1.Rhythim Is Rhythim - Icon - Vince Watson remix <transmat>MS091
およそ20年の時を経て、原曲のツボだった絶妙な寸止め感が見事に昇華。2017年、日本の政治は戦後最悪を際限無く更新し、今もその流れは進行中だが、この曲のように2018年こそ光が射す事を、祈るだけでなく行動して行きたい。

2.Visible Cloaks - World
最新作『LEX』<RVNGNL44>より。B面を丸々使った長尺曲。立体的な音像。どことなく正月感が漂う。ただしサイバーな正月。

3.Alessandro Cortini - Finire
2LP『Avanti』PODR001LPより。最終曲。boomkatのチャートで数多くのアーティストが挙げていた本作。泣けます。

4.Gyorgy Ligeti - Atmospheres
『2001年 宇宙の旅 サウンドトラック』より。昨年末のPOWxTØNOでのプレイ後、食品まつり氏に「映画だった！2001年 宇宙の旅だった！」とお褒めの言葉を頂きましたが、boomkatのチャートでLogosがLigetiを挙げていたので、うむ、流石おぬしやるな、と思ったのでした。

5.DJ CALL ME - Return Of Dj Call Me
『+27 73 121 5626』<PRMSSS002>より。Goqm!に続き、またまたSOUTH AFRICAから変な奴が出て来ました。やたらとハッピー、ちょっと切ない、ちょっと金太郎飴だけど許せるエモトラック満載。いたずら電話はやめましょう。

6.J-Zbel - Nik Molina
『#RENDSLARGENT』<BFDM015/LIES033.5>より。J-Zbelの事を知るのが遅過ぎました。超かっこいいです。

7.Legowelt - Computerized Paradise
『Legendary freaks in the trash of time』<CWCS009LP>より。ピョンピョンビョンビョンいってて最高です。流石Legowelt先生。そしてジャケットがまた最高なのです。サーファー、黒魔術師、ボディビルダー、ペインター、ラジカセ持ったスケーター、レコードオタク、羽生やしてる人、ダンサー、そしてキーボードを抱えて寝そべるLegowelt先生が描かれたイラスト。

8.npvr - DEABG
『33 33』<EMEGO251>より。Nik VoidとPeter Rehbergの頭文字を取ってnpvr。ロゴもカッコイイ。変調し続ける電子音とストイックなビートのコラボレーション。分かりにくいけどやっぱり凄い。

9.Eric Maltz - We Have Power
<NOVEL SOUND17>より。NYのレコード屋さんで働いていたらしいEricさんによるデビュー作。2LP、6曲入りですが、捨て曲無しの素晴らしい内容です。ラストトラックのこの曲はタフなビートながらしっとりとしたメッセージソング。

10.Patti Smith - People Have The Power
新年初の中古屋さんでの出逢いはこの曲の7"でした。裏ジャケットには各国の言語で「People Have The Power」と書いてあります。今年刊行予定の『超プロテスト・ミュージック(仮)』に寄稿している僕は、すぐにレジに持って行きました。