ele-king Powerd by DOMMUNE

MOST READ

  1. The Durutti Column - Renascent | ザ・ドゥルッティ・コラム
  2. Cornelius ──ドキュメンタリー映像シリーズ第4弾が公開
  3. interview with Toru Hashimoto 橋本徹がブラジリアン&ブリージンなコンピに込めた渋谷系の哲学 | 『Free Soul』&『Cafe Apres-midi』最新作をめぐって
  4. HOUSE definitive 増補改訂版
  5. THE CROWD──ele-king presents HIP HOP JAPAN
  6. Columns スクエアプッシャーはいつだってテクノロジーの限界を超えていく ――7月20日(月祝)@昭和音楽大学、特別講義のレポート
  7. Technics ──SL-1200シリーズ誕生55周年記念、¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$UによるDJが配信
  8. DREAMING IN THE NIGHTMARE
  9. Kassel Jaeger - Sub Re | カッセル・イェーガー
  10. Seefeel - Sol.Hz | シーフィール
  11. 未来マニア──エレクトロニック・ミュージック・ガイド
  12. Oyubi - White birch burns
  13. Hajime Tachibana ——プラスチックス結成50周年、立花ハジメがニュー・アルバム『dad bb』、12インチ・シングル「ZOUNDS!」をリリース
  14. YOUNG JUJU ──現KEIJUのファースト・ソロ・アルバム『juzzy 92'』、10周年記念盤が発売
  15. KANKYO DOT ──尾島由郎&柴野さつきとdublab․jpの共同開発によるインスタレーションがEACH STORYにて展示
  16. MODE ──ケニアのロード・スパイクハートと∈Y∋を迎えた新プログラムが開催
  17. DUB入門――ルーツからニューウェイヴ、テクノ、ベース・ミュージックへ
  18. AMBIENT KYOTO ──2027年春、レイ・ハラカミの展示が決定
  19. Columns 7月のジャズ Jazz in July 2026
  20. 野田 努

Home >  News > インディ・シーンに広がるヴァイラル・マーケティング

インディ・シーンに広がるヴァイラル・マーケティング

May 07,2026 UP

 激震走るとはこのことだろうか。音楽界、とりわけインディ・シーンにとってショッキングな事態が報じられている。
 きっかけは音楽メディア、『New Environments』に4月17日に掲載されたエッセイ「誰も音楽なんて好きじゃないのか?」。そこではブルックリンのインディ・ロック・バンド、ギースをPRすべく、マーケティング会社があの手この手でバンドのことを「好きにさせる」よう仕組んでいたことが触れられていた。

 その後、英『ガーディアン』紙が4月29日に記事「インディ・ミュージックは偽のファンや不誠実なヴァイラル・キャンペーンに侵略されている」を掲載。オーヴァーモノやファットボーイ・スリム、チャーリー・XCX、ドーチーなどがそうしたデジタル・マーケティングを活用していたことが明かされた。
 マーケティング会社が用いる手法は、インフルエンサーなどに報酬を支払い投稿させたり、偽のファンのアカウントを作成したりすることによって、そのアーティストについての肯定的な感情を引き起こさせるというもので、顧客リストには近年ブレイクを果たしたMk.geeやオーケールーのみならず、デペッシュ・モードのようなヴェテランも含まれているという。

 『ガーディアン』いわく、「政党やAリストの俳優がSNSを利用して偽の世論を作り出すことは、以前から知られていた。音楽ファンも、メインストリームのポップ・スターならそうしたことをやっているだろうと予想しているかもしれない。しかし、オンラインでの言説は本物のファンによるものだという期待が依然として残るインディ・ミュージックにおいては、話が別だ」
 今後はこれまで以上に、SNSでの評判を気にせず、信頼できるメディアやライターを探すことが重要になってくるのかもしれない。

NEWS