ele-king Powerd by DOMMUNE

MOST READ

  1. Columns なぜレディオヘッドはこんなにも音楽偏執狂を惹きつけるのか Radiohead, Hail to the Thief Live Recordings 2003-2009
  2. Columns Oneohtrix Point Never 『Tranquilizer』 3回レヴュー 第一回目
  3. Jeff Mills ——ジェフ・ミルズ「Live at Liquid Room」30周年記念ツアー開催決定!
  4. TESTSET - ALL HAZE
  5. Oneohtrix Point Never ──新作の全貌が待たれるワンオートリックス・ポイント・ネヴァー、2026年4月に来日公演が決定
  6. Tocago - 2025年10月17日 @恵比寿KATA2025年11月6日 @代田橋FEVER
  7. 別冊ele-king Pファンクの大宇宙──ディスクガイドとその歴史
  8. Minna-no-kimochi ──24時間にわたるニューイヤー・パーティを渋谷・WWW全館にて開催
  9. アンビエント/ジャズ マイルス・デイヴィスとブライアン・イーノから始まる音の系譜
  10. R.I.P. D’Angelo 追悼:ディアンジェロ
  11. Kieran Hebden + William Tyler - 41 Longfield Street Late ‘80s | キーラン・ヘブデン、ウィリアム・タイラー
  12. downt & Texas 3000 ──ふたつのスリーピース・バンドが共同企画による東北ツアーを開催
  13. 音楽学のホットな異論 [特別編:2] 政治的分断をつなぐ──ゾーハラン・マムダニ、ニューヨーク市長選に勝利して
  14. Xexa - Kissom | シェシャ
  15. Tortoise ──トータス、9年ぶりのアルバムがリリース
  16. 神聖かまってちゃん -
  17. Geese - Getting Killed | ギース
  18. J.Rocc ──〈Stones Throw〉のJ・ロックが2年ぶりに来日、ジャパン・ツアーを開催
  19. Masaaki Hara ──原雅明『アンビエント/ジャズ』刊行記念イベントが新たに決定、老舗ジャズ喫茶「いーぐる」で村井康司とトーク
  20. M. Sage - Tender / Wading | エム・セイジ、フウブツシ

Home >  Columns > R.I.P. DJ Rashad

Columns

R.I.P. DJ Rashad

R.I.P. DJ Rashad

Apr 28,2014 UP

 シカゴのジューク/フットワーク──更新されるゲットー・ハウス──のプロデューサー、Rashad Harden=DJラシャドが去る4月26日、シカゴのウエストサイドにて死体で発見されたという。

 DJラシャドは、シーンの勢いを象徴するようなひとりだった。彼は、2013年の春、まったく素晴らしい12インチ2枚組の「Rollin」を発表、秋にはジュークとベース・ミュージックとヒップホップとを結びつけるような野心作『Double Cup』もリリースしている。今年に入ってからは初来日もしているし、ちょうど彼の新しいシングル「We On 1」のリリースも控えていたところだった。
 あまりにも早すぎる死に、どうにも感情がついていかないが、ジューク/フットワークという、もっともフレッシュで、もっともエネルギッシュなダンス・シーンにおいて、DJラシャドの作る鮮烈な作品は、ひとつのシーンを越えて、より広く愛されていた。これからが期待されていた人なだけに本当に残念でならない。多くの人が彼をリスペクトしているし、彼の音楽をもっと聴きたかっただろう。(野田努)
 


COLUMNS