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Sunil Sharpe

Sunil Sharpe

Cadya

Trensmat

NoiseTechno

Tinfoil

Tinfoil

Tinfoil 2

Tinfoil

倉本諒   Feb 17,2015 UP

 初期にはゼロ年代のドローン/パワー・アンビエント・ムーヴメント以降の良質なローファイ・クラウトロックやエクスペリメンタル系のリリースを手掛けている印象の強かったアイルランド発のインディペンデント・レーベル〈トレンスマット(Trensmat)〉が近年は良質な電子音楽をリリースしている。「ドローン、ノイズ、オシレーション、そしてグルーヴをお届けします」というレーベルのステートメントにあるように、彼らには純粋な意味での電子音楽に対する美意識を強く感じさせるし、多くのレーベルが繋ぐことができなかった過去10年間のアンダーグラウンドの流れを見事に包括している希有な存在ではなかろうか。

 アイルランドはダブリンを拠点に活動するスニル・シャープ(Sunil Sharpe)は90’sリヴァイヴァル・ハードテクノに終わらない現代的な感覚をトラックへ昇華させているし、それが彼のサウンドの比較対象であるようなベテラン勢たちが近年みせてくれる、ノワールなイメージ、リヴァーヴに劣化音質といった判で押したようなスタイルとは決定的に異なっているのも好印象である。

 スニル・シャープが同郷のディフェクト(DeFeKT)と結成したライヴ・エレクトロニクス・デュオ、ティンフォイル(Tinfoil)もまた素晴らしい。〈ブラックネックス(Blacknecks)〉傘下である同名レーベルからこれまで2枚の12インチをリリースしているが、どちらも息を呑む、セッションならではの緊張感をテクノに落とし込んだ良盤である。

直球なアシッド・ラインに乗る、ハードを用いて探求されたであろう個々の音作りも見事で、近くに寄ってテクスチャーを感じても、遠くからグルーヴに身を任せても楽しめるレコードとなっている。なぜアルミ箔なのか? そのあたりもガッツリとコンセプトがありそうではあるが不明である。そういえばDJソイビーンズ(DJ SOYBEANS)の音源のジャケもアルミ箔なんだけど流行ってるのか? 噛んだ感じがいまのテクノっぽいとかで?

倉本諒