「UR」と一致するもの

GoGo Penguin - ele-king

 クラシックを背景に持ちつつも最先端のエレクトロニック・ミュージックを指向するような。あるいは、ミニマル・ミュージックを影響源としながらも、ダンス・ミュージックとしても十全に機能するような。マンチェスターのピアノ・トリオ、ゴーゴー・ペンギンの新作『ネセサリー・フィクションズ』は、複数のジャンルを貫通するハイブリッドの所産と言っていいだろう。

 2023年の『エヴリシング・イズ・ゴーイング・トゥ・ビーOK』で新ドラマーのジョン・スコットを迎え、〈ブルーノート〉からベルリン拠点のレーベル〈XXIM Records〉に移籍。フジロックにも出演した彼らは、屈強なライヴ・バンドとしてもならし、日本のfox capture planと並び、コンテンポラリー・ジャズの新しい領野を切り拓いてきたピアノ・トリオとしてシーンに屹立してきた。

 冒頭2曲から惹きこまれる。“Umbra”“Fallowfield Loops”では重厚でヘヴィな音色のウッドベースが、執拗な反復により聴き手を深い酩酊へと誘う。特に後者は曲名の通りループ構造が露わになっている。冒頭で反復されるのはおそらくプリペアド・ピアノだろう。琴のようにも聞こえるし、エイフェックス・ツインの『アンビエント・ワークス』を連想する人もいるに違いない。
 地鳴りのような低音が強調される“What We Are and What We Are Meant to Be”は彼らなりのベース・ミュージックといった趣きで、ダブの要素もある。人力ディレイとでもいうべきか、スネアのリムショットを巧みに重ね合わせて残響を現出させているところなど、とびきりユニークだ。雨音とヒスノイズが交差する“Background Hiss Reminds Me of Rain5”は彼らなりのアンビエントとでも言うべきトラックである。
“Living Bricks in Dead Mortar”はスローでダークなトリップ・ホップ風だし、“Naga Ghost”はドラムンベースのニュアンスがある。全体的にメランコリックな空気が際立ち、泣きのメロディが支配しているのも特徴だ。ヴァイオリンが主旋律をリードする“Luminous Giants”などにその傾向が顕著である。

 かように多用な要素が交錯するアルバムだが、ぶっといウッドベースがその重心を支える背骨の役割を果たしている。普通ジャズのピアノ・トリオというと、リズム隊が底辺を支え、そのうえでピアノが自由にソロを取るというイメージを抱きがちだが、彼らはまったく違う。ウッドベースが中軸をなし、ピアノはその上にのっかり、ドラムは軸を補強する。ビートを先導するのもウッドベースである。

 2021年の『GGP RMX』では、コーネリアスやスクエアプッシャーや808ステイトが彼らの曲をリミックスしていたが、同作は既に彼らの音楽の〝踊れる〟側面を浮き彫りにしていた。その発展形として、このアルバムがあると言えるだろう。ダンサブルでありながら、人力ならではのオーガニックな感触は損なわれていない。こんなアルバム、ゴーゴー・ペンギンにしか作れないだろう。

PHYGITAL VINYL - ele-king

 Pヴァインが手がけるレコード好きのためのアプリ「VINYLVERSE」。その使い方を学べるイベントが開催されることになった。当日は「VINYLVERSE」のレクチャーに加え、プレス工場「VINYL GOES AROUND PRESSING」の見学や、スマホで再生できるレコード「PHYGITAL VINYL」をじっさいに製造する体験もできるとのこと。さらにはできたてほやほやのレコードはお持ち帰り可能と、おみやげまでついてきます。詳しくは下記をご確認ください。

【2025-06-23 追記】

本イベントの参加募集は定員に達したため、受付を終了いたしました。ありがとうございました。

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『スマホで再生できるレコード「PHYGITAL VINYL」を作りませんか?』

レコード専用アプリ「VINYLVERSE」の使い方を学びながら、実際のレコードプレス工場で製造現場を体験できる特別イベントを開催します!

7月19日(土)、スマホアプリ「VINYLVERSE」の簡単なレクチャーと、その再生メディアである「PHYGITAL VINYL」の製造体験として、VINYL GOES AROUND PRESSINGでの工場見学・制作体験をセットにした90分のプログラムをご用意。
プレスマシンの見学、ドーナツ盤の穴あけやシュリンク包装の体験に加え、PHYGITAL VINYLを使ったアプリ体験もお楽しみいただけます。

さらにこの日、製造するのは話題沸騰中のFNCY+9m88「Saturdays Vibrations」。**この日だけの限定カラー仕様(PHYGITAL VINYL盤)**でプレスされた、できたてホヤホヤのレコードをそのままプレゼントします!

抽選会では、スペシャルな景品が当たるチャンスも。**参加費無料・事前申込制。**レコードファン必見のイベント、ぜひご参加ください!

◾️日程・概要
開催日:7月19日(土)
時間:14:30開始 ~ 16:00終了
(※工場へは15分前よりご来場可能です)
※終了時間は状況により前後する可能性がございます。

場所:VINYL GOES AROUND PRESSING(埼玉県川口市)

料金:無料

◾️内容
【製造見学・体験】
・プレスマシン見学
・ドーナツ盤穴あけ体験
・シュリンク包装体験
※シュリンク包装は工場で用意したレコードを使って体験していただきますが、おひとり様1枚までご自身のレコードをお持ち込みいただくことも可能です。ただし、短時間ながら熱処理を行うため、貴重なレコードのご利用はお控えください。

【VINYLVERSEアプリの体験・説明会】
当日配布されるレコードは、「PHYGITAL VINYL」という特殊仕様となっております。通常のレコードプレーヤーで再生可能ですが、スマートフォンでの再生・利用には専用アプリ「VINYLVERSE」のダウンロードが必要です。

※会場にはご利用可能なWi-Fiはございません。モバイル回線(携帯電話のデータ通信)をご利用いただく場合がありますので、可能であれば事前にアプリをダウンロードしておいてください。
アプリは **「VINYLVERSE MUSIC」**で検索してインストールできます。

【お土産】
FNCY+9m88「Saturdays Vibrations」
限定カラーPHYGITAL VINYL盤(この日だけの特別カラー仕様!)を、当日プレスされた出来たてホヤホヤの状態でプレゼントいたします。

【プレゼントがもらえる抽選会も開催予定!】
参加者のレコードに印字されたナンバーで抽選を実施。
運が良ければ、VGAのTシャツやPヴァインのレコードなど豪華景品が当たるチャンス!

◾️アクセス情報
・埼玉高速鉄道(東京メトロ南北線直通)「川口元郷駅(2番出口)」からバスで約12分:
 2番バス乗り場より、
 国際興業バス [川02]「東領家循環(東領家一丁目方面)」に乗車
 →「花の枝橋」バス停下車 徒歩約3分
https://transfer.navitime.biz/5931bus/pc/diagram/BusDiagram?orvCode=00020881&course=0001000878&stopNo=4

・JR京浜東北線「川口駅」東口からバスで約20分:
 1番バス乗り場より、
 国際興業バス [川02]「東領家循環(東領家一丁目方面)」に乗車
 →「花の枝橋」バス停下車 徒歩約3分
https://transfer.navitime.biz/5931bus/pc/diagram/BusDiagram?orvCode=00020643&course=0001000878&stopNo=1

・日暮里舎人ライナー「舎人公園駅」徒歩20分

※受付完了後に、正確な住所を改めてご案内いたします。
※会場に駐車場はございません。お車でお越しの方は、近隣のコインパーキングをご利用ください。

◾️撮影・SNS投稿OK!
会場では、記録・取材・SNS投稿が行われる場合があります。
写真や映像に写り込む可能性があることをあらかじめご了承ください。

◾️応募方法
以下の応募フォームよりお申し込みください:
https://forms.gle/qXTX4t49uZmhxD277
1回のお申し込みで2名様までご応募可能です。お一人様での参加も歓迎します。
※定員に達し次第、受付を終了させていただきます。

※中学生以下の方は、10歳以上かつ保護者同伴の場合に限り参加可能です。
なお、会場にはプレス機や加熱設備、穴あけ機などの機械が多く、熱や鋭利な部品を伴う作業も含まれるため、幼児〜小学校低学年のお子さまのご参加は、安全確保の観点からご遠慮いただいております。何卒ご了承ください。

※当見学会は、一般の音楽ファン・リスナーの皆様を対象とした内容となっております。業界関係者様(企業・レーベル・同業の皆様)のご参加はご遠慮ください。

その他、事前にご不明な点がございましたら、以下のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。
support@vinylversemusic.io
※内容によってはご返信にお時間をいただく場合がございますが、原則として2営業日以内にご対応いたします。

◾️主催:VINYL GOES AROUND(株式会社Pヴァイン)

dazegxd - ele-king

 在日アメリカ人DJ・migeruが東京を拠点に展開するパーティ・シリーズ〈GOODNIGHT〉が、7月25日(金)にCIRCUS TOKYOにて40回目の開催を迎える。記念すべき本回のゲストには、先日Web ele-kingでも取り上げたハイパーポップ/デジコアの第一人者ジェーン・リムーヴァーのサポートDJとしてツアー全日程に帯同中のdazegxdを招聘。

 dazegxdは、ポスト・ハイパーポップの潮流をリードするアメリカのインディ・レーベル〈DeadAir〉とニューヨーク・ブルックリン拠点に活動するプロデューサー。自身の手がける作品群は、ゼロ年代のVGMやレイヴ・ミュージックに影響を受けたジャングルやドラムン・ベース、(2020年代以降のリヴァイヴァルの潮流を汲む)アトモスフェリックなブレイクコア、そしてガラージなどのベース・ミュージックだそうだ。「NYCガラージ」という、(UK的なそれではない)新たな流れもSwami Sound、gum.mp3といった面々とともに牽引中で、昨年には自身の主催するコレクティヴ〈eldia〉によるパーティの東京編を初開催するなど、日本のポップ・カルチャーへの愛も深い。

 また、本回をサポートするローカル・アクトには、先日〈POP YOURS〉にも出演した国産ハイパーポップの代表的存在であるlilbesh ramkoによるライヴ、discordsquad2k、666、wagahai is neko、Yurushite Nyan、GOODNIGHT CREWによるDJセットがラインナップされている。いずれもコロナ禍以降のクラブ・シーンに出現した、ジャンルレスでエッジの効いたプレイを得意とするプレイヤーたちだ。

 2020年代以降様変わりしたクラブ・シーンの世界的潮流と、日本のローカル・シーンでいま起きていることが交わる興味深い一夜と思われる。昨今の流れに馴染みの薄い人も、ぜひ一度足を運んでみてはいかがだろうか。

7/25 (Fri)
GOODNIGHT vol.40
at CIRCUS TOKYO
23:00 OPEN / 5:00 CLOSE
ADV: ¥2,500+1d / DOOR: ¥3,500+1d

Ticket: https://circus.zaiko.io/e/goodnight40

Special Guest
dazegxd (Brooklyn, NYC)

LIVE
lilbesh ramko

DJ
666 (yuki+maya)
discordsquad2k (fogsettings+ikill)
wagahai is neko
Yurushite Nyan
GOODNIGHT CREW (skydoki+NordOst+migeru)

VJ
emiku
suleiman.jp

 先月、NHKで放送された国内最大規模の音楽賞番組「MUSIC AWARDS JAPAN」は「透明性」をキーワードに掲げていた。同番組は放送後も「透明性」を軸に語られ、そうした議論をいくつか聞いていると、それまで音楽賞番組の代名詞だった「日本レコード大賞」はよっぽど「透明性」に欠け、「透明性」の重要性が説かれれば説かれるほど「日本レコード大賞」は金が飛び交う賞番組なのだなという印象が増していった。放送日が年末年始でなかったのは「日本レコード大賞」への配慮からだろうし、アイドル部門で最優秀アイドル賞を受賞したスノーマンが授賞式を欠席しても、旧ジャニーズ事務所が事務所ごと「日本レコード大賞」の不参加を決め込んだようなことは(まだ)起きていないと思わせる演出も随所に施されていた(「不透明」だったのはプレゼンターの人選ぐらい?)。ちなみに「MUSIC AWARDS JAPAN」は音制連や音事協など5つの音楽主要団体が選考の主体で、「日本レコード大賞」の主催は各新聞記者。

 山口百恵は一度も「レコード大賞」を受賞していない。AKB48がレコード大賞を取った日、小学生だった姪は「日本は終わった」とやさぐれていた。中森明菜が新人賞を取れなかったのは大手事務所が金をばらまいて阻止したからだということはよく知られている。家に送られてきた賄賂を送り返したと話す審査員にも僕は会ったことがある。このように「評価」のシステムが「不透明」なのは、何も音楽業界だけではなく、日本全体に浸透している権力のあり方と関係し、そうした構造を既得権として告発し、すべてに「透明性」を与え、「自由競争」を促そうというのが新自由主義である。「MUSIC AWARDS JAPAN」も「透明性」を謳い、評価の基準を明確にしてマーケットを正常化したいという志が動かしていたのだろう。そこにはいわゆる外国の目があり、外国のマーケットがあり、日本の音楽事務所がここ数年、アメリカの投資家に買いまくられていると思ったらやたらとJ-ポップがビルボードのチャートに入るようになったという現実もある。日本の音楽はユニークだ、日本の音楽は外国に通用する、日本の音楽を外国に売りたい、という欲望が「MUSIC AWARDS JAPAN」のそこかしこから吹き出し、日本の音楽が外国のマーケットに進出した象徴として “ライディーン” のリブートからスタートしたのも本音がよく出ていた。もちろん、高橋ユキヒロへの追悼はなかった。

「MUSIC AWARDS JAPAN」を観ていて僕には淀んだ気持ちはあってもブレイクスルーの感情は湧いてこなかった。「不透明」の代わりにあったのは「数」の論理である。最も多い投票数を集めて日本で一番優れているミュージシャンとされたのがミセス・グリーン・アップル。1年前に植民地主義を肯定する表現が問題視されたバンドで、彼らのような存在をいま日本の顔に選ぶなんて、投票した人の見識は大丈夫なんだろうかと思ってしまった(ちなみにレコード大賞と同じ結果)。音楽の優劣が「数」で決まる(とはいえ、投票数が公表されたわけでもない)。「数」というのはつまり数字で、これもまた別な意味で金である。「不透明」が汚れた金なら「数」が導くのはきれいな金ということか。日本社会の「不透明さ」は姪の心を打ち砕いてしまったけれど、どうやら僕の心を打ち砕くのは「数」である。暴力の質が変わっただけともいえる。開会宣言で細野晴臣が「ただ好きなことをやっていただけ」と、暗に自分は「数」とは無縁だと述べたことは結果的に番組への最大の抵抗になっていた。音楽には金よりもマジックを呼んでほしいと思う僕は「数」の論理から遠く離れた音楽を聴くことしかきっとこの先もできないだろう。そもそも正常化したマーケットのなかにだけ音楽があるわけではない。金でもなければ数でもなかった音楽家の名前を、ここで僕はどうしても思い浮かべてしまう。忌野清志郎さんである。忌野清志郎という音楽家の才能を評価する基準は、いま、日本社会のどこにも見当たらない。この先もないかもしれない。「低脳なヤマ師と 信念を金で売っちまう おエラ方が 動かしている世の中さ 良くなるわけがない あきれて物も言えない」(RCサクセション “あきれて物も言えない”)

 東芝EMI時代に知り合い、その後も彼が会社を変わるたびに何かと縁のあった高橋康浩が忌野清志郎についてまとめた著作『忌野清志郎さん』の構成を少しばかり手伝った(本日・発売)。高橋くんは昔から業界っぽく喋るのだけれど、業界っぽく聞こえたことがない。根が純真なので、スカしても様にならないし、何を話してもロックが好きだということしか伝わってこない。キング&プリンスの高橋海人があまりにも高橋くんに似ているので「もしかして子ども?」と訊いたら「みんなにそう言われる」と憮然としていた。高橋くんとは一時期、清志郎さんのプロモーションでTV局を巡ったことがある。『ねるとん紅鯨団』の収録では清志郎さんが例によって大遅刻で、ついさっきまで西田ひかるが座っていた椅子に異様な執着を示していた高橋くんもタイム・リミットが過ぎてからはスタッフに「もう来ます」「家を出ました」と平謝りで、西田ひかるの椅子どころではなくなっていた(浅草ROXでの公開収録なのでお客さんも待ち続けた)。しかも収録が始まると清志郎さんはVTRを見ながら「面白くない」「興味ない」を連発。途中で一回だけ「少し面白くなってきた」と発言し、最後は「やっぱりつまらなかった」と言って急に坂本冬美の “能登はいらんかいね” を歌い出した。とんねるずも「清志郎さんじゃ仕方がない」というジェスチャー。同番組のオン・エアを観たら「少し面白くなってきた」と “能登はいらんかいね” しか使われていず、清志郎さんはずっと番組を面白がっていたかのように編集されていた。まあ、そういうものかもしれないけれど、TVの編集って事実とは正反対の印象を与えられるんだなということを、その時は学ばせてもらった。

 高橋くんが清志郎さんのプロモーションに加わる以前、僕はレコード会社でも事務所の人間でもないのに、どういうわけか清志郎さんがTV局に行く時はいつもくっついていた。初めて行ったのは確か『オレたちひょうきん族』で、『RAZOR SHARP』のプロモーションのために “AROUND THE CORNER / 曲がり角のところで” を歌う場面もあったけれど、鹿の着ぐるみを着て、ただ突っ立っているだけだったりと、清志郎さんがやらされていることには「なんで?」と思うことが多かった。本人が楽しんでいるならいいかとは思うけれど、RCサクセションを続けるべきか、やめるべきか、曲がり角のところで考えていたり、河を渡ったり、考えが変わったり、夢は終わったし、二度ともどれはしないし、いったい ぜんたい ここはどこで、新しいアイディアを聞かせておくれと、ありったけの苦悩がぶちまけられた作品を世に伝えるにしてはどうもフォーマットが合っていないような気がした。『RAZOR SHARP』はロンドンでレコーディングしている時からプロモーション・ヴィデオの撮影や宣伝用の写真撮影、それとジャケットの撮影にも立ち会ったので、内容とリンクしていないと思うことは最初から少なくなかった。英語圏のクリエイターたちとはやはり意思疎通が難しく、ジャケット撮影から特急で3日後にあがったデザインのラフを見て清志郎さんはジャケットに入れる名前の表記も、たとえば「Johnny "Guitar" Watson」のように「KIYOSHIRO IMAWANO」の間に、あだ名のようにして "忌野清志郎”と入れて「KIYOSHIRO "忌野清志郎” IMAWANO」と読めるようにしてほしいと頼んでいたのだけれど、結局これは直らなかった。アイコン(というデザイン事務所)のデザイン・ワークも彼らが直前に手掛けたポール・ヤングの使い回しで、ギザギザのカットが半分に減ってるだけ。そもそもジャケット撮影も清志郎がどんなメイクをしているのか知らないために、メイクさんからどうメイクしていいのかわからないと言われ、清志郎さんも途中で宣伝部の近藤(雅信)さんに「写真は持ってこなかったのか」とやや怒り気味。いつもはファンキーな近藤さんもその時は真っ青になって「すいません」と頭を下げるだけだった。結果的にRCでやっていたメイクとは違う顔が出来上がり、むしろ良かったのではないかと僕などには思えたものの、スタジオの雰囲気は途中まで最悪。それを挽回するようなデイヴィス&スターによるユニークな撮影方法は前にどこかで書いたので省略するとして、後日、届いたポジを見て「どれも使えない」という声が出た時は僕まで切羽詰まってしまった。ディレクターの熊谷(陽)さんはアタッシェ・ケースに現金をぎっしりと詰め込んでスタンガンで武装しながらスタジオやデザイン事務所を飛び回り、なんというか、『RAZOR SHARP』のジャケットって、よくかたちになったなあといまだに感慨深い。

 ヴィデオの撮影でもメイクはネックになった。ヴィデオ・チームのメイクさんは魔法使いのような服を着た女性で、同じく参考になる写真はない。だんだんと出来上がっていく顔はデイヴィス&スターによるジャケット写真ともイメージが異なり、清志郎さんの顔は分を追うごとにチャイニーズ・マフィアのボスみたいになっていく。おそらく周囲にいたブロックヘッズの雰囲気に合わせたのだろう。そう思うと違和感はなくなる。メイクの女性にはうっすらとヒゲが生えていて、清志郎さんはそれをコソコソと面白がっていた(そんなことしてる場合じゃなかったのに)。ヴィデオを観てもわからないとは思うけれど、撮影場所はスタジオではなく、大きな図書館で、2階の本棚をすべて端に寄せ、クレーンを持ち込んでぐるんぐるんとカメラを移動せながら撮影していった。豪快だった。何度かリハがあり、清志郎さんのメイクが完成したところで、シェフがみんなのランチをつくり始めた。ところが、清志郎さんだけはメイクが崩れるという理由で食事禁止。これはさすがに段取りが悪い。なんともいえない空気のなか、僕もなぜか食事をもらえたので、申し訳なく思いながら食べた。おいしかった。

 こんなことを書いているといつまで経っても終わらない。清志郎さんと食べもののエピソードだけでもどこまででも筆が伸びてしまう。メイクの人が清志郎さんの髪をいじっている時に「昔はマッシュルーム・カットだったんですよね」と僕が訊くと「あれはイリヤ・クリヤキン・カットなんだ」と教えられ、日本に帰ってから調べてみると、ナポレオン・ソロの相棒のことだと判明したり(よほど人気があったみたいで、ジューシー・フルーツの奥野敦子がイリヤと名乗っていたのもこのキャラクターから。後に清志郎さんのラジオでクリーナーズ・フロム・ヴィーナス “Ilya Kuryakin Looked at Me” を探し出してオン・エアしたのは私です)。僕は『RAZOR SHARP』『MARVY』『COVERS』の宣伝を手伝い、高橋くんの著作はファンだった時代を助走部分として仕事的には『コブラの悩み』からタイマーズ、『Baby A Go Go』へと続いていく。高橋くんが路上ライヴを始めたあたりから宣伝の質は大きく変わる。メディアを集めるというよりはメディアが寄ってくるように仕向け、売るためにやるというよりは結果的に売れる方法を清志郎さんと高橋くんは探っていたのかもしれない。時代はそろそろミュージシャンや各ジャンルのクリエイターが自分のやったことをきちんと説明し、プレゼンテーション能力を上げ始めた時期である。ミュージシャンが好きに歌い、ライターが好きに書くことは許されなくなり、それが出来なければマーケットの外に出て行けといった雰囲気も強くなっていた。本書を読んでいると、プロモーションのシステムがだんだんと固まっていった時期に2人は逆らいたかったのかなとも思う。

 ソロになってからも高橋くんは断続的に清志郎さんと仕事を続け、亡くなった後もファー・イースト・プロモーション・マンであり続けている。清志郎さんからの信頼がハンパなかったことは行間をびしょびしょにするほど滲み出ていて、いつも清志郎さんのことを考えているからだろう、たまに会うと考えが深まっているのは驚かされる。RCの末期に「同じことの繰り返しから見えてくるものがある」と清志郎さんはアレンジを変えないで演奏するわけを話してくれたことがあった。同じ人がやったことを何度も考えることによって見えてくるものはあり、何度でも同じことを話すことにも意味はある。少なくとも僕も高橋くんも、あと野田くんも、清志郎さんのことを話すことには飽きたことがない。チャットGTPと話すよりも清志郎さんのことは高橋くんや野田くんと話す方が面白い。3人ともインターネットに書かれていないことをたくさん見聞きしているから。しかも感情の高ぶりを共有できるから。僕とか佐川秀文は当時、東芝EMIの近藤さんから主に発注をもらい、プロモーション用の冊子を編集したり、取材をして原稿を書くことが多かった。なので、宣伝部の人たちが現場で何をやっていたかは、実は本書を手伝うまで知らないことも多かった。タイマーズのライヴで、怒った客に胸ぐらをつかまれ、殴られる寸前だったなんて、そんなことがあったなんてまったく知らなかった。実は僕も大阪のライヴで、入り待ちのファンが多過ぎて楽屋入りできない清志郎さんの身代わりになったことがあった。背格好が同じなので、清志郎さんの服を着て近くを車で通り過ぎ、楽屋と反対方向にファンを惹きつけたはいいけれど、清志郎ではないとわかったファンに罵詈雑言を浴びせられた。なので、ファンに胸ぐらをつかまれる心境というのはわかる気がします。あれはたまりませんよね。ファンの熱意が高いことに問題があるわけではないので、この気持ちをどこに持って行けばわからないだけで。高橋康浩の『忌野清志郎さん』は高橋くんの胸ぐらをつかんだファンの人にはぜひ読んでもらいたい。その人の手に届くように、読んだ人はみんな、SNSで広めるよう努力してください。権力を持たない人たちが「数」の論理を持ち出すのはむしろいいことですから。なんて。

「俺は資本主義の豚で 無い物を売り歩く ああ この街で会えるなんて 不思議」(RCサクセション “不思議” )

world’s end girlfriend - ele-king

 去る6月13日、world’s end girlfriendの新曲 “Helix of frequency, Phenomenon of Love and Void (feat. Jessica)” がリリースされているのだが、なんとも興味深い試みが為されている。

https://virginbabylonrecords.bandcamp.com/track/helix-of-frequency-phenomenon-of-love-and-void

 作詞・作曲はworld’s end girlfriend。アートワークには山田優アントニの作品を使用。ヴォーカルにJessica、コーラスにMON/KU、ヴァイオリンにkumi takahara、チェロにSeigen Tokuzawaを迎えた同曲は、無料でダウンロードできるかわりに、聴き手はあるルールを遵守しなければならない。そのルールとは――
 曲を聴きながら以下のメッセージに目を通して、world’s end girlfriendがなにを思い今回のリリースを決断したのか、考えてみよう。

この楽曲は無料(または任意の価格)でダウンロードが可能ですが、
聴くものには以下のルールが課されます。

以下、ルール表記とコメント。
―――――――――

この楽曲を聴かれる方は、以下のルールを遵守してください。
If you listen to this song, please follow the rules below.

―――――――――
ルール:
The Rules:
*この楽曲は、無料または任意の価格を設定してダウンロードすることができます。
**This song can be downloaded for free or at an arbitrary price.

*この楽曲を聴いたその日から、「1年間、生きる」というルールがあなたに課されます。
(ルールを拒否し楽曲を聴かないという選択もできます)
**From the day you listen to this song, a rule is imposed upon you: "Live for one year."
(You may also choose to reject these rules and not listen to this song.)

*この楽曲は、個人間で自由に受け渡すことが可能です。
ただし、その場合も同じルールが受け取った方に課されます。
**This song can be freely transferred between individuals. However, the same rule will be imposed on the recipient in that case.

*YouTubeやSNSなど不特定多数が視聴できる場での楽曲の公開・配信は禁止とします。
**Public sharing or distribution of the song on platforms accessible to an unspecified number of people, such as YouTube or SNS, is prohibited.
―――――――――

これは楽曲に約束が付随し、あなたが自分自身とそして私と約束(または優しい呪い)を交わすようなもので、あなたと楽曲との関係性はどうなるのかの実験です。
This is an experiment to see how your relationship with this song evolves, as it comes with a promise(or a gentle curse), like you are making a commitment to yourself and to me.

お楽しみください。
Please enjoy.

world’s end girlfriend

Tramhaus - ele-king

 近年はオランダからさまざまなインディ・バンドが登場してきている。昨秋デビュー・アルバム『The First Exit』を発表したばかりのロッテルダムのトラムハウス、彼らもまた注目しておきたい一組だ。
 そんな彼らの来日公演が、村田タケル氏の主催・企画により実現することになった。7月1日@福岡UTEROを皮切りに、7月3日@大阪SOCORE FACTORY、7月8日@⻘山月見ル君想フの3か所を巡回、福岡公演にはaldo van eyck、大阪公演にはRedhair Rosy、東京公演にはDYGLも出演。DJとして、村田タケル(東京・大阪)、ナカシマセイジ(大阪)、NOBODY Crewのashira、yabu(福岡)らが各公演に花を添える。
 以下、Casanova S.氏による来日直前インタヴューをお届けしよう。

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 いまオランダで何か面白いことが起こっている、ここ数年ずっとそれを感じていた。「俺たちよりペイヴメントに似ているバンドを発見したんだ!」ライヴを見てそう言ったスポーツ・チームが興奮し、彼ら自身のレーベルからリリースしたアムステルダムのパーソナル・トレーナーに、〈Heavenly〉から3枚のアルバムを出しているピップ・ブロム。もう少しアンダーグラウンドなバンドだとア・フンガスにリアル・ファーマーがいるし、今年出たグローバル・チャーミングの2ndアルバムも素晴らしかった。ロッテルダムにはネイバーズ・バーニング・ネイバーズが存在し、そして何よりどんなメディアのこれから来るバンド・リストと比べても勝るとも劣らないラインナップを誇るインディ・バンドのショーケース・フェス、Left of the Dialがある。

 だけどもUKやUSのレーベル経由でなければその外になかなか情報が届くことはない(歯がゆくもあるけれど、インターネット時代であろうとも伝わるルートやスペースというのは限られているのだ)。だからその良さや興奮はもっぱらライブを目撃した人の口コミで広がっていく。上記のパーソナル・トレーナーの話がその良い例だろう。

 そんな中、2年前の2023年の秋にロッテルダムのポスト・パンク・バンド・トラムハウスを見ることができたのは本当に幸運だった。サウスロンドンのシェイム、あるいは初期のフォンテインズD.C. の名前が頭に浮かぶような、 ルーカス・ヤンセン(Vo)ナジャ・ヴァン・オスナブリュッヘ(Gt) ジム・ルイテン(Dr)ミシャ・ザート (Gt)ジュリア・ヴローグ(Ba)からなる5人組トラムハウス。このバンドはステージの上で自身から発せられるエネルギーを形作り観客を巻き込むように広げていって、その姿がたまらなく魅力的に映ったのだ。

 この世界には素晴らしいバンドがたくさん存在する。心に同じ炎を抱く非なるもの、その熱を伝えるべくトラムハウスは世界を回る。UKツアーを終え、ヨーロッパ、アジア、そして再び日本へと。バンドは1stアルバム『The First Exit』を手にして2回目の来日公演を迎える。その直前、ヴォーカルのルーカス・ヤンセンにロッテルダムの音楽事情、そして現在のトラムハウスについて話を聞いた。(Casanova.S)


2023年に続き、再び日本でライブを見られることをとても嬉しく思います。前回の来日公演では、デビュー・アルバムがまだリリースされる前だったというのにも関わらず、大盛り上がりでライヴ・バンドとしてトラムハウスの力を感じました。あの時のショーで、特に印象に残っている瞬間はありますか?

ルーカス・ヤンセン(Lukas Jansen、以下LJ):また日本に戻って来られることを、僕たちも本当に嬉しく思っています。前回は人生で最高の時間を過ごしました!特に忘れられないのは、東京の下北沢Basement Barでの2回目のライブです。その1週間前に行った最初の日本公演では、正直、会場はあまり埋まっていませんでした。初めての来日公演だったので当然ですね。でも、君も観に来てくれた2回目のライブでは会場がパンパンになって、観客が本当に熱狂的で。あれには心底驚かされました。

前回の来日時には日本を観光する時間もあったそうですね。印象に残っている場所やエピソードがあれば教えてください。

LJ:少し時間があったので観光もできました。東京や大阪はもちろん、京都にも行って、とても素敵な体験ができました。でも一番印象に残っているのは、ある夜に東京でファミリーマートからファミリーマートへ、居酒屋からセブンイレブンへ、また居酒屋、そしてまたファミリーマートへ……と飲み歩いた夜ですね(笑)。それぞれの場所で一杯飲んで、ちょっとつまんで、気づけば朝方まで歩いていました。

トラムハウスのサウンドには、ソリッドで荒々しいポスト・ポンクだけではなく、ユーモアと遊び心のあるアレンジが随所に施されていて、そこがとても独自のものとして魅力的に感じられます。このサウンドはどのようにして生まれたのでしょう?音楽に限らず、影響を受けたものがあれば教えてください。

LJ:僕たちは全員が異なる音楽に親しんで育ったことが、君のいう「独自のもの」に繋がったのだと思います。たとえばバッド・ブレインズ、ターンスタイル、トラッシュ・トークのようなハードコアやパンクを聴いて育ったメンバーもいれば、スロウダイヴマイ・ブラッディ・ヴァレンタインといったシューゲイズに夢中だったメンバーもいますし、インディ系をたくさん聴いてきたメンバーもいます。ツアーで、1年のうち何ヶ月も何時間も一緒のバンで移動して、お互いに聴いている音楽をシェアする機会が多いので、自然と触れる機会の少なかった音楽ジャンルへの理解も深まっていきました。それが、新しい音楽の発見の仕方や、曲作りにも影響していると思います。僕たちの音楽を“遊び心がある”と表現してもらえたのは初めてですが、自分たちでも「それ、けっこう当たってるかも」って思いました(笑)。

今回はデビュー・アルバムがリリースされた後のライブとなります。既存の曲を収録せずに新曲のみの構成となったこの1stアルバムでは何を表現しようとしたのでしょうか?

LJ:僕たちはこれまでEPや7インチで多くの曲をリリースしてきました。それらの曲をフルアルバムに再録して欲しいという声もありましたが、ファンや自分たちにとってこのレコードは完全に新しい曲で構成するのがベストだと思ったのです。それで、リハーサルスタジオにこもって、2週間ほどでこのアルバムを書き上げました。このアルバムは、トラムハウスがバンドとしてどういう存在なのか、そして 「僕らの 」サウンドとは何なのかを最もよく表している作品だと思います。激しくて怒りに満ちた曲もあれば、スロウで内省的な曲もあります。一つの曲の中でも、重さと軽さの間を行き来するような構成になっています。

デビュー・アルバムをリリースした前と後で変わった点があるとすればそれはどのような部分でしょうか?

LJ:今こうしている間にも、私たちは新しいサウンドを書き、変化し続けています。そう、僕たちのバンドは常に変わり続けているんです。初期に作った曲を今でも演奏していますが、新しいセットリストに合うようにアレンジを変えたり、他の曲とのつなぎ方を工夫したりしていて、常に進化を続けているんです。

オランダの音楽シーンについて教えてください。UKやUS の影響を受けながらも国内の音楽の影響も混じって独自のものが出来上がる印象で、日本の音楽シーンにも通じている印象です。実際のところオランダやロッテルダムのバンドシーンに特徴的なことはあるでしょうか?

LJ:オランダの音楽シーンは、国と同じように小さく、つながりが強いです。ミュージシャンも、アーティストも、プロモーターも、だいたい知り合いです。その点がすごく好きですが、ときどき“新しさ”を求めたくなることもあります。UKやUSからの影響は避けられませんが、ヨーロッパ各地を回ってみて、僕らの国には素晴らしい音楽がたくさんあると実感しました。ただ、そうした音楽でも過小評価されていると感じることも多いことが残念ですね。

アムステルダムとロッテルダムは東京と大阪の関係に似ているという話を聞いたことがあります。あなたたちの視点からだと、それぞれどんな違いがあると思いますか?ロッテルダムがどんな街なのかも教えてください。

LJ:ロッテルダムはオランダ第二の都市で、首都であるアムステルダムは第一の都市です。それが「カリメロ・コンプレックス」って言われる要因になっていて、ロッテルダムの人たちは、自分たちの街に対して正当であれ不当であれ、すごく誇りを持っているんです。最近、妹と話していて「ロッテルダムって街としてはブサイクだよね」って言っていて、僕もその意見には一票を投じたいんだけど、そのブサイクさこそが、この街のユニークな魅力でもあるんです。ちょっと説明をさせてもらうと、ロッテルダムは第二次世界大戦で爆撃されて、以降「未来の都市」を目指して再建されたので、建築家たちが好き勝手にクレイジーなデザインの建物を志向するようになったんです。とはいえ、好き嫌いはあると思いますが、オランダの中でロッテルダムのような街は他にはありません。初めて来る人にとっては、賑やかでちょっと荒っぽくて、いろんなことが起きている街。でも、時々すごくきれいな瞬間もあります。「それを見つけるには相当掘らないとダメだけどね」と言う人もいると思いますが(笑)。ええ、妹は間違いなくそう言っていました(笑)。

そんなロッテルダムでは、世界中のインディ・バンドが集まるショーケースフェスティバル「Left of the Dial」も開催していますよね。以前UK・ノッティンガムのバンド、オタラにインタビューした時に「こんなに待遇が良かったことはなかったし、こんなに好きなバンドを見られるチャンスがあったこともなかった」 とこのフェスのことを話していたことが印象に残っているのですが、地元のあなたたちの目から見たこのフェスはどのようなものなのか教えてください。

LJ:Left of the Dialは、ここ最近のロッテルダムで起きた中でも最高の出来事です。とにかく最高の週末で、今年の開催も待ちきれません。実は今これを書いているときも、Left of the DialのTシャツを着ています(笑)。このフェスは本当に誠実で、主催者の思いがちゃんと伝わってくるんです。バンドにとっても本当に大きな支えになっていて、結成したばかりの頃でも出演させてもらえましたし、その後も大きなステージに呼んでもらいました。本当に大好きなフェスです。

オランダ国内外に関わらず、同世代で注目しているバンドがあれば教えてください。

LJ:ヨーロッパ圏でいうと、北マケドニアのルフトハンザや、フランスのサーヴォ。どちらも素晴らしいバンドで、人としてもすごく素敵です。

デビュー・アルバムのリリース後、UK、US、ヨーロッパと幅広い地域をツアーしてきました。それぞれの街の音楽文化や空気など、違いを感じた部分や、新たに意識した部分はありますか?

LJ:本当に、どこに行っても観客の反応が全然違って、それがツアーの醍醐味の一つです。毎回たくさんのことを学んでいます。同じヨーロッパ内でも文化や社交のスタンダードが大きく違っていて、それがすごく面白いんです。すぐに言葉にはしにくいですが、ツアーを終えるたびに、出会った人々から大きな刺激を受けています。

2023年の来日公演でもそうでしたが、トラムハウスはステージ上で生まれる熱を押し広げて会場全体に一体感を生み出すようなステージングが印象的でした。ライヴ・パフォーマンスをする上で意識しているところがありましたら教えてください。

LJ:“エネルギー”に集中するようにしていて、それを広げることができたらいいなと思っています。ただ、それもあえて意識してやっているわけではなく、楽しく演奏すること、自分たちの音楽をしっかり届けることを第一に考えています。あとは自然と出てくるものですね。

現在、2枚目のアルバム制作にも取り組まれているそうですね。新たなインスピレーションや方向性など、お話できることがあれば教えてください。

LJ:新しいインスピレーションもあって、前作とは少し違ったサウンドにもなると思います。今はまだすべてがデモ段階で、歌詞もほとんど書かれていませんし、曲もまだ下書きのような状態です。でも、確実に前に進んでいます。

今回の日本公演では、新曲を披露する予定はありますか?

LJ:それができたら本当に嬉しいんですが、残念ながら間に合わないかもしれません。でも、あと数週間あるので、1〜2曲仕上げて試せたらいいなと思っています。あくまで「かもしれない」ですけど(笑)。

ありがとうございます。最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

LJ:前回の来日公演が終わってからずっと、「また日本に行きたいね」と話していました。それがまた実現して、めちゃくちゃワクワクしています。みなさんに会えるのを本当に楽しみにしています!

(質問:Casanova.S)

TRAMHAUS JAPAN TOUR 2025

7月1日(火)福岡 UTERO
with aldo van eyck | DJ ashira / yabu

7月3日(木)大阪 Socore Factory
with Redhair Rosy | DJ ナカシマセイジ / 村田タケル

7月8日(火)東京 月見ル君想フ
with DYGL | DJ 村田タケル

チケット情報
https://lit.link/tramhausJapantour2025

These New Puritans - ele-king

 2025年現在において、ジーズ・ニュー・ピューリタンズが発表した5枚のアルバムの中で最も異なっているアルバムは2008年の最初のアルバム『Beat Pyramid』であるというのは確かなことのように思える。せき立てるような手数の多いドラムにジャキジャキとした輪郭を持ったギター、直線的なベースにシンセの鼓動、そう、エセックスの双子の兄弟ジャック・バーネットとジョージ・バーネットが友人たちと組んだバンドはザ・フォールの曲名から名前を取ったというエピソードが指し示すようにポスト・パンク・バンドだったのだ。いまの彼らの音楽のイメージと直接的に結びつくことはないかもしれないが、異彩を放つこの1stが素晴らしいアルバムだというのもまた間違いない。定期的に繰り返されるポスト・パンクのリヴァイヴァルの中で若き日の彼らは鋭くクールに気を吐いて世界を震わせた(その中のひとりにエディ・スリマンがいて、デビュー前の彼らの曲をショーに使用したというは有名な話だが、現在も彼がピューリタンズの写真を撮っているというのもまた象徴的なエピソードだろう)。
 そこからもっと大胆にアート/ゴシック方向に舵を切り、管楽器とプログラミングを駆使した10年の2nd『Hidden』、暗く美しい不条理映画のサウンドトラックのような現代音楽の影響を感じる13年の3rd『Field of Reeds』、デカダンでゴシックな要素を強めた19年の4th『Inside the Rose』と進んでいくわけだが、しかし彼らのアート的なその嗜好は最初の時点からずっとそこに存在していた。輪郭のはっきりとしたギターとドラムのポスト・パンクのフォーマットの中で、数と色彩の魔術に取りつかれ “Numerology (a.k.a. Numbers)”や“Colours”のような曲を書くバンドはそうはいない。16世紀の占星術師ジョン・ディーをインスピレーションにした冷たいビートのポスト・パンクというのはある種不釣り合いですらあった。

 しかしこの感覚が彼らを特別にする。そう、このいくつかの対立しかねない要素が混じり合い同時に存在する感覚こそがジーズ・ニュー・ピューリタンズの魅力なのだ。2025年の5枚目のアルバム『Crooked Wing』を聞いてその思いを改めて深めた。パイプ・オルガンにベル、ヴィブラフォン、管楽器にピアノ、フィールド・レコーディング、果ては聖歌を唄う合唱団の少年の声まで、神秘的で、それでいて退廃的な雰囲気に包まれたこのアルバムの音楽はまさにジーズ・ニュー・ピューリタンズの集大成だ。2ndと3rdをプロデュースしたグラハム・サットンを再び招き入れた本作はそれらのアルバムの狭間に存在する空間に潜り込む。栄華を極めた人類が消え去った廃虚の街の建造物の冷たさと、デジタルの表記に囲まれる前、草の匂いが香る19世紀の村の教会に通う人々の暮らしが隣り合わせに存在するような世界、それがひとつの景色として目の前に提示され、その中に潜む美を見出すような、これはそんな音楽なのだ。
 ヴィブラフォンとピアノが織りなす星空の中に吸い込まれるような“Bells”は『Field Of Reeds』のその先にあり、冷徹なビートがはびこるインダストリアルな地獄の季節“A Season In Hell”に『Hidden』を、キャロライン・ポラチェックが参加した“Industrial Love Song”(あぁこの曲はなんと建設現場のクレーンの視点から書いたラヴ・ソングなのだという)の深い霧の中に潜っていくような感覚に『Inside the Rose』を思う。厳かな少年の声の“Waiting”にはじまり、同じメロディで最初に返ることが示唆される “Return”で締めくくられるアルバムの様相は「私はこれを二度言う」という謎めいた言葉に挟まれた最初のアルバム『Beat Pyramid』の円環構造そのものだ。聞けば聞くほどにこのアルバムにはジーズ・ニュー・ピューリタンズのこれまでの軌跡の全てが詰まっているように思えてくる。年を重ね、楽器のパレットが変わっても、ピューリタンズの内に秘めた美への探求心は変わることなく受け継がれているのだ。

 そして明らかな変化もある。『Crooked Wing』でのジャック・バーネットの歌声は過去のどのアルバムよりも優しく、まるで幻想的な物語を子供に読み聞かせるように柔らかに響くのだ。厳かで神秘性を帯びた、デカダンなトラックの中でのそれはやはり不釣り合いのようにも思えるのだけど、しかしその声は溶け込むようにして流れ出す。あるいは逆にこの柔らかな歌声の外にこそ世界は広がっているのかもしれない(物語が言葉によって受け継がれてきたのと同様に)。これほどまでに緊張感のある音楽にもかかわらず、聞きやすくスゥと入ってくるのはこれがヴォーカルを中心にしたアルバムだからなのだろう。手招きをするように滑らかな糸を垂らすジャック・バーネットの声を頼りに深いところに潜っていくような、そんな感覚に包まれるのだ。

 厳かで幻想的な景色が広がる。光と闇、自然物と人工物、過去と未来、それらが境目なく混在する地続きの世界、ありえない光景があるがままにさらされる。陶酔感と恍惚感に包まれた、ジーズ・ニュー・ピューリタンズがこれまで送り出した4枚のアルバムの全ての過程を経てたどり着いたようなこの音楽は彼らの集大成、記念碑的なアルバムなのかもしれない。しかしそれは同時にここから新たに始まるという気配が漂うものでもある。“Waiting”、“Return”、このピューリタンズの輪の中にいつまでも漂っていたいという思いに駆られる。

Mars89 - ele-king

 Mars89が主宰する〈Nocturnal Technology〉が初となるレーベル・ナイト「Nocturnal Technology presents NIGHT-001」を7月5日(土)に渋谷・WWWβにて開催。本年1月に同レーベルから発表された、Albino Soundとの「ボディーホラー」をテーマにしたアルバム『ORGANS』のリリース・ライヴを披露する。

 ワルシャワのレーベル〈Brutaż〉を主宰し自身も名店〈HARDWAX〉の運営に関わるDJ・RRRKRTAによるオール・ヴァイナル・セットを迎え、ローカル・アクトとしてハウスを主軸にレフトフィールドなアプローチを続ける音楽家Yoshinori Hayashi、大塚のアンダーグラウンドなヴェニュー〈地底〉を拠点に活躍する新鋭RE:COが出演。

 直訳すると「夜行性の技術」といった意味合いになるだろうか、〈Nocturnal Technology〉という名を体現した、夜を愛してやまないMars89の哲学を存分に体験できる一夜となることだろう。

Nocturnal Technology presents NIGHT-001

2025/07/05 SAT 23:00 at WWWβ
U23 ¥2,000 / ADV ¥2,500 / DOOR ¥3,000
TICKET https://t.livepocket.jp/e/20250705wwwb

Albino Sound & Mars89 ORGANS Release LIVE
RRRKRTA [Brutaż / Warsaw]
RE:CO
Yoshinori Hayashi

Over 20 only・Photo ID required / 20歳未満入場不可・要顔写真付ID

*当日映像の撮影を予定しています。顔などが鮮明に映らないよう配慮しておりますが、あらかじめご了承ください。
*本プログラムはRRRKRTAの渡航費の一部としてポーランドのAdam Mickiewicz Instituteからサポートをサポートを受けています。

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 Mars89主宰のレーベルNocturnal Technologyが、そのアティチュードを体現する夜会を開催する。同レーベルからボディーホラーをテーマにしたアルバム『ORGANS』をリリースしたAlbino SoundとMars89が、初のセッションライヴパフォーマンスを披露する。そして、レフトフィールドなダンスミュージックをリリースし続けているワルシャワのレーベル「Brutaż」のボスであり、ベルリンの名門レコードストアHARD WAXの裏方も務めるRRRKRTAが大量のレコードと共に初来日を果たす。国内からは、同じくレフトフィールドなダンスミュージックを探求し、ノルウェーの〈SMALLTOWN SUPERSOUND〉からアルバムをリリース、レコード・フリーク達を唸らせてきたDJでもあるカルト電子作家Yoshinori Hayashiと、若手ながらもスキルフルにダブやテクノを横断、大塚地底のCALDERAよりRE:COが登場する。

 Nocturnal Technologyは、東京を拠点に活動するDJ/プロデューサーのMars89による、夜をテーマにしたエレクトロニック・サウンドのレーベルである。レーベル名の「Nocturnal Technology(夜行性の技術)」は、クラブカルチャーの技術が夜間に活気づくことを意味している。レーベルのロゴは、音を使って暗闇で行動する動物であるコウモリへのオマージュである。

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David Byrne - ele-king

 近年ではコンサート映画『アメリカン・ユートピア』が日本でもヒットしたデイヴィッド・バーン(監督はスパイク・リー)。そのもととなった同名ツアーへと発展するアルバム『American Utopia』以来、7年ぶりの新作が9月5日にリリースされる。題して『Who Is The Sky?』。『American Utopia』を発展させた内容になっているようで、彼らしく尖った要素と親しみやすい要素をあわせもつ作品に仕上がっている模様。ニューヨークという街からインスパイアされたと思しき新曲“Everybody Laughs”が公開中です。

トーキング・ヘッズのリーダーとして知られるデヴィッド・バーンが、最新アルバム『Who Is The Sky?』を〈Matador Records〉より9月5日にリリースすることを発表した。アルバムのプロデュースを手がけたのは、グラミー賞受賞プロデューサーのキッド・ハープーン(ハリー・スタイルズ、マイリー・サイラス)。収録された12曲のアレンジは、ニューヨークを拠点とする室内楽アンサンブル、ゴースト・トレイン・オーケストラのメンバーが担当した。

2018年のグラミー賞ノミネート作『アメリカン・ユートピア』以来となる本作には、古くからの仲間から新たな音楽仲間まで幅広いゲストが参加しており、セイント・ヴィンセント、パラモアのヘイリー・ウィリアムス、ザ・スマイルのドラマーであるトム・スキナー、そして『アメリカン・ユートピア』にも参加したパーカッショニストのマウロ・レフォスコといった面々が名を連ねている。リード・シングルとなる「Everybody Laughs」は、キャッチーな魅力でアルバムを象徴する1曲となっており、あわせて公開されたミュージック・ビデオは、マルチメディア・アーティストのガブリエル・バルシア・コロンボが監督を務めている。 

David Byrne - "Everybody Laughs" (Official Music Video)
https://www.youtube.com/watch?v=YM-BTJKIz0Q
配信リンク >>> https://davidbyrne.mat-r.co/everybodylaughs

知り合いの誰かにこう言われたんだ。
「デヴィッド、あなたは “everybody(みんな)” という言葉をよく使うよね」って。
たしかにそうかもしれない。
ニューヨークという場所での人生を人類学的な視点で描き出すために、そうしているのかもしれないね。
- David Byrne

「みんな生きて、死んで、笑って、泣いて、眠って、天井を見つめる。みんな他の誰かの靴を履いている ― そんなことしない人もいるけど、僕はやったことがある。そんな色々なことを、グルーヴやメロディに支えられた高揚感を感じられるような形で歌にしようとした。曲の終盤で、セイント・ヴィンセントと僕が一緒に叫んだり歌ったりしているところは特にそんな感じだよ。音楽は、相反するものを同時に抱え込むことができるんだ。今年の初めにロビンと一緒に歌ったとき、それを実感したよ。彼女の曲はしばしば悲しいけれど、音楽自体はとても喜びに満ちているんだ」とデヴィッド・バーンは語る。

「すぐにはわからなかったけれど、これらは明らかにデヴィッドの個人的な物語であり、同時に彼独自の世界の捉え方が色濃く反映されている楽曲だと思った」とキッド・ハープーンは加える。「ニューヨークの街を歩きながら”Everybody Laughs”のデモを聴いていたときは、本当に幸せな気分になったよ。僕らはみんな同じなんだって思うことができたから。誰だって笑うし、泣くし、歌う。デヴィッドが多くの人の心をつかむのは、たぶん、彼自身もそのジョークの一部になっているからだと思う。彼はこの世界のバカバカしさをちゃんとわかっていて、それを踏まえたうえで、個人的な観察を通じて独自の視点を差し出しているんだよ」。

2023年、アルバム・ツアーとして始まり、絶賛されたブロードウェイ公演、さらにはスパイク・リー監督によるHBOの映画作品へと発展した『アメリカン・ユートピア』の時代が幕を閉じる頃、彼は少しずつ、グルーヴやコード、メロディの断片をしばらくぶりに書き留めはじめていた。その直前の3年間は混乱に満ちていたが、そんな中で、歌詞のアイデアやフレーズも書き溜めていたという。「いざ制作を始めるときに、少しでもストックがある方が始めやすいということに気づいたんだ。そして、気づけば結構たまっていた。アコースティック・ギターを弾きながら、ループやビートに合わせて歌う、そんなごくシンプルな曲たちが少しずつ生まれはじめたんだ」。世界が、そして『アメリカン・ユートピア』のブロードウェイ公演が中断を余儀なくされたなか、彼もまた多くの人々と同じように、自らに問いかける時間を得ることになった。「自分がやっていることは、本当に好きなことなのか? どうして曲を書いているんだろう? どうしてこの仕事をしているんだろう? そもそも、そこに意味はあるのか?」

その重い問いに対する彼なりの答えが詰まっているのが最新作『Who Is The Sky?』であり、この作品は、『アメリカン・ユートピア』とそのツアー、そしてグラミー賞を受賞したブロードウェイ公演および映画で明確に提示された「楽観的なテーマ」をさらに発展させた内容となっている。彼はこの作品を通じて、人と人とのつながり、そして混沌とした世界の中における社会的な連帯の可能性を追い求め続けている。『Who Is The Sky?』は、とてもシネマティックで、ユーモアに富み、喜びに満ちた作品でありながら、しばしばメッセージも含まれている。「愛は説明できるものではない」「悟りの意味は人それぞれ違う」「たとえ翌朝の肌が赤ちゃんのようであってもそうでなくても、保湿はしておくに越したことはない」そして何より、このアルバムでは、前衛性とポップの親しみやすさを紙一重で共存させるデヴィッド・バーンの類まれなセンスが改めて際立っている。

彼によると、『Who Is The Sky?』には「これまで以上に『ストーリー性のある楽曲』が多く含まれている」という。いずれも「個人的な体験に基づいたミニ・ストーリー」のような構成になっており、たとえば次のような楽曲が挙げられる:
「She Explains Things to Me」(どうして彼女には全部そんなに明白なんだろう?)
「A Door Called No」(彼がキスを受けたことで、不思議とその扉が開く)
「My Apartment Is My Friend」(最悪な姿も見せてきたのに/僕らはいつも仲良しなんだ)
「I Met the Buddha at a Downtown Party」(かつての精神的指導者が、神格化されることよりも不健康なデザートに夢中になっているパーティの一幕)など。

「グルーヴにはうるさい」と自他ともに認めるデヴィッド・バーンは、制作の終盤にトム・スキナーや、30年以上にわたって共にレコーディングやツアーを行ってきたブラジル人パーカッショニストのマウロ・レフォスコからの貢献を歓迎した。ミックスはマーク・ “スパイク” ・ステント、マスタリングはエミリー・ラザールが手がけており、完成した作品は、彼自身の言葉を借りれば、「隠すことと、さらけ出すことの両方が詰まっている」。「このアルバムは、誰もが内に秘めている『神話的な存在』になるための機会でもあり、現実を抜け出して、もうひとつの世界に足を踏み入れるチャンス。つまり、『自己』という牢獄から超越し、逃れるための試みなんだ」。こうしたコンセプトは、『Who Is The Sky?』のアルバム・パッケージ全体にも色濃く反映されている。アートワークはシラ・インバーが手がけ、デヴィッド・バーンの姿は放射状のカラーパターンと、ベルギーのアーティスト、トム・ファン・デル・ボルフトによるサイケデリックで棘のような衣装に包まれ、ほとんど見えないほどに覆い尽くされている。また、今年後半には『Who Is The Sky?』のツアーが予定されており、バンドは13名編成(ミュージシャン、シンガー、ダンサー)で、『アメリカン・ユートピア』のメンバーも含まれ、全員がステージ上を自由に動き回る構成になる。

デヴィッド・バーン待望の新作『Who Is The Sky?』は、CD、LP、デジタル/ストリーミングで9月5日(金)に世界同時リリース。国内盤CDには歌詞対訳・解説書が封入される。LPは輸入盤LP(ブラック・ヴァイナル)に加え、通常盤LP(レモン・イエロー・ヴァイナル)、限定盤LP(アップル・グリーン・ヴァイナル)、日本語帯付きLP(日本語帯付き/歌詞対訳・解説書付き/アップル・グリーン・ヴァイナル)が発売される。また、タワーレコード限定盤(日本語帯付き/歌詞対訳・解説書付き/オレンジ&ピンク・ヴァイナル)も発売される。なお、Tシャツ付きセットに関しては後日発表される。

label: Matador Records / Beat Records
artist: David Byrne
title: Who Is The Sky?
release date: 2025.09.05
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=15136

・国内盤CD(解説書・歌詞対訳付き)
・輸入盤CD
・輸入盤LP(ブラック)
・通常盤LP(レモン・イエロー)
・限定盤LP(アップル・グリーン)
・日本語帯付きLP(日本語帯付き/歌詞対訳・解説書付き/アップル・グリーン)
・タワーレコード限定盤LP(日本語帯付き/歌詞対訳・解説書付き/オレンジ&ピンク)
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Tracklist
01. Everybody Laughs
02. When We Are Singing
03. My Apartment Is My Friend
04. A Door Called No
05. What Is The Reason For It?
06. I Met The Buddha at a Downtown Party
07. Don't Be Like That
08. The Avant Garde
09. Moisturizing Thing
10. I'm an Outsider
11. She Explains Things To Me
12. The Trut

MOODYMANN JAPAN TOUR 2025 - ele-king

 7月に来日のムーディーマン、すでに東京公演はソールドアウトしておりますが、大阪はまだチケットあります。彼のDJを聴かずしてハウスは語れない、そのくらい素晴らしいDJです。しかも毎回そのミックスや選曲には驚きがあります。ブラック・ミュージックの最高のDJで、関西も盛り上がりましょう!

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