Home > News > BioMechanica JAPAN TOUR 2014 - バイオメカニカ来日、GEZANも出演! “日本スペイン交流400周年記念”に注目しよう
30年以上におよびスペインのアンダーグラウンド・ミュージック・シーンの最前線で活躍しているふたりのミュージシャン、アルトゥーロ・ランス(Esplendor Geometrico)とフランシスコ・ロペスによる最新ユニット「BioMechanica(バイオメカニカ)」が10月に初来日公演をおこないます。
アルトゥーロ・ランスといえば、スペイン初のインディ・バンド、エスプレンドー・ジオメトリコの創設メンバーとして、1980年代の初頭から直球インダストリアル・サウンドを作り続けるノイズ界の重鎮。日本にも過去4回の来日公演を行っており、D.A.F.のロベルト・ゲアルやピーター・クリストファーソン(ex.スロッビング・グリッスル)、CoH(a.k.a.イワン・パブロフ)との共演や、日本が誇るキング・オブ・ノイズ、非常階段とのコラボレーション「E.G.階段」も実現している。
一方のフランシスコ・ロペスは、四半世紀にわたり140タイトル以上の作品をリリースし、数十カ国にもおよぶツアーをこなす孤高のエレクトロ・ミュージシャン。古くから目ざとい音楽ファンからは注目されていながら、その実態が謎に包まれた人物として知られていた。現在ロペスはスペインではなくオランダのデン・ハーグを拠点に活動を行っているという。
ランスとロペスは30年以上に渡って親交があったが、共作としては2012年に結成したバイオメカニカが初めて。エレクトロ・シーンの進化/深化をリアルタイムで過ごした彼らが生み出すサウンドは、その名のとおり有機的な息吹を宿した機械の律動音であり唯一無二のアンビエント・ノイズだ。パワフルでアグレッシヴなランスのセンスと、術策的で繊細なロペスのアレンジが生み出すサウンドは実験とテクノの融合であるが、時にその姿勢は聴衆に対して挑発的だ。
なお日本公演の会場限定で『Japan Tour Remix』と題されたCDの販売も予定されているので、彼らのスタジオ・ワークもぜひその耳で確かめてほしい。
今回のツアーでは大阪出身の話題のバンドGEZANとの共演であり、大阪ではさらにオシリペンペンズも参戦。エモーショナルな日本勢のバンドとバイオメカニカの有機的インダストリアル・サウンドとの異色のコンビネーションをお見逃しなく。(小柳カヲル)
総合インフォメーション:http://suezan.com/Bio/
Arturo Lanz (Esplendor Geometrico) + Francisco Lopez from SPAIN
10/6 Mon
西麻布 新世界 http://shinsekai9.jp
BioMechanica / GEZAN
10/7 Tue
大阪心斎橋 CONPASS http://conpass.jp
BioMechanica / GEZAN / オシリペンペンズ