「ele-king」と一致するもの

R.I.P. Mira Calix - ele-king

 こういう仕事をして、いろんな人と会って話したりするなかで、この人の性格はうらやましいなと思えるような人と会うことがある。ミラ・カリックスはそんなひとりだった。彼女のからっとした感じ、テキパキとした感じ、頭の回転の速さ、そしておそらくは、困難にぶち当たっても可能な限りに前向きに思考し、突破してしまいそうな明るさ——そうした彼女の属性は、彼女が南アフリカ生まれでロンドンに移住したコスモポリタンであるがゆえなのかどうかはわからないし、そもそもぼくが彼女と会ったのはわずか2回なので、まあ、365日そんな感じだったのかどうかもわからない。ただ、彼女にはどこか竹を割ったような、さっぱりした感じがあって、その感覚は彼女の音楽作品からもぼくは感じていた。どんなに彼女が実験的なことをやろうが、遊び心があって、ユーモアもあった。遺作となったアルバム『Absent Origin』のアートワークがそうであったように。
 ミラ・カリックス、本名、シャンタル・フランチェスカ・パッサモンテが亡くなったと所属元の〈Warp〉が3月28日発表した。死因は公表されていない。52歳だったという。まったく、なんて悲しいニュースだろう。
 彼女のキャリアは、90年代初頭のロンドンのアンビエント・ソーホーというアンビエントに特化したレコード店の店員としてはじまった。ぼくの、あまり頼りにならない記憶装置によれば、たしか彼女はDJシャンタルとして、1993年の「アンビエント・サマー」と呼ばれたあの夏、アンビエントDJとしてシーンの一部になった。
 懐かしい時代だ。奇跡的な時代だったと思う。シーンにいる誰もが自分個人のためではなくシーンのため、みんなのために動いた時代だった。「アンビエント・サマー」は、口もきけないくらいにぶっ飛んでダンスする第二期レイヴ・カルチャーから枝分かれしたシーンで、アンビエントでも実験音楽でもプログレでも、まあみんなでのんびりと、いろんな音楽を楽しんでチルアウトしましょうやというシーンだった。頭角を現した彼女は、シェフィールド時代の〈Warp〉の広報担当にフックアップされた。彼女のミッションは、それこそAIシリーズを売ることだったが、広報担当時代の彼女の最大の功績は、ハウス至上主義者からの「オウテカやAFXでは踊れない」といった批判に対して、『Blech』というDJフードによるミックス作品で反論したことだった。
  
 それから周知のように、シャンタルはミラ・カリックスとして多くの作品を発表した。2000年のデビュー・アルバム『One On One』、2003年のマスターピース『Skimskitta』。それから彼女はハイブローなアートの世界にも進出した。ロンドン・シンフォニエッタとの共作、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーのための作曲、あるいはオペラのための作曲やインスタレーションなど、それらのいくつかの楽曲は『3 Commissions』と『The Elephant In The Room: 3 Commissions』にまとめられている。
 ミラ・カリックスは2021年、2007年の『Eyes Set Against The Sun(太陽に目を向ける)』以来となる、久しぶりのアルバム『Absent Origin』をリリースした。このアルバムはレヴューでも書いたように彼女の集大成的な内容の作品で、おそらくはもっとも傑出した作品だった(年間ベスト・アルバムにも挙げた)。このアルバムに先駆けて2019年にリリースされている復帰作となったシングルのタイトルは「Utopia」だったが、シャンタル・フランチェスカ・パッサモンテは間違いなくユートピストだった。最後まであの時代の精神を忘れなかったことは、その遺作が充分に証明している。彼女の最後のツイートは「help the displaced….save Ukraine ……save democracy…. save the world」だった。
 
 以下、これまでやった2回のインタヴューをここに掲載することで、彼女への供養としたい。


■エレキング、1997年8月/9月号

 ごきげんなヒップホップ野郎ジョージの取材を終えてから悪い知らせが届いた。スクエアプッシャーことトム・ジェキンソンが、列車に乗り遅れ、予定の時間よりも到着がだいぶ遅れそうとのことだ。
 ふーむ、仕方あるまいと思っている時に、〈Warp〉のオフィスにやって来たのはミラ・カリックスことシャンタル嬢だった。今年で28歳になる彼女は、もともとロンドンのアンビエント・ソーホーというレコード店で働きながらDJとして活動していて、メガドッグやメガトロポリスやフリー・パーティでまわしていた。パーティでオウテカと知り合い、その後オウテカのメンバーのショーン・ブースと結婚、住居をシェフィールドに移してからつい最近まで〈Warp〉のオフィスで働いていた。しかし今や彼女はミラ・カリックスという名のもと、〈Warp〉と契約したアーティストのひとりである。これからシーフィールのマーク・クリフォードの協力を得て、アルバムの制作に取りかかる予定だとも言う。
 ミラ・キャリックスの音は、まさしく〈Warp〉の“アーティフィシャル・インデリジェンス・シリーズ”的な展開で、それはブラッグ・ドッグやオウテカ、そして最近話題のボーズ・オブ・カナダと並んで古き良き〈Warp〉の伝統に基づくものである。スペースメン3の大ファンで、スペースメン3に関するものならすべて集めているという彼女と話してみることにした。

――〈Warp〉レコードにどういう印象を持っていましたか?
シャンタル:もともと〈Warp〉は大好きだった。とくにオウテカとブラック・ドッグの大ファンだった。初めて〈Warp〉のオフィスを訪れた時はあまりの小ささにショックを受けたことをよく覚えている。仕事はとても楽しかった。私が好きな3つのレーベルのひとつで働くことができたのはラッキーだったと思う。
――好きな他のふたつのレーベルは?
シャンタル:4ADとデディケイティッド。スピリチュアライズドの大ファンだからね(笑)。
――しかしミラ・カリックスやオウテカみたいな音は決して多くの人に聴かれる音じゃないですよね? 今後どうすればあなたがたのような音楽は残っていくと思いますか?
シャンタル:売れないといっても、そういったアーティストがささやかながら暮らしていける枚数が売れれば、それが彼らにとって売れたということになるのよ。たしかにオウテカみたいな音は私、すごくいい音楽と信じているけど、ラジオなんかでなかなかかけてもらえない。ラジオ局が最初から、この手の音楽は理解しづらいと思ってしまっているから。それはオーディエンスをみくびった態度だと思う。日本もきっとそうでしょうね。テクノでさえ、深夜のラジオでしかかからない。
――しかしオウテカみたいなアーティストも〈Warp〉は出し続けるじゃないですか。最近も5枚目のアルバム『LP5』を出したばかりですよね。そこは偉いなぁと思います。
シャンタル:まったくその通り。そしてリリースすれば買う人もがいることも事実。つまり、オウテカの音楽を好きな人が少なからずいるってこと。前はよくプラッドやオウテカのような音は踊れないからダメだって、ジャーナリストから叩かれたことがあったわ。だから私たちはDJフードに頼んでミックスCDの『ブレック』を企画したの。「どう? 私たちみたいな音でもDJの腕次第で充分に踊れるでしょ!」ってね。DJフードは素晴らしいDJだと思うわ。〈Warp〉の人たちはみんなDJフードのことが好きなの。だって彼らはジャンルで差別しないで、本当になんでもミックスできる人たちだから。
――そうだったんですかー。いやー、僕もあの『ブレック』には本当にぶっ飛ばされましたが、まさかその背景にあなたが関わっていたとは。
シャンタル:第2弾も考えていたんだけど、DJフードが忙しくなっちゃってねー。
――話は変わりますが、オウテカのショーンと結婚したんですよね?
シャンタル:ええ(笑)。一応オウテカのひとりと結婚したつもりなんだけど、家にスタジオがあるからオウテカのふたりとほとんど毎日顔を合わせていて、まるでオウテカのふたりと結婚したみたいになっちゃった(笑)。
――しかしあなたの家からはオウテカの音とミラ・カリックスの音が同時に鳴っているわけだから、近くを通る人は不思議に思うでしょうね。
シャンタル:しかも建物の一階はトルコ料理のレストランだから、トルコ音楽もミックスされている(笑)。


■remix 2003年5月号

 前回〈Warp〉を訪ねたのは6年くらい前のことで、レーベルはまだシェフィールドにあった。当時〈Warp〉は冴えない地方都市のしかしもっとも成功しているインディ・レーベルだった。それがいまではロンドンの原宿ともえいるカムデンタウンだ。大きなドアを開けると広いフロアを囲むように円陣にデスクが並べられ、10人以上のスタッフが机のうえのコンピュータに向かってかちゃかちゃ音を立てている。フロアの中央にはスピーカーがあり、最先端のアンビエントが流れている。なんだか変な光景だ。
 ミラ・カリックスを名乗るシャンタル・パッサモンテと最初に会ったのも6年前のシェフィールド時代の〈Warp〉を訪ねたときだった。オウテカのショーン・ブースと結婚して間もない頃で、彼女が〈Warp〉を退職し、ミラ・カリックスとしてアーティスト契約したばかりの頃だった。最初のアルバム『One On One』がリリースされるおよそ2年前のことでもあった。
 シャンタル・パッサモンテは6年前と変わらずよく喋りよく笑う。とても楽しそうだ。彼女のキューリアスな音楽からもそんな彼女の振る舞いが聴こえる。日々の生活の微妙な変化に驚きと喜びを感じ、雨の音を聞き分け、風の匂いを音に置き換え、暗い夜の窓の外の化け物たち、遠い森の動物たちの内緒話に耳を澄ましているような、想像力を楽しむ人間がそこにいる。「音楽を作るときはいつも楽しんでやっているわ。遊び、そう、むしろ遊んでいるといった感じね」
 彼女はこの2年半のあいだに90曲を作り、それを1枚のアルバムにまとめたばかりだ。彼女の2枚目のアルバム『Skimskitta』は悪戯っぽいノイズのあとに美しいピアノが流れ、そして魔法の時間ははじまる。「音楽を作るのは主に昼間の時間帯。部屋に東の窓と西の窓があって、だから早朝から黄昏時まで太陽の光が入ってくる。こんな賢沢ないよね(笑)。だって朝の光から夕刻の光まで満喫しながら音楽を作れるんだから!」
 彼女の人生のパートナーでもあるショーン・ブースのいるオウテカはつねに最新のソフトウェアに目を光らせているが、彼女は彼らとは正反対の態度を取るかのようにアナログ機材や役に立たない楽器を好んでいる。オウテカとの比較でもうひとつ言うなら、オウテカの音の粒子の塊のようなビートに対して、彼女のドラムは石を鳴らしたときの音で構成されたりしている。そんなアイデアを捻り出すことが彼女の創作への情熱なのだ。
 3年前に引っ越した彼女の住むサフォークは、彼女の音楽に大きな影響を与えている。「シェフィールドに住んでいた頃はとんでもない場所で、部屋の窓の外が大通りだったからもういつでも騒がしいし、しかも部屋の下がトルコ料理屋でしょう(笑)。引っ越した場所はもっと田舎の、そうねー、私たち以外の住人といえば鳥ぐらい(笑)。どこに住んでようと変わらないと思っていたけど、だってスタジオの中身は変わらないわけだしね、でもね、環境の変化は……、やっぱ大きいわ(笑)!」
 ミラ・カリックスの音楽は数々の奇妙な物音で成り立つ一編のメルヘンのようだ。“狼と羊と扉”という曲では彼女だけが知る真っ暗な洞窟を探検しているような気分にさせられる。美しいピアノの音とざわめくパーカッションと遠くで聞こえる声。“I May Be Over There”のたどたどしいピアノの鍵盤の動きと宇宙のように広がるストリングスと奇妙なノイズ。
 「ロマンティックなものに惹かれるんだけど……」彼女はそう断ったあとで、ミラ・カリックスの音楽の秘密を教えてくれた。「それは具体的な人間関係のロマンスというよりも世界のロマンスみたいようので、私はその美しさを肯定したい。うまく言えなんだけど、もっと大きな美しさ、ボーズ・オブ・カナダは郷愁のなかの美だけど、私が表現したい美は過去のものではなく、だからといって遠い未来のことでもない、身近にあって尊い美、そんなものを見つけたいと思うわ。とても甘く美しい、そのロマンス、とても重要なことよ(笑)。音を選ぶときもそのことにはすごく神経を使う」
 「それは“喜び”という言葉で置き換えられるかもしれないね」彼女は次の質問を遮ってさらに説明を続ける。「変な話だけど、悲しみのなかにもそれはあるんじゃないかと思っている。メランコリーという言葉があるわよね、メランコリーというのは不思議な言葉で、淋しさと美とが共存している。メランコリックな眼差しというのは美にはつねに淋しさがつきまとうとういことで、私の感覚はたぶん正確な意味でのメランコリックではないと思っているけど、ちょっと近いところもあるわ。何故ならロマンスについて思いを巡らせているときやはり淋しさを100%拭いきれない自分がいるんだから。この感覚は説明しずらいわ、私が言いたいことが伝わればいいんだけど、でも考えてみればそれをうまく伝えること自体もひとつのロマンスよね (笑)」
 ロマンスという言葉は誤解を受けやすい言葉だが、面白いことに彼女はそれを積極的に使おうとする。もっとも彼女のロマンスは一次元的なものではなく、いま日本で流行のファンシー・ショップのようにすべてが人工的にかわいらしく整っているわけでもない。無邪気に音と戯れているかと思えば突然暗闇に包まれたりもする。ダークな曲もある。だからと言ってミラ・カリックスの音楽から、彼女が思春期に夢中になった〈4AD〉やスペースメン3などという過去を引き出しにくいのも事実なのだ。「そうは言ってもスペースメン3のことはいまでも愛しているわ」彼女は笑いながら自分の音楽的影響のいち部を明かす。「ま、思い出だけどね (笑)。マイ・ブラッディ・ヴァレンタインを思い出にするにはまだ早いけど、だけどこの5年だけでも素敵な音楽はたくさん出てきていると思っているのよ。たとえばドレクシア、素晴らしいわ。ダークな音楽だけど、とても創造的でドライヴ感がとにかくダイナミックでしょ。ここ数年ではダントツね!」
 シャンタル・パッサモンテはDJとしてもここ数年はいろいろなイヴェントに呼ばれている。学生時代に彼女はDJフードなどとつるんでDJをしていたほどなのだ。最近ではリー・ペリー、スティーヴ・ライヒ、フィリップ・グラスなどの大物とイヴェントで一緒になっているが、とくにフランスのフェスティヴァルでリー・ペリーと会ったことは彼女にとって興味深い経験だったようだ。「リー・ペリーと会ったとき私はDJバッグを持っていて、彼は私に 『あなたはどんな音楽をプレイするのかね?』と訊いてきたわ。だから私は『そうね、エクスペリメンタルなエレクトロニック・ミュージックかな』と答えたのよ。そうしたらリー・ペリーが何て言ったと思う? 『ほほう、それではきみもダブをやっているわけだ』と彼は言うのよ。私は一瞬『え?』と思ったけど、すぐにあとで『言われてみれば、私はダブよね』と思ったの (笑)。だってたしかに私の音楽は、リー・ペリーのように考えればダブなんだから!」
 「気がつくということはすごいことだと思わない?」彼女はさまざまな人たちとの出会いを振り返りながら、興味深い話を続ける。「いままで気がつかなかったことに気づくって世界が広がることでしょ? 自分が知らなかった考え方や解釈と出会うことはだから最高なのよ。音楽によって自分が変化するわけじゃないわ。変化するんじゃなくて広がるのよ。自分の興味のない音楽に対して人は耳を塞いでしまうけど、私からすればもったいない話よね。音楽に新しい発見があるのは、発見はその音楽ではなくそれを発見した人間の側の発見なのよ。それって素晴らしいことだと思うわ」
 ミラ・カリックスの『Skimskitta』はそういう意味で音楽解釈の冒険でもある。風の音や木々のざわめきが音楽であるように、『Skimskitta』は想像力にどこまでもこだわっている。「少なくともファッショナブルな音楽ではないわよね (笑)」 彼女はそう言うと、アルバムのタイトルの意味とその狙いを次のように説明してくれた。「“動き”のあるタイトルが欲しかった。アルバム全体のテーマでもあったし。“スキムスキッタ”という言葉を発語するとき、なんか“動き”を感じない? 実際“スキッタ”という言葉には“動き”を予感させるニュアンスがあるし、“スキム”という言葉は、あの一、よく子供が川の水面に石を投げて石が水のうえを何度か跳ねたりするじゃない? あれを英語で“スキム・ストーン“と言うんだけど、他にもねー、実はスペルはちょっと違うけど“スキッタ”にも石を投げるというニュアンスもあるの (笑)。いろんな意味があるんだけど、最終的には“動き”というイメージからそれをアルバム・タイトルにしたわ」
 最後に彼女は現在の嘆くべき政治状況に関しても意見を述べてくれた。「私は毎日欠かさずニュースと新聞をチェックしているのよ。いまの状況は、ひょっとしたら多くの人にとって気にはなるけどよく知らないということだと思うの。マッシヴ・アタックはああいう風に自分たちの意見を言ったけど、それは大切なことよ。こういうときはアーティストでもジャーナリストでもなるべく意見を言ったほうがいいと思うわ。意見をシェアすることで理解を深めることができるわけだし、もっともシンプルなレヴェルでは友だちとカフェで話すだけでも違うと思っている。もっとみんなの意見を言い合うことでそれが動きに繋がるかもしれないし、戦争をくい止めることになるかもしれない。で、私の意見は、ブッシュとブレアをイラクに送って、フセインと3人で部屋に閉じこめて彼らだけで喧嘩してくれってことね。これなら兵隊も武器も使わずに済むわ。彼らのアイデアよりはいいんじゃない(笑)?」
 さて、この暗い時代に『Skimskitta』は美というロマンスを掲げているわけだが、その考え方に僕は共感する。僕も願わくは音楽を聴くときはロマンスを感じながら聴きたいと思っている。それはつまり身近にあって尊い美、それを肯定すること、これで決まり。

µ-Ziq - ele-king

 一昨年に設立25周年を迎え、去る2021年もDJマニーヤナ・ラッシュRP・ブーなど変わらず力作を送り出した〈Planet Mu〉。同レーベルを率いるマイク・パラディナス本人によるプロジェクト、ミュージック(µ-Ziq)名義の新作EP「Goodbye」が4月1日にリリースされる。
 今年2022年は代表作『Lunatic Harness』の25周年にあたり、夏にリイシューが予定されているのだが、それを中心に展開される新作シリーズの一発目に当たるのが今回のEPだという。なんでも、『Lunatic Harness』のリマスタリング中に過去のアーカイヴに触れる過程でインスパイアされたのだとか。美しい和音とグリッチ、ジャングルのリズムが融合した表題曲が現在公開中です。

artist: µ-Ziq
title: Goodbye
label: Planet Mu
release: 1st April, 2022

tracklist:
1. Goodbye
2. Giddy All Over
3. Moise
4. Rave Whistle
5. Rave Whistle (Darkside Mix)
6. Rave Whistle (Jungle Tekno Mix)

https://planet.mu/releases/goodbye/

灰野敬二/不失者 - ele-king

 70歳まではハードな音楽をやっていたい──そう公言していた灰野敬二、2010年代には Sunn O)))スティーヴン・オマリーオーレン・アンバーチとのバンド、ナゾラナイなどもやっているエクスペリメンタル・ミュージックの巨匠が、来る5月3日、ついに70歳を迎える。まさにその当日と翌日、不失者の2デイズ・ライヴが開催されることになった。3日は高円寺ShowBoatにて、4日は渋谷WWWにて。長きにわたる灰野の活動の、その次を目撃する二日間。

─70歳まではハードな音楽をやっていたい。
そう公言していた灰野敬二が、2022年5月3日、70歳になる。

ハードの次に、ロックの後に、
何がある のか。何になる のか。

その先を、目撃する2日間。

不失者 日.日

灰野敬二 / 不失者 2DAYS
不失者 日.日

DAY 1
日程:2022年5月3日(火・祝)
会場:高円寺ShowBoat
時間:開場15:00 開演16:00
問い合わせ:ShowBoat 03-3337-5745 (14:00~23:00)

DAY 2
日程:2022年5月4日(水・祝)
会場:渋谷WWW
時間:開場17:00 開演18:00
問い合わせ:WWW 03-5458-7685

チケット
一般発売:3月26日(土)10:00
販売URL:https://eplus.jp/fushitsusha-www/
・2DAYS チケット:¥8,500(全自由/ドリンク代別)
・DAY1 チケット(5月3日 高円寺ShowBoat):¥4,500(全自由/ドリンク代別)
・DAY2 チケット(5月4日 渋谷WWW):¥4,500(全自由/ドリンク代別)
https://www.fushitsusha.com/

Aldous Harding - ele-king

 ポピュラー(=人気のある/大衆向け)音楽というだけあって、ポップスの基本テーゼのひとつは「人に好かれること」にある。耳に心地よいメロディやサウンド、踊りたくなるビート、美しいヴィジュアル等の正の価値観&普遍性は大抵勝つのだ。筆者の暮らすイギリスでも、ここ数年音楽業界のマーケティング・キーワードとして「共感しやすさ」が重視されている。SNSや各種プラットフォームの発達でかつて以上にファンとじかに繫がることのできる時代だけに、スターも「近づきがたい憧れ」だけではなく「親しみやすい普通の人間」な面もアピールした方が賢明かつ無難らしい。
 正の価値観だけで世界が構成されているはずはなく、光あるところに影が生まれるように、負の価値観も音楽の想像力を拡張してきた。前衛や実験音楽のノイズ、不協和音、ドローン、即興/偶然といった「秩序を乱す」ヴォキャブラリ──ときに「音楽ではない」とも評された──は、様々な形でポピュラー音楽に侵入し吸収された。チャート1位云々のレベルではなく多くはアート/アングラ/インディ系と呼ばれるが、それらも確実に商業音楽の一角を占める。人間は清明で整った美しいものだけではなく、不快な/不気味な/恐ろしいものにも魅かれてしまう。普通は抑圧されるか排除される、境界線をかく乱する異物(ジ・アザー、埒外、禁忌、アンビヴァレンス。ジュリア・クリステヴァが言うところのアブジェクシオン)に、アートは長い間生存する逃げ場をもたらしてきた。
 ニュージーランド出身、現在ウェールズを拠点に活動するシンガー・ソングライター、オルダス・ハーディングの新作4th『Warm Chris』を聴きながら、そんなことを考えている。オルダス(Aldous)というとハクスリーが浮かぶし、オルダスの語源は「old」らしい。だが、男性でも年寄りでもないこの人の正体はハナ・シアン・トップという名の今年32歳の女性だ。2015年からやっているツィッターのこれまでのポストは13個。プラヴェートかつインタヴューも苦手という「作品に語らせる」アーティストで、音楽はラウドでもノイジーでもなく一聴チャーミング。だが、その世界観が放つ不穏さ・矛盾は、アブジェクシオンの美で際立っている。

 フォーク/ブルーズ系ミュージシャンのロリーナ・ハーディングを母にもつ彼女にとってギターを手に歌う行為は日常的な光景だったようだ。10代で作曲を始め、一時期ブルーグラス・バンドでも活動。地元のインディ〈Spunk〉から発表したセルフ・タイトルのデビュー作(2014)のジャケットはトラッカー帽にTシャツという現代女性ぶりながら、フォークとカントリーに根ざしたサウンドと思慕に満ちたメロディ、アルカイックなトーン/密やかなフレージングを継承した歌声はタイムレスだった。メルヴィン・ピークの『ゴーメンガースト』を引用した曲名やPV(特に “Hunter”)や歌詞に浮かぶアンジェラ・カーターの『血染めの部屋』的想像力も作用し、同作は「ゴシック・フォーク」とも評され注目を集めた。

ジョンには歌の本質を見極める不思議な才能が備わっている。言葉で言い表せない感覚のようなもので、私の人生の中でもっとも重要なもののひとつである彼との関係は、ふたりにそれぞれ与えられたギフトの間で起きる沈黙のコミュニケーションの上に成り立ってきたように思う
(*発言はオルダス・ハーディングとのメール・インタヴューより引用、以下同)

 世界的な名門〈4AD〉からのリリースとなったセカンド『Party』(2017)で、彼女はジョン・パリッシュと一種運命的な出会いを果たす。『Warm Chris』も含め3作をプロデュース(プレイヤーとしても貢献)することになるジョン・パリッシュはPJハーヴェイの懐刀として知られるが、ジェニー・ヴァル、ディス・イズ・ザ・キット、ドライ・クリーニング等の作品でも優れた手腕を発揮してきた。パーソナルな歌という根本は変わっていないものの、彼と共にピアノ、打ち込み、管楽器、クワイア等の新たな彩りをストイックに配した音空間を造成しつつ、オルダスは大胆なヴォーカル・パフォーマンスに乗り出していった。イノセントな少女のささやき、男性的な低域、空を刺すナイフのようなシャウト、柔らかなメゾ・ソプラノ、初期ニコの硬質で超然としたトーン。曲ごとに、というかひとつの曲の中ですら表情・質感・音域がメタモルフォーズし、視座も変わる。“Horizon” のドラマチックさを筆頭に、表現者としての跳躍が起きた。

まあ、私の歌詞やヴィデオの解釈には色んなものがある。私をホドロフスキーの大ファンで障害者だと思っている人たちもいる。また、ホドロフスキーの大ファンで子供を産めない人だと考える者もいる。どうなることやら

(実に多彩なヴォーカルの「妖精」を用いていますね、との意見に対し)この世界はカラフルなもの、そうじゃない? ヴォイスは楽器であり、私はこの世のギャップを埋めるためにそれを使う。あれら様々なヴォイスは、若い願望やテレビ番組等々と同じくらいに、私の一部を成している

 ニュージーランドと欧州の音楽賞で最優秀アルバム部門にノミネートされた前作に続くサード『Designer』(2019)はクリーンなアレンジとあたたかなサウンド、レンジを広げたヴォーカリゼイションがハモり始めた1枚。初来日も果たしている。才媛ケイト・ル・ボンのコラボレーターでもあったH.ホークライン(ヒュー・エヴァンス)らウェールズ・シーンとのオーガニックな連携も嬉しいが、“Designer” や “The Barrel” のR&Bなグルーヴ・メイクや “Weight of the Planets” のトロピカル味の導入が何より耳を引く。フォークという分類からスルリと逸脱した一種無国籍/無時代なハイブリッドぶりは、スラップ・ハッピーの『Acnalbasac Noom』の楽しさすら彷彿させる。
 より多くの耳目に触れたことで、彼女につきまとう「エニグマ」、「風変わりな」といった形容詞もこの作品で定着したように思う(別に難儀な人だとか、意図的にミステリーを醸しているのではなく、作品や自身を「説明」することに意義を感じないようだ)。たとえば、一聴軽やかなポップ・ソングである “The Barrel” のヴィデオ。子宮を思わせるトンネルを潜ると、17世紀オランダ風でありつつアシメトリーな衣装(上記の引用発言で彼女が触れている「ホドロフスキー」は『ホーリー・マウンテン』に由来する)と分厚いプラットフォーム・シューズ姿を始め、色々な「オルダス」が登場する。がに股で指をスナップする映像は心をざわつかせずにいられないし、「鳩」、「フェレット」、「卵」、「ピーチ」といったセックスや繁殖のイメージを喚起する言葉が並ぶ詩的な歌詞も解釈は十人十色。どうして? 何を象徴しているの? と謎は深まるばかり。
 「動物園の目」なる不思議なイメージからなぜか話がアラブのドバイにまで飛ぶ “Zoo Eyes” の歌詞もシュールで抽象的だ。「ズゥアイズ」―「ドゥバイ」の韻なのはわかるが、そもそも「私はドバイで一体何をしてるんだろう?」の自問で始まる曲だけに、その「私」の状況も曖昧と言える。これでは Genius も註釈に困るだろうし、彼女が主体(語り部)と客体(キャラ)を兼ねるヴィデオもマルチプルな視点が可能な夢の世界のそれ。この奇妙で美しい内的ロジックと想像力を、聴き手は直観で受け入れる(あるいは拒絶する)しかない──簡単に飲み下し消化できない異物でありつつポップな魅力も備えた、久々のカリスマの覚醒だった。

今回のヴォーカルは、他のレコード以上に純粋な音響/音声にチューニングを合わせている。背景音に対して、言葉のサウンドそのものを独立した詩として響かせたかった

 新作『Warm Chris』は、奇妙な感性を自由に広げると同時に、音楽的なフォーカスを引き絞ったマエストロの1枚と言える。どこに向かうか見当のつかない曲展開やテンポ/ムード・チェンジ、コード進行の妙、変幻自在なヴォーカル。1曲ごとに味わいも中身も違うイースター・エッグを思わせる緻密さながら、風通しのよいサウンドゆえに自然体に響くバランス感が素晴らしい(「がんばった」エキセントリックさほど悲しいものはないので)。そこには、ゲストに迎えた英ジャズ界の名物ドラマー:セブ・ロチフォード(近年ではサンズ・オブ・ケメットにも参加)が存在感を増したベースと共に軽快でしなやかなグルーヴを形成しているのはもちろん、タイトル曲のフィンガー・ピッキングを始めギターも健在ながら、歯切れよいアタック感のあるピアノ──昨年出た単発シングル “Old Peel” のPV でもわかるが、ロックダウン中に彼女はピアノを学んだ──がリード楽器になっている点も大きく作用している。

ジェイソンがオーストラリアのフェスでプレイしたのを見たことがあった。自分のショウの後で少し話せたけれども、彼にさよならと言いつつ、頭の中ではもう彼に向けてEメールを書いていた。私たちの間には非常に敬意に満ちた、不安定なケミストリーが生じた。ジェイソンに期待していたのはサウンドではなくエネルギー。彼の肉体性と頭脳から、こちらの求めるどんなサウンドも作り出せる人だと、自分には分かった。たしか彼はあの曲をワン・テイクで録ったんだったと思う

 掛け布団やキルトにぐるぐる巻きにされたアーティスト写真、第一弾シングル “Lawn” のヴィデオではトカゲ(!)に扮する等、相変わらずシュールな世界にも引き込まれる。彼女のこれまでのアルバムはすべて9曲入りであり、ジャズ味が新鮮な⑨ “Bubbles” でしっとり終わる……のもありだっただろう。しかし今回は10曲目に、強力なワイルド・カード=スリーフォード・モッズのジェイソン・ウィリアムソンがカメオ参加した “Leathery Whip” が控えている。「美女と野獣」な顔合せだが、このふたりにしか生み出せない強烈に異色なポップ・マントラなだけではなく、双方が通常の守備範囲を越えている意味でも秀逸(ジェイソンはアレックス・キャメロンの『Oxy Music』でもコラボしている。興味のある方は聴き較べてみてください)。

 この曲の「少し歳をとったけれど私は変わらないままだ/私のことを欲しがる連中は私が追いかけているものを持ち合わせていない/あり得ない」という印象的なヴァースの力強い拒絶の意思(それは “Old Peel” でも響いていた)はより明確にアーティストとして/女性としての自身を定義した彼女を伝えるし、この大胆なオープン・エンディングを聴いていると、オルダス・ハーディングはどこまで行くんだろう? とますます楽しみになる。その唯一無二の旅路をぜひたどってみて欲しい。

Laura Cannell - ele-king

 音楽ファンというのは、自分が好きになれるアーティストを見つけたときは嬉しいものである。この人の作品は追ってみようと思える、そんなアーティスト。生活のなかで自分のためにじっくり何度も、ときには集中して聴いてみようと思える音楽。もちろんそうそう出会えるわけではないが、これがこの世界を支配している巨大なメディア企業や商業的な利益が取引される世界とは別のところであったりすると、ことさら嬉しかったりする。ローラ・キャネルは、ここ数年のぼくにとってそういう人だ。彼女の音楽を聴いているとつくづくこう思う。まだ世界には自由が残っている。

 キャネルの音楽は、自由な世界で鳴っている。ザッカーバーグのメタヴァースの話ではない。つまり彼女は型にハマった音楽から本気で遠く離れて、じつにユニークな発想で音楽を作っている。たとえば、ぼくにとって彼女の音楽を好きになるきっかけとなった『The Sky Untuned』は、イングランドの田舎の中世から残っている教会のなかで、ひとりただひたすら演奏したときの記録だ。音の反響は録音した空間によって決まる。彼女はインプロヴァイザーであり、リコーダー/ヴァイオリン奏者だが、かつて存在し、現在不在なものの記憶を辿るようなその音楽は、その場所でなければ生まれなかったのだろう。彼女はそれ以前にも灯台で演奏し、水力発電所でも演奏している。
 彼女は、もともとクラシックの訓練を受けているが、もうずいぶん前に楽譜がなければ何もできない世界と訣別した。そういう意味でも彼女は自由だが、しかし彼女は自分の音楽に制限を与えている。それはひとつの決められた楽器で、ほとんど一発録りで作品を作るということ。あとから編集したり、手を加えたりしない。その瞬間に生まれる音楽こそが彼女の音楽だ。
 彼女の音楽は、先にも言ったように即興だが、しかしそこには彼女が調査し、長らく研究しているアーリー・ミュージックや中世の民謡の旋律の断片がミックスされている。彼女の内側から出るものと、彼女が学んでいる古楽や民謡(=フォーク)が混じり合い、それが彼女の作品のいち要素となる。また、彼女は、音楽大学でリコーダーもヴァイオリンも学んでいるが、その楽器の弾き方の常識から逸している。独自に開発した奏法をもってヴァイオリンは歪んだ音を出し、リコーダーはダブのように響かせる。そこで聴かれるメロディは、今日のポップ・ミュージックで聴かれるどれとも違っている。彼女はいわば音の吟遊詩人である。

 本作『アンティフォニー・フォー・ザ・ツリーズ』は、ローラ・キャネルにとって7枚目のソロ・アルバムだ。これまで彼女は、曲の主題に動物、それも鳥類をたびたび選んできているが、このアルバムは、彼女が暮らしているエリアに生息する鳥たちとの対話がもとになっているという。すべてはリコーダーの演奏によって表現されているが、その音色は多彩で、というよりも異彩で、ときに妖異で、しかも彼女は伝説のジャズ・ミュージシャン、ローランド・カークのように、二本のリコーダーを同時に、それぞれ別の音符を演奏することができる。
 さて、カラスに呼びかけている1曲目は、なるほど動物の鳴き声のようだ。とはいえアルバムは動物の鳴き声の模倣などではない。今回はある意味、もっともぶっ飛んだ作品とも言えるだろう。反響し、反復するその幽玄な音響の彼方からさらにまた音が響く続く “For the Gatherers” はなかば神秘的で、続く “For the Sacred Birds” では瑞々しくも平和的な旋律が広がる。
 時空を越える音楽があるとしたら、キャネルの作品はそのひとつだ。この音楽に古いも新しいもない。アルバム中盤の “私たちは羽を借りた(We Borrowed Feathers)” から “鳥の神話のために(For the Mythos of Birds)” にかけて、キャネルはほとんど宇宙的とも言える領域へ突入する。次に待ち構えている表題曲もまた異境的で、それは鳥類たちの楽園のようであり、最高にトリップしたサン・ラーの微笑みのようでもある。一本のリコーダーでドローンを発しながら(いったいリコーダーでどうやって?)、メロディを反復させる “フクロウになった少女(The Girl Who Became an Owl)” にも謎めいた美しさがあるが、いたって穏やかで、アルバムはその平穏さのなかで終わっていく。
 この音楽は、自然や環境に関する教訓めいたものではない。ぼくたちに聞こえている世界はひどく限定的で、すぐ近くにはまったく別の世界が広がっていることをほのめかしている。

 最後に、少しばかりエレキング読者も親近感を覚えるかもしれない、彼女のこれまでの共演者について触れておこう。たとえば彼女は、元ディス・ヒートのチェールズ・ヘイワードとWhistling Arrowなるバンドを組んで1枚のアルバムを作っている。また、彼女は先鋭的な電子音楽家として知られるマーク・フェルとの共作アルバムを残している。それから彼女には1枚のリミックス・アルバムがあり、そこにはエコープレックスやボーダー・コミュニティのメンバーらが参加している。さらに昨年は、彼女はアイルランドのアーティスト、Kate Ellisといっしょに毎月1枚のシングルを発表していたが、10月EPには、元キャバレー・ヴォルテールのクリス・ワトソンが参加した。いまや一流の録音技師として名高いワトソンは、その作品において、川のせせらぎ、雨の音、そして野鳥の声を提供している。
 

※ここで予告を一発。6月末発売予定の紙エレキング、「フォーク特集」において、ローラ・キャネルの日本では初インタヴューを掲載予定です。乞うご期待。

250 - ele-king

 昨年ニュース出ししたところ、あまりの反響の大きさに編集部も驚きの韓国でポンチャック(韓国演歌・ミーツ・テクノ)・リヴァイヴァルを先導する男、250(イオゴン)。これぞ真の韓流なのだと言わんばかりの、とんでもない力作がついに完成した。アルバム名はシンプルに、『ポン ppong』だ。

  『ポン』には、電気グルーヴのファンにはお馴染みのイ・パクサも参加。また韓国ジャズ界の大物、イ・ジョンシクをはじめ、韓国大衆音楽における重鎮たちが何人も参加している。コロナに戦争と、こんなとんでもない時代、音楽と笑いをありがとう。まずはこちらで購入可

‘ロイヤル・ブルー (Royal Blue)’

 本作には、韓国大衆音楽の象徴的な存在であり、近年欧米でも再評価の機運が高まっているギタリスト・作曲家のシン・ジュンヒョン、韓国の「国民歌手」チョ・ヨンピル(チョー・ヨンピル)の80年代の代表曲「ソウル・ソウル・ソウル」や「キリマンジャロのヒョウ」をはじめ、作曲家の夫キム・ヒガプとのコンビによる数多くの名曲でも知られる作詞家のヤン・インジャ、90年代の韓国歌謡界には欠かせない名セッションプレイヤーであり(ソテジ・ワ・アイドゥル「君に」、デュース「夏の中で」、イ・スンチョル「さよならなんて言わないで」等)、日野皓正セクステットのメンバーとしても活動するなど日本のジャズ・シーンとの交流も深いサックスの巨匠イ・ジョンシク、高速道路トロット・メドレー界の伝説であり電子オルガン奏者のナ・ウンド、日本でもポンチャックの代名詞として名高いイ・パクサ、そのイ・パクサの片腕として知られたキーボーディストのキム・スイル、韓国では誰もが知っている人気アニメ『赤ちゃん恐竜ドゥーリー』の主題歌を歌った歌手オ・スンウォンまで、大衆音楽の歴史に名前を残した巨匠たちが大挙して参加している。


250(イオゴン)
ポン ppong

BANA
アルバム音源ストリーミング・購入リンク
https://orcd.co/250ppong

Tracklist
01. 全てが夢だったね It Was All a Dream
02. ベンバス Bang Bus
03. 愛のはなし Love Story
04. 裏窓 Rear Window
05. そして誰もいなくなった …And Then There Were None
06. バラボゴ Barabogo
07. 私は君を愛す I Love You
08. ください Give Me
09. ロイヤル・ブルー Royal Blue
10. レッド・グラス Red Glass
11. フィナーレ Finale

‘ベンバス (Bang Bus)’

‘裏窓 (Rear Window)’

 日本統治時代、同時代の西洋音楽の(直接的な)影響を受けることがなかった朝鮮半島で、最初に根を下ろした大衆音楽は他でもない、演歌と軌を一にしたトロットだった。トロットは時代の雰囲気に乗り、変化と拡張、栄枯盛衰を経て、今日に至るまで命脈を保ってきた。その中でも、トロットをベースにテクノとディスコを融合した混種であるポンチャックは、観光地の駐車場、高速道路の休憩所、お年寄りが集まる公園といった場所で接することができる類のものだった(ただし、これは日本でも知られるところの狭義の音楽ジャンルとしてのポンチャックであり、本来ポンチャックという言葉はリズムを表す擬声語である)。
 トロット、とりわけポンチャックは「中高年のダンス音楽」、という固定観念が若い世代の頭の中に深く植え付けられた。あるいは、一部のエンターテイナーがギャグ的なイメージを作るために披露する音楽として人口に膾炙したであろう。ポンチャックを消費する世代がいよいよ終わりに近づいているように見える現時点で「果たしてポンチャックは命脈を繋いでいくのだろうか」という疑問が生じる。ここで、BANA(Beasts And Natives Alike)所属のプロデューサー、250 (イオゴン) の試みが注目される。
 250は、韓国のプロデューサー兼DJとして、幅広い分野で優れて独創的な活動を展開してきた実力派アーティストだ。250は、自身のデビュー・アルバム『ポン』のために、実に4年もの長きにわたって制作作業に没頭してきた。
 250は、NCT 127(’Chain,’ ‘My Van’)、ITZY(’Gas Me Up’)、f(x)、BoA 等のK-POPのみならず、ESENS、Masta Wu、Kim Ximya (XXX) 等のヒップホップに至るまで、幅広いジャンルのプロデューサー
として活発に活動してきた。そしてその実力を認められ、キツネのアジア・ツアー、NTSラジオ、ガブリエル・ガルソン・モンターノのソウル公演、ソウル・ファッション・ウィーク、カルティエ財団のソウルでの展示音楽など、様々な分野でラブコールを受けてきた。
 アルバム『ポン』は、韓国大衆音楽史において明らかに重要な位置を占めるものの、ジャンル的に切り捨てられ、誰もまともに議論しようとしない「ポン」というキーワードを真摯に見つめ直す、大きな意味を持ったプロジェクトだ。
 韓国、そして日本においてもなじみのあるポンチャックのリズムとメロディーを250が自分だけのスタイルで現代的に再解釈した今回のアルバムには、韓国大衆音楽史上初めて「ポン」について真摯に探求し、究極的には様々な世代を一つにするダンス音楽を作ろうという実験的意図が込められている。
250はアルバム『ポン』の4年にわたる制作過程を愉快に収めたドキュメンタリー・シリーズ「ポンを探して」のホストとして、ドキュメンタリー映像をこつこつと発表し、音楽愛好家の間で多くの関心を呼んできた。 2018年には『ポン』にも収録されている最初のシングル「裏窓(イチャン)」と型破りなミュージック・ビデオを公開し、キツネのキュレーションによるプレイリストに選曲されるなど、多くの期待を集めた。
 BANA (Beasts And Natives Alike):韓国の音楽シーンにおいて、その際立ったキュレーションで独自の位置を占めるレーベル兼マネージメント。SMエンターテインメントのインターナショナルA&Rだったキム・ギヒョンが独立して2014年に設立。韓国最高のラッパーの一人とされる E SENS (イーセンス) が、以前の事務所だったアメーバカルチャーを離脱後、BANAの立ち上げから最初の所属アーティストとして合流したことで大きな話題を呼んだ。E SENSが大麻不法所持で逮捕後、2015年に獄中から発表したアルバム『The Anecdote』は各方面から絶賛を浴び、翌年の韓国大衆音楽賞で最優秀アルバム賞を受賞。その後もエクスペリメンタル・ヒップホップ・デュオのXXX、プロデューサー/DJの250やMaalib、アニメーターの
エリック・オー等、多彩なアーティストと契約。2021年3月には韓国ヒップホップ界を牽引してきた重鎮ラッパー、Beenzino (ビンジノ) の加入が発表され、今後の展開にさらに期待が集まっている。

Website https://beastsandnatives.com/
Instagram BANA @watchbana, 250 @250official

700 BLISS - ele-king

 2014年に結成されたムーア・マザーとDJハラムによるユニット、700ブリスがついにデビュー・アルバムをリリースする。16曲入りで、ラファウンダスペシャル・インタレストのヴォーカリスト=アリ・ログアウトなどが客演。クラブ・ミュージックやヒップホップの生々しく尖った要素に、パンクのエネルギー、ジャズ、ハウスのカタルシスなどが結合されたノイズ・ラップ作品に仕上がっている模様。『宣言すべきものなどない(Nothing To Declare)』と題されたそれは5月27日に、いま勢いづいている〈Hyperdub〉から発売される。現在、ラファウンダをフィーチャーした “Totally Spies” が先行公開中だ。

artist: 700 BLISS
title: Nothing To Declare
label: Hyperdub
release: 27th May, 2022
format: CD, Vinyl & Digital

tracklist:
01. Nothing To Declare
02. Totally Spies feat Lafawndah
03. Nightflame feat Orion Sun
04. Anthology
05. Discipline
06. Bless Grips
07. Easyjet
08. Candace Parker feat Muqata'a
09. No More Kings
10. Capitol feat Alli Logout
11. Sixteen
12. Spirit Airlines
13. Crown
14. More Victories feat M. Téllez
15. Seven
16. Lead Level 15 feat Ase Manual

https://hyperdub.net/products/700-bliss-nothing-to-declare

Boris - ele-king

 2020年以降ものすごいペースで作品を送り出し、今年に入ってからも〈キリキリヴィラ〉より新作『W』を発表しているスラッジ/ドゥーム・メタルの泰斗、Boris。このたび活動30周年を記念し、新たな企画がスタートすることになった。
 彼らの代表作6枚からそれぞれ2曲ずつ選んだ7インチ・シングルが計6枚、6月から10月にかけて隔月でリリースされる。第一弾は『Heavy Rocks』(02)と『PINK』(06)から。あらためてマスタリングも施されている。
 また、5月15日には高円寺 HIGH にて30周年記念ライヴも開催。2022年初めての国内でのライヴだ。詳しくは下記より。

Boris活動30周年記念企画スタート!

結成から30年を迎える2022年はいくつかの記念企画が用意されている。その先陣を切るのはBorisの代表的なアルバム6タイトルから2曲づつの7インチを隔月で6月、8月、10月で3連続リリース!

Boris30周年シングルシリーズ第1&第2弾は、アルバム『Heavy Rocks』(2002年)、『PINK』(2006年)から。
今回の新規カッティングにあたって、TDマスターまで遡ってリマスタリング。各アルバムの代表曲を2曲づつ、改めて7inchフォーマットでシングルカット。

7インチシリーズ第一弾

6月10日発売 Heavy Rocks
KKV-139VL
収録曲
Side A : Heavy Friends 
Side B : Korosu
1,650円 税込

6月10日発売 PINK
KKV-140VL
収録曲
Side A : PINK 
Side B : スクリーンの女 ーWoman on the Screenー
1,650円 税込


『Heavy Rocks』
『Heavy Rocks』2002年リリース。2000年に入り、バンドの表記を大文字BORISと小文字borisでの使い分けが始まった。大文字名義では「ロックの中心に向かっていく作品」、小文字名義では「ロックの中心から拡散していく作品」という位置付けとし、『Heavy Rocks』は大文字BORISとしての最初の作品である。2011年にも同名タイトルのアルバムがある為、通称『オレンジHeavy Rocks』と呼ばれる。
小文字boris名義で先に2000年にリリースされた『flood』は、実は『Heavy Rocks』と同時進行で制作が進められており、当初のプランでは2作同時にリリースするはずであった。
一つの作品にまとめるのではなく、対比する2作品として発表するスタイル、バンドとその音楽の像をより立体的に表すというリリーススタイルは既にこの時期に確立され、2021年の『NO』から今年リリースの『W』に至る一連の流れの原点とも言える。
『Heavy Rocks』には親交のあるカリフォルニアのバンドACID KINGのLori他、当時日本国内で行なっていた自主企画「Fangsanalsatan」でジャンルを越えた共演を重ね、Borisが同志と呼べるプレイヤーにゲスト参加してもらっている。MAD3のEddie、AbnormalsのKomiのキャラクターが加わり「ロックの中心」を強く感じさせつつ、崩壊寸前まで楽曲を侵食するMerzbowやMasonnaの音響が「ロックの外側」へと連れ出そうとする。
大文字BORIS名義ながら、実はアンビバレントな現象が『Heavy Rocks』の中で起こっているのも、現在のBorisの在り様に通じるものがある。
このアルバムは当時日本国内CDのみのリリース、後のアナログ・プレス工場の火災によるスタンパーの消失により実質廃盤状態である。世界中のリスナーからはBorisのカルト・クラッシックスとして再発が熱望され続けているアルバムだ。
今回シングルカットされた「Heavy Friends」と「Korosu」は20年に渡りライブでも頻繁に演奏される代表曲と言える二曲。


『PINK』
『PINK』は2006年にリリースされたアルバム。2002年に『Heavy Rocks』を発表後、大文字名義で『あくまのうた』('03)をリリース、以降小文字名義で『boris at last -feedbacker-』('03)、『目をそらした瞬間 -the things which solomon over looked-』('04)、『マブタノウラ』(’05)と実験的な作品を連続リリース。この時期に独自のレコーディングの手法を確立、蓄積し『PINK』は完全セルフレコーディングによる初の作品、そして3年ぶりの大文字名義のフルアルバムとなった。
『PINK』はアメリカDoom Metalの殿堂Southern Lordからリリース、Pitchfolkなどのメディアから高評価を受け、世界各地からの公演オファーやメディアへの露出も急増し、Borisのブレイクスルーを成し遂げた起爆となったアルバムであり、代表作としてロックの歴史に刻まれた作品と言える。以降、2020年のコロナ禍になるまで毎年定期的に、長期にわたる海外ツアーを継続。コスモポリタン・バンドとしての活動の起点となった。当時、国内盤アナログは2枚組のステンシル型特殊ボックス仕様(ltd.500)でリリースされ、CDバージョンではダイ・カット&特殊加工されたインサートをプラスティックジャケットで挟み込むという前代未聞のアートワークでのリリース。フィジカルの表現にも当時からこだわりの姿勢が爆発している。
今回シングルカットされたのは、アルバムタイトル曲の「PINK」と「スクリーンの女」。
「PINK」はライブでは欠かせないアンセムの一つであり、このイントロが鳴っただけで会場フロアにモッシュピットが出現するほど。「スクリーンの女」もサブスクリプションのランキングでは常に上位をキープする曲。

Boris30周年企画『Heavy Rocks』Set LIVE with TOKIE決定!

Borisの結成30周年にあたる2022年、様々なイヴェントが計画されている。コロナ禍で思い通りのライブ活動が出来ない昨今、今年初の国内ライブが発表された。
彼らのカルト・クラッシックス・アルバム『Heavy Rocks』を、日本を代表するベーシストのTOKIEと共に披露する。
昨年のシングル『Reincarnation Rose』、新作アルバム『W』とコラボレートした両者が再びチームアップし、20年を経た楽曲群を新たに描く。
世界のロック史と日本のロック史が交差するスペシャルライブ。お見逃しなく。

Boris 30th Anniversary Show
Performing "Heavy Rocks Set" with TOKIE

日時 : 2022年5月15日(日)
OPEN 17:00 / START 18:00
会場 : 高円寺 HIGH
https://koenji-high.com/
チケット:
限定100名
前売 6000円(+d 600円 別途)
3月26日(土)21:00 販売開始
https://borisheavyrocks.zaiko.io/item/347247
※前売り券購入には事前にZAIKOアカウントの取得が必要となります。

Thundercat - ele-king

 待ち望んでいた皆さんに朗報です。パンデミックの影響で何度も延期になっていたサンダーキャットの来日公演、ついに振替の日程が決まりました。アーティストの強い意志もあり、今回発表するに至ったとのこと。
 なお依然として会場のキャパシティ制限があるため、各日2部制へと形態が変更されています。詳細は下記をご確認ください。

再振替公演日程決定!
来日公演形態変更[各日2部制へ]のお知らせ

先日政府より発表された水際対策の緩和を受け、大変長らくお待たせしておりましたサンダーキャット振替公演の日程が確定いたしました。ご協力いただいた関係各位、とりわけ前売チケットをご購入いただき、長期間お待ちいただきましたお客様には厚く御礼申し上げます。
指定の検査、ワクチン接種など入国に際し求められる要件をクリアすることで5月に開催する目処が立ち、またアーティストの強い意志もあり、急遽新日程を発表する運びとなりました。

ただし、コロナ禍でのイベント開催に係る規制、キャパシティ制限を踏まえて本公演の開催を実現するため、各日2回公演制(1st Show/2nd Show)への変更しなければならないことをご了承ください。安全面を最大限考慮しながら、皆様にお楽しみいただくための判断となりますので、何卒ご理解とご協力を宜しくお願い申し上げます。

THUNDERCAT 振替公演 新日程
2022/5/16 (MON) TOKYO GARDEN HALL
2022/5/17 (TUE) OSAKA BIGCAT
2022/5/18 (WED) NAGOYA CLUB QUATTRO

東京公演
2022/5/16 (月)THE GARDEN HALL
1st Show - OPEN 17:30 / START 18:15
2nd Show - OPEN 20:30 / START 21:15

大阪公演
2022/5/17 (火) BIGCAT
1st Show - OPEN 17:30 / START 18:15
2nd Show - OPEN 20:30 / START 21:15

名古屋公演
2022/5/18 (水) 名古屋 CLUB QUATTRO
1st Show - OPEN 17:00 / START 18:00
2nd Show - OPEN 20:00 / START 20:45

大変お手数をお掛けしますが、既にチケットをご購入いただいた皆様には、必ず [1st Show] [2nd Show] [どちらでも良い] のいずれかご希望のご申請いただきます。本イベントを主催するビートインクが、お客様の情報を取得・集計し、追って確定したご来場回をメールにてお知らせいたします。なお、こちらの手続きは、新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインに定められたお客様の情報登録も兼ねております。当日のスムーズな入場の為ご協力をお願い申し上げます。詳細は各プレイガイドからのご案内メールをご確認ください。

【希望公演申請受付期間】
2022年3月23日(水)~2022年4月3日(日)

本公演は、政府、自治体および業界団体より示された新型コロナウイルス感染予防のガイドラインに基づいた対策を講じた上で開催いたします。こちらのガイドライン及び注意事項をご確認いただき、ご理解の上、ご来場いただけますようお願いいたします。

新しい公演時間の都合がつかないお客様には、下記期間、要項にてお買い求めになられたプレイガイドより払い戻しいたします。

【払戻し期間】
2022年3月24日(木)~2022年4月11日(月)

【払戻し方法】
※チケットをお買い求めいただいた各プレイガイドにて払い戻しの対応をいたします。
※上記期間外の払い戻しは出来ませんのでご注意ください。
※公演当日に会場での払い戻しの対応は行いませんので予めご了承ください。
※チケットを紛失した場合は一切対応出来ませんので予めご了承ください。
※半券が切り離されたチケットは払い戻しの対象外となります。ご注意ください。

■e+にてご購入のお客様:https://eplus.jp/refund2/
■チケットぴあにてご購入のお客様:https://t.pia.jp/guide/refund.jsp
■ローソンチケットにてご購入のお客様:https://l-tike.com/oc/lt/haraimodoshi/
■ビートインク / Zaikoにてご購入のお客様:https://zaiko.io/contactus
※上記Zaiko問い合わせフォームより、チケット払い戻し希望の旨ご連絡ください。
■SMASH friends 会員のお客さま:https://eplus.jp/refund2/

詳細はこちら
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=10824

イベントに関するお問合せはビートインクまで:info@beatink.com
払い戻しについては各プレイガイドまでお問い合わせください。

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THUNDERCAT – JAPAN TOUR
New Schedule for the Postponed Performances
Notice of change in performance format

Following the relaxation of the entry restrictions recently announced by the Government, we are delighted to be able to finally announce the new schedule for The THUNDERCAT Japan tour. THUNDERCAT and his band are very big fans of Japan, and have agreed to undertake all necessary government requirements in order to make the shows happen. We greatly appreciate your understanding and cooperation in bringing THUNDERCAT to Japan and once again apologize for any inconvenience government or industry guidelines may cause.

The shows will go ahead at the announced venues on new dates below, however in light of COVID-19 considerations, we must modify the format to comply with safety regulations including venue capacity limits. In order to accommodate these restrictions and ensure that no-one that has bought a ticket misses out, Thundercat has agreed to perform two complete shows on each day of the tour. We ask for your cooperation with this and trust that all understand it is necessary for the safety of public, staff and the artist.

The new schedule is as follows:

Tokyo performance
2022/5/16 (Monday) THE GARDEN HALL
1st Show: OPEN 17:30 / START 18:15
2nd Show: OPEN 20:30 / START 21:15

Osaka performance
2022/5/17 (Tuesday) BIGCAT
1st Show: OPEN 17:30 / START 18:15
2nd Show: OPEN 20:30 / START 21:15

Nagoya performance
2022/5/18 (Wednesday) Nagoya CLUB QUATTRO
1st Show: OPEN 17:00 / START 18:00
2nd Show: OPEN 20:00 / START 20:45

We apologise for any inconvenience this may cause, but we would like to ask all those who have already purchased a ticket to follow the following preferred show selection procedures. Beatink, the organizer of these events, will collate the requests and notify you by e-mail of the result (either 1st show or 2nd show).

Following this procedure also serves as attendee recognition of the guidelines for measures against COVID-19. We will appreciate your cooperation in ensuring smooth admission on the day.

For further details, please check the guidance email from your respective ticket agency.

[Desired Show Application Validity Period]
23 March 2022 (Wednesday) - 3 April 2022 (Sunday)

All performances will take place under consideration of safety measures based on the guidelines for prevention of COVID-19, as determined by the national and local governments and relevant industry groups. Please be sure to check the “Guidelines for Countermeasures against New Coronavirus Infectious Diseases” and the precautions for purchasing tickets before making a decision regarding attendance.

For customers who cannot accommodate the new performance times, refunds will be made by your issuing agency under the following guidelines.

Refund period:
24 March 2020 (Thursday) - 11 April, 2022 (Mon)

Refund method:
Refunds will be provided from the ticket agency where you purchased your ticket.

* Please note that refunds are not possible outside the above period.
* Please note that refunds will not be provided at the venue on the day of the performance.
* Tickets with separated stubs are not eligible for a refund.
* Please note that we will not be able to reissue any lost tickets.

■ Customers purchasing via e+: https://eplus.jp/refund2/
■ Customers purchasing at Ticket Pia: https://t.pia.jp/guide/refund.jsp
■ Customers purchasing Lawson tickets: https://l-tike.com/oc/lt/haraimodoshi/
■ Customers who purchased at Beatink/Zaiko: https://zaiko.io/contactus?cid=26&type=customer
*Please use the Zaiko inquiry form above to let us know that you would like a ticket refund.
■ SMASH friends member customers: https://eplus.jp/refund2/

Click here for details
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=10824
If you have any questions, please contact Beatink: info@beatink.com

Abdul Qadim Haqq - ele-king

 これは嬉しい知らせだ。一度2008年にリリースされたものの、入手可能期間が限られていたため貴重なアイテムとなっていたデトロイト・テクノのコンピレーション『The Technanomicron』が14年のときを経て蘇る。
 コンパイラーは、多くのデトロイト・テクノ作品のアートワークで名を馳せ、近年はドレクシアのグラフィック・ノヴェルTR-808をモチーフにした児童書などを手がけているデトロイトのヴィジュアル・アーティスト、アブドゥル・カディム・ハック
 同コンピはハックの発案により生まれた作品で、デリック・メイ(リディム・イズ・リディム)、ジェイムズ・ペニントン(サバーバン・ナイト)、カール・クレイグ(インナーゾーン・オーケストラ/サイケ)、ジェフ・ミルズ、アンダーグラウンド・レジスタンスら、そうそうたる面子の楽曲を収録している。
 さらに、彼ら伝説的なテクノの創始者たちを、宇宙に音の帝国を築いた間銀河的かつ多次元な存在たる「テクノロード(Technolords)」として描いたアフロフューチャリズムの物語、ハックの手による32ページのアートブックも付属している。
 英語版500部、日本語版500部の限定販売。なくなり次第終了とのことなので、ご購入はお早めに。

公式ウェブサイト:
https://technanomicron.com/

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