ホット、つまり暑い。すこし涼しくなってきたが、また暑くなるに違いない。僕たちのかいている汗はどこにいくのだろう。コンクリート・ジャングルから見えるいまにも落ちてきそうなこの空の上か、はたまた甲子園の会場か、それとも芳醇な苗場の土の下か、花火を観に行く恋人の手のなかか......いや、そのTシャツの繊維のなかだ。いま、Tシャツが、アツい☆
Tシャツ不足のあなたに朗報! ツイッターをディスする言葉をツイートしまくるツイッター中毒者ことロンドンのトラック・メイカー=ゾンビーの公式Tシャツが安くなっているのを発見。日本宛の送料込みで考えると30GBP(約4300円)から25GBP(約3700円)の値下げとなっている。ラーメン二郎1杯分だ。
デザインは、〈A BATHING APE〉にも参加したスケシンことSk8thingによるものと、〈ステューシー〉とのコラボもしているFergadelicによるものの2種類がある。特に前者はギャル文字と顔文字を組み合わせたデザインが強烈だ。маち〃ゥヶゑωT=〃ヶ├〃→(鬼ゎら みたいな!
サイズに関して、身長173cm体重60kgの僕はSで丁度よいくらい。順調にいけば注文から1~2週間ほどで届くはず。しかしイギリスの郵便はいい加減で、紛失されることもある。もし届かなかったら、ウィルに問い合わせてみよう。
このTシャツをリリースしている〈ザ・トリロジー・テープス〉は、デザイナーのウィル・バンクヘッドがおそらく2008年頃にスタートさせた限定生産のカセット/アナログ/Tシャツなどのウェブ・ショップであり、ブログであり、ネット・レーベルだ。〈モ・ワックス〉でのヴィジュアル・デザインから、自身で手がけた〈パーク・ウォーク〉や〈アンサー〉を経て、現在はスケボー・ブランド〈パレス〉や〈オネスト・ジョンズ〉リリース作品全般のアート・ワークを担当している。それ以外にも〈ヘッセル・オーディオ〉のコンピレーションやジェイムス・ブレイク『クラヴィエルヴェルケ』『イナフ・サンダー』やダークスター『ノース』など数々のポスト・ダブステップ作品も手がけており(他にはワイリーの『トレディン・アイス』なんかも)、エレキング読者にも実は馴染みのある人物だろう。
最近はジョイ・オービソンと組んで〈ヒンジ・フィンガー〉というレーベルも始動させておりニューヨークのマッドテオのレコードをリリースもしている。つい数日前もマッドテオのカセットが新たにトリロジーからリリースされたが、なんともう完売してしまっている......。
おすすめはドロ・キャリーというオーストラリア在住の(ファースト・リリース時は高校生だったらしい!)若きポスト・ダブステップ・アーティストのレコードだ。
Tシャツで言うなら過去にはギャング・ギャング・ダンスやコールド・ケイヴもリリースしており、なかなかカオスなラインナップである。他にも、ウィルと共に〈モ・ワックス〉でもともに仕事をしておりアンクルやディジー・ラスカルのアート・ワークなどを手がけているデザイナー、ベン・ドゥルーリー a.k.a. サイレント・リスナーや、現代アート作家のオリヴァー・ペインのジン『セイフ・クラッカーズ』をモチーフにしたTシャツもあれば、ウォルター・エゴ、ジュニア・ボーイズ、トドラT、ホット・チップ関連、スクエアプッシャーらのMVや〈シュプリーム〉の『ピッザ・フェイス』も手がける映像作家のロロ・ジャクソンによるジャングルの海賊ラジオのドキュメンタリーDVDも扱っている。
取り扱いアイテムから色々なアーティストどうしの関係が見えてくるし、妙な動画やグラフィックをアップするブログしかり、とてもおもしろいのでぜひチェックしつづけてほしい。
そういえば、あの人もここのTシャツをいつもいつも着ているんです......(ちなみにこの映像のディレクターは先述したロロ)。
(斎藤辰也)























