Home > News > Oneohtrix Point Never - ──OPNがニュー・アルバムをリリース
波紋を呼んだ前作『Age Of』から早2年。多作かつコラボ大王のダニエル・ロパティンはこの間もサントラの制作やザ・ウィークエンド、モーゼズ・サムニーの作品への参加など、絶え間なく音楽活動にいそしんできたわけだけど、ついに本体=ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーとしてのニュー・アルバムを10月30日にリリースする。
なんでも、今回はこれまでのOPNを集大成したような内容になっているとのことで、期待も高まります。現在、アルバムから3トラックを収録した先行シングル「Drive Time Suite」が配信中、試聴はこちらから。
[10月14日追記]
くだんの先行公開曲3トラックのうち、“Long Road Home” のMVが本日公開されている。監督はチャーリー・フォックスとエミリー・シューベルトで、エロティックかつなんとも不思議なアニメ映像に。OPN の原点の回想であると同時に最新型でもあるという新作への期待も高まります。
ONEOHTRIX POINT NEVER
集大成となる最新アルバム『MAGIC ONEOHTRIX POINT NEVER』から
先行シングル “LONG ROAD HOME” のミュージックビデオが公開!
過去作品のオマージュにも要注目!
アルバム発売は10月30日! Tシャツ付セットの数量限定発売も決定!
ライヒ、イーノ、エイフェックス・ツインからバトンを受け継ぐ存在としてシーンに登場し、今や現代を代表する音楽プロデューサーの一人となったワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(以下OPN)が、そのキャリアの集大成として完成させた最新作『Magic Oneohtrix Point Never』から、先行シングル “Long Road Home” のミュージックビデオを公開した。
Oneohtrix Point Never - Long Road Home (MV)
https://www.youtube.com/watch?v=w5azY0dH67U
アルバム発表と同時に、シングル・パッケージ「Drive Time Suite」として3曲を一挙に解禁した OPN ことダニエル・ロパティン。自身の作品だけでなく、映画音楽や、ザ・ウィークエンドの大ヒット作『After Hours』のプロデュースを経て、ポップと革新性を極めたサウンドに早くも賞賛の声が集まったが、今回ミュージックビデオが公開された “Long Road Home” は、その3曲の解禁曲の一つとなっており、メイン・ヴォーカルをロパティン本人が務め、元チェアリフトのキャロライン・ポラチェックが参加している。チャーリー・フォックスとエミリー・シューベルトの二人が監督した本ビデオは、異世界の不気味な二つの生物が、ロマンティックに絡み合う様子が描かれたストップモーション・アニメーションとなっており、人間の感情とエロティックなダークユーモアの間で展開する求愛の乱舞が、ファンタジーと現実の境を破壊していくストーリーとなっている。『R Plus Seven』のアートワークにも登場する、ジョルジュ・シュヴィツゲベルが1982年に発表した短編作品「フランケンシュタインの恍惚」へのオマージュとなっている点も楽しめる映像となっている。
これは愛と変質についてのロマンチックな寓話で、夏の間にダン(OPN)と交わした荒唐無稽で哲学的な会話から生まれたものです。グロテスクな、あるいは悪魔のような生き物を、求愛の儀式を通して、奇妙で愛らしく、また切なさを纏ったキャラクターに見せたいと思いました。親密さが切望され、同時に恐れられているこの時期に、突然変異体のような奇妙な歌声が響くこの曲に、完璧にマッチした映像だと感じました。心の底から素晴らしいと思ったし、それが滲み出てると思います。 ──co-directors Charlie Fox and Emily Schubert
これまでの OPN の音楽的要素を自在に行き来しながら、架空のラジオ局というコンセプトのもとそれらすべてが奇妙なほど見事に統合された本作『Magic Oneohtrix Point Never』は、OPN の原点の振り返りであり、集大成であり、同時に最新型である。
ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー最新アルバム『Magic Oneohtrix Point Never』は、10月30日(金)世界同時リリース。国内盤CDにはボーナストラック “Ambien1” が追加収録され、解説書が封入される。また数量限定でTシャツ付セットの発売も決定。アナログ盤は、通常のブラック・ヴァイナルに加え、限定フォーマットとしてクリア・イエロー・ヴァイナルと、BIG LOVE 限定のクリア・ヴァイナルも発売される。Beatink.com 限定のクリア・オレンジ・ヴァイナルとカセットテープはすでに完売となっている。
また、本日10/14より〈WARP〉からリリースされたワンオートリックス・ポイント・ネヴァーの過去作品を対象としたポイント還元キャンペーンが BEATINK.COM でスタート! 会員登録をして対象タイトルを購入すると、次回の買い物時に使用することができるポイントが10%付いてくる。併せて、iTunes でも対象タイトルが全て¥1,222で購入できる期間限定プライスオフ・キャンペーンが本日よりスタート!
ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー
集大成的最新アルバム『MAGIC ONEOHTRIX POINT NEVER』完成!
新曲3曲を一挙解禁!
数量限定のTシャツ付セットの発売も決定!
ライヒ、イーノ、エイフェックス・ツインからバトンを受け継ぐ存在としてシーンに登場し、今や現代を代表する音楽プロデューサーの一人となったワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(以下OPN)が、集大成的新作『Magic Oneohtrix Point Never』のリリースを発表!
“Cross Talk I” “Auto & Allo” “Long Road Home” の3曲を一挙解禁するシングル・パッケージ「Drive Time Suite」を公開!
Magic Oneohtrix Point Never
https://twitter.com/0PN/status/1308063887594528768
Oneohtrix Point Never - Drive Time Suite
https://opn.ffm.to/dts-youtube
OPNことダニエル・ロパティンが、現代もっとも重要なプロデューサーのひとりであることに異論を唱える人間がいるだろうか。自身の作品では刺激的なヴィジョンとサウンドをアルバムごとに提示し、また、様々なアーティストの転機作や代表作にプロデューサーとして関わってきたロパティンだが、2020年もその勢いは衰えることがない。まず、カンヌ・サウンドトラック賞にも輝いた映画『グッド・タイム(原題:Good Time)』でコラボレートしたジョシュ&ベニー・サフディ監督の新作『アンカット・ダイヤモンド(原題:Uncut Gems)』の音楽を手がけ、ダニエル・ロパティン名義でより構築的で洗練された楽曲を提示したサウンドトラックをリリース。また、同作に出演していたザ・ウィークエンドの最新作にして世界的ヒット作『After Hours』において、シングル “Scared to Live” の作曲に参加、ほか2曲でプロデュースを務め、作品の方向性を決定づけることになった。さらには、R&Bとチェンバー・ポップとインディ・ロックを自在に行き来する才能、モーゼズ・サムニーの2枚組大作『Græ』の12曲で作曲およびプロデュースを担当し、重要な役割を果たしている。そんなロパティンのコア・プロジェクトであるOPNの原点の振り返りであり、集大成であり、同時に最新型となるのが〈Warp〉からの4作目のセルフ・タイトル・アルバム、『Magic Oneohtrix Point Never』である。セルフ・タイトルと言っても冒頭に「Magic」とつけられているのは、もともとワンオートリックス・ポイント・ネヴァーというアーティスト名が、ボストンのソフト・ロックのラジオ局である〈Magic 106.7〉を聞き間違えて言葉遊びでつけられたことに由来している。
本作の出発点は、リサイクルショップで大量に購入したニューエイジのカセットテープを使ってコラージュ的なものを作っていたロパティンが、OPNの名前の起源について考えたことにあったという。それはもともと、ラジオ局の名前が内蔵されたものであったのだと。そこから着想を得て、『Magic Oneohtrix Point Never』はひとつのラジオ局を聴く体験を模したものになっている。朝に始まり夜通し続いて終わるラジオの放送区分を思わせる構成で、朝の挨拶で始まり、中盤はポップ音楽の断片が挿入され、終わりにかけてよりディープな展開へと至る。だがそこにはOPNらしくエラーや異物感がふんだんに含まれており、たとえばアメリカの古いFMのジングルやDJの決め台詞のサンプルがニューエイジの自己啓発の文句とぶつかり、ダークなユーモア感覚を生み出している。ニューエイジを脱構築したサンプル・コラージュの傑作『Replica』のような展開、〈Warp〉での初作にしてOPNの名前を広く知らしめた『R Plus Seven』における静謐な旋律、『Returnal』の強力なノイズ、『Garden Of Delete』や『Age Of』でのポップ・ミュージックへの意識的な接近、あるいは映画音楽の仕事を思わせる交響曲的な構築といったこれまでのOPNの音楽的要素を自在に行き来しながら、架空のラジオ局というコンセプトのもとそれらは奇妙に統合されている。
強烈なインパクトを持つアートワークを手がけたのは、ロパティンとはノイズ・シーンでの関わりから古くからの友人だったというロバート・ビーティ。テーム・インパラの『Currents』やケシャの『Rainbow』などサイケデリックなアートワークで知られる彼とOPNとの共作となっている。
世界的なパンデミックという奇妙な事態に世界が飲みこまれ、多くのひとが外部との接点をインターネット以外に失うなか、ロパティンは偽のニューエイジ音楽とソフト・ロックが流れる偽のラジオ放送『Magic Oneohtrix Point Never』を通して、変わらず現代を鋭く批評しているのである。
ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー最新アルバム『Magic Oneohtrix Point Never』は、10月30日(金)世界同時リリース。国内盤CDにはボーナストラック “Ambien1” が追加収録され、解説書が封入される。また数量限定でTシャツ付セットの発売も決定。アナログ盤は、通常のブラック・ヴァイナルに加え、限定フォーマットとしてクリア・イエロー・ヴァイナルと、BIG LOVE 限定のクリア・ヴァイナル、さらに Beatink.com 限定のクリア・オレンジ・ヴァイナル、そしてレア化必至のカセットテープも発売される。
CD+Tシャツセット
限定クリア・イエロー・ヴァイナル
BEATINK.COM限定クリア・オレンジ・ヴァイナル
label: BEAT RECORDS / WARP RECORDS
artist: Oneohtrix Point Never
title: Magic Oneohtrix Point Never
release date: 2020/10/30 FRI ON SALE
国内盤CD
国内盤特典:ボーナストラック追加収録 / 解説書封入
BRC-659 ¥2,200+税
国内盤CD+Tシャツ
BRC-659T ¥6,000+税
輸入盤CD WARPCD318
限定輸入盤2LP+DL WARPLP318Y (クリア・イエロー・ヴァイナル)
通常輸入盤2LP+DL WARPLP318 (ブラック・ヴァイナル)
BEATINK限定 輸入盤2LP+DL WARPLP318O (クリア・オレンジ・ヴァイナル)
BEAINK限定 カセットテープ WARPMC318
BEATINK.COM (CD / CD+T-Shirts / LP):
http://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11445
BEATINK.COM (限定LP / カセット):
http://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11446
Amazon
・国内盤CD (BRC-659): https://www.amazon.co.jp/dp/B08JYQ1YC1
・国内盤CD+Tシャツ
Sサイズ (BRC-659TS): https://www.amazon.co.jp/dp/B08JYX2LB6
Mサイズ (BRC-659TM): https://www.amazon.co.jp/dp/B08JYTDBW5
Lサイズ (BRC-659TL): https://www.amazon.co.jp/dp/B08JZ1VKP7
XLサイズ (BRC-659TXL): https://www.amazon.co.jp/dp/B08JZ3GWF5
Tower Records
・国内盤CD (BRC-659): https://tower.jp/item/5102397
・国内盤CD+Tシャツ
Sサイズ (BRC-659TS): https://tower.jp/item/5102399
Mサイズ (BRC-659TM): https://tower.jp/item/5102400
Lサイズ (BRC-659TL): https://tower.jp/item/5102403
XLサイズ (BRC-659TXL): https://tower.jp/item/5102460
HMV
・国内盤CD (BRC-659)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/11242391
・国内盤CD+Tシャツ
Sサイズ (BRC-659TS)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/11242392
Mサイズ (BRC-659TM)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/11242393
Lサイズ (BRC-659TL)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/11242394
XLサイズ (BRC-659TXL)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/11242395
TRACKLISTING
01. Cross Talk I
02. Auto & Allo
03. Long Road Home
04. Cross Talk II
05. I Don’t Love Me Anymore
06. Bow Ecco
07. The Whether Channel
08. No Nightmares
09. Cross Talk III
10. Tales From The Trash Stratum
11. Answering Machine
12. Imago
13. Cross Talk IV / Radio Lonelys
14. Lost But Never Alone
15. Shifting
16. Wave Idea
17. Nothing’s Special
18. Ambien1 (Bonus Track for Japan)
Oneohtrix Point Never ──OPNがニュー・アルバムをリリース | ele-king https://t.co/FoEUjG9dot @___ele_king___より@srkw23 09.25 19:29
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