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Home >  News > シカゴ・ハウスという原点、謎に包まれた歴史があらわになる - ──ジェシー・サンダース『ハウス・ミュージック』刊行のお知らせ

シカゴ・ハウスという原点、謎に包まれた歴史があらわになる

シカゴ・ハウスという原点、謎に包まれた歴史があらわになる

──ジェシー・サンダース『ハウス・ミュージック』刊行のお知らせ

Apr 22,2019 UP

 ハウス・ミュージックは、今日世界でもっとも広く愛されているダンス・ミュージックのスタイルのひとつ。そのスタイルは1980年代のシカゴで発明されていることは有名だが、それはアンダーグラウドで起きたため、当時の状況や細かい経緯についてはあまり明らかにされていなかった。ジェシー・サンダースが『ハウス・ミュージック──その真実の物語』を著すまでは。
 ジェシー・サンダースは、いちおう歴史上最初にハウスのレコードを作ったと言われている人物で、また、栄光と悪名にまみれた〈Trax〉レーベルの設立者のひとりでもある。そして、最初のハウスのヒット作、“Love Can't Turn Around”の作者のひとりでもある(もうひとりは、そう、ファーリー・ジャックマスター・ファンクだ)。
 不思議なもので、ひとを惹きつける音楽作品には、個人の才能だけでは生まれ得ない何かがある。UKのポストパンクやジャマイカのレゲエ、NYのディスコや初期ヒップホップなんかのように、時代と環境が音楽に魅力を与えることはおうおうにしてある。その後スキル的にも環境的にも向上したのに関わらず、乱雑さのなかで生まれた初期作品の魅力を越えることができなかったというアーティストは珍しくない。
 シカゴ・ハウスも時代と環境が作った音楽と言える。シカゴ・ハウスとは、そう、ハウスの原点であり、いまではハウス・ミュージックは、世代的にもひとまわりしてしまい、若い世代の音楽にもなっている。世代や国に関係なく、たくさんのひとを踊らせる音楽として広がっている。『ハウス・ミュージック──その真実の物語』はその起源についての、その時代と環境についての物語だ。もちろん、ほとんど同時代に生まれたデトロイトのテクノ、NYのガラージュとの繋がりについても触れられている。
 発売は今週水曜日(4月26日)。これを読むと、ますますハウスが好きになること請け合いです。
 また、『ハウス・ミュージック──その真実の物語』と同時に、ジェシー・サンダースが最初に関わった伝説のハウス・バンド、Z・ファクターの幻のアルバム『ダンス・パーティー・アルバム』も再発される。シカゴ・ハウス・フリークにはマストな作品で、まだニューウェイヴ・ディスコの延長だったプレ・シカゴ・ハウスの若々しさ、楽しさが詰まっている。こちらのほうもチェックしてみてください。

『ハウス・ミュージック──その真実の物語』
ジェシー・サンダース(著) 
東海林修+市川恵子(訳)
西村公輝(解説)
2019/4/24 
本体 2,800円+税 
ISBN:978-4-909483-27-0

Disk Uunion
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【アルバム詳細】
Z-FACTOR Feat. JESSE SAUNDERS 『Dance Party Album』
Z・ファクター・フィーチャリング・ジェシー・サンダース 
『ダンス・パーティー・アルバム』
発売日:2019年4月26日
価格:¥2,400+税
品番:PCD-24836
★解説:解説:Dr. Nishimura (Sunline Records/Lighthouse Records/悪魔の沼) 
★世界初CD化

【Track List】
1. I Am The DJ
2. Fantasy (vocal)
3. Thorns
4. Fantasy (Instrumental)
5. Fast Cars
6. My Ride
7. Her Way

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