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Home >  News > たとえ世界を敵にまわしても - ──田亀源五郎『ゲイ・カルチャーの未来へ』、本日発売です

たとえ世界を敵にまわしても

たとえ世界を敵にまわしても

──田亀源五郎『ゲイ・カルチャーの未来へ』、本日発売です

Oct 31,2017 UP

ただ、とにかく自分自身に関しては、自分まで自分の敵になったら本当に悲しいから、たとえ世界中や親兄弟が敵になっても、自分だけは自分の味方でいなさいよ、とは言いたいです。それは本当に大事だと思います。そのためにも、無理にでも自分を好きになる努力をしなさいということは言いたい。(本書より)

 ソウルやファンクをブラック・カルチャー無しでは語れないように、ディスコやハウス・ミュージックはゲイ・カルチャー無しでは語れない。ぼくたちは知っている。デトロイト・テクノからUKインディ・ロックまでもが、さんざんその恩恵にあずかっていることを。そしてぼくたちはアントニー・アンド・ザ・ジョンソンも聴いたし、アルカのインタヴューも読んだ。『マイ・ビューティフル・ランドレット』も観た。ゲイ・クラブにも行ったし……、わかった、じゃあ、『ゲイ・カルチャーの未来へ』を読んでくれ。

 『ゲイ・カルチャーの未来へ』は、日本のゲイ・カルチャーの、美術面においては先駆的とも言える巨匠、田亀源五郎の語り下ろし。いまでは、第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した『弟の夫』の作者といったほうが通りが良いかもしれない。欧米では毎年個展が開かれるほど評価の高いこのアーティストは、他方ではSNSなどを介して社会派としても認識されている。
 『ゲイ・カルチャーの未来へ』では、田亀源五郎の半生が語られ、『弟の夫』について、ゲイのエロティシズムについて、そして日本社会について語られている。「LGBTブーム」と言われて久しいが、日本では、いまだ欧米のようにカミングアウトが根付かないのは、何故なのだろう──
 田亀源五郎という開拓者の人生を知り、日本においてゲイを取り巻く状況を知る。そして力強い励ましの言葉を読む。企画・編集の木津毅から届いた本書の原稿を読んだとき、編集部は泣いた。
 10月31日、本日発売。とにかく、読んで欲しいっす!


田亀源五郎(著) 木津毅(編)
ゲイ・カルチャーの未来へ

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