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ADM: Asia’s Own Unhinged Club Culture

ADM: Asia’s Own Unhinged Club Culture

——タイ、ベトナム、ラオスなど、アジア各地のダンスの現場を捉えた写真集

Dec 15,2025 UP

 アジア……といってもW杯アジア予選を見ていると、中東までアジア枠にするのはさすがに無理があるかと思いますが、しかしですよ、中東を抜きにしたって、東南アジアと東アジアではだいぶ文化が違っているし、東アジアに括られる中国も韓国も日本もだいぶ違っている。この違いは、ヨーロッパにおけるドイツとフランスとイギリスとの差異以上のものを感じませんか?
 その話はともかく、Soi48 (宇都木景一&高木紳介)を名乗る日本人のふたりが、東南アジアの諸国のダンスの現場を旅行し、撮影してきました。タイ、ベトナム、ラオス、マレーシア、インドネシア……といった国々のダンス・カルチャーにまつわる写真を『ADM: Asia's Own Unhinged Club Culture』という一冊にまとめて上梓した。興味深い写真ばかりです。ちなみにSoi48は、タイ音楽に特化した『TRIP TO ISAN:旅するタイ・イサーン音楽ディスク・ガイド』(DU BOOKS)も上梓している、この筋のエキスパートなのです。とにかく面白い!  多くの人に見て欲しいです。ヴィニールに密封されているので、立ち読みはできないかも。
 われら日本人もアジア人、しかし、この写真集を見ていると、日本人ってアジア人とも言えない何か変えられたものがあるよなーとつくづく思うのでありますが……でもやっぱどっか共通するところもあったりして。

 以下、彼らのホームページ(https://adm-dj.com/)より抜粋。

 Budots、Saiyor、Vinahouse、慢揺、Fengtau、Funkot、Vei Lerng……「ADM(Asian Dance Music)」とはアジア各地域に分布する、これら聞き慣れないエレクトロニック・ダンスミュージックの形態を総称する造語である。その解釈は単に音楽的構造だけに収斂されるものではなく、DJスタイルから夜遊びの作法、ダンス、ファッショントレンド、SNS、空間デザイン・音響・照明、さらには業界の商慣習から楽曲の流通経路に至るまで、それぞれの土地土地で歴史的・社会的・言語的背景に影響を受けながら、独自の発展を遂げてきた千姿万態のダンスミュージック文化全体をその射程に収める。知覚しうる限りの、アジアの若者たちの生活の実状(リアル)──つまり、もう全部である。

 2017年にタイ伝統音楽の「教科書」とも言える『TRIP TO ISAN 旅するタイ・イサーン音楽ディスク・ガイド』の執筆を終えたSoi48が次に向かったのは、アジアの人々がつくり出す「夜の現場」だ。宇都木景一と高木紳介の二人は仲間たちとともに、タイ、ベトナム、ラオス、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ミャンマー、台湾、韓国、日本を旅しながら、各地のナイトクラブやフェスティバル、シークレットレイヴ、移民労働者向けディスコに通い詰め、関係者たちとの交流を深めながら、その知られざるクラブカルチャーの秘景を記録し続けてきた。

 本書『ADM: Asia's Own Unhinged Club Culture』に収録された計167点の写真は、世界的な隔離期間を含む2017年から2025年のあいだに撮影され、アジア各地域で愛され、育まれてきた「ADM」の生態を写し出した貴重なヴィジュアル・アーカイブを提供している。現地に足を運ぶことでしか得られない独占的なスナップショットの数々は、それぞれの地域のダンスミュージック愛好家たちがもつ創意工夫・機知・情熱の結晶を照らし、均質化するグローバリゼーション中で、またべつの未来を予感させてくれるものである。

ADM: Asia’s Own Unhinged Club Culture
Soi48 (宇都木景一&高木紳介)

https://adm-dj.com/

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