「ZE」と一致するもの

 スケシンさんの〈C.E〉がまた面白いパーティをやります。今回は、Joy OrbisonとRezzettのふたりに、ホンジュラスのテグシガルパ出身のプロデューサー、Low Jackも来日。最近は、自身のレーベル〈Editions Gravats〉からのリリースも注目を集めており、たぶんダンスホールをがんがんプレイしそうな予感。また、初来日となるマンチェスターをベースに活動をおこなうJon K、C.Eのパーティではお馴染みThe Trilogy Tapes / Hinge Finger主宰のWill Bankhead、1-Drink、LIL MOFOが出演。

 現在、激安のアーリーバードチケット(チケット代1000円+手数料50円!)が数量限定で発売中。前売りも1500円、当日も2500円と安い! 偉い!
 こりゃ、絶対に行ったほうがいいよ。

C.E, TTT & HINGE FINGER present

JOY ORBISON
REZZETT
LOW JACK
JON K
WILL BANKHEAD
1-DRINK
LIL MOFO

Friday 25 Oct 2019(2019年10月25日金曜日)
Open/Start: 12:00 AM(深夜12時オープン/スタート)
Venue: WWW X www-shibuya.jp
Advance ¥1,500 / Door ¥2,500

Tickets available from Resident Advisor https://www.residentadvisor.net/events/1316924
Over 20's Only. Photo I.D. Required

Headie One - ele-king

 北ロンドン出身のラッパー、Headie One の7枚目のミックステープ『Music x Road』が8月にリリースされた。5年間の活動の中で7枚のミックステープという多作ぶりもさることながら、『Psychodrama』で才能を開花させた Dave との共作“18 HUNNA”の大ヒットによって勢いを得た Headie One は、このミックステープでストリートのラップであることを全く譲らずに、トピック・音楽性の幅を広げている。

Headie One - 18HUNNA (ft. Dave)

Rusty のために1,800*
手にとってラグビーみたいにキックする
T-House にいたら塵まみれに戻る
ヌードで目を覚ます
バンドで4と半分、利益はいい感じ

18 hunna for the new rusty
Man grab it and kick it like rugby
I was in the T house, head back dusty
Still waking up to nudes in country
Four and a half in the bando Profit oh so lovely

* Rusty - 旧式ショットガン

“19 HUNNA (ft. Dave)”

 Headie One はこの1~2年でUK国内で大きなうねりとなっているジャンル、「UKドリル」のスターとして注目を集める存在だ。「UKドリル」については、Reeko Squeeze の『Child's Play 2』のアルバムレヴューで三田格さんが書かれている通り、アメリカのドリル・ミュージックがUKに派生して進化を遂げたジャンルである。UKサウンドの核のひとつである「シャッフルされたビート」がアメリカのドリル・ミュージックと融合し、縦ノリのラップ・ミュージックとしてさまざまな形に進化を遂げてきた。Headie One と RV の2018年のヒット・チューン“Know Better”は、全体のダークな雰囲気とそれを支える伸びるベースライン、表拍で打つハイハットやパーカッションを特徴とする。“Know Better”では、ワイリーが発明したクリック音も顔を覗かせる。

Headie One X RV - Know Better

 “18 HUNNA”や“Know Better”のように、UKドリルはリズム・パターンや音楽性が一貫していて、悪く言えばあまり「特徴のない」サウンドといえる。それはトラックが舞台装置の役割をしていて、ラッパーはその上でドラマを展開するためだ。また歌詞はリアルであることを追求し、“18 HUNNA”のようにフックが複雑で長い曲がヒットすることも多い。

 本作でも前作から一貫したラップに加えて、より音楽的なヴァリエーションを広げている。タイトル・トラックの 1. “Music × Road”でソウルフルなビートに合わせて内省的なテンションのラップを披露したかと思えば、Spotify では700万回以上再生されている 2. “Both”では、Ultra Nate の“Free”をサンプリングしたビートに合わせて、本アルバムのテーマである音楽とトラップ、ショーとドラッグ、ジュウェルとウィード、様々な欲望を対比させながら、Headie One は「両方」を手にいれるとラップしている。サンプリングの Ultra Nate の“Free”の原曲には、ソウルフルな歌にのせて「あなたはなんでもやりたいことができる、自由なのだから。あなたの人生を手に入れて、やりたいことをやりなさい」というメッセージがある。Headie One はそれを「ドリラー」として再解釈しているともいえる。

 4. “Rubbery Bandz”や 7. “All Day”、8. “Kettle Water”などは彼が呼ぶところの「T-House」(トラップハウス)でのビジネスを中心にした曲だが、“Interlude”を挟んで後半の 10. “Home”、12. “Chanel”では女性に対する真摯な姿を披露する。彼が他の多くのドリル・ラッパーと違って、いい意味で稀有な部分はここだ。女性をある種「利用」して自身の強さや横柄さを披露するのではなく、Headie One が女性を大切にしているところが伝わってくる。Stefflon Don と NAV を客演に迎えた 11. “Swerve”ではトラップ・ライフに対するネガティヴさも含めて彼なりの意見を表現している。『Music × Road』その両方を描写するコンセプトにふさわしく、彼の「強さ」や「賢さ」だけでなく、彼の苦悩や優しさも音楽の中で表現されている。一方で他のグループやエリアの脅し文句といった類は少なく、彼自身の成長を感じる。『Music × Road』は彼のトラップ・ライフの成功とその裏側にある苦悩や人間としての優しさが表現された1作であり、UKドリルという音楽の歴史を前に進めた作品だ。

WXAXRXP Sessions - ele-king

 きゃああっ。──失礼、あまりの驚きと喜びに声を漏らしてしまいました。ここしばらく続々と〈Warp〉30周年をめぐる動きが活発化していっていますが、新たなお知らせです。なななななんと、30周年を記念した特別12”シリーズ『WXAXRXP Sessions』の発売が決定しました! 往年の「Peel Session」を彷彿させるタイトルにもあらわれていますが、これがまたとてつもなくそそられるラインナップなのです。さて、腰を抜かす準備はいいですか? 参加しているのは……エイフェックスビビオボーズ・オブ・カナダフライング・ロータスケリー・モーラン、LFO(!!)、マウント・キンビーOPNプラッドシーフィールの10組です。詳細は下記をご確認いただきたいですが、すべて貴重な音源ばかりでめまいがします……なお、この秋開催される《WXAXRXP DJS》の会場では同シリーズが先行販売され、10作すべてを収納した限定ボックスセットも売られるとのこと。デザインもめちゃんこクールです。また、今回の発表にあわせBOCのレア音源“XYZ”も公開されています。テープの逆再生音とシューゲイジィなギターが織り成す、なんとも夢幻的なノスタルジア……間違いなくBOCですね。〈Warp〉30周年、アツすぎんよ!

[9月24日追記]
 本日、11月15日発売予定の『WXAXRXP Session』からビビオの“Lovers Carvings”が公開されました。ちょうど10年前、2009年の『Ambivalence Avenue』に収録されていた名曲の新ヴァージョンです。中盤、ヴォーカルが入ってくるところで鳥肌が立ってしまいました。ずるい、このアレンジはずるいって……(Apple Music / Spotify)。なお同時に、ビビオが最新作『Ribbons』収録の3曲を新たに演奏しなおしたセッション映像も公開されています(YouTube)。

[10月10日追記]
 BOCとビビオに続き、今度はマウント・キンビーの音源が公開されました。2017年の『Love What Survives』に収録されていた曲の新ヴァージョンで、6月のオンライン・フェスで放送された音源です。このセッションはステレオラブのアンディ・ラムゼイのスタジオで録音され、ミカチューも参加したとのこと。

[10月23日追記]
 続々と解禁が増えてきました。今回はシーフィールです。曲名は“Rough For Radio”。1994年、彼らがジョン・ピールの番組『Peel Session』に出演したときに録音されたものだそう。貴重!

[11月11日追記]
 一気に大盤振る舞いです。去る先週末、まもなくリリースとなる『WXAXRXP Sessions』から、10曲入りのサンプラーが配信されました。これまでに公開された3曲に加え、LFO、エイフェックス・ツイン、フライング・ロータス、OPN などのレア音源が解禁されています。発売は11月15日。試聴は下記リンクをご参照ください。なお、〈Warp〉30周年を特集した『別冊ele-king』最新号の情報はこちらから。

WXAXRXP Sessions Sampler
Apple Music: https://apple.co/2oXapD5
Spotify: https://spoti.fi/2WRTkHp

〈WARP RECORDS〉30周年記念作品
『WXAXRXP SESSIONS』発売決定!

Aphex Twin / Bibio / Boards of Canada / Flying Lotus /
Kelly Moran / LFO / Mount Kimbie / Oneohtrix Point Never /
Plaid / Seefeel

ボーズ・オブ・カナダの超貴重音源“XYZ”が公開!

先鋭的アーティストを数多く輩出し、クリエイティブかつ衝撃的なMVやアートワークの分野においても、音楽史に計り知れない功績を刻み続け、ついに今年30周年を迎えた〈WARP RECORDS〉。その偉大なる歴史を祝した30周年記念12"作品シリーズ『WXAXRXP SESSIONS』発売決定! 合わせてこれまで当時の放送でしか聴くことのできなかったボーズ・オブ・カナダの超貴重音源“XYZ”が今回公開された。

Boards Of Canada • ‘XYZ’
https://youtu.be/JZYnw3GBAlU

『WXAXRXP (ワープサーティー)』をキーワードに、様々なイベントが行われている2019年。いよいよ来週に迫ったフライング・ロータスの3Dライブ公演を皮切りに、10月30日よりスタートする!!!(チック・チック・チック)ツアー、それに続くバトルスのツアーに加え、スクエアプッシャー、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー、ビビオが一堂に会するスペシャルDJツアー『WXAXRXP DJS (ワープサーティーディージェイズ)』の開催も発表され、盛り上がりを見せている。

今回発表された『WXAXRXP Sessions』は、BBCの伝説的DJ、ジョン・ピールの番組『Peel sessions』で放送されたスタジオ・セッション音源や、30周年特別企画の一つとして〈WARP〉が「NTS Radio」とコラボレートし、実に100時間以上に渡って貴重な音源をオンエアするという前代未聞のオンライン音楽フェス『WXAXRXP』で放送された貴重な音源などを収録した12"作品シリーズとなっている。

Aphex Twin
Peel Session 2

放送:1995.4.10
エイフェックス・ツインが披露した2つのラジオ・セッションのうちの1つ。すべてが当時のオリジナル音源で、披露された全音源がそのまま収録されている。アナログ盤でリリースされるのは今回が初めて。

Bibio
WXAXRXP Session

放送:2019.6.21
ビビオが、ブレイクのきっかけとなったアルバム『Ambivalence Avenue』に収録された3曲と、2016年の『A Mineral Love』収録の1曲を、ミニマルで美しいアコースティック・スタイルで再表現した4曲を収録。『WXAXRXP x NTS』の放送用にレコーディングされたもの。

Boards of Canada
Peel Session

放送:1998.7.21
ボーズ・オブ・カナダによる唯一のラジオ・セッションが、オリジナルの放送以来初めて完全版で収録。これまで当時の放送でしか聴くことのできなかった貴重な音源“XYZ”が今回公開された。
https://youtu.be/JZYnw3GBAlU

Flying Lotus Presents INFINITY “Infinitum”
Maida Vale Session

放送:2010.8.19
フライング・ロータスの出世作『Cosmogramma』リリース当時、『Maida Vale Session』にて披露されたライブ・セッション音源。サンダーキャット、ミゲル・アトウッド・ファーガソン、そして従兄弟のラヴィ・コルトレーンらによる生演奏。ここ以外では聴くことのできない楽曲“Golden Axe”が収録されている。

Kelly Moran
WXAXRXP Session

放送:- / - / -
今回の『WXAXRXP Sessions』用にレコーディングされ、唯一過去放送もされていない超貴重音源。

LFO
Peel Session

放送:1990.10.20
デビュー・シングルを〈WARP〉からリリース直後に『Peel Session』に出演した際のパフォーマンスで、長年入手困難かつ、ここでしか聴くことのできない音源を収録。

Mount Kimbie
WXAXRXP Session

放送:2019.6.21
『WXAXRXP x NTS』企画で初披露されたパフォーマンスで、マウント・キンビーがライブを重ねる中で、どのように楽曲を進化させていくのかがわかるセッション音源。ミカ・レヴィもゲスト参加している。

Oneohtrix Point Never
KCRW Session

放送:2018.10.23
ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(OPN)率いるバンド、Myriad Ensembleが『KCRW session』で披露したスタジオ・セッションから4曲を収録。OPN以外のメンバーは、ケリー・モーラン、イーライ・ケスラー、アーロン・デヴィッド・ロス。

Plaid
Peel Session 2

放送:1999.5.8
プラッドが『Peel Session』に出演した際に披露したパフォーマンスを収録。『Rest Proof Clockwork』リリース当時のオリジナル音源で、ライブで高い人気を誇る“Elide”も含まれる。

Seefeel
Peel Session

放送:1994.5.27
アルバム『Succour』リリース当時に『Peel Session』で披露されたセッション音源。ここ以外では聴くことのできない“Rough For Radio”と“Phazemaze”も収録。

なお11月に東京、京都、大阪で開催されるスペシャルDJツアー『WXAXRXP DJS』の会場では、一般発売に先駆け、『WXAXRXP Sessions』が先行発売され、全作品を収納した超限定ボックスセットも販売予定。

WARP30周年 WxAxRxP 特設サイトオープン!
〈WARP〉の30周年を記念した特設サイトが公開中! これまで国内ではオンライン販売されてこなかったエイフェックス・ツインのレアグッズや、大竹伸朗によるデザインTシャツを含む30周年記念グッズなどが好評販売中。その偉大なる歴史を祝し、アーティストや著名人など識者たちがそれぞれのテーマで〈WARP〉楽曲をセレクトした“MY WXAXRXP”プレイリスト企画がスタート!
WWW.BEATINK.COM/WXAXRXP/

!!! - WALLOP JAPAN TOUR -
前売りチケット絶賛販売中!

東京公演:2019年11月1日(金) O-EAST
OPEN 18:00 / START 19:00
前売 ¥6,500 (税込/別途1ドリンク代/スタンディング) ※未就学児童入場不可
主催:SHIBUYA TELEVISION
INFO:BEATINK 03-5768-1277 / www.beatink.com

京都公演:2019年10月30日(水) METRO
OPEN 19:00 / START 20:00
前売 ¥6,500 (税込/別途1ドリンク代/スタンディング) ※未就学児童入場不可
INFO:METRO 075-752-2787 / info@metro.ne.jp / www.metro.ne.jp

大阪公演:2019年10月31日(木) LIVE HOUSE ANIMA
OPEN 18:00 / START 19:00
前売 ¥6,500 (税込/別途1ドリンク代/スタンディング) ※未就学児童入場不可
INFO:SMASH WEST 06-6535-5569 / smash-jpn.com

[チケット詳細]

label: WARP RECORDS/BEAT RECORDS
artist: !!!
title: Wallop
release: 2019.08.30 FRI ON SALE

国内盤CD BRC-608 ¥2,200+tax
国内盤特典:ボーナストラック追加収録/解説・歌詞対訳冊子封入

[ご購入はこちら]

BATTLES - JAPAN TOUR 2019 -
SUPPORT ACT: TBC

前売 ¥6,800 (税込/別途1ドリンク代/スタンディング) ※未就学児童入場不可

東京公演:2019年11月4日(月・祝日) GARDEN HALL
OPEN 17:00 / START 18:00
主催:SHIBUYA TELEVISION
INFO:BEATINK 03-5768-1277

大阪公演:2019年11月5日(火) UMEDA CLUB QUATTRO
OPEN 18:00 / START 19:00
INFO:SMASH WEST 06-6535-5569 / smash-jpn.com

名古屋公演:2019年11月6日(水) NAGOYA CLUB QUATTRO
OPEN 18:00 / START 19:00
INFO:BEATINK 03-5768-1277

[チケット詳細]

label: WARP RECORDS / BEAT RECORDS
artist: BATTLES
title: Juice B Crypts
release date: 2019.10.11 FRI ON SALE
日本先行リリース!

国内盤CD BRC-613 ¥2,200+tax
国内盤CD+Tシャツ BRC-613T ¥5,500+tax
ボーナストラック追加収録/解説・歌詞対訳冊子封入

輸入盤CD WARPCD301 ¥OPEN
輸入盤2LP カラー盤 WARPLP301X ¥OPEN
輸入盤2LP WARPLP301 ¥OPEN

[ご予約はこちら]


タイトル:
WXAXRXP DJS
ワープサーティーディージェイズ

出演:
SQUAREPUSHER (DJ Set), ONEOHTRIX POINT NEVER (DJ Set), BIBIO (DJ Set) and more

その他コンテンツ:
WXAXRXP POP-UP STORE, 30 YEAR VISUAL HISTORY OF WARP and more

東京
公演日:2019年11月1日(金)
会場:O-EAST / DUO

京都
公演日:2019年11月2日(土)
会場:CLUB METRO

大阪
公演日:2019年11月3日(日)
会場:SUNHALL

OPEN / START:23:00
料金:前売¥5,500(税込)
※20歳未満入場不可。入場時にIDチェック有り。写真付き身分証をご持参ください。

[チケット発売]

イープラス最速先行:
東京 [抽選] 9/17 (火) 正午12:00 〜 9/22 (日) 18:00
京都 [先着] 9/17 (火) 正午12:00 〜 9/22 (日) 18:00
大阪 [先着] 9/18 (水) 正午12:00 〜 9/22 (日) 18:00

一般発売:9/28 (土)〜
イープラス、ローソンチケット、チケットぴあ、BEATINK、iFLYER 他

Nkisi - ele-king

 チーノ・アモービエンジェル・ホらとともに〈NON〉の設立に関わったことで広くその存在が知られるようになった新世代テクノ・プロデューサーのキシ。その後〈MW〉や〈Arcola〉といった気鋭のレーベルから着実にリリースを重ね、ついに今年待望のファースト・アルバム『7 Directions』をリー・ギャンブルの〈UIQ〉から送り出したUKアンダーグランドの希望の星が、来る9月20日、ついにこの列島の地を踏む。その初来日を祝し、これまでの彼女の経歴に迫ったインタヴューをお届けしよう。

コンゴ民主共和国出身で、ベルギーで育ったそうですが、コンゴで過ごしたのは何歳くらいまでなのですか?

キシ(Nkisi、以下N):私はコンゴのキンシャサで生まれて赤ちゃんのときにベルギーに引っ越した。その後ルーヴェンに落ち着いて、そこで幼少時代を過ごしました。

どのような幼少期を送っていたのでしょう?

N:よく独りでいる子で、子どものころはよくいじめられていた。自分みたいな境遇の子たちは周りにそんなにいなかったから、ほとんど音楽に逃避していて、あまり目立たないようにしていた。

音楽に興味を持つようになったのはいつから? きっかけは?

N:音楽に興味を持ったのはとても若いときで、親が社交的だったからよくハウス・パーティをやっていて、コンゴのルンバ、ズーク、ドンボロ(Ndombolo)で一晩中踊っていたのをよく覚えている。それがきっかけでコンゴのギターのリフにのめり込んでいった。

とくに影響を受けたアーティストや作品を教えてください。

N:私の音楽のテイストはつねに人生のあらゆる場所で並行して進んでいて、それは感情的であってスピリチュアルであって、コンゴの偉大なギタリストのフランコにとても影響を受けてるし、オウテカの『Amber』は人生を変える瞬間だった。J・ディラ、スラム・ヴィレッジ、エリカ・バドゥにハマった時期もあるし、スリー・6・マフィア、ギャングスタ・ブー、ロード・インファマスを出している〈Hypnotize Minds〉もそうだし、Liza 'N' Eliaz、(ジョーンズ&スティーヴンソンの)「The First Rebirth」、(ブルー・アルファベットの)「CyberTrance」を出していた初期の〈Bonzai Records〉や、あと〈Thunderdome〉も。とくに『Thunderdome』の「I」と「II」のコンピレーションが好きで、パトリック・カーリー(Patrick Curley)を紹介してもらったのも人生の変わるひとつのポイントだった。あとは最近だと the Future、Gabber Modus Operandi、〈Nyege Nyege〉、Kilbourne、House of Kenzo、ツアーで出会ったアーティストからたくさんの希望と刺戟を受けてる。

ロンドンへ移った理由は?

N:ロンドンへ引っ越した理由は、その歴史とエナジーに惹かれたところかな。初めて来たときになんでもできるような自由を感じて、自分にとって音楽をやるのに居心地のいい唯一の場所だと思ってる。もう7年経つけど、そのサイクルもそろそろ終わりを感じていて、次の場所を見ているところ。

2014年にハンブルクの〈Doomcore Records〉からリリースされた『16』が、最初に世に出たあなたの作品という認識で合っていますか?

N:そう。〈Doomcore Records〉からデビューしてる。レジェンドのロウ・エントロピー(Low Entropy)がやってるハンブルクのレーベルです。

翌年には同レーベルから『21』も発表していますが、ドゥームコア/ハードコア・テクノに興味を持つようになったきっかけは?

N:私はいつもダークなヴァイブスとメランコリックなエモーションに惹かれるから、ドゥームコアがまさにそれね!

あなたの音楽には、90年代前半のジェフ・ミルズのハード・ミニマルを想起させる部分があります。彼の音楽には触れていましたか?

N:ジェフ・ミルズの作品は大好きだし、敬愛している。リズムを操るモンスターだと思う!

ウェイトレスでアンビエント的なシンセの使い方は、やはりデトロイト・テクノ由来なのでしょうか?

N:どうかな。これまでいろんなものを聴いてきたすべての音楽のハイブリッドなものから生まれていると思うけど。

2015年には〈NON〉が始動します。あなたはその共同設立者のひとりですが、チーノ・アモービやエンジェル・ホとはどのように知り合ったのでしょう?

N:チーノ・アモービには2014年の終わりに出会って、《Endless》ってパーティで一緒にプレイした。その流れでエンジェル・ホをすぐに紹介された。

〈NON〉をはじめた動機や意図、野心を教えてください。

N:〈NON〉はパーソナルなアンビションというよりコレクティヴなヴィジョンで、そのとき音楽や世界に感じていた変化を求めるヴィジョンがあって、私たちのような存在に世界や業界が期待するものを拒否することを示したパワフルなものだったと思う。

2016~2017年の『DJ KITOKO VOL.1』『DJ KITOYO VOL.2』にはどのようなコンセプトがあったのでしょう?

N:DJ Kitoko のプロジェクトは自分が音楽を作りはじめたときのオマージュで、より自由なプロジェクトとでもいうのか、とくに何かあるって感じでもない。

2017年には〈Rush Hour〉傘下の〈MW〉からEP「Kill」をリリース、昨年は〈Warp〉傘下の〈Arcola〉から「The Dark Orchestra」をリリースしています。それはどういう経緯で?

N:「Kill」はこれまでつくってきたトラックのコレクション的なもので、「The Dark Orchestra」はよりライヴ・セットからできあがった感じ。

そして今年はリー・ギャンブルの〈UIQ〉からアルバム『7 Directions』をリリースしています。これはどういう経緯で? 彼とはどのように出会ったのでしょう?

N:リー・ギャンブルは共通の友だち経由で知り合った。私のNTSのショウを聴いてくれたのがきっかけで、そのときちょうどつくっていたものがそのまま『7 Directions』のリリースになりました。

それらをリリースしていく過程で徐々に名が知られるようになっていったと思いますが、この5年ほどであなたの音楽活動をとりまく状況にはどのような変化がありましたか?

N:とても変わった。みんな自分の音楽を楽しんでくれてるし、音楽にたいしてもよりスピリチュアルでいられるし、音楽を信じている私にとってそうなることは最高で、ほかにやることもないしね! 最近はみんなダンス・フロアで速くて暗いものを求めてるからそれも最高!

DJをするときにもっとも心がけていることは?

N:つねにダンス・フロアをリズミックなトランスに持っていくことに集中してるし、同じ心臓の鼓動を一緒に感じていたい。

Nkisi(キシ)来日情報

未来へ向かう熱狂のアジア&アフロ・フューチャリズム! ハードに燃え盛る中国地下の先鋭 Tzusing とコンゴ生まれ、ベルギー・ハードコア/ガバ育ちのアフリカン・レイヴなロンドンの新鋭 Nkisi (UIQ)、同じくロンドンのゴス・ダンスホール等で話題となったディストピアン・ラッパー/シンガー GAIKA (WARP)、日本のアヴァンギャルドから己の身体をテクノロジーによって音や光に拡張する現代美術家/ホーメイ歌手 Fuyuki Yamakawa をゲストに迎え、ローカルから WWWβ のコア・メンバー Yousuke Yukimatsu、Mars89、Mari Sakurai、speedy lee genesis が一同に揃い、世界各地で沸き起こる “第3の力” をテーマとした WWW のシリーズ・パーティ《Local World》のアニヴァーサリーとして開催。

WWW & WWW X Anniversaries
Local X5 World - Third Force -
2019/09/20 fri at WWW X

OPEN / START 24:00
Early Bird ¥1,800 / ADV ¥2,300@RA | DOOR ¥3,000 | U23 ¥2,000

Tzusing [Shanghai / Taipei]
Nkisi [UIQ / Arcola / London] - LIVE
GAIKA [WARP / London] - LIVE
Fuyuki Yamakawa - LIVE
Yousuke Yukimatsu [TRNS-]
Mars89 [南蛮渡来]
Mari Sakurai [KRUE]
speedy lee genesis [Neoplasia]

※ You must be 20 or over with Photo ID to enter.

Bon Iver - ele-king

 これは嬉しいお知らせです。先日待望のニュー・アルバムを発売したばかりのボン・イヴェールが、4年ぶりに来日公演をおこないます! 少し先ですが、年が明けた2020年の1月21日(火)と22日(水)の2日にわたり、Zepp東京にて開催。前作『22, A Million』を出したときは来日がなかっただけに、今回新作が出たあとに観られるのは僥倖。見逃せません。

奇跡の初来日から4年……
ボン・イヴェール第1章を締めくくる来日公演が決定!

米国ウィスコンシン出身のシンガー・ソング・ライター、ジャスティン・ヴァーノンによるプロジェクト、「ボン・イヴェール」の来日公演が決定しました。2008年のデビュー・アルバム「For Emma, Forever Ago」を発表して以降、これまで3枚のアルバムをリリース。2ndアルバム『Bon Iver』は全米チャート2位/全英チャート4位を記録、また第54回グラミー(2012年)最優秀新人賞・最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞の2冠を達成するなど10年代のオルタナティブシーンを代表する最重要アーティストとなりました。

2016年2月に初来日公演を開催し東京公演がソールドアウト。先日発表された新作『i, i(アイ、アイ)』でひとつのサイクルを締めくくったボン・イヴェールが4年ぶりに日本に帰ってきます。10年代を代表するアーティストの新たなディケイドの始まりにふさわしい公演をお見逃しなく!

アーティスト:
ボン・イヴェール / Bon Iver

公演概要:
2020年1月21日 (火)・22日(水)Zepp東京
OPEN 18:00 / START 19:00
2階・指定席:¥9,600(別途1ドリンク代)
1階・スタンディング:¥8,600(別途1ドリンク代)

お問合せ:info@livenation.co.jp

※価格は全て税込み
※未就学児(6歳未満)入場不可

企画・制作・招聘: Live Nation Japan
協力: Big Nothing
公演リンク: www.livenation.co.jp/artist/bon-iver-tickets

BON IVER “ i, i ”

2019年を象徴する1枚。前作『22, A Million』から3年、現行のミュージック・シーンを牽引し、更新し続けるボン・イヴェール、待望のニューアルバムがリリース。

2019.8.28 ON SALE[日本先行発売]

■アーティスト:BON IVER(ボン・イヴェール)
■タイトル:i, i(アイ、アイ)
■品番:JAG350JCD
■定価:¥2,400+税
■その他:
 ①日本盤特殊仕様:日本オリジナル・アートワーク、ワイドケース、36Pブックレット(全ぺージ、ニス・コーティング)、投げ込み解説
 ②Laura Barton(ローラ・バートン)による解説、歌詞/対訳(中村明美)付
 ③日本先行発売(海外:2019年8月30日)
■発売元:ビッグ・ナッシング / ウルトラ・ヴァイヴ
■収録曲目:
 01. Yi
 02. iMi
 03. We
 04. Holyfields
 05. Hey, Ma
 06. U (Man Like)
 07. Naeem
 08. Jelmore
 09. Faith
 10. Marion
 11. Salem
 12. Sh'Diah
 13. RABi

ダブステップ・シーンへ日本からの新風 - ele-king

 アリーナ級の会場を揺さぶりながら消費されてしまったサウンドとは別に、ダブステップは今もコンクリートで囲われた地下のダンスフロアで新しい血を受け入れながら進化を続けている。昨年、Dave Jenkinsが「UKダブステップ:復活の背景」というレポートのなかで「新世代のプロデューサーたちはこれまでとは異なるビートやベースに影響を受けながらユニークなトラックを生み出しており、ウェーブ・ミュージック、ガラージ、トラップ、ハーフタイム、グライムなどが、ダブステップのエナジーとフォーカスを活性化させている」と記していたことが、ここ日本の各地でも目に見えるようになってきた。

 この半年の間に、ダブステップの「復活」に大きな貢献を果たしている3つのレーベル、〈Gourmet Beats〉、〈Trusik Recordings〉、〈Subaltern Records〉からリリースを続けた日本人クリエイターを知っているだろうか。Goth-Trad率いるパーティBack To Chillを中心にDJとしての活動もしているCity1を紹介しよう。

 アメリカでラジオDJも務めダブステップ界ではレジェンド的存在のJoe Niceが主宰する、〈Gourmet Beats〉の21作目として4月にリリースされた「Tribal Connection EP」は、ダブステップのイメージを越え、よりニュールーツに寄ったダブや、ジャングル的な躍動感をテッキーに表現したような曲など、彼のバックグラウンドの幅広さを聴かせてくれた。
 ブログとして2010年にスタートし、多くのインタヴュー記事やテキストでダブステップをサポート、2015年からレーベルもスタートさせたTrusikからは、7月に『Buluu』をリリース。ヘヴィなビートとベースに、サイバーな音空間や神秘的なサウンドを編み込んだ。
 オンラインでベルリン〜ロンドン/ブリストル〜パリ〜ハンブルグで繋がるSubaltern Recordsからは、8月に『Speak Out EP』をリリース。この3作の中では最もダブステップの王道に近い3曲入りで、タイトル曲にはブリストルを中心に活躍するラッパーであり詩人Rider Shafique(11月に来日決定)が参加している。

 2011年に沖縄から上京し、国内コンピレーションやJ.A.K.A.Mのリミックス・アルバムに参加。ミュージシャンだった両親の影響で沖縄古典舞踊の太鼓を習い、トライバルへの憧れや低音に対する嗅覚を無意識に培ってきたというルーツを持ち、沖縄のチャンプルー文化を意識しながら独自のサウンドを模索してきたCity1。短期間に3つの海外レーベルからヴァイナルをリリースするのは単なる偶然か、それとも幸運なのか──City1に話を訊いてみた。

 「〈Gourmet Beats〉、〈Trusik〉、〈Subaltern〉以外にも、気になったレーベルには、5年くらい前からデモを送っていました。〈Trusik〉はレーベル側からSoundcloudや各国のDJがFMでプレイしてくれたダブを聴いてオファーが来たんです。ただ、当初から現場ではプレイしてくれてたのですが、具体的なリリースの話は特に無かったので、ちょっと諦めかけてた時期もあったのですが(苦笑)その後も、納得のいく曲を作っては送ってを繰り返していたら、昨年、各レーベルから『サインしたい』と一気にオファーをいただきました」という。
 ネットによくあるアドバイスで「デモは厳選した数曲に絞った方が良い」という点について、彼は「30曲くらい、納得いく曲をまとめて送りました」とあっさり答える。「好きなDJやレーベルに、Dropboxでまとめたリンクを送ると割とみんなチェックしてくれます。DJだとラジオで4〜5曲くらいプレイしてくれたりもするので、作曲は幅を意識しつつ」。また彼の場合は、Goth-Tradが海外でCity1の曲を何度もプレイしていることもアピールに繋がっているだろうと言う。「リリースが決まるまで、レーベルにはデモをしつこく何度も送りました(笑)。そのやり取りで特に感じたのは、打ち続けられる情熱があるか、スタミナを試されている雰囲気は常にありましたね。実際に会わずにサインすることになるので、本気の熱があるか無いかは試されている感じはしました」
 リリース時期は、各レーベルの進行状況をふまえつつ連携をとりながら適度な間隔を開けて決定したそうだが、3作での曲の割り振りはどのようになされたのかを質問すると「各レーベルの反応を見たかった事もあり、特に色分けはせずデモを全部送りましたが、リリースしたいという曲は被らなかったです。レーベルのセレクションを見て、逆に『なるほど』と感じたところです」
 チャンスを奪い合うわけでなく、自身のポリシーを頑に守りつつ互いのカラーを尊重して連携するのは、ダブステップ・シーンが今なお面白く、そして力強く続いている理由でもあるだろう。また、彼が各レーベルから「ユニークなサウンドだねと言われた」通り、bpm140前後でヘヴィなベースを土台にした“何でもあり”なダブステップの自由さが、この3作のリリースで証明されているように思う。
 連続リリースで注目を集め、現在では他レーベルからのオファーも格段に増えているという。この先は「あるアーティスト主宰レーベルのコンピレーションに参加するので、近々アナウンスがあると思います。アルバムも年内に仕上げられるよう進めていて、内容はダブステップではないのですが、それを通過したダイレクションにはなっているので、また別の一面を楽しんでいただければ」とのこと。

 また、日本のシーンについては「国内でも世界基準の動きをしているDayzeroとKarnageのレーベル〈Vomitspit〉や、Back To ChillクルーのHelktramやMøndaigai、そしてBS0xtraクルーなど、次世代のリリースや活動が活発化している状況に対して、ダブステップがメインのイヴェントが少ないと感じているので、各地とも連携して何か出来ないかと思案中」と、まずは日本国内の状況を活性化させることが重要だと強く話してくれた。それにはクリエイターやDJだけでない、シーンとなるべき全体でのサポートとユニティが必要だ。筆者のようなライター、メディア、イヴェンター、ヴェニュー、カメラマンやデザイナー、その裏方まで……。そして、これを読んでいるあなたの参加も希望したい。興味のある方はCity1にメッセージを送ってみてほしい。


CITY1
soundcloud : https://soundcloud.com/djcityone
bookings : city1dubstep@gmail.com
Instagram : https://www.instagram.com/city1dubstep/
Facebook : https://www.facebook.com/DJCITY1



City1 ‎
Buluu EP
Trusik Recordings


City1
Tribal Connection EP
Gourmet Beats


City1 feat. Rider Shafique
Speak Out EP
Subaltern Records

SATOL aka BeatLive × DJ SYUNSUKE - ele-king

 O.N.O のレーベル〈STRUCT〉や〈Pヴァイン〉からもアルバム『harmonize the differing interests』をリリースしているプロデューサー SATOL と、世界一のDJを決める大会 DMC の2018年度日本チャンピオンにして世界2位の DJ SYUNSUKE が、ともにツアーをおこなうことが発表された。10月から11月にかけて、九州と中国地方の6ヶ所をまわる。異色の組み合わせに注目、ジャンルレスな夜を堪能しよう。

こんなに混じりっけ無しの実力主義最強タッグが未だかつて存在したのだろうか……

"SATOL aka BeatLive + DJ SYUNSUKE [DMC 2018 JAPAN CHAMPION / DMC 2018 WORLD VICE CHAMPION]" JAPAN Tour

先鋭レーベル〈STRUCT (O.N.O / THA BLUE HERB 主宰レーベル)〉から第一弾リリースを果たし更に国内外の人気レーベル、〈P-VINE〉、〈Progressive Form〉、〈madberlin〉、〈Frigio Records〉、〈disk UNION〉からもリリースを果たした鬼才 "SATOL aka BeatLive"

- 毎年全国各地でおこなわれる膨大な数のライブを通して熱狂的なファンを増殖させ続けるビートライブの俊英が、あの世界一のDJを決定する大会 "DMC" で2018年度日本チャンピオン/世界2位を獲得した "DJ SYUNSUKE" とジャパン ツアーを10月から決行する - ゆくゆくは作品もリリースする予定

10/11 長崎/佐世保@Drop In Bar
10/13 山口/周南@RA
10/14 大分/豊後高田@チリン

11/22 島根/益田@sound bar I ROOTS!
11/23 隠岐の島@dj bar YULAYULA
11/24 広島/東広島@西条公会堂

and more!

KANDYTOWN - ele-king

 いよいよ本体が動き出す。2016年のファースト・アルバム『KANDYTOWN』以来、RyohuGottzBSCIO にと、メンバーそれぞれが精力的に活動を続けてきた KANDYTOWN だけれど、ついにクルーとしてのセカンド・アルバム『ADVISORY』が10月23日にリリースされる。3年ぶりに総勢16名が再集結した新作は、いったいどんなサウンドを聴かせてくれるのか。まずは9月6日に先行配信される新曲“HND”を待とう。

KANDYTOWN
2019年10月23日(水)に2ndフル・アルバム『ADVISORY』リリース決定!
初回限定盤には O-EAST でのワンマンライヴ「LOCAL CONNECTION」の模様をおさめたDVDとスペシャルフォトブック!
そしてアルバムから新曲“HND”が9月6日(金)に先行配信決定。

ラッパー、DJ、トラックメイカー、アートディレクターなど総勢16名が所属する国内屈指のヒップホップ・クルー:KANDYTOWNが、メジャー1stフル・アルバム『KANDYTOWN』から3年振りとなる2ndフル・アルバム『ADVISORY』が10月23日(水)にリリースとなることが発表となった。クルーの活動と並行してそれぞれのソロ作品がリリースされる中、総勢16名が再び集結し制作されたアルバムは全15曲収録。前作同様、エンジニアは The Anticipation Illicit Tsuboi 氏が担当。なお、初回限定盤には5月3日(金祝)に O-EAST にて開催されたワンマンライヴ「LOCAL CONNECTION」の模様をおさめたDVDとスペシャルフォトブックが付属されている。

そして、数量限定の先着購入特典(通常盤・初回限定盤共通)として、TOWER RECORDS では“Harder”、Amazon では“Abstract”といった未発表楽曲1曲入のCDが決定したのでこの機会をお見逃しなく。

更に9月6日(金)にはアルバムから新曲“HND”が先行配信されることがアートワークとともに発表となった。
この楽曲は Neetz が手掛けたトラックに MUD、BSC、DIAN といった3人のMCが参加している。

そんな KANDYTOWN は東京・大阪での Zeppツアー開催を控えており、こちらの日程・チケット等詳細は後日発表予定とのことなので続報を待とう。

【Digital Single「HND」】
Title: HND
Words: MUD,BSC,DIAN
Music: Neetz
Release Date: 2019.09.06 (Fri)

【KANDYTOWN 2nd ALBUM「ADVISORY」】
Title: ADVISORY
Release Date: 2019.10.23 (Wed)

Track List
01. HND
 Rap: MUD, BSC, DIAN / Music: Neetz
02. Slide
 Rap: IO, Neetz, Gottz / Music: Neetz
03. Last Week
 Rap: IO, Gottz, MUD / Music: Neetz
04. Core
 Rap: KIKUMARU, Holly Q, DONY JOINT / Music: Neetz
05. Local Area
 Rap: Gottz, Neetz, KEIJU / Music: Neetz
06. Take It
 Rap: Gottz, KIKUMARU, MUD / Music: Neetz
07. Knot
 Rap: Ryohu, KEIJU / Music: Neetz
08. In Need
 Rap: KEIJU, Holly Q, KIKUMARU, Ryohu / Music: Ryohu
09. So Far
 Rap: Holly Q, Gottz, MASATO, BSC, DIAN / Music: Neetz
10. Legacy
 Rap: Holly Q, MUD, BSC, DIAN / Music: Neetz
11. Bustle
 Rap: Ryohu,Holly Q, Gottz, Neetz / Music: Neetz
12. Imperial
 Rap: Gottz, Neetz, Ryohu / Music: Ryohu
13. Winelight
 Rap: Ryohu, Gottz, IO / Music: Ryohu
14. Cruisin'
 Rap: Ryohu, MASATO, DONY JOINT / Music: Ryohu
15. Until The End Of Time
 Rap: DONY JOINT,Holly Q, IO / Music: Neetz

Produced by KANDYTOWN LIFE
Mixed by The Anticipation Illicit Tsuboi @ RDS Toritsudai

■TOWER RECORDS 限定 先着購入特典:「Harder」
■Amazon限定 先着購入特典:「Abstract」
■先着購入特典:オリジナルステッカー
※いずれも数量限定となります。
※ステッカーは TOWER RECORDS、Amazon 以外のチェーン/店舗が対象となります。
※一部店舗では対応していませんので事前に店舗へお問い合わせください。

【PROFILE】
東京出身の総勢16名のヒップホップ・クルー。
2014年 free mixtape 『KOLD TAPE』
2015年 street album 『BLAKK MOTEL』『Kruise』
2016年 major 1st full album 『KANDYTOWN』
2017年 digital single 『Few Colors』
2018年 digital single 『1TIME4EVER』
2019年 e.p. 『LOCAL SERVICE』, major 2nd full album『ADVISORY』

ロンドンで感じた熱いヴァイブス - ele-king

■ 2019年8月16日 午前7時

 トランジットのバンコクから12時間のフライトを経て、ヒースロー空港に到着した。バンコクの30度超えと高湿度から、ダウンが必要な寒さへ。寒暖差による疲労と、その前の中国ツアーの疲れもあって、空港ホテルで仮眠をとることにした。

 今回のメイン・イベントは、Bussey Building で開催されるサウンド・クラッシュだ。ジャンルを超えた異種格闘技のようなクラッシュに、日本からは Eastern Margins として Tohji、Taigen Kawabe (Bo Ningen / Ill Japonia) と僕が参加することになった。

 Whatsapp と LINE を使いながらサウンド・クラッシュについて連絡を取り合う。事前にオンラインでの打ち合わせのみだったものの、Double Clapperz の相方の UKD の制作と Taigen さんのアイディア、Tohji のラップが噛み合い、準備はなんとか間に合った。

 その日の午後には最終の打ち合わせのため、東ロンドンのダルストンに向かった。サウンド・クラッシュのヘッドライナーの Tohji とは、2年半ほど前にメールをもらって以来の付き合いだ。拠点としているのが西東京の近いエリアだとわかり、色々遊んだり制作したりしていた。また、Taigen Kawabe さんはこの機会で初めてお会いすることができた。


■ 2019年8月16日 午後5時


(左:てぃーやま、右:Yaona Sui)

 打ち合わせのためダルストンで Taigen さんと、Tohji と Tohji チームのてぃーやま(@k11080)と Yaona Sui(@llllllll.llllllll.llllllll)と合流。打ち合わせがひと段落したところで、Taigen さんからダルストンの移り変わりの激しさを聞いた。古くはレイヴの街として知られており、The Albi や Birthdays、Dance Tunnel といった小さなクラブも軒を連ねていたが、再開発等の理由で閉店してしまったという。確かに昨年訪れたときに比べて、新しい建物が増えて街並みのカラーが変わってきたなと感じた。

 その足で、NTS Radio のスタジオがある Gillet Square に向かった。NTS Radio はロンドンを拠点とした、アンダーグラウンドからメインストリームまで、さまざまなアーティスト、ミュージシャン、ラッパーに開かれたラジオ局だ。Aphex Twin が特別番組をやったり、Mixpak、Denzel Curry、Onra、Bone Soda などさまざまなジャンルのアーティストがレジデントを担当するなど、ロンドンの音楽シーンの中心的なラジオ局である。

 スタジオの目の前はスケートができる公園になっていて、オープンな場所になっている。公園でたむろする人びとを横目に、ロンドンに帰ってきたなと感じながらスタジオに入った。


(Photo from NTS Radio)

https://www.nts.live/shows/guests/episodes/tohji-16th-august-2019

 ラジオでは Tohji が制作にインスパイアを受けた曲や Twitter でファンが作ったマッシュアップ動画を紹介していた。いい意味で肩の力が抜けていて、ふざけながら放送をしていて、あっという間の時間だった。

 放送中なによりも驚いたのは、日本時間では深夜3時の放送にもかかわらず多くの日本のファンがリアルタイムで聴いていたことだ。彼が起こしている熱狂を感じた。

■ 2019年8月16日 午後11時

 ラジオが終わった足でそのままサウンド・クラッシュが開かれるペッカムに向かう。パーティを主催した Eastern Margins は、Lumi が主催するロンドンのレギュラー・パーティだ。以前紙版の ele-king コラムでも紹介させていただいたが、ロンドンに住むアジア系の人々に対してスペース・居場所を作るというコンセプトでスタートしている。今回はスペシャルな一晩としてサウンド・クラッシュが開催された。会場となった南ロンドンのペッカムの Bussey Building にはサウンド・クラッシュを楽しみにした約500人のお客さんが来場した。ロンドンの普通のクラブでない場所でおこなわれたイベントで、この規模はかなり驚きだ。


(Photo by @asiangirrlfriend

 お客さんの中にはアジア系を含め、セクシュアリティやエスニシティの多様なお客さんがいて、Eastern Margins が実践する「セーファー・スペース・ポリシー」に則って、みんなが居やすい場所となっていると感じた。以前ベルリンのクラブ OHM でプレイしたときの空気に近かった。

 クラッシュの内容は、TT (fka Tobago Tracks) がグライム・ベースラインをプレイし、ICEBOY VIOLET や M.I.C といったMCが口撃すると、〈Warp〉からデビューした Gaika が率いる The Spectacular Empire がクラシックなダンスホール・スタイルで応戦。Kamixlo 率いる Ángeles y Demonios はハードコアな4つ打ちで盛り上げるなど、ジャンルを超えたサウンド・クラッシュが熱を帯びた。お客さんもそれぞれのジャンルを受け入れつつ、ダブやMCに盛り上がっていった。


(Photo by @asiangirrlfriend

 Taigen Kawabe のソロ・プロジェクト ILL JAPONIA のラフなライヴと、Tohji のUKデビュー・ライヴでは満員のフロアの注目を集めた。Tohji の英語の「俺たちはモールからやってきた、わかるだろ、俺はモール時代のリーダーなんだよ」という言葉はお客さんにも刺さったように見えた。確かにショッピングモールは世界中のどこにでもあるし、そのバックグラウンドから生まれるヴァイブスは、国境を越えて共有できるものだ。シンプルな彼のメッセージが海を越えてロンドンの若者と共鳴している感じがした。

 3時間に及ぶサウンド・クラッシュを制したのはMCが入り乱れて盛り上げた地元のクルー TT。彼らの優勝をフロアが拍手で称えた。お互いを認め合う雰囲気が溢れた素晴らしい一晩だった。
 長い1日の疲労感と達成感を感じつつ、Uber を捕まえてホテルに帰ったのは朝の7時だった。

■ 2019年8月24日 午後5時

 サウンド・クラッシュで出会った M.I.C は、TT の一員としてエネルギー溢れるMCを披露していた。そんな彼が、Reprezent ラジオでのショーに招待してくれた。Reprezent ラジオは Brixton Pop という場所にある。蒸し暑い地下鉄を乗り継いで、Brixton に向かった。


(手前が KIBO (237 mob)、奥が M.I.C

 ジャマイカ系やアフリカ系のルーツを持つ人びとが多く暮らすこのエリアでは、翌日から開催予定のカーニヴァルを前にして賑わいにあふれていた。Reprezent Radio のラジオ局がある Brixton Pop でも屋台やサウンドシステムのステージが大盛況で、そんな街のエネルギーに押されてか、M.I.C と 237 mob の KIBO との2時間セッションも熱に溢れたセットとなった。ライヴセットやサイドMCで鍛えられたフリースタイルとふたりのエネルギーには感嘆するばかりだった。

 約1週間のロンドン滞在の端々で感じたのは、他のクルーに対するリスペクトだ。例えばセッションした M.I.C が「言葉はわからないけど Tohji は凄くよかったよ、(対戦相手ではなくて)お客さんとして見たかったよ」と言ってたように、お互いが違う生まれ育ち、違う言語を話すことをリスペクトして、言語や違いを超えたヴァイブスを共有するという姿勢が感じられた。

 言葉やバックグラウンドの違いを認め合い、それぞれをリスペクトした上で、共有できるヴァイブスを掴みにいく。インターネットで分断された時代に、感性を通じて繋がれる。そんなアイディアをロンドンで見つけたような気がした。

Klein - ele-king

 2016年の『Only』で一気に頭角を現した、エレクトロニック・ミュージックの次世代を担うタレントのひとり、クラインが新たなアルバムを送り出す。2017年に〈Hyperdub〉からEP「Tommy」を、翌2018年には手ずから「CC」をリリースし、同年にはミュージカル『Care』のスコアも手がけていた彼女だけれど、今回の新作は18ヶ月かけて制作されたという。彼女自身が新たに起ち上げたレーベル〈ijn inc.〉からのリリースで、ゴスペル歌手のジェイムズ・クリーヴランドや作曲家のスペンサー・ウィリアムズ、18世紀の調性音楽などからインスパイアされたものになっているとのこと。注目すべきは収録曲“For What Worth”において、NYの前衛派サキソフォニスト、マタナ・ロバーツとコラボレイトしている点だろう。なお、発売とおなじ9月6日にクラインは、ロンドンのサーペンタイン・ギャラリーにてパフォーマンスをおこなうことも決定している。紙エレ22号には彼女のインタヴューが掲載されているので、そちらもチェック。

artist: Klein
title: Lifetime
label: ijn inc.
catalog #: IJNINC001
release date: September 6, 2019

Tracklist:
01. Lifetime
02. Claim It
03. Listen And See As They Take
04. Silent
05. For What Worth feat. Matana Roberts
06. Enough Is Enough
07. We Are Almost There
08. Never Will I Disobey
09. Honour
10. Camelot Is Coming
11. 99
12. Protect My Blood

https://klein1997.bandcamp.com/album/lifetime

Boomkat

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