Home > News > 祝10万筆!Let's DANCE署名
ele-kingでも度々取り上げた、風営法改正のための署名運動『Let's DANCE』ですが、目標としていた年内の自筆署名10万筆を達成したそうです!
(http://www.letsdance.jp/thanks/)
関係者の方々の地道な努力によるところはもちろんですが、クラブ好きや音楽好きが改めて風営法の現実を知り、考えたことがこの結果に繋がったのだろうと思います。 大阪でクラブがどんどん潰されていた時期は、ただ悔しさがあるばかりでしたが、その想いは多くのひとが抱えるものだったことが証明されたようで、いまは安堵感に近いものを覚えます。
とはいえ、これはあくまでもスタートです。集まった自筆署名は、国会法に基づく国会請願として提出されるそうです。わたしたちは引き続き、この問題について考え、議論し、呼びかけていくことが大切です。奇しくも、いや、ある種の必然として、風営法にまつわる議論は、クラブ営業の問題だけに留まらず、都市開発、表現の自由、規制のあり方、そして自意識と社会運動との関係......といった諸問題にまで及びました。この署名運動がきっかけとなって、より大きな議論が巻き起こる可能性は大いにあり、そのこと自体が運動の盛り上がりだとも言えるでしょう。
法律を変えられるとすれば、そうした世論の高まりを政治家たちが無視できなくなったときです。署名運動はこれからも続けられますし、引き続き、ダンス・ミュージックとそれが自由に鳴り響く場としてのクラブを愛するわたしたちは、そのことを示していきましょう。2013年は、「普通に」クラブで踊れる年になることを祈って。
(木津毅)