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Home >  News > Gonno & Masumura - ──ゴンノ&マスムラ、テクノとアフロビートで宇宙を目指す

Gonno & Masumura

Gonno & Masumura

──ゴンノ&マスムラ、テクノとアフロビートで宇宙を目指す

Apr 19,2018 UP

 ブライアン・イーノによれば「地球上でもっとも偉大なミュージシャン」とはトニー・アレンだそうだ。実際、いま別冊エレキングで「UKジャズ特集号」を作っているのですが、トニー・アレンの影響の大きさにあらためて驚く。手と足で叩いているのではなく、ドラムセット全体を使ってリズムを創出する様は、腕以外の身体のあらゆる部位を使ってボールを蹴るブラジル人フットボーラーや、ターンテーブルを楽器にしてしまうターンテーブリストの発想を思わせる。ただただ踊らせるために、しかしだからこそ多彩なドラムフレーズを駆使する。
 さて、ここでゴンノ&マスムラの登場だ。インターナショナルに活動するDJ/プロデューサーのGONNO。そしてex森は生きているのドラマー、増村和彦。このふたりによるプロジェクト、Gonno & Masumuraのアルバム『イン・サークルズ』が4月25日にいよいよリリースされる。
 ディター・メビウスとコニー・プランクとマニ・ノイメイヤーの『ゼロ・セット』を忘れよう。フォー・テットとスティーヴ・リードの一連のコラボレーションも忘れよう。モーリッツ・フォン・オズワルドとトニー・アレンの共作も忘れていいでしょう。
 『イン・サークルズ』は、そうした先駆的作品と確実にリンクしているが、まったく似てないとも言える。日本のテクノ・シーンを牽引するプロデューサーによるエレクトロニクスと、そして本作においてトニー・アレンからの影響(フレージング)を出し切ろうとしたドラマーとのまったく素晴らしい邂逅。その純粋な音楽的化学変化は、このふたりだからこそ為しえたものであり、ジャケットが表すように、それは宇宙を目指すのだ。
 そもそも日本のDJカルチャーがこのような形で日本のインディ・ロックと融合するのは、90年代以来のことではないだろうか。松浦俊夫さんは早々と彼らの曲をラジオでオンエアーしたそうだが、いよいよ日本からもこうした雑種に対するオープンマインドな動きが出てきた。いっしょに飛んでくれ!


ゴンノ&マスムラ
イン・サークルズ

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