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Home >  News > Seefeel - ──シーフィールのリイシュー・プロジェクトが始動、完全未発表曲も

Seefeel

Seefeel

──シーフィールのリイシュー・プロジェクトが始動、完全未発表曲も

Apr 09,2021 UP

 1993年に〈Too Pure〉からデビューを果たし、インディ・ロック・バンドでありながらエレクトロニカとの接続に成功した嚆矢、「マイ・ブラッディ・ヴァレンタインとエイフェックス・ツインの溝を埋めるバンド」と謳われた特異なグループ、シーフィールのリイシュー・プロジェクトが始動する。
 混乱しないように整理しておこう。
 
 ●その三。〈Warp〉からの最初の作品となった1994年のEP「Starethrough Ep」とそれにつづく「Fracture / Tied」の2枚の全曲を収録し、2003年に発表されたオウテカのリミックスともう1曲を加えたLP2枚組の『St / Fr / Sp』。
 ●その一。1995年のセカンド・アルバム『Succour』に12曲ものボーナストラック(「Succour+」)を加えたLP3枚組の『Succour (Redux)』。
 ●その二。1996年に〈Rephlex〉から出たサード・アルバム『(Ch-Vox)』にボーナストラック6曲を加えたLP2枚組の『(Ch-Vox) Redux』。
 ●その四。それらアナログ盤3タイトルの全収録曲を網羅し、さらに2019年にデジタルで公開された2曲を追加したCDボックスセットの『Rupt & Flex (1994 - 96)』。

 以上の4タイトルが5月14日に同時発売される。
 正直、ぜんぶ欲しい。財布とネゴシエイト。

Seefeel
完全未発表楽曲を含む22曲ものボーナストラックを収録した超豪華4枚組CDボックスセット『RUPT & FLEX 1994 - 96』を含む再発企画を発表!
5月14日に4タイトル一挙リリース!
名曲 “Spangle” のオウテカ・リミックスが公開!

「ポスト・ロック」の誕生にも大きな影響を与えた電子音響系バンドのパイオニア、シーフィールが、90年代半ばに〈Warp〉と〈Rephlex〉からリリースされた音源を網羅する再発キャンペーンを発表! 長らく入手困難となっていたスタジオ・アルバム『Succour』と『(Ch-Vox)』が、ボーナストラックを収録した拡大盤、EP集『St / Fr / Sp』、そして94年~96年の音源をまとめた4枚組CDボックスセット『Rupt & Flex』が5月14日に一挙リリース! 発表に合わせて、『Rupt & Flex』収録の “Spangle (Autechre Remix)” が公開!

Spangle (Autechre Remix)
https://youtu.be/iyC0kLVDh-M

また、今回の再発のトレーラー映像も公開!

Rupt & Flex 1994 - 96 out 14 May
https://youtu.be/aELqEiic1J4

すべての作品に、これまで未発表のボーナス音源が含まれており、すべての楽曲は、音響系テクノの鬼才 Pole こと Stefan Betke がオリジナルのDATテープからリマスタリングしている。また The Designers Republic による最新アートワーク(『Succour』はアップデート版)、シーフィールのメンバー、マーク・クリフォードとサラ・ピーコックによるライナーノーツが付く。

〈Too Pure〉からのデビュー・アルバム『Quique』によって注目を集めた彼らは、1994年に〈Warp〉と契約。当初は、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインやライド、スロウダイヴを筆頭とするシューゲイザー・サウンドと関連づけて評されていたが、エレクトロニック・サウンドへの傾倒と、サンプラーを駆使するスタイルにより、勢いのあったIDMサウンドとの関連性も語られるようになる。シーフィールの大ファンを公言していたエイフェックス・ツインが、初期のトラック “Time To Find Me” のリミックスを提供し、自身のレーベル〈Rephlex〉とも契約を結んだことで、そのイメージはさらに強まった。

〈Warp〉の設立者、スティーヴ・ベケットは、1stアルバム『Quique』の成功をきっかけに〈Warp〉と契約に至った経緯について、次のように語っている。「シーフィールは〈Warp〉が契約した最初のギター・バンドだった……。彼らは(〈Warp〉という)家族の中では歳が上だったし、純粋なダンス・レーベルであるべき、という(それまでの)不文律を破って非難を浴びたから、我々と契約するのは勇気がいることだったんだ」

シーフィールの最初のEPを聴いたロビン・ガスリーは、マーク・クリフォードをコクトー・ツインズのスタジオに招待し、その後すぐにシーフィールをコクトー・ツインズのツアーに同行させた。マークは、後にコクトー・ツインズのために4曲をリミックスし(EP作品「Otherness」に収録)、彼らの音楽を新たなリスナーに届けるのに貢献している。

1995年3月、〈Warp〉からリリースされた2ndアルバム『Succour』は、1stアルバムのメロディックでギター主導のサウンドから離れ、よりリズミカルで準インダストリアルなテクスチャーを追求したもので、前年にリリースされた2枚のEP作品「Starethrough」と「Fracture / Tied」に続いてリリースされた。1996年に〈Rephlex〉からリリースされた6曲入りのミニ・アルバム『(Ch-Vox)』は、さらに実験的な方向性を示しており、ほとんどの楽曲がマーク・クリフォードが単独で制作したものとなっている。またこの作品は、彼が後に Woodenspoon や Disjecta の名義で〈Warp〉からリリースをするきっかけにもなっている。

バンドは1997年に活動を停止したが、〈Warp〉の設立20周年を祝った Warp20 でのライヴ・パフォーマンス(DJ Scotch Egg と元 Boredoms のドラマー Kazuhisa Iida を加えた新しいラインアップ)をきっかけに、2010年に〈Warp〉からセルフタイトルのアルバムを再びリリースしている。

label: Warp Records
artist: Seefeel
title: Succour (Redux)
release: 2021.05.14 on sale
輸入盤3枚組LP商品ページ:
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11800

label: Warp Records
artist: Seefeel
title: (Ch-Vox) Redux
release: 2021.05.14 on sale
輸入盤2枚組LP商品ページ:
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11802

label: Warp Records
artist: Seefeel
title: St / Fr / Sp
release: 2021.05.14 on sale
輸入盤2枚組LP商品ページ:
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11803

label: Warp Records
artist: Seefeel
title: Rupt & Flex (1994 - 96)
release: 2021.05.14 on sale
輸入盤4枚組CDボックスセット商品ページ:
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11804

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es_sputnikPoleのリマスターで3作目までが蘇る!欲しい!Seefeel ──シーフィールのリイシュー・プロジェクトが始動、完全未発表曲も | ele-king https://t.co/H1Evxf1j8t @___ele_king___より@es_sputnik 04.10 18:54

es_sputnikPoleのリマスターで3作目までが蘇る!欲しい!Seefeel ──シーフィールのリイシュー・プロジェクトが始動、完全未発表曲も | ele-king https://t.co/H1Evxf1j8t @___ele_king___より@es_sputnik 04.10 18:54

otogi_line81え、全然知らなかった!これは気になるバンド。ちょっと聴いてみようか。気軽に音源聴けてしまうのが今の世のいいところ。Seefeel ──シーフィールのリイシュー・プロジェクトが始動、完全未発表曲も | ele-king… https://t.co/A7FzjsCJSd@otogi_line81 04.17 20:31

ekimae5thbldRT @otogi_line81: え、全然知らなかった!これは気になるバンド。ちょっと聴いてみようか。気軽に音源聴けてしまうのが今の世のいいところ。Seefeel ──シーフィールのリイシュー・プロジェクトが始動、完全未発表曲も | ele-king https://…@ekimae5thbld 04.17 20:41

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