ele-king Powerd by DOMMUNE

MOST READ

  1. Kendrick Lamar - GNX | ケンドリック・ラマー
  2. Waajeed ──デトロイトのワジード、再来日が決定! 名古屋・東京・京都をツアー
  3. Columns ♯10:いや、だからそもそも「インディ・ロック」というものは
  4. eat-girls - Area Silenzio | イート・ガールズ
  5. パソコン音楽クラブ - Love Flutter
  6. Shun Ikegai ──yahyelのヴォーカリスト、池貝峻がソロ・アルバムをリリース、記念ライヴも
  7. FKA twigs - Eusexua | FKAツゥイッグス
  8. DREAMING IN THE NIGHTMARE 第1回 悪夢のような世界で夢を見つづけること、あるいはデイヴィッド・リンチの思い出
  9. Teebs ──ティーブスの12年ぶり来日公演はオーディオ・ヴィジュアル・ライヴにフォーカスした内容に
  10. Lifted - Trellis | リフテッド
  11. Meitei ──冥丁の限定12インチが発売、東京・京都では記念ライヴも(前者はジム・オルーク×石橋英子とのツーマンです)
  12. Lambrini Girls - Who Let the Dogs Out | ランブリーニ・ガールズ
  13. Brian Eno & Peter Chilvers ──アプリ「Bloom」がスタジオ作品『Bloom: Living World』として生まれ変わる | ブライアン・イーノ、ピーター・チルヴァース
  14. Double Virgo - Greatest Hits | ダブル・ヴァーゴ
  15. interview with Waajeed デトロイト・ハイテック・ジャズの思い出  | ──元スラム・ヴィレッジのプロデューサー、ワジード来日インタヴュー
  16. interview with Shuya Okino & Joe Armon-Jones ジャズはいまも私たちを魅了する──沖野修也とジョー・アーモン・ジョーンズ、大いに語り合う
  17. Yetsuby ──サラマンダでも知られる韓国のDJ・イェツビーがアルバム『4EVA』を発表
  18. Saint Etienne - The Night | セイント・エティエンヌ
  19. Columns 1月のジャズ Jazz in January 2025
  20. aya ——アヤの過激なセカンド・アルバムは3月28日に〈ハイパーダブ〉からリリース

Home >  News > Bon Iver - ──ボン・イヴェールが8月末に新作をリリース

Bon Iver

Bon Iver

──ボン・イヴェールが8月末に新作をリリース

Jul 16,2019 UP

 深刻な対立が今日も誰かと誰かを引き裂いている2019年に「人びと」というコンセプトをあらためて掲げるということ。音楽を、アートを、文化を、仲間たちやまだ見ぬ誰かとシェアしようとすること。それは彼の尽きない理想主義の表れである。
 先日新曲を発表したボン・イヴェールだが、ついにアルバムのリリースが発表された。タイトルは『i, i』。ジャスティン・ヴァーノンは「ひとそれぞれでいかようにも意味を持ちうる」というように説明している。僕の解釈はこうだ──異なる存在のそれぞれ独立した「わたし」が、同じ場所に立とうとすること。

 併せて新曲がまた2曲発表されたが、どちらでも非常にボン・イヴェールらしい、しかし確実に新しい音を聴かせてくれる。断片化したフレーズがアブストラクトなアンビエントとして統合されていく“Jelmore”、叙情的なフォークがやがてダイナミックに躍動する“Faith”。盟友BJバートンとの共同プロデュースのもと、大胆なサウンドの実験と「人びと」が参加する美しい歌への挑戦は続いているようだ。

Jelmore

Faith

 ヴァーノンが「もっとも大人のレコード」だという『i, i』は初秋を思わせる作品でもあるという。ファーストは冬のアルバムだった。季節は流れ、やがて眩しい夏も終わって、豊かな色彩に満ちた秋がやってくるだろう。(木津毅)

2019年を象徴する1枚。前作『22, A Million』から3年、現行のミュージック・シーンを牽引し、更新し続けるボン・イヴェール、待望のニューアルバムがリリース。

BON IVER "i, i"】
2019.8.28 ON SALE[日本先行発売]

アーティスト:BON IVER(ボン・イヴェール)
タイトル:i, i(アイ、アイ)
品番:JAG350JCD
定価:¥2,400+税
その他:解説/歌詞/対訳付、日本先行発売、日本盤オリジナル・アートワーク
発売元:ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
収録曲目:

01. Yi
02. iMi
03. We
04. Holyfields
05. Hey, Ma
06. U (Man Like)
07. Naeem
08. Jelmore
09. Faith
10. Marion
11. Salem
12. Sh'Diah
13. RABi

●2016年リリースの『22, A Million』から3年、Bon Iver から待望の新作『i, i』が届けられる。ウィスコンシン州出身のシンガー・ソング・ライター= Justin Vernon のソロ・プロジェクトとして始まった Bon Iver は08年にデビュー・アルバム『For Emma, Forever Ago』を発表し世界中の音楽メディア、批評家、アーティストから絶大な指示を獲得した。また同じく08年にリリースした「Blood Bank」(EP)では収録曲の“Woods”を後に Kanye West がサンプリングし話題に。続くセカンド・アルバム『Bon Iver, Bon Iver』(2011年)は米 Pitchfork にて9.5/10点を獲得し、全米初登場2位、全英初登場4位を記録。12年第54回グラミーでは最優秀新人賞と最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞を受賞。16年にリリースした『22, A Millian』は全米、全英チャートで2位を記録したのを始め世界各国のチャートで軒並み上位にランクインしている。またその独創的でユニークなアプローチや表現は、作品を出す毎にメインストリームにまで影響を与えてきている。

●近年 Justin はコミュニティ・ミュージックを標榜し、アーティスト集団とも言える“PEOPLE”を創設、またそこから派生したTHE NATIONAL の Aaron Dessner とのプロジェクト、Big Red Machine で作品を発表したりフェスティバル、EAUX CLAIRES を主催したりと様々なコラボレーションを行なってきた。『i, i』はマスター・コラボレーターとしての Justin Vernon の理想や創造性が最大限に表現された作品になっている。本作の制作の前にテキサス州の広大な農地に新たに Sonic Ranch というスタジオを作り、新しい環境でバンドメンバーを始め多くのコラボレーターと共に作業を進め、インスピレーションや文化的異種交配、他分野のクリエイティブな結合が生まれることを目指した。

●本作のリリースにあたりオフィシャル・プレス・リリースでは Bon Iver のこれまでの軌跡を季節の流れになぞらえて表現してる。心の張り詰めた北部の冬の孤独の如き『For Emma, Forever Ago』、希望と活力に溢れる春の訪れのような『Bon Iver, Bon Iver』、焼け付くような夏の気が狂ったエネルギー『22, A Million』、そして『i, i』でそのサイクルが完結する。秋色で、瞑想に耽った、深く沁み入るアルバム。円熟。実りの季節。Justin という一人の音楽家が自身と向き合い、多くの仲間と支え合いながら限りなきアメリカン・ミュージックの恩恵を得、結実した豊潤で荘厳な世界。2019年を象徴する名作の誕生です。

■More Info:http://bignothing.net/boniver.html

NEWS