「W K」と一致するもの

Polygon Window - ele-king

 こいつはめでたい。1993年頭、エイフェックス・ツインがポリゴン・ウィンドウ名義で放った『Surfing On Sine Wave』、AIシリーズ初のアーティスト・アルバムであり、のちの『SAW2』への導線となった “Quino - Phec” を含むこの名作が、12月4日にリイシューされる。
 リチャード・D・ジェイムス本人が監修しているそうで、かつて一度2000年にリイシューされたとき(日本盤は未発売)にボーナストラックとして追加された “Portreath Harbour” と “Redruth School” の2曲はもちろんのこと、シングル盤「Quoth」に収められていた “Iketa”、“Quoth (Wooden Thump Mix)”、“Bike Pump Meets Bucket” の3曲も加えた計14曲、ポリゴン・ウィンドウ名義のトラックを網羅した「完全版」となっている。今回初めて聴くという方も、もう何度も聴いてきたというヴェテラン・リスナーも要チェックです。

POLYGON WINDOW
エイフェックス・ツインが初めて〈WARP〉からリリースした名盤中の名盤
ポリゴン・ウィンドウ名義でリリースされた全楽曲を収録!
その後のエレクトロニック・ミュージックの方向性を大きく変えた伝説のアルバム『Surfing On Sine Wave』が完全版としてリイシュー決定!
オウテカとワンオートリックス・ポイント・ネヴァーの新作リリースも控え〈WARP RECORDS〉キャンペーンの開催も決定!

エイフェックス・ツインことリチャード・D・ジェイムス。若くして「テクノモーツァルト」の称号を得たエレクトロニック・ミュージック界の最高峰であり、誰もが認める〈WARP RECORDS〉の看板アーティストである彼が、初めて〈WARP〉からリリースしたアルバムは、エイフェックス・ツインではなく、ポリゴン・ウィンドウ名義で発表された『Surfing On Sine Waves』だった。当時22歳だったリチャード・D・ジェイムスによって世に送り出され、その後のエレクトロニック・ミュージックの方向性を大きく変えた伝説のアルバムが、オリジナル盤の9曲はもちろん、リチャードがポリゴン・ウィンドウ名義でリリースした全14曲を収録した完全版としてリイシュー決定!

商品詳細はコチラ
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11467

〈WARP〉が1992年にリリースした革新的コンピレーション『Artificial Intelligence』の1曲目に収録されたリチャード・D・ジェイムスによる楽曲こそ “Polygon Window” だった(ただし同作における名義は The Dice Man)。その年の冬にエイフェックス・ツインの『Selected Ambient Works 85-92』がレコード店に並ぶ。それに続くように、年明けの1993年1月に本作『Surfing On Sine Waves』がポリゴン・ウィンドウ名義でリリースされている。アートワークにも、〈WARP〉が本作を『Artificial Intelligence』シリーズの第二弾として位置付けていることが明記されており、〈WARP〉がポスト・レイヴの新たなムーヴメントとして掲げた「エレクトロニック・リスニング・ミュージック」というコンセプトを最初に体現したアーティスト作品の一つであり、その魅力のすべてが詰まっていると言っても過言ではない名盤中の名盤。

『Artificial Intelligence』と同じく、本作においてもオープナーを務める “Polygon Window” には、まさに「エレクトロニック・リスニング・ミュージック」の醍醐味と特徴が集約されている。「学生時代に工事現場でバイトしたときの騒音がインスピレーションだ」とリチャードが語るのは、シングルカットされた “Quoth”。そして『Selected Ambient Works 85-92』の発展型、もしくは『Selected Ambient Works Volume II』への布石とも言える名曲 “Quino – Phec”など、若き日のリチャード・D・ジェイムスがその才能を見せつけたタイムレスな名曲たち。そして本作には、リチャード本人監修のもと、シングル盤「Quoth」からアルバムには未収録だった2曲(“Bike Pump Meets Bucket” と “Iketa”)と “Quoth (Wooden Thump Mix)”、2001年にホワイトレーベル盤でリリースされた当時未発表だった2曲 “Portreath Harbour” と “Redruth Schoo” がすべて収録されている。

リチャード・D・ジェイムスが初めて〈WARP〉からリリースした名盤『Surfing On Sine Waves』は、ボーナストラックと解説書付きで12月4日リリース! 盟友デザイナーズ・リパブリックがアートワークを手掛けた本作が紙ジャケット仕様でCDリリースされるのは、今回が初めてとなる。

なお、今回の『Surfing On Sine Waves [完全版]』発売決定のニュースに合わせて、オウテカ、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーという超強力アーティストの新作が続く〈WARP RECORDS〉のキャンペーンの開催も決定! 対象商品3枚以上購入して応募すると、オリジナル卓上カレンダーが必ずもらえる!

対象商品には、ポリゴン・ウィンドウ『Surfing On Sine Waves [完全版]』の他、エイフェックス・ツインと同じく、『Artificial Intelligence』に楽曲が収録され、記念すべきデビュー・アルバム『Incunabula』自体も『Artificial Intelligence』シリーズの一環として位置付けられているオウテカの最新作『SIGN』(10月16日発売)、今やメインストリームにもその名を轟かせるプロデューサーでありながら、イーノ、エイフェックス・ツインらとも感覚を共有し、〈WARP RECORDS〉のアート性や実験性を継承しているワンオートリックス・ポイント・ネヴァーの最新作『Magic Oneohtrix Point Never』(10月30日)の3作を中心に、現在好評発売中のスクエアプッシャー『Be Up A Hello』と『Lamental EP』、イヴ・トゥモア『Heaven To A Tortured Mind』、ロレンツォ・センニ『Scacco Matto』、ダークスター『Civic Jams』の国内盤が加わる。また各新作タイトルの国内盤CDの初回生産分には、それぞれデザインの異なる〈WARP〉ステッカーが封入される。

WARP RECORDS CAMPAIGN 2020

開催期間:2020年10月16日(金曜)~2021年2月末日

特典ステッカー

ステッカー対象商品
10月16日発売:Autechre - SIGN *国内盤
10月30日発売:Oneohtrix Point Never - Magic Oneohtrix Point Never *国内盤
12月4日発売:Polygon Window - Surfing On Sine Waves [完全版] *国内盤
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特典卓上カレンダー

卓上カレンダー対象商品
発売中:Squarepusher - Be Up A Hello *国内盤
発売中:Squarepusher - Lamental EP *国内盤
発売中:Yves Tumor - Heaven To A Tortured Mind *国内盤
発売中:Lorenzo Senni - Scacco Matto *国内盤
発売中:Darkstar - Civic Jams *国内盤
10月16日発売:Autechre - SIGN *全形態(デジタルは対象外)
10月30日発売:Oneohtrix Point Never - Magic Oneohtrix Point Never *全形態(デジタルは対象外)
12月4日発売:Polygon Window - Surfing On Sine Waves [完全版] *国内盤
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応募〆切
2021年2月消印有効

キャンペーン応募券

応募方法
対象商品に貼付された応募券を集めて、必要事項をご記入の上、官製ハガキにて応募〆切日までにご応募ください。

キャンペーン詳細はこちら↓
https://www.beatink.com/user_data/warp2020.php

Charles Webster × Burial - ele-king

 90年代後半、UKディープ・ハウス・シーンのキイパースンとして活躍したチャールズ・ウェブスターが、2001年の『Born On The 24th Of July』以来じつに19年ぶりとなる新作『Decision Time』を送り出す。
 アルバムには(マッシヴ・アタック『Blue Lines』への参加で知られる)シャラ・ネルソンを筆頭に、これまでチャールズが関わってきたヴォーカリストたちが多くフィーチャーされている。フォーマットはヴァイナル/CD/配信の3種で、11月20日に発売。それに先がけ10月9日にはシングル「The Spell」もリリースされる。
 注目すべきは、アルバム収録曲 “The Second Spell” のプロダクションにベリアルが参加している点だろう。シングル「The Spell」でも彼はリミックスを手がけており、これはかなり珍しい。なんでも今回のコラボは、かつてベリアルがチャールズのプレゼンス名義による『All Systems Gone』(1999年)を自身の重要な影響源としたことがきっかけになったそうだ。
 驚くべきコラボ、これは大いに期待できそう!

single
Charles Webster
The Spell (feat Ingrid Chavez)

format: 12” vinyl / digital
release: 2020/10/9

A1. The Spell (Burial Mix)
B1. The Spell (Charles Webster Dub)
B2. The Spell (Charles Webster Vocal Mix)

album
Charles Webster
Decision Time

format: double vinyl / CD / digital
release: 2020/11/20

01. Burning (feat Sio)
02. This Is Real (feat Shara Nelson)
03. We Belong Together (feat Thandi Draai)
04. Love Lives (feat Sio)
05. I Wonder Why (feat Sipho Hotstix Mabuse)
06. Music (feat Thandi Draai)
07. Wait And See (feat Terra Deva)
08. Secrets Held (feat Emilie Chick)
09. The Spell (feat Ingrid Chavez)
10. The Second Spell (feat Ingrid Chavez)

Carl Craig & Moritz von Oswald - ele-king

 偉大なるテクノ・マエストロ、かつて一緒にカラヤンをリコンポーズドしたふたり、カール・クレイグとモーリッツ・フォン・オズワルドが新たなコラボ・プロジェクトをスタートさせている。
 新曲 “Attenuator” はここ2年のあいだにデトロイトとベルリンでおこなわれたセッションから生まれたもので、カールとモーリッツそれぞれのヴァージョンがある。それらを収めたシングルが10月23日に発売、フォーマットは配信と12インチ・ヴァイナルが予定されている。
 現在ショート・ヴァージョンが〈プラネットE〉のサウンドクラウドで公開中。予約はこちらから。


JAGATARA - ele-king

 これは観たい! 曲目リストを眺めているだけで興奮してくるけれど、超貴重かつ超入手困難なじゃがたらの映像作品、かつてVHSにてリリースされていた『ナンのこっちゃい HISTORY OF JAGATARA』3作を、Blu-rayにて復刻する企画が始動している。
 オーダーメイド方式で、予約数が一定に到達すれば商品化が実現、という流れ(10月1日現在では41パーセントの達成率)。予約の〆切は12月29日とまだ先ではあるが、いまのうちに予約しておきたい。
 詳細は下記URLからご確認を。

https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&ima=0208&cd=DQXL000000785

JAGATARA、5時間超えの大作ヒストリービデオがBlu-rayで復活!

1990年、ヴォーカリスト江戸アケミの逝去に伴い制作され、JAGATARAの10年間に渡る活動から膨大な量のライヴ、リハーサル、レコーディング、インタビュー等の映像を3本のVHSに収めたヒストリー作品『ナンのこっちゃい HISTORY OF JAGATARA I〜III』。現在廃盤で超入手困難となっている本作品から約5時間半にわたる映像を1枚のBlu-rayディスクに収録。JAGATARA研究の第一級資料とも言える、貴重なシーン満載のファン必携作。

※本作品は商品化を前提としない資料用映像を素材にしており、お見苦しい箇所、お聴き苦しい箇所がございます。画質、音質クオリティは2003年発売のDVDと同等です。またオリジナル発売時に収録されていた「UNDER THE MOON」「SEX DRUG ROCK'N ROLL」は制作上の都合により収録されておりません。以上ご了承ください。

[ナンのこっちゃい HISTORY OF JAGATARA I]
01. HEY SAY
02. 無差別テロ
03. アジテーション
04. HEY SAY
05. 日本人て暗いね
06. ヴァギナ・ファック
07. HEY SAY
08. 日本株式会社
09. BABY
10. 家族百景
11. 夢泥棒
12. 少年少女
13. タンゴ
14. 裸の王様
15. 日本人て暗いね
16. 日本人て暗いね
17. クニナマシェ
18. ジャンキー・ティーチャー
19. もうがまんできない
20. ジャンキー・ティーチャー
21. 少年少女
22. タンゴ
23. 裸の王様
24. 日本人て暗いね
25. ある平凡な男の一日

[ナンのこっちゃい HISTORY OF JAGATARA II]
01. 夢の海
02. クニナマシェ
03. 岬で待つわ
04. 南国美人
05. 南国美人
06. みちくさ
07. BABY ROCK
08. BIG DOOR
09. OPENING
10. 少年少女
11. 都市生活者の夜
12. VIENUS WALTZ

[ナンのこっちゃい HISTORY OF JAGATARA III]
01. BLACK JOKE
02. TABOO SYNDROME
03. 中産階級ハーレム
04. ゴーグル、それをしろ
05. GODFATHER
06. CASH CARD
07. もうがまんできない
08. アジテーション’89
09. SUPERSTAR?
10. つながった世界
11. タンゴ

Katalyst - ele-king

 縁の下の力持ち──大物を陰で支えるミュージシャンたちが一堂に会したコレクティヴ、カタリストのデビュー作がリリースされる。
 故ロイ・ハーグローヴのRH・ファクターの一員であり、最近ではソランジュの世界ツアーに帯同していたブライアン・ハーグローヴを筆頭に、アンダーソン・パーク『Malibu』や(フローティング・ポインツの〈Eglo〉から出た)シャフィーク・フセイン『The Loop』、カマール・ウィリアムズ『Wu Hen』などに参加していた精鋭たちが集結、鮮やかなアンサンブルを聞かせるジャズ・アルバムに仕上がっている(各メンバーのバイオはこちらから)。
 日本盤はハイレゾ仕様とのことなので、チェックしておきましょう。

KATALYST
Nine Lives

ビヨンセやアンダーソン・パーク、ケンドリック・ラマーやソランジュ、ジェイ・Zといったビック・アーティストを支える大注目の精鋭ジャズ・コレクティヴ、カタリストによるデビュー作!! 確かなテクニックと絶妙なアンサンブルを聴かせてくれる、珠玉のアルバム。日本限定盤ハイレゾCD「MQA-CD」仕様にてリリース!!


Official HP : https://www.ringstokyo.com/katalyst

カタリストが掲げる “コンテンポラリー・インストゥルメンタル” は、ジャズのみならず、ヒップホップやR&Bのスターたちも魅了し、彼らはこれまで数々の重要なレコーディングやライヴに参加してきた。LAを拠点とする精鋭ジャズ・ミュージシャンたちによるコレクティヴが遂に完成させたデビュー・アルバムは、これまでの集大成であり、ここから始まる新たな変革を我々に聴かせてくれる。(原 雅明 rings プロデューサー)

アーティスト : KATALYST (カタリスト)
タイトル : Nine Lives (ナイン・ライヴス)
発売日 : 2020/11/25
価格 : 2,600円+税
レーベル/品番 : rings (RINC68)
フォーマット : MQA-CD

* MQA-CDとは?
通常のプレーヤーで再生できるCDでありながら、MQAフォーマット対応機器で再生することにより、元となっているマスター・クオリティのハイレゾ音源をお楽しみいただけるCDです。

Brian Hargrove: Piano (Roy Hargrove’s The RH Factor, Solange)
David Otis: Sax (Mac Miller, SiR, Theo Crocker, Anderson Paak, Shafiq Husayn, Kendrick Lamar)
Corbin Jones: Bass, Sousa-phone & Tuba (Beyoncé, Jay-Z, Lupe Fiasco, Kendrick Lamar)
Jonah Levine: Piano, Trombone (Anderson Paak, Kanye West, Chance the Rapper)
Emile Martinez: Trumpet (MNDSN, SiR, Van Hunt, Iman Omari, Shafiq Husayn)
Greg Paul: Drums (Gary Bartz, Roy Ayers, Joao Donato, Kamaal Williams)
Marlon Spears: Bass (SiR, Lonnie Liston Smith, Kamaal Williams)
Brandon Cordoba: Piano
Ahmad DuBose: Percussion

Tracklist :

01. WhatsAname
02. FreeHand
03. BBB
04. Leimert Day
05. Leimert Night
06. Fitted
07. Fresh: Earth
08. Fresh: Fire
09. Fresh: Wind
10. FITTED Fitted
+BONUS TRACK 追加予定

KMRU - ele-king

 ケニア・ナイロビ出身のKMRU(ジョセフ・カマル)は、2017年ごろからDJ活動とアーティスト活動を開始し、翌2018年には「Resident Adviser」の「15 East African Artists You Need To Hear」にも選出された。

 活動初期は現在のようなエクスペリメンタルな作風ではなく、シンガーとのコラボレーション・トラック/曲を発表し、ケニアのエレクトロニック・ミュージック・シーンでは知られた存在だったという。トラックメイカー時代(?)のジョセフ・カマルはドイツのレーベル〈Black Lemon〉からジョン・トーマスとのコラボレーションEP「Eternal Summer」をリリースしたり、ポエトラ・アサンテワとのコラボレーション曲 “Round Pegs” を生みだしたりするなど精力的な活動を展開していた(https://soundcloud.com/poetra-asantewa/round-pegs)。

 やがてジョセフ・カマルはアンビエントなサウンドへと変化を遂げ、本作のリリースへと行き着く。あえていえばそのサウンドはまるで別物といっても良い(サウンドの変貌は彼のバンドキャンプで発表されたトラックを追いかけていくと分かってくるだろう)。
彼はウィリアム・バジンスキーからステファン・マシューの系譜に連なるアンビエント・アーティストへと生まれ変わったのだ。本アルバムのマスタリングをステファン・マシュー/Schwebung Mastering がおこなっていることは象徴的に思える。

 ナイロビ出身のジョセフ・カマルが生み出すアンビエントには、深い安息への渇望があるように聴こえてくる(もしかするとナイロビの治安も関係しているのかもしれない)。その「安息への渇望」への感覚が、アンビエント・リスニングにおける現代的な「チル」の問題について考えるときに重要なテーゼを投げかけてくれるように思えるのだ。
 現在、アンビエント・ミュージックはいわゆる「環境音楽」から、自宅・自室のリラックスした環境で聴く「安息の音楽(チル)」としての側面が強まっている。その「ホームステイ」的な聴取・生活は、コロナ・ウィルス以降の世界においてより現実的になってきたが、しかし一方でコロナ禍以前から「チル」な音楽は一定の浸透力を持っていたことも事実だろう。なぜだろうか。
 ここでひとつの私見・私論を蛇足ながら述べさせて頂きたい。それは「こうまで00年代末期から20年代にかけてチルな音楽が広がった時代背景には世界的な経済不況と治安悪化の問題が根柢にあるのではないか。だからこそ安心できる家にいるときに過剰にくつろぎたい/安息したい欲望が高まったのではないか?」である。このように考えてみると2020年代的なチルな音楽、そしてアンビエント音楽が希求され浸透した背景には、そういった過酷な現代社会と表裏一体の関係にあったかのかもしれない。

 本作『Peel』はKMRUが現代実験電子音響の聖地〈Editions Mego〉からリリースしたアルバムである。しかも『Peel』リリースの翌月には『Opaquer』を立て続けに発表した。さらに9月にはデジタル・リリースで「while we wait」をリリースする。どれもアンビエントの楽曲であり、彼の創作意欲はとても高まっているのだろう。
 あえて簡単に分類するなら『Opaquer』の方がクラシカル、ミニマルなどの音楽的な要素が多く、音楽家/作曲家としての彼の力量を聴くと満喫できる仕上がりとなっていた。一方『Peel』は彼の特有の「チル」な感覚が全6曲・70数分に渡って持続し、アンビエントの現代性を体現するような稀有な仕上がりになっている(「while we wait」は『Peel』の音を融解したようなドローンと環境音を基調とした38分強の長尺トラックだ)。
 『Peel』にはこの時代の「空気」が濃厚に漂っているように感じられた。それもそのはずだ。カナダ・ケベック州モントリオールへと旅していたジョセフ・カマルだったが、新型コロナ・ウィルスの影響で国境が閉鎖され、ナイロビへの帰国を余儀なくされ、母国ケニアへと帰国、自宅に籠って48時間で完成させたアルバムというのだ。1曲目が “Why Are You Here” という曲名なのも本作を象徴しているように思えてくる。

 コロナ禍のロックダウン的状況のなか制作された『Peel』は、同時に体を休息し、安息へ導くアルバムである。やわらかい電子音に空気のなかを漂うかのごときノイズ、時間をかけて生成し変化するアンビエンスには「親密さ」があり、深い睡眠のように無時間的な「安息」の感覚もあり、家族たちとの穏やかな時間の記憶のような音色の色彩に横溢していた。
 1曲目“Why Are You Here” の静謐な始まりから、穏やかな波のように持続する2曲目 “Well” と3曲目 “Solace”、次第にサウンドが拡張され聴覚と知覚に浸透していくかのごとき “Klang”、夢の中のミニマル/ドローンのごとき “Insubstantial”、そして22分に及ぶアルバム最終曲 “Peel”。全6曲がシームレスにつながり、70分におよぶ音の波を生成する。なかでも “Peel” はアルバム全般を統合したような長大な曲であり、透明な空気と濃厚な霧が交錯するような美しさに満ちている。

 長々と言葉を連ねてきたが、何より「夜」の光景を捉えた印象的なアートワークが、本アルバムのムードを雄弁に表現していることはいうまでもない。深い夜にたちこめる霧の時のようなアンビエンス/アンビエント。まるで満ちる音の波のように、もしく音の空気のように70分強のあいだ濃厚なアンビエントが展開していくのだ。私たちは彼のサウンドを聴取することで、睡眠と覚醒のあいだにあるような不可思議な安息を得ることになるだろう。
 世界が危機的であればあるほど、人間には世界から隔離された睡眠のような時間が必要だ。現実には否応なく戻ることになる。人には休息が必要だ。KMRU『Peel』は、われわれにとって、そんなひとときの安息を用意してくれる美しいアンビエントだ。

Tricky - ele-king

 現実から遊離してしまうでもなく、ことさらに現実を突きつけるでもない。自分と世界の距離感がちょうどいいと思いながら先行EPの「Hate This Pain」を聴き、通算14作目となる『Fall to Pieces(落ちて粉々に)』を聴いていた。いつもそうだけれど、3年前の『Ununiform(不均一な)』よりもさらに音数が減り、なけなしの躍動感もなくなっている。どうして僕はこんなに『Fall to Pieces』に惹かれるのだろう。これまでに経験したことがないような音楽でもないし、台風でもない(10号上陸前夜に書いています)。かつてバードがいた位置にはマルタがいて同じように歌っている。オープニングから静かに鳴らされるバスドラムとスネア一発のループ。隙間だらけのシンセ・ベースに遠くで薄く鳴るギター。2曲目もあまり変わらない。ヤング・マーブル・ジャイアンツにシンセ・ベースが加わっているだけというか。続いてタンゴ。途中で3拍子から4拍子に変わる。次もその次もよく音数がこんなに少なくて曲が成り立つなと思うほど。“Hate This Pain”はおどろおどろしいトリッキーのヴォーカルとピアノのリフにわずかな管楽器のインサート。「なんだよ、この遊びは なんだよ、このゲームは~」。苦しみから逃れようとする歌だけれど、重くのしかかる要素はない。DAFかと思えば“Pump Up The Volume”を思わせるワシントン・ゴーゴーと、簡素ななかにも音楽性の幅広さには確かなものがある。「聴けば聴くほどスルメ」というのはこういうことを言うのだろう。

 1993年のデビュー以来、トリッキーがこの世界を素晴らしいところ、百歩譲って居心地のいいところとして表現したことはほとんどなかった。一度は自壊したクラブ・カルチャーが1992年に立て直しを図り、再びアシッド・サマーを謳歌していた時期に暗い表情で現れたエイドリアン・サウスは「扱いにくい」とか「ズルい」を意味するトリッキーを名乗り、同じくブリストルのポーティスヘッドと共にトリップ・ホップというタームを確立する。デビュー・アルバムのタイトル『Maxinquaye(マクシンクェイ)』は自殺した母親の名前(マクシン・クェイ)で、独我論とソシオパスに満ちていると評された曲の多くは彼がマッシヴ・アタックの初期メンバーだった頃にボツをくらった曲だったという。曲のテーマから録音方法に至るまでどこをとってもネガティヴなエピソードしか出てこないトリッキーはそれから約10年後には音楽に対する情熱を失い、しばらく音楽活動を休止するも4年ほどして(アメリカに住んでいたからか)ドライでゴージャスな雰囲気の『Knowle West Boy』(08)で復帰。奇跡的にカリビアン・ムードが楽しい『Mixed Race(混血)』、淡々とした作風に戻った『False Idols(偽のアイドル)』、本名をタイトルにして珍しくゲスト多数の『Adrian Thaws』と順調にキャリアを再開させ、『Fall to Pieces』はヴォーカルのバードとの間にできた娘が鬱で苦しみ、自殺した後にリリースされた初のアルバムとなった。『Fall to Pieces』を聴くと『Maxinquaye』でさえ明るいトーンに聞こえてくることは否めない。『Maxinquaye』がリリースされた翌月に生まれた娘は昨年、24歳になったばかりだった。トリッキーがマッシヴ・アタックを離れてソロで立った年齢である。

 “Hate This Pain”で歌われていた苦痛とはこのことだったのだろうか。前作で久しぶりに歌っていたバードがこのアルバムでは歌っていない理由もおそらく同じで、「石になったみたいだ ドラッグじゃないのにストーンしてる~」と繰り返す“Like A Stone”からは、彼がショックで何もできなかった様子がみっちり伝わってくる。“Like A Stone”からはまたトリッキーのサウンドにはおなじみとなっているウエスタン調がぶり返し、運命論のようなものに強く支配されている印象が拭えない。トリッキーの歌詞は一般的に「問いかける」タイプのものが多いとされるけれど、彼自身、自分の置かれた境遇が過酷すぎて、自然と誰かに解決策を求めるようなものになってしまうだけなのだろう。ラストの“Vietnam”はどこか『ツイン・ピークス』みたいで、絶望的なのにどことなく甘美。どんな歌詞なのかと思えば「オレは爆弾をつくっている 誰でもいいんだよ、ヴェトナム~」とやはりソシオパス(反社会性パーソナリティ障害)は健在だった。社会に対する脅迫状のような歌詞を書いてしまう男がそして、昨年末に出版した『Hell Is Round The Corner』は意外にも個人的な自伝であると同時に底辺の声を記録した社会の記録としても読めるものだという。徹底的に個人であることが、それ以上のものになる。これ以上、不幸なこともないのかもしれない。

YPY - ele-king

 コロナ禍により部屋にこもらざるをえない状況がつづいたためだろうか、ますます創作意欲に火がついているように見える。
 goat のようなエクスペリメンタル・ロック・バンドを率いる一方、行松陽介のパーティ《Zone Unknown》では Zodiak とともに実質的なレジデントを務め、コンサート《GEIST》や楽団 Virginal Variations では京都の前衛派チェリスト、中川裕貴を招くなど、大阪を拠点に多角的な文脈で活躍をつづけている日野浩志郎。彼による打ち込み主体のソロ・プロジェクトが YPY である。
 今年の頭、まだパンデミックが本格化するまえに彼は、同名義にて自身のレーベル〈birdFriend〉からダブにフォーカスしたカセットテープを2本リリースしているが、今度は〈BLACK SMOKER〉から新作が送り出されている。題して『Compact Disc』。丁寧に各曲の頭文字まで「CD」で統一されたこのアルバムは、まさにCDでしか聴くことができない。

 前々作『2020』や前作『Be A Little More Selfish』からはがらりと様子が変わっている。時流に乗ってこれまでよりもぐっとテンポを落とし、キックのパターンを固定、そのうえをいろんなノイズがフリーキーに乱れ舞う、というのが基本路線で、忘我の境地とでも言うべきか、ある種の逃避性を携えてもいる。
 その魅力を最大限に味わえるのが冒頭 “Cool Do!” だ。太い低音が牽引する力強いグルーヴは、彼が goat などのバンドや各地のプレイで培ってきた身体感覚に由来するのかもしれない。そのうえをシンセ・ノイズが縦横無尽に駈け巡る16分弱はまさしく電子音の狂宴といったあんばいで、いやでも恍惚とした気分になってくる。なかなかクラブに足を運べないこの時代に、これほど強烈なテクノ・トラックが生み落とされたことは素直に感嘆すべきだろう。ちなみに同曲を聴いた編集長は、「73~74年のドイツのコズミック・ミュージック、ベルリン・スクールのテクノ・ヴァージョン」「こころおきなくフリークアウトできる」と言っていた。つまりは究極の「トリップ」体験であると。

 おなじくランニング・タイムの長い終盤の “Collapse Dojo” も似たような感覚に浸らせてくれるが、こちらはより高い部分の音が暴れまわっている印象で、合成音声のごとくシンセがなにかを喋っているように聞こえるからおもしろい。
 一定に保たれたビートは時間感覚を狂わせる効果をもたらしてもいて、ゆえにリスナーの意識は展開よりも空間のほうへと誘導されることになる。たとえば “Cold Disc” などは極上のダブとしても享受可能だろう。本作中唯一4つ打ちの採用されていない “China Dynamic” や、ハンドクラップ~スネアの連打とおならのような電子音とのかけあいが楽しい “Cashout Dream” あたりも、レイヤー間のせめぎあいに惹きつけられる。
 バンド、ソロ、楽団とさまざまな試みを実践し、これまで幾度も自身の限界を更新してきた日野浩志郎。シンプルな機材とビートで、しかし無限の電子音の可能性を追求した本作もまた、彼のスタイルを拡張する1枚と言えよう。

Oneohtrix Point Never - ele-king

 波紋を呼んだ前作『Age Of』から早2年。多作かつコラボ大王のダニエル・ロパティンはこの間もサントラの制作やザ・ウィークエンド、モーゼズ・サムニーの作品への参加など、絶え間なく音楽活動にいそしんできたわけだけど、ついに本体=ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーとしてのニュー・アルバムを10月30日にリリースする。
 なんでも、今回はこれまでのOPNを集大成したような内容になっているとのことで、期待も高まります。現在、アルバムから3トラックを収録した先行シングル「Drive Time Suite」が配信中、試聴はこちらから。

[10月14日追記]
 くだんの先行公開曲3トラックのうち、“Long Road Home” のMVが本日公開されている。監督はチャーリー・フォックスとエミリー・シューベルトで、エロティックかつなんとも不思議なアニメ映像に。OPN の原点の回想であると同時に最新型でもあるという新作への期待も高まります。

ONEOHTRIX POINT NEVER
集大成となる最新アルバム『MAGIC ONEOHTRIX POINT NEVER』から
先行シングル “LONG ROAD HOME” のミュージックビデオが公開!
過去作品のオマージュにも要注目!
アルバム発売は10月30日! Tシャツ付セットの数量限定発売も決定!

ライヒ、イーノ、エイフェックス・ツインからバトンを受け継ぐ存在としてシーンに登場し、今や現代を代表する音楽プロデューサーの一人となったワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(以下OPN)が、そのキャリアの集大成として完成させた最新作『Magic Oneohtrix Point Never』から、先行シングル “Long Road Home” のミュージックビデオを公開した。

Oneohtrix Point Never - Long Road Home (MV)
https://www.youtube.com/watch?v=w5azY0dH67U

アルバム発表と同時に、シングル・パッケージ「Drive Time Suite」として3曲を一挙に解禁した OPN ことダニエル・ロパティン。自身の作品だけでなく、映画音楽や、ザ・ウィークエンドの大ヒット作『After Hours』のプロデュースを経て、ポップと革新性を極めたサウンドに早くも賞賛の声が集まったが、今回ミュージックビデオが公開された “Long Road Home” は、その3曲の解禁曲の一つとなっており、メイン・ヴォーカルをロパティン本人が務め、元チェアリフトのキャロライン・ポラチェックが参加している。チャーリー・フォックスとエミリー・シューベルトの二人が監督した本ビデオは、異世界の不気味な二つの生物が、ロマンティックに絡み合う様子が描かれたストップモーション・アニメーションとなっており、人間の感情とエロティックなダークユーモアの間で展開する求愛の乱舞が、ファンタジーと現実の境を破壊していくストーリーとなっている。『R Plus Seven』のアートワークにも登場する、ジョルジュ・シュヴィツゲベルが1982年に発表した短編作品「フランケンシュタインの恍惚」へのオマージュとなっている点も楽しめる映像となっている。

これは愛と変質についてのロマンチックな寓話で、夏の間にダン(OPN)と交わした荒唐無稽で哲学的な会話から生まれたものです。グロテスクな、あるいは悪魔のような生き物を、求愛の儀式を通して、奇妙で愛らしく、また切なさを纏ったキャラクターに見せたいと思いました。親密さが切望され、同時に恐れられているこの時期に、突然変異体のような奇妙な歌声が響くこの曲に、完璧にマッチした映像だと感じました。心の底から素晴らしいと思ったし、それが滲み出てると思います。 ──co-directors Charlie Fox and Emily Schubert

これまでの OPN の音楽的要素を自在に行き来しながら、架空のラジオ局というコンセプトのもとそれらすべてが奇妙なほど見事に統合された本作『Magic Oneohtrix Point Never』は、OPN の原点の振り返りであり、集大成であり、同時に最新型である。

ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー最新アルバム『Magic Oneohtrix Point Never』は、10月30日(金)世界同時リリース。国内盤CDにはボーナストラック “Ambien1” が追加収録され、解説書が封入される。また数量限定でTシャツ付セットの発売も決定。アナログ盤は、通常のブラック・ヴァイナルに加え、限定フォーマットとしてクリア・イエロー・ヴァイナルと、BIG LOVE 限定のクリア・ヴァイナルも発売される。Beatink.com 限定のクリア・オレンジ・ヴァイナルとカセットテープはすでに完売となっている。

また、本日10/14より〈WARP〉からリリースされたワンオートリックス・ポイント・ネヴァーの過去作品を対象としたポイント還元キャンペーンが BEATINK.COM でスタート! 会員登録をして対象タイトルを購入すると、次回の買い物時に使用することができるポイントが10%付いてくる。併せて、iTunes でも対象タイトルが全て¥1,222で購入できる期間限定プライスオフ・キャンペーンが本日よりスタート!

Boris - ele-king

 日本を代表するヘヴィ・ロック・バンド、ボリスの伝説的な初期作品が、元ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイト率いる〈サード・マン・レコーズ〉よりデジタルおよびアナログでリイシューされる。
 今回再発されるのは96年のファースト・シングル「Absolutego」と98年のファースト・アルバム『Amplifier Worship』。「Absolutego」は60分1曲入りの「シングル」として彼らの自主レーベルからリリースされた後、アメリカのドゥーム/エクスペリメンタル・メタル・レーベル〈サザンロード〉からボーナストラックを加えて過去にも再発されている。『Amplified~』は15分の長尺ナンバー3曲を含む5曲入りで、日本の〈マングローヴ・レーベル〉からリリースされた後、こちらも〈サザンロード〉よりアメリカ盤も発売された。
 〈サード・マン〉のプレス・リリースでも「21世紀のもっとも重要なメタル・バンド」と形容されている彼らだが、今回リイシューされる2作のいずれもドゥーム・メタル/ストーナーロックを中心に据えつつ、最初期の段階からノイズ、ドローン、アンビエントなど様々なジャンルを貪欲に取り込んだ実験精神溢れるバンドだったことが確認できる重要作だ。
 いずれもリマスターが施され11月13日発売、現在Borisのbandcampやレーベルのサイトなどでプリオーダー受付中。



『Absolutego』
https://boris.bandcamp.com/album/absolutego-2
https://thirdmanstore.com/absolutego-standard-black-vinyl
1. Absolutego
2. Dronevil 2


『Amplifier Worship』
https://boris.bandcamp.com/album/amplifier-worship
https://thirdmanstore.com/amplifier-worship-standard-black-vinyl

1. Huge
2. Ganbou-Ki
3. Hama
4. Kuruimizu
5. Vomitself

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