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Home >  Interviews > interview with Talk Normal - ブルックリンからノイズを込めて

interview with Talk Normal

interview with Talk Normal

ブルックリンからノイズを込めて

――女性ふたりによるNYノイズ・ロックの注目株が来日!

沢井陽子野田 努    May 21,2010 UP

 ブルックリンのふたりの女は実験的なノイズ・ギターとドライヴするドラミングを容赦なくぶちまける。ブルースの偉人、サン・ハウスの曲を残忍な都会の地響きへと変換する。ローリー・アンダーソンの芸術を絶え間ないフィードバックのなかに爆発させる。圧倒的にパワフルな音をかき鳴らす噂のトーク・ノーマルが突然来日することになった!


Talk Normal /
Sugarland

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 ティーンエイジ・ジーザス&ザ・ジャークスやソニック・ユース......とかくそれらの名前を引き合いに語られるトーク・ノーマルは、ドラマーのアンドレア・エンブロ(77ボア・ドラムに参加している)、そしてギターのサラ・レジスタ(マスタリング・エンジニアとしてのキャリアを持ち、ソニック・ユースの『ダーティ』をはじめ多くの作品に関わっている)のふたりからなる。昨年末にデビュー・アルバム『シュガーランド』を発表、これが都内の輸入盤店で評判となって、あっという間に売り切れている。今年に入ってからはCDRのみの発売だったシングル「シークレット・コグ」がヴァイナルとして発売され(1曲目がサン・ハウスのカヴァー)、これもまた話題となった。トーク・ノーマルはいま日本で流行の"ブルックリン系"と表象されるアーティでソフトなバンドと違って、鋭くやかましいバンドである。雑誌の表紙を飾るファッショナブルな男の子バンドの影に隠れながらも、しかしライヴハウスで力強い"音"を演奏しているふたりの女性によるバンドだ。その生の音をどうかこの機会に聴いて欲しいと思います。

トーク・ノーマルは、ローリー・アンダーソンが本で着ていたTシャツにインスパイアされたの。"Talk Normal"って書いてあったんだけど、サラがそれを組み立て直して、その単語をテープで冷蔵庫に貼ってあったの。

トーク・ノーマルのアルバム『シュガーランド』が出たとき、東京の輸入盤店で話題になって、わりと早く売り切れてしまったんですよ。知ってましたか?

アンドレア:とてもスィートね。

まずは、トーク・ノーマルの結成までの経緯を知りたいのですが、サラさんはすでにマスタリング・エンジニアとしてのキャリアがありますよね。

サラ:私はミュージシャンとしては、まだ4年ぐらいだけど、エンジニアは18歳のときからはじめたの。そう考えるとかなり長いわね。基本的にフリーランスだけど、いまでもスタジオでマスタリングをすることもあるわ。アンドレアもプロフェッショナル・エンジニアよ。

ふたりは、同じことをしているのですか。

サラ:いいえ、アンドレアは基本的にライヴ・サウンドやパフォーマンスに関連したことが中心。他にラジオなど、いろんなヴァラエティがあるわ。

例えばどんなところでやっているのですか?

アンドレア:私は長いあいだトニック(エレクトロ、アンビエント、ノイズなどNYの老舗ライヴハウス)でライヴ・サウンドを担当していたの。あと、バワリーボール・ルームとか。大きなビッグ・バンド、例えば、ミシェル・ンデゲオチェロ(R&B)、ダイアマンダ・ギャラス(アヴァンド・オペラ)や 最近はオ・ルヴォアール・シモーヌなど。ミシェル・ンデゲオチェロとは、2回日本にも行ったことがあるのよ。彼女は90年代の人でとてもナイスよ。

サラ:私は、ずっと音楽で何かやりたいと思って、エンジニアになってレコードを作りたいという、大きなアイディアがあったの。ミュージシャンかエンジニア、どちらもなりたかったんだけど、後になって、ミュージシャンになることにもなってよかったわ。

ふたりはどこであったのですか?

アンドレア:大学で、ふたりともNYU(ミュージック・テクノロジー科)に通っていたの。

同じクラスですか?

サラ:いいえ、私はエンジニア、彼女はパフォーマンスを勉強していたの。

トーク・ノーマルはどのようにスタートしたのですか。

サラ:アンドレアはAntonius Blockというバンドをやっていて、私はそのバンドが好きで、そこに加入することになったの。そのバンドが終わって、私たちは続けて練習をしたり、プレイしていたの。それがトーク・ノーマルになったの。

アメリカといえども、女性でエンジニアを目指すというのもまだまだ少数じゃないですか? 

サラ:そうは思わない。たぶん、多くはなってきているのかな。この仕事をやっているからかもしれないけど、私はまわりでいつも見ていると思う。

バンド名の由来は?

アンドレア:トーク・ノーマルは、サラが、ローリー・アンダーソンが本で着ていたTシャツにインスパイアされたの。"Talk Normal"って書いてあったんだけど、サラがそれを組み立て直して、その単語をテープで冷蔵庫に貼ってあったの。その単語は私のなかでも成長していって。バンドに名前が必要になったとき、これを使うのは自然なことだったの。

 

沢井陽子+野田 努(2010年5月21日)

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Profile

沢井陽子沢井陽子/Yoko Sawai
ニューヨーク在住20年の音楽ライター/ コーディネーター。レコード・レーベル〈Contact Records〉経営他、音楽イヴェント等を企画。ブルックリン・ベースのロック・バンド、Hard Nips (hardnipsbrooklyn.com) でも活躍。

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