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SHOUKICHI KINA-PASCAL PLANTINGA

SHOUKICHI KINA-PASCAL PLANTINGA

喜納昌吉・ミーツ・ノイエ・ドイチェ・ヴェレ

Apr 07,2014 UP

喜納昌吉/パスカル・プランティンガ - 忘んなよ
スエザン・スタジオ

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 1970年代の、沖縄民謡の大衆化の起爆剤となった音楽家、喜納昌吉は、これまでもライ・クーダーと共演したり、デヴィッド・バーンのレーベルから編集盤をリリースしたりと国際舞台でも活躍している音楽家だが、先日、ノイエ・ドイッチュ・ヴェレ(1980年代ジャーマンのニューウェイヴ)のレーベルとして知られる〈アタ・タック〉のアーティスト、パスカル・プランティンガとの共作を日本の〈SUEZAN〉(http://www.suezan.com/)レーベルから発表した。しかも、ミキシングはノイエ・ドイッチュ・ヴェレを代表するひとり、ピロレーターが担当。7インチ・レコード2枚とミニCDという特殊セットでのリリースだ。タイトルは『忘んなよ(わしんなよ)』。豪華ゴールドエンボスの見開きジャケット仕様。
 このコラボは、もともと沖縄音楽に傾倒していたパスカル・プランティンガが、何度も沖縄を訪れるなかで実現した企画。喜納昌吉の歌と演奏をパスカルが録音、その音源にドイツでパスカルが楽器の音を加え、それをピロレーターがミキシングしたものである。与那国島の洞窟の水がしたたる音などフィールド・レコーディングの成果も録音されている。
 沖縄音楽は、喜納昌吉が世界的にヒットした頃から、ワールド・ミュージックとして国際的に知られているが、ドイツの電子音楽と出会った『忘んなよ』は興味深い作品となった。アートワークも素晴らしいこの作品は、500枚の限定リリースである。

■喜納昌吉:(きな しょうきち、1948年6月10日)
 ウチナー・ポップを代表する沖縄音楽界の最重要人物の一人。喜納昌吉&チャンプルーズを率い、70年代から数々のヒット曲をもつ。「ハイサイおじさん」「花〜すべての人の心に花を〜」など多くの人々から親しまれている歌も数々ある。「すべての武器を楽器に」のメッセージを届ける平和活動家でもある。

■PASCAL PLANTINGA:(パスカル・プランティンガ)
 オランダ人ミュージシャン。80年代中ごろからヨーロッパを拠点に音楽活動を開始、ドイツのインディ・レーベル、〈Ata Tak〉の大ファンだったことから、レーベルを主宰するバンド、デア・プランらとの交流をはじめる。ピロレーター、フランク・フェンスターマッハー(ともに元デア・プラン)のユニット、A CIRTAIN FRANKのアルバムへの参加のほか、ソロ・アルバム『Arctic Poppy』を2005年に〈Ata Tak〉レーベルより発表。
 ベース奏者であるが、基本的なエレクトロニクスは一人で操るマルチプレイヤー。彼自身の出発点であるエレクトロミュージック、ニューウェイヴだけでなく、エキゾチカにも造詣が深く、晩年のマーティン・デニーとも交流があった。何作品かの映画音楽を手がけているほか、近年は沖縄音楽に傾倒し、幾度となく訪れている。