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Home >  Columns > 「実用向け音楽」の逆襲- ──ライブラリー・ミュージックの魅力を紐解く

Columns

「実用向け音楽」の逆襲

「実用向け音楽」の逆襲

──ライブラリー・ミュージックの魅力を紐解く

文:柴崎祐二 Jun 09,2020 UP

 この度、〈Pヴァイン〉の新たなリイシュー・シリーズ「A JOURNEY TO LIBRARIES」が始動し、第一弾として2タイトルがリリースされた。これを機会に、ライブラリー・ミュージックとはいったいどんな音楽なのかをイントロダクション的に紹介しつつ、その魅力について考えてみよう。

 ライブラリー・ミュージックとは、主にヨーロッパを中心とした各地で制作された(ている)、非市販音楽の総称である。一般的に、テレビ、映画、ラジオ、CM等の放送業界では、その映像コンテンツになにがしかの音楽を使用する際、主に3通りの手段を用いる。一つは、既存市販音源を使用するパターン。ここでは、使用希望者は原盤を管理するレーベルと使用料の交渉のうえ覚書を結び(新譜作品などの場合、当該楽曲のプロモーションを企図する「タイアップ」という扱いで、使用料が免除されることも多々ある)、著作権管理団体(JASRAC等)へ使用申請をおこない、使用料を支払う。二つ目は、例えばCM制作などで、音楽制作会社が受注しオリジナル音楽を新制作する場合。ここでは原盤使用料を支払わなくてよい反面、新制作であるがゆえの制作業務やミュージシャンのブッキング作業などが発生することになる。そして三つ目が、ライブラリー・ミュージックを使用する、という場合だ。この方法によれば、使用希望者は過去の(あるは常にアップデートされる)膨大なアーカイヴ(この性質が図書館に似ていることからも、「ライブラリー」ミュージックと呼ばれる)から、雰囲気に合わせた任意の曲をピックアップし、自由に使用することができる。また、ライブラリーミュージックの専門業者は、基本的に著作権・著作隣接権を一元的に管理しており、規定の使用料さえ支払ってしまえば、煩雑な事務処理も省かれるというわけだ。ライブラリー・ミュージックとは、まずもってこういった業界的背景の中で、利便的に供給され、使用されてきたものだ。

 世の中に日々リリースされる「アーティストによるオリジナル作品」に慣れきってしまっている我々音楽リスナーの感覚からすると、こうした「実用向け音楽」というのは、いかにも「魂の抜けた」「積極的に聴く価値のない」音楽と思われるかもしれない。たしかに大方のライブラリー・ミュージックは、(当然ではあるが)いかにもお手軽かつ保守的な「聞き流し用」音楽なので、その見方が間違っているとはいい難い。しかしながら、膨大に残されてきた音源の中には、現代の聴取感覚で接してみてもブリリアントとしかいいようのない逸品も隠されているのだ。
 こうした「再発見」は、主に90年代、ロンドンを中心としたDJシーンで推進されていった。60年代以来様々な専門レーベルで制作され、80年代にむけて更に需要が膨らんでいったライブラリー・ミュージックだが、アナログからCDへの変遷に際して、過去の「古臭い」ヴァイナル音源が大量に破棄されるという潮目がやってきたのだった。それまではごく少数が一般の中古レコード店やバザールに「流出」する程度だったそれらヴァイナルが、この期に及んで多数一般へセコハンとして出回るようになり、常に「未だ知られざる音楽」を求めるDJたちに発掘されることとなった。いわゆる「ディグ」の遡上に載せられたライブラリー・ミュージックは、それ以来加速度的に注目をあつめることになり、まめまめしいDJやアーカイヴィストの手によって様々なコンピレーションが発売されるという事態が起こった。かねてより中古レコード市場では、ラウンジ・ミュージックやヨーロッパ映画のサントラ盤などの発掘ブームが興っていたこともあり、そうした志向にもうまく共振したということも大きいだろう。また、主に70年代産のものはサンプリング・ソースとして相当に優れたものも多く、こうした視点から徐々にビートメイカーの間へも浸透していった。

*ランダムに、私のお気に入りのライブラリー・ミュージック有名どころをピックアップしたので、本記事のBGM代わりにどうぞ。

 今回、リイシュー・シリーズの第一弾にラインナップされたノルウェーの音楽家、スヴェン・リーベク(Sven Libaek)がライブラリー名門英〈Bruton Music〉傘下の〈Peer International Library Limited〉に吹き込んだ74年作『Solar Flares』も、まさにこうしたレア・グルーヴ的観点から評価された作品だ。本格的なソウル~ファンク系のオリジナル作品の水準からするといかにも甘やかに聴こえるかもしれないが、気品を感じさせるオーケストラル・サウンド、ソフトロック的とすらいえるポップなメロディー(ただし、ライブラリー作品なのでノン・ヴォーカル)、ときにアナログ・シンセサイザーが闖入するスペーシーな味付けなど、ライブラリー・ミュージックならではの華やぎが何より素晴らしい。あくまで付随すべき映像を邪魔することなく「引き立てる」ために制作された作品ゆえの、清涼感と喉ごしの良さは、他のジャンルには得難い魅力といえる。

 これまで述べてきた通り、ライブラリー・ミュージックというのは、はじめから映像等の副次的な存在として自らを規定する音楽であるがゆえ、使用目的物それ自体より目立ってはいけない。そのため、実際の使用にあたっては、なにがしか特定のテクスチャーや時代性が(「未来的」とか「ノスタルジー」とかあえてそうする場合を除いて)取り除かれていることが求められる。したがって、「古臭い」ものは忌避され(フューチャリスティックな映像に、カクテル・ピアノ音楽は(異化効果を狙うとき以外は)フィットしないだろう)、そのときどきのポピュラー音楽の流行へ、主に音色面において相乗りしようとする傾向がある。具体的にいえば、16ビートのファンキーなジャズ・ファンクが流行ればそのようなものが量産されるし、ディスコやテクノポップ、あるいはヒップホップの流行を察知すれば、シンセサイザーやシーケンサー、サンプラーを用いた「それ風」のトラックが量産される、と言った具合だ。この良い意味での軽薄さこそが、(実はかつてライブラリー・ミュージックを制作していたのはヨーロッパでも有数の実力派ミュージシャンばかりであったという事実や、彼らの高度なスキルや実験精神と接合されるとき)我々後年のリスナーをしていかにも好ましい「時代性」を愛でさせることになっているのだ。その折々の流行が、ときに拡大的にときにいびつな形で昇華されているのを聴くのは、普段から過去よりの音楽にロマンを感じてしまう(私のような)人間からすると、たまらない体験なのだ。

 さて、ここ近年のライブラリー・ミュージックへの興味も、かつてのレア・グルーヴ的なものが主導する感覚からやや変異してきているようにも思う。ポピュラー音楽シーンにおいても、80年代リヴァイヴァルなどを経由し、シンセウェイヴやヴェイパーウェイヴが勃興して以降、かつては唾棄すべきものとされていた「いかにも」なシンセサイザー・サウンドやデジタル・リヴァーヴ等の特徴的イコライジングが、むしろクールなものとして再帰してきたという流れがあるが、ライブラリー・ミュージック再発見においても、そういった視点が立ち現れてきた。主に80年代を通して盛んに制作されたライブラリー作品は、一部を除きいまだ深く発掘されているとはいい難い状況なので、ライブラリー発掘の第一世代に間に合わなかった者にとっては、探求の楽しみが残されているというのも魅力だし、それゆえにオリジナル盤を(ライブラリー・ミュージック発掘の主戦場であるネットに限らず実店舗でも)お手頃価格で入手する可能性も残されている。音楽的なバラエティという点においても、著名アーティストが作る「シリアス」なテクノやアンビエントにも通じるような(ある意味でより先鋭的とすらいえる)逸品もあったりして、侮れない。

*ランダムに、個人的お気に入りをピックアップしたので、本記事のBGM代わりにどうぞ。

 上述のスヴェン・リーベクと同時再発となった、英音楽家ジェフ・バストウ(Geoff Bastow)による独〈SONOTON〉からの86年作『The AV Conception Volume 1』(ライナー執筆は筆者。お買い上げよろしくお願いします!)も、そういった文脈から味わってみたい一作だろう。ジェフ・バストウは70年代からジャズ・ファンク的ライブラリー・ミュージックを作ってきた音楽家だが、ドイツへ移住し、ミュンヘン・ディスコ〜イタロ・ディスコ・シーンでも活躍した人。その経歴から推測されるように、電子音を扱わせても一級品で、80年代を通じて様々な電子ライブラリー・ミュージックを量産しているのだが、中でも本作はあのテレビ朝日系の長寿討論番組『朝まで生テレビ』のオープニング・テーマとして長く使用されている “POSITIVE FORCE” (テーテーテッテレッテー!というアレ)が収録されているという飛び道具的ネタもある。同曲のヴァージョン違いの各トラックはいかにもサンプリング向けだし、全体的にもまさしく「ルーツ・オブ・シンセウェイヴ」というべきレトロ・フューチャリスティックな魅力に満ちている。

 今後も「A JOURNEY TO LIBRARIES」では様々なライブラリー・ミュージックの名盤(ときに珍盤)がリイシューされていくようなので、是非引き続きチェックしてほしい。

 最後に、新録のライブラリー・ミュージック・シーン(?)にも触れておこう。レコード・ディグ文化との結びつきが強いためどうしても過去のカタログに注目が集まりがちなライブラリー・ミュージックだが、もちろん現在でも盛んに制作はおこなわれている。もしかすると制作曲的にいえば、70~80年代の勢いを上回っているのではないかと思う。現在のライブラリー・ミュージックは、かつてのようにフィジカルメディアとしてまとめられることはごく少なく、各ライブラリー・ミュージック配給社がオンライン上で公開し、ダウンロード販売するのが主流となっている。日々テレビで耳にするような「いかにも」な実用音楽が多数を占めてはいるが、一般的な音楽リスナーへは可視化されていないだけで、ときにかなり先鋭的なトラックがまじり込んでいたりするので油断がならない。主にエレクトロニック・ミュージック(あるいはその亜種としての各種プラグインを駆使した生音風サウンド)が多くを占めるが、DAWの浸透によって音楽制作の簡便性が格段に飛躍したこととも連動しているだろうし、またこのような傾向は、それまでの専門性の高い(=ある意味閉鎖な)プロ作家中心の制作体制から、徐々にインディペンデントなアーティストがライブラリー・ミュージックへ参入する新しい体制の萌芽を促してもいるようだ。例えば〈Hyperdub〉の主要アーティストのひとり Ikonika こと Sara Chen や、ベルリンを拠点とする BNJMN こと Ben Thoma など、普段のオリジナル作品制作とリリースという枠組みを超えて音楽的な(「実用」向けという制限付きの)冒険に臨む音楽家にとって、新たなフィールドとなりつつある。また、70年代を中心に人気作の多いライブラリー・ミュージック大手〈KPM〉の再発を手掛けてきた〈Be With Records〉からは、〈KPM〉ブランドのもと、あのバレアリック系デュオ SEAHAWKS のライブラリー作品が発表されるなど、注目すべき例も出てきている。こうした動きは、通常リリース以外の形態を模索するアーティストたちの経済的なインセンティヴとも合致したフィールドとして、今後も活性化していくだろう。そういった動きにも是非注目してもらいたい。

追記:手前味噌な話になってしまうが、実をいうと私自身も現在、新録ライブラリー・ミュージック企画のディレクションに関わっており、近々詳細をお知らせできるのではないかと思っている。お楽しみに。

ライブラリー・ミュージック(放送用音源)として制作されながらも音楽作品としても決して聴き逃すことのできない “今だからこそ聴くべき” 名盤2作品がついにリイシュー!

-ライブラリー・ミュージック名盤リイシューシリーズ:A JOURNEY TO LIBRARIES-
「ライブラリー・ミュージック」とは、TV/映画/CMその他のために制作されたプロユース用音楽の総称。「BGM」として旧来のリスナーからは看過されがちだったといえるが、一流のプロフェッショナルたちが手掛けた作品には、今こそ多くの音楽ファンに広く聴かれるべき黄金の鉱脈が眠っているのだ!

レア・グルーヴのディガー達によって発掘されてきた、ジャズ/ファンク/イージー・リスニングといった視点からも高いクオリティを備えた70年代の諸作、そして、電子楽器の普及とともに拡がりをみせた当時の “シンセサイザー・サウンド” が、シンセウェイブやヴェイパーウェイヴを経た今だからこそ再評価すべき80年代の作品など、時代やカテゴリを越えたライブラリー・ミュージックの魅力を多角的に紹介していきます!

【第一弾リリース!】

『ジ・AV・コンセプション ヴォリューム・ワン』ジェフ・バストウ
テーテーテッテレッテー!あの『朝まで生テレビ』テーマ・ソング収録作がついに再発! UKの名ライブラリー作家ジェフ・バストウが1986年にドイツの名ライブラリー・レーベル〈SONOTON〉からリリースしたルーツ・オブ・シンセウェイブ~フューチャリスティック・ファンク~アンビエントなキラー盤が世界初リイシュー!
* 試聴可 https://smarturl.it/GeoffBastow_AV

『ソーラー・フレアズ』スヴェン・リーベク・アンド・ヒズ・オーケストラ
あの海洋パニックムービー『ジョーズ』にも影響を与えたと言われるカルト・ドキュメンタリー『インナー・スペース』など数多くのオリジナル・サウンドトラックやTV音楽を手掛けてきたノルウェー出身の鬼才、スヴェン・リーベクが1974年に発表した激レア・ライブラリー作品が世界初紙ジャケットCD仕様でリイシュー!
* 試聴可 https://smarturl.it/SvenLibaek_Solar

[アルバム情報]



タイトル:The AV Conception VOLUME 1 / ジ・AV・コンセプション ヴォリューム・ワン
アーティスト:GEOFF BASTOW / ジェフ・バストウ
レーベル:P-VINE
品番:PCD-24942
定価:¥2,400+税
発売日:2020年6月3日(水)
世界初CD化&紙ジャケット仕様/初回限定生産/日本語解説:柴崎祐二

最終金曜日、テレビで夜更かしをしたことのある全国民が知っているであろう、あの、「テーテーテッテレッテー!」というフレーズ。テレビ朝日が誇る長寿番組『朝まで生テレビ』のテーマ・ソングとして有名なそれは、実はUKの名ライブラリー音楽作家ジェフ・バストウによる “POSITIVE FORCE” という楽曲だったのだ! ジョルジオ・モロダーに師事し、80年代シンセ・サウンドの真髄を継承する彼が作り出した「新しいオーディオ・ヴィジュアル時代」を賛美するライブラリー・ミュージックは、シンセウェイブ~ヴェイパーウェイヴを経て、新時代DTM全盛の今と激共振する、スーパーデューパーな逸品! “POSITIVE FORCE” のクールなヴァージョン違いを含め、今こそ聴きたいフューチャリスティックなキラー・トラックが満載! アートワークも最高! 【1986年作品】

《収録曲》
01. Current Advances 1
02. Current Advances 2
03. Current Advances 3
04. Current Advances 4
05. Current Advances 5
06. Horizons 1
07. Horizons 2
08. Horizons 3
09. Horizons 4
10. Positive Force 1
11. Positive Force 2
12. Positive Force 3
13. Positive Force 4
14. Positive Force 5
15. Positive Force 6
16. The AV Conception 1
17. The AV Conception 2
18. The AV Conception 3
19. The AV Conception 4
20. Expo 1
21. Expo 2
22. Expo 3
23. Expo 4



タイトル:Solar Flares / ソーラー・フレアズ
アーティスト:SVEN LIBAEK AND HIS ORCHESTRA / スヴェン・リーベク・アンド・ヒズ・オーケストラ
レーベル:P-VINE
品番:PCD-24943
定価:¥2,400+税
発売日:2020年6月3日(水)
世界初紙ジャケットCD仕様/初回限定生産/日本語解説:小川充

1960年代から作曲家/アレンジャーとして数多くの映画、TV音楽を残してきたスヴェン・リーベクですが、その幅広い音楽性とハイセンスな作曲能力でライブラリー音楽も手掛けていたのは有名な話で本作はロンドンの “ピア・インターナショナル・ライブラリー” にて制作された1枚。放送用BGMというにはあまりにもクオリティが高く、ジャズ・ファンク、フュージョン、ラウンジ、イージー・リスニング、エキゾといった幅広いスタイル、さらにはモーグ・シンセをフィーチャーしたまさにコズミック・ファンクとも言うべきサウンドも取り込んだレア・グルーヴファンの間でも非常に評価の高いアルバムです! 【1974年作品】

《収録曲》
01. Solar Flares
02. Stella Maris
03. Lift Off
04. Destination Omega 3
05. Conversations With Hal
06. No Flowers On Venus
07. Quasars
08. Meteoric Rain
09. Space Walk
10. Infinite Journey
11. In Nebular Orbit
12. And Beyond

Profile

柴崎祐二/Yuji Shibasaki柴崎祐二/Yuji Shibasaki
1983年、埼玉県生まれ。2006年よりレコード業界にてプロモーションや制作に携わり、これまでに、シャムキャッツ、森は生きている、トクマルシューゴ、OGRE YOU ASSHOLE、寺尾紗穂など多くのアーティストのA&Rディレクターを務める。現在は音楽を中心にフリーライターとしても活動中。

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