「Nothing」と一致するもの

Oneohtrix Point Never - ele-king

 ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーの来日までいよいよ1か月。ジム・オルーク&石橋英子の出演も楽しみな公演ですが、ここへ来てさらに嬉しいお知らせです。最新作『Again』がカセットテープにてリリースされます。フィジカル限定のボーナストラックもあり。これはTOWER VINYL SHIBUYAのリニューアルを記念した企画で、同店(と来日公演会場)のみでしか買えません。この機を逃さないように!
 なお紙エレ最新号にはOPNのインタヴューを掲載しています。来日に向け予習しておきましょう。

来日まであと1ヶ月!
最新アルバム『Again』が超限定カセットで登場!
待望のジャパンツアーとTOWER VINYL SHIBUYAリニューアルオープンを記念して
ライブ会場とTOWER VINYL SHIBUYAのみで
数量限定カセットテープの販売決定!

いよいよ来月、最新アルバム『Again』をひっさげた新たなライブセットをここ日本で世界初披露するワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(以下OPN)。ジャパンツアーには最新アルバムでも客演したジム・オルークが石橋英子と共にスペシャルゲストとして出演することも決定し、コーチェラ出演も発表されるなど話題が続く中、ジャパンツアーとTOWER VINYL SHIBUYAのリニューアルオープンを記念して、最新アルバム『Again』の数量限定カセットテープが、ライブ会場とTOWER VINYL SHIBUYA(タワーレコード渋谷店6F)のみで発売決定! こちらのカセットテープにはフィジカルフォーマット限定のボーナストラック「My Dream Dungeon Makeover」が収録されている。

ONEOHTRIX POINT NEVER『Again』数量限定カセットテープ
※タワーレコードではTOWER VINYL SHIBUYA(渋谷店6F)のみの販売となります。
※予約不可(店頭・電話・ネットからの予約は一切できませんのでご了承下さい)
※販売開始日:2024年2月29日(木)のリニューアルオープン日より
※商品の購入はお一人様1個までとさせて頂きます。
https://tower.jp/article/news/2024/01/29/ta001

ONEOHTRIX POINT NEVER
special guest: JIM O'ROURKE + EIKO ISHIBASHI

[東京]
公演日:2024年2月28日(水)
会場:EX THEATER
OPEN:18:00 / START:19:00
TICKET:前売 1階スタンディング¥8,000(税込) / 2階指定席¥8,000(税込)
※別途1ドリンク代 ※未就学児童入場不可
INFO:BEATINK www.beatink.com / E-mail: info@beatink.com

[Tickets]
● イープラス [https://eplus.jp/opn2024/]
● ローソンチケット [http://l-tike.com/opn/]
● BEATINK (ZAIKO) [https://beatink.zaiko.io/e/opn2024tokyo]

[大阪]
公演日:2024年2月29日(木)
会場:梅田CLUB QUATTRO
OPEN:18:00 / START:19:00
チケット料金:前売¥8,000(税込)(オールスタンディング)
※別途1ドリンク代 ※未就学児童入場不可
INFO:SMASH WEST https://smash-jpn.com

[Tickets]
● イープラス [https://eplus.jp/opn2024/]
● ローソンチケット [http://l-tike.com/opn/]
● ぴあ 【Pコード】254-196
● BEATINK (ZAIKO) [https://beatink.zaiko.io/e/opn2024osaka]

公演詳細 >>> https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=13709

企画・制作 BEATINK www.beatink.com
INFO BEATINK www.beatink.com / E-mail: info@beatink.com

label: Warp Records / Beat Records
artist: Oneohtrix Point Never (ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー)
title: Again (アゲイン)
release: 2023.9.29 (FRI)

商品ページ:
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=13613

Tracklist:
01. Elseware
02. Again
03. World Outside
04. Krumville
05. Locrian Midwest
06. Plastic Antique
07. Gray Subviolet
08. The Body Trail
09. Nightmare Paint
10. Memories Of Music
11. On An Axis
12. Ubiquity Road
13. A Barely Lit Path
14. My Dream Dungeon Makeover (Bonus Track)

国内盤CD+Tシャツ

限定盤LP+Tシャツ

通常盤LP

限定盤LP

YOTO - ele-king

 最近、どこで読んだのか忘れたけれど、RCサクセション “自由” に対するコメントで「頭が悪そうに見える言葉のチョイスがうまい」といった書き込みがあった。「頭が悪そうに見える」というのは「頭が悪い」とは正反対で、「頭がいい」からできることであり、そのような創作の態度は “自由” だけでなく、忌野清志郎の表現全体に認められることではないかと考えさせられた。普段の清志郎は基本的に議論好きだったし、デビュー・アルバムのためにつくった “あそび” などは論理のすり替えを題材にしていて、当時のモラルに抵触したために16年間もお蔵入りしてしまったけれど、常識とされる行動に疑問を挟んでいく歌詞の展開はそれこそ「頭が良く」なければ書けるものではない。「金もうけのために生まれたんじゃないぜ」といってすぐに「この世は金さ」と見方を変えてしまう視点の移動や無数のダブル・ミーニングも同じくで、清志郎の歌詞は確かによく考えられているのに、そうとは感じさせない言葉のチョイスが巧みだし、それが彼の芸風にもなっていた。

 清志郎とは知り合ってすぐに「頭がいい」という表現について深く考えさせられることがあった。具体的には省略するけれど、清志郎にとっては必ずしも褒め言葉ではなく、「頭がいい」という言葉が持つ多義性について考えざるを得なくなってしまったというか。「頭がいい」というのは、資本主義においては「生き延びる」と同義であり、他人の能力と比較することを前提にした価値観である以上、清志郎にとっては手放しで肯定できる感覚ではなかったのだろうというようなことを考えた。ストリートで「頭がいい」とされることと学業などで「頭がいい」とされることはどちらも腕力で支配される世界から距離を取るための手段であり、文明の程度が低いとか高いに関係なく、「頭がいい」を極めていけば人を支配することも不可能ではないという目的のようなものがどうしても頭をもたげてくる。「頭が悪そうに見える言葉のチョイスがうまい」というのは、「頭が悪そうに見える言葉」を選ぶことで、同時に「支配者になりたいわけではない」ということも表していて、「誰の言うことも聞かねえ」とか「俺は法律を破るぜ」といった傍若無人なことを歌っているようでいて、それが上から目線にはならず、リスナーと同じ目線で共感を呼ぶことができるのだろう。

「言葉のチョイス」を「音のチョイス」に変えれば、音だけでも同じことはできるだろう。重厚長大な音が威圧感を与えることと正反対の効果を期待して「頭が悪そうに聞こえる音」を巧みに組み合わせ、あらかじめ競争原理からずり落ちる。フライング・リザーズやドクター・ロキットはそのようにしてロックやテクノにエア・ポケットを生み出した。古くはピエール・アンリからレジデンツ、ジェド・フェアやオル・ダーティ・バスタードなど、いつの時代にもそうしたテクニシャンたちはいて、それぞれの時代に落とし穴を掘っていった。最近だとメリディアン・ブラザーズやロス・モアネスなどクンビアにその手が集中していた感があり、そうはいっても最低限の様式性は保たれていたコロンビアと違ってアルゼンチンに飛び火したクンビアは10年代もなかばを過ぎるともはや原形をとどめず、片鱗を聞き取ることさえ危うい。思い返せばグオ・チェン(Guo Cheng)あたりからおかしくなり始めた。〈Orange Milk〉から『Walden』をリリースしたアイル(aylu)がスラップスティックの壁を飛び越えてネジを最大限まで緩め、ヴィック・バン(Vic Bang)『Lira』はこれをマウス・オン・マースに寄せた感じ。そして、彼女たちを追ってヨトのサード・アルバム『ルビュール』が「とうとう出たね。。。」。

 アニメではなく現実の世界でチェーンソーを振り回して大統領となったハビエル・ミレイが率いる国である。これぐらいのことで驚いてはいけないのかもしれない。19年のミニ・アルバム『プレタ』ではドタバタが少し空回りしている感じもあった。映像用に書いた曲のコンピレーションで聞けるのは暴力温泉芸者が〈Principe〉に移籍したような感じか。ここから4年置いてのリリースとなった『ルビュール(酵母)』は、パン屋を題材におとぎ話のような音が乱舞し続け、レーベルはこれを「ハイパー・フォーク・ブリコラージュ」と称している(なるほどスラップスティックなフォークトロニカである)。緩やかな導入の “Entrada a La Panadería(パン屋の入り口)” から唐突に奇天烈な “Parmigiano Reggiano(*チーズの商品名)” へ。華やかな乱れ打ちというのか、ぐちゃぐちゃなパーカッションの “Una Docena De Vigilantes(12人の自警団)” を経て少し落ち着いたかと思ったら、これだけはビートが主役になる “Amasar Y Celebrar(こねて祝う)” 。 “Fermentación(発酵)” はブラック・ダイスを思わせるポスト・ロックの残骸といったところ。浮かれまくった “Hojaldre(パイ生地)” と沈んだ展開の “Merienda Melancoholica(メランコリックなおやつ)” を経て細かな音を無数に組み合わせた “Especias(スパイス)” と珍しく民族音楽のかけらを張り合わせた “Microdosis Y Las Frutas Del Mercado(微妙なさじ加減と市場の果物)” へ。 “Se Rebalsó El Taper(吹きこぼれ)” はいかにも緊急事態といった感じで最後に音が波打つ “Atracón De Cañoncitos(谷間で暴飲暴食)” でしっかりと幕が閉じられる。小さな子どもが20年経ってもガチャガチャとお皿を叩き続けていたらこんな音楽になっているかもしれないという感じでしょうか。

Jeff Mills - ele-king

 4月1日公演だからといってこれはエイプリル・フールではないですよ。来る4月1日(月)、新宿のZEROTOKYOにてジェフ・ミルズ総指揮の舞台作品『THE TRIP -Enter The Black Hole-』の公演が決定した。しかも戸川純が出演するという、これは驚きです。
 『THE TRIP』は、COSMIC LABと共同制作によるライヴ・オーディオ・ヴィジュアル作品で、音楽、映像、ライティング、そして歌とコンテンポラリーダンス、衣装デザインからなる、とにかく壮大な舞台アートらしい。じっさい、その場に行くとブラックホールに吸い込まれる感覚も味わえるとか。詳しくは以下のプレス資料を読んでください。

本公演は音楽、映像、ライティング、そして歌とコンテンポラリーダンス、衣装デザイン、すべてにおいてジェフ・ミルズ総指揮のもと各分野のコラボレーターを迎え入れ、5つの理論的なシナリオで宇宙の神秘に迫ります。

総合演出、脚本、音楽はジェフ・ミルズ。その宇宙観/思考をCOSMIC LABが映像演出で拡張します。また、音楽シーンにおいて圧倒的な存在感を放つ戸川純がシンガーとして参加するほか、コレオグラファー(振付)にはコンテンポラリーダンス〜デジタルアートと領域横断的な表現で世界的評価の高い梅田宏明、各出演アーティストの舞台衣装は日本を代表するブランド〈FACETASM〉のデザイナー落合宏理が手がけます。

もし私たちがブラックホールの中に入ることができたらどうなるのか? ブラックホールの反対側には何があるのだろうか? ジェフ・ミルズは今回の舞台芸術作品を通して、さまざまな理論的可能性の中で、宇宙とブラックホールの疑問について探究します。

これまで誰も体験したことのない聴覚と視覚に訴えかけるパフォーマンスは、ステージ上だけでなく会場全体を宇宙として捉え、観客を音と光の演出で包み込み、ブラックホールへと導きます。DJでもライブでもなく、ジェフ・ミルズとCOSMIC LABによる宇宙を題材とした総合舞台芸術、世界初のコズミックオペラです。

『THE TRIP』は、2008年にフランス・パリで初めてのパフォーマンスが行われ、日本では2016年に東京・浜離宮朝日ホールにてCOSMIC LABの映像演出によって作品が拡張されました。今回はブラックホールをテーマにした全く新しい作品となり、今後数年にわたって進化を遂げる壮大なプロジェクトの始まりとなります。

ブラックホールに向けての宇宙の旅で何が起こるのか、
そのテーマを探求できることをとても楽しみにしている。
テクノが創造された本当の理由がここにある。
——ジェフ・ミルズ

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開 催 概 要
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名 称:COSMIC LAB presents
JEFF MILLS『THE TRIP -Enter The Black Hole-』

会 場:ZEROTOKYO(新宿)

日 程:2024年4月1日(月)
第1部公演: 開場 17:30 / 開演 18:30 / 終演 20:00
第2部公演: 開場 21:00 / 開演 21:45 / 終演 23:15 ※第2部受付は20:30

出 演:
Sounds: JEFF MILLS
Visuals: C.O.L.O(COSMIC LAB)
Singer: 戸川純
Choreographer: 梅田宏明
Costume Designer: 落合宏理(FACETASM)
Dancer: 中村優希 / 鈴木夢生 / SHIon / 大西優里亜

料 金:
【1月26日(金)発売開始 ※枚数限定】
Early Bird入場券 7,000円
スタンディング優先入場券 11,000円
U25入場券 6,500円

【1月29日(月)発売開始 ※枚数限定】
ローチケ先行前売り入場券 9,000円

【3月1日(金)発売開始】
一般前売り入場券 11,000円

主 催:COSMIC LAB

企画制作:Axis Records、COSMIC LAB、Underground Gallery、DEGICO/CENTER

プロジェクトパートナーズ(AtoZ):FACETASM、株式会社フェイス・プロパティー、日本アイ・ビー・エム株式会社、一般社団法人ナイトタイムエコノミー推進協議会、株式会社TSTエンタテイメント

オフィシャルサイト:https://www.thetrip.jp

Natalie Beridze - ele-king

 ジョージアはトビリシのナタリー・ベリツェはエレクトロニック・ミュージックのクリエイターであり、エレクトロニカ・アーティストであり、アンビエント・アーティストであり、サウンド・アーティストでもあり、モダン・クラシカルな音楽の作曲家でもある。その活動と楽曲は横断的であり、坂本龍一とのコラボレーションでも知られている。まさにジョージアのエレクトロニック・ミュージックのパイオニアといってもよいだろう。

 00年代のナタリー・ベリツェは、トーマス・ブリンクマンが主宰するレーベル〈Max Ernst〉などからミニマル/グリッチなエレクトロニカを奏でる TBA としてアルバムをリリースもしていた。00年代末期以降は、一転として、ナタリー・ベリツェ名義でモダン・クラシカルで、アンビエントで、エクスペリメンタルな音楽を生み出していく。
 とはいえこの名義自体は流動的のようで、TBA Empty 名義でのリリースもあるし、TBA 末期の頃はナタリー・ベリツェと両名表記になっていた。そもそもバンドキャンプでは TBA 名義時代のアルバムもまとめて配信されている。ナタリー・ベリツェ名義は、2016年にベルリンのレーベル〈Monika Enterprise〉からのアルバム『Guliagava』からだろうか。
 近年のナタリー・ベリツェの重要なアルバムは、何といっても2022年にローレンス・イングリッシュが主宰する〈Room40〉からリリースされた『Of Which One Knows』だろう。この『Of Which One Knows』を発表したことで、現代のエクスペリメンタル・ミュージック・シーンに見事に切り込んだように思える。実験的な電子音と現代音楽風の弦楽の交錯は、まさにモダン・クラシカルの先端といえよう。
 本作『If We Could Hear』は、基本的には『Of Which One Knows』と同系統の作風である。クラシカルなムードと実験的で不安定な音響がアルバムの中に混在しているサウンドスケープだ。なによりその「声」を中心にサウンドを構成している点が重要だ。
 以前の『Of Which One Knows』と同様に本作『If We Could Hear』でもローレンス・イングリッシュが「ポスト・プロダクション」として参加しており、サウンド面ではイングリッシュとの「共作」という側面も強いのかもしれない。
 しかし自分がこの『If We Could Hear』で注目したい点は、ナタリー・ベリツェの「作曲家」としての力量がこれまでの作品以上に発揮されていることにある。あえて例えるなら2009年に TBA _ Natalie Beridze 名義でリリースされた『Pending』収録曲 “Iced Turns End” (名曲です)などで聴かれた哀愁に満ちたエレクトロニカ楽曲をモダン・クラシカルな編成・アレンジで表現し切ったとでもいうべきだろうか。
 特に2曲め “Who hugs terrain of comets” と3曲め “Who wakes the dawn” には驚いた。どこかレクイエムのような美しい旋律と和声が筆舌に尽くしがたい美しさを放ってた。決して大袈裟にならずに、繊細な音程の変化と移動は、このアーティストの知られざる音楽家としても才能をより表面化しているといえよう。
 アルバム1曲め “Who hears it all” では不安定なノイズと声が提示され、不穏なアルバムのトーンを印象付けるが、続く2曲め “Who hugs terrain of comets” と3曲め “Who wakes the dawn” でクラシカルな作曲家としての力量を見せつけることで、アルバムの世界を押し広げていく、そんな印象を強く持ったのだ。
 とはいえ現代のレクイエムのような微かな悲哀に満ちた音楽は、2曲め “Who hugs terrain of comets” と3曲め “Who wakes the dawn” がメインである。以降も曲は、エクスペリメンタルなサウドへと回帰しつつ、そこにうっすらと旋律の断片や声のカーテンのような響きがレイヤーされていくようになる。なかでも4曲め “Who whispers to hysteria” は、本作の過激な面を象徴するような曲である。「叫び」のような声のレイヤーをリズミックに繰り返す楽曲を展開している。
 全7曲を聴き終えると、このアルバムは組曲構成のように思えた。じっさい「Who」という言葉で冒頭についた曲名が5曲続くことからも、連続性のようなものを意識しているのではないか。以降の2曲も、「Who〜」組曲(?)で展開された音響・音楽の要素を、まるで落ち葉拾いのように展開している。
 特に最終曲 “And it’s countless expressions” に注目したい。本作の重要な音響的な要素である霧のようなノイズ、声の透明なレイヤー、夢と現実のあわいに溶け合ってしまうような不穏な響きが交錯する曲・音響となっているのだ。まさにアルバムのラストを飾るにふさわしい象徴的な音楽といえる。

 全編、不安定な音響・ノイズと透明感に満ちた音楽・音響が交錯している。無調音楽と調性音楽の間を行き来するような音楽性とでもいうべきか。現在という時代においては、ただ不安定なだけでは希望がないし、逆にただ整合性のある響きだけでも物足りない。この「ふたつ」が必要なのだ。 この『If We Could Hear』は、まさにそんなアルバムなのだ。ノイズのうごめきと、レクイエムのような透明な響きが「同時に」交錯している。この『If We Could Hear』は、いまの「世界」そのもののように不安と不穏と希望の間で揺れているのである。
 坂本龍一とも共演歴のあるナタリー・ベリツェだが、坂本龍一が存命で、もしも本作『If We Could Hear』を聴いたら、とても評価したのではないかと妄想してしまう。それほどまでに『If We Could Hear』では、ナタリー・ベリツェの音楽家としての力量、そして風格が増しているのだ。じつに記念すべき、そして充実した内容を誇るモダン・クラシカル/エクスペリメンタルなアルバムなのである。

Squarepusher - ele-king

 パンデミック直前に発表された前作『Be Up A Hello』から4年──。延期となってしまった来日公演も2022年には無事実現され、あらためてその才能を日本のファンに披露してくれたスクエアプッシャー。3月1日にニュー・アルバム『Dostrotime』が送り出される。……のだけれど、今回ストリーミングでは配信されず、ヴァイナル、CD、ダウンロード販売のみでのリリースとなっている。なるほど、たしかにこれは「反逆」だ。アートワークからグッズまでみずからデザインを手がけている点から推すに、まずなにか意図があってのことだろう。とりあえずは先行シングル曲 “Wendorlan” を聴きつつ、新作の全貌を想像しておきたい。

鬼才スクエアプッシャー帰還!

反逆の最新アルバム『Dostrotime』のリリースを発表
新曲「Wendorlan」を解禁

アルバムはCD、LP、ダウンロードのみで
3月1日世界同時リリース

数量限定となるTシャツ・セットや
Beatink.com限定ピンク・ヴァイナルも発売決定

常に挑戦的なスタンスで音楽のあらゆる可能性を追求し続ける鬼才スクエアプッシャーが、最新アルバム『Dostrotime』のリリースを発表し、新曲「Wendorlan」を解禁した。3月1日に世界同時リリースされる本アルバムは、CD、LP、ダウンロードのみでの発売となる。国内盤CDにはボーナストラック「Heliobat (Tokyo Nightfall)」を追加収録。数量限定のTシャツ付セットも発売させる。音楽はもちろん、アルバムのアートワークからTシャツ・デザインまで全てを自らが手掛ける本作は、自らの強い意思と自由を貫き完成させた会心作。Beatink.comでは限定ピンク・ヴァイナルも発売される。

Squarepusher - Wendorlan (Scope Vid)
https://youtu.be/cLOd03UGmH8

label: BEAT RECORDS / WARP RECORDS
artist: Squarepusher
title: Dostrotime
release date: 2024.03.01

https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=13872

BEATINK.COM限定
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=13873

TRACKLISTING:
01. Arkteon 1
02. Enbounce
03. Wendorlan
04. Duneray
05. Kronmec
06. Arkteon 2
07. Holorform
08. Akkranen
09. Stromcor
10. Domelash
11. Heliobat
12. Arkteon 3
13. Heliobat (Tokyo Nightfall) *Bonus Track

Austin Peralta - ele-king

 15歳で初のアルバムを録音、22歳で逝去という早熟にして早逝のジャズ・ピアニスト、オースティン・ペラルタ。その遺作『Endless Planets』(2011年)がデラックス・エディション(&初LP化)となって蘇る。
 まだ本格的にジャズ作品をリリースしていたわけではなかった当時の〈Brainfeeder〉にとっては冒険的な1枚で、今日の視点から振り返ってみると、その後サンダーキャットテイラー・マクファーリンカマシ・ワシントンなどを送り出すことになる同レーベルにとっては転換点といえるアルバムかもしれない。未発表音源も収録、発売は2月9日です。


Austin Peralta
22歳で急逝した伝説の若き天才ピアニスト
オースティン・ペラルタの傑作『Endless Planets』がデラックス・エディションで再発&初LP化決定!
ザ・シネマティック・オーケストラ参加の貴重な初リリース音源4曲を追加収録
フライング・ロータス主宰レーベル〈Brainfeeder〉より2024年2月9日発売

22歳で急逝した伝説の若き天才ピアニスト、オースティン・ペラルタの傑作『Endless Planets』が2024年2月9日、フライング・ロータス主宰レーベル〈Brainfeeder〉よりデラックス・エディションとして再発されることが発表された。本作には、伝説のスタジオBBC Maida Vale Studiosで録音された未発表のセッション音源4曲が追加収録される。

Austin Peralta - 'The Garden (Jondy・BBC Maida Vale Session)' (Official Audio)
YouTube >>> https://youtu.be/UONb8fVV_tI

サウンドの広大な探検。ペラルタはこのプロジェクトを通して、彼が何者であるかを明確に表現してる。俺が何年もそうしてきたように、君もこのアルバムを愛してくれることを願っているよ。『Endless Planets』をありがとう、オースティン ──サンダーキャット

オースティン・ペラルタ、そして『Endless Planets』のリリースは、今年15周年を迎えた〈Brainfeeder〉の歴史においても、画期的な存在であり、レーベルにとって初のジャズ作品という記念すべきアルバムだ。友人であるサンダーキャットのデビュー・アルバム『The Golden Age of Apocalypse』より数ヶ月、カマシ・ワシントンの傑作『The Epic』より4年も前にリリースされている。天才ピアニストであるオースティンは、好奇心旺盛なフューチャリズムと驚異的なオリジナリティ、そしてジャズの伝統に対する純粋な敬意を、ものの見事に融合させている。そういう意味でも、〈Brainfeeder〉のその後を決定づけた最重要作品の一つと言っても過言ではないだろう。

芸術は、世俗的なしきたりの中に分類されるべきではないと思う。真の芸術はカテゴライズされることを拒み、あらゆる境界を越えていく。だから世俗的かそうでないか、という目線で語られるようなものじゃない。芸術に身を委ね、どこまでも流されていくと、それまでに体験したことのないような経験になるかもしれない。それは無限の世界への入り口になる可能性があるんだ。 ──オースティン・ペラルタ

今回リリースされるデラックス・エディションには、初リリースとなる楽曲4曲が追加収録される。それらは2011年7月にロンドンの伝説的スタジオBBC Maida Vale Studiosで録音されたセッション音源で、オースティンの指揮のもと、リチャード・スペイヴン (drums)、トム・メイソン (bass)、ジェイソン・ヤード (alto sax)ら気鋭ミュージシャン、さらにザ・シネマティック・オーケストラのジェイソン・スウィンスコー (electronics)とハイディ・ヴォーゲル (vocal)も参加した貴重な音源となっている。またそこには、オースティン・ペラルタとフライング・ロータス、サンダーキャットが共同で作曲し、オリジナル・バージョン (フライング・ロータスのアルバム『Until the Quiet Comes』に収録)では、サンダーキャットがヴォーカルを務めた「DMT Song」も含まれる。

伝説のスケーター、ステイシー・ペラルタを父に持つオースティンは、LA出身のジャズ・ミュージシャンとして知られている。それは、単に彼の音楽スタイルがジャズだということではなく、長年の練習と献身が彼を真のジャズ・ミュージシャンに育て、若くしてチック・コリア、ハンク・ジョーンズ、ロン・カーターらに認められ、共演する人間性とスキルを備え、まるで熟練ミュージシャンのようにピアノを奏で、多くの人々を魅了する楽曲を作曲したからだ。そして、彼はそれらすべてを20歳までに成し遂げた。それらはすべて、エリカ・バドゥからシャフィーク・フセインのバンドのセッション・プレイヤーとして活躍し、パン・アフリカン・ピープルズ・アーケストラに参加するなどして広く知られる前の出来事なのだ。

『Endless Planets』は、故ゼイン・ムサ (alto sax)、ベン・ウェンデル (tenor & soprano sax)、ハミルトン・プライス (bass)、ザック・ハーモン (drums) と共にレコーディングされた。また長年の友人でもあるストレンジループがアルバム全体で電子音を担当し、ザ・シネマティック・オーケストラとハイジ・ヴォーゲルが「Epilogue: Renaissance Bubbles」に参加している。

『Endless Planets (Deluxe Edition)』は、2月9日に国内盤CDとLP、デジタル/ストリーミング配信でリリース。国内盤には解説書が封入される。


label: Brainfeeder
artist: Austin Peralta
title: Endless Planets
release: 2024.02.09 (FRI)

予約リンク:
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=13761

トラックリスト
01. Introduction: The Lotus Flower
02. Capricornus
03. The Underwater Mountain Odyssey
04. Ode To Love
05. Interlude
06. Algiers
07. Epilogue: Renaissance Bubbles
08. Algiers (Jondy・BBC Maida Vale Session)
09. DMT Song (Jondy・BBC Maida Vale Session)
10. Eclipses (Jondy・BBC Maida Vale Session)
11. The Garden (Jondy・BBC Maida Vale Session)

A Certain Ratio - ele-king

 ポスト・パンク/ファンクのヴェテラン、ア・サートゥン・レシオがニュー・アルバムを送り出す。『It All Comes Down to This』と題されたそれはほぼオーヴァーダブなし、剥き出しの1枚になっているようで、〈Mute〉から4月19日にヴァイナル、CD、ディジタルの3形態にてリリース。プロデューサーは〈Speedy Wunderground〉の仕掛け人、ダン・キャリーだ。
 なんでも、今回の新作は世界が混乱しているなかで書かれたそうで、ACR史上もっとも政治的なアルバムになっているとのこと。気候変動や企業戦争、トランプ、ウクライナ、イスラエルvsパレスティナなどなどが背景に横たわっているようだ。まずは先行公開中の表題曲を聴いておきましょう。

https://mute.ffm.to/acr-iacdtt


Dry Cleaning - ele-king

 ここ数年のUKインディーズのなかで圧倒的に興味深いバンドのひとつ、ドライ・クリーニングの初期のEP2作(2018年の「Sweet Princess」、2019年の「Boundary Road Snacks and Drinks」)をコンパイルした『Boundary Road Snacks and Drinks/Sweet Princess』が〈4AD〉より3月8日に再発される。これは2019年に配信自主リリースされたっきりで、いまは聴けなくなっていた音源。

 いかにもポスト・パンクなアートワークが印象的な『Boundary Road Snacks and Drinks』は、今回初めてカセット化され、また、CD国内盤には『New Long Leg』に収録されたシングル曲“Strong Feelings”のデモ音源がボーナストラックとして収録。そして、ヴァナイルとしては、通常のブラック・ヴァイナルに加え、数量限定ブルー・ヴァイナルも発売するとのことです。ふぅー。


Dry Cleaning
Boundary Road Snacks and Drinks / Sweet Princess

4AD/ビート

Fat White Family - ele-king

 ファット・ホワイト・ファミリーのことがなぜ好きかと訊かれたら答えは簡単。UKインディ・ロックの、とくにパンク以降から受け継がれている良き反骨精神があるからです。せこいことは言わずに巨悪に立ち向かいましょう。〈ドミノ〉のプレスリリースがいつになく、熱い。「活動初期から、ファット・ホワイト・ファミリーは、ロックンロールにおいて長い間軽視されてきた神話の力、人々に何か信じるものを与えること (あるいは何も与えないこと) の必要性を本能的に理解していた。無機質で無難なポップ・キャリア主義者のモノカルチャーの中で、ファット・ホワイト・ファミリーは聖なる炎を秘めている。聴く者たちを鼓舞する特別な力を持ったバンドである彼らは、その精神において激しくパンクだ」
 エレキング的にも同意します。もちろんです。だから、ぼくたちの頭が吹っ飛ぶような新作を期待しています。発売は4月26日。

公開されたばかりの新曲「Bullet Of Dignity」のMV

こちらは昨年12月に公開されている「Religion For One」



Fat White Family
Forgiveness Is Yours

Domino / ビート


sugar plant - ele-king

 もともとはヨ・ラ・テンゴやギャラクシー500に影響を受けてスタートした日本のバンド、シュガー・プラント。90~00年代をとおしアメリカでも根強い人気をもち、その影響か、今日でもストリーミングでよく再生されているという。そんな彼らの98年作『happy』と00年作『dryfruit』がカセットでリイシューされる。前者は発売以来初のリマスタリング。発売は2月28日だが、レーベルのBandcampページでは『happy』のほうの先行配信がはじまっている(https://kilikilivilla.bandcamp.com/)。後者は18年のリマスター音源を使用し、内田直之によるダブ・ミックス2曲も収録。シューゲイズもポスト・ロックも横断するそのサウンドにいまあらためて注目したい。

[2月28日追記]
 続報です。なんと、sugar plantの6年ぶりの新曲が7インチでリリースされることになりました。「日本発オルタナティブ・メロウ・グルーヴ」との触れこみで、こちらも要チェックです。Bandcampページで試聴できます。予約はこちらから。

日本発オルタナティブ・メロウ・グルーヴ
sugar plantの6年ぶりの新曲が7インチでリリース!

sugar plant / blue submarine
5月16日発売
KKV-171VL
7インチ+DLコード
1,980円税込(1,800円税抜)
収録曲
Side A : blue submarine
Side B : flow

Bandcamp
https://kilikilivilla.bandcamp.com/album/blue-submarine
レーベル予約
https://store.kilikilivilla.com/v2/product/detail/KKV-171V

日本が誇るシューゲーザー、ドリーム・ポップのオリジネイター、sugar plantの1998年の名作『happy』が初のリマスターでカセット発売決定!

sugar plant / happy (2024 Remaster)
2月28日発売
KKV-169CA
カセット+DLコード
JANコード:4580015781454
2,200円税込
収録曲
Side A
1.happy
2.rise
3.butterfly
Side B
1.rainy day
2.stone
3.rise (A Reminiscent Drive Remix)

インディー、音響、ポスト・ロック、アンビエント、ディープ・ハウス、90年代からジャンルを超えたサウンドを紡いできたシュガー・プラント。現在Spotifyでの月間リスナーは常に30,000人を超え、アメリカを中心に海外での評価がまた高まっている。ここ数年のSlowdive、Mazzy Starの復活などシューゲーズ・サウンドの再評価とKhruangbinやBonobo、Cigarettes After Sexなどのメロー・グルーヴへの日本からの返答として静かに注目されている。
今回のカセット・リイシューは最高傑作と名高い1998年リリースの『happy』をリマスター、音の解像度が上がりさらに奥行きを増したサウンドとなっている。ボーナス・トラックとしてフランスのアンビエント・アーティストによる「rise」のリミックスを収録。

sugar plant / dryfruit (2018 Remaster)
2月28日発売
KKV-170CA
カセット+DLコード
JANコード:4580015781461
2,200円税込
収録曲
Side A
1.a rain desecration
2.simple
3.behaind the ear
4.thunder
5.dryfruit
6.a furrow
Side B
1.ten years
2.august
3.13
4.indigo
5.simple (dub)
6.a furrow (dub)

『dryfruit』はエンジニアに内田直之を迎え、削ぎ落とした演奏とシンプルなアレンジが独特の響きを持ち、より深い空間を感じさせる。リリース当時はサイケデリックなシャーデーと評され、ドイツのレーベルからヨーロッパ盤がリリースされた。オリジナルの発売時に限定で付けられた内田直之による2曲のダブ・ミックスも収録。

sugar plant
1993年に結成、インディー・バンドとして活動を開始。95年に1stアルバム『hiding place』を日米同時リリースし、以後すべての音源は海外でもリリースされている。同年には初のアメリカ・ツアーを行い、翌1996年にはアメリカでレコーディングした曲を含むミニ・アルバム『cage of the sun』をリリースし、同年アメリカでレコーディングと二度目のツアーを行う。そこでレコーディングされた『After After Hours』ではクラブ・カルチャーからの影響を反映した斬新なサウンドでインディー・ファンだけでなくポスト・ロックや音響派など幅広いシーンから支持され、アメリカのカレッジ・チャートで大きな評判となる。次作『trance mellow』ではよりディープなスタイルを追求しクラブ・シーンでも評判となり、この頃から野外レイヴやクラブ・イベントでのライブが増える。
1998年リリースの『happy』は前作の『trance mellow』との2枚組でアメリカ発売となり、3度目のUSツアーを行う。
2000年エンジニアにDry & Heavy、Little Tempoの内田直之をむかえたアルバム『dryfruit』をリリース、2002年にはドイツ盤も発売された。
2002年には松本大洋原作の映画『ピンポン』のクライマックス・シーンに「rise」がフルコーラスで使用され話題となる。
以後、マイペースにライブ活動を継続し2018年ついに18年ぶりのアルバム『headlights』をリリース。
Galaxie500やYo La TengoなどのUSインディーに大きな影響受けたロック・バンドとして活動を開始、当初からはっきりと海外志向があり実際すべての音源が海外リリースとなっている。3度にわたるアメリカ・ツアーではSilver ApplesやLow、Yo La Tengoなどとの共演も経験し当時まだ人気のあったカレッジ・チャートでは大きな評判となった。90年代中旬、日本のクラブ・シーンの黎明期をメンバーがその中心で体験したことによりバンドのサウンドもより広がりを見せ、ポスト・ロックや音響派の先駆けとしても評価は高い。

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