp)
サンファ (Sampha)
ザ・ラスト・ディナー・パーティー (The Last Dinner Party)
ウェット・レッグ (Wet Leg)
ヤング・ファーザーズ (Young Fathers)

ブライアン・イーノ主導のもと、1995年にたった1日で録音されたオリジナル・アルバム『HELP』は120万ポンド以上を調達し、ボスニア紛争に巻き込まれた数千人の子どもたちへの緊急支援を可能にした。 ところが、紛争の影響を受けていた子どもが世界全体の約10%だった『HELP』のリリース当時から現在までにその割合はほぼ倍増し、約5人に1人の子ども(実に5億2,000万人)が紛争の影響下に置かれている。これは第二次世界大戦以降、かつてない規模であり、紛争が激化し資金削減の影響も深刻化するなかで、War Childの活動もこれまで以上に切迫している。オリジナル・アルバムが体現していた「集団的行動」の精神が現代のアーティストたちへ引き継がれる必要性が、極めて重要な意味を持つ。

どんな子どもも、戦争の一部であってはならない。決して。

War Child によるチャリティ・アルバム『HELP(2)』は、2CD、2LP、デジタル/ストリーミングで2026年3月6日(金)に世界同時リリース。国内流通盤2CDには解説書が付属する。なお、本アルバムの収益はすべて War Child UK に寄付され、世界中の紛争地域で暮らす子どもたちの保護、教育、そして権利を守る活動に充てられる。

label : War Child Records / Beat Records
artist : V.A.
title : HELP(2)
release date: 2026.03.06
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=15604

・国内流通仕様盤2CD(解説書封入)
・輸入盤2CD
・輸入盤2LP

Tracklist
1. アークティック・モンキーズ - 「Opening Night」
2. デーモン・アルバーン、グリアン・チャッテン&ケイ・テンペスト - 「Flags」
3. ブラック・カントリー・ニュー・ロード - 「Strangers」
4. ザ・ラスト・ディナー・パーティー - 「Let’s Do It Again!」
5. ベス・ギボンズ - 「Sunday Morning」
6. アルージ・アフタブ&ベック - 「Lilac Wine」
7. キング・クルール - 「The 343 Loop」
8. デペッシュ・モード - 「Universal Soldier」
9. エズラ・コレクティヴ&グリーンティー・ペン - 「Helicopters」
10. アーロ・パークス - 「Nothing I Could Hide」
11. イングリッシュ・ティーチャー&グレアム・コクソン - 「Parasite」
12. ビーバドゥービー - 「Say Yes」
13. ビッグ・シーフ - 「Relive, Redie」
14. フォンテインズ D.C. - 「Black Boys on Mopeds」
15. キャメロン・ウィンター - 「Warning」
16. ヤング・ファーザーズ - 「Don’t Fight the Young」
17. パルプ - 「Begging for Change」
18. サンファ - 「Naboo」
19. ウェット・レッグ - 「Obvious」
20. フォールズ - 「When the War Is Finally Done」
21. バット・フォー・ラッシーズ - 「Carried My Girl」
22. アンナ・カルヴィ、エリー・ロウゼル、ニルファー・ヤンヤ&ダヴ・エリス -「Sunday Light」
23. オリヴィア・ロドリゴ - 「The Book of Love」

輸入盤2CD

輸入盤2LP

War Child UKについて
5つの資金調達拠点と14のプログラム・オフィスから成るグローバルな財団、War Child Allianceの一員であるWar Child UKは、戦争の影響を受けるすべての子どもに安全な未来を届けるという、ただひとつの目標のもとに活動している。War Childはパートナー団体とともに、アフリカ、アジア、中東、ラテンアメリカを含む世界14か国で、欠かすことのできない支援活動を展開し、30年にわたる経験と実証済みの手法を活かし、紛争から可能な限り迅速に子どもたちへ支援を届け、メディアの注目が去ったあとも長く寄り添いながら、回復までを支え続けている。

MEITEI - ele-king

 4月に最新作『瑪瑙(めのう)』のリリースを控える音楽家・冥丁が、アルバムより先行シングル“新花魁”をリリース。6年の月日をかけて研ぎ澄まされた2020年作「花魁Ⅰ」を下地とする楽曲だという。戸谷光一によるミュージック・ヴィデオも公開中。

 「失われつつある日本の雰囲気」をテーマに活動を続け、昨年には新たなシリーズ「失日本百景」をスタート。温泉をモチーフにしたアンビエント作品『泉涌(せんにゅう)』を発表するなど、その独自の世界観の行く末が気になるところ。つぎは、いったいどんな「失日本」を表現するのだろうか。

Artist: 冥丁
Title: 新花魁
Label: KITCHEN. LABE
Format: Single / Digital
Catalog:: KI-050S1
Release Date: 2026.2.6
Buy / Stream : https://www.inpartmaint.com/site/42429/
https://kitchenlabel.lnk.to/52P3moDM


4月17日発売予定の冥丁のニューアルバム『瑪瑙』(めのう)より、先行シングル「新花魁」(しんおいらん)が2月6日にデジタル配信にてリリースされる。三部作『古風』に通底する哀愁と、その先に切り開かれた影。本作「新花魁」は、冥丁がこれまで継続して取り組んできた主題“失日本”が、時を経てひとつの像を結ぶ楽曲である。

古風編初作に収録された「花魁Ⅰ」(2020年作)を原型とし、公演を重ねる中、舞台上で何度も披露され、磨き上げられてきた本楽曲は、五年を経て「新花魁」という名を持つに至った。この楽曲を通じて、歴史上で語られる花魁という存在の先に表現されたのは、「私」と「非私」との、そして冥丁自身が現代で見た日本の自然美の連なりと、麗しくも咲き誇る鮮烈な哀愁である。

朽ちゆく質感の層を漂う遠い声、古楽器の音を使いながらも伝統的手法とは異なる独自のパーカッシブなリズム、そして現れては消えていく旋律の連なり。それらは明確な物語を語ることなく、リスナーの感覚に直感的に触れてくる。

アルバム『瑪瑙』の序章として位置づけられる「新花魁」は、実直で創造的な営みを止めることなく仕上げられた一曲である。ここにあるのは、再構築された歴史ではなく、自明でありながら幽美な印象として漂う日本の姿“失日本”であり、日本的な感性と現代的な表現が織り成す新たな輪郭である。

ミュージックビデオ「新花魁」(映像:戸谷光一)も同日公開される。本作のミュージックビデオやアーティスト写真に映し出された、冬の日本海や、孤高の断崖に舞い散る霰、波飛沫などの情景は、冥丁自身が10年間にわたり広島で過ごした日々の葛藤と、自身の創造する音と孤独に向き合った有様を象徴している。

【冥丁(めいてい) プロフィール】

冥丁は、“自明でありながらも幽微な存在として漂う日本”(誰もが感じる言葉では言い表せない繊細な日本)の印象を「失日本」と名付け、日本を主題とした独自の音楽表現を展開する、広島 尾道出身・京都在住のアーティストである。現代的なサウンドテクニックと日本古来の印象を融合させた、私的でコンセプチュアルな音楽表現を特徴とする。『怪談』『小町』『古風(Part I, II, III)』からなる三部作シリーズを発表し、その独自性は国際的に高く評価されている。TheWireやPitchforkなどの海外主要音楽メディアからも注目を集め、冥丁は近年のエレクトロニック・ミュージックにおける特異な存在として確立された。音楽作品の発表だけにとどまらず、国際的ブランドや文化的プロジェクトのための楽曲制作に加え、国内外における公演活動や音楽フェスティバルへの出演、ヨーロッパやアジアでのツアーを通じて活動の幅を広げてきた。さらに近年は、寺院や文化財、歴史的建造物といった空間での単独公演へと表現の場を拡げ、日本的感性と現代的表現の新時代を見いだし続けている。

heykazma - ele-king

 ミレニアル世代、Z世代が音楽文化を一変させていったのがここ十数年のこと。次はいよいよ、10年代生まれのアルファ世代が華々しいデビューを飾る時代を迎えたようだ。

 ele-kingでもレギュラー・コラム(https://www.ele-king.net/columns/regulars/heykazma/)を連載中の2010年生まれ、アルファ世代の新星DJ・ヘイカズマがデビューEP『15』を〈U/M/A/A〉からリリース。以下、作品詳細と、北村蕗、食品まつり、山辺圭司(LOS APSON?)などによる関係者コメント。期待の新星の今後に注目だ。

Artist: heykazma
Title: 15
Label: U/M/A/A
Format: Digital
Release Date: 2026.2.2
Buy / Stream : https://lnk.to/heykazma_15

Tracklist:
1. 15
2. Pre Pariiiiiiiiiiiiiiin
3. Pariiiiiiiiiiiiiiin
4. Cat Power
5. Acid Noise

Credit:
Maiya Toyama(illiomote) - Bass(Track 1)
Case Wang - Mix&Mastering
ALi(anttkc)- MV Director
Yuki Kawamura - Produce

写真:飯田エリカ
デザイン:Manami Masuda
hair&make:hitomi andoh
Costume cooperation:miku moritake, Chiiika., chichiiiiichichi, ALIGHT
from 「Eternal Girl Meets Mermaid」


「heykazmaと書いて未来と読む」

3歳で音楽やカルチャーに開眼、幼少期より自発的に親同伴のもと震災や風営法摘発以降に増加した未成年入場可のデイイベントやパーティに通い詰め、15歳で音楽系の高校入学と共に仙台から上京。その後は学業の傍ら、都内を中心に東北各地や北海道までジャンルの枠を飛び越えて、カルチャー愛に溢れる現場でのDJを展開!エレクトロニックミュージックの中でもテクノを中心に、ノイズからフットワークまでをミックスアップする自由な感性と、類まれなファッションセンスが、既に各地のリスナーや関係者の間で話題を呼んでいる。

2026年2月に16歳の誕生日を迎えるZ世代の次「アルファ世代の新星DJ」が、満を持して5曲入りデビューEPを配信リリース。エクスペリメンタルからジュークまで豊富な音楽経験値を活かした一筋縄ではいかないオリジナルのダンスミュージック!自身によるポエムコアやラップをフィーチャーした新しい世代の幕開けを宣言するかのような「15」に始まり、DTMを覚えたての中学生の頃に作った楽曲を再構築した「Cat Power」では幼少期より共に育った愛猫への想いをビートに乗せて。アーティストのシシヤマザキのお絵かき教室に参加していた経緯から、アトリエを訪ねる際に立ち寄った益子焼の工房での皿が割れる音の鮮やかさに着眼し、15年間の思い出が弾ける瞬間の音に準えた「Pariiiiiiiiiiiiiiin」、目を瞑って聴けばドープすぎて作者の年齢とか関係なくなるほどに衝撃的なノイズトラック「Acid Noise」など、未来への希望とディストピアの存在が混在する2025年らしい作品に仕上がっている。

タイトルの「15 EP」とは、heykazma自身が育ってきた15年を総括した音楽たちを此処に刻むという意味を込めて付けられた。すべてのトラックは自身で作成し、ミックスはレーベルメイトであるWang OneのCase Wang氏が担当。荒削りながらも確固たる生命力を感じる作品たちは、先ず先入観を取っ払って一聴をおすすめする。

コメント:

EPリリースおめでとう!!
DJ、パーティーオーガナイザー、コラムニストなど、様々な視点からカルチャーを俯瞰している。その中で自由な泳ぎ方を見せている。決して誰かを強制したり、価値観を押しつけているわけではなく、私はあくまでこうあり続けるという一つの個として音楽を表現しているように感じる。その異色でありながら、色彩を選び抜く力というものは、オーガナイザーとしても培った、出会うことを知らない引力を、引き合わせる力を持ち合わせているからこそ生まれてくるものだと思う。 これからまだ見ぬ化学反応を起こしてくれることでしょう。
それを目撃し続けたいです。(北村蕗)
ビートのバリエーションの豊富さ、サウンドもトライバル感ありつつ、フィールドレコーディング的なサウンドも織り交ぜて音響的にもめちゃくちゃヤバいepです (食品まつり a.k.a FOODMAN)
ここにエレクトロニック・ミュージック界の新星、耳を澄ませ! (野田努 / ele-king 編集長)
最初の輝きはいつまでも色あせない――期待の原石がついに転がりはじめた (小林拓音 / ele-king 編集部)
衝撃の15歳!!! 1st EPリリースおめでとうございます!!!
この年齢で、ここまで自分の世界観と音を持っているなんて、可能性しか感じません!!!
これからどんな景色を見せてくれるのか、どんな進化をしていくのか、今から楽しみすぎます!!!
心からのリスペクトと応援を込めて。🔥🎶
(もりたみどり / WAIFU)
ついにこの時が来た!!!hey様の、踊りながら飛び出してくるような立体的な躍動エネルギーを、世界が、浴びたがっている!!!!
(ShiShi Yamazaki)
高円寺のあれこれレコードショップLOS APSON?周辺にて勃興するイベント、DDMメンバーとしても登場してもらっている高一エクスペリメンタル妖怪系クリエイター!?heykazmaが、新しいEPをリリースするというので聴いてみたっ!!! 現代のテンポ感で刻まれる鳴りの良いフレッシュダンサブルサウンドと、ライトなコラージュ感覚で、ポジティブなバイブスを無限に放っています!
(山辺圭司 / LOS APSON?)
heyちゃんの楽曲でベースを弾きました!
オファーをもらった時にえ、ベース!?
となったんですがheykazmaの頼み断るわけがない!みんなを新しい世界に引き込んでしまうようなheyちゃんにいつもパワーをもらっているし、こうした形で大きなスタートに関われて嬉しいです。ありがとう。
未来でしかない!EPリリース本当におめでとう。
(Maiya Toyama / illiomote)
素晴らしいスタートライン!ポップなフットワークビートも、エクスペリメンタルなノイズも、heykazmaの血肉となって通過した痕跡を残し、めちゃくちゃエネルギッシュ!heykazmaが本格的にプロデューサーとして活動を始めたことは、これからのテクノの希望でしかない˚. ✦
(壱タカシ )
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