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Home >  Interviews > interview with Hot Chip - いいですか? 絶対に真実は言わないください

interview with Hot Chip

interview with Hot Chip

いいですか? 絶対に真実は言わないください

――ホット・チップ、2度目のインタヴュー

斎藤辰也    企画:野田努   通訳:伴野由里子  写真:小原泰広   Jul 09,2012 UP

 僕が欲しかったのは君だった
 さあ、僕らの最後の選択の時だ
 僕たち、どうやって嘘をついたり後知恵で批判したりするだろうか?
HOT CHIP "Don't Deny Your Heart"(2012)

 え~、またなの~? 親愛なる読者、どうかそう思わないで欲しい。来日ライヴはまるでパンクのコンサートのように、下手したらトリのブロック・パーティを食ってしまうほどの縦のりの大騒ぎだったホット・チップ。以下、バンドのフロントをつとめるふたり、アレクシス・テイラー(Alexis Taylor)とアル・ドイル(Al Doyle)といっしょに、実験的な取材を試みた......。

うん、髭のある女性は好きだな。とっても無愛想で......脅迫的で......暴力的で......男っぽくて......毛だらけで......髭が生えてる女性かな。


Hot Chip
In Our Heads

Domino/ホステス

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野田:いいですか? 今回はひとつルールを決めたいと思います。「絶対に、本当のこと、真実を言ってはいけない」というルールです。
どうでしょう?

アレクシス:(即答)了解。いいよ。

アル:りょ、了解......難しいね(笑)!

野田:それでは「ホットチップくん」、よろしくお願いします。

オッケー。えー、まず最初に、Welcome to Japan! ということで、日本の好きなところはどこでしょう?

アル:(即答)何にも好きじゃない。嫌い。

(一同爆笑)

アル:こんな感じで行きますよー、みんな(笑)!

アレクシス:この視点で、ちょっと考え方を変えてみよう。なんで僕が日本を好きか。食べ物がシンプルで、ここで食べれる料理はひとつだけ。

アル:そうだね......(笑)!

アレクシス:ハンバーガーしかないから。まあ、いいんだけど。あと、住んでる人が......もっと愛想があったらいいのになと思う。

アル:ふふふふ......(笑)!

アレクシス:献身的じゃないし、秩序もないし、何事にも雑だから。いや、これ難しいね。こんな嘘をついてると、僕が無礼に聞こえない?

(一同爆笑)

アレクシス:でも嘘をつき続けなきゃいけないんだよね。もっと上手く答えていこうか。

好きな女の子のタイプは?

アル:アレクシス、これはマジでちょっと......(笑)!

アレクシス:これも嘘じゃないといけないんだよね? 了解。(しばし沈黙)......とっても無愛想で......脅迫的で......暴力的で......男っぽくて......毛だらけで......髭が生えてる女性かな。

アル:うん、髭のある女性は好きだな。うん、髭か......気にしないけどね。

アレクシス:ほんと、こんなこと考えたことなかったよ。ねえ、やっぱり、ほら、すごく無礼に聞こえるよね?

アル:無礼になるのは愉しいよ! 日本では無礼な感じでいこう。ははは(笑)。

アレクシス:女性全員を不快にしてしまいそうだね。

心配しないで!「Don't Worry. There is nothing left to....」

アル:そうだね(笑)。

(註:アレクシスの別バンドであるアバウト・グループ≪About Group≫の曲"Don't Worry"の歌詞)

得意な楽器はなんですか?

アレクシス:僕はギターの才能が輝いてるよ。

(一同笑)

アレクシス:ギターに関してはハッキリと言える。それに、たぶん僕は世界一のギタリストだよ。惑星一だ。あとは、吹奏楽器ならなんでも得意。なんでもこいって感じだよ。

アル:僕も吹奏楽器は得意だな。

ほう。2010年のツアーでは"I Feel Better"のイントロでフリューゲル・ホルンをプレイしてましたね。

アル:そうそう。とても得意だよ......って、嘘つくのも大変だ!

アレクシス:これって僕らが嘘をついてることは読者に伝えてくれるの?

野田:もちろん、もちろん!

もちろん、もちろん! オフコース!

アレクシス:了解。いいよ。......でも、それも嘘かもしれないじゃない?

いやいやいや......なにもなにも......(笑)。

アル:ぷははははは! 了解(笑)。

このインタヴューはスペシャル・ゴージャス・ボーナス・トラックです!

アレクシス:了解。

アル:ははは、了解。気にしないで(笑)。

そう、そのロイヤル・トラックス(Royal Trux)みたいな感じです。

アレクシス&アル:ふふふふ......。

(註:『In Our Heads』のボーナス・トラック"Doctor"にはロイヤル・トラックスのニール・マイケル・ハガティ≪Neil Michael Hagerty≫がギターで参加しており、ロイヤル・トラックスのアルバム『Accelerator』のTシャツをインタヴュー時のアレクシスが着ていた)

司会と註釈:斉藤辰也(2012年7月09日)

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Profile

斎藤辰也/Tatsuya Saito斎藤辰也/Tatsuya Saito
破られたベルリンの壁の粉屑に乗って東京に着陸し、生誕。小4でラルク・アン・シエルに熱狂し、5年生でビートルズに出会い、感動のあまり西新宿のブート街に繰り出す。中2でエミネムに共鳴し、ラップにのめり込む。現在は〈ホット・チップくん〉としてホット・チップをストーキングする毎日。ロック的に由緒正しき明治学院大学のサークル〈現代音楽研究会〉出身。ラップ・グループ〈パブリック娘。〉のMCとKYとドラム担当。

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