ele-king Powerd by DOMMUNE

MOST READ

  1. R.I.P. Brian Wilson 追悼:ブライアン・ウィルソン
  2. Autechre ──オウテカの来日公演が決定、2026年2月に東京と大阪にて
  3. Columns 高橋康浩著『忌野清志郎さん』発刊に寄せて
  4. Tanz Tanz Berlin #3:FESTIVAL WITH AN ATTITUDE ―― 'FUSION 2011'体験記
  5. 忌野清志郎さん
  6. R.I.P.:Sly Stone 追悼:スライ・ストーン
  7. Columns The Beach Boys いまあらたにビーチ・ボーイズを聴くこと
  8. These New Puritans - Crooked Wing | ジーズ・ニュー・ピューリタンズ
  9. 完成度の低い人生あるいは映画を観るヒマ 第三回 アロンソ・ルイスパラシオス監督『ラ・コシーナ/厨房』
  10. world’s end girlfriend ──無料でダウンロード可能の新曲をリリース、ただしあるルールを守らないと……
  11. Saho Terao ──寺尾紗穂の新著『戦前音楽探訪』が刊行
  12. アナキズム・イン・ザ・UK
  13. Sun Ra ——生涯をかけて作り上げた寓話を生きたジャズ・アーティスト、サン・ラー。その評伝『宇宙こそ帰る場所』刊行に寄せて
  14. MOODYMANN JAPAN TOUR 2025 ——ムーディーマン、久しぶりの来日ツアー、大阪公演はまだチケットあり
  15. Ches Smith - Clone Row | チェス・スミス
  16. Columns The TIMERS『35周年祝賀記念品』に寄せて
  17. Swans - Birthing | スワンズ
  18. rural 2025 ──テクノ、ハウス、実験音楽を横断する野外フェスが今年も開催
  19. interview with caroline いま、これほどロマンティックに聞こえる音楽はほかにない | キャロライン、インタヴュー
  20. David Byrne ──久々のニュー・アルバムが9月に登場

Home >  News > Oliver Coates - ——オリヴァー・コーツの新作が〈RVNG Intl.〉よりリリース

Oliver Coates

Oliver Coates

——オリヴァー・コーツの新作が〈RVNG Intl.〉よりリリース

Amazon

Sep 24,2024 UP

 ニューヨークの〈RVNG Intl.〉は良い作品を出し続けていますね。今年はとくにすごい。タシ・ワダの『What Is Not Strange?』、Black Decelerant、Dialectの新作も素晴らしいし、オリヴァー・コーツ(チェロ奏者/コンポーザー/プロデューサー)の新作も出ると。
 オリヴァー・コーツは、エレキングでは2020年の年間ベスト・ワンに選びました。Mica Leviとの共作、ミラ・カリックスやローレル・ヘイロー、アクトレスの作品参加など、地味ながら良いところに顔を出しつつも、自分の作品ではじつに情感豊かな作風を披露している。期待しましょう。発売は10月18日。

Oliver Coates
Throb, shiver, arrow of time

PLANCHA / RVNG Intl.

OLIVER COATES:
現在はロンドンからスコットランドに居を移し活動しているチェリストで、これまでクラシック、オルタナティヴ、エクスペリメンタル、エレクトロニック・ミュージックなど様々なアーティストの作品に関わりながら、革新的なソロ作品を制作するプロデューサーでもある。王立音楽アカデミーでクラシックを学び、大学史上最高の成績を収め、オーロラ・オーケストラ、ロンドン・コンテンポラリー・オーケストラ、ロンドン・シンフォニエッタなどのオーケストラと共演を果たす。また、その一方で彼はAutechre等に触発されたエレクトロニック・ミュージックを制作している。Mira CalixとWarpの企画『The Elephant in the Room: 3 Commissions』でコラボを果たし、『Warp20 (Recreated)』のコンピでもMiraと共にBoards of Canadaのカヴァーを披露した。その他にも電子音楽家の重鎮Laurie Spiegel、現代音楽家John Luther Adamsとのコラボ、ポスト・クラシカル・アーティストとして注目を集めていたNico Muhlyのアルバム『Seeing Is Believing』や、Jonny Greenwoodが手がけた『There Will Be Blood』と『The Master』のサントラにも参加している。

2012年にはコンポーザー、Leo Abrahamsとエレクトロ・アコースティック的コラボ作『Crystals Are Always Forming』をリリース。翌2013年にデビュー・ソロ・アルバム『Towards the Blessed Islands』を発表した。その才能はThom Yorkeの目にとまり、Radioheadのアルバム『A Moon Shaped Pool』に参加し、その後HerbertやDemdike Stareも絶賛するMica Leviとコラボ作も発表。2016年にセカンド・アルバム『Upstepping』をリリースした後、NYの最先鋭レーベルRVNG Intl.との契約に至り、『Shelley’s on Zenn-La』を発表各所で絶賛された。その後Thom Yorkeのサポート・アクトに抜擢されワールド・ツアーを回り、2020年再びRVNG Intl.から『skins n slime』をリリース。各所で高い評価を得て、ここ日本でもele-king誌の年間ベストの1位を獲得した。その後はサウンドトラックのスコアに勤しみ、『Aftersun』(シャーロット・ウェルズ、2022年)、『The Stranger』(トーマス・M・ライト、2022年)、『Occupied City』(スティーヴ・マックイーン、2023年)などを手がけ賞賛された。

NEWS