ele-king Powerd by DOMMUNE

MOST READ

  1. Columns #15:「すべてのロックンロールに反対してやる」 ──『UKインディ・ロック入門』刊行のお知らせ
  2. UKインディ・ロック入門──ポスト・パンク、ギター・ポップ、スカとダブ編
  3. 弟の夫 - 田亀源五郎
  4. GEZAN - I KNOW HOW NOW
  5. Loraine James - Detached from the Rest of You | ロレイン・ジェイムズ
  6. MODE 2026 ──豪華面々が集結、灰野敬二+ダニエル・ブランバーグ、エレン・アークブロ+伶楽舎、シャルルマーニュ・パレスタイン、ジム・オルーク&石橋英子
  7. 異次元の常識──パンク/ハードコアの思想とメッセージ
  8. P-VINE 50TH ANNIVERSARY ──Pヴァイン50周年記念、スリップマット/トートバッグ/Tシャツが発売
  9. interview with Weirdcore 謎のヴィジュアル・アーティスト、ウィアードコアへの質問
  10. Haruomi Hosono ──細野晴臣7年ぶりのアルバムがリリース、海外では〈Ghostly International〉から
  11. Friko - Something Worth Waiting | フリコ
  12. Nondi_ - Nondi... | ノンディ
  13. Columns ♯10:いや、だからそもそも「インディ・ロック」というものは
  14. オールド・オーク - THE OLD OAK
  15. Columns #14:マーク・スチュワートの遺作、フランクフルト学派、ウィリアム・ブレイクの「虎」
  16. The Sleeves - The Sleeves | ザ・スリーヴス
  17. Columns ♯7:雨降りだから(プリンスと)Pファンクでも勉強しよう
  18. ボカロが世界に与えた衝撃 一億回再生の意外な背景
  19. Manual - True Bypass
  20. Columns ♯5:いまブルース・スプリングスティーンを聴く

Home >  Interviews > interview with Zomby - 死んで地獄にいる

interview with Zomby

interview with Zomby

死んで地獄にいる

――ゾンビー、インタヴュー

野田 努    Aug 31,2011 UP

ティンバランドやファレルなんかが登場したあとの音楽は信じられないほど良くなってて、UKもそれに匹敵するオリジナルのサウンドがあったし。そんな音楽の成長課程を目にしながら育って、参加しないわけにはいかないだろ?


Zomby
Dedication

4AD/ホステス

Amazon iTunes Review

あなたが音楽制作をはじめたきっかけについて教えてください。

ゾンビー:当時自分をとりまいていた音楽がそうさせたんだよ。ティンバランドやファレルなんかが登場したあとの音楽は信じられないほど良くなってて、UKもそれに匹敵するオリジナルのサウンドがあったし。そんな音楽の成長課程を目にしながら育って、参加しないわけにはいかないだろ?

顔を出さないのは、アンダーグラウンド・ミュージックの匿名性を重視しているからですよね?

ゾンビー:そんなことして無いよ。俺がZombyでロンドン出身なのは知ってるだろ? 検索すれば写真も出てくるし、ぜんぜん秘密じゃないよ。ただあまりネット上で自分をプロモーションしすぎないだけさ。俺は音楽をやるだけ。

あなたは音楽に大麻からの影響はありますか?

ゾンビー:ああ、吸うよ。影響もあるだろうね。おそらく。

アクトレスとはどのように知り合ったのですか?

ゾンビー:ずっと前から知り合いさ。

あなたは自分がダブステップのプロデューサーだと言われることに違和感を感じますか?

ゾンビー:ああ。もういまはそう呼ばれるのは嫌いだよ、すべてがダブステップみたいなね。2005年にダブステップが出てきてから世界中の人がそれに乗っかってきてる状況で、ダブステップに意味を持たせるのはグッチ・メインがヘヴィーメタルだって言うようなもんだよ。おれはダブステップを作ってるんじゃなくて、音楽を書いてるんだ。おれはイングランド出身だし、ダブステップはイングランドで生まれたもんだけど、おれの作品の代名詞じゃないし、おれはダブステップより前に存在してるから。

アルバム全体に漂う独特のトランシーな感覚はどこから来ているのでしょうか?

ゾンビー:わかんないな。

"Riding With Death""Lucifer""Haunted""A Devil Lay Here"など不吉な曲名が並んでいますが、理由を教えてください。

ゾンビー:おれは地獄の扉に潜ったんだ。自分が感じるようにタイトルをつけるまでだよ。

ホラー映画からの影響がもしあれば具体的に言ってください。

ゾンビー:そうでもないよ。どちらかと言えばヒッチコックとかキューブリックかな。状況を作り上げることに興味があるんだ。

『One Foot Ahead Of The Other EP』もそうだでしたが、あなたの曲はじょじょにフェイドインして、いきなりぶった切るように終わる曲がいくつかありますよね? これはどんな理由というか、意図があってのことなんですか?

ゾンビー:それはそういうものってだけ。説明は不要だよ。

まずはアルバムのテーマについて教えてください。あるコンセプトに基づいて作られたものであるなら、そのコンセプトも教えてください。

ゾンビー:このアルバムの制作準備中に親父が癌で死んだんだ。だから人生においてもっとも自分が影響され、自分の音楽を書くきっかけを作ってくれた父に捧げることにしたんだ。

アニマル・コレクティヴのどんなところが好きでしたか?

ゾンビー:彼らの音楽だよ。

あなたが4ADと契約した理由は、昔、このレーベルからコクトー・ツィンズが出ていたことも関係していますか?

ゾンビー:そんなものは聴かない。オレはラップしか聴かない。

あなたが音楽に求めるモノは何でしょうか?

ゾンビー:スワッグ(自信、容姿や振る舞いなどからくる自身のスタイル)だね。

エレクトロニック・ミュージックのプロデューサーで、好きな人の名前を何人か挙げてください。

ゾンビー:Aphex Twin、Burial、Lex Luger、Araab Muzik、Southside、Shawty Redd、Keyboard Kid......ラップを聴くね。インストは聴かないな。

現在、ダブステップのシーンはメインストリームになりましたが、あなたは現在のシーンに関してどのような意見を持っていますか?

ゾンビー:オレとは関係ないよ。オレは売れるダブステップを作ろうとしてないし、ただ売れるダブステップを書いてる奴らにとったら、まぁすごいことだろうね。

取材:野田 努(2011年8月31日)

12

INTERVIEWS