ele-king Powerd by DOMMUNE

MOST READ

  1. Columns #15:「すべてのロックンロールに反対してやる」 ──『UKインディ・ロック入門』刊行のお知らせ
  2. UKインディ・ロック入門──ポスト・パンク、ギター・ポップ、スカとダブ編
  3. MODE 2026 ──豪華面々が集結、灰野敬二+ダニエル・ブランバーグ、エレン・アークブロ+伶楽舎、シャルルマーニュ・パレスタイン、ジム・オルーク&石橋英子
  4. Loraine James - Detached from the Rest of You | ロレイン・ジェイムズ
  5. 異次元の常識──パンク/ハードコアの思想とメッセージ
  6. Columns #14:「すべてのロックンロールに反対してやる」 ──『UKインディ・ロック入門』刊行のお知らせ
  7. interview with Weirdcore 謎のヴィジュアル・アーティスト、ウィアードコアへの質問
  8. P-VINE 50TH ANNIVERSARY ──Pヴァイン50周年記念、スリップマット/トートバッグ/Tシャツが発売
  9. Haruomi Hosono ──細野晴臣7年ぶりのアルバムがリリース、海外では〈Ghostly International〉から
  10. オールド・オーク - THE OLD OAK
  11. Friko - Something Worth Waiting | フリコ
  12. Columns #14:マーク・スチュワートの遺作、フランクフルト学派、ウィリアム・ブレイクの「虎」
  13. DREAMING IN THE NIGHTMARE 第4回 奇妙な質問の正体
  14. The Sleeves - The Sleeves | ザ・スリーヴス
  15. FUTURE FREQUENCIES FESTIVAL 2026 ──新たなフェスティヴァルが始動、ジョイ・オービソンやザ・セイバーズ・オブ・パラダイス、ノウワーらが出演
  16. Columns ♯10:いや、だからそもそも「インディ・ロック」というものは
  17. NF Zessho ──コレクティヴ「Oll Korrect」のラッパー/ビートメイカー、最新EP「Ultima」をリリース
  18. Columns ♯13:声に羽が生えたなら——ジュリー・クルーズとコクトー・ツインズ、ドリーム・ポップの故郷
  19. ボカロが世界に与えた衝撃 一億回再生の意外な背景
  20. Columns ♯7:雨降りだから(プリンスと)Pファンクでも勉強しよう

Home >  News > Banksy - ──バンクシー、北アフリカからの難民救助船に資金提供

Banksy

Banksy

──バンクシー、北アフリカからの難民救助船に資金提供

Aug 29,2020 UP

 バンクシーが北アフリカから欧州を目指す難民たちを乗せた救助船に資金調達したことがいま話題になっている。ピンクに塗られたその大きな船は、任務遂行のために8月18日にスペインのヴァレンシアを出港し、地中海の真ん中なかで、子ども4人を含む89人を救った。

 フランスのアナキスト/フェミニストの名前にちなんで「ルイズ・ミシェル」と名付けられたその船には、救助活動に参加している欧州各地からの活動家が乗っていた。長年にわたって活動してきたドイツの人権活動家、Pia Klemp氏がガーディアンに語ったところによると、あるときいきなりバンクシーから「やあ、Pia。私はあなたのことを新聞で読んだ」というメールが来たという。「私はイギリスのアーティストで、移民危機についてやることがあり、お金を持ってられません。新しいボートか何かを買うために、使ってもらえますか?」
 ドイツ人の活動家も最初は信じられなかったそうだ。バンクシーは救助そのものには関わっておらず、あくまで資金提供のみだったというが……。

 北アフリカからの難民問題は数年前から話題になっている。多くの貧困者たちがヨーロッパを目指し密航し、そして多くの人たちが地中海で死ぬか、あるいはイタリアなどの沿岸警備隊員ボートに見つけられ、リビアの強制収容所に帰されている。2020年だけでもすでに514人の難民が海に溺れ死んだと言われているが、くだんのPia Klemp氏は、2016年〜2018年に1万4千人の溺れそうだった難民を救った。
 先月もバンクシーはパレスチナの病院への資金援助ため一連の絵をチャリティ競売にかけて寄付している。日本では小池都知事にまで愛でられ、コンビニ雑誌でも特集され、政治的でイケているグラフィティ・アートとして消費されつつあるバンクシーだが、これこそバンクシーだ。

NEWS