ele-king Powerd by DOMMUNE

MOST READ

  1. B. Cool-Aid - Leather BLVD | ピンク・シーフ (review)
  2. interview with Kassa Overall ジャズ×ラップの万華鏡 | カッサ・オーヴァーオール、インタヴュー (interviews)
  3. Jean Grae - (Church of the Infinite You's Minister Jean Grae Presents) You F**king Got This Sh!t: Affirmations For The Modern Persons | ジーン・グレイ (review)
  4. Lucy Railton & YPY - @表参道 WALL&WALL (review)
  5. Wolf Eyes ——「現代USノイズの王様」、結成25周年のウルフ・アイズが〈Warp〉傘下の〈Disciples〉からアルバムをリリース (news)
  6. YoshimiOizumikiYoshiduO - To The Forest To Live A Truer Life | YoshimiO, 和泉希洋志 (review)
  7. Ben Vida, Yarn/Wire & Nina Dante - The Beat My Head Hit (review)
  8. Bob Marley & The Wailers ──ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズのTシャツが期間限定受注販売 (news)
  9. Columns グレッグ・テイト『フライボーイ2』日本版に寄せて、それからグレッグを師とした、東京在住のKinnara : Desi Laとの対話へ (columns)
  10. Cornelius ──2023年、私たちはあらためてコーネリアスと出会い直す。6年ぶりのニュー・アルバムとともに (news)
  11. Columns 坂本龍一の『BTTB』をいま聴いて、思うこと (columns)
  12. aus - Everis | アウス、ヤスヒコ・フクゾノ (review)
  13. WWWβ ──これは尖っている! 渋谷WWWの最深部に新たな「場」が誕生 (news)
  14. Kelela ──話題の新作を送り出したオルタナティヴR&Bシンガー、ケレラの来日公演が決定 (news)
  15. FEBB ──幻の3rdアルバムがリリース (news)
  16. Quelle Chris - Deathfame (review)
  17. interview with Overmono UKダンス・カルチャーの申し子たち | オーヴァーモノ、インタヴュー (interviews)
  18. R.I.P. Mark Stewart 追悼:マーク・スチュワート (news)
  19. Pink Siifu & Fly Anakin - FlySiifu's | ピンク・シーフ、フライ・アナキン (review)
  20. JPEGMAFIA x Danny Brown - SCARING THE HOES | Jペグマフィアとダニー・ブラウン (review)

Home >  News > コロナ時代だからこそ読みたい刺激的な本

コロナ時代だからこそ読みたい刺激的な本

コロナ時代だからこそ読みたい刺激的な本

Jan 19,2021 UP

 これはコロナ時代だからこそ読みたい1冊だ。いつも紙版エレキングの臨時増刊号(最新号は「コロナが変えた世界」)でご尽力いただいているジャーナリストの土田修氏が、去る12月末、哲学・神学者の稲垣久和氏との共著を刊行している。題して『日本型新自由主義の破綻──アベノミクスとポスト・コロナの時代』。
 昨年退いた安倍による政治経済とコロナ・パンデミックはどういう関係にあったのか、「Go To トラベル」は良いのか悪いのか、なぜPCR検査体制ができないのか、などなど、ものすごく旬な話題がつぎつぎと俎上に載せられていく。
 あるいは、オリンピック。海外の状況を考えればどう考えたってムリなのに、現政権はいまなお強く開催に固執しているが(日本だけ参加して全競技で金メダルをとるつもりなのだろうか?)、なぜ彼らがこれほど五輪にこだわるのか、それについても本書は一章を割いて論じている。
 そしてもちろんタイトルどおり、ネオリベラリズムそれじたいの問題についても、日本と海外、過去と現在を往復しながら再検証されている。
 と、そんな感じで考えるヒントがいっぱい詰まっているので、スリーフォード・モッズを聴きながら読みましょう。

新自由主義の病理と政権の欺瞞をアベノミクス、東京五輪、羽田都心ルートなどを例に痛烈批判。デモクラシーを再考させる好著。

稲垣久和+土田修(著)
『日本型新自由主義の破綻──アベノミクスとポスト・コロナの時代』
春秋社
2020/12/22
判型・頁数:四六判・344頁
ISBN:9784393333822
定価:本体1,800円+税

顕わになった新自由主義の病理。東京五輪や羽田都心ルート、さらには新型コロナウイルスをめぐるガバナンスなどを例にとりあげ、経済成長至上主義の代償を描き、国民の眼をあざむく政権中枢を痛烈に批判。デモクラシーの基礎を考えるために必読の一冊。

東京新聞社会部記者・望月衣塑子氏推薦!

目次
第1章 日本をむしばむ新自由主義
第2章 アベノミクスと新型コロナウイルス拡大
第3章 「東京五輪二〇二〇」の不安
第4章 羽田都心ルートの謎
第5章 克服の道はあるか──ポスト・コロナの経済・政治・社会
終 章 新たな地球環境文明を目ざして

https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393333822.html

TWEET

bluemonday1975コレは読みたいな → コロナ時代だからこそ読みたい刺激的な本 | ele-king https://t.co/U5AekRXMKz @___ele_king___より@bluemonday1975 01.21 00:20

NEWS