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Home >  News > Chee Shimizu+miku-mari - ──月夜の晩は、日本で生まれた幽玄なアンビエントをどうぞ

Chee Shimizu+miku-mari

Chee Shimizu+miku-mari

──月夜の晩は、日本で生まれた幽玄なアンビエントをどうぞ

Feb 12,2021 UP

 DJや選曲家、著述家として活躍のChee Shimizu、このたび音楽作品をリリースしました。ギタリストmiku-mariとのコラボレーション作品で、Lovefingersが主宰する〈ESP Institute〉(GroundやYoung Marco、Cos/Mesなどのリリースで知られる)からのリリース。タイトルは「Reconstructions」、15分強、12分強のトラックが2曲収録されている。そしてこれ、かなり良いです。70年代のイーノ風の間と空間があって、とても良い時間を過ごせます。ジャケもいいすね!

Chee Shimizu + miku-mari / Reconstructions

 2000年代、Chee ShimizuはDr. Nishimura(当時Cisco Recordsのハウス・ミュージック・バイヤー)と共に、東京のアンタッチャブルなDJチームDiscossessionを率いていた。このユニットのバランスを取っていたのは、スコットランド出身の若かりし頃のJonny Nash(後にSombrero GalaxyやGaussian Curveを結成、Melody As Truthを主宰しアンビエント作家として活躍中)と、ギターの名手でありタトゥーアーティストでもある故Zeckyだった。東京のシーンでマルチな才能を発揮していたDiscossessionは、瀧見憲司主宰のCrue-Lから2枚のEPをリリースし、個人でも様々なミックスをリリースしており、その全てが永遠のカルト的な地位を築いている。CheeがLovefingersに提供したミックス「Denshi-Meiso」(2006)と「Follow My Dream」(2007)、そして東京郊外の八王子にあるHiFiラウンジSHeLTeRでの伝説的な「リスニング・セッション」は、後に彼のフォロワーに「オーガニック・ミュージック」または「オブスキュア・サウンド」として知られるようになる基礎を築いた。『Obscure Sound』は、彼の嗜好を詳細に記録したレコード・ガイドブックで、それ以来、同業者や若い世代のレコード・ディグのバイブルのような存在となっている。
 2009年のESP Instituteレーベル発足時、Lovefingersのコンピレーション・アルバム『Concentration Vol 1』にはCheeによる2曲のエディットが収録された。その後のリリースに向けたアペリティフとしてLovefingersに提供された神話的なオリジナル・トラックは、「Golden Age」と「Dekmantel 061」にデモとして収録されただけで、現在も正式なリリースには至っていない。その後Cheeは古いロープから新しいものを作ることはなく、提供されたのは、東京のギタリストmiku-mariとのコラボレーション作品である。
 ふたりは東京のForest Limitで不定期に開催されている実験的なオーディオ/ビジュアル・イベント「Sacrifice」で頻繁にコラボレーションを行っており、2018年には日本唯一のアンビエント・フェスティヴァル「Camp Off-Tone」への出演を依頼されたことをきっかけに、Cheeはmiku-mariとともにハイブリッドな即興パフォーマンス・ユニットに発展させようと試みた。Cheeは4台のCDJを使って様々なパーカッションのサンプルやフィールドレ・コーディング音源をコラージュし、ウィンドチャイムやアンデスのチャチャを生演奏で加え、miku-mariはギター・コントロールのシンセサイザー、様々なサウンド・アプリケーション、日本のアンビエント作曲家吉村弘が考案した円筒形の音具「Sound Tube」、チベタン・ベルやピラミッド・クリスタルなどによるライブ要素を組み合わせた。このパフォーマンスのためのリハーサルは、フェスティヴァルに先立ってForest Limitで2時間以上にわたり行われ、すべてのパートがマルチトラックとして録音された。その音源を編集したものが、この「Reconstructions」である。

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