「Man」と一致するもの

NITRODAY × NOT WONK - ele-king

 ミニ・アルバム『少年たちの予感』が話題のニトロデイが、年明けの1月12日に新代田FEVERにて自主企画イベント《ヤングマシン4号》を開催する(この日はヴォーカル小室の20歳の誕生日なのだという)。共演相手に選ばれたのはなんと、こちらも今年話題のアルバム『Down the Valley』を発表した NOT WONK! これは素敵な一夜になりそうだ。詳細は下記をば。

NITRODAY、ヴォーカル小室の20歳の誕生日となる、2020年1月12日(日)新代田FEVERにて自主企画ヤングマシン4号を開催!
共演は NOT WONK が決定!

来年2020年1月12日(日)NITRODAYヴォーカル小室の記念すべき20歳の誕生日に、自主企画シリーズ「ヤングマシン」の第4回「ヤングマシン4号」の開催が発表された。
対バンは以前自身のツアーにも招き、メンバーがリスペクトを公言している、NOT WONK の出演が決定!

まさにヤングでロックでオルタナティブな夜になること間違いない。
先行受付も本日からスタートするので、ロックファンは間違いなく来て欲しい夜になるだろう。

【LIVE INFO】
ヤングマシン4号
2020年1月12 日(日)東京・新代田FEVER
出演:NITRODAY / NOT WONK and more...
open 17:30 / start 18:00
2,800円(ドリンク代別)

オフィシャル先行受付
11/22(金)12:00~12/1(日)23:00
https://www.nitroday.com/

NITRODAY "ブラックホール feat.ninoheron" (Official Music Video)
https://youtu.be/YCz0RcZWXHA

NITRODAY "ダイヤモンド・キッス" Official Music Video
https://youtu.be/Q_B-7kmMcjc

NITRODAY "ヘッドセット・キッズ" Official Music Video
https://www.youtube.com/watch?v=GAysdh-dL1U

“少年たちの予感”各配信サイト
https://ssm.lnk.to/premonition_of_kids

NITRODAY
NEW MINI ALBUM「少年たちの予感」
発売日:2019年10月23日(水)
税込価格:¥1,650 税抜価格:¥1,500
品番: PECF-3244
収録曲
01. ヘッドセット・キッズ
02. ダイヤモンド・キッス
03. ブラックホール feat.ninoheron
04. アンカー
05. ジェット (Live)
06. ボクサー (Live)
07. レモンド (Live)
08. ユース (Live)

【other live】

■2019年12月8日 「極東最前線~にゅーでいらいじんぐ2019~」 
会場:渋谷CLUB QUATTRO 出演)eastern youth / NITRODAY

■2019年12月13日 「Doors Music Apartment -1213-」
会場:仙台LIVE HOUSE enn2nd + 3rd 
出演:NITRODAY / オレンジスパイニクラブ / osage、Slimcat / TETORA / CRYAMY / MINAMIS

■2019年12月20日 「年末調整GIG 2019」
会場:名古屋CLUB UPSET
出演:EASTOKLAB / キイチビール&ザ・ホーリーティッツ / PELICAN FANCLUB / NITRODAY

■2019年12月31日 「AFOC x Shelter presents ROCK 'N' ROLL NEW SCHOOL 19/20」
会場:下北沢SHELTER
出演:a flood of circle / SAMURAIMANZ GROOVE / The ManRay / THE PINBALLS /突然少年/ NITRODAY  / DJ:片平実 [Getting Better]

■2020年2月15日 「ROOTS NEW ROUTE TOUR」
会場:心斎橋Pangea
出演:Jurassic Boys / No Buses / CAR10 / NITRODAY / DJ:DAWA [FLAHE RECORDS]

■2020年2月16日 「ROOTS NEW ROUTE TOUR」
会場:名古屋CLUB ROCK'N'ROLL
出演:Jurassic Boys / No Buses / CAR10 / NITRODAY / DJ:⽚⼭翔太(BYE CHOOSE)

【PROFILE】
小室ぺい(ギボ) やぎひろみ(ジャズマスター) 松島早紀(ベイス) 岩方ロクロー(ドラムス)

独特の語感で描かれる小室の歌詞世界を軸に、様々なロックミュージックへのリスペクトと愛情を感じるサウンドをポップにそして、時にエモーショナルに表現し、今後の日本ロックミュージックを担うであろう大きな可能性を秘めたバンド。2018年7月2nd EP「レモンドEP」をリリースし、Apple Music「今週のNEW ARTIST」、SPACE SHOWER NEW FORCE 2018、タワレコ メンなどにも選出され、2018年12月1st アルバム「マシン・ザ・ヤング」をリリース。2019年3月22日新代田FEVERにてバンドとして初のワンマンライブを開催。7月19日渋谷WWWにて自主企画第3弾「ヤングマシン3号」を開催。そして11月より盟友betcover!!とのスプリットツアー“エノシマックスツアー”を開催中。

▼TOTAL INFO
NITRODAY OFFICIAL WEBSITE
https://www.nitroday.com/

NYクラブ・ミュージックの新たな波動 - ele-king

 日本では平成から令和へと新たな元号を迎え、アメリカではバラク・オバマからドナルド・トランプへ大統領が交代するなど歴史的な瞬間の多かった10年代はあと1ヶ月残し、もうすぐ20年代が始まろうとしている。
 10年代を振り返ると、iPhone をはじめとするスマホが瞬く間に世界へ浸透し、万国共通のソーシャル・ネットワーキング・サービスはフェイスブックから同じくフェイスブック社が2010年に開発したアプリ、インスタグラムへシフト。Spotify や Apple Music などの音楽ストリーミングサービスが日常の一部になるどころか、そういったサービスにわざわざ加入しなくても YouTube や SoundCloud などの無料の共有サービスによって、メディアを使わずにスマホひとつで音楽を聴くことができるエポックメーキングな時代に変わった。
 出だしが長くなったけれど、ここで触れたいのは、時を同じくして変化していったNYはブルックリンのミュージック・シーン。それも、今では世界的な実力のある Anthony Naples や Aurora Halal らを筆頭に、“NYサウンドの新世代”ともいえる10年代のユース・カルチャー・シーンについて紹介していきたい。

 00年代、NYのハウス・ミュージック・シーンにおいて唯一無二の存在は、かつてマンハッタンのミートパッキングにあった「Cielo Club」。2003年にオープンしてから François K. や Louie Vega、Kenny "Dope" Gonzalez などの名だたるメンツがレジデントDJを務めるハイクラスなレギュラー・パーティが話題を集め、翌年(2004)にはアメリカの「Best Club- Dancestar Awards」を受賞。ウィリアムズバーグにあった共同オーナーのヴェニュー「Output」とともに今年始めに幕を閉じるまでの15年間、とにかく“グッド・ミュージック”を提供し続けた老舗だ。
 そんなパーティへ遊びに行っていたヤング・ジェネレーションにとっても前述したようなDJがビッグネームであることには間違いないが、彼らが目指したスタイルは一時代を築いたDJたちと同じものではなかった。むしろ「自分たちと同世代がやりたいことをやれるような場所がNYには少なかった」と話す当時まだ名もないDJや、DIYで新しいことを始めたいと思う人たちによって、NYのダンス・ミュージック・シーンは2010年を境に、地価の高騰するマンハッタンからやりたいことを合理的にできるブルックリンへと移り変わっていった。

 今年11月、再び日本で開催された「Mister Saturday Night」は、まさにそんな時代背景を写したようなブルックリンを代表するパーティのひとつだ。『ガーディアン』誌で“NYで最も優れたDJデュオのひとつ”と称賛された、アイルランド人の Eamon Harkin とアメリカ人の Justin Carter のふたりは、00年代後半にマンハッタンの老舗「Santos Party House」で前身となるパーティをスタート。その後ブルックリンに拠点を移し、ゴワナスのバックヤードやロフトスペースなどのオープンエアーな場所を利用したデイタイムの屋外パーティ「Mister Sunday」を始め、ここだけでしか体験できないDIYなスタイルの「Mister Saturday Night」へと大成させた。
 そんなパーティの常連であるNYのアーティストを取り上げていくことを当初のコンセプトに、2012年には同名義のレーベルを設立。パーティから生まれた理想的なレーベルの第1弾には、まさに当時フロアで踊っているうちのひとりにすぎなかった Anthony Naples をフィーチャーしたEP「Mad Disrespect」をリリース。シカゴ・ハウスのようなドラムマシンにエモーショナルなヴォーカルを乗せたソウルフルなサウンドは、ピークの「Mister Saturday Night」のフロアを思い起こさせる、“新時代のエクスペリメンタルなトラック”として注目を集めた。その後、Hank Jackson や気鋭のデュオ General Ludd などを次々と世に送り出しただけでなく、2015年には「Mister Saturday Night」のホームとして、今のブルックリンで最も旬なヴェニュー Nowadays もオープン。最初は屋外のスペースだけで運営をしていたが、2017年にはより多角的なパーティをおこなうことを目的とした屋内のフロアをオープンさせ、キレイで快適なメインフロアとレストラン&バー、好きな時にチルアウトできる屋外スペースを備えた“現代の大箱”を作り上げた。


Nowadays flyer


DJ Python@Bossa Nova Civic Club

 ここで「Mister Sunday」が開催されていることは言わずもがな、2010年以降に頭角を現しヨーロッパを中心に世界でプレイするほど人気DJとなった Anthony Naples や Aurora Halal、DJ Python などの新世代がレジデントを務めるハウス、テクノのパーティがスケジュールのほとんどを占める。2018年末のカウントダウン・パーティへ行った時は、なんと24時間という長丁場で、22時までは床に敷いたマットに寝そべりながらNYの気鋭なレーベル〈RVNG Intl.〉ファウンダー Matt Werth らによる上質なアンビエントを、朝8時まではレジデントDJたちによるカッティングエッジなテクノを、そして、昼14時まではこの日のゲストであった Theo Parrish による往年のハウスやディスコをフロアに残ったまだまだ遊び足りないみんなで聴いて、踊り明かすような、いい意味で新しい世代にバトンが渡っている場所だと思った。


Nowadays flyer 2018-2019 New Years Party "Nowadays Nonstop"

 「Mister Saturday Night」はさておき、圧倒的にヴェニューが不足していた同時期に、同じくブシュウィックで確立していった特筆すべき場所がもうひとつ。話を10年代初期に一旦戻すと、ベルリンを中心に世界的にミニマル・テクノが主流だった当時、NYのダンス・ミュージック・シーンに新風を吹き込んだのが2010年に設立された〈L.I.E.S. Records (Long Island Electrical Systems、以下L.I.E.S.)〉だ。ファウンダーの Ron Morelli は、ダンス・ミュージックをソフトウェアで作るという当時のスタイルを覆し、今でこそ「ローハウス」といわれるようなザラついたローファイなエレクトロニック・サウンドをDIYで作り、打ち出してきた人物。

 2012年にオープンしたバースタイルの「Bossa Nova Civic Club」は、そんな Ron Morelli を筆頭に〈L.I.E.S.〉が才能を見出したまだ無名の Terekke や Bookworms、DJ Steve O たちがプレイし、当時まだアンダーグラウンドだったサウンドがひとつのジャンルとして確立されていくとともにメイド・イン・ブルックリンのキャッチーなダンス・ミュージックを聴ける場所として不動の地位を築いた。〈L.I.E.S.〉を目当てに通うパーティ・フリークはとにかくぶっ飛んで踊り狂い、100人キャパほどの小さいフロアでありながらもほかのヴェニューと一線を画す、強烈なエナジーがここにはあった。


Bossa Nova Civic Club のバー

 オープンからずっとパーティを続ける Bookworms や、同じくスターティング・メンバーで Anthony Naples のレーベル〈Incienso〉からリリースされたLPが注目を集める Beta Librae、この場所で始まった女性特定のDJ集団「Discwoman」の中心メンバー Umfang、〈White Material Record〉のメンバーでハウス・ミュージックの新星 Galcher Lustwerk などがプレイする今でも、その勢いはほとんど変わらないと思う。もちろんほかに新しくできたヴェニューへ移っていくDJもいるけれど、オープン初期にプレイしていたDJたちが今のブルックリンのダンス・ミュージック・シーンで活躍していると言っても過言ではない。
 ちなみに、10年代初期からDIYを掲げたウェアハウス・パーティを開催する Aurora Halal が主宰し、2014年にスタートしてから今では1000人限定の“特別なパーティ”となるまでに成長したNYで数少ない野外レイヴ・パーティ「Sustain Release」のセカンド・ステージには「Bossa Nova Civic Club」の名前がつけられている。それほど、10年代のダンス・ミュージック・シーンにとってここは重要なポジションであり、オーナーの John Barclay はシーンの立役者でもあるということだ。

 そんなわけで、この10年代をざっと振り返ってみるとブルックリンこそ、冒頭で話したスマホ並みにエポックメーキングなミュージック・シーンに変わった。そんな新世代のアーティストをこれから取り上げていこうと思う。

ヤプーズ情報 - ele-king

 予告通り、16年ぶりに再始動したヤプーズの復活ライヴ盤がリリースされます。今年8月に渋谷クアトロで行われたライヴ音源を中心にスタジオ録音も2曲収録。現在、ヤプーズのギタリストはDipのヤマジカズヒデが兼任していますが、今年2月に急逝された前任の石塚”BERA”伯広が参加する「好き好き大好き」も収録されています。令和になっても「ヤプーズの不審な行動」は続いています。
 なお、ele-king booksより来年2月20日、戸川純未発表写真集『ジャンヌ・ダルクのような人』も発売予定。

戸川純 芸能活動40周年記念盤!
平成のヤプーズの曲と令和の新曲「孤独の男」収録!
本年8月のライヴ音源を中心に「12才の旗」(作詞:戸川純、曲:中原信雄)と「孤独の男」(作詞:戸川純、曲:ライオン・メリィ)のスタジオ音源も収録。

■JUN TOGAWA 40th Anniversary


YAPOOS/ヤプーズの不審な行動 令和元年
2019.12.11 ON SALE
CD:TECH-26538 定価 : ¥2,364+税
発売元:テイチクエンタテインメント
(アナログ盤も来春発売予定!)

収録曲;

1. Y0817 -Introduction-
2. ヴィールス
3. 君の代
4. 赤い戦車
5. ヒト科
6. 好き好き大好き
7. 12才の旗
8. 孤独の男
Track 1 to 6 : Liveat Shibuya Club Quattro 17th Aug. 2019
Track 7,8 : NewlyRecordings.

YAPOOS;
戸川純(Vo)
中原信雄(B)
ライオン・メリィ(Key)
矢壁アツノブ(Ds)
山口慎一(Key)
ヤマジカズヒデ(G)
石塚”BERA”伯広(G) Track on Suki Suki Daisuki

発売記念ライブ
2020.1.28(tue) 渋谷 Club Quattro

出演:YAPOOS
18:00 open 19:00 start
Adv.¥4000 door¥4500(+drink¥600)
QUATTRO WEB先行:11/23(土) 12:00 ~ 11/25(月) 18:00
e+ pre-order:11/30(土) 12:00 ~ 12/2(月) 18:00
ぴあ、ローソン、e+、会場で12/7一般発売!

Manufactured and Distributed byTEICHIKU ENTERTAINMENT,INC. Japan

戸川純ライヴ情報(すべて戸川 純 avec おおくぼけいで出演)
11/25(月)渋谷duo MUSIC EXCHANGE 
12/1(日)神戸STUDIO KIKI
12/13(金)札幌KRAPS HALL

Lana Del Rey - ele-king

「希望はわたしみたいな女が持つには危険なもの」──メランコリックなピアノ・バラッドで歌うラナ・デル・レイの声はかすかに震えている。「わたしみたいな女」とはどんな女だろうか。かつて、デヴィッド・リンチの映画のキャラクターを思わせる生気のない顔で「死ぬために生まれた」と歌っていた女だろうか。かつて、「ポップ・ミュージック史上最悪の女性蔑視ソング」をわざわざ引用して男に殴られる様を甘美に歌い、批判された女だろうか。ラナ・デル・レイはずっと、弱く虐げられる女をある種偽悪的に演じてきた。いまに至るまで……結果として、女性のエンパワーメントと連帯が掲げられる現代アメリカのポップ・シーンにおいて、彼女は強烈に異端だ。今年になって発表された、“Don't Call Me Angel (Charlie's Angels)”のミュージック・ヴィデオのなかでアリアナ・グランデとマイリー・サイラスと並んで肩を組む彼女が居心地悪そうに見えたのは、自分だけではないのではないだろうか。
 が、冒頭に引用した歌詞の曲、“Hope Is a Dangerous Thing for a Woman Like Me to Have – but I Have It”で彼女は詩人シルヴィア・プラスを引っ張り出している……プラスはフェミニズム詩人の先駆的な存在と現在では評価されているが、同時に苦難に満ちた人生を送った女性として知られている。従来的なラナ・デル・レイのイメージは後者と紐づけられるのだろうが、しかし、おそらく彼女はいまプラスがフェミニズムと結びついていることも考えているだろう。そして歌う──「希望はわたしみたいな女が持つには危険なもの──だけどわたしは持っている」。

 変化は前作『Lust for Life』から始まっていた。そこで彼女は60年代末の「愛と平和」を思い切り回顧しつつ、しかし自身のセルフ・イメージと重ねることで退廃としてのノスタルジーを浮かび上がらせたのだった。古き良きアメリカ……コンサートで星条旗を掲げていた彼女は、トランプ以降それをやめたという。代わりに、(すでに喪われたはずの)西海岸のラヴ&ピースの精神にレトロ・サウンドとともにどっぷり身を浸した。
 はっきりとトラップ以降のビート感覚とプロダクションをミックスしていた前作と比べ、『Norman Fucking Rockwell!』にはもっと茫洋としたレイドバックが漂っている。オーケストラが控えめに彩るタイトル・トラックから始まり、9分半以上もある“Venice Bitch”では儚げなサイケデリック・ポップがノイズの波にさらわれていく。溶けゆくリズム。ニール・ヤングやイーグルスのようなクラシック・ロックを引用しているのは明らかだが、それらは映像の明度を下げるように不明瞭な音響に包まれる。サブライムをカヴァーした“Doin' Time”のような比較的リズムがはっきりしたトラックもあるが、ほとんどはメランコリックなバラッドばかり。売れっ子プロデューサーのジャック・アントノフの共同作業が肝だったというが、どの程度彼の貢献があったのか自分には正直わからない。それ以上に、彼女が彼女の陶酔の純度を高めていることに感嘆する。『NFR!』においてそれは、そして、20世紀のアメリカ文化の亡霊たちと戯れることである。
 アメリカン・ドリーム、ないしはアメリカの幸福のイメージを描き続けたノーマン・ロックウェルを引用しているのも、彼が具現化してきたイメージが現在喪われていることを明らかに意識しているだろう。ブルース・スプリングスティーンの最新作は西部劇を引用して敗れ去ったアメリカの夢を描き出していたが、ラナ・デル・レイのそれはもっと広範に及んでいる。アルバムで彼女がもっとも感情の昂ぶりを見せるのが“The Greatest”だ。ジョニ・ミッチェルとデヴィッド・ボウイのバラッドを合わせたようなその曲で、ビーチ・ボーイズを懐かしみ、クールだった頃のニューヨークの音楽シーンを恋しがり、と同時に、「カニエ・ウェストは金髪にして行ってしまった」と──ラップ界の異才がおかしくなってしまったと──呟いてみせる。「LAは燃えている、だんだん熱くなっている」とは2018年に起きた山火事のことを指しているが、同時に温暖化のことでもあるだろう。そして、「わたしはもっとも大きな喪失に直面している」、「結局、わたしは大声で歌うだけ」と、言葉とは裏腹にあまり大きくない声で歌うのである。

 暴力的な男をシリアル・キラーに喩え、彼との恋愛に泣いてばかりいる(“Happiness is a butterfly”)ラナ・デル・レイは相変わらず儚い女であり続けている。闘う女でもない。それでもアメリカでの本作の異様な評価の高さを見ていると、彼女の悲嘆が現在のアメリカと見事にシンクロしてしまったとしか思えない。だがそれは、(かつてのような)たんなる装いとしての悲しみではなくなっている。
 このアルバムと同時期に発表したシングル“Looking for America”は銃乱射事件に応えて作られた歌だ。「わたしはまだ自分のヴァージョンのアメリカを探している/銃がなく、旗が自由にたなびくアメリカを/空には爆弾などない/あなたとわたしがぶつかるときの花火だけ/それはわたしの心のなかにある、ただの夢」。それはいわば、サイモン&ガーファンクルの“America”の現代版だ。ノーマン・ロックウェルが公民権運動の高まりとともに幸福のイメージを捨てて人種問題を絵にしたように、ラナ・デル・レイも過ぎ去った美しいアメリカにまどろみながら、しかし社会の混乱のなかで目覚めようとしているのではないか。この催眠的なメランコリーとノスタルジーは、夢と現実との間でさまよいながら、それでも希望を捨てられない人間の弱さに捧げられている。

Hair Stylistics - ele-king

 祝15周年ということでしょう、2004年に細野晴臣の〈daisyworld discs〉からリリースされたヘア・スタイリスティックスのファースト・アルバム『Custom Cock Confused Death』(タイトルを略すと「CCCD」)が、なんと、初めてヴァイナルでリリースされます。紙エレ夏号の「エレキングが選ぶ邦楽100枚のアルバム」にも選出した名作ですが(同号には中原昌也のインタヴューも掲載)、今回アートワークも刷新され、グレイ・ヴァイナル&ゲイトフォールドという豪華な仕様になっている模様。発売は12月13日です。

Hair Stylistics による2004年の名作が、15年越しに数量限定で初アナログ化!

中原昌也(ex.暴力温泉芸者)によるソロ・ユニット Hair Stylistics のファースト・アルバム『Custom Cock Confused Death』がアートワークを一新し、グレイ・ヴァイナル、ゲートフォールド・ジャケットの豪華仕様で2LP化です!

2004年に細野晴臣主宰のレーベル〈daisyworld discs〉よりリリースされた、日本のアンダーグラウンド・シーンを象徴する怪盤が、15年の時を経てついにアナログ化です。

不穏なSEと呻き声に潰れたブギーなベースラインが絡む、“Juicy Fruit”を闇鍋で煮詰めたようなアブストラクト・サイケ・ダブ“UNDERHAIR WORLD”。野太く凶悪なブリブリのシンセ・ベースに動物の鳴き声や雑音が挿入される、熱帯雨林を抜けスラムに迷い込んだかのようなスカム/ミニマル・アシッド“KILL THE ANIMALS PROJECT”。チープなリズム・マシーンに反復するベースライン、脳髄に浸食するようなクニュクニュと鳴るシンセ、時折差し込まれるジャジーなギターが不思議とレイドバックした感覚を起こさせる、ルードでアヴァンギャルドなチル・ナンバー“TIRED”など、全21曲を収録。

ノイズ、アヴァンギャルド、ヒップホップ、ダブ、テクノなどあらゆる音楽的要素を溶解させ、猥雑かつ緻密に再構築した、クラブ・ミュージック的視点でも再評価されるべき名作です。今回のアナログ化にあたりアートワークを一新、国内外で活躍する写真家、赤木楠平が手掛けています。

■リリース情報
Hair Stylistics
Custom Cock Confused Death』(2LP)
発売日:2019年12月13日(金)
価格:3,900円+税
レーベル:TANG DENG Co.
品番:TDLP3993
形態:2LP

収録曲:

Side-A
1. THE EXCITING INTRODUCTION
2. UNDERHAIR WORLD
3. 3
4. DOOMED LOVE PARADE
5. ORGANIC ORGASM

Side-B
1. 6
2. WOMAN
3. 8
4. THE SPECIAL
5. 11

Side-C
1. 10
2. 12
3. SPANISH 808
4. 14
5. I LIKE PERCUSSION
6. 16

Side-D
1. KILL THE ANIMALS PROJECT
2. THE PERFECT BONGO SESSIONS
3. A TRAGEDY OF THE ESPRESSO MACHINE
4. 20
5. TIRED

■JET SET Online Shop にて予約受付中
https://www.jetsetrecords.net/814005682359/

NITRODAY × betcover!! - ele-king

 昨年ファースト・アルバム『マシン・ザ・ヤング』をリリースし、去る10月にミニ・アルバム『少年たちの予感』を発売したばかりの新世代オルタナティヴ・ロック・バンド、ニトロデイが盟友 betcover!! とともにリリース・ツアーを開催。最終日となる11月21日(木)渋谷 WWW 公演には、『少年たちの予感』収録曲“ブラックホール”にフィーチャーされていた ninoheon がゲストとして参加する。平均年齢20歳だというニトロデイ、そのフレッシュな息吹を思うぞんぶん体感しよう。

Grischa Lichtenberger - ele-king

 グリシャ・リヒテンベルガーは2009年に名門〈Raster-Noton〉からシングル「~Treibgut」をリリースした。2年後の2011年にスヴレカ(Svreca)が主宰する〈Semantica Records〉からEP「Graviton - Cx (Rigid Transmission)」を発表。翌2012年には〈Raster-Noton〉よりアルバム『and IV [inertia]』をリリースする。3年を置いた2015年にセカンド・アルバム『La Demeure; Il Y A Péril En La Demeure』を発表し、翌2016年にはジェシー・オズボーン・ランティエとの競作による『 C S L M | Conversations Sur Lettres Mortes』をリリースした。同2016年には20世紀後半の歴史と思想をバックボーンにしたEP三部作をひとつのパッケージにしたトータル・アート作品的な傑作『Spielraum | Allgegenwart | Strahlung』を発表するに至る。
 本作『Re: Phgrp』は、ベルリンの電子音響作家グリシャ・リヒテンベルガー、待望の新作である。『La Demeure; Il Y A Péril En La Demeure』(2016)以来、実に4年ぶりのアルバムだ(EP三部作をまとめた『Spielraum | Allgegenwart | Strahlung』もカウントすれば3年ぶり)。

 グリシャ・リヒテンベルガーの音響音楽の特質はポスト・オウテカ的なグリッチ美学の応用にある。ノイズと音響の生成と構築によって律動を組み上げていくのだ。彼は思想から建築、科学まで援用・貫通しつつ聴覚の遠近法を拡張させる。私が彼の音楽に最初の衝撃を受けたのはご多分にもれず『and IV [inertia]』だったが、そのグリッチ・サウンドの中に、「音楽」以降の「音から思考」する意志を強く感じたものだ。リズムですらも解体されていくような感覚があった。いわばポスト・ポスト・テクノ/ポスト・ポスト・クラブ・ミュージック。リズムという無意識を冷静に解析する分析学者のようにすら思えたものである。
 新作『Re: Phgrp』も同様に感じた。いや、これまで以上に斬新ですらあった。本作では電子音響とジャズの融合を試みている。『Re: Phgrp』はアルバム名どおりドイツのサックス・プレイヤーにしてコンポーザーであるフィリップ・グロッパーによるフィリップ・グロッパーズ・フィルム(Philipp Gropper's Philm)『Consequences』(2019)のリワーク・アルバムなのである。しかしながら本作はいわゆるリミックス作品ではない。コラボレーションでもない。グリシャ・リヒテンベルガーのソロ・アルバムである。「リヒテンベルガーによる電子音響とジャズを交錯させるという実験報告のような作品」とでもすべきかもしれない。

 ジャズと電子音響をミックスした成功例はあまりないと思うのだが、それはジャズの音楽的構造が強固であり、ミニマルな構造と非楽音的なノイズとリズムを組み上げていく電子音響とでは食い合わせが良くないからだろう。だからこそジャズを音楽ではなく音響として「聴く」必要があった。本作の第一段階で、聴くことのジャズ聴取のパースペクティヴを変えていくモードがあったのではないかと想像する。そう、ジャズの演奏シークエンスを、大きな「音響体」として認識すること。それによってサウンドを解体すること。ジャズは豊かな和声を持った音楽だが、音響体としてジャズ音楽全体を認識したとき、細部からズームアウトするかのようにサウンドの総体は糸が解れるように解体してしまう。そして音楽が音響体へと変化する。「全体」への認識によって聴覚の遠近法が変わるのだ。ズタズタに切断されたジャズの音響体は、聴覚の遠近法の変化によってサウンドとして新たに息を吹き返すだろう。まるで新たな生命体に蘇生するかのように。

 フィリップ・グロッパーズ・フィルムの音楽性は2010年代的に高密度なインプロヴィゼーションとサウンドが交錯したポスト・フリージャズといってもいい端正かつ大胆なものだ。ジャズ・マナーに乗った上で音楽の内部からジャズを更新しようとする意志を感じた。

 グリシャ・リヒテンベルガーはいささかオーセンティックな彼らのサウンドから「律動」を抽出した。グリシャ・リヒテンベルガーが必要とするのは「ジャズの律動」エレメントだ。たしかにアルバム冒頭のトラックは、フレーズも旋律も和声も残存しているのだがアルバムが進むにつれ次第にジャズの残骸は電子ノイズの中に融解し、グリッチと律動へと変化させられていく(サウンド的にはこれまでの楽曲以上にビートの音色が強調されているのも律動への意志のためか)。
 だから本当のところ事態は反対なのだ。ジャズを解体し律動を抽出したのではない。ジャズの律動を抽出するためにジャズを解体したとすべきなのである。「律動」にジャズの本質を「聴く」こと。その律動のエレメントを抽出し音響化すること。そのときはじめてジャズが、オウテカ、カールステン・ニコライ、池田亮司、マーク・フェル以降ともえいえる先端的な電子音響/電子グリッチ・ノイズと融合可能になったとすべきではないか。本作はジャズ的律動とグリッチ的音響を交錯させる実験と実践なのである。

 その結果、『Re: Phgrp』からポストパンク的な切り裂くようなソリッドかつ重厚なリズムを感じ取ることができた。なぜか。もともとブルースを電気楽器と録音機器によって拡張に拡張を重ねたロックは、サイデリック・ムーヴメントを経て、プログレッシヴ・ロックやポストパンクへと極限的な変化を遂げたものである。ロックはブルースの解体の果てにある音楽(音響体)であり、それゆえ根無し草の音楽であった。同じように電子音響とジャズの解体/交錯が、新しい「ロック」(のようなものを)生成=蘇生させてしまった。和声も旋律も剥奪されたジャズのソリッドな律動は「ロック」のカミソリのようなリズム/ビートに共通する。私がこのアルバムにポストパンク的なものを感じた理由はここにある。

 確かに70年代以降、先端音楽としてのロックは終わった(ロック・エンド)。だが、その意志は、電子音響と尖端音楽に継承されていたのだ。『Re: Phgrp』はその証明ともいえる重要なアルバムである。

Local X9 World Hyperdub 15th - ele-king

 いろんな“周年”企画がひしめく2019年ですが、UKアンダーグラウンドの雄〈Hyperdub〉も今年で15周年を迎えます。つねに尖った試みを続けている同レーベルがなんと、これまた尖ったパーティを企画し続けている渋谷 WWW の《Local World》と手を組み、12月に来日ショウケースを開催します!
 ボスのコード9はもちろんのこと、彼とともに昨年ロンドンで加速主義がテーマのインスタレイションを展開したローレンス・レック(髙橋勇人による論考が『現代思想』6月号に掲載)、まもなく新作がリリースされるドゥーン・カンダことジェシー・カンダに、こちらもまもなく新作EPがリリースされるナザール(ベリアルとコード9のミックスにも収録されていましたね)など、計6組が一気にやってきます。これはスルー厳禁な案件です。

 なお、先日お伝えしたベリアルのコンピレイションですが、めでたく日本盤もリリースされることになりました。くわしくは下記より。

[11月27日追記]
 本日、同イヴェントのフル・ラインナップが発表されました。すでに決定していた6人に加え、日本から Quarta 330、Foodman、DJ Fulltono、Mars89 の4人が参加します。これは最高の面子です。ヤヴァい夜になりそうですね。

Hyperdub

Kode9 率いる〈Hyperdub〉の15周年パーティーが "Local X9 World Hyperdub 15th" として WWW にて12月7日(土)に開催決定!
また、孤高の天才 Burial が歩んだテン年代を網羅したコレクション・アルバムが国内流通仕様盤CDとして12月6日(金)に発売決定!

00年代初期よりサウス・ロンドン発祥のダブステップ/グライムに始まり、サウンドシステム・カルチャーに根付くUKベース・ミュージックの核“ダブ”を拡張し、オルタナティブなストリート・ミュージックを提案し続けて来た Kode9 主宰のロンドンのレーベル〈Hyperdub〉。本年15周年を迎える〈Hyperdub〉は、これまでに Burial、Laurel Halo、DJ Rashad らのヒット作を含む数々の作品をリリースし、今日のエレクトロニック・ミュージック・シーンの指標であり、同時に先鋭として飽くなき探求を続けるカッティング・エッジなレーベルとして健在している。今回のショーケースでもこれまでと同様に新世代のアーティストがラインナップされ、東京にて共振する WWW のレジデント・シリーズ〈Local World〉と共に2020年代へ向け多様な知性と肉体を宿した新たなるハイパー(越境)の領域へと踏み入れる。

Local X9 World Hyperdub 15th

2019/12/07 sat at WWW / WWWβ
OPEN / START 23:30
Early Bird ¥2,000@RA
ADV ¥2,800@RA / DOOR ¥3,500 / U23 ¥2,500

Kode9 x Lawrence Lek
Doon Kanda
Nazar
Shannen SP
Silvia Kastel

Quarta 330 [11/27追記]
Foodman [11/27追記]
DJ Fulltono [11/27追記]
Mars89 [11/27追記]

今回のショーケースでは、Kode9 がDJに加えシミュレーション・アーティスト Lawrence Lek とのコラボレーションとなる日本初のA/Vライブ・セットを披露。そして最新アルバム『Labyrinth』が11月下旬にリリースを控える Doon Kanda、デビュー・アルバムが来年初頭にリリース予定のアンゴラのアーティスト Nazar、そしてNTSラジオにて番組をホストする〈Hyperdub〉のレジデント Shannen SP とその友人でもあるイタリア人アーティスト Silvia Kastel の計6人が出演する。

BURIAL 『TUNES 2011-2019』

Burial の久しぶりのCDリリースとなる『TUNES 2011-2019』が帯・解説付きの国内流通仕様盤CDとしてイベント前日の12月6日にリリース決定!

2006年のデビュー・アルバム『Burial』、翌年のセカンド・アルバム『Untrue』というふたつの金字塔を打ち立て、未だにその正体や素性が不明ながらも、その圧倒的なまでにオリジナルなサウンドでUKガラージ、ダブステップ、ひいてはクラブ・ミュージックの範疇を超えてゼロ年代を代表するアーティストのひとりとして大きなインパクトを残したBurial。

沈黙を続けた天才は新たなディケイドに突入すると2011年にEP作品『Street Halo』で復活を果たし、サード・アルバム発表への期待が高まるもその後はEPやシングルのリリースを突発的に続け、『Untrue』以降の新たな表現を模索し続けた。本作はテン年代にブリアルが〈Hyperdub〉に残した足取りを網羅したコレクション・アルバムで、自ら築き上げたポスト・ダブステップの解体、トラックの尺や展開からの解放を求め、リスナーとともに未体験ゾーンへと歩を進めた初CD化音源6曲を含む全17曲150分を2枚組CDに収録。

性急な4/4ビートでディープなハウス・モードを提示した“Street Halo”や“Loner”から、自らの世界観をセルフ・コラージュした11分にも及ぶ“Kindred”、よりビートに縛られないエモーショナルなス トーリーを展開する“Rival Dealer”、史上屈指の陽光アンビエンスが降り注ぐ“Truant”、テン年代のブリアルを代表する人気曲“Come Down To Us”、そして最新シングル“State Forest”に代表される近年の埋葬系アンビエント・トラックまで孤高の天才による神出鬼没のピース達は意図ある曲順に並べ替えられ、ひとつの大きな抒情詩としてここに完結する。

label: BEAT RECORDS / HYPERDUB
artist: Burial
title: Tunes 2011-2019
release date: 2019.12.6 FRI

Tracklisting

Disc 1
01. State Forest
02. Beachfires
03. Subtemple
04. Young Death
05. Nightmarket
06. Hiders
07. Come Down To Us
08. Claustro
09. Rival Dealer

Disc 2
01. Kindred
02. Loner
03. Ashtray Wasp
04. Rough Sleeper
05. Truant
06. Street Halo
07. Stolen Dog
08. NYC

Nightmares On Wax - ele-king

 先日のプラッドに続き、またも吉報である。30周年を迎える〈Warp〉の連中、どうやら最後までわれわれをつかんで離さないつもりのようだ。レーベル最古参のダウンテンポ・マスター、ナイトメアズ・オン・ワックスが来日する。今年は最新作『Shape The Future』収録曲のリカルド・ヴィラロボスによるリミックス盤が話題になった彼だけれど、此度のDJセットがどのようなものになるのか、いまから楽しみだ。12月7日は VENT に集合!

ダウンテンポの巨匠、 Nightmares On Wax が、Ricardo Villalobos や Moodymann が手がけた大好評リミックス・シリーズで世間を賑わせている中、待望の来日!!

エレクトロニック・ミュージックのトップ・レーベルとして世界に君臨する名門レーベル〈Warp〉の最初期から参加し、今にかけても常にフレッシュな音楽を作り続けるアーティスト、Nightmares On Wax (ナイトメアーズ・オン・ワックス)が12月7日の VENT に登場!

太陽が降り注ぐようなダビーなソウルを味わった感覚、漠然と思い出す古き良き記憶の中の香り、のどかに年代物のソファに深々と座っている昔のスナップショットなど、Nightmares On Wax の音楽は不思議とこれらのことを思い起こさせる。Nightmares On Wax こと George Eveyln はオーディエンスの記憶に作用する特別な瞬間を音楽を通して作ってきた。

特出したプロデューサーとして、UKレイブのクラシックからチル・アウト/ダウンビートの原型とも言える音楽を90年代から今にかけて〈Warp〉から発表してきた。日本のリスナーにとっても Nightmares On Wax の音楽にはきっと良い思い出があるに違いない。時代と場所を超える魔法のような音楽をいつでも聞かせてくれているのだ。

DJとしてもその才能は素晴らしく、幅の広いジャンルの音楽から選びぬかれた珠玉のサウンドをシームレスに聞かせてくれるスキルは、一長一短で身につくものではない。過去の伝統を取り入れて何か新しいものへとアウトプットしていくのだ。きっとミラクルな瞬間を体験できる Nightmares On Wax による音楽の冒険旅行を VENT のフロアで体験してほしい!

Nightmares On Wax Boiler Room London DJ Set:https://youtu.be/Q692lHFaLVM

[イベント概要]
- Nightmares On Wax -
DATE : 12/7 (SAT)
OPEN : 23:00
DOOR : ¥3,600 / FB discount : ¥3,100
ADVANCED TICKET : ¥2,750
https://jp.residentadvisor.net/events/1344055

=ROOM1=
Nightmares On Wax - DJ Set -

And more

VENT:https://vent-tokyo.net/schedule/nightmares-on-wax/
Facebookイベントページ:https://www.facebook.com/events/427604411511506/

※ VENTでは、20歳未満の方や、写真付身分証明書をお持ちでない方のご入場はお断りさせて頂いております。ご来場の際は、必ず写真付身分証明書をお持ち下さいます様、宜しくお願い致します。尚、サンダル類でのご入場はお断りさせていただきます。予めご了承下さい。
※ Must be 20 or over with Photo ID to enter. Also, sandals are not accepted in any case. Thank you for your cooperation.

 11月、今年もこの季節がやってきた。まさに「Our Time Is Coming」。Masters At Work の来日公演まで残り2週間を切った。2016年からスタートしたこのプロジェクトも4回目。Body&SOUL と双璧をなす都市型フェスティヴァルとして、定着してきた感もある。時代を越えていまでも愛され続ける往年の名曲たち、そしてCDJを7台と2台のミキサーを駆使した、もはやライヴとも言える圧巻のDJパフォーマンスを今年も聴けるとなるだけでワクワクが止まらない。この胸の高まりをさらにたくさんの人に届けるべく、日本で MAW を最もよく知る3人にインタヴューを敢行した。90年代からふたりをサポートし、いまでも親交の深い DJ Nori、そして MASTERS AT WORK in JAPAN に唯一4年連続で出演しているハウス・ユニットの Dazzle Drums と共に、改めて MAW の魅力や軌跡を語ってもらった。

「LOVE」をテーマにした楽曲はかけないでくれ! と海外のお客さんに言われたりもして、DJをしていると難しい状況の中で選曲を迫られる局面もありますが、ふたりは頑なにポジティヴなメッセージを発信し続けていますよね。 (Nagi)

遡ることになるんですが、Masters At Work デビュー当初のお話から伺いたいと思います。最初のリリースは1989年の〈Nu Groove〉からリリースされた「Masters At Work House Power」というEPのようですね。

Kei:最初は Todd Telly がこの名義を使っていたんです、それを譲ったんですよね。

Nori:そうそう、その後に〈Cutting Records〉からリリースされた曲もよく覚えてるよ。当時はよくプレイしてたけど Dope と Madd の両面になってて、Dope の方はそれこそ Kenny Dope のヒップホップ感が強かったな。

その時の Nori さんはNYで活動されていたんですか? Dazzle Drums のおふたりも当時の MAW の作品を聴く機会などはあったんでしょうか?

Nori:ふたりが MAW として活動をはじめる少し前には、NYにある「フジヤマ」という店で毎日のようにDJをしていたよ。同時に芝浦GOLD もオープンしていたから、NYと東京を行ったり来たりの生活。91年、92年ぐらいの頃だね。GOLD にも Louie Vega と Kenny Dope は来ていたから、空港まで送ったりもした。彼らと知り合いになったのは、そこからだね。その後に SOUND FACTORY BAR で Louie Vega と Barbara Tucker がスタートさせた「Underground Network」のオープンニング・パーティのサブフロアでDJさせてもらったり。

彼は宇宙人みたいだよ(笑)。やれること全部やってるというか……30年近くシーンの中で高いレベルを維持し続けることは簡単ではないし、音楽をプロデュースする才能も素晴らしい。 (Nori)

Nagi:私たちはまだDJをはじめてもいなかった時代ですけど、当時のラジオから洋楽は聴けたので、MAW に限らず自然と海外の音楽に触れる機会はありました。

Kei:僕はヒップホップを聴いてたから Kenny Dope を通して MAW の存在に触れていました。

Nori:「Shelter」が始まったのも丁度その頃だったから、とくにNYは時代の変わり目みたいな雰囲気が凄くあった。90年代は〈ワーナー〉とかメジャーなレーベルがハウスのレコードを出していた時代。80年代にあったアンダーグラウンドなシカゴのサウンドだったり、イギリスの音楽も勢いがあったからNYも負けじとリリースが増えてハウスがポピュラーになっていった。

Nagi:例えばNYのR&Bシンガーのアルバムのシングルカットにハウスのヴァージョンもあって、ラジオでは原曲もリミックスもプレイされるっていうパターンが当時は多くて。MAW のふたりはリミックスを本当にたくさん作っていましたね。

皆さんには MAW のフェイヴァリット・レコードをいくつか持ってきていただいたんですが、いくつかご紹介いただけますか?

Nori:とにかくふたりは作品が多いからね。どれがベストなのか選べないけど、95年に MAW がリリースした“What A Sensation”なんかはよくリアルタイムでもプレイしていたよ。その頃にはふたりの存在は既に確立されてたし。

What A Sensation

Kei:僕も“What A Sensation”と同じ MAW の別名義「Kenlou」の最初のリリース「Moonshine」は好きな1枚なので持ってきました。

Moonshine

Nagi:私はドラムンベースのプロデューサー Roni Size が98年に出した「Watching Window」。MAWのふたりが「Nuyorican Soul」名義でラテン・アレンジでリミックスをしたものが収録されています。Gilles Peterson のレーベル〈Talkin' Loud〉からリリースされていて、音楽性の豊かさを物語っています。こうやってジャンルを跨いでもクオリティの高い楽曲を当時から作っていたのは本当に凄いことですよね。

Watching Windows (Roni Size Meets Nuyorican Soul)

Kei:Nuyorican Soul名義では〈Nervous Records〉からリリースした「The Nervous Track」も有名ですよね。所謂「4つ打ち」だけに捉われず、ラテンだったりダウンテンポなサウンドもふたりの魅力ですし。

Nagi:話はずれますが、以前マイアミの WMC (ウィンター・ミュージック・カンファレンス)が積極的におこなわれていた03年に、それに合わせて MAW の7インチ・セットが作られたのですが、いまも Louie Vega はオランダの ADE に毎年自分の限定盤のレコードをセットでリリースしたりしています。10年以上が経過してシーンの状況が変わっても、アップデートした形で続けているのは素晴らしいことだと思います。

一般的なバックトゥバックのイメージとは違い、より繊細で難易度も非常に高いです。例えば Kenny Dope のプレイしているビートに Louie Vega がアカペラを混ぜたり、音の上げ下げを含む微妙な調整もふたりで同時に合わせるので、まさにライヴとも言えるパフォーマンスです。 (Kei)

ageHa で開催される「MASTERS AT WORK in JAPAN」も2016年の開催から今年で4年目になりました。日本のハウス・ミュージックを代表する3人から、この数年間でMAW の来日を通して感じたことや変化などはありますか?

Nagi:Body&SOUL に遊びにきているお客さんが年にもう一度、必ず来てくれる機会には間違いなくなっています。クラブから足が遠のいてしまった人や、東京以外からもわざわざ来てもらえるタイミングが増えたのは純粋に嬉しいことですし。

Kei:もちろん昔から遊んでいた人に限らず、新しいお客さんが徐々に増えつつあるのは感じます。具体的にどのくらいって言われると難しいですが、続けていることの結果が出てきはじめているのではないでしょうか。

Nori: 時間帯も深夜じゃないし、90年代に遊んでいた人たちも子どもと一緒に家族で遊びに来られるのは素敵だよね。MAW のふたりからは新しい音源も送ってもらえるし、色々な形で自分のセットに組み込んでいるけど、彼らの音は時代の流れを考えながらも全くブレていない。そこがハッキリしているから色々な人たちに受け入れられるのかもしれないね。

「ブレない」という部分は具体的にどういったところなんでしょうか?

Nori:音楽の基本が決まっているからじゃないかな? さっきも少し出たけど、Louie Vega だとラテンやアフリカンだったり、自分が好きな音楽をずっと表現している。Kenny Dope はヒップホップからソウル、ファンクの楽曲を7インチでかけたり。自分のアイデンティティにストレートな部分は彼らの素晴らしいところだし、もともと音楽的な幅があるふたりが組むことで面白い部分が生まれている。

Kei:ふたりのやりたいことは常に決まってますよね。

ソロでの活動も素晴らしいのですが、MAW のセットにだけある魅力みたいなものは何でしょうか?

Kei:MAW としてDJをおこなうときはバックトゥバックのスタイルを取ってはいるのですが、7台ものCDJにミキサーもそれぞれ個別の機材が置かれているんです。交互に選曲をする一般的なバックトゥバックのイメージとは違い、より繊細で難易度も非常に高いです。例えば Kenny Dope のプレイしているビートに Louie Vega がアカペラを混ぜたり、音の上げ下げを含む微妙な調整もふたりで同時に合わせるので、まさにライヴとも言えるパフォーマンスです。

Nagi:それぞれのスキルも本当に高いのでふたりの駆け引きを現場で体感できるのも MAW ならではというか。もちろん自分たちの楽曲が中心になりますが、それぞれが最近リリースしている音源に別の音源をどうやって重ねていくかなども聴いていて本当に面白いです。

Dazzle Drums のふたりは2016年の初回から唯一4年連続の出演です。DJとしてこのイベントに対する思いや、意気込みなどはありますか?

Kei:基本的にお客さんは Masters At Work 目当てだと思うので、その中でどうやって自分たちを表現していくのかという部分ではやり甲斐を感じます。年に一度のビッグ・パーティーに出演することで、自分たちにとって新しい出会いや広がりを作れる機会でもあるので、そういう場所があるのは本当にありがたいです。

Nori さんは個人でのブッキングは何度かありますが、今回は初めて Muro さんと Captain Vinyl として出演されます。ロング・セットでの出演ということで MAW の楽曲をプレイされたりもするのでしょうか?

Nori:Muro くんも去年、一昨年と連続で出演しているし、MAW の音源は好きだろうから今回ふたりでやれるのはすごく楽しみ。最近は Louie Vega がリリースした7インチの音源なんかもあるから、プレイするチャンスはあるかもね。

Barely Breaking Even

国内アーティストのラインナップもさらに豪華になっています。今年は ageHa に隠さていた秘密の部屋「Romper Room」でもDJの音楽を楽しむことができますし、屋外の雰囲気を味わえる Water には Dazzle Drums 以外では若いDJたちを含めた新鮮なメンバーが集まりました。東京のシーンで活躍されてる3人からここ最近で注目しているDJやアーティストはいますか?

Nagi:それぞれ良いプレイをするローカルの若手DJはたくさんいます。甲乙付け難いのであえて名前は出しませんが、私たちが定期的にDJをしている 0 Zeroや、Solfa、Aoyama Tunnel、蜂、Koara など、数えきれない小箱で若い人たちが個性を出しながら切磋琢磨していますよね。

Nori:僕は正直20代のDJとそこまで接点がないんだけど、女の子のDJが増えてきたのは面白いよね。今回、おなじフロアで共演する Mayu Kakihata なんかもソウルとかファンクをレコードでかけているんだけど、選盤のセンスが良いなと感じる。変に流行りに拘らずに、自分のチョイスの中で表現するのはとても良いなと。若い子がアナログでプレイすることが増えてきているし、掘ることで個性も出てくる。日本の若いDJを全部知っているわけじゃないけれど地方に行けば新しいDJもいるし、エネルギーを持っている人はいるよね。

クラブで開催する深夜イベントとは違って、昼間から楽しめるのも「MASTERS AT WORK in JAPAN」の魅力になっています。Nori さんも Dazzle Drums も深夜のクラブでDJをされることが多いとは思いますが、何か違いを感じたりしますか?

Nori:自分は「GALLERY」っていうパーティーを昼間に20年近く続けていたから違和感はないんだけど、最近は風営法改正もあったし、人や時代も移ろいでいく中で、それぞれの遊びも変わってきている。80年代、90年代の黎明期の時代はやっぱり夜が中心で、SNSもなかったからクラブで情報交換していたけど、いまはそんなことをしなくてもみんなとコミュニケーションできたり、音楽を探すこともできるよね。

Nagi:インターネットがなかった時代はDJの先輩方が新しい音源をレコード屋から先に仕入れて若い人に向けてプレイしてくれたりもしたので、クラブは新しい音に出会える場でもありました。やっぱり現場に行かないと分からないなというのは当たり前だったし、だからこそ面白い人がよくクラブに集まっていましたよね。

Kei:クラブで出会った人と長い時間を共有したのでたくさんの思い出があります。レコード屋に行ったら知り合いがいて、クラブに行ったら友達がいるし。そういう大切な時間をまたここで共有できるのも醍醐味なのかなと。

Nori:Louie Vega も昔はNYの「Sound Factory Bar」で毎週水曜日に自分のパーティーを開催していて、そこでは発売する前の新しい音源をプレイしていたから若いDJたちは情報交換の場としても本当に重要だったと思う。いまレコードが面白くなって若い人もアナログをリリースしたり買ったりするから、昔と同じとは言わないけれど「MASTERS AT WORK in JAPAN」のようなたくさんの人が集まるパーティーをきっかけに、また面白い流れになってくれたらいいよね。

では、最近の海外のシーンについては、どのように感じていますか?

Nagi:ここ数年あったディスコ・ブームみたいなのものが少し落ち着いて、またソウルフルなハウスが面白くなっているのはヨーロッパのシーンからも感じます。その中で、やっぱり Louie Vega は群を抜いて活躍しているし、ラジオで常に新しい音楽を発信している。作品のクオリティーも落とすことなくレコードからデジタルまで時代と共に常に進んでいく姿は凄まじいですよね。

Nori:彼は宇宙人みたいだよ(笑)。やれること全部やってるというか……30年近くシーンの中で高いレベルを維持し続けることは簡単ではないし、音楽をプロデュースする才能も素晴らしい。そういえば Hardrive 名義でリリースした“Deep Inside”ののヴォイス・サンプルを使ったドラムンベース楽曲を最近聴いたんだよね。そこからオリジナルを知ってくれると嬉しいよね。

Nagi:Kanye West も同じサンプルをしてましたよね。 Mr. Fingers の“Mystery Of Love”のベースラインと混ぜたりなんかして。

30年近いときを超えても評価され続ける証ですね。

Kei:楽曲それぞれにメッセージ性が高いのも Masters At Wrok の素晴らしさです。今回は「Our Time Is Coming」で、毎年 MAW の楽曲がパーティーのサブタイトルになっているのも素敵ですよね。

Nagi:彼らがDJ中にプレイする楽曲もポジティヴなメッセージの強い楽曲が多いです。私自身も経験しましたがストイックな現場だと「LOVE」をテーマにした楽曲はかけないでくれ! と海外のお客さんに言われたりもして、DJをしていると難しい状況の中で選曲を迫られる局面もありますが、ふたりは頑なにポジティヴなメッセージを発信し続けていますよね。それに伝え方もとてもユニークで例えば「差別をなくそう」ではなく「みんなファミリーだ」というポジティヴなフレーズに乗せていく。いろいろな世代や人種の人が聴いても楽しい気持ちにさせてくれる絶妙なバランス感覚は流石だなといつも感じています。NYハウスやダンス・クラシックスが好きで、ずっと続けている理由も、彼らの持つポジティヴな雰囲気やブレない姿勢を見ているから、自分も頑張ろうという気持ちになれます。

最後に伺っておきたいのですが、Louie Vega のパートナーでもある Anane Vega のレーベルから Dazzle Drums はアルバムをリリースされています。そういう意味では「Masters At Work ファミリー」とも言えると思うのですが……

Nagi:ファミリーと言える程ではないです! アルバムでもお世話になりましたが、数年前に私たちが作ったエディット Willie Hutch の“BROTHER'S GONNA WORK IT OUT”を Louie Vega がデジタルで長いことプレイしてくれていて。彼の後押しがあって久しぶりにレコードで楽曲をリリースすることができたんです。コスト的にもレコードを作るのが難しい時代にこうして実現できたことを考えると頭があがらない、という関係なんです(笑)。

(取材・文:Midori Aoyama/写真:Yoshihiro Yoshikawa)

PRIMITIVE INC. 13th Anniversary
MASTERS AT WORK in JAPAN - Our Time Is Coming -

-ARENA-
MASTERS AT WORK (Louie Vega & Kenny Dope)
Lights by Ariel

-Manhattan Island supported by Manhattan Portage-
CAPTAIN VINYL (DJ Nori & MURO)
Mayu Kakihata

-WATER supported by Red Bull-
CYK
Dazzle Drums
Mayurashka
okadada
Shinichiro Yokota

-Romper Room supported by COCALERO-
Kan Takagi
Kaoru Inoue
Yoshinori Hayashi

-DANCE CYPHER supported by Lee-
KAZANE (LUCIFER)
KEIN (XYON)
KTea
KYO (VIBEPAK)
OHISHI (SODEEP)
SUBARU (SODEEP)
TAKESABURO (SODEEP)
UEMATSU (SODEEP)

-KIDS PARK-
授乳 & オムツ交換室
赤ちゃんブース
叩いて遊ぶDJ体験型ワークショップ powered by Pioneer DJ
ドラムワークショップ
オリジナルコルクボードづくり
マーブルクレヨンづくり
オリジナルバナーづくり
キャンプファイヤー

-FOOD-
ガパオ食堂
ごはんとおとも
BAHAMA KITCHEN

-TICKET-
Category 4 : 5,500Yen
Group Ticket 2 (5 Persons) : 24,000Yen
U-23 Ticket 2 : 3,500Yen
VIP Pass Category 2 : 7,500Yen
VIP Pass+Parking : 11,000Yen

VIP Pass & Table (2 seat) + Bottle Champagne : 30,000Yen
VIP Pass & Table (4 seat) + Bottle Champagne : 60,000Yen
VIP Pass & Table (8 seat) + Bottle Champagne : 100,000Yen

Door 6,500Yen / 4,000Yen (U-23)

※高校生以下は入場無料です。(ドリンク代別途)
※小学生以下の児童及び乳幼児は保護者同伴に限りご入場いただけます。
※車椅子でもご来場いただけます。専用駐車場とメインフロアを眺めるスペースをご用意します。
※テーブル席のご予約はお電話もしくはメールにて承ります。(TEL : 03-5534-2525/MAIL : reserve@ageha.com)

https://mawinjapan.com/

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