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Dean Blunt etc.

Jan 31,2013 UP
 CDって買うもの......で、す、よ、ね? アナログ盤やカセット、ライヴやのチケットやクラブの入場料は買うものです。そしてCDは......こういう状況を見ると、いま世界は──とくにアメリカの話ですが──二分されていることを認めざる得ないようです。CDは買うものだと思っている人と思っていない人とに。これはDLの合法性、非合法性の議論ではありません。音楽の価値ならびに音楽産業、ときにgoogle検索への問題提起として電子空間を蝕んでいるのです! これは音楽ではありません。これは悪戯であり、ジョークであり、実験であり、町を追い出された子供たちの遊び場なのです!
 ディーン・ブラントは、ハイプ・ウィリアムス名義での活動を経て、昨年はソロ作品『ザ・ナルシスト2』を無料でばらまき、半年後にアナログ盤を売りました。〈Hippos In Tanks〉から、彼の新しいソロ・アルバムのリリースが、先日アナウンスされた。タイトルは『救世主(The Redeemer)』つまり「キリスト」。アルバムの1曲目"Papi"がすでにSoudcloudに上げられています。



 5月発売......だそうですが、お聞きのように、これまでのディーン・ブラント&インガ・コープランドの曖昧な、ぼやけた、つまりスモーキーなシンセ・ポップではありません。ミュージカル仕立ての......一時期のザ・レジデンツのようなコンセプトを彷彿させます。ザ・レジデンツ......ビル・ドラモンドが人を評価するときの判断基準になったバンドです。
 もうひとつ、ディーン・ブラント&インガ・コープランドの"ストーカー"シリーズの"5"がユーチューブにupされました。全く意味不明なシリーズとして知られる今回の新作は、そう、ウェイン・ルーニーのポスターとモーターサイクルの服装をしたブラントがただそこにいます。「未来のスラムのイパネマ」は、君の意味づけを待っているのでしょう。DLなう。





 紙『ele-king』のvol.8で、tomadoが持ち上げているseapunkのコンピレーションにも収録され、〈ボーイズノイズ〉からの12インチ「Liquid」を三田格がタワレコ渋谷でかけていた、ニューヨークのオネエ系ラッパー、Le1fの新しいミックステープがupされています。昨年の『ダーク・ヨーク』に次ぐ2作目で、本人はこれを「ツリー・ハウス」なるジャンル名で呼んでいます。どんな意味なのかは知りません。
 このあたりのNYのゲイ・ラップ・シーン、新たなるダンス・ミュージックがロンドンの〈ナイト・スラッグ〉系のNguzunguzuあたりと絡んでいるとことろは興味深く、そして、初期のシカゴ・ハウスのように......というよりも、懐かしのヴォーギングの世界です、セクシーです。新作『Fly Zone』にはスパンク・ロックも参加(他にもいろいろ)。木津毅の感想を待ちましょう。

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