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Takuro Okada

Takuro Okada

──岡田にはじまり岡田に終わる、アンビエントからポップスまで精力的にリリース

May 21,2020 UP

 いま岡田拓郎がすごい! え、以前からすごかったって? そうなんですけど……、まず驚いたのは最近彼がBandcampで発表しているアンビエント作品。今年の1月から4月まで、4か月連続で、『Passing』~『みずうみ』~『Between』、そして『Like A Water, Like A Song』と。この4作品すべてがわずか数秒で聴き入ってしまうほどの魔力を秘めたドローン/アンビエントなのだ。すべてが極めてシンプル(ミニマル=極少)で、なかには録音自体が5年以上前にものだったりする音源もあるのだが、STAY HOMEにくたびれた精神に心地良い芳香を吹き込んでくれる。なかでも増村和彦が参加している『Like A Water, Like A Song』は、あたかもクラスター&イーノの領域にまで届きそうな、いわば夜明け前のひんやりとした広がりを見せている。素晴らしいです。この4作品、フィジカルでも出して欲しいなぁ。

 それから5月20日には、Okada Takuro + duenn によるアルバム『都市計画(Urban Planning)』がデジタル・リリースされている。こちらはジム・オルークのアンビエント作品『Sleep Like It's Winter』やAna Da Silva & Phewの何気に過激な『Island』を出している〈Newhere Music〉から。近々レヴューを掲載予定です。

 そして岡田拓郎の待望のポップ・アルバム『Morning Sun』。歌モノとしては『ノスタルジア』以来の3年ぶりの2枚目。すでに配信リリースされているこのポップ・アルバムに彼の実験的なアンビエントが無関係であるはずがなく、自らのサウンドで押し広げた静寂のなかで彼のあらたなメランコリック・スタイルは築かれている。それは人影まばらないまの街にじつによく響いている。そう、まさに岡田にはじまり岡田に終わる──いくつもの岡田作品、ぜひ聴いて欲しい。

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