Home > News > Warp Records - ──UKの名門レーベルが異例の呼びかけ、総選挙の行方やいかに
ソフト・ブレグジットかハード・ブレグジットか――EU離脱の行方を占うUKの総選挙が、本日6月8日7時(日本時間8日15時)から始まっている。先月からM.I.Aやジェイムス・ブレイクが有権者登録を呼びかけたり、グライムMCのAJトレイシーが労働党のビデオに出演してコービンへの支持を表明したり(そこで彼はNHSについて「UKの宝のひとつ」と発言している)、すでにさまざまなミュージシャンがアクションを起こしているが、ここへきてなんと、エレクトロニック・ミュージックの名門レーベル〈Warp〉が、Twitterにて異例の呼びかけをおこなった。
アーティスト個人が自身の政治的見解を表明するのは(海外では)よくあることだけれど、レーベルがこんなメッセージをツイートするのはイレギュラーな事態だと言っていいだろう。昨年の国民投票のときは〈Hyperdub〉が残留への投票を促すツイートをポストしていたが、今年は〈Warp〉が燃えている。
ミュージック・ラヴァーならよくご存じのように、〈Warp〉はけっしてポリティカルな事柄に重きを置くレーベルではない。メッセージよりもサウンドの冒険を追究するのがかれらのスタンスである。そんなレーベルがいまこのような呼びかけをおこなうくらいなのだから、UKの人びとにとって今回の総選挙は相当に重要な意味を帯びているのだ(『NME』は連日コービンの動向を報じているし)。
投票が締め切られるのは8日22時(日本時間9日6時)。労働党の猛追やいかに。