「K Á R Y Y N」と一致するもの

Against All Logic - ele-king

 世界の基盤はぶっ壊れている。
 壊れている、壊れている――。
 歪んだヴォーカルがそう歌う。昨年死去したデイヴィッド・アクセルロッド、その楽曲から採取された音声の残響はやがてファンキーなリズムを呼び寄せる。マーヴィン・ゲイとも比較されるコンシャスなソウル・シンガー、マイク・ジェイムズ・カークランドのバックトラック。その合間には、落雷のようなディストーションが差し挟まれる。グルーヴィンで心地良いはずの音楽が、どうにも不穏な空気に脅かされている。まるで古びたブラウン管が華やかな音楽ショウと戦争を知らせる報道番組とを交互に高速で映し出しているかのようだ。そしてプツッ、と故障したかのように音は唐突に鳴り止み、アルバムは次の曲へと進んでいく。
 たしかに壊れている。何が? テレビだろうか。それともやはり、それが映し出す世界だろうか。
 冒頭の“This Old House Is All I Have”、「私に残されたのはこの古びた家だけ」と題されたこの1曲にこそ、本作全体を貫く大いなる秘密が潜んでいるように思われてならない。

 すべての論理に抗して――A.A.L.ことアゲインスト・オール・ロジックは、一昨年『Sirens』という非常にパーソナルかつポリティカルな作品を発表したニコラス・ジャーの、あまり知られていない変名のひとつである。その名義では3枚のシングルがリリースされているのみで、フルレングスは今回が初となる。とはいえ、事前告知なしに突如配信でリリースされたこのアルバムは、A.A.L.名義で制作されていたトラックを集めたコンピレイションとなっており、その一部、たとえば“I Never Dream”“Flash In The Pan”といったトラックはすでに2015年にYouTubeで公開されていたものだ。
 このアルバムを簡潔に言い表すなら、ニコ・ジャーのコレクションに眠る古き良きソウルやファンクのレコードを最大限に活用した、どこまでもダンサブルなハウス・トラック集ということになるだろう。じっさい、3曲目“Some Kind Of Game”や4曲目“Hopeless”の4つ打ちを聴くと嫌でも身体を揺らさずにはいられない。快楽を提供するための素材選びやその組み合わせ方に関してはさすがというほかなく、そういう意味で本作は、セオ・パリッシュの『Uget』にも通ずる良質なサンプリング・ダンス・ミュージックと言えるだろう。
 しかし、ではなぜニコ・ジャーはいまこのようなエディット集のリリースに踏み切ったのだろうか。

 このアルバムが機能的で昂揚的なのは間違いない。でも、ここに収められた11の楽曲たちはどれも、「古びたハウス」からは距離を置こうとしているように聴こえる。随所に差し挟まれるシンセ音とノイズが、このアルバムに不穏なムードをもたらしている。それら2010年代以降の音色は、私たちリスナーをレアグルーヴ的な快楽から遠ざける。どこまでもロウファイさを維持するサンプルと、それに対して不和を突き立てているかのような電子音、それらの巧みなレイヤリングは、さまざまな要素を結び合わせる錬金術師としてのニコ・ジャーの面目躍如といったところだが、その不穏さ、そしてそれら素材の性質に着目すると、一見寄せ集めのように見えるこのハウス・トラック集も、じつは『Sirens』のように入念に練られて構築されたアルバムなのではないかということに思い至る。
 トラックリストを眺めていると、“I Never Dream”や“Hopeless”といった悲観的なタイトルが目に留まる。それらの曲名はいったい何を示唆しているのだろうか。そういえば、本作が『ブラックパンサー』公開の翌日に配信されたのはたんなる偶然なのだろうか。
 ここで思い出すのが、昨年リリースされたムーヴ・Dとトーマス・マイネッケによる共作『On The Map』である。合衆国で多発している人種差別的な殺害事件からインスパイアされたと思しきそのアルバムは、ブラック・カルチャーと縁の深い土地をテーマにしたコンセプチュアルな作品だった。ニコ・ジャーによるこのダンス・トラック集も、じつはそれと同じような動機から出発したアルバムなのではないか。『2012 - 2017』というタイトルも、たんに収録曲が制作された年代を表しているのではないのではないか。BLMが起ち上がるきっかけとなった事件、すなわちフロリダ州でとある少年が射殺されたのは2012年のことではなかったか。

 すべては想像にすぎない。だが、古き良きブラック・ミュージックの至宝に彩られた本作が、その遺産に引きこもろうとしていないことだけはたしかだ。アルバムは終わりに向かうにつれ実験色を強めていき、9曲目“Flash In The Pan”や10曲目“You Are Going To Love Me And Scream”では、それまで以上に多彩なノイズやアシッドが飛び交っている。そして、最終曲“Rave On U”の圧倒的な違和感。あまりにも叙情的なその旋律と音色は、まるでエイフェックスのようではないか。ソウルやファンクの引用から始まったはずのこのアルバムは、いつの間にか私たちリスナーをそことは異なる想像の世界、すなわちテクノの領野へと連れ去っていくのである。

 世界の基盤はぶっ壊れている。たしかにそうなのかもしれない。でも、どうあがいてもそのぶっ壊れた基盤のうえで生きていくしかない私たちにとって必要なのは、それとは違う世界を想像してみることである――この『2012 - 2017』は、私たちにそう告げているのではないか。「すべての論理に抗して」ニコ・ジャーはいま、私たちリスナーを「古びたハウス」の外へ連れ出そうとしている。アナザー・ワールド・イズ・ポッシブル、たいせつなのはそう想像することでしょ、と。

SILENT POETS - ele-king

 12年ぶりの新作『dawn』がいろんなジャンルのいろんな世代にまたがって好評のサイレント・ポエツですが、なんともスペシャルなライヴ公演が決定しました。出演者のメンツを見ていただければわかると思います。これはすごい! まさに必見。6月24日、渋谷wwwです。

NEW ALBUM "dawn" RELEASE PARTY -SILENT POETS SPECIAL DUB BAND LIVE SHOW-
2018年6月24日(日)
Shibuya WWW
出  演:SILENT POETS SPECIAL DUB BAND
feat. 5lack, NIPPS, こだま和文, 武田カオリ, asuka ando, 山崎円城 (F.I.B Journal)

Special Dub Band Set:
Guitar : 小島大介 (Port of Notes)
Bass : Seiji Bigbird (LITTLE TEMPO)
Keyboards : YOSSY (YOSSY LITTLE NOISE WEAVER)
Drum&Prc : 小谷和也 (PALMECHO)
Trumpet : 坂口修一郎 (Double Famous)
Trombone : icchie (YOSSY LITTLE NOISE WEAVER)
Sax : 春野高広 (LITTLE TEMPO / ex SILENT POETS)
Violin : グレート栄田 / 越川歩
Cello : 徳澤青弦
Electronics : 下田法晴 (SILENT POETS)
Mix : Dub Master X

VJ : Kimgym

時  間:open18:00 / start19:00
料  金:前売¥4,000 / 当日¥4,500(税込 / ドリンク代別 / オールスタンディング)
チケット
 先行予約:4/21(土)10:00 ~ 5/6(日)23:59  e+: https://eplus.jp/silentpoets/
 一般発売:5/12(土)10:00~ 
e+ : https://eplus.jp/silentpoets/
ローソンチケット【Lコード:73248】 https://l-tike.com/order/?gLcode=73248
チケットぴあ【Pコード:115-835】 https://t.pia.jp/
WWW店頭
問い合せ:Shibuya WWW 03-5458-7685
主催・企画制作:ANOTHER TRIP
協力:Shibuya WWW

IDM definitive 1958 - 2018 - ele-king

 なぜ1950年代から……?
 このタイトルを目にした方がたの多くは、まずそこに戸惑いを覚えることだろう。でも、まさにそこにこそこの本の秘密がある。
 IDMすなわちインテリジェント・ダンス・ミュージックという言葉は90年代に作られたものだ。それはハウス・ミュージックより後に生まれた概念であり、ダンスを出自としながらそこに留まらないことを希求する、ひとつのオルタナティヴな態度でもある。とはいえ、その言葉に含まれる「インテリジェント」という部分がどうしても「それ以外のダンス・ミュージックには知性がない」というニュアンスを帯びてしまうため、その呼称を忌避する者も多い。それゆえUKや欧州では当時からエレクトロニカという言葉も用いられ続けてきたわけだが、不思議なことに合衆国ではその語はプロディジーやケミカル・ブラザーズのような音楽を指すために使われることとなった。このような奇妙なねじれ、このような言葉の揺らぎそのものに、IDM/エレクトロニカという音楽の持つ特質、すなわちそれを他とわかつ決定的な指標が潜んでいるのではないか? であるなら、その前史を振り返ってみることもまた有意義なことなのではないか?
 とまあ、堅苦しい言い方になってしまったけれど、本書はディスクガイドである。IDM/エレクトロニカとはいったいなんなのか――それについてどう考えるにせよ、その中心にエイフェックスがいることは間違いない。近年では、彼を筆頭とする90年代のIDM/エレクトロニカから大いに影響を受けたラナーク・アートファックスのような新世代が台頭してきている。あるいはそこに〈CPU〉やブレインウォルツェラ、バイセップダニエル・エイヴリーなどの名をつけ加えてもいい。昨年『ピッチフォーク』が「The 50 Best IDM Albums of All Time」という特集を組んだことも話題となった。いま、90年代前半に起こった音楽的旋回がさまざまな形で参照され、新たな意味を帯びはじめている。
 そのような今日だからこそ、この『IDM definitive 1958 - 2018』はあなたに音楽の新たな聴き方を提供する。エイフェックスを起点として過去と未来とその双方に向けて放たれた無数の矢、選び抜かれた800枚以上のタイトルがいま、あなたに聴かれることを待っている。

IDM definitive 1958 – 2018

監修・文:三田格
協力・文:デンシノオト
文:野田努、松村正人、木津毅、小林拓音

contents

Chapter 1
Musique concrète / Synthesizer Music (1958~1965)

Chapter 2
Sound Effects (1966~1971)

Chapter 3
Improvisation / Composition (1972~1979)

Chapter 4
New Wave / Industrial (1980~1989)

Chapter 5
Braindance (1990~1993)

Chapter 6
Glitch Electronica (1994~1999)

Chapter 7
Indietronica & Folktronica (2000~2006)

Chapter 8
Life and Death of Rave Culture (2007~2013)

Chapter 9
Now (2014~2018)

JAZZ & CITY #2 - ele-king

 去る3月25日、89歳でその生涯を閉じたピアニスト、セシル・テイラー。その功績は「フリージャズ」という言葉ひとつで片付けてしまうことのできるものではない。じっさい彼は、かつてソニック・ユースがキュレイターを務めたオール・トゥモロウズ・パーティーズ(ATP:毎回1組のアーティストがキュレイターとして出演者を選出する、インディペンデントかつ尖鋭的な音楽フェスティヴァル)にも出演している。そんなセシル・テイラーをめぐって、来る5月11日、音楽から思想までを横断する批評家・平井玄と、『残響のハーレム』の著書で知られる人類学者・中村寛が新宿2丁目で語り合う。入場無料とのことなので、これは行くしかない!

共和国 PRESENTS
editorial republica

階級都市のリアルに迫るワンナイト・ラジオショー、2年ぶりに復活。

JAZZ & CITY #2
reverberation under gentrification

セシル・テイラーが4月5日にニューヨークのブルックリンで死んだ。小雨降る寒い日、ピアニストで詩人は逝く。前衛音楽、フリージャズの先人とメディアは伝える。セシルはディスクの中で生きたわけじゃない。大恐慌が始まった1929年、移民が集まるブルックリンの街中で生まれ、6歳でピアノに初めて触れ、10歳の時にはニューヨーク万博。激しい音でジャズクラブを追われると皿洗いや洗濯屋でしのいだ。なんだ同じじゃん!? 「フリージャズ」の棺桶は彼に似合わない。

すべての棺桶をこじあけろ!

2018/5/11 [FRI]
OPNE 19:00 START 19:30
入場無料(但し要ドリンクオーダー)投げ銭制

出演:
平井玄、中村寛

会場:
Café★Lavandería
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-12-9
広洋舎ビル1F
TEL: 03-3341-4845
https://cafelavanderia.blogspot.com/

主催・問い合わせ:(株)共和国 editorial republica
naovalis@gmail.com
https://www.ed-republica.com/

Tom Misch - ele-king

今や若手クリエイターの巣窟となりつつあるサウス・ロンドンでは、例えば日本で言う昨今の東東京リバイバルとも似て、賃料の安さゆえ自然と若者が集りここ数年で急速に活発な音楽シーンが醸成されつつある。一個のシーンとしては未だ確固とした音楽的傾向があるとは言い難いものの、ゴートガールやシェイムといったロック・バンド、またはロイル・カーナーやアミ・ボーイズなどのヒップ・ホップ・アクト、そしてジャズの世界でもプーマ・ブルーやジョー・アーモン・ジョーンズ、ヘンリー・ウーなどといった、ロバート・グラスパーをはじめとするUS勢と呼応するような数多くの新しき才能が揺動している状況だ。それぞれUK伝統のDIY精神を湛えながら、ジャンル越境的で且つインディー~メジャーの区分に割り振れないようなポピュラリティの高いアクトが次々登場しているなか、ここに紹介するトム・ミッシュこそはその圧倒的「ポップ・ミュージック性」から、シーン出身者の中で最大の成功を手にすることになるかもしれない。

 2015年に発表されたミックス・テープ“Beat Tape 2”で、若きトラック・メイカーとして注目を集めたトム・ミッシュ。そのミックス・テープでは、いかにもJディラ再評価以降の世代らしく、アンチ・クオンタイズな有機的ビートと、ジョン・メイヤーをアイドルと公言する(その感じも、素直な青年感満点)のも納得の歌心系ギターが融合し、なんとも快楽指数の高い音楽を奏でていたわけだが、今回登場したデビュー・アルバム『ジオグラフィー』では、ジャズの薫りを色濃く湛えながらも、自身のクルーナー・ボーカルを武器にSSW的なポピュラリティの高いソウル世界へ漕ぎ出した。
 一聴して、かつてのアシッド・ジャズ~UKソウル、もしくはそれ以前から活動するベン・ワットらに代表されるネオアコを起源とするシンガー・ソングライター像など、80年代から90年代を賑わした音楽との類似性を指摘したくなるわけだが、それにしてもこれは時に赤面してしまうほどに実直なスムース・ポップだ。しかも超ハイ・クオリティの。たしかに先述の通り、ギタープレイにはジョン・メイヤーからの影響色濃いが、それ以上に感じるロニー・ジョーダン的クラブ・ジャズ感。おそらく「あの時代」に青春を過ごした方々にとっては、悶絶モノだろう。しかしここ日本でも、あのサチモスがかつて90年代に青春を過ごした音楽ファンへ郷愁を提供しながらも、むしろバンドと同世代やより若年層から支持を得ていること考えると、これを単にリヴァイヴァルだとかノスタルジーだとかいう言葉で片付けてしまうこともできない……(というか、トム・ミッシュの音楽の魅力を論じようとするとき、そういう言葉で片付けたくなる気持ちをぐっとコラえる必要がある)。
 
 この非常に青々しく爽やかな音楽愛に溢れたトム・ミッシュ氏の内奥に、グログロと渦巻く作家性をなんとか見つけて暴き立てるようなお馴染みのロック精神主義的筆致は当然退けられるべきだろうし、その上、米ラッパーのゴールドリンクや、これまた「あの時代」のレジェンドであるデ・ラ・ソウル、サウス・ロンドン・シーンから先述のロイル・カーナーをフィーチャーしているといった客演情報を挙げていっても、あるいはクルセイダーズの佳曲‘My lady’をサンプリング使用しているとか、ここ10年のディスコ~ブギー・リヴァイヴァルからの影響を指摘できるとか、スティーヴィー・ワンダーの(恥ずかしくなるくらいの)名曲“Isn’t She Lovely”をギターで気持ちよさそうにカヴァーしているといった情報を挙げていっても、なにやらそれは語義通り本当にただ情報を挙げていくだけ以上のことでないように思ってしまうのだった。
 常日頃多くの「作家的」音楽について投げかけられているようなオーセンティックな批評言語や、DJ~ディガー的視点をともなった博物学的興味のようなものからするするっと透過し、むしろそれを相対化してしまうような無邪気なセンスと、感嘆すべき手際・仕事の鮮やかさがかえって前景化してくるのだ。

 かつて、ネオ・アコースティックから派生しつつブラック・ミュージックへ接近していったようなエブリシング・バット・ザ・ガールといった「歌もの」のアーティストたちも、過去の音楽への歴史的見取り図を少なからず携えていたと思うし、その後のアシッド・ジャズやUKソウル・ムーヴメントは、レア・グルーブ・ムーヴメントや、もっと遡ればノーザン・ソウルやモッズ・カルチャーをルーツとし、いかに享楽的シーンに見えようとも、ハウスやヒップホップをも吸収したUKクラブ文化に継承された諧謔性や批評性というものが(良い悪い別として)潜んでいたとはずだが、明らかにトム・ミッシュによる音楽は、そういった縦軸的な文化継承意識とは浮遊した地点にある。その、衒いなく興味の赴くままに音楽を参照していくような様は、かつてあったような通史的感覚に基づく己のリファレンス・センスの鍛錬によるものというよりも、ここ10年で登場した、例えばジェイムス・ブレイクやキング・クルールといったアーティストと近似性を指摘すべき、先述のサウス・ロンドン・ジャズ・シーンのニュー・アクトたちとも共通する、時制とアーカイヴを自由に行き来する極めてインターネット空間的感性によって培養されているものだろう。
 
 強く「あの時代」を匂わせながらも、これほどまでに摩擦係数の抑制された完成度の高い「ポピュラー音楽」を22歳の多感な若者が作り出したという事実は単純に新時代の技術論的な視点からも驚嘆に値すべきである(FACT Magazineサイト上に彼の曲作りの模様が映像としてアップされているので要チェック。https://www.factmag.com/2018/03/28/tom-misch-clock/)のと同時に、単なるリヴァイヴァリストとして批判されることもなく割合素直にここ日本でも音楽ファンから賞賛されている状況は、多くのリスナーも、作り手トム・ミッシュその人と同様に、もはや通史的な音楽理解から浮遊した地点で日々音楽を摂取しているということを鮮やかに物語っているのかもしれない。
 そういった意味でも今、2018年の「ポップ・ミュージック」として、これほどまでに正しいものはないかもしれない。

078 KOBE 2018 - ele-king

 GWの4月28日、神戸のクロスカルチャー・フェスティバル「078」にて、デトロイト・テクノ・シーンのカリスマ、URがライヴ出演します。今回はマイク・バンクスとマーク・フラッシュのふたりによるDepth Charge名義でのライヴ、シンプルなテクノ・セットのなかで往年の名曲が聴けると思われます。「078」は無料の野外フェスです。こんな機会、なかなかないです。行ける方はぜひ行きましょう。(ほかにもKyoto Jazz Sextet+菊地成孔のライヴもあります)
 なお、4月30日には渋谷のCONTACTでもライヴ公演があります。神戸まで行けない方はこちらをどうぞ。

078 KOBE 2018 - MUSIC

 「若者に選ばれ、誰もが活躍するまち」神戸を実現するため、未来に向け魅力と活力あふれる都市として発展する神戸を発信するため、2017年から始まった市民参加型のクロスカルチャー・フェスティバル。
「078」は、神戸市のエリア・コードです。
 2年目となる2018年は、MUSIC X FILM X INTERACTIVE X FOOD X FASHION X KIDS X ANIMATIONの7つのサブジェクトが融合し、交差し、スケールアップして開催されます。MUSIC部門では、日本に最初にJAZZが降り立った街 "KOBE"として、国際色豊かな
ラインナップが揃っています。特筆すべきは、これまで15年に渡り、数々の楽曲制作を行い、KOBEを日本のホームタウンと呼ぶ"Underground Resistance"が、Mad MikeとMark Flashによる"Depth Charge"として来日。日本JAZZの聖地に、Hi-Tech JAZZを
響渡せます。また、今回は、完全なフリー・コンサートということもあり、DetroitTechnoファンには、初期DEMFを彷彿させるのではないでしょうか?

2018/4/27 - 29
*MUSIC部門は、4/28-29。UR出演は、4/28。
11:00 - 21:00
会場:神戸メリケンパーク内、特設野外ステージ
Time Table:
4/28(土)
12:00~12:30 THE APPLES
13:00~13:30 ハロルド
14:00~14:30 The Songbards
15:00~15:30 SODA!
16:00~16:30 Young Juvenile Youth
17:00~17:30 The fin.
18:00~19:00 Kyoto Jazz Sextet feat. Navasha Daya & 菊地成孔
19:00~20:45 UNDERGROUND RESISTANCE as Depth Charge
20:45~21:00 セッション

4/29(日)
11:00~11:20 バーバリアン
11:30~13:00 Japan × Asia Friendshipプロジェクト
13:10~13:30 神戸タータン × 神戸松蔭女子学院大学ファッションショー
14:00~14:30 黒猫チェルシー
15:00~15:30 THE NEATBEATS
16:00~16:30 レッツゴーSUN弾き(うじきつよし[子供ばんど] / 鈴木賢司[シンプリー
レッド] / 佐藤タイジ[シアターブルック])
17:00~17:30 ザ50回転ズ
18:00~18:30 THE TOMBOYS
19:00~19:40 WEAVER
20:10~20:40 KJPR ELECTRIC BAND

Underground Resistance (Detroit. USA)
1989年、Jeff MillsとMike Banksの2人によって、デトロイトで結成されたテクノ・グループ。彼らの融合は、Hip Hop、Jazz、Punk Rock、Funkを本質に、攻撃的な電子音を掛け合わせることで、独自のスタイルを構築し、90年代以降のエレクロニック・ミュージック・シーンに多大な影響を与え、彼らをリスペクトするミュージシャンは世界中、推挙に暇がない。

Depth Charge (デプス・チャージ)
過去29年に及ぶUnderground Resistanceとしての活動をすべて網羅したユニットを作ろうというテーマのもとに生まれたの が、今回出演するDepth Charge (デプス・チャージ)。リーダーであるMad Mike Banksと、初期からのメンバーであるMark Flashの2人による、Keyboards、Drum Machine、Turntables、Percussionsを駆使したパフォーマンスで、過去のURクラシック スから未発表曲までを縦横無尽に演奏する、これぞURというユニットである。一昨年の来日時には、1回のフェスティバ ルのみの公演であったが、いよいよ、彼らが日本のホームタウンと呼ぶ「KOBE」に凱旋を果たす。

078 KOBE 2018 公式ページ:
https://078kobe.jp/
078 KOBE 2018 - MUSIC ページ:
https://078kobe.jp/events_category/music/


■東京公演
日程:4/30
会場:CONTACT
17:00 Open / 23:00 Close
Time Table:
17:00 - DJ WADA
19:00 - Ken ISHII
20:30 - 22:30 Depth Charge
https://www.contacttokyo.com/schedule/underground-resistance-as-depth-charge
-live-in-tokyo/

Moodymann - ele-king

 なんと、ムーディマンが6月に新作LPをリリースする。タイトル含め、アンプ・ドッグ・ナイト(アンプ・フィドラー)が参加していること以外はまだ何も明かされていないが、先行シングルと思われる12インチ「Pitch Black City Reunion / Got Me Coming Back Rite Now」はすでにリリース済み。いや、これ、むちゃくちゃかっこいいです。売り切れる前にレコ屋へ急げ!



Daniel Avery
Song For Alpha

Phantasy Sound / ホステス

TechnoArtificial Intelligence

Amazon Tower HMV iTunes

 化けた。そう言うべきだろう。
 タイトルとは裏腹にアシッドきらめくダンス・レコードだった2013年の前作『Drone Logic』から一転、ダニエル・エイヴリーのセカンド・アルバム『Song For Alpha』は、全篇にわたって幽遠なアンビエント・タッチのシンセを導入している。このアルバムを覆っているのは、かつて「リスニング・テクノ」や「アンビエント・テクノ」と名指されていた類のサウンドである。前作にその要素がなかったわけではないが、本作ではそれが大々的に展開されている。
 この変化に関してエイヴリー本人は、「DJ以外の活動も含めて、自分のアーティストとしての全体の活動の影響を、スタジオのなかに取り入れたものなんだ」とオフィシャル・インタヴューで語っている。以前は何よりもまずクラブでプレイされることに曲作りの基準があった、と彼は言う。しかし『Song For Alpha』はそれとは異なる方位を見据えている。

自分にとってテクノというのは、ヒプノティックな、逃避できる音楽だと思っているんだ。DJとしてのゴールというのは、自分にとって、フロア全体でみんなが手をあげて楽しむというような状況よりも、目を閉じてそのセットにはまっているような状況を作り出すことなんだ。 (オフィシャル・インタヴューより)

 目を閉じてそのセットにはまっているような状況――つまり彼はフロアだけでなくベッドルームのことも考えるようになったということだろう。とはいえ、その変化は必ずしもダンスの放棄を意味するわけではない。なんといっても彼は、アンディ・ウェザオールやエロル・アルカンから祝福を受け、『Fabriclive』や『DJ-Kicks』といった名ミックス・シリーズに抜擢されるほどのDJである。とうぜん本作にも“Sensation”や“Quick Eternity”といった機能的なトラックは搭載されている。しかし、それらはあくまで全体に緩急をつけるためのいちアクセントにすぎないように聴こえる。ためしに目を閉じてこのアルバムが奏でるサウンドに耳をすましてみてほしい。きっと思いもよらないさまざまな情景が浮かび上がってくるはずだ。ノスタルジックなシンセだけではない。打撃音や金属音など、『Song For Alpha』で鳴らされている細やかなノイズの数々は、私たちリスナーを想像の彼方へと運び去っていく。

 これはまさに、かつて〈Warp〉が「アーティフィシャル・インテリジェンス」シリーズで試みていたことではないか――そう考えると、本作が90年代前半のテクノ黄金期の諸作を彷彿させる音色/音響で埋め尽くされていることにも納得がいく。『Song For Alpha』を聴いていると、デトロイト・テクノやそこから影響を受けたリロードやB12、あるいはプラスティックマンなどのサウンドを思い浮かべずにはいられない。“Citizen // Nowhere”なんて『Incunabula』~『Amber』の頃のオウテカのようだ。つまりこのアルバムは、その企図としても結果としても、いまという時代のなかで「アーティフィシャル・インテリジェンス」を標榜・実践しているのである。

デトロイトのテクノはもちろんだけど、だけど同じくらい〈WARP〉なんかの1990年代のテクノ・サウンドからも影響もうけているよ。あとは同時にエレクトロニック・ミュージックだけではなく、ブライアン・イーノとかウィリアム・バジンスキーとか、アンビエントや実験音楽なんかにももちろん影響はうけているよね。自分にとって、それぞれ同等の価値がある音楽なんだ。テクノだけではなく、そういう音楽からの影響も同レベルだと言えると思うんだ。 (オフィシャル・インタヴューより)

 バジンスキからの影響は、冒頭の“First Light”やインタールードの“TBW17”、“Embers”などのビートレスなトラックに表れ出ている。とはいえ、どれほどウェイトレスなシンセが全体を覆い尽くしていようとも、本作はいわゆるアンビエントのアルバムではない。たとえば、リッチー・ホウティンを思わせる“Clear”や“Diminuendo”、“Glitter”などのミニマルなキックやハットは、どう考えてもダンスを希求している。ようするに、そのようなふたつの志向の交錯にこそ本作の肝があるということだ。
 機能性と想像性の共存という点において、本作にもっとも大きな影響を与えているのは、やはり、エイフェックス・トゥインである。“Stereo L”や“Slow Fade”のアシッドの使い方はプラスティックマン的であると同時にどこかAFXを想起させるし、“Projector”のハットなんてまるで『Selected Ambient Works 85-92』のようだ。じっさい、エイヴリーはオールタイム・フェイヴァリットにエイフェックスの『85-92』を挙げている。「あのアルバムはずっと聴いているんだ。本当にパーフェクトなアルバムなんだ」と彼は語る。

初期のエイフェックス・ツインの感覚がまさにそうなんだけど、あとは〈WARP〉のやっていたエレクトロニック・ミュージックなんかは、マシン・ミュージックでもあるんだけど、同時に人間味を感じる音楽だったと思うんだ。それにすごく影響を受けていて、機械が作る音楽なんだけど魂があるような、そういった音楽にこそ自分としては“繋がり”を感じることができるんだ。 (オフィシャル・インタヴューより)

 このような『Drone Logic』から『Song For Alpha』への変化は、90年代初頭に起こったテクノの旋回――ダンサブルなアシッド・ハウスから想像力豊かな「アーティフィシャル・インテリジェンス」へ――をそのままなぞっているかのようである。しかし、ではなぜエイヴリーは、いまこのような転身を遂げなければばらなかったのだろうか。

 時代が要請した。
 結局はそういうことになるのだろう。
 近年は、多角化する以前の〈Warp〉のサウンドを継承しようと試みる〈Central Processing Unit〉が頭角を現してきたり、エイフェックスなど90年代初頭のサウンドを取り入れたバイセップが高い評価を受けたりする時代である。ダニエル・エイヴリーのこの『Song For Alpha』もまた、そのような時代の無意識を的確に捉えた作品だと言うことができる。
 いったい「アーティフィシャル・インテリジェンス」とはなんだったのか。あるいは、いったいエイフェックス・トゥインとはなんだったのか――ダニエル・エイヴリーのこの新作は、いま改めてそれを考える機運が高まっていることを仄めかしているのである。

Gang Gang Dance - ele-king

 ギャング・ ギャング・ダンスといえば、ゼロ年代NYのアンダーグラウンド・シーンにおいてアニマル・コレクティヴと並んでひときわ異彩を放っていたバンドである。世界中のさまざまな音楽の要素を取り入れながら巧みに実験精神とポップネスとの融合を試みていた彼らだけれど、前作『Eye Contact』が2011年だから、あれからもう7年ものときが流れていたのだ。そんな長きにわたる沈黙を破り、来る6月22日、ついにGGDが新作『Kazuashita』をリリースする。先行公開された新曲“Lotus”を聴く限り、その折衷的なスタイルはいまなお健在の様子で……ところで「カズアシタ」って何?

GANG GANG DANCE

7年の沈黙を経て復活!!!
最新アルバム『KAZUASHITA』のリリースを発表&新曲公開!
秋には超待望の来日も!

アニマル・コレクティヴやLCDサウンドシステム、バトルズなど、その後ヘッドライナー級アクトへと成長する才能を生み出しまくった2000年代初頭のニューヨークにおいて、音楽とアートの境界線を破壊し、一際異彩を放った尖鋭的音楽集団ギャング・ギャング・ダンスが7年の沈黙を破り再始動! 待望の最新アルバム『Kazuashita』のリリースを発表し、新曲“Lotus”を解禁! さらに秋には2009年のフジロック以来となる超待望の来日公演も計画されている。詳細は後日発表予定。

Gang Gang Dance - Lotus (Official Audio)
https://youtu.be/ZIvCVYX__9c

リジー・ボウガツォス、ブライアン・デグロウ、ジョシュ・ダイアモンドを中心に2000年代前半に結成されたギャング・ギャング・ダンス。初期作品が当時ニューヨークで勢いのあった実験的音楽シーンの中で高く評価され、2008年8月8日にはボアダムズによる88 Boadrumで指揮を任され、その直後にリリースされた傑作『Saint Dymphna』で一躍カルト・バンドの域を超え、盟友アニマル・コレクティヴと共に、シーンの中心的存在となる。その後〈4AD〉との契約を経て『Eye Contact』をリリース。自身の作品をリリースした以外にも、若くしてこの世を去ったグラフィティ・アーティスト、ダッシュ・スノーやネイト・ローマン、ティンチー・ストライダー、ボアダムズなどとのコラボレートも知られる。

ポスト・ロックからエレクトロニカ、インダストリアル、シューゲイズ、サイケ、エクスペリメンタルなど、ありとあらゆるリズムとスタイルをひとつに纏め上げ、そこにリジー・ボウガツォスのシャーマニックなヴォーカルが加わることで、鮮かでトライバルな異世界へと誘う唯一無二の音楽で、多くに影響を与えてきた彼らが、7年もの沈黙を破って完成させたのが最新作『Kazuashita』。本作は、デグロウによってプロデュースされた作品で、ニューヨークのスタジオやアートスペースでレコーディング・セッションを何度か行ったのち、BOADRUMで出会ったドラマーのライアン・ソーヤー、アリエル・ピンクとのコラボでも知られ、本作ではプロダクションの一部とミキシングを担当したホルヘ・エルブレヒトと共に作品を完成させた。アルバムのジャケット・アートには、アメリカの若手アート・フォトグラファー、デヴィッド・ベンジャミン・シェリーの作品が起用されている。

ギャング・ギャング・ダンス7年ぶりの最新アルバム『Kazuashita』は6月22日(金)に世界同時リリース! 国内盤CDには、ボーナストラック“Siamese Locust”を追加収録し、解説と歌詞対訳が封入される。輸入盤LPの初回限定プレス盤はカラー・ヴァイナル(レッド)仕様となる。またiTunes Storeでアルバムを予約すると、公開された“Lotus”がいち早くダウンロードできる。

label: 4AD / Beat Records
artist: Gang Gang Dance
title: Kazuashita
release date: 2018.06.22 FRI ON SALE

[ご予約はこちら]
beatink.com: https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=9602
amazon: https://amzn.asia/6ppXWDA
iTunes Store: https://apple.co/2GOpQWb

[Tracklisting]
01. ( infirma terrae )
02. J-TREE
03. Lotus
04. ( birth canal )
05. Kazuashita
06. Young Boy (Marika in Amerika)
07. Snake Dub
08. Too Much, Too Soon
09. ( novae terrae )
10. Salve On The Sorrow
11. Siamese Locust (Bonus Track for Japan)

Terekke - ele-king

 現在、80年代から90年代初頭前後のニューエイジ再評価が進んでいる。例えばオランダのレーベル〈ミュージック・フロム・メモリー〉が再発見(リイシュー)したジジ・マシンなどが音楽ファンに広く受け入れられている状況である。また、日本人環境音楽家の(故)吉村弘のファースト・アルバム『ミュージック・フォー・ナイン・ポスト・カード』を、ヴィジブル・クロークスのスペンサー・ドローンと〈ルート・ストラタ〉のマックスウェル・オーガスト・クロイによるレーベル〈エンパイア・オブ・サイン〉がリイシューするような流れも生まれている。海外では80年代の日本産アンビエントは「ファッショナブル」な存在になっていた。

 これは長年歴史化されていなかった80年代の電子音楽やニューエイジを再評価するムーヴメントといえるが、おそらくは80年代にはまだ幼少期だった世代が長じて自分が子供のころに耳にした音楽とムードが似ているレコードを掘り始めたからではないかとも思う。いわば新時代のレア・グルーヴである。だからこそ実は「ジャンル」に限定されてもいない。じじつ、〈ミュージック・フロム・メモリー〉は『アウトロ・テンポ:エレクトロニック・アンド・コンテンポラリー・ミュージック・フロム・ブラジル 1978-1992』というブラジルの知られざる電子音楽のコンピレーション・アルバムや、高橋邦幸の初期作などもリイシューしている。ジャンルというより共通する音の質感を重視する姿勢だ。音楽マニアからの信頼が厚いのも頷ける。

 ゆえに〈ミュージック・フロム・メモリー〉では旧作のリイシューのみに留まらず、新作アルバムのリリースも追求されている。たとえばジジ・マシン、ジョニー・ナッシュ、ヤング・マルコらによるガウシアン・カーヴや、スペインのニューエイジ・コンポーザーのスーソ・サイスの新作アルバム『レインワークス』のリリースなどである。そして今回、〈ミュージック・フロム・メモリー〉が送り出した「新作」作品がニューヨークのテレッケことマット・ガードナーのアンビエント作品『インプロヴィゼーショナル・ループス』である。昨年〈L.I.E.S.〉から『プラント・エイジ』を出して話題になった人で、〈L.I.E.S.〉では最初期からシングルをリリースしてきたプロデューサーだ。この『プラント・エイジ』もまた天国的なミニマル・ダブ・トラックを収録した傑作であった。対して本作『インプロヴィゼーショナル・ループス』は、ノンビートのアンビエント作品である。夢のような微睡の音響が続くアルバムだ。

 アルバムには全8曲が収録されているが、“Another”、“Wav1”、“Ambien”などで聴かれるように、柔らかく桃源郷的な音世界を基調とする構成となっている。それらはまるで夢の中へと誘われるような催眠誘発効果も高い。一方、“Arrpfaded”や“l8r h8r”などのトラックは、電子音のアルペジオによって微かな緊張感を生んでいる。その意味ではアルバム・トータルで「陶酔と覚醒」を同時に引き起こすような効果も感じられた。

 いずれにせよ、ここまで濃厚なニューエイジ/アンビエントの「新譜」は稀ではないか。その意味ではビートは入っていないものの、音の本質は『プラント・エイジ』とそれほど差はないともいえる。成層圏的というか、天国的というか、重力から自由になったような感覚があるからだ。どうやら彼がニューヨークの「ボディ・アクチュアライズド・センター」のヨガ・クラスでの体験をもとに作られたという、まさにニューエイジなトラックらしいのだが、シンプルながら実に端正な仕上がりのアンビエント・トラックでもある。アナログ機材で作られたというトラックは、とにかく気持ち良いのだ。身体に「効く」アンビエントの逸品といえよう。

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