Home > News > ECRIT-O - ──批評誌『エクリヲ』がリニューアル、最新号はミュージック・ヴィデオとインディ・ゲームを特集
映画や音楽、美術や文学などの分野を横断する批評誌『エクリヲ』がリニューアルを敢行、12月1日に最新号「vol.11」を発売する。第1特集は「ミュージック×ヴィデオ」、第2特集は「インディーゲームと動詞」とのことで、興味深い内容に仕上がっているようだ。詳細は下記より。
新刊『エクリヲ vol.11』特集「ミュージック×ヴィデオ」&「インディーゲームと動詞」号を刊行致します(一般発売は12月1日)。
「聴覚と視覚の実験制作 ミュージック×ヴィデオ」特集では、宇多田ヒカルやSuchmos、けやき坂46らのMV制作でも知られる映像作家/VJの山田健人(yayel)インタビューほか、ミュージックヴィデオ史 1920–2010s、MV技法集を収録。
アーティストや楽曲のプロモーションの一環で制作されるMVは、その黎明期(以前)から音と映像の実験制作を繰り返し、独自の表現の発展を遂げてきた。幅広いアーティストのMVを制作する山田健人氏(yayhel)のインタビューをはじめ、MVの歴史の流れが一望できる年表、MVの技法を解説したコラム。そしてアニメテッドMVを論じた海外論文の本邦初となる抄訳を含む論考をはじめ、5つの本格的なMV論を掲載。音楽と映像の両面からMVを捉えた視ヴィジュアルミュージック聴覚芸術をめぐる思考の扉を開く特集。
「インディーゲームと動詞」特集では、5名の気鋭のゲームクリエイターへのインタビューほか、インディーゲーム60作を紹介する付録を掲載。
インディーゲームにおける「動詞=できること」の豊かさに注目し、作品を分析、「ゲームで何かをする」とはどのようなことなのかを特集。インディゲーム制作者のインタビュー(『ALTER EGO』大野真樹、『Baba Is You』Arvi Teikari、『KIDS』Mario von Rickenbach & Michael Frei、『The Stanley Parable』『The Beginner’s Guide』Davey Wreden、『The Tearoom』Robert Yang)や、60作品を動詞で分類し紹介する「インディーゲーム動詞リスト」、松永伸司(ゲーム研究・美学)と横山タスク(エクリヲ編集部)による論考を掲載。ゲームについて前進的な思考を求める全ての人に、必読の特集。
特集の他にも、全世界2000万部突破の劉慈欣『三体』を扱う本邦初の本格評論、楊駿驍による「〈三体〉から見る現代中国の想像力」、現代アート作品や、「写真」の定義を問い直す「ゲーム内写真」の美学を問う谷口暁彦による「ヴァーチャルなカメラと、それが写すもの」も収録。
デザイナー・加納大輔のアートディレクションによる、全面リニューアル号となります。
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