「W K」と一致するもの

ISSUGI - ele-king

 MONJU や Sick Team といったグループとしての活動に加えて、BudaMunkGradis Nice、Scratch NiceBES といったアーティストとのジョイント・プロジェクト、そして、ソロ名義でのリリースはもちろんのこと、様々なアーティストの作品へのゲスト参加、さらに 16FLIP 名義でプロデューサーとしても活躍するなど、実に幅広い活動を繰り広げながらも、その軸は全くブレることはない孤高のラッパー、ISSUGI。以前よりバンドを従えてのライヴを行なっていた彼が、WONK のメンバーや盟友である BudaMunk を含む6名のミュージシャンをバックバンドに従えて制作を行なったのが本作『GEMZ』だ。

 全16曲のうち10曲が今回のアルバムのために作られた新曲で、残り6曲が ISSUGI の関連している既存の曲のバンド・アレンジによるセルフ・リメイク(リミックス)という構成になっており、そのサウンドの軸になっているのは当然、楽器を使用しての生音だ。しかし、単純に “バンド・サウンドによるヒップホップ・アルバム” という前提で本作を聴くと、良い意味で本作はこちらの思いを裏切ってくれる。“BLACK DEEP” (MONJU)、“LIL SUNSHINE REMIX”、“踊狂REMIX” (Sick Team)といったリメイク曲を中心に、ライヴ感というかセッション感が強く出ている曲もあるが、逆にアルバム冒頭の “GEMZ INTRO” や “ONE RIDDIM” のようにひとつひとつの音は生であるのに、打ち込みの感覚が強く出ている曲も多数存在している。それは実際に生音をサンプラーに通して BudaMunk がパッドにて演奏していたり、あるいは手練れのミュージシャン達があえてグルーヴをそちらの方向へ寄せているというものもあるだろうが、その結果、本作はこれまでの ISSUGI が作り上げてきた数々の作品の流れの上にしっかりと存在している。大半の曲で BudaMunk あるいは ISSUGI 自身(=16FLIP)がプロデュースを手がけており、彼らのグルーヴ感が貫かれているというのは当然なのかもしれないが、それぞれのミュージシャンのヒップホップへの理解度の深さも、作品のクオリティにもしっかりと直結しているように思う。特にヒップホップ・バンドにありがちな、オーガニックな質感というのが極力削ぎ落とされており、バンド・スタイルに抵抗のあるヒップホップ・ヘッズにもこのサウンドは受け入れられやすいに違いない。

 本作中、聴きどころは多数あるが、ISSUGI ファンであればまずは “BLACK DEEP” を聴いて欲しい。MONJU のクラシック・チューンを忠実に再現しつつ、一方で生音によって厚みを加えて、バンド・アレンジとしてひとつの完成形と言えるだろう。一方で “LIL SUNSHINE REMIX” ではサンプリング・ネタとしてはド定番である Roy Ayers “Everybody Loves The Sunshine” をぶち込むことで、原曲とはまた異なる方向性のテイストを加えており、こちらもヒップホップならではの再構築の手法を見事に示している。ヒップホップならではの面白さという意味では、KOJOE をフィーチャーした新曲 “MISSION” も同様で、Jay-Z “Roc Boys” の引用の仕方が実に巧みで、バンドのヒップホップ的な優れたセンスとスキルの高さもダイレクトに伝わってくる。ちなみに個人的には生音と打ち込みのバランス感覚が絶妙な “HERE ISS” や Devin Morrison が参加した “OLD SONG” などが最も好きなラインであるが、このテイストでアルバム1枚作ったとしても素晴らしい作品が生まれるに違いない。今後、バンド・スタイルが ISSUGI の主軸になっていく、なんてことはおそらくないであろうが、本作で得たものが彼の大きな武器にもなって、今後の作品にもプラスに作用していくことを期待したい。

Squarepusher - ele-king

 いよいよ明日31日にリリースされるスクエアプッシャーのニュー・アルバム『Be Up A Hello』ですけれども、なんとこのタイミングで新曲 “Terminal Slam” のMVが公開されました。監督を務めたのはライゾマティクスの真鍋大度。渋谷の風景がすごいことになっています。下記リンクより早急にチェック!

https://squarepusher.net/terminal-slam

[2月28日追記]
 近未来の東京を舞台にした “Terminal Slam” のMVですが、その制作の裏側に迫る特設ページが公開されました。街中の広告を消去したりスクエアプッシャー由来のものに入れ替えたりする試みが、どのようなプロセスを経て映像化されていったのかが明らかにされています。かなり興味深いです。下記リンク先をチェックしましょう。また、監督・真鍋大度よりコメントも到着しています。

遠い未来ではなく近い未来を現代の技術を駆使して実装しよう、というところからアイディアが始まり、近未来の広告をテーマに議論して制作しました。最後の最後まで Squarepusher 本人にたくさんの細かいフィードバックをもらいながら映像表現を調整しました。彼のグリッチやインタラクションに対するクリエイティブなこだわりをチーム全体で享受でき、非常にエキサイティングな制作でした。また今回、撮影した動画の中に含まれる人やオブジェクト、広告を、AIを駆使して自動認識させ、それらを現実から消去したり、広告を別のものに置き換えるなどの処理をしています。かなり近い将来、デバイスを装着して街中を歩きながら今回のMVと同じように広告を自由に書き換える体験が出来るなと思いワクワクしています。 ──真鍋大度(Rhizomatiks)

https://research.rhizomatiks.com/s/works/squarepusher/

SQUAREPUSHER
いよいよ今週金曜にリリースとなる
5年ぶりの最新作『BE UP A HELLO』より
真鍋大度が監督、超近未来の東京を舞台とした
“TERMINAL SLAM” MVを解禁!

常に新しい響きと新たな試みを求め、リスナーに驚きと衝撃を与え続けている唯一無二のアーティスト、スクエアプッシャー。来日公演が4月に決定し話題となる中、いよいよ発売が今週金曜日に迫った最新作『Be Up A Hello』より、新曲 “Terminal Slam” のMVが公開!

「Terminal Slam」MV
https://squarepusher.net/terminal-slam

さきほど0:00、渋谷スクランブル交差点の巨大スクリーンにて、突如このビデオがプレミア上映された。超近未来の東京を舞台にし、街に蔓延する広告の数々とARグラスを主題とした本ビデオのプレミアにマッチしたロケーションであり、明日に迫ったリリースを待つ日本のファンにとっても嬉しいサプライズとなった。

映像はスクエアプッシャーの長年のコラボレーターでもある真鍋大度(Rhizomatiks)が監督。ライゾマティクスのディレクターであり、創設者のひとりでもある彼は、国内外の様々なアーティストとのコラボレーションを行う日本が世界に誇るアーティスト、プログラマー、DJ。スクエアプッシャーと真鍋は2013年のスクエアプッシャー x Z-MACHINES のプロジェクトで初めてコラボレート、2015年の来日公演では真鍋がオープニングアクトを務め、2017年のソニックマニアで披露されたショバリーダー・ワンのライブではビジュアルセットをライゾマティクスチームが担当するなど、親交を深めてきた。

遠い未来ではなく近い未来を現代の技術を駆使して実装しよう、というところからアイディアが始まり、近未来の広告をテーマに議論して制作しました。最後の最後まで Squarepusher 本人にたくさんの細かいフィードバックをもらいながら映像表現を調整しました。彼のグリッチやインタラクションに対するクリエイティブなこだわりをチーム全体で享受でき、非常にエキサイティングな制作でした。また今回、撮影した動画の中に含まれる人やオブジェクト、広告を、AIを駆使して自動認識させ、それらを現実から消去したり、広告を別のものに置き換えるなどの処理をしています。かなり近い将来、デバイスを装着して街中を歩きながら今回のMVと同じように広告を自由に書き換える体験が出来るなと思いワクワクしています。 ──真鍋大度(Rhizomatiks)

いよいよ明日1月31日に発売となる5年ぶりの最新作『Be Up A Hello』は、エレクトロニック・ミュージックに目覚めた当時の思いや記憶を綴った日記のようでもありつつ、直感と初期衝動に従って一気に完成させ、強烈で、スピーディで、目まぐるしくて、刺激的で、先の予測のつかない、「これぞスクエアプッシャー」と言える内容となった最新アルバム。

本日1月30日(木)には、タワーレコード渋谷店限定で「Squarepusher『Be Up A Hello』リリース前夜祭」と称し、アルバムの全フォーマット世界最速販売に加え、真鍋大度 (Rhizomatiks) & mito (clammbon) & たなしん (グッドモーニングアメリカ/タナブロ)によるトークショーを開催! 今回解禁となったこのMVについてもたくさん裏話が聞けるだろう。店頭での観覧は無料となっており、タワレコTVにてネット生配信も行われる。

【詳細はこちら】
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=10808

国内盤にはボーナストラックが追加収録、解説書封入、ボーナスDLカードが封入される。また数量限定でオリジナルTシャツ付セットも発売決定! Tシャツセットにのみ付属される限定DLカードからは、CDに収録された音源とは異なるボーナストラックがダウンロードでき、これらのバリエーション豊かなボーナストラック群からは、90年代のアナログ機材が多用されたという本作の制作中、様々なアイデアを試み、様々な形でファンに届けようとするトム・ジェンキンソンの積極的な姿勢が垣間見られる。

ここ何年かの中で、彼の最高傑作だ。 ──The Wire

25年のキャリアを経てなお、ジェンキンソンは遊び心を全く失っていない。 ──Crack ★★★★★★★★

label: Warp Records / Beat Records
artist: Squarepusher
title: Be Up A Hello
release date: 2020.01.31 FRI ON SALE

国内盤CD BRC-624 ¥2,200+税
国内盤CD+Tシャツ BRC-624T ¥5,500+税

国内盤特典:ボーナストラック追加収録/解説書封入/ボーナスDLカード封入
(Tシャツセットには限定ボーナストラックDLカードも封入)

Nervelevers (Official Audio)
https://youtu.be/qtSJA_U4W1U

Vortrack (Original Mix)
https://youtu.be/s3kWYsLYuHc

Vortrack (Fracture Remix)
https://youtu.be/59ke5hp-p3E

5年ぶりとなる超待望の単独来日公演が大決定!!

2020年4月1日(水) 名古屋 CLUB QUATTRO
2020年4月2日(木) 梅田 CLUB QUATTRO
2020年4月3日(金) 新木場 STUDIO COAST

TICKETS : ADV. ¥7,000+1D
OPEN 18:00 / START 19:00
※未就学児童入場不可

MORE INFO: https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=10760

チケット情報
2月1日(土)より一般発売開始!

Little Dragon - ele-king

 いまから1年とちょっと前、〈Ninja Tune〉との電撃契約が話題になったリトル・ドラゴンだけれど、どうやらついにアルバムが完成したようである。バンドの基本に立ち返った内容になっているとのことで、新しいチャレンジを試みると同時に内省的なムードもある作品に仕上がっているようだ。新曲 “Hold On” が公開中なので、まずはそれを聴いて想像を膨らませておこう。

LITTLE DRAGON
唯一無二の歌声を持つ日系スウェーデン人のボーカリスト、
ユキミ・ナガノ率いるスウェーデン発4人組バンド、リトル・ドラゴンが
最新作『New Me, Same Us』をリリース決定!
同時に新曲 “Hold On” を公開!

インディペンデントな女性アーティストとして長年活躍する日系スウェーデン人のミステリアスなボーカリスト、ユキミ・ナガノに加え、キーボードのホーカン・ヴィレーンストランドとベースのフレドリック・ヴァリン、そしてドラムとパーカッションを担当するエリック・ボダンの4人から成るスウェーデンのバンド、リトル・ドラゴン。2014年リリースの『Nabuma Rubberband』がグラミー賞にノミネートされ、ゴリラズ、サブトラクト、フライング・ロータス、フルーム、ケイトラナダ、デ・ラ・ソウル、DJシャドウ、マック・ミラーといった錚々たるアーティスト達とのコラボレーションの経験からもわかる通り、世界的なトップアーティストとして活躍する彼らの待望の最新作『New Me, Same Us』が3月27日にリリースされることが決定した。また、同時に新曲 “Hold On” が公開。

Little Dragon - Hold On
https://www.youtube.com/watch?v=JmDvTxGeJuY

学校終わりに集まっては、ジャムセッションをしたり、ア・トライブ・コールド・クエストやアリス・コルトレーンのレコードを聴いたりして過ごしたイェーテボリでの学生時代からずっと活動を共にしてきた彼らにとって『New Me, Same Us』のサウンドは、バンドの基本に立ち返り、自分たちの楽器、つまりドラム、ベース、キーボード、ハープ、ギター、ボーカルに対する愛情を再び深めたものであり、その結果、バンド史上最も意欲的で紛れもなく最高の音楽が生まれた。

『New Me, Same Us』は、進化を続けるリトル・ドラゴンがまた新たなステージに進んだことを象徴する作品であり、堅実でありながら型にはまらないR&B、ポップ、エレクトロニックという独特のスタイルに新しい方向性を見いだしながら、変わることなく若々しい精力的なサウンドを鳴らしている。同時にアルバムには内省的な空気も感じられ、ユキミの特徴的な歌声は、移り変わるものごとや憧れの感情や別れを告げることに思いを馳せている。

あらゆる変化を経験し、それでも自分たちが信じる物語によって団結している。その物語こそが今の自分たちを築いたのだから。 ──Little Dragon

リードシングル “Hold On” は、自立して前に進んでいくというメッセージであり、“Rush” は失われた愛を懐かしがり、“Another Lover” は心の痛みを伴う白日夢として描かれ「自分のしていることが理解できない/自分たちがどこに向かっているのかわからない」と歌詞の冒頭でユキミが嘆く。“Sadness” というぴったりなタイトルの付いた曲では「誰かを理解した気になってもやがて時間が経てば新たな一面が現れる」とバンドは述べる。“Where You Belong” は、喪失と死への不安に満ちた子守歌だ。ただし、楽観主義の入り込む余地も残されている。“New Fiction” は歌の世界の中にその空白を模索し、新たな物語を創造して自らの進路を歩むことを促す。そして “Are You Feeling Sad” は、時には一歩下がることや、不安になりすぎないということを聴き手に思い出させる。

アートワークを担当したのは、数々の賞を受けてきたスウェーデンの映画監督、プロデューサー、脚本家、アニメーターであるヨハネス・ニホームが務めた。

リトル・ドラゴンの最新作『New Me, Same Us』は、3月27日(金)に〈Ninja Tune〉よりリリース! 国内盤CDにはボーナストラック “Let Me Know” が追加収録され、解説書と歌詞対訳が封入される。また、現在 iTunes でアルバムを予約すると公開中の “Hold On” がいち早くダウンロードできる。

label: NINJA TUNE / BEAT RECORDS
artist: LITTLE DRAGON
title: New Me, Same Us
release date: 2020.03.27 FRI ON SALE

国内盤CD BRC-632 ¥2,200+税
国内盤特典:ボーナストラック追加収録/解説・対訳冊子封入

[ご予約はこちら]
BEATINK.COM:
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=10811

TRACKLISTING
01. Hold On
02. Rush
03. Another Lover
04. Kids
05. Every Rain
06. New Fiction
07. Sadness
08. Are You Feeling Sad?
09. Where You Belong
10. Stay Right Here
11. Water
12. Let Me Know *Bonus Track for Japan

Caribou - ele-king

 カリブーといえば、フォー・テットとほぼ同じ時期に登場したエレクトロニック・ミュージシャンで、カナダ出身の数学者でもある。カリブーの音楽にはつねに参照されるモノ(アーサー・ラッセルからセオ・パリッシュまで)があるように思われるが、しかし彼のずば抜けたアレンジ能力と咀嚼力が彼にしかできないエレクトロ・ポップへと押し上げる。『Swim』(2010)もそうだったし、『Our Love』(2014)もそうだった。
 ダフニ名義ではダンス・トラックをコンスタントに発表しているダン・スナイスが、カリブー名義で久しぶりにアルバムを出す。タイトルは『Suddenly』。2020年2月28日発売。まずは先行シングル曲 “Never Come Back” をどうぞ。

CARIBOU - Never Come Back

Artist: Caribou
Title: Suddenly
Label: PLANCHA / City Slang
Cat#: ARTPL-128
Format: CD / Digital
※解説・歌詞・対訳付き予定
※紙ジャケット仕様
Release Date: February 28, 2020
Price(CD): 2,200yen + 税

TRACK LIST:
01. Sister
02. You and I
03. Sunny’s Time
04. New Jade
05. Home
06. Lime
07. Never Come Back
08. Filtered Grand Piano
09. Like I Loved You
10. Magpie
11. Ravi
12. Cloud Song

―――――

Caribou
カナダ出身ロンドン在住、ダン・スナイスのソロ・プロジェクト。元々はマニトバ名義で活動をスタートし、名門Leafから『Start Breaking My Heart』(2001年)『Up in Flames』(2003年)にリリースした後、現在のCaribouに名義に変更する。そして2005年にサード・アルバム『The Milk of Human Kindness』を発表し、初来日を果たす(共演はフォー・テット、ムーギーソン)。その後City Slang / Mergeへと移籍し4作目『Andorra』をリリースし、カナダの”マーキュリー・プライズ” にあたる国民的音楽賞、ポラリス・ミュージック・プライズを受賞した。2010年にリリースした『Swim』も高い評価を経て、ポラリス・ミュージック・プライズにノミネートされる。2012年にはフジロックに初出演し、ホワイト・ステージでパフォーマンスを行った。2014年にリリースした『Our Love』はさらに高い評価を得て、その年の様々な媒体の年間ベストの上位に名を連ねた。リリースするたびにその評価を高め続ける中、ついに約5年ぶりのアルバムを完成させた。

Westbam & Takkyu Ishino - ele-king

 なんとウェストバムと石野卓球がタッグを組み、東阪ツアーをおこないます。東京は2月7日(金)LIQUIDROOM、大阪は2月8日(土)Club joule。ウェストバムといえば、われわれも『夜の力』という自伝を翻訳刊行していますけれど、ドレイクやタイラー、ケンドリックなど、昨年リリースされたアルバム『The Risky Sets!!!』のそうそうたるゲスト陣を見てもわかるように、ドイツにおける伝説級の大物です。昨年はベルリンの壁崩壊30周年ということでその壁でプレイしたりと、いまだハングリー精神も衰えることなく……それがご存じ盟友=石野卓球との共同ツアーとなれば、これはもう行かない理由がありません。詳細は下記。

渡邊琢磨 - ele-king

 映像とその場での演奏とが合わさって初めてひとつの作品となる映画『ECTO』が、2月11日に東京都写真美術館で上演される。同作は、これまで多くの映画音楽を手がけてきた渡邊琢磨が水戸芸術館ACM劇場からの委嘱でみずから監督を務めたホラー作品で、映像には染谷将太、川瀬陽太、佐津川愛美が出演、作中ではベンヤミンやバシュラールのことばがカットアップされているという。当日はそこに弦楽五重奏による演奏が生で重ねられる。ジョニー・グリーンウッドやダニエル・ロパティンなど、音楽と映画の新たな結びつきがひそかに熱を帯びているいまだからこそ、この挑戦的な試みは体験しておきたい。詳細は下記より。

奇才・渡邊琢磨が、染谷将太、川瀬陽太、佐津川愛美をキャストに迎えて放つ、謎のアンビエントホラー《ECTO》の上映+弦楽五重奏によるサウンドトラック上演が、第12回恵比寿映像祭にて2/11に開催!!

【公演情報】
第12回恵比寿映像祭「時間を想像する」
スペシャル上映 渡邊琢磨《ECTO》[サウンドトラック生演奏付き上映]
日程:2020年 2月11日(火・祝)
時間 : 昼の部 14:00 / 夜の部 18:00 ※各回冒頭に楽曲上演が付きます。
会場:東京都写真美術館 1F ホール
料金:前売 ¥2,500 / 当日 ¥3,000
演奏者:吉田篤貴 (1st Vn)、地行美穂 (2nd Vn)、須原杏 (Va)、徳澤青弦 (Vc)、千葉広樹 (Cb)、中村督 (Operation)、渡邊琢磨 (Cond)
※チケットぴあにてチケット発売中[P コード:763-342]

監督・脚本・編集・音楽・効果: 渡邊琢磨
映像出演: 染谷将太、川瀬陽太 / 佐津川愛美
抽象場面監督:TAKCOM / 撮影: 四宮秀俊 / 照明: 秋山恵二郎 / 衣装: エドストローム淑子/ 特殊効果: 伊東篤宏 / 抽象場面VFX:木村和正 / 録音: 山口宣大 / 音響: 中村督 / 監督助手: 平島悠三 / 助監督: 上野修平 / 制作: 三好安洋 /プロデューサー: 西ケ谷寿一 / 製作: 水戸芸術館ACM 劇場

【恵比寿映像祭オフィシャル・ホームページ】www.yebizo.com

◆《ECTO》オフィシャル・トレーラー
https://youtu.be/n_9hR_GuLIg

Roger & Brian Eno - ele-king

 ロジャー・イーノとブライアン・イーノによるコラボレイション・アルバム『Mixing Colours』が、クラシカルの老舗〈Deutsche Grammophon〉より3月20日にリリースされる。フォーマットはLP、CD、デジタルの3種類。両者のコラボじたいはこれまで何度もおこなわれてきたが(たとえば昨年リイシューされたダニエル・ラノワとの『Apollo』や『Thursday Afternoon』など)、ふたりが共同名義でアルバムを発表するのは今回が初めて。発売に先がけ収録曲 “Celeste” がスポティファイアップル・ミュージックで先行配信中。なおブライアンのほうは年末にも新曲を公開したばかり。

ブライアン&ロジャー兄弟による初のデュオ・アルバムリリース決定!
先行トラックも配信スタート!

ミキシング・カラーズ
ロジャー・イーノ & ブライアン・イーノ

MIXING COLOURS
ROGER ENO and BRIAN ENO

発売日:2020年3月20日(金)
CD品番:483 7771
LP品番:483 7772
オープン・プライス(輸入盤)

▼『Celeste』(セレステ)先行配信中
https://classic.lnk.to/RE_CelestePR

■収録曲
01. Spring Frost
02. Burnt Umber
03. Celeste
04. Wintergreen
05. Obsidian
06. Blonde
07. Dark Sienna
08. Verdigris
09. Snow
10. Rose Quartz
11. Quicksilver
12. Ultramarine
13. Iris
14. Cinnabar
15. Desert Sand
16. Deep Saffron
17. Cerulean Blue
18. Slow Movement: Sand

[海外プレスリリース]

ロジャーとブライアンのイーノ兄弟は、初のデュオ・アルバム『ミキシング・カラーズ』でサウンドの方向性を追求した。この2人のドイツ・グラモフォン・デビュー盤は、デジタル、LP、デジパックCDの3形態で2020年3月20日に世界リリースが予定されており、今後の活動へつながる大きな第一歩となる。アルバムに収められた18曲のサウンドスケープは、聴き手を曲の奥底に漂う永遠の空間へといざなう。

『ミキシング・カラーズ』の内容は何年もかけて磨きあげられたもので、作曲家、プレイヤー、プロデューサーとしての長年にわたる2人の経験が活かされている。アルバムづくりは、ロジャー・イーノがまず1曲ずつMIDIキーボードを使って録音するところから始まった。こうして収録されたデジタルのMIDIファイルを、ロジャーが兄に送り、兄は曲の内容に手を加えたり処理したりして、1曲ごとに独自のサウンド世界を作り上げた。この共同作業の結果、最終的にはきわめて自然なダイナミズムが生みだされた。

『ミキシング・カラーズ』には、2005年頃に書かれ、大作に組み込まれることは想定されていなかった初期の曲も収められている。

「ぼくらは当時、こういう結果になることは想定していなかった──これは15年以上にわたる、ぼくらの会話のやりとりのようなものだね」とロジャーは語る。
「ぼくは朝起きて、そのまますぐに2階へ行き、楽器の準備をして即興で曲をつくり、ブライアンが喜びそうなフレーズを彼に送った。フルアルバムにするというアイディアは、曲がいくつかまとまったとき、頭に浮かんだのさ。そして実際やってみたら、わるくないと思えた。ぼくにしてもブライアンにしても、1人じゃ到底実現できなかった内容になったからね」

『ミキシング・カラーズ』は、音楽の過去と未来のあいだに橋をかけている。
ロジャーの曲にはシューベルト後期の憧れにみちたメロディがあり、ブライアンのサウンドデザインには革新的なエレクトロニック・ミュージックを使ったコンセプチュアル・アートが取り入れられており、新しいメディアがもつ創造的可能性を追求し続ける彼の、変わらぬ姿勢が反映されている。この半世紀のあいだ、ポップス界はエレクトロニック・ミュージックがもつ巨大な可能性を追求し続け、かつては想像できなかったサウンドの色彩やインストルメンタルの響きを作りあげてきた。

収録された18曲には、1曲をのぞいてすべて色と関連したタイトルがついている。〈暗い琥珀色〉〈黒曜石〉〈緑青〉などだ──抽象画で使われる色彩と共通するところがある。そしてすべての曲が一体となり、音色や音のコントラストに対する深い瞑想が生みだされている。最後の魅惑的な〈緩徐楽章:砂〉は、音楽を音色、響き、リズムという基本に立ち返らせる作品である。

ブライアンはこう語っている。「これまで従来の楽器の世界では、クラリネットが小さな島をつくり、ヴィオラが別の島を、グランド・ピアノがまた別の島を、といったぐあいに楽器が使われてきた。どの楽器も音の可能性の面では限界があって、音の可能性という無限の海の中に浮かぶ孤島として存在していたった。だけどエレクトロニクスの世界では、こうした孤島と孤島のあいだの部分に目が向けられて、これまで存在していなかった、まったく新しいサウンドが生まれたのさ。そんな海を、ロジャーのたぐいまれな曲と一緒に渡っていけたのは、ほんとうにうれしかったね」

ロジャーは、「この作品は、ぼくらが共有するアート、音楽、文学への興味から出発し、まさにコラボレーションそのものとして実ったものだ」とつけ加えた。「このアルバムを聴けば聴くほど、とりわけブライアンが作り出したすばらしい世界に触れれば触れるほど、聴き手は巨大な風景の中に入り込み、その中で無限の時間を過ごせるようになる」と語っている。

アルバム・ジャケットに使われている絵は、ドム・セオバルドの作品で、とりわけショッキングな1枚は、ロジャーからブライアンにプレゼントされたものである。

https://www.universal-music.co.jp/brian-eno/news/2020-01-24-release/

Four Tet - ele-king

 先日ツイッターにて、2017年の『New Energy』以来となるニュー・アルバムの完成をアナウンスし、トラックリストも発表したフォー・テットだけれど(どうやら昨年リリースされたシングル曲 “Teenage Birdsong” も収録されている模様)、それに続いて新たにシングル曲 “Baby” が公開されている。ポップ・シンガーのエリー・ゴールディングがヴォーカルで参加。アルバムは3月に発売予定とのこと。

Bandcamp / Spotify / iTunes / YouTube

Yaporigami - ele-king

 これまで〈Mille Plateaux〉や〈Detroit Underground〉といった海外の名だたるレーベルから、あるいは日本の〈Signal Dada〉などからも作品を送り出してきた電子音楽家の Yaporigami こと Yu Miyashita が、今度は〈Virgin Babylon〉よりニュー・アルバムをリリースする。タイトルは『Decoded Sphere』で、サウンドはもちろん、映像やテーマもこだわりぬかれている模様。本人による興味深いコメントも公開されている。発売は2月29日。

これまで独〈Mille Plateaux〉、米〈Detroit Underground〉等国内外から多数の作品を発表し、2019年ヴェネチア国際映画祭にて上映された Jeremiah Mosese 監督作品の音楽を担当した Yaporigami が聖なるリズムと旋律を探求したニュー・アルバム『Decoded Sphere』を〈Virgin Babylon Records〉より2020年2月29日リリース決定。

全ての楽曲の拍子は6/4で展開され、耳の焦点を変えることによりメロディアスな音楽に聴こえたり、ハードなIDMにも響いたり、様々なレイヤーを持ち、新たな意味・解釈・世界を浮かび上がらせる。

動画 https://youtu.be/gwetcnOw02s
Music: Yaporigami
Visual: Kezzardrix
Venue: National Taiwan Museum of Fine Arts

CD先行予約ページ
https://www.virgin-babylon-records.com/unsupermarket/music_72.html

Yaporigami / Decoded Sphere
トラックリスト:

01. Windows X
02. Runner
03. Tilted
04. New Syndicate
05. Language
06. Xinri E
07. Escherian Rhythm
08. Music Makers
09. With Organs
10. Movers And Shakers

Yaporigami によるアルバム『Decoded Sphere』についてのセルフノート

この世界を僕達が各々のフィルターを通して知覚する時(というか、その様にしか認識出来ないのだけど)、浮かび上がってくるのがそれぞれの世界観で。このアルバムは「各々の色眼鏡を通して見えている世界の表象」という意味合いを込めて、『Decoded Sphere』と名付けました。非常に当たり前の事実なのだけど、ふとした時に俯瞰して思考してみると、人口の数だけ別の世界が存在する、という事実の森羅万象具合に圧倒される事が多々あって。

さらっと聞き流せるのだけど、集中して聞いてみた時に浮かび上がってくる構造に無限性を感じる様な音楽に僕は最近とても惹かれていて。例えば聖書を例に挙げると、物語として機能するレイヤーも備えつつ、ルターの様な敬虔な人が読めば圧倒的にハードコアに解釈されるレイヤーも備えていて。こういったピラミッド構造を持つ音楽を作る事に僕は非常に興味があって。

時間構造の話を少しだけしてみると、収録曲は全て拍子が6/4になっていて。多くの場合リズム要素を「6/4 x 2」で展開させて、メロディ要素を「8/8 x 3」で展開させていて。

今綴っている言葉が、僕の考えを「ここ」に留めるように機能するのは本意では無くて。そうではなくて、言葉が「ここ」から旅立って、新たな意味・解釈・世界を浮かび上がらせるように機能してもらうのが僕の本意であって。

最後にイヨネスコの言葉を引用すると、「言葉が未だかつて意味しなかったことをその言葉に言わせること」。僕はこのアルバムにそういう風に機能してもらいたくて。


Yaporigami プロフィール:
1984年山梨出身。ドイツ・ベルリン在住。
Yu Miyashita / Yaporigami の両名義を持つ電子音楽家。レーベル〈The Collection Artaud〉主宰。独〈Mille Plateaux〉、米〈Detroit Underground〉を含む国内外多数のレーベルから作品を発表。代表的なミュージック・ビデオに「SyncBody」、「Mimic」、「The Motion Paradox」、「Lilium」があり、各国のフェスティバルで選出、ノミネート、上映され続ける事となる 。近年では現代美術家の塩田千春、建築家の Asif Khan、米バーニングマンのインスタレーション記録映像に楽曲提供、ファッションブランド Viviano Sue の3期に渡るショー用音楽の制作に加え、国立台湾美術館にて Kezzardrix との共同展示を行う。2019年ヴェネチア国際映画祭にて上映された Jeremiah Mosese 監督作品のサウンドトラックを全編担当。

JME - ele-king

 ラップ・ミュージックの面白さのひとつは、それが「お金を稼ぐこと」に関する方法論と不可分に結びついていることである。Jay-Z の「俺はビジネスマンじゃない、俺がビジネス、man (“I’m not a businessman, I’m a business, man”)」というリリックは、彼らが単なる「ラッパー」ではなく、レーベル・オーナーであり投資家であり、ビジネスに長けた一面が凝縮されていることがわかる。あるいは Tohji の「俺の残像を金に換えてそれで乗れるベンツ」というリリックを思い出せば、彼のMVや Instagram での配信が目に浮かぶ。「ビジネスの哲学」を表現するラッパーはその最前線で常にそのバランス感を身肌に感じつつ、そのビジネス=生き様を表現している。

 音楽はテクノロジーとともにあり、ビジネスもまさにその変化の中にある。近年では2000年代後半から2010年代初頭にかけてMP3の普及を背景に、インディペンデントなアーティストが世界的に台頭してきた。USでは Tyler, the Creator 率いる〈OFWGKTA〉が原盤権を持ちながらメジャー契約を結ぶなど、インディペンデントな音楽のあり方を模索していたが、UKグライム・シーンでも2000年代から海賊ラジオ・カセット・DVDなどいち早くさまざまなテクノロジーを駆使して、メジャー・レーベルとは異なる方法で独自の音楽を流通させてきた。イギリスのトップ・グライムMC JME (ジェー・エム・イー)は「ファック・レーベル」と言い続けてメジャー・レーベルとの契約を拒み、クルーの「Boy Better Know」でのインディペンデントなビジネスを10年以上回し続けている。最新アルバム『Grime MC』では、彼流のある種「オールドスクールな」ビジネスや、その裏にある彼のユニークな視点を伝えてくれるアルバムである。

 前作『Integrity>』以降の4年間はリリースが少なかった中で、待望の4作目のアルバムは当初「CDとヴァイナル・オンリー」でリリースされた。自身のレーベル・サイト〈Boy Better Know〉とレコード・ショップのみで販売され、このストリーミング全盛の時代にとっては少し古臭い感じもする。しかし、これまでレコード、Tシャツ、キャップ、CD、カセットなど、様々なアイテムを率先してオンラインで発売してきた JME の活動を考えれば、それは単なる「時代遅れ」ではなく、流行を意識した上での確かなメッセージである。

 幼少期のストリートでの生活や海賊ラジオでの日々を歌った 1. “96 of My Life” で幕を開ける。海外のプレス工場に赴いてCDを作り、それを自分の足でレコードショップを回り売り捌き、メジャー・レーベルに頼ることなくツアーをおこなったことなど、彼独自の音楽活動のやり方についてラップしている。

 音楽ビジネスにとって無視するべきクソ野郎を挙げていく 2. “Pricks” では「ファック、(音楽)産業の野郎、あいつらの仕事はお前をハイにさせることだ」とアドヴァイスし、Stormzy を迎えた 9. “You Know” では「時計に何百万使ったとしてもお前は時間すらわからない」と冷や水を浴びせるが、それはラグジュアリーなものを見せびらかさない彼ならではの説得力がある。Wiley とともに「ベストになるために周りのイエスマンを排除しろ」と歌う 12. “Yes Man” や、Facebook や Instagram といった中毒性の高いSNSを「人を孤独にさせる anti-social」と呼ぶ 16. “Here” など、ユニークな視点が光る。JME の言葉は鋭く「ハイ」を求めるリスナーを諫める。

 ビジネスの話だけでなく 7. “Watch Me”での皮肉めいたリリックはお手の物だし、8. “Badman Walking Through” では客演の Shakka のキャッチーな歌が耳を惹く。トラックにはある種の暗くメランコリックなサウンドが通底していて、Blay Vision や Tre Mission といったグライム・プロデューサーが参加している。

 JME の「シリアス」な音楽は口コミで広まり、オンライン・サイトのCDは即完売となった。「インディペンデント」にこだわり、ビジネスの流れやプラットフォームのトレンドに流されず言葉を伝える。CDリリースという方法が Spotify・Apple Music 等のプラットフォームでのリリースと同じくらいいまだに通用する方法論であることは、このアルバムがリリース初週でナショナル・チャートの26位にランクインしたことにも示されている。JME の真摯な言葉が18曲の大作に詰め込まれている。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539 540 541 542 543 544 545 546 547 548 549 550 551 552 553 554 555 556 557 558 559 560 561 562 563 564 565 566 567 568 569 570 571 572 573 574 575 576 577 578 579 580 581 582 583 584 585 586 587 588 589 590 591 592 593 594 595 596 597 598 599 600 601 602 603 604 605 606 607 608 609 610 611 612 613 614 615 616 617 618 619 620 621 622 623 624 625 626 627 628 629 630 631 632 633 634 635 636 637 638 639 640 641 642 643 644 645 646 647 648 649 650 651 652 653 654 655 656 657 658 659 660 661 662 663 664 665 666 667 668 669 670 671 672 673 674 675 676 677 678 679 680 681 682 683 684 685 686 687 688 689 690 691 692 693 694 695 696 697 698 699 700 701 702 703 704 705 706 707 708 709 710 711 712 713 714 715 716 717 718 719 720 721 722 723 724 725 726 727 728 729 730 731 732 733 734 735 736 737 738 739 740 741 742 743 744 745 746 747 748 749 750 751 752 753 754 755 756 757 758 759 760 761 762 763 764 765 766 767 768 769 770 771 772 773 774 775 776 777 778 779 780 781 782 783 784 785 786 787 788 789 790 791 792 793 794 795 796 797 798 799 800 801 802 803 804 805 806 807 808 809 810 811 812 813 814 815 816 817 818 819 820 821 822 823 824 825 826 827 828 829 830 831 832 833 834 835 836 837 838 839 840 841 842 843 844 845 846 847