ele-king Powerd by DOMMUNE

MOST READ

  1. The Sleeves - The Sleeves | ザ・スリーヴス
  2. DJ KRUSH ──LIQUIDROOM(KATA)の74分DJ公演シリーズ、第3回の出演者が決定
  3. interview with Weirdcore 謎のヴィジュアル・アーティスト、ウィアードコアへの質問
  4. FUTURE FREQUENCIES FESTIVAL 2026 ──新たなフェスティヴァルが始動、ジョイ・オービソンやザ・セイバーズ・オブ・パラダイス、ノウワーらが出演
  5. UKインディ・ロック入門──ポスト・パンク、ギター・ポップ、スカとダブ編
  6. Manual - True Bypass
  7. Galliano ──復活したガリアーノ、日本限定の新作がリリース
  8. Tomoaki Hara and Toru Hashimoto ──橋本徹(SUBURBIA)の人生をたどる1冊が刊行、人類学者の原知章による30時間を超えるインタヴュー
  9. Hoyo Moriya ──〈Virgin Babylon〉より森谷抱擁のファースト・アルバムがリリース
  10. オールド・オーク - THE OLD OAK
  11. Yuki Nakagawa ──チェロ奏者、中川裕貴による初のソロ・アルバムが登場
  12. Irmin Schmidt - Requiem | イルミン・シュミット
  13. interview with The Lemon Twigs ロック/ポップスの素晴らしき忘れ物 | ザ・レモン・ツイッグス、インタヴュー
  14. Xylitol - Blumenfantasie | キシリトール
  15. インディ・シーンに広がるヴァイラル・マーケティング
  16. ボカロが世界に与えた衝撃 一億回再生の意外な背景
  17. interview with Dolphin Hyperspace ジャズの時代、イルカの実験 | 話題のドルフィン・ハイパースペース、本邦初インタヴュー
  18. P-VINE 50th Anniversary RARE GROOVE CAMPAIGN VOL.1 ──〈Nodlew Music〉、〈Tribe〉、〈Interim〉などのTシャツ・コレクションが登場
  19. interview with Cameron Picton (My New Band Believe) 元ブラック・ミディのキャメロン・ピクトン、新バンドにかける想い | ──初のアルバムを送り出したマイ・ニュー・バンド・ビリーヴ
  20. Bill Callahan - My Days of 58 | ビル・キャラハン

Home >  News > Meitei - ——来る4月、冥丁が清水寺での「奉納演奏」

Meitei

Meitei

——来る4月、冥丁が清水寺での「奉納演奏」

Jan 30,2026 UP

 昨年はアンビエント・アルバム『泉涌』を発表した冥丁が、4月18日、彼にとっての思い出の地、京都、その市内にあるかの有名な清水寺にて「奉納演奏」する。「ライヴ演奏」とは言わず「奉納演奏」だそうで。
 ちなみに「奉納」とは、神事・仏事を意味するわけですが、まあ、たとえば、写真家の小原泰広がずっと撮り続けているハードコアな無形文化財の花祭(表層的なオリエンタリズムでしか日本を見れない人には見えない、ヴァナキュラーな精霊文化およびスピリチュアルなレイヴ文化)とか、有名どころではねぶた祭りとか熊野参りとかね、さもなければほのぼのした盆踊りとかね、考えてみればいろいろありますわなぁ。
 ああ、そうそう、失われた日本に関しては昔、「アイアンキング」というロボット戦闘モノの子ども番組がありましてね、ありゃあ、コンセプトそのものがラディカルだったスよ。日本に滅ぼされたオルタナな日本(とは呼ばないでしょう)があったとはね。そもそも日本とはなんぞやという定義からはじめなきゃならないという意味でも勉強になったです。
 ぜんぜん関係ないけど、昨年末、KATAにて開催されたBlack Smoker展における志人の作品は、マヒトゥ・ザ・ピーポーも驚愕するほどすごかった。あれこそ、失われた日本のもっとも過剰なエネルギーそのもの……あ、すいません。音楽のことを考えたいのに「日本」「日本」言うのは、このクソ忌々しい選挙のまっただなか、よからぬ政治的な意味をもたらしかねませんな。ご無礼の段、ご容赦いただけましたら幸いに存じます。
 てなわけで、すっかり脱線3しましたが、お知らせするのは冥丁の「奉納演奏」でした。以下、プレスリリースより抜粋。ファンの皆様、どうぞ参考にしてください。

「2026年4月18日、日本を代表するエレクトロニック・ミュージックのアーティストとして世界的な評価を集め ている冥丁は、世界遺産に登録されている音羽山 清水寺の本堂舞台において、彼の活動の集大成として奉納演 奏を行うこととなりました。
音羽山 清水寺において冥丁が奉納する音楽は、20代の頃より京都で見つめ続けてきた「日本の姿」そのもので す。自転車で町を巡り、寺社仏閣だけでなく、夜の嵯峨野の池に浮かぶ赤い月、路地の暗がりの奥に垣間見え る人々の暮らしの色彩、彼は夜な夜な京都を彷徨いながら、「日本とは何か」を自分の目で見つめ直し、町に 潜む“音”を探し続けてきました。そこで出会った風景や記憶は、やがて冥丁独自の音楽性を見いだし表現へと 昇華されていきます。それらすべてが生まれた場所こそ、⻑きにわたり音楽修行を重ねてきた京都でした。そ して着想を得た音楽を「失日本」と名付け、日本文化から失われつつある印象や記憶を、現代的な感性で再構 築してきました。その後、日本・欧州・アジアを巡る単独公演やツアーも実施。ライブハウスや野外フェスティ バルだけでなく、寺院や文化財、歴史的建造物などで、演奏を重ねながら、自身の表現を深め続けてきました。 そうして積み重ねてきた作品と、京都への想いのすベてを捧げる場として、世界遺産であり、古来より芸能奉納の場でもあった清水寺にて、奉納演奏を開催する運びとなりました。 冥丁は今回の奉納演奏に際しこのように語ります。
 『私は音楽活動を通じて、「失日本」という解釈を現代に掲げ、日本に古くから現存する自明でありながらも 幽微な世界に焦点を当てた独自の音楽を創造してきました。20代、京都に籠りながら人知れず時代を見つめ、 たった一人で音楽修行を重ねてきた経験を持つ私にとって京都は自分自身の礎となりました。そして、過去から現在まで続く数多の常識を自分自身の心の目で捉え表現を行い、音楽を通じて表現者として活動を行うことができる立場に至りました。このような人生を歩んできた現在の私の集大成を表現する奉納演奏となります。』
 本公演のキービジュアルの原画は、京都・⻄陣の唐紙工房「かみ添」が制作。京唐紙とは、版木を用いて和紙 に文様を写し取る、京都に古くから伝わる装飾技法によって生み出される紙の表現です。平安時代より、貴族 の邸宅や寺社仏閣、町家の襖や屏風を彩り、日本の美意識と暮らしに寄り添いながら受け継がれてきました。「かみ添」は、こうした京唐紙の歴史と技法を現代の感性で捉え直し、新たな表現として再構築する制作を続 けています。冥丁もまた「失日本」という視点から日本的な感性を再解釈し、音楽として現代に新しい表現として提示してきました。「かみ添」が描く京の意匠と、冥丁が表現する独自の方向づけが交差し、新しい世界 観が紡がれています。

 なお、チケット発売は、2026年2月14日(金)正午より。 
 詳しくは以下をご覧ください。
 冥丁 Instagram. :https://www.instagram.com/meitei.japan
 主催:しばし Website. sibasi.jp/


Photo by 琴音

■奉納演奏詳細
会場:音羽山 清水寺 本堂舞台 (京都市東山区清水1-294)
日程:2026年4月18日(土)
開場:19時30分
開演:20時30分
主催:しばし
協力:
音羽山 清水寺「Feel Kiyomizudera」プロジェクトチーム
KITCHEN.LABEL
Inpartmaint Inc. / p*dis
チケット料金:
本堂舞台 着席席 8,000円
本堂舞台 スタンディング 5,000円
奥の院 着席席:4,000円

チケット発売日時:2026年2月14日(土)正午
チケット発売サイト: meitei.peatix.com

お問い合わせ先:
メール info@sibasi.jp
電話 080 4189 3396(電話の受付時間:13時〜19時)
※音羽山 清水寺へのお問い合わせはご遠慮ください。

チケット
一般チケット(オンライン販売のみ)
チケット発売サイト: meitei.peatix.com ※発売開始日時より有効となります。

特別チケット(実券)
「奉納公演鑑賞記念符」
「しばし」店頭で販売
〒606-8335京都市左京区岡崎天王町76-16
営業時間:12時-19時(月曜定休)/ 12時-22時(土日のみ)
sibasi.jp/
instagram.com/sibasikyoto/
※一般チケットと特別チケットの料金は同額です。


©︎discovery go

NEWS