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interview with STRANGE REITARO TRAVEL SWING ORCHESTRA

interview with STRANGE REITARO TRAVEL SWING ORCHESTRA

酔っぱらい楽団

――奇妙礼太郎トラベルスイング楽団、インタヴュー

野田 努    Jul 13,2012 UP

「テンプラ、ゲイシャー」って聞こえてきたら、「何やねん、これ!」っていう(笑)。その「何やねん!」みたいなんが多いほうが、面白いね。人生もそんなん一個多いほうがいいわけやし。そういう縁起物みたいな感じですね。

曲にもあるんですけど、アルバム・タイトルを『桜富士山(sakura fujiyama)』にしたのは何でなんですか?

安田:これ奇妙くんが考えたんやんね。

奇妙:ただ単純にめでたい感じがするから。2000円とか2500円するわけやし――。

あと歌詞も、「お寿司」とかさ。「天ぷら」とか。

奇妙:なんか、めでたい感じ。せめてめでたい感じ。

日本のひとが海外のひとに誇れるものが何だろうってときに、寿司とか天ぷらとか、そういうことなのかなと思って(笑)。

奇妙:いや、もっとありますけど(笑)!

はははは。

手島:ぱっと出てくる日本語ってことですよね。

奇妙:全然桂離宮のほうが凄いけど(笑)。

じゃあそういう意味じゃないんですね。

奇妙:いやまあ、でもそういう意味です。外国のひとから見た日本の感じが面白いな、と思って。面白いかな。

そうか、おめでたい感じにしたかった?

奇妙:もし車運転してて、自分がバンドとかしてなくて、それが流れてきたら「何やねん!」て思う歌詞。「愛してるー」みたいなん聞こえてきても、「ああ、そうなんですか」と思うけど、外人の声で「テンプラ、ゲイシャー」って聞こえてきたら、「何やねん、これ!」っていう(笑)。その「何やねん!」みたいなんが多いほうが、面白いね。人生もそんなん一個多いほうがいいわけやし。そういう縁起物みたいな感じですね。

ああー。

(ここで唐突にケツメイシの話で盛り上がるメンバー)

仲いいっすね(笑)。結成は2008年って書いてあるでしょ? それはほんとにそうなんですか?

安田:それはね、ほんとです。

それ以前に何かやってたってことはないですか?

奇妙:やってましたやってました。

手島:それは個々それぞれ。

同じようなことをやってたんですか?

奇妙:ま、ジョン・レノンとバンドやってましたけど(吹き出す)。

ほほぉ、練習スタジオ押さえるのも大変ですよね。

安田:そういったリアルな話はまた後ほど。

後ほど(笑)。でも、芸人道っていうか、エンターテイナーとしての気概を感じますね。こうやって酒飲みながらも、ストイックな部分も俺は感じますよ。ライヴ前は飲んだりするの?

田中:ライヴ前は、飲むひとと飲まないひとと分かれますね。

手島:飲まないっすね、最近はね。

奇妙:ライヴあかんかったときに、辛くなるから。お酒飲まんかったらあかんなるのが自分でめんどくさいから。別にテッシーとかが飲むんは別にええよ。

手島:ははははは(笑)!

奇妙:そのほうが調子が出るんやったら。

あと新しい音楽とかって聴かないんですか? DJ YOGURTがリミックスしてたじゃないですか? あれは誰のアイディアなんですか?

手島:あれはヨグさんから連絡が来て、ヨグさんに......。

奇妙:ミック・ジャガーがやってるスーパーヘヴィってバンドめっちゃ気になる。それが新しい音楽なんかって聞かれたら違うかもしれんけど。でもめっちゃラップとか入ってるし。あのひとやっぱ、尋常じゃない元気さがめっちゃカッコいい。

はははは。ヨーグルトさんを仕掛けたのは安田さん?

安田:いや、ヨグさん本人。

あ、本人がやりたいって言ったんだ!

安田:そこからヨグさんとはよく話してる。

へえー。何でそこでヨーグルトなんですか?

安田:それはヨグさんのことが好きっていうことですね、僕が。

クラブ・ミュージックは聴きます?

奇妙:僕は全然知らないですね。

手島:僕は好きですけどね。

奇妙:テッシーは好きやんな。

じゃあ、ヨーグルトのリミックスの出来はどうでした?

安田:それは予想外でしたけど、それはそれで面白いなと思いました。全然違う形になってて。ひとり入っただけでこんなにちゃうんや? と思って。でもその前にヨグさんが好きっていう。

なかなかヨーグルトとって想像つかないよね。すごく意外だった。でも最初は意外じゃなかったんですよ、僕。実は。最初のアルバム聴かせていただいたときに、すごくグルーヴィーな音だし、いわゆるノれる音楽だから。

安田:そうなんですね。でも僕めっちゃ聞かれました、いろんなひとに。「どういう接点なん?」みたいなことをめっちゃ言われましたけど、それは僕はヨグさんにも聞いたことありますけどね。「どこで知ったんですか?」みたいなことを。

ね、すごいよね。

安田:でもやっぱりね、最初は電話だけやけど、「おもろいな、このひとは」っていうとこからはじまって、全部丸投げですよ。

なるほどね。でも、奇妙さんの反応はどうだったんですか?

安田:奇妙くんの反応は......奇妙くん、どうなんヨグさん?

奇妙:ヨグさん大好きです。

ははははは。

安田:そういうことですね(笑)。めっちゃ踊ったよな、りんご音楽祭で。

まいこ:ああー、そうだそうだ。

キツネうどん:3日間筋肉痛で死にそうになった。

まいこ:そんなに!? でも楽しかったね。

手島:先週ヨグさん自分のブログで、「なんで安田さんに僕が電話をかけたか」っていうのを。

安田:それは聞きたい!

手島:いや、それすごい長かったから半分ぐらいしか読んでないねんけど。

安田:それはりんご音楽祭のときに、「書いていいですか?」って言われたから「それは全然任せます」と。

何を書いていいって?

安田:生い立ちです。

誰の生い立ち?

安田:僕らのバンドとヨグさんの出会いの、です。歴史です

ああ、歴史をね。いやーしかし、ほんと破天荒なバンドですね、ほんとね。

安田:いやー、でも根はマジメですよ。

いやわかりますよ。雰囲気で。いや実はさ、担当さんから朝5時から飲んでるって聞いてたんで。

安田:はいはいはい、朝5時から飲んでましたね。

奇妙:ノラ・ジョーンズさんが行ったという築地の店で海鮮丼を食ってましたね。

キツネうどん:ぽっと小さい灯りがともるような。

安田:どういうこと(笑)?

手島:中島らもみたいな表現しますね(笑)。

ちなみにメンバーは、やっぱりタイガースなんですか? それともガンバ大阪なんですか、セレッソ大阪なんですか?

一同:ああー。

奇妙:僕スポーツ全部なくなれと思ってます。

はははは!

安田:いやそこまでは思ってないけど、あんまり知らないです。

奇妙:ラグビー以外のスポーツなくなれと思ってます。

手島:僕ら近鉄ライナーズのファンです。

はははは!

奇妙:ラグビーと将棋以外の真剣勝負はなくなれと思ってます。

何で!?

奇妙:ひとが飛んできた球を打とうが打てなかろうが、知らん! っていう。ひとがネットに球入れようが入れまいが。俺が球入れたいわ。球を球に(笑)。

手島:ははははは!

安田:どういうこと(笑)?

大阪人に対するステレオタイプの偏見がありまして。大阪の人間はみんな阪神タイガースが好きで。

手島:まったく興味ないですもんね。

奇妙&安田:いや、全然あるで。

はははは!!

手島:これなんすよねー。

(一同笑)

キツネうどん:たまに高校野球のほうが面白いときがある。

取材:野田 努(2012年7月13日)

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