「AY」と一致するもの

The Cinematic Orchestra - ele-king

 昨年美しいカムバック作を送り出したザ・シネマティック・オーケストラが、同作のリミックス盤をデジタルで3月に、ヴァイナルで4月にリリースすることになった。リミキサーに選ばれているのは彼らのお気に入りのアーティストたちだそうなのだけど、アクトレスケリー・モランドリアン・コンセプトフェネスラス・Gメアリー・ラティモアにペペ・ブラドックにアンソニー・ネイプルズにと、そうそうたる面子である。これはチェックしておかないとね。

THE CINEMATIC ORCHESTRA

『To Believe Remixes』の 12inch 2作品が4月24日(金)にリリース決定!
本日、TCO 自身によるリミックス “Zero One/This Fantasy (feat. Grey Reverend) [The Cinematic Orchestra Remix]” が公開!

その名の通り、映画的で壮大なサウンドスケープを繰り広げるザ・シネマティック・オーケストラ(以下 TCO)が、実に12年振りとなったスタジオ・アルバム『To Believe』(2019)のリミックス版となる『To Believe Remixes』の 12inch 2作品を4月24日(金)にリリース決定! デジタル配信では3月6日(金)に先行リリースとなる。本日、TCO自身によるリミックス “Zero One/This Fantasy (feat. Grey Reverend) [The Cinematic Orchestra Remix] ”が公開!

Zero One/This Fantasy (feat. Grey Reverend) [The Cinematic Orchestra Remix]
https://www.youtube.com/watch?v=LT-eJVqECWk

『To Believe Remixes』では TCO のお気に入りのプロデューサーやアーティストがリミックスやリワークを行っており、エレクトロニックミュージックの鬼才アクトレス、注目のマルチプレイヤー、ケリー・モラン、凄腕キーボーディストのドリアン・コンセプト、チェリスト兼ボーカリストのルシンダ・チュア、アヴァンギャルドのレジェンドであるフェネス、人気コンテンポラリー・ピアニストのジェームス・ヘザー、そして故ラス・Gらが参加している。また、既にデジタルリリースをしているLAのハープ奏者メアリー・ラティモア、伝説的なハウスプロデューサーであるペペ・ブラドック、そしてアンソニー・ネイプルズらがリワーク、リミックスをした楽曲も収録されている。

今週末にはセックス・ピストルズ、ボブ・ディラン、ローリング・ストーンズ、レディオヘッドらもライブを行ってきたロンドンの由緒正しきベニュー、ブリクストン・アカデミーでのライブを控えるなど精力的な活動を行う TCO の『To Believe Remixes』は2枚の12インチヴァイナルとデジタルで4月24日にリリース!

The Cinematic Orchestra『To Believe』
自ずと風景が浮かび上がる奥行きのあるそのサウンドは、本作でますます磨きがかかっている。ストリングスは、フライング・ロータスやカマシ・ワシントンなどの作品を手掛けてきたLAシーンのキーパーソン、ミゲル・アトウッド・ファーガソンが手掛け、ドリアン・コンセプト、デニス・ハムなど、フライング・ロータス主宰レーベル〈Brainfeeder〉関係のアーティストが参加しているのも見逃せない。またヴォーカリストには、先行シングル “A Caged Bird/Imitations of Life” のフィーチャリング、ルーツ・マヌーヴァを筆頭に、グレイ・レヴァレンドやハイディ・ヴォーゲルといった TCO 作品に欠かせないシンガーたちに加え、ジェイムズ・ブレイクの新作への参加も話題となったシンガー、モーゼス・サムニーとジャイルス・ピーターソンが絶賛するロンドンの女性シンガー、タウィアも参加。透徹した美意識に貫かれた本作は、デビュー・アルバム『Motion』から数えて、20周年を迎えた彼らの集大成ともいえる傑作である。

『To Believe』は心を打つ素晴らしい作品だ。美しく構築され、強い芯がある……傑作だ ──The Observer

本当に素晴らしいカムバック作だ……最近の物憂げなムードをリフレッシングで豊かなダウンテンポミュージックで表現している ──The Independent

華麗でシンフォニックなソウルミュージック……12年の時を経て戻ってきた力強いステイトメントだ ──GQ

label: NINJA TUNE
artist: THE CINEMATIC ORCHESTRA
title: To Believe Remixes
digital: 2020/03/06 FRI ON SALE
12inch: 2020/04/24 FRI ON SALE

TRACKLISTING

ZEN12536 (輸入盤12inch)
A1. Wait for Now (feat. Tawiah) [Mary Lattimore Rework]
A2. The Workers of Art (Kelly Moran Remix)
B1. A Caged Bird/Imitations of Life (feat. Roots Manuva) [Fennesz Remix]
B2. To Believe (feat. Moses Sumney) [Lucinda Chua Rework]

ZEN12539 (輸入盤12inch)
A1. To Believe (feat. Moses Sumney) [Anthony Naples Remix]
A2. A Promise (feat. Heidi Vogel) [Actress' the sky of your heart will rain mix 2]
B1. Wait for Now (feat. Tawiah) (Pépé Bradock's Dubious Mix)
B2. Zero One/This Fantasy (feat. Grey Reverend) [The Cinematic Orchestra Remix]

DIGITAL ALBUM
1. Wait for Now (feat. Tawiah) [Mary Lattimore Rework]
2. The Workers of Art (Kelly Moran Remix)
3. Lessons (Dorian Concept Remix)
4. A Caged Bird/Imitations of Life (feat. Roots Manuva) [Fennesz Remix]
5. Wait For Now (feat. Tawiah) [BlankFor.ms Remix]
6. To Believe (feat. Moses Sumney) [Lucinda Chua Rework]
7. A Caged Bird/Imitations of Life (feat. Roots Manuva) [James Heather Rework]
8. Wait for Now (feat. Tawiah) [Pépé Bradock's Just A Word To Say Mix]

1. Wait for Now (feat. Tawiah) [Pépé Bradock's Wobbly Mix]
2. Lessons (Ras G Remix)
3. The Workers of Art (Photay Remix)
4. A Promise (feat. Heidi Vogel) [PC’s Cirali mix]
5. Zero One/This Fantasy (feat. Grey Reverend) [The Cinematic Orchestra Remix]
6. A Caged Bird/Imitations of Life (feat. Roots Manuva) [Moiré Remix]
7. To Believe (feat. Moses Sumney) [Anthony Naples Remix]
8. A Promise (feat. Heidi Vogel) [Actress' the sky of your heart will rain mix 2]

label: NINJA TUNE / BEAT RECORDS
artist: THE CINEMATIC ORCHESTRA
title: To Believe
release date: NOW ON SALE

国内盤CD BRC-591 ¥2,400+税
国内盤特典:ボーナストラック追加収録/解説書封入

[ご購入はこちら]

Five Deez - ele-king

 これは絶妙なタイミングである。昨今大いに注目を集める「ロウファイ・ヒップホップ」だけれど、その源流としても位置づけられる00年代ジャジー・ヒップホップの名盤、ファイヴ・ディーズの2作が本日2月19日、同時にリイシューされている。とくに前者収録の代表曲 “Latitude” の Nujabes によるリミックス・ヴァージョンは、昨年の舐達麻のヒット曲 “FLOATIN’” でサンプリングされ話題となったばかり。まさにタイムリーな再発といえよう。
 また、その Nujabes の10周忌追悼イヴェントが今週末から東京・大阪・福岡の3都市で開催され、ファイヴ・ディーズ、ファット・ジョン、ペース・ロックが来日、さらに〈Hydeout〉の黄金期を支えた DJ Ryow a.k.a. Smooth Current などの国内アーティストたちも集結する。こんな機会なかなかないので、合わせてチェックしておこう。

Moor Mother + Brother May - ele-king

 2020年、2月16日、22時30分、ロンドンのオーバーグラウンド線の車中でこれを書きはじめた。たったいままで、僕はフィラデルフィアの詩人/音楽プロデューサーのムーア・マザーのライヴを観ていた。

 ロンドンで2月14日から16日にかけて行われた、ムーア・マザーのレジデンシー・ライヴの最終日。会場は実験者たちが集まるカフェ・オト(僕はここで先月エヴァン・パーカーを見たばかりだ)。3日間の出演者は強者揃いだった。ノイズによる思弁的パワーで「ブラック」の存在容態を1980年から問い直している、P・ミシェル・グレゴとトラヴィス・オノらによるバンド、ONO。カザフスタン-イギリス人ヴァイオリン奏者/作曲家のガライア・ビセンガリーヴァ(Galya Bisengalieva)。ロンドンのヴォイス・アーティスト/作曲家のイレーヌ・ミッチェナー(Elaine Mitchener)。最初の2日間では、彼らがインプロヴァイズする美しい前衛的なフロウのなかで、ムーア・マザーが自作と即興詩を披露したそうだ。

 そうそうたるラインナップのなかで、なぜ僕が最終日を選んだかというと、この日の出演者がロンドンのMCブラザー・メイだったからに他ならない。彼は、いわゆるヒップホップでも、グライムのMCでもない。ミカチューやコービー・シーらが結成したバンド/プロダクション・チームのカールの構成員としても知られ、そこでは太鼓も叩いている。彼の参加曲はミカチューのEP「Taz And May Vids」(2016)などで聴くことができ、去年は彼女とメイの共同のプロデュースでアルバム『Aura Type Orange』を出している。現在もアルバムの制作に取りかかっているそうだ。

 僕は何度か彼のライヴを体験しているが、初めて観たのは2017年、セルフタイトル・アルバムを〈XL〉から出した、アルカのロンドン公演での前座のことだった。出演者にはミカチューの名前しかなかったが、ブラザー・メイがMCとして現れ、まだほとんど無名だったにも関わらず、アブストラクトなビート上で、情熱的なラップをきめながら開場を沸かしていた。彼のライヴを見れば、(あるいは彼のインスタをフォローすれば)、ブラザー・メイのファンキーさがよくわかる(インスタでもけっこうわかる)。

 この日のメイはいつも以上にホットだった。オールドスクール系のグライム・ビートから、ファンキーなテクノ・グルーヴまで、炎のようにセットは進んでいった。去年のアルバムよりも、未発表曲がメインで、パワフルな808キックとギターが絡み合うミカチュー・プロデュースの新曲に心を持って行かれた。

 バックDJはいない(ミカチューは会場にきていたけど)。手元にある一台のCDJとミキサーで、一曲ごとに区切りつつ、曲間のMCでオーディエンスと会話することも忘れない。僕は前の方の椅子に座ってしまったのだが、振り返ると、ソールド・アウトで満杯のカフェ・オトの後方はフロアの様相を呈していた。クルーのコービー・シーもステージに上がってマイクを握り、「前に進み続けろ、ラヴ!」と最後に一言。僕は立って拍手を送った。

 それから20分後、いよいよ、ムーア・マザーのはじまりだ。暗転する前に、すっと彼女はステージに現れた。星が輝くようなアブストラクトなシンセ・ラインがはじまり、それが徐々に重低音のドローンへと変化する。「今日はブラザー・メイがビートでラップだったから、自分もビートでいく」という一声で、激しいビートが降ってきた。2019年の『Analog Fluids of Sonic Black Holes』には、これまで以上にアブストラクトなサウンド表現が多かったが、今夜はずっと明確なリズムが鳴っていた。

 そこにあの突き刺さるポエトリーが飛び込む。ひとこと、ひとこと、明瞭に、ビートを変形させながら、声がこちらに、投げられてくる。彼女のドレッドロックは激しく揺れる。新作アルバムから“After Image”などの楽曲を披露したとき、トラックの持つパワーにも驚かされてしまった。この日はビートの強度が強い、2016年作『Fetish Bones』からの楽曲も多かったように思う。

 迷宮のように入り組んで聴こえるときもある音源からは想像もつかないほど、ムーア・マザーの手元の機材は実にシンプルだった。トラックを操るラップトップ、マイク、数台のエフェクター(オクターヴァーやディレイ)、そしてミキサー。シンセやオシレーターの類はない。エフェクトを延々と操作することはないが、彼女にとって、それらも身体の一部なのだろう。アイデンティを歌い、「私は誰だ!(Who is me)」と連呼するとき、エフェクトはその声を生成変化させ、言葉とサウンドの中間項となるメディアとして機能していた。

 巷にあふれる英語表現を使えば、ムーア・マザーはまちがいなく、「woke」である。彼女は人種的にも、政治的にも誰よりも目が覚めていて、サウンド/詩を武器に世界の動乱と対峙している。それと同時に彼女が宇宙からのメタな視点へと向かうのは、そこからしか見えない景色があるからだろう。この夜も、人種、社会、福祉……、と生活領域を横断し、「ファック・マネー!」と率直な怒りをあらわにする。一方で巨視的なパースペクティヴから「世界の終わりはもうすでにはじまっている」と我々に警鐘を鳴らしていた。

 ストリートからの問題提起という意味では、ムーア・マザーは『Small Talk At 125th And Lenox』を出した1970年のギル・スコット=ヘロンのようでもあり、SF的想像力を駆使する意味では、時空間を捻じ曲げて人種やジェンダーを描く『キンドレッド』のオクタヴィア・バトラーとも重なる。

 だが、それら言葉の先人と決定的に違うのは、ムーア・マザーは電子音楽家でもあり、言葉が届かない場所まで、そのサウンドの力は唄われるべきものを運んでいくことができる、ということだ。英語のネイティヴ話者でもない僕が、この夜のすべてを言葉だけで理解できたわけではない。しかし、詩人を名乗る者のパフォーマンスに生で全身を傾け、外から強力な力で心をこじ開けられた気分になったのは初めての体験だった。

 最後までハードなビートが鳴り続けた40分ほどのステージの最後に、ムーア・マザーはブラザー・メイを再びステージに上げ、ヒップホップのトラックでフリースタイルのラップをはじめた。それまでの緊張した雰囲気は一挙にほどけた。その姿はパフォーマンスに没頭する激情の詩人ではない。普段歩いているフィラデルフィアのストリートでも、彼女はこんな感じなのだろう。

 開場前、早く着きすぎて外で待機していたら、「いま何時? 今日開場何時だっけ?」と、中からふらっとタバコを吸いに出てきたリハ中のムーア・マザーに話しかけられた。詩人はゆったりと変革のときを待っているようだった。

Brodinski × Low Jack - ele-king

 新世代ダンスホール・サウンドの急先鋒、ロウ・ジャックが、自身の主宰する〈La Disque De Las Bretagne〉より新たな12インチを送り出している。今回はフランス出身でアトランタ拠点のビートメイカー、ブロディンスキとのコラボレイション。ロウ・ジャックの「ミュータント・インダストリアル・ダブ」とブロディンスキの「寒々しいドリル」をブレンドした内容に仕上がっている、とレーベルはアナウンスしている。ヴァイナルは300枚ないし200枚限定のようなのでお早めに。なお、紙エレ最新号にはロウ・ジャックのインタヴューが掲載中。

artist: Brodinski × Low Jack
title: BZH009
label: Les Disques De La Bretagne
catalog #: BZH009
release date: February 11th, 2020

tracklist:

1. Andaman Sea
2. Parhelion Two
3. Tango & Cash
4. Armor Sunken

boomkat / bandcamp

TSUBAKI FM - ele-king

 先日お伝えしたように、いよいよ TSUBAKI FM のアニヴァーサリー・ツアーがはじまる。とくにすごいのはツアー・ファイナルにあたる3月7日~8日で、なんと24時間連続のイヴェントとなっている。30組以上が出演、青山蜂~Red Bar~Tunnel~COMMUNE 表参道にて開催。チケットも安いし、これは行くしかないでしょ!

Nightmares On Wax - ele-king

 これはたまらない。昨年はリカルド・ヴィラロボスによるリミックス盤を発表、12月の来日公演も記憶に新しいナイトメアズ・オン・ワックスだけれど、なんと、1995年の名作『Smokers Delight』の25周年記念盤が4月3日にヴァイナルでリリースされることになった。ザ・KLFの『Chill Out』をヒップホップで再現するというコンセプトにもとづいて制作されたこのセカンド・アルバムは、それまでのブリープ~ハウス路線から一気にスモーキーかつソウルフルなダウンテンポへと舵を切った転機作で、現在われわれがよく知るNOWサウンドの原点にあたる。今回の記念盤には、2曲の新曲を含む計4曲がボーナストラックとして収録されるとのことで、そちらのほうも楽しみ。

[3月11日追記]
 発売が近づいてきた『Smokers Delight』の25周年アニヴァーサリー盤より、ボーナストラックとして収録される新曲2曲のうちの1曲 “Aquaself” が公開されました。ん~、気持ちいい~。安心のNOW印、炸裂です。

NIGHTMARES ON WAX
歴史的傑作『SMOKERS DELIGHT』のリリース25周年を記念し、
新曲を追加収録した再発盤のリリースが決定!

マッシヴ・アタック『Blue Lines』、ポーティスヘッド『Dummy』、トリッキー『Maxinquaye』と並び、その時代を象徴する名盤として絶大なる評価を受けているナイトメアズ・オン・ワックスの歴史的名盤『Smokers Delight』。リリースから25周年となる今年、新曲を追加収録した25周年記念盤が、4月3日に発売決定!

英 Fact Magazine が「80年代後半のレイヴ・シーンの黎明期を生んだムーヴメントが、リラックスした部屋の中でも、イビザの夕暮れにも合うようにと、CDウォークマン世代にとってのセカンド・サマー・オブ・ラブを再定義した作品」と称賛した本作『Smokers Delight』は、当時まだ新興レーベルだった〈Warp〉周辺の勢力図を大きく塗り替え、〈Warp〉初期を支えたロングセラー作品であり、UKでシルバーディスクの認定を受けている大名盤であると同時に、デビュー作『A Word of Science』でジャンルを横断した独特なエレクトロニック・サウンドで注目を集めていたナイトメアズ・オン・ワックスが、ソウル、ヒップホップ、ダブからの影響を吸収したチル〜ダウンテンポの巨匠として歩み始めるキャリアの礎となった代表作。

バックボーンは、レゲエ、ソウル、そしてサンプリングとディギングを通したヒップホップだった。だからダブの影響や、ラヴァーズ・ロックのソウルフルな影響が感じられるんだよ。俺を音楽に向かわせたすべてのDNAが詰まってる。当時みんなから、ナイトメアズのサウンドを見つけたな、と言われたけど、「本当? なにそれ?」って感じだった。でも今振り返ると、感覚だったり、スピリチュアルな意味合いで、その意味がわかる気がするよ。そのゾーンに入った瞬間に自分でもわかるんだ。 ──George Evelyn (Nightmares On Wax)

今回25周年記念盤をリリースするにあたって、ジョージは再び「ゾーン」に入り、“Let’s Ascend” と “Aquaself” という2曲の新曲、“Dreddoverboard” のファンク・ヴァージョン、“Nights Introlude” のライヴ・ヴァージョンが追加収録される。赤と緑のカラー盤となる2LP盤は、シルバーのゲートフォールド・ミラーボード・スリーブに収納され、アルバムとボーナストラックがダウンロードできるダウンロード・コード付となっている。

label: WARP RECORDS
artist: Nightmares On Wax
title: Smokers Delight (25th Anniversary Edition)
release date: 2020.04.03 FRI ON SALE

輸入盤2LP WARPLP36RX

BEATINK:
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=10846

Tracklisting
A1. Nights Introlude
A2. Dreddoverboard
A3. Pipes Honour
B1. Me And You
B2. Stars
B3. Wait A Minute / Praying For A Jeepbeat
B4. Groove St.
C1. Time (To Listen)
C2. (Man) Tha Journey
C3. Bless My Soul
C4. Cruise (Don't Stop)
D1. Mission Venice
D2. What I'm Feelin (Good)
D3. Rise
D4. Rise (Reprise)
D5. Gambia Via Vagator Beach

*Bonus tracks on download card
01. Aquaself
02. Let’s Ascend
03. Dreddoverboard (Funk Mix)
04. Nights Introlude (Live In Chicago)

DJ Marcelle & Kampire (Nyege Nyege) - ele-king

 これまで20回以上開催されてきた WWW のレジデント・パーティ《Local World》ですが、今年もやる気満々です。今回は、これまで都内のクラブで開催されてきた YELLOWUHURU 主宰の《FLATTOP》と Celter 主宰の《Eclipse》との共同パーティで、話題のウガンダのフェス/コレクティヴ〈Nyege Nyege〉主宰の Kampire と、そのレジデントでもあるアムステルダムの DJ Marcelle を初来日で迎えます(Marcelle は大阪公演も)。これまたすごい一夜になりそうです。

Local XX2 World FLATTOP x Eclipse - Super Freedom -

新しい伝統と自由への狂騒。アフリカからダンス・ミュージックの未来を切り開くウガンダの新興フェスティバル/コレクティブ〈Nyege Nyege〉主宰の Kampire と、そのレジデントでもあり、今最も “越境する” 奇矯のアーティストとして話題の DJ Marcelle を初来日で迎え、Local World、FLATTOP、Eclipse によるハイブリッド共同パーティ “Super Freedom” が開催。

Local XX2 World FLATTOP x Eclipse - Super Freedom -
2019/03/28 sat at WWW / WWWβ
OPEN / START 23:30
Early Bird @RA ¥1,800
ADV ¥2,300@RA | DOOR ¥3,000 | U23 ¥2,000

【詳細】https://www-shibuya.jp/schedule/012322.php
【前売】https://www.residentadvisor.net/events/1386693

DJ Marcelle / Another Nice Mess [Netherlands]
Kampire [Nyege Nyege / Uganda]
YELLOWUHURU [FLATTOP / GHPD]
Celter [Eclipse]

+ many more

※ You must be 20 or over with Photo ID to enter

【DJ Marcelle 大阪公演】

AltPass feat. DJ MARCELLE
2020.3.27.fri. 22:00-7:00 at Club Daphnia
ADV ¥2,500 | DOOR ¥3,000

GUEST DJ:
DJ MARCELLE / ANOTHER NICE MESS
(JAHMONI) from Nederland

DJ:
Toshio Bing Kajiwara
7e
Gyoku
Gunilla
KA4U

LIVE:
USK

Visual Effect:
catchpulse

and more act.

FOOD: カカト飯店

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Local 1 World EQUIKNOXX
Local 2 World Chino Amobi
Local 3 World RP Boo
Local 4 World Elysia Crampton
Local 5 World 南蛮渡来 w/ DJ Nigga Fox
Local 6 World Klein
Local 7 World Radd Lounge w/ M.E.S.H.
Local 8 World Pan Daijing
Local 9 World TRAXMAN
Local X World ERRORSMITH & Total Freedom
Local DX World Nídia & Howie Lee
Local X1 World DJ Marfox
Local X2 World 南蛮渡来 w/ coucou chloe & shygirl
Local X3 World Lee Gamble
Local X4 World 南蛮渡来 - 外伝 -
Local X5 World Tzusing & Nkisi
Local X6 World Lotic - halloween nuts -
Local X7 World Discwoman
Local X8 World Rian Treanor VS TYO GQOM
Local X9 World Hyperdub 15th
Local XX World Neoplasia3 w/ Yves Tumor Local XX1 World AI2X2X w/ ???


■DJ Marcelle / Another Nice Mess [Netherlands]

「異なるカルチャーに対してオープンでありながらも、そこのオーディエンスや自分の期待感に意識を向けすぎないこと。自分の道を進むためにね」@RA https://jp.residentadvisor.net/podcast-episode.aspx?id=679

アムステルダムを拠点にDJ、プロデューサー、ラジオ放送、ミュージシャンと多岐に渡って活動を続けるベテランDJ Marcelle / Another Nice Mess。

サプライズ、アドベンチャー、エンターテイメント、教育:オランダのDJ/プロデューサーの DJ Marcelle / Another Nice Mess を説明するためによく使用される4つのキーワードであり、ライブ(およびスタジオ内)では3つのターンテーブルとレコードを使用して、ミックスの可能性を高みに引き上げる稀有なDJであり、またそれ以上のミュージシャンでもある。 2016年以降、ドイツのレーベル〈Jahmoni〉から「In The Wrong Direction」、「Too」、「Psalm Tree」、「For」(Mark. E. Smith へのオマージュ)の一連のEPリリースを経て、昨年最新LP『One Place For The First Time』をリリース。2008年から2014年の間には、ドイツの〈Klangbad〉から伝説のクラウトロック・バンド Faust の創設メンバーである Hans-Joachim Irmler によってセットアップされた4枚のダブル・バイナルのアルバムをリリースしている。

異なるスタイルの音楽を異なるコンテキストに配置することにより、個々のスタイル変化させ、他に類を見ない音楽スタイルを融合し、3つのターンテーブルと膨大なコレクションであるレコードを使いながらオーディエンスに3つの同時演奏ではなく1つのトラックであると感じさせる。そのスタイルは環境音、アバンギャルド・ノイズ、動物の音、レフトフィールド・テクノ、フリージャズ、奇妙なヒップホップ、最先端のエレクトロニカ、新しいアフリカのダンス・ミュージック、ダブステップ、ダンス・ホールなどと組み合わせれている。

独創的で熟練したミキサーであり、独自のスタイルを持ち、ほとんどのDJのクリシエやこれまでのルールを回避し、フラクサス、ダダなどのアバンギャルドな芸術運動やモンティパイソンの不条理な現実に触発されるように、ダブ、ポスト・パンク、最新のエレクトロニック/ダンス・ミュージックの進化など、常に、非常に、密接に、音楽の発展を追い続け、革新的な “新しい” サウンドに耳を傾けている。創造と発展の芸術性と高まりを強く信じ、約2万枚のレコードと数えきれないほどの膨大なレコード・コレクションは過去と現代のアンダーグラウンド・ミュージックに関する強力な歴史的知識を体現している。

ステージにおいてはマルセルは開放と自由を超越し、しばしば「圧倒的な豊かさ」、「真の耳を開ける人」、「真の開拓者」と表現されている。ヨーロッパ中のクラブ、美術館、ギャラリーを回りながら、ウィーン、ベルリン、ミュンヘン、バーゼル、チューリッヒなど、多くの都市のレジデントDJ、 2015年と2016年には Barcelona circus / performance group のライブDJを務め、ウガンダの Nyege Nyege フェステイバルでは「ライフタイムのレジデントDJ」として任命され、最近では欧州の Dekmantel、Unsound、USの Sustain Release 等のフェステイバルに出演しワールドワイドな活躍を展開。

また Red Light Radio、FSK、DFM など、ヨーロッパのさまざまなラジオ局向けにウィークリーおよびマンスリーのラジオ番組も開催し、インターネット上の John Peel ディスカッション・グループでは「best post-Peel DJ」と評される。マルセルにとって、何らかの緊急性や固定する必要がない限り、音楽形式は意味をなさない。分類が難しいことでブッカー、ジャーナリスト、オーディエンスを最初は混乱させられる。もしマルセルを適切な言葉で説明するのであれば「アバンギャルド・エスノ・ベース」と言えるだろう。

https://soundcloud.com/marcelle


■Kampire [Nyege Nyege / Uganda]

「私が望むのは、ジェンダーや性的指向に関わらず、その人となりの本質をしっかり見極め、誰もが平等にチャンスを得られるようになること」@i-d https://i-d.vice.com/jp/article/kzvn4v/uganda-dj-kampire-interview

東アフリカで最もエキサイティングなDJであり、ウガンダはカンパラの Nyege Nyege コレクティブのコアメンバーであるKampire。活気に満ち溢れたそのサウンドは世界中のクラブやフェスティバルへの出演を呼ぶ。Mixmag 2018年のトップ10のブレイクスルーDJに選出され、Nyege Nyege フェスティバルでの Boiler Room での放送は合法的な「インターネットの瞬間」であり、SNSで何千ものシェアをされ、オンラインで視聴している世界中の電子音楽ファンからフォローされる。

Kampire のDJミックスは Resident Advisor、Dekmantel、Fact Magazine で紹介され、Pitchfork & Fact の年末のリストで2019年のベスト・ミックスにも選出。Rinse FM ラジオのレジデンシーは、Hibotep、Faisal Mostrixx、Catu Diosis など、東アフリカのDJやアーティストにフォーカスしている。

2019年には4大陸でツアーを行い、ヨーロッパ全土のすべての有力フェスティバルに出演、ニューヨークの Redbull Music Festival の Nyege Nyege のショーケースでアメリカでデビューを果たし、Best friend & Nyege Nyege day one Decay と共に2020年の夏には、彼らのショー「Bunu Bop」でヨーロッパのフェスティバル・ステージにウガンダの最高のパーティー・カルチャーをもたらすであろう。

科学、文化、芸術として “黒髪” を探求するアート・インスタレーション「Salooni」の共同設立者であり、その体験プロジェクトは La Ba Arts Festival、ウガンダ、ガーナ、Chale Wote Street Art Festival、East African Soul Train (E.A.S.T) のレジデンシー、ケニア、Africa Utopia、ロンドン、キガリ、ルワンダ、 Women’s day、Burkina Faso and N’GOLÁ Biennial、São Tomé e Príncipe などで展開されている。

https://soundcloud.com/kkaybie


■YELLOWUHURU [FLATTOP / GHPD]

棍底にHOUSEを抱えながら電子音と生音を有機的に混ぜる男。

https://soundcloud.com/yellowuhuru


■Celter [Eclipse]

2019年2月より自身の主宰するイベント “Eclipse” をCONTACTにて始動。エクスペリメンタル、アバンギャルドを軸としたプレイを得意とする。

https://soundcloud.com/cel_ter

Beatrice Dillon - ele-king

 モーゼは「パンのみに生きるにあらず」とおっしゃるけれど、〈パン〉がなければもはやエレクトロニック・ミュージックを聴くことで精神的な豊かさまで得ることは不可能に近い……とまでは言わないにしても、それほどにベルリンの〈パン〉は心や頭に届いてくる音楽を絶え間なく発信し続けている(ジョークがわからない人への注→小麦粉のパンとレーベル名をかけています)。昨年のスティーン・ジャンヴァンやアースイーターに続いて、2019年も春先にリリースされたヘルム『Chemical Flowers』がまずは素晴らしく、秋にリリースされたスティーヴ・ウォーマック(=ヒートシック)『Moi』も鼻歌交じりの実にとぼけた作風で、さらにビアトリス・ディロンによる実質的なファースト・アルバムが目を見張る出来であった。これまでのキャリアを考えると、レーベルはよりどりみどりだったはずだけれど、そうか、ディロンは〈パン〉を選んだか、と。ダンス・カルチャーと実験音楽を拮抗させ、どちらのジャンルにも刺激を与えているという意味ではこれ以上ない組み合わせだろう(ジョークがわかる人への注→パンがなければケークスで木津毅の連載を読めばいいのよ〜)。

 これまでルパート・クラヴォーと2作続けて制作したコラボレイト・アルバムはどちらかといえば実験的で、リズム・トラックでありながら着地点がダンスフロアのど真ん中ではなかった(テクノ・ジャズと評された「The Same River Twice」はある意味傑作)のに対し、〈ブームキャット〉や〈ヘッスル・オーディオ〉からのシングルではヒネりを効かせたクラブ・ミュージックと両輪を並び立たせてきた彼女がこれらを過不足なくフュージョンさせ、新しいステップを踏み出したものが『Workaround(回避策)』である。『回避策』というタイトルは、そのようにして二刀流で続けてきた試行錯誤の結果、彼女にとって避けられなかった問題をクリアーしたという意味にも受け取れるし、まるでブレクシット(ジットじゃないよシットだよ)に対してエクスキューズを放っているようにも推し測れる。いい意味で思わせぶりなタイトルである。ジェームズ・P・カーズの宗教研究だとかトマ・アブツヨリンデ・フォイクトの抽象画などに影響を受けたそうだから、もっと違う意味があるのかもしれないけれど(リンク先の絵を見ると、なるほどとは思う)。

 全体的にカリビアン・サウンドがモチーフとされ、それはまるで新種のウエイトレスのように再構成されていく。富裕層じゃなかった……浮遊感しかない感触はベンUFOとカップリングでリリースされたカセットのDJミックスやちょうど1年前に〈リヴェンジ・インターナショナル〉の15周年を記念してリリースされたミックステープ『RVNG Intl. At 15: Selects / Dissects』にも通じる内容で、『RVNG Intl. At 15』では同レーベルからの正式リリース(Selects)と未発表曲(Dissects)を素材としていたのに対し、『Workaround』の元ネタはFM音源やアコースティック楽器を使った生演奏だという。ブリティッシュ・バングラのパイオニアとされるクルジット・バムラのタブラやシンケインなどに客演するジョニー・ラムのギター、あるいは昨年、〈モダン・ラヴ〉から猛々しい雰囲気の『Paradise 94』をリリースしたルーシー・レイルトンによるチェロに〈ヘムロック・レコーディングス〉のオーナー、アントールドなどが加わり、‘Workaround Two’ではローレル・ヘイローが金属的なヴォーカルもちらりと披露している。

 タブラをフィーチャーした緩やかな導入から前半は琴を含む様々な弦楽器がいい味を出している。スウィング・ビートを縦横にシンコペートさせるのが本当に楽しいのだろう、“Workaround Four”ではリズムの抜き差しに多くのヴァリエーションをつくりだし、間が抜けてしまうギリギリのタイミングでタムがひらめいたり、忘れた頃にタブラがカツンと鳴る。“Strings Of Life”のビートレス・ヴァージョンをUKガラージにしたらこうなるかなあという感じで、民族楽器を多用しているわりにワールド・ミュージック然としたところはなく、そういう意味では『Mala In Cuba』(12)を実験的な面へと傾かせたというか(本人の意識ではマーク・エルネスタスの『Jeri-Jeri』(13)や〈ナーヴァス・ホライズン〉の新しいコンピレーションでカッコいいドラムを連発していたDJプリードらに負うところが大きいらしい)。“Workaround Eight”からスピード感が増し……と言いつつ、すべての曲はBPM150で統一されているらしく、音数が増えたということでしかないのだけれど、曲が進むにつれてどんどん気持ちが上向いていくのがいい(DJミックス的な構成というか)。明るいというわけではなく、むしろ暗いサウンドなのに2010年代を覆っていた陰鬱なムードとははっきりと隔たりがあり、岩盤浴でもしたようにさっぱりした気分になれるのが嬉しい。『RVNG Intl. At 15』もかなりリピートしたけれど、『Workaround』もしばらくはやめられそうにない〜。

 ちなみに彼女の本名はディオン・ウェンデルで、カッセ・モッセことガンナー・ウェンデルとはコラボ・シングルもリリースしていたりするけれど、この2人は兄妹とか何かそういうものなのだろうか。ビアトリスというのもゲームのキャラクター名なのか、ダンテの『神曲』に出てくるベアトリーチェに由来するのだろうか。はて。

interview with shotahirama - ele-king

 いったいなにごとかと、そう驚くことになるだろう。これまでノイズ~グリッチの領野でキャリアを重ねてきた孤高のプロデューサー、「きれいなひとりぼっち」こと shotahirama が、突如ヒップホップに開眼したのである。といってもいきなりラップをはじめたわけではなく、またごりごりのギャングスタに転身してしまったわけでもない。昨年末にリリースされたばかりの新作『Rough House』が、ターンテーブルを用いて制作され、無類のビート・ミュージックを打ち鳴らしているのである。
 とはいえそこはやはり shotahirama、前作『Maybe Baby』ほどではないにせよ、グリッチ・ノイズやダブも細やかに取り入れられている。今回の新作がおもしろいのは、にもかかわらず既存のエレクトロニカ~グリッチ・ホップのようなスタイルとは微妙に距離を置きつつ、かといってクリスチャン・マークレーのような前衛に振り切れるわけでもなく、もちろんヒップホップのターンテーブリストたちのスタイルとも異なっているところで、なるほどたしかにこれは彼にしかつくりえないヒップホップといえるだろう。
 このような「転向」のきっかけは2年前。それまでほとんど聴いてこなかったというヒップホップに、まずはリスナーとしてのめりこむことからすべてがはじまった。以下のインタヴューをお読みいただければわかるように、それはもうどっぷりだったのだという。有名どころは無論のこと、ずいぶんマイナーなものにまで関心の矛先は向かったようだ。それこそディギン・イン・ザ・クレイツよろしく掘って掘って掘りまくり、寝ても覚めてもまた掘って……なかでも強く惹きつけられたのは、90年代ニューヨークのアンダーグラウンド・シーンだったという。shotahirama はそこにオーセンティックを見出した。
 今回が彼にとって初めての「アルバム」であるという点も注目しておくべきだろう。いや、もちろん shotahirama はすでに何枚もアルバムを送り出している10年選手なわけだけど、今回の新作『Rough House』は3~5分の曲が10トラックという、わかりやすい「アルバム」のかたちをとっているのである(最後の1曲をのぞく)。これまで長尺の曲ばかりつくってきた彼が、ストレートにアルバムという形態に挑戦──いったいなにごとかと、そう驚くことになるだろう。
 と、このように二重に転機を迎えた shotahirama だけれど、今作に込められているのはたんにヒップホップにたいする熱い想いというよりもむしろ──や、それも当然あるのだけど、それ以上に──ハマったらとにかく一意専心、掘って掘って掘りまくるという、音楽文化そのものにたいする深い敬意と誠実さなのではないかと思う。つまり、至上の愛である。


最近の主流のヒップホップでもなく、逆にテクノとか、ノイズとかグリッチでもなく、そのぜんぶの中間地点というか、どこにも属していないものでできているような音になっていたらいいかな。

前回のアルバムから2年半くらいが経ちましたけれど、この間はなにをされていたのでしょう?

shotahirama(以下、SH):ふたたびレコードを買うことに舞いもどりましたね。リスナーとしてしっかり店に行って、買って。またむかしみたいにディグりはじめているかな。レコードにもう一回興味が出てきた。

おもにどういった方面のものを?

SH:前回の『Maybe Baby』の制作が終わってから、ずっとヒップホップばかり買っていましたね。妻がもともとディスクユニオンのヒップホップ担当だったので、有名どころはすでに家にあったんですよ。でも俺はノイズとかオルタナの人だったから、言い方は悪いけど、「ラップしてんなよ」という感じで(笑)。「ア・トライブ・コールド・クエスト聴いてればヒップホップ知ってるでしょ」くらいの感じだった(笑)。まわりの若い子たちがみんなヒップホップを聴いていて、かっこいいんだなと。それで、ちゃんと聴いてみよう、俺も買おうと思って、自然とヒップホップを探すようになった。一度のめりこむとそれだけになっちゃう性格なんですよね(笑)。じぶんでもとことん調べるし、お店の人や詳しい人に訊いたり。40歳とか45歳くらいの先輩たちは、リアルタイムで通っていた人たちだから。それでもうドハマりして、月いくらまでって制限しないと信じられないくらい買っちゃう(笑)。コレクターって厄介ですよね。音楽はもちろん聴くんだけど、所持してるフィジカルの数が増えていくことじたいにもけっこう昂奮しちゃう。

買ったのに時間なくて聴けていないやつとかありますよね(笑)。

SH:あと、おなじの買っちゃったりね(笑)。

それで今回ヒップホップのアルバムになったと。

SH:こんなにレコード持ってるし、じゃあ使ってみるかということで。がっつりターンテーブルで、マシンドラムと合わせてね。今回はラップトップのソフトウェアとかはあんまり使わないでつくりました。だから、レコードを買うことによって今回のアルバムが生まれたんですよ。

ヒップホップのなかでも、いちばんハマったのはどの辺ですか?

SH:いちばんハマったのは、90年代半ばのニューヨークのアンダーグラウンドのものですね。ロード・フィネスやバックワイルドなどの D.I.T.C. (Diggin’ In The Crates)とか。あとブルックリンだとナチュラル・リソースとか、ハードコアだけど、ヘルター・スケルターとかのブート・キャンプ・クリックとか、その界隈にいるダ・ビートマイナーズとか。彼らがトラックメイクしている12インチをひたすら探した。ビートマイナーズのシーンはめちゃくちゃかっこいいんですよ。とくに、その界隈のシェイズ・オブ・ブルックリンやフィンスタ・バンディはめちゃくちゃハマりましたね。音数が少なくて、ネタが一個あって単純にワン・ループでっていうところがすごく好きで。キックとスネアだけで、音がこもっていて、ラップも暴力的じゃない。俺はこういうのが好きなんだなというのがこの2年間でわかった。

2018年の秋に、アルバムからの先行シングルとして「Cut」を出していますよね。でも音を聴くと、そのあとにけっこう変わったのかなと。今回のアルバムには収録されていないですし。

SH:気持ちが変わった(笑)。気分屋というか気まぐれというか、やっぱりじぶんの思うままにやっていきたいじゃないですか。メジャーでもないし。でも今回も、「Cut」とおなじことはやっています。あれもノイズっぽさとかグリッチな感じはかなりなくしたし、サンプリングをつかっているし。でもまだちょっと『Maybe Baby』が入っちゃっている感じですね。

新作を聴いて、たしかにヒップホップだけど、とはいえやっぱりグリッチだなとも思いました。

SH:ですね。ちょっとハウスっぽくないですか? クリック・ハウスみたいな。ドープな暗いギャングスタではないし、ウェッサイでもないし。ぼくがそういう人じゃないから。そもそも(生まれが)ニューヨークだし。なんとなく怖いという感じにはならないくらいが俺っぽいのかなと。踊れて、かつ聴かせられるようなものをつくりたかった。だからグリッチしちゃうし、ターンテーブルもずっと指でなぞってわざと速度を落としたり。といってもタンテを使っているグリッチの人、たとえばクリスチャン・マークレーとか大友(良英)さんとか、そういう感じでもない。俺だったらどうできるんだろう、というのは考えました。ヒップホップとは言っているけど、shotahirama っぽさはある。当然ヒップホップを意識してつくったんですけど、グリッチとかノイズとかを聴いているひとがたどりついてくれたらいいな。もちろん、ふだんヒップホップしか聴かないひとにも聴いてもらいたいし。

いまの主流のトラップでもないですよね。そっちは肌に合わない?

SH:トラップのシーンをそんなに知らないから簡単にはいえないけど、少なくとも今回やろうとしていたこととはまったくちがうだろうなと。たぶん、前回のアルバムに比べて今回は音がすごく少ないと思うんです。音が多いものだったり速いものだったり、あとエレクトロニックな感じにもあまりしたくなかった。クラブ的というか、ファッショナブルな感じにはしたくなかったんです。きらきらしてつやっぽいものではなく、ハイが削れていて中音域が豊かな、アナログっぽい質感で、ロウで。

ビートがヒップホップだからかもしれませんが、以前よりポップさも増したように思いました。

SH:聴きやすくなっていたら嬉しいな。

むかしの〈Ninja Tune〉に近いのかなとも思いましたね。キッド・コアラとか。

SH:最近の主流のヒップホップでもなく、逆にテクノとか、ノイズとかグリッチでもなく、そのぜんぶの中間地点というか、どこにも属していないものでできているような音になっていたらいいかな。俺じゃないとできない感じ。

どことなくマウス・オン・マーズも思い浮かべました。

SH:マウス・オン・マーズめっちゃ好きですよ! 制作中はぜんぜん頭をよぎらなかったけど、いまそう言われてみて「ああ、俺めっちゃ好きだわ」と思った。それは嬉しいですね。

ナインティーズっていうところに、たぶんじぶんのモードというか、基本的にそこになにか核のようなものがあるのかなって。くすぐられるものがたくさんあるというか。じぶんのなかのオーセンティックが90年代なんですね。

制作過程で〈Anticon〉や〈Definitive Jux〉あたりは聴きました?

SH:少なくともこの2年間では聴いてないですね。たぶん、もともとじぶんが持っていた(グリッチなどの)要素と、新しく掘ったもの(ヒップホップ)が混ざった結果、〈Ninja Tune〉とかマウス・オン・マーズとかにつながっているんだろうな。それはすごくおもしろい。

ちなみにオウテカは?

SH:オウテカはめっちゃヒップホップ好きですよね。でもそういうじぶんに近いところのは聴かなかったですね。オウテカ聴いていたらまたべつな方向にブレただろうし。だからこの間、ギター・サウンドも聴けなかったんですよ。嫌っているわけではなくて、一度ハマるとそればっかりになっちゃうから。

“ROUGH HOUSE” なんかはいわゆるJ・ディラ以降のもたつくビート感に近い瞬間もありますけど、そういうものにも触れなかった?

SH:触れてないですね。ディラもマッドリブも。あー、でもディラは、トライブがらみで少し絡んでいたかも。

そういう話を聞くと、すでにあるグリッチ・ホップなどから影響を受けたのではなくて、かつてそういうものをつくったパイオニアの人たちとおなじように、オーセンティックなヒップホップを聴いて、オリジナルのなにかをつくろうとして、こうなったという流れなんですね。

SH:むかしの偉人たちのインタヴューとかアルバムの解説とかを読むと、たとえばアルバムをつくるためにどこどこへ旅行に行ってとか、その地方の楽器だけ使ってとか、ありますよね。その限定された条件のなかで集中して、たとえばもともとじぶんたちが知っていたギターを弾くようにシタールを弾いてみたり。ラップトップを触るようにターンテーブルを触るとか。そういう感じなんじゃないかな。

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愛が詰まっているんです。「このひと、これが好きなんだな~」っていうのが伝わってくれるといいな。「俺はこういうのを聴いて、こういうふうにつくったんだよ」っていう。

ラッパーを入れることは考えなかったんですか?

SH:やってみたいとは思います。やってみたいですけど、こういう性格なので、いっぺんにいろいろはできないんですよね(笑)。なにかにハマったらそれだけになっちゃう。あるひとりのアーティストだけにハマるというわけではないんですけど、そこからその周辺や時代を探っていって。この曲はこの人がプロデュースしてるんだとか、その界隈をずっとぐるぐるまわって、じぶんのなかに落としこんでいく。それがわかるまで聴きつづける。オタク気質なのかな。だからその間はペイヴメントもまったく聴かなかった。

おもしろいのは、今回のヒップホップにせよペイヴメントにせよ、90年代というところですよね。

SH:グランジもですけど、あの時代のニューヨークのヒップホップはすごくおもしろい。

それはやっぱりじっさいそこに住んでいたから、なにかが刷りこまれちゃってるんでしょうか?

SH:そんなかっこいいものではないと思う。ナインティーズっていうところに、たぶんじぶんのモードというか、基本的にそこになにか核のようなものがあるのかなって。くすぐられるものがたくさんあるというか。じぶんのなかのオーセンティックが90年代なんですね。

前半と後半とでちょっと雰囲気が変わりますよね。今回はデジタルのみでのリリースですけど、しっかりA面・B面でわかれているような印象がある。単純に分数で割ったら収まらないかもですが。

SH:前半はまだグリッチも多くて、後半はサンプリングだけでトラックメイクするような感じ。

こういう流れにした狙いは?

SH:“SLACKER” と “SLACK HOUSE” はもともと1曲だったんです。俺の悪い癖で(笑)。だから切ったんですよね。前半4曲くらいはたしか、つくっている時期がおなじだったんじゃないかな。そのころはまだ1曲10数分でアルバム、みたいなことを考えていたと思う。でも意外とさくさくつくれて、その前半4曲とはまったくべつのものができた。この調子で行けば、(長い)この曲もちがう曲になる、あれもちがう曲にできる、という感じで10曲に絞っていた。

そうすることで、いわゆるアルバムの形態になったと。手ごろな長さの曲がしっかり10曲も入っている、こういうかたちは初めてですよね。

SH:そうそう! フル・アルバム。10曲で50分くらいあって。そんなのやったことないですからね。

キャリア10年目にして、ついに。

SH:自分のレーベルをはじめたのが2009年だから。

たしかに。先ほどハウスっぽいという話が出ましたけど、前半の曲のタイトルに「HOUSE」とついているのはそういう理由から?

SH:いや、これはラフ・ハウス・サヴァイヴァーズっていう、ニュージャージーのヒップホップ・トリオからとりました。ふだんヒップホップを聴いているひとでも知らなかったりする、いわゆるマイナー・ヒップですね。ニュースクールっぽい感じです。そのジャケがまたかっこよくて。でもあとで聴きなおしたら “SLACK HOUSE” とかは意外とクリック・ハウスぽい。意識したわけじゃないけど。そもそもハウスとヒップホップは親戚みたいなものだし、ダンス・ミュージックを聴いていたひとがつくったからそうなったのかな。

今回は音数が少なめなのもポイントですかね。

SH:『Maybe Baby』は多かった。『Post Punk』もそうだし。それはヒップホップを聴いた影響じゃないですかね。

以前、トラックは0.1秒ずつつくっていくといっていましたよね。そのペースでざっくり計算してみると、今回はめちゃくちゃはやく仕上がっているのでは?

SH:めっちゃはやいです。今回メインでつかっているのはエレクトロンのデジタクトという機材で、ビートがつくれて、サンプラーにもなっている。『Maybe Baby』のときは使っていなかった。前回は基本的にリアクターっていうソフトとずっとにらめっこしていて。そのちがいじゃないですかね。ノイズっぽいところ、グリッチっぽいところもあるけど、ほんとうにわずかなので。ターンテーブルはビートメイクをするうえで、ほんとうにはやくつくれる。大丈夫かなって思うくらい。前作とはぜんぜん制作期間がちがいますね。『Maybe Baby』は、あれだけ頑張ったのに、結果10数分だった(笑)。今回はこの期間で10曲もできているし、アウトテイクも含めたらもっとある。

あとやはり随所にダブの要素も仕込まれていますよね。最後の曲とか。

SH:これは(リカルド・)ヴィラロボスの影響なんです。あの読み方が難しいアルバムの……

赤いジャケの?(『Fizheuer Zieheuer』)

SH:そう! あのジャケの盤を3枚くらい持っていたんです。何回も再発されて黒いジャケになってるんですけど、赤いジャケありのやつは高いんですよ。

あれはぼくも一時期めっちゃハマりましたけど、3枚はすごい(笑)。

SH:あれをずっとひきずっていて。ほんとうにお気に入りで、いつかああいうのをつくりたいと思っていた。ヒューっていう亡霊みたいな声が入ってくる部分も、じぶんのなかでたまたま近いネタをみつけて、それをピッチダウンしたら幽霊みたいになって、「あれっ、この感じ、発明したかも」と。ヴィラロボスはもっとクリックで、テクノですけど、それをダウンテンポでできるのではないかと思いついた。音数を極端に減らして、たまにディレイをかけて。そういう思い入れもあったので、最後のその曲だけ10分超えてたと思います。

なるほど。ヴィラロボスだったとは。いやー、懐かしい。

SH:呪術的な、すごい妖しい感じでね。アガる声ネタも入っていて、祝祭感もある。トランペットも入っていて、南米のノリですよね。ヴィラロボスはほんとうに好きですね。ぼくのはもうちょっと暗い感じになってる。

この歳になってじぶんの好きな領域がまた増えたというか、かつてギタポを聴いていたときのように、しっかり勉強して買ってという感じになれたので、すごく幸せな2年間でしたね。

今回の制作中に聴いた唯一のヒップホップではない作品?

SH:いや、聴いてはいないですね。じぶんのなかでずっとひきずってきたって感じです。ほんとうに好きな12インチなので。おもしろいですよね。サンプリングしようと思ってつくりながら、「あれ?」という発見がある。「こういうふうに聞こえるんだ」みたいな、そういう発見はめちゃくちゃ楽しいです。それって、0.1秒ずつグリッチさせてノイズつくっていくのよりもはるかに健康的じゃないですか(笑)。

たしかに。ほかに工夫したことはありますか?

SH:たぶんヒップホップのトラックをつくるときって、ふつうはジャズとかソウルから元ネタを引っぱってくると思うんですが、俺は今回、基本的にはヒップホップの12インチを使いましたね。ほんとうはその元ネタを探してつくるんでしょうけど。だから、わかるひとは聴いたらわかるんじゃないかな。ギャングスターも入ってるし。最後の曲の冒頭はジェルー・ザ・ダマジャの “Come Clean” って曲ですね。

デビュー作の。

SH:シェリー・マンっていうドラマーの “Infinity” という曲があるんですけど、その曲で鳴っている、水がしたたるような音をジェルー、正確にはプレミア(プロデュースはギャングスターのDJプレミア)が使っているんです。その12インチをそのまま使って、ピッチを落としてテンポも遅くして、ビートに乗っけて。そのやり方に愛が詰まっているんです。「このひと、これが好きなんだな~」っていうのが伝わってくれるといいな。

孫引きみたいな感じですよね。その場合オリジナル盤じゃないから、それをサンプリングしているほうの微妙な音の感じも入ってくるということですよね。

SH:そうです。さらに指でピッチを変えているし、当然サンプラーでもまためちゃくちゃいじるし。いくつかの過程を経ているので、まったくそのままでは絶対にないはずです。あとはスラム・ブラザーズとか。1曲目の “STOP FRONTING” はスラム・ブラザーズの同名曲からとっていますね。ネタもそのまま。ピッチはだいぶ変えてるけど。だから、「俺はこういうのを聴いて、こういうふうにつくったんだよ」っていうのが伝わるといいな。

まずなにより音楽好きであるというか。

SH:やっぱり音楽オタクなんですね。それで前回のときにはいっさい話していなかったヒップホップにもついにハマってしまったと思ってもらえれば(笑)。とか言いつつ、ちゃっかり去年の(スティーヴン・)マルクマスのライヴにも行ってるんですけどね。この歳になってじぶんの好きな領域がまた増えたというか、かつてギタポを聴いていたときのように、しっかり勉強して買ってという感じになれたので、すごく幸せな2年間でしたね。でも、このインタヴューがきっかけで、じぶんのなかのヒップホップのブームが終わったらと思うと怖いな(笑)。次のアルバムのときはラテンの話をしていたりするかもしれない(笑)。

Moses Boyd - ele-king

 ついにつながった。UKジャズ・シーンにおける最重要ドラマーといっても過言ではないモーゼズ・ボイド──昨年もジョー・アーモン=ジョーンズを筆頭にさまざまな作品に参加──が、2018年の『Displaced Diaspora』以来となるアルバムを2月21日にリリースするのだけれど、なんとそこにクラインが参加しているのである。すなわち、UKジャズとブラック・エクスペリメンタリズムの邂逅である。これは今年の重要な1枚になりそうだ。


新世代UKジャズシーンの真打がついに見渡す新境地。UKのベースミュージック史まで更新する圧巻の演奏。

2020年、グライムとジャズは同じ夜に鳴り響く。

真打がついに動く。
Joe Armon-Jones、Nubya Garcia、Gary Crosby、Obongjayar、Klein ら参加。前作から格段にアップグレードされた1.5TB相当の情報処理能力で最新ビートをジャズ/アフロビートにフォーマットする、いかつすぎる……とにかく、いかつすぎる驚異の若手による 2nd。
Beyonce 監修による『ライオンキング』のサウンドトラック楽曲への参加や、Little Simz や Lonnie Liston Smith らとのコラボを経て、Tony Allen から直々に受け継いだアフロビートが、最新型の異形のジャズへと変換されていく。

Moses Boyd (モーゼズ・ボイド)
Dark Matter (ダーク・マター)
国内盤CD ¥2,300+税 / 帯付き国内流通2LP ¥3,600+税
IPM-8124 / AMIP-0205
2020年2月21日リリース
レーベル:インパートメント

Track listing:
01. Stranger Than Fiction
02. Hard Food (interlude)
03. BTB
04. Y.O.Y.O
05. Shades of You ft Poppy Ajudha
06. Dancing In The Dark ft Obongjayar
07. Only You
08. 2 Far Gone
09. Nommos Descent ft Nonku Phiri & Nubya Garcia
10. What Now ft Gary Crosby

11. Stranger Than Fiction [Instrumental] *
12. 2 Far Gone [Instrumental]*
13. What Now [Instrumental]*
14. Axiom*
*日本盤CDボーナストラック(LP未収録)

◎CD/LP 日本独占流通

https://www.inpartmaint.com/site/28920/

Moses Boyd
モーゼズ・ボイド

新世代UKジャズシーンの立役者のひとりとして、Lonnie Liston Smith、Ed Motta、Little Simz、Four Tet、Floating Points、Sampha、Kelsey Lu、Sons of Kemet、DJ Khalab など挙げていけばきりがないほどに、様々なシーンと絡み、その度に最先端のビート感覚を養ってきた若き天才ドラマー。サックス奏者 Binker Golding との Binker & Moses 名義でも、名高い評価を得ており、2018年発表の 1st ソロ『Displaced Diaspora』はシーンの代表作として位置づけられている。約2年ぶりとなる 2nd ソロは自身によるバンド、そして自主レーベルの〈Exodus〉からリリースされる。Beyonce 監修により大きな話題を呼んだ実写版『ライオンキング』のサウンドトラック楽曲への参加や、2019年にスマッシュヒットした Little Simz の出世作への参加など、英米問わず様々なシーンの最先端に顔を出すその突出したドラムスキルと豊富なリズムへの知識と探究心は、この 2nd アルバムで爆発し、ジャズやアフロビートが、完全にベースミュージックとして機能している喜びと驚きを世界に知らしめることとなる。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377