Home > News > Makaya McCraven - ──ジャズ・ドラマー、マカヤ・マクレイヴンが新作EPを一気に4枚も投下

現代ジャズにおけるキーパースンのひとり、ドラマーのマカヤ・マクレイヴン。彼の名を広めることになった2015年のアルバム──シカゴのポスト・ロック系の音楽家たちをフィーチャーした『In The Moment』について、ジャズ批評家のネイト・チネンは「アンビエントなヒップホップ曲と思えたものが、思いがけずポスト・バップな横道に逸れていく」と記し、「J・ディラの時代にまず錠が解除されたドアを大きく開け放った」と評価している(『変わりゆくものを奏でる』より)。ようは因習にとらわれない好例ということで、ビートメイカーでもあるマクレイヴンの特質をうまくとらえた表現だけれど、そんな彼の冒険心はギル・スコット・ヘロンの再構築や〈Blue Note〉の再解釈、伝統的な作曲方法に立ち返った『In These Times』などの意欲作を経てなお、衰えることを知らないようだ。
ということで、マカヤ・マクレイヴンの新作EPが出る。しかも4枚も。一気に。それらをまとめた作品『Off the Record』も出るそうだ。発売は10月10日、〈XL〉より。今回も見逃せない。
Makaya McCraven
これはジャズの次なる進化
マカヤ・マクレイヴンが新作EP4作品のリリースを発表!
先行で4曲を本日リリースし、4作品全てをコンパイルした作品
『Off the Record』が、CDとLPで10月10日に発売決定!
今の時代、人はスマートフォンやヴァーチャルな世界で容易につながれるようになった。だがその一方で、何が本物で、何が偽物なのか、その境界線はどんどん曖昧になってきている。本当に大切なのは、実際に“そこに居た”ということ。その現場に身を置き、音を体で受け止めたという体験に、勝るものはない。
-マカヤ・マクレイヴン
現代ジャズを代表するドラマー、コンポーザー、プロデューサーのマカヤ・マクレイヴン。〈International Anthem〉からの諸作、ギル・スコット・ヘロンやブルーノート作品の再構築盤などで一躍名を挙げ、また2024年に開催された来日公演の熱狂が記憶に新しい彼が、純粋な即興演奏の瞬間、ライヴでのパフォーマンス中に録音された音源が収録され、空間や観客の存在までもが音に反映されている、互いに独立しながらも有機的につながり合う4枚の新作EP『Techno Logic』『The People’s Mixtape』『Hidden Out!』『PopUp Shop』を先行シングル4曲(各EPからそれぞれ1曲ずつ)とともに発表した。さらに、この4枚のEPをまとめた作品『Off the Record』も、〈XL Recordings〉〈International Anthem〉〈Nonesuch〉より2枚組LPとCDで10月10日に発売される。また、10月31日にデジタル/ストリーミング配信が開始される。
本作は、GRAMMY が「マクレイヴン史上もっとも野心的な作品」と評した2022年の傑作『In These Times』以来の作品であり、マカヤが2015年のデビュー作『In the Moment』で確立し、その後の『Highly Rare』(2017年)、『Where We Come From』(2018年)、『Universal Beings』(2018年)で深めてきた “オーガニック・ビート・ミュージック”の真髄があらためて表現されている。マカヤは彼のライブ音源をシカゴの自宅スタジオで、編集・オーバーダブ・ポストプロダクションを重ねることで、彼独自のサウンド世界へと再構築している。そんな4つのEPまとめた『Off the Record』は、単なる音源集ではなく、創造性と共同性に満ちた、“その場にいた”からこそ生まれた音楽の瞬間を祝福するドキュメント作品でもある。
以下各EPに関して:
『Techno Logic (feat. Theon Cross & Ben LaMar Gay)』
配信リンク >>> https://makayamccraven.ffm.to/techno-logic
ベン・ラマー・ゲイとセオン・クロスが参加。2017年のロンドン、2024年のベルリン、そして2025年のニューヨークでのライヴ録音から構成されており、この3人の間に築かれてきた約8年間にわたる音楽的な信頼関係が刻まれている。彼らの最初の出会いは、Worldwide FMのかつてのロンドン北部スタジオでのセッションだった。
『The People's Mixtape』
配信リンク >>> https://makayamccraven.ffm.to/the-peoples-mixtape
2025年1月にブルックリンのPublic Recordsで行われたライヴ録音を土台としている。この公演は、マカヤが自身の代表作『In the Moment』の10周年を記念して開催したものであり、同作のセッションを通じて確立した即興言語に、意図的に立ち返る試みでもあった。この特別な夜にマカヤと共演したのは、ベーシストのユニウス・ポールとトランペット奏者のマーキス・ヒル。いずれも『In the Moment』において重要な役割を果たした演奏者たちだ。さらに、『Universal Beings』(2017年)のセッション以来の常連コラボレーターであるヴィブラフォン奏者のジョエル・ロス、そしてマカヤにとって初共演となるアンビエント・ジャズ・プロジェクト、SMLの共同リーダーであり、〈International Anthem〉所属のシンセ奏者、ジェレミア・チウも加わった。
『Hidden Out!』
配信リンク >>> https://makayamccraven.ffm.to/hidden-out
2017年6月にマカヤがシカゴのThe Hideoutで行ったレジデンシー企画での録音を基に構成されている。この期間、彼は毎週入れ替わりのメンバーとともに即興演奏を行っており、参加者にはユニウス・ポールに加え、トータスのメンバーであり、〈International Anthem〉のレーベルメイトでもあるギタリスト/作曲家のジェフ・パーカー、さらに同じくSMLの共同リーダーでありグラミー賞受賞歴を持つアルトサックス奏者/プロデューサーのジョシュ・ジョンソンが名を連ねている。
『PopUp Shop』
配信リンク >>> https://makayamccraven.ffm.to/popup-shop
2015年にマカヤがロサンゼルスのDel Monte Speakeasyで初めてパフォーマンスを行った際の録音を基に制作された。このとき彼は、シカゴのDJ/キュレーターであるキング・ヒッポと、サンフランシスコ発の前衛的な音楽プラットフォーム、Grown Kids Radioが企画したイベント「RAWS:LA」に出演し、ギタリストのジェフ・パーカー、ヴィブラフォン奏者のジャステファン、ベーシストのベンジャミン・J・シェパードと即興セッションを行っている。
マカヤ・マクレイヴンの最新EP4作品をコンパイルした『Off the Record』は、CD、LPで10月10日(金)に世界同時リリース。10月31日にデジタル/ストリーミング配信が開始される。国内盤2CDには歌詞対訳・解説書が封入され、ボーナストラックとして「Tic Tac」が収録される。輸入盤は2CDと2LPが発売され、LPは、日本語帯付き2LP(日本語帯付き/歌詞対訳・解説書付き)も発売される。

artist: Makaya McCraven
title: Off the Record
release date: 2025.10.10
label: XL Recordings / Beat Records
Pre-Order: https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=15296
Tracklist:
CD1
01. YoYoYo Intro
02. Venice
03. Imafan
04. Los Gatos
05. Sweet Stuff
06. Battleships
07. Away
08. Dark Parks
09. Awaze
10. News Feed
11. Braddas
12. Tic Tac (Bonus Track for Japan)
CD2
01. Gnu Blue
02. Technology
03. Boom Bapped
04. Prime
05. Strikes Again
06. Choo Choo
07. The Beat Up
08. What a Life
09. Lake Shore Drive Five
・国内盤2CD
(解説書・歌詞対訳付き/ボーナストラック収録)
・輸入盤2CD
・輸入盤2LP
・日本語帯付き2LP
(日本語帯付き/歌詞対訳・解説書付き)