「W K」と一致するもの

Fuubutsushi - ele-king

 風鈴の音を聴くとアンビエントだな、と思う。実際にアンビエント作品もリリースしているコーネリアスの『Sensuous』が、風鈴の音で始まって風鈴の音で終わるのは偶然ではあるまい。コーネリアスこと小山田圭吾は静けさの象徴として風鈴の音を入れたと話していた。あるいは、京都出身の兄弟デュオのキセルは「ししおどし」にダブを感じると(冗談めかして、ではあるが)言っていたし、筆者はセミの鳴き声に毎年ミニマリズムを感じてきた。これらは日本の夏の象徴とも捉えられるわけだが、そうした日本人の季節感に強いシンパシーを感じ、作品に落とし込んできたのが、米国の即興アンビエント・ジャズ・カルテットのFuubutsushi (風物詩)である。

 Fuubutsushiのメンバーは、パトリック・シロイシ(サックス、ベル他)、クリス・ジュセル(ヴァイオリン、ヴォイス他)、マシュー・セージ(ピアノ、エレクトロニクス、ヴォイス他)、チャズ・プリメク(ギター、ベース、エレクトロニクス)。コロナ禍に結成され、メンバーはLAやソルトレイクシティ、コロラドなど各々が全米各地に散らばっている。作曲は基本的にリモートで行われるそうだ。

 これまでに、四季それぞれに『Setsubun(節分)』や「Natsukashii(懐かしい)」といったタイトルを付けたアルバムを4枚リリースしている。バンド名からも推し量れるように、彼らは日本特有の「詫び寂び」に惹かれてやまないのだという。この情報だけ知ると、オリエンタリズムやエキゾティシズムの文脈で日本的なるものを誤読、あるいは拡大解釈しているのでは?と思われるかもしれない。実際、彼らの屈託のなさはそうした謗りを受ける可能性もあるのだが、ミュージシャンとしての4人はあくまでも聡明で思慮深い。日本文化の表層だけを救いとるような安直なことはしない。 曲中に日系アメリカ人強制収容所の体験談 に関する老婆の語りが挿まれるのが、その証拠だろう。

 まずは7月11日にリリースされた初のライヴ盤『Columbia Deluxe』を聴いてみて欲しい。インプロヴィゼーションを軸とした演奏はジャズの芳香を漂わせ、アンビエントや環境音楽の要素が端々から滲む。ヴィブラフォンこそ鳴っていないが、ジョン・ルイス率いるMJQのようなクールさもあるし、ポスト・クラシカルな色調も垣間見える。坂本龍一に多大なる影響を受けているというのも納得である。ソロ作もリリースしているマシューは「僕はただ、草むしりをしながらヘッドフォンで聴きたい音楽を作っているだけなんだ」という。なるほど、彼のソロもFuubutsushiのアルバムも、目を閉じると田園の風景が浮かんでくる。牧歌的でおおらかなサウンドスケープに陶然とさせられるだろう。

 行間や余白を大事にした演奏はしかし、安易に邦楽器を導入したりはせず、ピアノやシンセサイザー、ギターやベース、ヴァイオリンなどを駆使して情緒に富むサウンドを生起させている。シカゴの4人組タウン・アンド・カントリーや、音響派の始祖とも言えるAMMなどとの共通性も感じられる。90年代のポスト・ロック的な懐かしさもあるが、最新のアンビエントや環境音楽を通過しているから、古さは意識させない。初のライヴ盤とあって、スタジオ盤よりも熱を帯びる瞬間が多々あるが、繊細でソフトでナチュラルな音像は、良い意味でまったく変わらないように思う。

 ちなみに、筆者が日本の夏を感じるアルバムは、真島昌利『夏のぬけがら』、ゴンチチ『おとなの夏休み』、細野晴臣『トロピカル・ダンディー』、ミュート・ビート『ラヴァーズ・ロック』などだが、これに Fuubutsushi 『Columbia Deluxe』を加えることはやぶさかでない。なお、筆者のイチオシは、タイトル通りの静謐でミニマルな音像が、ラファエル・トラルやローレイン・コナーズといったギタリストのソロ作を想わせる“Loop Trail”。それと、ROVOがアンビエントをやっているような音響が心地よい“Light in the Annex”だ。……とこれを書いている今、メンバーのマシュー・セイジが9月26日にソロ・アルバム『Tender / Wading』をリリースするというインフォメーションが飛び込んできた。既に先行シングルの「Wading The Ppain」がMVと共に公開されているので、こちらも視聴/試聴してみて欲しい。

8月28日 岸部四郎 - ele-king

 こんなに人が亡くなるものだとは思ってもいなかった。
 テレビや映画でよく観ていた俳優。贔屓にしていたスポーツ選手。若い頃に感化されたアーティスト。毎年のように、毎月のように、ひどいときは一週間のうちに何人もの訃報を目にするようになった。
 身近な、顔なじみとお別れすることも増えてきた。
 長生きすることは、すなわち、自分が知っている人で形成されている世界においてマイノリティになっていくことなのだ。
 かつて『死者のカタログ』(ニューミュージックマガジン社)という本があった。「ミュージシャンの死とその時代」の副題どおり、50年代、60年代、70年代にこの世を去った(主に)ロック・ミュージシャンたちの死について、カタログ風に構成されたユニークな本だった。1979年の刊行時には、まさか、その翌年にジョン・レノンが、2年後にボブ・マーリーが死ぬなんて誰も想像できなかった。この本が「成立」した時代、ロック文化において、死はまだ特殊だった。死者は圧倒的に少数派だったのだ。

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 私は追悼が下手だ。
 おくる言葉を心と頭でひねり出しても、その最後に「心からお悔やみ申し上げます」と口にするときの妙にしらじらしい感覚にいつまでも慣れることがない。「天国で●●さんとセッションしてください」なんて恥ずかしくて言えない。私の辞書には、はなからR.I.P.なんて文字はなかった。
 そもそも、亡くなった人へのメッセージのはずが、それを読む生きている人たちの目を意識しなきゃいけないなんて、ナンセンスな話ではないか。そう考えると、「追悼ベタ」で上等じゃん、という気にもなる。
 もっと自由に追悼したい。訃報に際して、SNSで「いいね」ボタンを押すよりも、もっと冴えた、人それぞれの追悼があってもいいのではないだろうか。

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 テリー・ジョンスンは亡くなった人を描く。一目見て、テリーさんが描いたとわかる絵で死者をひたすら描く。どの絵も笑っちゃうほど生き生きしている。そういえば、先に書いた『死者のカタログ』の表紙画もテリーさんが描いていた。
 亡くなった人にとって命日は新しい誕生日である、という。信心と縁のない私もこれは悪くない考えかただと思う。テリーさんの画に「自分だったらこう書くだろうな」という新聞の死亡記事欄のような短い文章を寄せた。今月から3ヶ月に渡って、ここエレキングwebで、その一部をご覧いただくことにした。
 まずは、「8月」に旅立たれた方々から、ご覧いただきます。

 テリーさんに描かれる人生に最大の敬意を。人は死んで星(スター)になる、とは、こういうことだったのかと腑に落ちました。

 最後に、テリーさんが提言する「似な顔」の定義を。

「似顔絵としては失敗だけど、絵としては結構面白いというところがポイントでしょうか。つまりあなたがその人をどう見ているかを素直に描けばいいんです。(中略)
その人の印象を線そのものに託せばいいんです」
『決定版 ヘタうま大全集』 (ブルース・インターアクションズ刊)


岸部四郎(タレント)

1949年6月7日生まれ。ミュージシャン。脱退した加橋かつみに代わり、ザ・タイガースの一員に。兄・一徳とはサリー&シローを結成する。とぼけた味の関西弁で俳優、タレントとして活躍。晩年は借金王として名をはせる。タイガース武道館での再結成公演、車椅子で「イエスタディ」を歌う。切なかった。

1949.6.7-2020.8.28

梨元勝(芸能リポーター)

1944年12月1日生まれ。芸能リポーター。雑誌「ヤングレデイ」の記者からフリーに。ワイドショーで芸能リポーターという職業を確立する。映画「コミック雑誌なんていらない」で梨元をモデルとしたリポーター役の内田裕也は、決め文句「恐縮でーす」を連発。クレジット無しで本人も登場する。

1944.12.1-2010.8.21

アラン・ドロン(俳優)

1935年11月8日生まれ。俳優。「太陽がいっぱい」のリプリー役でブレイク。「冒険者たち」、「さらば友よ」、「地下室のメロディー」「ショック療法」など多数の主演作で、世紀の二枚目の称号を得る。ダリダとのデュエット曲「あまい囁き」もヒット。ダーバン、セ・レレガーンス・ドゥ・ロム・モデルヌ。

1935.11.8-2024.8.18

坂本九(歌手)

1941年12月10日生まれ。歌手。ダニー飯田とパラダイス・キング脱退後、「悲しき六十才」でソロ・デビュー。永六輔と中村八大による「上を向いて歩こう」は「SUKIYAKI」の題で3週間連続全米1位に。世界で千三百万枚売れた。ボブ・ディランも86年の来日時にインストでカヴァー。

1941.12.10-1985.8.12

アイザック・ヘイズ(歌手)

1942年8月20日生まれ。ミュージシャン。デヴィッド・ポーターとのコンビで「ホールド・オン」などを作曲。音楽を手掛けた映画「黒いジャガー」のサントラ盤は全米1位。「ワッツタックス」では笑っちゃうほど劇的に登場する。スキンヘッドの黒いモーゼは地獄よりも深い場所から囁きかける。

1942.8.20-2008.8.10

沢たまき(歌手)

1937年1月2日生まれ。歌手。ジャズ・シンガーとしてデビュー。歌謡曲「ベッドで煙草を吸わないで」が大ヒット。ハスキー・ヴォイスで人気を博す。女優としてドラマ「プレイガール」に主演。バラエティ「独占!おとなの時間」の司会など活動の幅を広げる。61歳で参議院議員選挙(比例区)に当選。

1937.1.2-2003.8.9

鳳啓介(漫才師)[+京唄子(漫才師)]

鳳啓介(漫才師)

1923年3月16日生まれ。漫才師。京唄子とのコンビで唄子・啓介を結成。映画、ドラマや、作家も兼任した「唄啓劇団」などで活躍。「エー!、鳳啓助でございます」と必ず名前入りで物真似される。

1923.3.16-1994.8.8

京唄子(漫才師)

1927年7月12日生まれ。漫才師。鳳啓介と唄子・啓介を結成。相方を吸い込む大きな口がトレードマーク。「唄子・啓助のおもろい夫婦」の司会は16年間続いた。多数のドラマにも出演した。

1927.7.12-2017.4.6

前田武彦(マルチタレント)

1929年4月3日生まれ。放送作家。開局間もないNHKのラジオ、テレビで番組の構成作家に。裏方では飽き足らず、タレント活動をメインに、「夜のヒットスタジオ」の司会、5歳年下の大橋巨泉とのコンビによる『巨泉×前武ゲバゲバ90分!』など、毒を含んだ軽妙な喋りで親しまれる。愛称はマエタケ。

1929.4.3-2011.8.5

渥美清(俳優)

1928年3月10日生まれ。俳優。浅草のストリップ小屋でコメディアンとして活躍。バラエティ番組「夢で逢いましょう」で人気者に。69年にはじまった映画「男はつらいよ」シリーズで48作に渡って車寅次郎を演じた。…と思いきや、没後にも49作目「男はつらいよ お帰り 寅さん」が制作された。

1928.3.10−1996.8.4

阿久悠(作詞家)

1937年2月7日生まれ。作詞家。尾崎紀世彦「また逢う日まで」、都はるみ「北の宿から」、沢田研二「勝手にしやがれ」、ピンク・レディー「UFO」、八代亜紀「雨の慕情」と5曲のレコード大賞受賞曲を手掛けた、昭和を代表するヒットメイカー。歌詞は直筆で、自身でレタリングした曲名をつけて入稿。

1937.2.7−2007.8.1

FINALBY(   ) - ele-king

 ∈Y∋(BOREDOMS)を中心とした異次元的なプロジェクト、FINALBY(     )の公演が新宿歌舞伎町のZEROTOKYOにて開催される。すでにFUJI ROCKや大阪・味園ユニバースにて、その圧倒的なライヴを披露したFINALBY(     )の待望の東京でのライヴだ。本公演では、COSMIC LABとFaith PropertyによりZEROTOKYOに常設されたXRヴィジュアル&ライティング・システムを基盤に、音響・映像・照明が完全に連動し、観客を未知なる感覚の領域へいざなう。必見です!

FINALBY(   )
∈Y∋ (BOREDOMS) ∞ COSMIC LAB ∵ KANTA HORIO ∅ TAIKI NIIMI

アンダーグラウンド・ミュージック・シーンで世界的な影響力を持つ『
BOREDOMS』のフロントマンである∈Y∋、空間表現によって認知の拡張を探求するオーディオ・ヴィジュアル表現の追求者COSMIC LAB(C.O.L.O主宰)、音とマシンの関係性を追求するアートエンジニアHORIO KANTA、回路設計から音響合成まで行うプログラマーのNIIMI TAIKI によるユニット。FUJI ROCK FESTIVAL’21での初演はフジロック史上で最も異質なステージと称され、今年3月には香港アートウィーク、そして7月には大阪・味園ユニバースの70年に渡る歴史にピリオドを打つ伝説的な公演を完遂。
※読み方(ファイナルビーエンプティ)


「FINALBY(     )が、未確認超越体験として、再び転生!!!!!!!」
宇川直宏(DOMMUNE)

2025年7月5日…..味園ユニバースは、大阪・千日前での70年の歴史に幕を閉じた。BOREDOMSの∈Y∋とCOSMIC LAB率いるFINALBY(     )は、自らを"おくりびと"と化し、この連綿と続く記憶と痕跡のサイケデリックな文化地層を大気圏の向こうへと見送った。70年の長きにわたる千日前の文化地層を崇め、祀り、XRの魔法を駆使して先鋭な祈りで葬り弔ったこの歴史的法要は、今後の大阪の文化史にとっても大きな意味を持つだろう。心沈める葬列ではなく、心躍る式典を経て、ユニバースは超越的なレクイエムを捧げられ、概念宇宙となった!!!!!!!

そして、2025年10月25日…この時空超越装置が東京・歌舞伎町に突如現出する!!!!! 概念宇宙と化したユニバースは、ネオンに溶けた欲望と情念の密林を突き破り、重力を説き伏せた未確認超越体験として、再び転生するのだ。そう、そこにもここにもあそこにも時空の歪みを切り裂いてFINALBY(     )は立ち現れる!!!!!!! この夜、ZEROTOKYOは、"千日前の記憶" を歌舞伎町という身体に再インストールする。アカシックレコードも、タイムカプセルも、量子コンピューティングも、霊界パノラマも、集合無意識をも飲み込んだ、このXRアセンションを召喚せよ!!!!!!!


「FINALBY(     )は、一つの時代の終わりと始まりを告げる何かとして現れる。」
藪前知子(キュレーター、東京都現代美術館学芸員)

コロナ禍がようやく終わる兆しを見せた夏、FUJI ROCK FESTIVAL ‘21のWHITE STAGEのコアタイムに、FINALBY(     )は唐突な異様さで現れた。そのパフォーマンスは、ヴァーチャルとフィジカルが渾然一体となった強烈な配信映像とともに、この停滞期の最も重要な文化的事件の一つであったといえる。
そして今年の7月、大阪のディープスポット味園ユニバースの最終営業日、私たちは、光と影に彩られた70年間の歴史的空間が、オープンエンドな未来へと引き渡される様を目撃した。
FINALBY(     )は、一つの時代の終わりと始まりを告げる何かとして現れる。その世界では、デバイスオブジェクト自体が意志を持った主体となってオーディエンスに働きかける。
それらは仲介者である∈Y∋と共に、地球の自転がもたらす力の作用を受け、音の渦を生み出しつつひたすら一方向へ回転しつづける。儀式のようにはじまったその空間に身を委ねるうちに、私たちの意識は、(∈Y∋がフジロックでぶん投げた(サ)コーンのように)、高速で遠くに弾き飛ばされる。次は新宿・歌舞伎町から、どこか知らない宇宙の始まりへと。


ZEROTOKYO
東急株式会社、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントによる合弁会社である株式会社TSTエンタテイメントが運営する、ZEROTOKYO / Zepp Shinjuku(TOKYO)。エリア最大級である1500人のキャパシティを持ち、さらに、COSMIC LABとFaith Propertyが構築した最新の映像・照明システムにより、この場所でしか味わえない臨場感あふれる音楽・映像体験を可能としている。多種多様な文化で今や世界にその名を轟かせる新宿・歌舞伎町らしく、様々なジャンルの音楽アーティストを招聘し、ここにしかない音楽ライブ・エンターテイメント・コンテンツを国内外に発信する、東京を体現する新しい施設。

COSMIC LAB
映像作家 C.O.L.Oが主宰するライブ・ヴィジュアル・ラボラトリー。可視と不可視が交わる体験を通じて認知の拡張を探求。∈Y∋(BOREDOMS)とのオーディオ・ヴィジュアルライブやJEFF MILLSと共同制作を務めた舞台芸術作品「THE TRIP」、総勢100名に及ぶ僧侶の声明とヴィジュアルアートが融合した「高野山1200年の光」などの代表作がある。ポストXR(エクスパンデッドリアリティ)に焦点化してフィジカルとヴァーチャルの境界が消失する視覚演出システムを構築し「ZEROTOKYO / Zepp Shinjuku (TOKYO)」へのインストールを手掛けた。


FINALBY(     )オフィシャルサイト:
https://www.finalby.net/

開 催 概 要

名 称:
FINALBY(     ) LIVE in 歌舞伎町EXPANDED
presented by COSMIC LAB & TST Entertainment

会場:
ZEROTOKYO

日程:
2025年10月25日(土)
OPEN 17:30 / START 18:30 / CLOSE 20:30

出演:
FINALBY(     )
∈Y∋ (BOREDOMS) ∞ COSMIC LAB ∵ KANTA HORIO ∅ TAIKI NIIMI

チケット :
EarlyBird 早割入場券 : ¥5,000
発売開始:2025年8月27日(水)〜
※ 規定枚数に達し次第、期間中であっても発売終了となります。

【 一次 一般前売り入場券 】¥6,500
【 U25 前売り入場券 】¥5,000
※EarlyBirdチケットの規定枚数が終了次第、発売開始いたします。
※ それぞれ規定枚数に達し次第、発売終了となります。
--チケットリンク(ZAIKO)-
https://cosmiclab.zaiko.io/e/finalby


主催:
株式会社TSTエンタテイメント
企画:
COSMIC LAB
助成:
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】
プロジェクトパートナー(AtoZ):
AUGER / 有限会社ボアトロニクス / DOMMUNE株式会社 / FACETASM / 株式会社フェイス・プロパティー
後援:一般社団法人ナイトタイムエコノミー推進協議会
連携:DOMMUNE KABUKICHO / BENTEN 2025 Art Night Kabukicho


イベントオフィシャルサイト:
https://expanded.cosmiclab.jp/
FINALBY(     )オフィシャルサイト:
https://www.finalby.net/


Movie :
FINALBY(     )- FUJIROCK FESTIVAL’21 WHITE STAGE | Digest movie
https://youtu.be/WINPSZHqHG4?si=JxXIC47-lhaRG6a_&t=26

COSMIC LAB
https://www.youtube.com/@CosmicLab

8月のジャズ - ele-king

 今月はベテラン・アーティストの久々の作品から紹介したい。プランキー・ンカビンデことジェイムズ・ブランチは1947年生まれのサックス奏者で、1971年にサンフランシスコでジュジュを結成したことで知られる。アフリカ音楽や民族色の濃いフリー・ジャズを展開し、次第にそれはアフロ・スピリチュアル・ジャズとして認知されるようになる。〈ストラタ・イースト〉で2枚のアルバムをリリースした後、ワンネス・オブ・ジュジュと改名したグループは1975年に名作『African Rhythms』を発表。ワシントンDCでジャズDJ/評論家のジミー・グレイが新レーベル〈ブラック・ファイア〉を創設し、彼に共鳴したプランキーが参加し、第1弾アーティストとなった。続く1976年の『Space Jungle Luv』と共にスピリチュアル・ジャズにソウルやファンクを融合した内容で、後のレア・グルーヴ・ムーヴメントやクラブ・ジャズ・シーンでも再評価が高まった。1980年にはプランキー&ワンネス・オブ・ジュジュ名義で『Make A Change』を発表するが、収録曲の “Every Way But Loose” はラリー・レヴァンによるリミックス12インチがリリースされ、ダンス・ミュージックの世界でも知られることになる。『Make A Change』はディスコやエレクトロ・ファンクの要素も交えていて、そうした具合に当時の音楽の流行を巧みに取り入れる部分もプランキーにはあった。

Plunky & Oneness Of Juju
Made Through Ritual

Strut

 その後は一時のブランクはあったが、『African Rhythms』などが再評価されていることをプランキー自身も認識していて、1996年にワンネス・オブ・ジュジュ再評価の流れで復帰作の『Bush Brothers & Spacer Rangers』を〈ブラック・ファイア〉からリリース。それ以降も地道な活動を続け、自主レーベルの〈N.A.M.Eブランド〉からコンスタントにアルバムをリリースしている。初期は混沌として原初的なジャズをやっていたジュジュだが、ワンネス・オブ・ジュジュになってからは時流に乗ってソウル、ファンク、アフロビート、ディスコ、エレクトロなどを融合し、ある意味で非常に柔軟で自由な気風を持つアーティストとも言える。1990年代は当時のアシッド・ジャズ・ムーヴメントに呼応してラッパーをフィーチャーしたり、その後もR&Bに接近した作品のリリースもある。

 2019年にプランキー&ワンネス名義で『Afroceltic』というアフロビート寄りのアルバムをリリースし、それから6年ぶりの新作が『Made Through Ritual』となる。〈ブラック・ファイア〉の諸作を〈ストラット〉が再発していたこともあり、今回はその〈ストラット〉から〈ブラック・ファイア〉創設50周年を記念してのリリースとなる。ババトゥンデやエカ・エテら往年のメンバーはいないが、シンガーのシャーレイン・グリーンや作家・詩人のロスコー・バーネムズなどが参加している。また、プロデューサーはプランキーの息子のジャマイア・ブランチで、ジミー・グレイの息子のジャマル・グレイも共同プロデュースしている。シャーレイン・グリーンによる瞑想的なヴォーカルが導く “Share This Love” は、『Space Jungle Luv』の頃を彷彿とさせるスペイシーな浮遊感に包まれる。ジャズとアフロやファンクを融合した “In Due Time” や “Made Through Ritual” は、『African Rhythms』の頃のプランキーを再現していて、コズミックな質感のジャズ・ファンクの “Broad Street Strut” は『Make A Change』にあるようなナンバーと言えるが、不思議と古びた感じを抱かせないのはジャマイア・ブランチとジャマル・グレイのプロデュースによるものだろう。ロスコー・バーネムズがポエトリー・ローディングを披露する “Children Of The Drum” はラスト・ポエッツに通じるようなブラック・カルチャー賛歌である。


Dom Salvador, Adrian Younge & Ali Shaheed Muhammad
Jazz Is Dead 24

Jazz Is Dead

 エイドリアン・ヤングとアリ・シャヒード・ムハマッドによる『Jazz Is Dead』シリーズは、伝説的なミュージシャンとのセッションをかれこれ5年ほど続けている。アジムス、マルコス・ヴァーリ、ジョアン・ドナートなどブラジルのミュージシャンとのセッションも多くおこなっていて、2024年にはジョイス、アントニオ・カルロス&ジョカフィ、カルロス・ダフェ、イルドンらとブラジル勢と共演したオムニバスを発表したが、その中のひとりであったドン・サルヴァドールとの共演作が『Jazz Is Dead 24』としてリリースされた。ドン・サルヴァドールは1960年代から活躍するピアニストで、サルヴァドール・トリオやリオ・65・トリオは1960年代半ばに沸騰したジャズ・サンバの名トリオとして伝説的に語り継がれる。1960年代後半からは時代の流れと共にロック、ファンク、ソウルなども取り入れ、アボリサオというサンバ・ファンク寄りのバンドも率いたことがある。また、アメリカに渡って活動していた時期もあり、『My Family』(1976年)というブラジリアン・フュージョンのアルバムもリリースした。

 そんなドン・サルヴァドールも、現在87歳というブラジル音楽界でも最長老に属する年齢となっているが、そんな彼をレコーディングの場に連れ出したというだけでも、『Jazz Is Dead』はとても貴重な企画と言えよう。今回のアルバムは1960年代後半から1970年代前半の時期、アルバムで言えば1969年のファースト・ソロ・アルバムから、アボリサオを率いた1971年の『Som, Sangue E Raça』あたりの時期を念頭に入れた内容である。ドン・サルヴァドール自身による獣の咆哮のような奇妙なスキャット・ヴォーカルが印象的な “Os Ancestrais”、男女コーラスを交えたノヴェラ(サントラ)風の “Nao Podemos o Amar Para”、ソフト・ロックを取り入れたブラジリアン・ソウル “Minha Melanina”、アフロビートに近似したサンバ・ファンク “Eletricidade” など、ドン・サルヴァドールならではの作品集と言える。サイケデリックな風味の “Safíra” は、アマゾン流域で発生した原初的なアフロ・ブラジリアン・サウンドがジャズと結びついたできた作品で、ドン・サルヴァドールのルーツを見せるものだ。


Organic Pulse Ensemble
Oppression Is Nine Tenths Of The Law

RR Gems

 オーガニック・パルス・アンサンブルは、グループ名こそ冠しているものの、実際はグスタフ・ホーネイというスウェーデンのアーティストによる個人プロジェクト。グスタフ・ホーネイはサックス、フルート、トランペット、ギター、キーボード、ドラムス、ベース、パーカッションなどを操るマルチ・ミュージシャンで、それ演奏をマルチ録音することでオーガニック・パルス・アンサンブルは成り立っている。グスタフ・ホーネイはほかにもデュオヤというユニットをやっていて、そちらはジャズ・ファンク系のサウンドであるが、オーガニック・パルス・アンサンブルはモード・ジャズやスピリチュアル・ジャズ系と言えるだろう。2019年からアルバムをリリースしていて、『Oppression Is Nine Tenths Of The Law』は通算7作目となるアルバムだ。

 “Oppression Is Nine Tenths Of The Law” はバンブー・フルートがフィーチャーされた、極めてプリミティヴな趣のスピリチュアル・ジャズ。スウェーデンはクール・ジャズの印象が強いが、実際にはアフリカ音楽に影響を受けたミュージシャンもいるし、民謡を取り入れた作品もいろいろ出ている。ドン・チェリーが長年住みついて活動していたところでもあり、オーガニック・パルス・アンサンブルはそんなドン・チェリーの『Organic Music Society』(1972年)に影響を受けているのだろう。“Peace As A Political Statement” という楽曲も、そんなドン・チェリーの精神性を示すタイトルだ。1960~70年代、アメリカのジャズ・ミュージシャンの中には北欧へ移住する者もいろいろおり、トニー・スコット、サブー・マルティネス、ジョージ・ラッセルなどはスウェーデンを拠点とした。中でジョージ・ラッセルはビッグ・バンドをはじめとした大編成のグループの指揮や作曲・編曲に長けていたが、オーガニック・パルス・アンサンブルにおける多種の楽器のアンサンブルや作曲技法にも目を見張る部分があり、そこにはジョージ・ラッセルの影響も見て取れる。そして、グスタフ・ホーネイはそれをひとりでやっているのが何とも凄い。


Aldorande
Trois

Favorite Recordings

 アルドランドはフランスのグループで、ベーシストのヴァージル・ラファエリをリーダーに、ピアニスト/キーボーディストのフローリアン・ペリシエ、ドラマーのマチュー・エドゥアール、パーカッショニストのエルワン・ロッフェルが集まる。この中でフローリアン・ペリシエは自身のクインテットを率いて数々のアルバムを残すほか、カマラオ・オーケストラというアフロ~ラテン系のバンドや、コトネットというジャズ・ファンク・バンドでも演奏する。ヴァージル・ラファエリもカマラオ・オーケストラのメンバーで、またマシュー・エドゥアルドと共にセテンタというラテン・ファンク・バンドで演奏している。このようにフランス、主にパリのジャズ、ファンク、ラテン・シーンで活躍してきたミュージシャンが集まってアルドランデは結成された。2019年にファースト・アルバム、2021年にはセカンド・アルバムの『Deux』をリリースしているが、彼らの音楽性は1970年代のエレクトリックなジャズ・ファンクをベースに、ファンクやフュージョン、シンセ・ブギーやブロークンビーツなどのエッセンスを交えたものとなっていて、ラテンやアフロ・フレーヴァーに富むリズム・セクションも魅力だ。

 そんなアルドランドの3作目のアルバム『Trois』がリリースされた。メンバーはこれまでゲスト参加してきたギタリストのローレン・ギエも加わり、5人編成となっている。フローリアン・ペリシエはフェンダー・ローズ、エレピ、ミニモーグ、アープ・シンセほか各種キーボードやシンセを用い、これまで以上に重層的な鍵盤サウンドを展開する。“Back To Mother Earth” は重厚な出だしからソリッドなビートが始まり、軽快なブギー・ファンクへと展開する。全体的にブリット・ファンクに通じるナンバーだが、途中のヴィブラフォン・ソロやフェンダー・ローズも印象的で、アジムスやロイ・エアーズなどの影響も感じさせる。“Gulf Of Mexico” はスパニッシュ調のフュージョン・ナンバーで、フローリアンのキーボードがダークでミステリアスなムードを掻き立てる中、途中からジプシー調のコーラスも加わって盛り上げる。疾走感に満ちたリズムは思わず体が動き出すようなものであるが、このあたりはダンス・ミュージックが得意な〈フェイヴァリット・レコーディングス〉の作品らしい。

『バード ここから羽ばたく』 - ele-king

(12歳の主人公ベイリー)

 イギリスのこの手の映画、1960年代初頭の「キッチン・シンク・リアリズム」(『土曜の夜と日曜の朝』など労働者階級の生活を描く作品、いわゆる流し台ドラマ)を継承する社会派作品を日本で生まれ育った人間が観ることは、セックス・ピストルズやザ・スペシャルズ、ザ・スミスやスタイル・カウンシル、ハッピー・マンデーズやなんかの音楽体験と近いところがある、といったら言い過ぎだろうか。とはいえ、初めてケン・ローチの『リフ・ラフ』(80年代の格差社会、使い捨て労働、サッチャー政権への強烈な一撃)やハニフ・クレイシ原作の『マイ・ビューティフル・ランドレット』(アジア系移民、労働者階級と右翼、同性愛をテーマにした先駆的傑作)を観たときには、『モア・スペシャルズ』や『オール・モッド・コンズ』、『オリジナル・パイレート・マテリアル』みたいなアルバムをいいなぁと思ったときとある意味似たような感覚/感動を覚えたものだった。マーク・ハーマン監督『ブラス!』(労働者たちの連帯、コミュニティ精神)もピーター・カッタネオ監督『フル・モンティ』(労働者階級文化のぶっ飛んだ再生)も同様。まあ、長いあいだイギリスの労働者階級の音楽に親しんできたせいか、その世界に入りやすいというのもある。『エリックを探して』(労働者階級の温かい人情ドラマ)はローチにしては珍しくユーモアがあり、フットボール文化が題材だったこともあってとくに好きな映画だ。『スウィート・シックスティーン』みたいにノー・フューチャーな作品もいいのだけれど、やはり希望があったほうが健康にはいい。
 ノー・フューチャーな青春ものといえば、ダニー・ボイルの『トレインスポッティング』がよく知られるところだ。もっとも、あれは『スウィート・シックスティーン』とくらべるとずいぶんポップで、(ヘロインを扱いながらも)スタイリッシュだし、格好いいんだけど消費されるのも早かった。ボイルの『ピストル』もどうかと思ったけれど、ひとつだけあのドラマで好きなところがある。ピストルズがイギリスでのツアーの最後に、クリスマスの夜、ストライキ中の消防士の子どもたちのためにチャリティ演奏をやった場面を描いたことだ。見落とされがちだけれど、ああいう日本でいえば山田洋次的な人間味がピストルズには(ジョニーにもシドにも)あったのだろう。

 アンドレア・アーノルド監督の最新作『バード ここから羽ばたく』も人間味あふれる映画で、「キッチン・シンク・リアリズム」系の良きところを継承している。社会の底辺で生きる人たちのドラマを通して見える暗い現実、それにもめげない希望というか逞しさというか前向きさというか……、音楽もあるし、完全に好みの映画で、ぼくと似たような趣味の人には声を大にして推薦したい。なにしろこの映画の音楽はBurialが担当しているのだ。そればかり、なんとなんとジェイソン・ウィリアムソンが(ちょい役だが)役者として登場する。スリーフォード・モッズの曲だってかかるんだから、これはもうあなた、必見なのである!

(スクーターを運転しているのは少女の彼氏ではなく父親バグ。この男がオモロいです)

 社会派で、リアリスティックであるとはいえ寓話的で、『エリックを探して』的な、いや、ティム・バートン的なファンタジーも入っている。陰惨であるけれどそれに負けない陽気さがあるし、ローチ作品に出てくるような汗水流す肉体労働者もパートタイマーも、そもそも大人らしい大人が登場しない。
 舞台は不法占拠居住区なのだろう、物語の中心人物のひとり、主人公の父親は手に入れたヒキガエルから分泌される液体(かなり強力な幻覚作用で有名)を売ったりしている。その男バグとその娘ベイリー、このふたりを主軸に、少女の義理の兄、そして少女の前にとつぜん姿を現したバードと名乗る謎の男との関係を交えながら物語は進行する。いやー、映画の冒頭、フォンテインズDCの “Too Real” をバックにキックスクーターに乗って少女を家まで送る入れ墨だらけの男がその父親だったという設定、まずはここで不意打ちを食らった。この強烈なキャラクター、12歳の内向的な娘に真顔で説教しながらライン(コカイン)を引いたりしているシングル・ファーザーのバグは、じつにケシカラン男なのだが、憎めないヤツだったりもする。
 
 これは、とことん解体された貧困層における近代的家族なる共同体が、あたらしく生まれ変わろうともがいている話だ、などというと『パラサイト』や『万引き家族』を連想されるかもしれないが、印象がずいぶん違っているのは、こちらにはコミュニティ精神と音楽があって、例によってぶっ飛んでいる──というか、もはや近代家族の原型すらないくらい解体されている。だからシリアスな話ではあるが、イギリス的なユーモアのこもった、悲劇のなかの喜劇なのだ。
 たとえば、ここはとくに大笑いしたシーンだが、コールドプレイ(というじつに気真面目なバンド)の曲がかかる場面。カエルの分泌を促すにはいい音楽が必要ということで、選曲されたコールドプレイの代表曲 “Yellow” を、入れ墨だらけの男たちがカエルに向かって大合唱する光景を想像してみてくれ。スリーフォード・モッズの “'Jolly Fucker” を爆音で鳴らして父親とその仲間たちが大騒ぎするシーンもいいし、ヴァーヴの音楽に対して子どもたちが「オヤジ臭い」と反応する——そして「たまにはオヤジの音楽もいいだろう」と応答する——場面もウィットがあった(ヴァーヴの場面でかかるのはオアシスであるべきなのだが)。ブラーの “The Universal” もほとんど『フル・モンティ』的な、つまり金のない連中が集まって悪ノリする際の、イギリス的ギャグにおいて使用される。
 コメディ映画ではないし、目を背けたくなるような暴力シーンもある。だが、最後には泣けるし、見終わったときの気分はいい。思わず大阪の宮城に電話して、「俺らまだまだイケるぜ!」と言いたくなった。そうだよ、問題はなにひとつ解決していないけれど、嬉しくなるのだ。それから、電気キックスクーターにフェイドカットにエドガーカット(髪の裾を極端に刈り込んでいる髪型)、スポーツウェアにスポーツシューズと、現代のUKストリート文化の流行もちゃんと押さえている。ただし、こちらはボイルというよりローチよりで、まあなんにしてもイギリス映画の十八番というか、好きな音楽のかかる映画はいいモノだ。

(少女の異母兄)

「どこへ?」 - ele-king

 恵比寿リキッドルームのサブ・フロアとしても知られるTimeOut Café & DinerとKATAの2会場にて、目的なく音楽に没頭することをコンセプトとしたリスニング・イヴェント「どこへ?」が9月13日(土)に開催。
 
 岡田拓郎によるソロ・ギターセットからMOODMAN、Shhhhhの2名による非ダンス的アプローチなDJセットまで、ほかではなかなか体感できないサウンド・テクスチャーに触れる絶好の機会となりそうです。

Simon Frank - ele-king

 Mars89が主宰するレーベル〈Nocturnal Technology〉より、カタログ10枚目を飾る新譜のリリースです。

 カナダに出自を持ち上海を拠点に活動する音楽家・サイモン・フランクによるアルバム『VICTIM OF A NEW AGE』は、ブルボンズ・クオークやフラックスなどの影響下にある9曲入のEBMライクな作品で、レーベル曰く「アウトサイダーポップとダンス、オールドスクールと未来志向が交錯する、ポストパンク・エレクトロ」とのこと。かような矛盾を両立させることであらたな視点を浮かび上がらせるような作風は、まさしく日本の音楽家・Mars89の持つ美学と通ずるところもあり、上海と東京の2都市をつなぐ1枚であることがうかがえる。

 マスタリング・エンジニアにはTorei名義で音楽家としても活動するRei Taguchiが参加、闇夜に立ち現れるアンダーグラウンドの美学をひしひしと感じられつつ、「ニューエイジの犠牲者」という皮肉なタイトルにはかつてレイヴがわれわれに見せてくれた夢のつづきが投影されているような気も。デジタル/カセットともにBandcampにて発売中。

Artist: Simon Frank
Title: VICTIM OF A NEW AGE
Label: Nocturnal Technology
Format: Digital / Casette
Release Date: 2025.8.21
Buy / Stream: https://nocturnaltechnology.bandcamp.com/album/victim-of-a-new-age

Tracklist:

1. Premonition
2. Unmask
3. Cave
4. Attrition
5. Puppetmaster
6. Shopping Mall
7. Pass
8. Classic Cars
9. Victim of a New Age

Composed by Simon Frank
Mastered by Rei Taguchi (Saidera Mastering)

 Mars89主宰のレーベルNocturnal Technologyより、上海を拠点に活動するカナダ出身のプロデューサー、サイモン・フランクによるNew-Wave / EBMスタイルのアルバムVICTIM OF A NEW AGEが登場。ミニマル・シンセのソングブックからそのまま抜け出したような皮肉っぽいボーカルが、アシッドなベースライン、歪んだブレイクビーツ、渦巻くダブ・エコーと組み合わさり、全体を通してオールドスクールでアナログライクな雰囲気を保ちながらも、断固として未来志向なアルバムとなっている。

アーティスト・ステートメント:
2021年の夏に前作のアルバムをリリースしてから数か月後、私はElektron Digitaktのサンプラーを購入した。しばらくの間、かなり限られた機材で音楽を作ってきたので、サンプルや、より直接的でない構造でどう実験できるか試してみたかった。制作には時間がかかった。理由の一つは北京から上海への引っ越しであり、もう一つは2022年の中国での生活がコロナ禍の影響でやや不安定だったからだ。しかし最終的に、新しいサンプラーを使ってブレイクビーツを演奏・加工する方法を習得し、それが新たな可能性を切り開いた。そして、産業音楽やパンクが新しいテクノロジーによってより柔らかくファンキーなものへと変化した2枚のアルバムのことを考えるようになった。Bourbonese Qualkの My Government Is My Soul とFluxの Uncarved Block だ。Bourbonese Qualkのアルバムを初めて聴いたとき、あまりにもアンダーグラウンドな作品なのに、子どもの頃に初めて触れたエレクトロニック・ミュージック——Fatboy SlimやThe Chemical Brothers——を思い起こさせたことに驚いた。私はそれと同じように、奇妙でありながら耳に残り、そして少し素直さを恐れないようなエネルギーを持つ作品を作りたいと思った。
 私は普段、自宅で曲を書き、その後ライブで演奏して、うまくいく部分、そうでない部分、そして即興の中で現れる細かなディテールを確認している。今作の全曲も、ロックのライブハウスやダンスミュージックのクラブで演奏しながら練り上げた。
 キックドラムが4つ打ちのときでも、パーカッション、サンプル、シンセラインを使って、リズムに動きや、見かけ以上の複雑さを与えるように心がけた。よりブレイクビーツ主体やテンポの遅い曲を作る際には、90年代に子どもとして聴いた音楽の曖昧な記憶を思い出していた。それは、前述のメインストリームなアーティストだけでなく、当時父がよく聴いていたBill Laswellのプロジェクトや、最近になって知ったScornやTechno Animalといったアーティストも含まれる。また、スウェーデンの The Flesh-Eating Bugs の2022年のアルバム Melting Pot にも影響を受けた。この作品は、まるでブレイクビーツを用いて作られたノイジーなインディーロックのようだ。「Premonition」は、非常に霧の濃い午後に、自宅近くの明代の墓の周囲を散歩した後に書いたもので、そのゴシックな音はその影響かもしれない。「Pass」については、書き始めたときには意図していなかったが、プロト・ダブステップのような響きがあるところが気に入っている。
 上海は多くの点で北京よりも暮らしやすいが、容赦なく商業主義的でもある。いくつかの歌詞を書くときには、文化が単なる消費の対象にすぎない場所で文化を創るということがどういう意味を持つのかについて考えていた。アルバム制作の終盤にはウィリアム・ギブスンの作品を多く読んでおり、その先見的で(暗い)未来像だけでなく、過去のイメージや観念が私たちをどのように付きまとっているかという彼の描写にも刺激を受けた。振り返ってみると、このテーマは「Victim of a New Age」や「Classic Cars」にも現れていると思う。

アーティストバイオグラフィー
サイモン・フランクはカナダに生まれ、ニューデリーと北京で育ち、現在は上海に在住している。彼は高校生の頃に音楽活動を始め、2008年のオリンピック前後に中国の首都で芽生えたアナーキーなノイズおよび実験的ロックのシーンに参加した。インド古典音楽や自由即興から着想を得た濁ったドローンやループによる実験を経て、彼の音楽は徐々にポストパンク・エレクトロニクスへの独自のアプローチへと進化し、アウトサイダー・ポップと没入型のダンスミュージックが同等の割合で融合するスタイルとなった。ミニマル・シンセのソングブックから抜け出したような皮肉げなボーカルが、腐食性のアシッドハウスのベースライン、重く響くドラムマシン、歪んだブレイクビーツ、渦巻くダブ・エコーの塊、そしてダンスホール特有の低音圧と結びついている。
サイモンは、兄でありGong Gong Gongのメンバーでもあるジョシュ・フランクとのデュオ Hot & Cold、アレックス・チャン・ホンタイとオースティン・ミルンとの Love Theme、そして Love Research Institute といったバンドで活動してきた。自身のイベント・シリーズ XMQ Presents を通じて、John T. Gast、Phuong-Dan、Tolouse Low Trax、First Hate、Yearning Kru といったDJやアーティストを招聘している。

instagram: https://www.instagram.com/sf_xmq/

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Nocturnal Technology
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Valentina Magaletti & YPY - ele-king

 これは見逃せない共作だ。ロンドンのドラマーにして作曲家、これまでニコラス・ジャーなどとのコラボ経験もあるヴァレンティーナ・マガレッティ(トマガやホーリー・タンとしても活動)、昨年はニディアとの鮮烈な共作を送り出している彼女が、goatKAKUHANなど野心的な活動をつづけている大阪の日野浩志郎(YPY名義)とタッグを組んだ。ドラムス&パーカッションと電子音がせめぎあう、息を呑むような音響空間を堪能すべし。

artist: Valentina Magaletti & YPY
title: Kansai Bruises
label: AD 93
release: 22 August 2025

tracklist:
1. One Hour Visa
2. Kansai Bruises
3. Float
4. Lantern Lit Run
5. Her Own Reflection
6. Silhouette
7. Interlude for Fog Days
8. Pesto

https://ad93.ochre.store/release/518490-valentina-magaletti-ypy-kansai-bruises

Terry Riley - ele-king

 強力なアイテムの登場だ。テリー・ライリーが〈コロムビア〉に残した4作品、それらをまとめたボックスセットがリリースされる。60年代に録音された問答無用の『In C』と『A Rainbow in Curved Air』はもちろんのこと、70年のジョン・ケイルとの共作『Church of Anthrax』、そして80年の『Shri Camel』まで網羅した豪華なセット。ブックレットも充実しており、セッション時の写真やオリジナルのライナーノーツ、新たなエッセイに加え、日本仕様盤ではそれらの翻訳と、別途日本語解説もつきます。発売は明日、8月27日。

テリー・ライリーがColumbiaレーベルに録音した名作4題をボックス化

テリー・ライリー
「コロンビア・レコーディングス」

(インC/ア・レインボー・イン・カーヴド・エアー/チャーチ・オブ・アンスラクス/シュリー・キャメル)
TERRY RILEY / THE COLUMBIA RECORDINGS
(In C / A Rainbow in Curved Air / Church of Anthrax / Shri Camel)

■レーベル:SONY CLASSICAL
■品番・価格:SICC-2363-6(2枚組) 定価\6,050(税抜価格¥5,500)
■発売日:2025年8月27日
■形態:4CD/輸入盤国内仕様・初回生産限定盤
■(P) 2025 Sony Classical, a label of Sony Music Entertainment

ミニマル・ミュージックと電子音楽に多大な影響を与え続ける先駆的な作曲家テリー・ライリーの代表作である『インC』をはじめとしたコロンビア・レコード時代のアルバム4作品を収録したボックスセットです。本作は単なる録音の集大成を超え、アヴァンギャルドがメジャーレーベルのスタジオに根を下ろし、ライリーのような先駆的なアーティストが未踏のサウンドの領域を探求する余地を与えられた時代の貴重な記録と言えましょう。彼の魅惑的なエレクトリック・キーボードとサックスの即興演奏から、テープやデジタル・ディレイの先駆的な使用まで、ここにあるすべてのトラックに脈打つ実験精神は、その後の音楽の発展に大きく寄与し、現代音楽の範疇を超えてロックやポップス、現代のテクノにまで伝播しました。
添付されたブックレットの資料的価値も大きく、セッション時の写真やオリジナル・ライナーノーツ、新たに書き下ろされたエッセイを含む貴重な内容となっています(輸入盤日本仕様/欧文ライナー日本語翻訳付き(翻訳:高橋智子)/解説:畠中実)。

【CD1】
テリー・ライリー『インC』
TERRY RILEY / IN C

1 インC In C 41:59

<演奏>
テリー・ライリー:作曲、アンサンブル・リーダー、サクソフォーン
ニューヨーク州立大学バッファロー校、創造・演奏芸術センターのメンバー
録音:1968年4月29日、5月1日、2日 コロンビア30丁目スタジオ(ニューヨーク)

【CD2】
テリー・ライリー『ア・レインボー・イン・カーヴド・エアー』
TERRY RILEY / A RAINBOW IN CURVED AIR

1 ア・レインボー・イン・カーヴド・エアー A Rainbow in Curved Air 18:40
2 ポピー・ノーグッド・アンド・ザ・ファントム・バンド Poppy Nogood and the Phantom Band 21:40
3 ア・レインボー・イン・カーヴド・エアー ラジオ放送用スポット広告(ボーナストラック) Radio Spot: A Rainbow in Curved Air (bonus track). 0:58

<演奏>
テリー・ライリー:エレクトリック・オルガン、エレクトリック・ハープシコード、ロックシコード、ドゥムベック、タンバリン
録音:1969年5月23日、6月3日(1、3)、3月24日、27日、28日(2) コロンビア52丁目スタジオ(ニューヨーク)

【CD3】
ジョン・ケイル&テリー・ライリー『チャーチ・オブ・アンスラクス』
JOHN CALE & TERRY RILEY / CHURCH OF ANTHRAX

1 チャーチ・オブ・アンスラクス Church of Anthrax 9:00
2 ヴェルサイユ宮殿の鏡の回廊 The Hall of Mirrors In the Palace of Versailles 7:55
3 ザ・ソウル・オブ・パトリック・リー The Soul of Patrick Lee 2:47
4 3月15日 Ides of March 11:03
5 庇護された者 The Protégé 2:47

<演奏>
ジョン・ケイル:ベース、ハープシコード、ピアノ、ギター、ヴィオラ、オルガン
テリー・ライリー:ピアノ、オルガン、ソプラノ・サクソフォーン
録音:1970年1月23日、コロンビア30丁目スタジオ(ニューヨーク)

【CD4】
テリー・ライリー『シュリー・キャメル』
TERRY RILEY / SHRI CAMEL

1 三位一体の聖歌 Anthem of the Trinity 9:25
2 天界の峡谷 Celestial Valley 11:32
3 はるかな太古の湖をこえて Across the Lake of the Ancient World 7:26
4 氷の砂漠 Desert of Ice 15:13

<演奏>
テリー・ライリー:エレクトリック・オルガン、コンピューターによって制御されたデジタル・ディレイ
録音:1980年 CBSスタジオ(サンフランシスコ)

その彼方には、魅惑的な静寂が広がっていた……

ジャズの奥深くに広がるサイレンス
かつてない斬新な観点からつづられる未来的なエチュード

新しい音楽の聴き方、そして静と動が完璧に繋がった世界

マイルス、イーノにはじまり、「静寂の次に最も美しい音」のキャッチフレーズで知られるECM、菊地雅章の忘れられたシンセサイザー作品、芦川聡や吉村弘、尾島由郎ら日本の環境音楽の開拓者たち、そして清水靖晃から高田みどりまで

著者入魂、7年ぶりの書き下ろし

四六判変型並製/352ページ

[著者]
原 雅明(はら まさあき)
文筆家、選曲家。レーベルringsのプロデューサーとしてレイ・ハラカミの再発等に携わり、LAのネットラジオ局dublabの日本ブランチの設立に関わる。リスニングや環境音楽に関連する企画、ホテル等の選曲も手掛ける。早稲田大学文化構想学部非常勤講師。著書に『Jazz Thing ジャズという何か』『音楽から解き放たれるために』など。

『アンビエント/ジャズ』刊行に寄せて
──著者・原雅明による「前書きの前書き」をこちらにて公開中

刊行記念イベント開催決定!
・9/23@WPU Shinjuku
・10/13@野口晴哉記念音楽室
→詳細は本ページ下部をご確認ください

聴きながら読む──「アンビエント/ジャズ」プレイリスト公開中

Ambient/Jazz - between Miles Davis and Brian Eno Chapter 1&2

Ambient/Jazz - between Miles Davis and Brian Eno Chapter 3&4

Chapter 1 & 2 (YouTube Music)
https://music.youtube.com/playlist?list=PLwIEk49IRfMR35xvuGibFfpPlj9YORa1a&si=LV-Nsb82ydiGGv2A

Chapter 3 & 4 (YouTube Music)
https://music.youtube.com/playlist?list=PLwIEk49IRfMRRFpcQIW6O2CwFCSzfiZfI&si=21PsB4WMVhMTMw49

目次

intro

第1章 マイルス・デイヴィスのジャズとアンビエント

1 空間の拡張と時間の遅延──第2期クインテットにおける試行錯誤
2 エレクトリック期に試みられたトーン・ポエム/アンビエント
3 アップデートされる80年代以降のマイルス

第2章 ブライアン・イーノのアンビエントとジャズ

1 オブスキュアとギャヴィン・ブライヤーズ
2 アンビエントの誕生
3 アンビエント・シリーズの発展
4 ダニエル・ラノワの『Belladonna』とその後のイーノ

第3章 ECM もう一つのジャズとアンビエント

1 マンフレート・アイヒャーとジャン=リュック・ゴダール
2 多様なるECMの世界

第4章 日本におけるジャズと環境音楽の往還

1 菊地雅章が残した浮遊するサウンドとハーモニー
2 日本の環境音楽の開拓者たち──芦川聡、吉村弘、尾島由郎
3 清水靖晃の「質感」
4 今日まで続く高田みどりの挑戦

outro

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未来屋書店/アシーネ

刊行記念イベント①

dublab.jp presents
Listening Event “AMBIENT / JAZZ”

dublab.jpのファウンダーであり、文筆家、選曲家、レーベルringsのプロデューサーである、原雅明の新刊「アンビエント/ジャズ――マイルス・デイヴィスとブライアン・イーノから始まる音の系譜」の出版を記念したイベントの開催が決定。
ゲストに環境音楽のシーンを牽引し、海外からの再評価も高い尾島由郎氏を招聘し、書籍の本質をトーク&リスニングで解剖。また、「AMBIENT / JAZZ」を各々の解釈で展開させていくDJによるサウンドが空間を演出します。

また、会場では、新刊『アンビエント/ジャズ──マイルス・デイヴィスとブライアン・イーノから始まる音の系譜』をはじめ、本書のコンセプトである「アンビエント/ジャズ」に関連した書籍を揃えたポップアップ・ブックストアも出店します。

ぜひ、皆様の来場をお待ちしております。

会場: WPU Shinjuku
https://hotel.wpu.co/shinjuku/

日時: 2025年9月23日(火祝)
14:00-19:30

入場無料

Talk&Listening:
Masaaki Hara
Yoshio Ojima

DJ:
DJ Emerald
grrrden
JIMA 
mamekx

Support:
ADAM Audio

14:00-15:00 mamekx
15:00-16:00 DJ Emerald
16:00-17:00 JIMA
17:00-18:30 Talk&Listening: Masaaki Hara, Yoshio Ojima
18:30-19:30 grrrden

https://dublab.jp/show/listening-event-jazz-ambient-25-9-23/

刊行記念イベント②

「アンビエント/ジャズ――マイルス・デイヴィスとブライアン・イーノから始まる音の系譜 」出版記念レコード鑑賞会

10.13.2025(mon.祝日)
野口晴哉記念音楽室
open 16.00 start 17.00
¥3000(+1d order制)※Limited 20/reservation only

Masaaki Hara 
Takuro Okada
野口晴哉記念音楽室にて、ele-king booksより刊行された原雅明氏の新著 『アンビエント/ジャズ――マイルス・デイヴィスとブライアン・イーノから始まる音の系譜』 の出版を記念し、リスニング会を開催致します。
セレクターには著者の原氏、そしてレコードコレクターとしても名高い、音楽家・岡田拓郎氏をお招きし、新刊に関連する作品をレコードで聴きながら、お二人の対談を行い、「聴く/聞く」ことを掘り下げる一夜となります。
限定20名、予約制のささやかな会となります。参加ご希望の方は、お名前と人数を明記のうえ、全生新舎instagramのDMにてお申し込みください。

※入場時にIDチェックがあります。
身分証明書をご持参ください。

お詫びと訂正

このたびは『アンビエント/ジャズ』をご購入いただきまして誠にありがとうございます。
同書に誤りがありましたため、謹んで訂正いたしますとともに、
お客様および関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

●59ページ 6行目

誤 『The Complete Bitches Brew Sessions』
正 2003年リリースの『The Complete Jack Johnson Sessions』

●同 9行目

誤 『The Complete Bitches Brew Sessions』
正 『The Complete Jack Johnson Sessions』

●169ページ 注4の7行目

誤 ディオ演奏
正 デュオ演奏

●185ページ 8行目

誤 彼の音作り方から、
正 彼の音の作り方から、

●209ページ 5行目および9行目

誤 「All of My Life」
正 「All My Life」

●218ページ 後ろから4行目

誤 ルアカ・ポップ
正 ルアカ・ボップ

●281ページ 後ろから1行目

誤 「Wind 1,2」
正 「Air 1,2」

●282ページ 1行目

誤 「Wind 3」
正 「Air 3」

●同 3行目

誤 「Wind 4,5」
正 「Air 4,5」

●297ページ 8行目および10行目

誤 吉川
正 吉村

●312ページ 3行目

誤 濱野
正 濱瀬

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