Home > News > Kazufumi Kodama & Undefined - ──あの素晴らしきKazufumi Kodama & Undefinedのライヴがついに決定
去る2022年は日本のオルタナティヴな音楽を代表する表現者たちによる見逃せないアルバムが2作リリースされた。ひとつはKazufumi Kodama & Undefinedによる『2 Years / 2 Years in Silence』。もうひとつは、長きにわたる活動を誇るDJのCOMPUMAによる初のアルバム『A View』。いずれも日本でしか生まれえない独自のダブ、アンビエントを追求した作品だ。そんなヴェテラン同士が4月9日、渋谷WWWにて共演を果たす。さらに〈rings〉から原雅明&Funnelも出演。これは行くしかないでしょう。
2022年「静寂」、「眺め」をテーマにアルバムをリリースした、こだま和文 & Undefined、コンピューマの2組がライヴで共演
パンデミック下、幻となってしまった3rd Anniversaryからひささびに、Undefined主宰レーベル〈Newdubhall〉がライヴ・イベントを4月9日(日)17:30より渋谷WWWにて開催する。
『newdubhall in silence』と題された本イベント、出演は2022年にアルバムをリリースした2組のアーティストがライヴで登場する。
まずはダブの「間(ま)」の美学を体現した『2 Years / 2 Years in Silence』をリリースしたKazufumi Kodama & Undefined、そしてDJからソロのアーティスとして新たな一歩となるアルバム『A View』をリリースしたCOMPUMAである(2022年9月30日に同会場で行われたライヴ同様、PA/エンジニアに内田直之、映像に住吉清隆を迎える)。
現代文明において人類が最大の「隔絶」を経験したパンデミックを経て2022年にリリースされたこの2枚のアルバム。
「静寂」と「眺め」、どちらも音楽による「聴覚」からの直接的な体験に対して、どこかその向こう側へとイマジネーションを誘う、そんな言葉をタイトルに携えているアルバムとも言えるのではないだろうか。そのサウンドにしても、全く違ったやりかたで、しかし生活の「間(スペース)」に入り込むようでどこか共通項も感じることができる。
これらの作品がある種の体験へとトランスポートされるライヴでの共演は、静かなる音楽が持つ、そのイマジーネションに対する雄弁さをダイレクトに感じることができる刺激的な機会になるはずだ。
またこの2アーティストに加えて、当日は『2 Years / 2 Years in Silence』をリリースした〈rings〉より、DJとしてレーベル主宰の原雅明、そしてDJ Funnelが2つのライヴのスペースにサウンドを奏でていく。
河村祐介
[概要]
newdubhall in silence
2023.04.09 sun 17:30 at 渋谷WWW
adv:¥4,000 / door:¥4,500
※ドリンク代別 / 全自由
[ラインナップ]
Kazufumi Kodama & Undefined
COMPUMA (音響:内田直之、映像:住吉清隆)
rings (原 雅明 & Funnel)
https://in-silence.newdubhall.com/
出演者プロフィール
Kazufumi Kodama & Undefined
この国のダブのパイオニア、トランペット奏者のこだま和文、そしてサハラ(キーボード/エレクトロニクス)、オオクマ(ドラム)からなる、2人組のダブ・プロジェクト、Undefined。両者は2018年に「New Culture Days」を10インチ・シングルとしてUndefinedのレーベル〈Newdubhall〉からリリース、そして2022年9月オリジナル+アンビエントで構成されたフルアルバム『2 Years / 2 Years in Silence』を〈rings〉よりリリース。 2019年にUndefinedのライブにこだまがゲスト出演したことはあったが、Kazufumi Kodama & Undefined名義でのライブは本イベントが初となる。
https://www.ringstokyo.com/items/Kazufumi-Kodama-%26-Undefined
COMPUMA(音響:内田直之、映像:住吉清隆)
COMPUMA 松永耕一、熊本生まれ。ADS(アステロイド・デザート・ソングス)、スマーフ男組での活動を経て、DJとしては国内外の数多くのアーチストDJ達との共演やサポートを経ながら、日本全国の個性溢れる様々な場所で日々フレッシュでユニークなジャンルを横断したイマジナリーな音楽世界を探求している。自身のプロジェクトSOMETHING ABOUTよりMIXCDの新たな提案を試みたサウンドスケープ・ミックス「SOMETHING IN THE AIR」シリーズ、悪魔の沼での活動などDJミックスを中心にオリジナル楽曲、リミックスなど意欲作も多数。国内外でも精力的に活動の幅を広げている。2022年にはソロ名義初となるアルバム「A View」をリリースした。音と音楽にまつわる様々な空間で幅広く活動している。今回のパフォーマンスも、昨年9月末リリース・ライブ同様に、音響:内田直之、映像:住吉清隆とのセッションへ再びトライする。
https://somethingabout.stores.jp/
rings(原 雅明 & Funnel)
原 雅明がプロデュース、三河 真一朗(DJ Funnel)がコーディネーション&プロモーションを務める音楽レーベル。縁のあったレイ・ハラカミの再発と、ジャズをはじめとした同時代の世界の音楽を紹介している。
https://www.ringstokyo.com/