ジェシー・カンダって、久しぶりにシーンから出てきたヴィジュアル・アーティストだ。ネットの世界って、良くも悪くも素人芸の氾濫とも言えるところだけど、彼はそのなかにも「作品」ってものがあることを証明したわけだ。
アブドゥール・カディム・ハック(ABDULLAH QADIM HAQQ)は、デトロイトのテクノ・シーンから登場したヴィジュアル・アーティストだ。若いときに地元のテクノ・シーンを知り、そして、彼の絵のうまさとSFタッチはシーンから好まれ、やがて彼の絵は、レコードのジャケットに印刷されて、世界に広まっていった。
デトロイト・テクノの多くの名盤(リズム・イズ・リズム、モデル500、カール・クレイグ、UR、ドレクシア……)には、彼の絵が描かれている。その多くはコズミックな絵で、SFタッチだ。

『25 Years of Techno Art』は、アブドゥール・カディム・ハックの25年間のアート集。彼の描いてきた多くの名作品が載っている。
しかもこれは彼が自費出版したもので、DIYなラフな作りも、いかにもデトロイト的だ。アート集以外にも、サブマージのURやドレクシアの生家、シカゴのジェフ・ミルズの写真、彼のデトロイト、ヨーロッパ、日本での友人たちの写真が載っているのだが、ちゃっかりele-king編集部も写真入りで紹介されちゃってます。
貴重な1冊です。欲しい人は急がないとなくなってしまうよ。

Abdullah Qadim Haqq
25 Years of Techno Art 1989 - 2014
www.undergroundgallery.jp
















