ele-king Powerd by DOMMUNE

MOST READ

  1. Pardans - Peak Happiness | パーダンス (review)
  2. RP Boo ──フットワークの偉人RP・ブー、デビュー・アルバムの続編となる新作が〈Planet Mu〉よりリリース (news)
  3. Columns talking about Yves Tumor イヴ・トゥモアの魅力とは何か | Z世代のyukinoiseとarowが語り尽くす (columns)
  4. YUKSTA-ILL ──東海から会心の一撃、鈴鹿を代表するラッパーが4枚目のアルバムをリリース (news)
  5. interview with Genevieve Artadi 〈ブレインフィーダー〉イチ押しのシンガー・ソングライター | ジェネヴィーヴ・アルターディ (interviews)
  6. Luminessence ──〈ECM〉が手がけるヴァイナル・リイシュー・シリーズのリスニング・イヴェントが開催 (news)
  7. U.S. Girls - Bless This Mess | ミーガン・レミー (review)
  8. Alice Phoebe Lou ──ベルリンの路上から世界へ:南ア出身のSSWアリス・フィービー・ルー来日直前インタヴュー (news)
  9. interview with Sleaford Mods 賢くて笑える、つまり最悪だけど最高 | スリーフォード・モッズ、インタヴュー (interviews)
  10. Kassem Mosse - workshop 32 | ガンナー・ヴェンデル、カッセム・モッセ (review)
  11. Natalie Beridze - Of Which One Knows | ナタリー・ベリツェ (review)
  12. R.I.P. Wayne Shorter 追悼:ウェイン・ショーター (news)
  13. Yves Tumor - Safe In The Hands Of Love (review)
  14. Cornelius ──コーネリアスひさびさの新曲「火花」がアナログ7インチ・シングルとしてリリース (news)
  15. Autechre ──オウテカを着よう。00年代の代表作のアナログ・リイシューを記念し、数量限定でTシャツが発売 (news)
  16. interview with Toru Hashimoto 選曲家人生30年、山あり谷ありの来し方を振り返る | ──橋本徹、インタヴュー (interviews)
  17. Peterparker69 - deadpool (review)
  18. RP Boo - Established! | RPブー (review)
  19. WE LOVE Hair Stylistics ──入院中の中原昌也を支援するコンピレーションがリリース、そうそうたる面子が集結 (news)
  20. Kali Malone featuring Stephen O’Malley & Lucy Railton - Does Spring Hide Its Joy | カリ・マローン (review)
/home/users/2/ele-king/web/ele-king.net/

Home >  News >  RIP > R.I.P. WOODMAN

RIP

R.I.P. WOODMAN

R.I.P. WOODMAN

文:ALTZ Jul 20,2016 UP

 衝撃のeep大阪でのウッドマン・ライヴから16年の歳月です。ステージからの光を浴びたガタイのでかい彼のクネクネダンス&変態サウンド。その衝動を今でも鮮明に記憶しています。それから数年後、氏とのALTZの1stアルバム制作がスタート。6ヶ月に及ぶマスタリング作業や、ジャケットのイメージ作り。手描きのイラストも含め、音楽が好きすぎる彼のたっぷりの愛情を受けた『FANTASTICO』が誕生しました。
 この時点でボクにとってのプロデュースの神です。〈レア・ブリーズ〉こんなクールな名前のレーベルからアルバムを発表させてもらえるなんて。
 見事遅咲きのアルバムデビューでしたが、師匠として、ライバルとして、感謝しきれない感慨深い時間を共に過ごさせてもらいました。

 当の本人ウッドマンの処作は、以前から驚愕のハイペースでリリースされていて、タケ&ロス・アプソンが絡んだ流れや、意味不明の自主作品など。未だ全部のCD、CDRを確認できていないんです。多分一生かけても聴けないんだなと思いました。彼の愛機YAMAHAミニQYや、HDレコーダーには消去されたり、再生されない秘密のサウンドが相当数眠っていたはずです。サウンドと歌(ラップ?)を行き来したスタイルも理解不能ですが、今なら聴けるのかな。
 そして何よりもあのしつこいおしゃべり魔女のようなスタイルが鼻につく。ウッド大阪時代の数々の変態調教を通して今想う事 は、蝶になって自由に跳びたいウッドマンの光速メッセージだと自負しております。ほっつき歩きのプロとはまさに彼のことでしょうね。
 しかしもういちど関西弁で語り合いたかったで、ウッドマン! ありがとう……。

 合掌

ALTZ(RARE BREEZZE)

文:ALTZ

RELATED

NEWS