ビッグ・シーフは、来月イスラエルで予定していたふたつの公演のキャンセルを発表した。バンドはもともと、彼の地でライヴをする予定で、当初のライヴ発表における反対の声に対しては、「家族がいる場所に行って空間を共有し、彼らのために演奏することは重要だ」と声明文を出していた。が、ここに来て、それは「無謀と甘さ(the recklessness and naivete)」だったと認識し、公演を中止することにした。
去る6月9日にポストされたインスタグラム(https://www.instagram.com/p/CelZ64bOh81/)に掲載のあらたな声明では「私たちは、最初の投稿からいくつかのことを明確にすることからはじめたいと思います」とし、「私たちが意見の一致を超えて愛し合い、道徳的な高みがどこにあるかわからないと話したとき、それはBDS(イスラエル文化ボイコットをうながすパレスチナ人主導の運動)がボイコットを求めている時期にイスラエルで公演をおこなうことについて言及していました」、それというのも「マックス(・オレアルチック/ベース)が生まれ育ち、現在も住んでいる場所で、音楽は癒すことができるという単純な信念」によるものだったと。しかしいま、「はっきり言って、私たちはパレスチナの人びとに対する不法占拠と組織的抑圧に反対します」と書いている。これは「友人、家族、BDS支持者、パレスチナ人、そしてパレスチナ人のための戦いに尽力しているイスラエル市民」との対話を経ての結論だという。
『現代思想』の「ウクライナから問う」特集のマウリツィオ・ラッツァラートの原稿では、近年世界でどれだけ戦争が起きているかがリスト化されているが、イスラエルとパレスチナに関しては、そのリストに入らないほど、第二次大戦後からずっと続いている。ウクライナ戦争をきっかけに近年世界で起きている他の戦争(シリア、イエメン、アフガニスタン等々、アメリカがイラクに対してどれほどのことをしてきかたことか……)への関心が高まっているなか、最近もパレスチナ自治区へのイスラエルによる攻撃がニュースになっている。
ビッグ・シーフの公演キャンセルを受けて、彼らが演奏する予定だったテルアビブのヴェニューはバンドを批判し、パレスチナを支援する組織は「私たちはビッグ・シーフの勇気と抑圧された人びとの声に耳を傾けようとする意志に敬意を表する」と発表したという。
ちなみにこれまでも、ブライアン・イーノやマッシヴ・アタック、サーストン・ムーアなど多くのミュージシャンがイスラエル政府への批判を公言している(ツアーをキャンセルしたのはラナ・デル・レイ、タイラー・ザ・クリエイター等々)。また、同じようにイスラエルでライヴをしているミュージシャンも多く、たとえばレディ・ガガやニック・ケイヴ、ジャスティン・ティンバーレイクもそう。5年ほど前にイスラエルでライヴをやったレディオヘッドに対しては映画監督のケン・ローチが厳しく批判した。
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〈Optimo Music〉で知られるグラスゴーの重鎮、JD Twitchが日本の80年代のレフトフィールドな音源を集めたコンピレーションをリリースする。タイトルは『Polyphonic Cosmos: Sonic Innovations In Japan (1980-1986)』で、収録されているのは、World Standard、原マスミ、難波弘之、Normal Brain、EP-4、芸能山城組、D-Day、坂本龍一、清水靖晃、Earthling、Pecker。
JD Twitchはこれらの楽曲を8年かかって蒐集したそうで、初めて日本に来たときからずっと調査していたとのこと。原マスミの“Your Dream”などは彼のDJセットで長年愛されている曲。コンピレーションのリリースは7月1日です。
無秩序と混迷の時代、その出口とは?
この腐った世界で、真にラディカルであるために。 ──斎藤幸平(『人新世の「資本論」』ほか)
ドナルド・トランプ、ジョー・バイデン、バーニー・サンダース、ウラジーミル・プーチン
ジュリアン・アサンジ(ウィキリークス)、グレタ・トゥーンベリ
ブレグジット、黄色いベスト運動、雨傘運動、中東紛争とパレスチナ闘争、そしてコロナ禍──
『パンデミック』シリーズで大きな注目を集めた
スロヴェニアの知の巨人が、激動する現代を斬る!
序章 それでもこの状況は「大好」なのか
第一章 サウジアラビアへのドローン攻撃は、本当にゲームチャンジャーか
第二章 クルディスタンを荒廃させたのは誰か
第三章 我々の楽園にある種々の厄介
第四章 アサンジとコーヒーを飲むことの危険性
第五章 クーデターの解剖──民主主義と聖書とリチウムと
第六章 チリ―新しいシニフィアンに向けて ニコル・バリア‐アセンジョとスラヴォイ・ジジェク
第七章 左派労働党の敗北──検死の試み
第八章 そうだ、ユダヤ人差別は健在だ──だが、どこで?
第九章 完全に理にかなった行為。狂った世界の
第十章 イラン危機の勝者と敗者
第十一章 本当にアメリカの道徳的リーダーシップは失われたのだろうか? 合衆国が四大勢力制になりつつある現状
第十二章 ほどほどに保守的な左派を求める嘆願
第十三章 アマゾンが燃えている──だから何?
第十四章 同情ではなく、ラディカルな変化を
第十五章 トランプ対ラムシュタイン
第十六章 恥の日だ。まったく!
第十七章 民主主義の限界
第十八章 COVIDの絶望という勇気
第十九章 トランプの床屋のパラドクス
第二十章 トランプをその概念において亡き者にする方法
第二十一章 民主主義の再生? ジョー・バイデンじゃ無理!
第二十二章 情勢と選択
第二十三章 「グレート・リセット」? ええ、お願いします──でも、本当のやつを!
第二十四章 コロナ禍のキリスト
第二十五章 最初は茶番、それから悲劇?
第二十六章 トランプの最大の背信は何か
第二十七章 ジュリアン・アサンジ、君に捧げる
第二十八章 バイデン、プーチンの魂について語る
第二十九章 階級差別に抵抗する階級闘争
第三十章 「死ぬまで生きねば」 パンデミック下の〈生〉について、ラムシュタインから知るべきこと
第三十一章 あるヨーロッパのマニフェスト
第三十二章 ストップしたのは、どのゲーム?
第三十三章 トンネルの先に光が見える?
第三十四章 三つの倫理的態度
第三十五章 パリ・コミューンから百五十年
第三十六章 なぜ私はまだ共産主義者なのか
監修者解説 ジジェクの現状分析──「分断された天」と「ラディカルな選択」(岡崎龍)
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ブライアン・リーズ、フエアコ・S以外にもいくつかの名義を持つこのアーティストのキャリア、そのサウンド・スタイルは一貫したものもありつつも、そのスタートとなった2010年代というディケイドは端的にいって前半後半で異なる。2010年代初頭、キャリア初期には朋友アンソニー・ネイプルズのレーベル〈Proibito〉を中心に、このフエアコ・S名義も含めていくつかの名義でディープ・ハウス・トラックをリリースしじわりじわりと知名度をあげた。どちらかと言えばダンサブルな12インチを主体にしたアーティストであったと言ってもいいだろう。その後、ひとつ転機となったのはやはりフエアコ・S名義のファースト『Colonial Patterns』だろう。初期のシングルのハウス路線をその後のアンビエント・タッチの作品へとつなげたその音楽性で、やはり OPN の〈Software〉との契約ということもあり、より広い層へと名前を広げていった作品となった。以降、どちらかと言うと、アルバム・サイズの作品で大きく注目される感覚で、2016年のセカンド『For Those Of You Who Have Never (And Also Those Who Have)』は、2010年代のダブ・アンビエントの金字塔ともなった作品だ。さらにディケイドの後半は、クラブ・トラックスというよりも、後述する活動を含めてより幅広いカッティング・エッジなエレクトロニック・ミュージックを牽引する存在であり続けている。
この2010年代後半から現代の彼の活動ということで言えば、自身も含めた、その周辺のアーティスト・コミニティというのがひとつ強い印象を持って浮かび上がってくる。抽象度のさらに高いダーク・アンビエントなペンダント名義、そしてペンダント名義をリリースした主宰レーベル〈West Mineral Ltd.〉からは彼の朋友とも言えるアーティストたちの作品を次々とリリースしている。またこのアーティストの連なりはさらにスペシャル・ゲスト・DJ(Special Guest DJ)主宰の一連のレーベル〈3XL〉とその傘下〈Experiences Ltd. / bblisss / xpq?〉のリリースへとつながっていくのだ。自身の参加するゴーストライド・ザ・ドリフト(Ghostride The Drift)のようなプロジェクトも含めて、この一団でそれぞれコラボ・ユニットなどを形成し、どこか匿名性が強くミステリアスな印象を受ける。リリースされるサウンドも雑多で、ダブ・アンビエントからIDM、ベース・ミュージック~ダンスホール~ジャングル、さらにはブルータルなメタルコアのような作品まで、エレクトロニック・ミュージックのレフトフィールド・サイドを突っ走っていると言えるだろう。
そんななかで2022年の春にリリースされたフエアコ・Sの『Plonk』は驚くべく完成度でまたもやシーンを驚かせた。エコーの霧が晴れたクリアなエレクトロニック・サウンドは、どこかDAW~グリッチ流入前の1990年代の実験的なテクノの、言ってしまえばリスニング~アンビエント・テクノにおける「リズム」の冒険を現代へと引き寄せたという感覚がある。いや、そう感じるのは古い人間だけで、彼が言うように現在の音楽がそうした傾向を持っていると考えた方がいいのかもしれない。ともかくそうした断片的な流れ、要素が、彼の才能を通して新たにシーンに提示されたということだろう。フエアコ・S名義のアルバムは、現代のところ毎回サウンドががらりと変わっている。それは彼のアーティストとしての進化の発表の場ということなのかもしれない。2020年代のエレクトロニック・ミュージックのシーンを占う上でも、またひとつ分岐点となりそうな作品だ。
今回はコロナ禍を経て、4年ぶりとなる待望の来日公演直前に、シーンの新たな流れの推進力となるかもしれない新作の話題を中心に、通訳の方に質問を託したのだった。
オウテカの存在は大きくて、1990年代後期と2000年代初期のIDMや電子音楽全般に影響を受けている。
■ベルリンを活動拠点にされているようですが、音楽制作に関して影響はありましたか?
ブライアン・リーズ(Brian Leeds、以下BL):2019年から2021年までの、パンデミックのほとんどの期間中はベルリンに住んでいたけれど、実は2021年の末に地元のカンザスシティに戻ってきたんだ。カンザスでは家族と自然の近くにいられることを楽しんでいたけれど、今回の日本のツアーの後に、フィラデルフィアに引っ越すよ。
■新作『Plonk』は、ラストの “Plonk X” こそアンビエントですが、ホエアコ・S名義としてはある意味でパーカッシヴで新たな境地へと至った傑作だと思っています。まず、アブストラクトな『Plonk』というタイトルはどこからきたのでしょか?
BL:タイトルの『Plonk』(日本語で「ポロンと鳴る音、ドスンと落ちる音」などの意味)は、アルバムのサウンドを端的に説明するのにちょうど良かったんだ。アルバムのプロジェクトのいちばん初期のファイルを保存するために付けた名前で、自分の中でその言葉が引っかかっていたんだよね。“Plonk” というワード自体が、今回のアルバムを上手く言い表す機能をしていると思う。あと、これまでのアルバムがすごく長い名前になりがちだったから、その流れを断ち切るためでもあったんだ。
■『Plank』の、特に、3、4、6、8のようにパーカッシヴなサウンドは、前作の『For Those Of You Who Have Never (And Also Those Who Have)』とも、また初期の同名義でのハウス・サウンドとも違った印象を持ちます。強いて言えば最初期のオウテカなど、93年ぐらいの、まだDAW登場以前の実験的なテクノを彷彿とさせます。こうしたスタイルの楽曲はなにか、意図があったものでしょうか? それともたまたまデキたパーツから膨らませていったものなんでしょうか?
BL:うん、オウテカの存在は大きくて、1990年代後期と2000年代初期のIDMや電子音楽全般に影響を受けている。ただ、そういった音楽からの影響はアルバムにはっきり出ていると思うけれど、自分はラップをよく聴いていて、それも確実に今回の作品に関係しているね。
■今回のリズムの打ち込みに関して、例えばスケッチに使っている入力機材などが影響を与えたとか、そういったテクノロジーの部分での影響はありますか?
BL:このアルバムはDAWの FL Studio 20 だけで作った。コンピュータのみの制作は制約があるけれど、自分にとってはいちばん強力な機材でもある。アルバムの中のメロディやパーカッションの多くでランダマイザーを取り入れている。今回のアルバムのテーマでもある自動車や自動車工場、メカニックといったものの影響に立ち返って、人間味のある要素を取り除いて、機械自身が語るようなサウンドにしたかったんだ。
■今回は同名義の以前の作品のような深いダブ・エフェクトがかかったサウンドとも違ったクリアな音像が印象的です。こうした変化はどこからきたものでしょうか?
BL:ダブの要素や音響のフィデリティ(忠実度)にはいつも興味があって、特にロウな音質に惹かれるのかもしれない。でも今回のアルバムでは新しい方法を探求して、いままでとは違う制作のプロセスを試したいという気持ちが強かった。普段聴いたり、DJでかけたりする大半の曲から確実に影響を受けている。うまく成功したかどうかはわからないけれど、正しい方向に向かって間違いなく一歩進み出せたと自分では思っているよ。
今回のアルバムのテーマでもある自動車や自動車工場、メカニックといったものの影響に立ち返って、人間味のある要素を取り除いて、機械自身が語るようなサウンドにしたかったんだ。
■SIRE.U の参加、そもそもヴォーカル曲には驚かせられたんですが、彼の起用はどのような経緯で?
BL:Sir E.U は、自分が昔リリースしたことのある〈Future Times〉から作品をリリースしていて、今回自然とフィットするように感じたんだ。彼は幅広いタイプのトラックでもラップができる人で、その才能にも興味があった。今回僕が用意したトラックでも、素晴らしい仕事をしてくれたと思う。今後は、自分の作品でも誰かのレコードのプロデュースでも、もっとヴォーカリストと一緒に曲を作ってみたいね。ラップでもポップでもなんでも。
■逆に前作との境界線にあるような “Plonk VII” “Plonk X” などのアンビエント曲も印象的です、アルバムの選曲にはわりと時間などをかけたんでしょうか? なにかコンセプトなどがあればお教えください。
BL:これらのアンビエントなトラックを一緒に含んだのは、自分の過去と現在の橋渡しをするためでもある。自分の過去の作品との繋がりをリスナーに与えながらも、これからの未来に対して同意を促すような役割を果たしているんだ。
■『Plonk』直前には ペンダント名義のアンビエント・アルバム『To All Sides They Will Stretch Out Their Hands』がリリースされていますが、本作との関係性はあるんでしょうか? 例えばそれぞれしっかりとサウンド・コンセプトを作って別々のタイムラインで作ったのかとか、作っているうちにそれぞれ振り分けていったとか。
BL:『To All Sides~』は、ペンダントの最初のアルバム(『Make Me Know You Sweet』)を作った2017、2018年と同時期にできていたんだ。かなり時間が経って古くなっているから、いまの自分との繋がりはもはや薄れたといえるね。曲を作るときは、基本どのプロジェクトのためのものかは把握しているよ。ペンダントではダークな一面を、ホエアコ・Sではメロディックで、遊び心に富んだ一面を表現している。自分にとってホエアコ・Sはジャンルに縛られずフィーリングを重視するプロジェクトで、ペンダントはダーク・アンビエントってところだね。
■『Plank』のリズム・アプローチの変化のひとつに、ゴーストライド・ザ・ドリフト(Ghostride The Drift)などの周辺アーティストとのコラボからの影響ありますか?
BL:確かに影響を受けているし、他の人との音楽制作自体もそうだね。他のアーティストとのコラボレーションと、自分が聴く音楽、そしてDJをすること、これらの組み合わせが『Plonk』にいちばん大きな影響な影響を及ぼしている。
■あなたのレーベル〈Western Mineral〉とスペシャル・ゲスト・DJことライアン・フォール(Ryan Fall)の〈3XL / Experiences Ltd. / xpq?〉といったレーベルは、あなたのカンザス時代からの仲間=Rory O’Brien、Exael、Ulla Straus and Romeu といったアーティストとともにひとつのシーンというかコミニティを作っているような印象を受けます。彼らとのコラボレートはやはりあなたにとってとても良い刺激になっていますか?
BL:もちろん、僕の友達と彼らの音楽は、いままでの創作にすごく影響を与えているし、今後も進化し続けたいと思っている。計り知れない才能があって、作りたい音楽を限りなく追い求める意欲を持った友達に出会えてラッキーだったよ。彼らの音楽にはすごく遊び心があるし、インスピレーションをもらえるんだ。
■ちなみにスペシャル・ゲスト・DJは、アメリカ時代からのつながりですか?
BL:Shy(スペシャル・ゲスト・DJ)とは、当時のパートナーの Naemi(exael)を通じてだね。彼らが2013年ごろにカンザスシティを訪れた時に知り合った。そのとき Shy はシカゴに住んでいたんだ。
■また今回はアンソニー・ネイプルズとジェニーのレーベル〈Incienco〉からのリリースとなりましたが、彼のレーベルは、あなたやDJパイソン、そしてアンソニー自身のようなエポックメイキングな作品をリリースするアーティストばかりです。アンソニーのそうした審美眼に関して、あなたの印象をお教えください。
BL:アーティストたちが本当にやりたいことを表現できるようなレーベルの運営に情熱をそそぐアンソニーとジェニーには愛をささげたいね。大きなレーベルと契約する代わりに、自分の音楽をリリースしたがっている友達がいてくれるのは嬉しい。僕にとってはつねに個人的な繋がりが大切なんだ。
■ちなみにさきほどあげたオウテカのような90年代初期の実験的なテクノで好きなアーティストはいますか?
BL:オウテカ、モノレイク、パン・ソニック、ヴラディスラヴ・ディレイ、T++ だね。だけど『Plonk』に関しては間違いなく、もっと新しい音楽からインスピレーションを受けているよ。
ペンダントではダークな一面を、ホエアコ・Sではメロディックで、遊び心に富んだ一面を表現している。自分にとってホエアコ・Sはジャンルに縛られずフィーリングを重視するプロジェクトで、ペンダントはダーク・アンビエントってところだね。
■あなたの初期のハウス作品にはベーシック・チャンネルのようなダブ・テクノとセオ・パリッシュのようなローファイなハウスのハイブリッドのような印象を受けます。このふたつのアーティストはあなたの音楽に影響を与えていますか?
BL:ベーシック・チャンネルは、自分の音楽性に最も影響を与えているもののひとつだね。セオ・パリッシュはそれほどかな。カンザスシティに住んでいて、ハウス・ミュージックに興味があったときは彼の影響を受けてたけれど。最近あまりハウスは聴かなくなったんだ。
■上述のアーティスト、影響を受けた作品としてあげるとすれば?
BL:たくさん選びたいのはあるけれど、最初に挙げるならベーシック・チャンネルの「Radiance」だね。
■ジャマイカのルーツ・ダブは聴きますか? もしお気に入りの作品があればお教えください。
BL:いや、ルーツ・レゲエはあまり興味がないね。どちらかといえば、ダンスホールやラテン・ミュージックを現代的に解釈した人の音楽からインスパイアを受けることが多いかな。
■あなたはつねに、カテゴライズを拒むようにエレクトロニック・ミュージックに新たな道を作り続けています。それと同時に初期の作品や今作には、ダンス・ミュージックへの愛情も感じることができます。こうしたアーティスト像はあなたが考えていることとマッチしますか?
BL:確かに、過去の音楽は現在の自分に影響している。だけどそれを従来の形でそのまま焼き直すというよりは、新しい方法を通して音楽への愛やリスペクトを伝えようとしているんだと思う。だから過去の音楽だけにフォーカスするのではなく、いまの新しい音楽を聴くことで、そのためのアイデアを多く得ることができるんだ。
■生涯で最も衝撃的だったDJは誰でしょう?
BL:とても答えづらい質問だから、最近感動したセットで、自分の世界の中で踊れたDJをふたり選ぶよ。Djrum と Barker だ。
Huerco S. 来日情報
■熊本公演
EVEN
2022年6月17日(金)
開始:22時
料金:3500円(1ドリンク付)
Line up:
Huerco S. from KC
egg
IWAKIRI
Kentaro
jpn
■東京公演
Sustain-Release presents 'S-R Tokyo 2.0'
2022年6月18日(土)Day1
開始:10:00pm~6:00am
料金:DOOR ¥4,500 / W/F ¥4,000 / GH S MEMBERS ¥4,000 / ADV ¥3,250 / BEFORE 23 ¥2,500 / UNDER 23 ¥2,500
Line up:
-STUDIO X
Aurora Halal (NY)
Huerco S. (KC)
食品まつり a.k.a Foodman -Live
Lil Mofo
-CONTACT
Kush Jones (NY)
YELLOWUHURU
DJ Trystero
Kotsu
-FOYER
Hibi Bliss
suimin
k_yam
Loci + sudden star
T5UMUT5UMU
2022年6月19日(日)Day2
開始:4:00pm~11:00pm
料金:DOOR ¥3,000 / W/F ¥2,500 / GH S MEMBERS ¥2,500 / ADV ¥2,250 / BEFORE 17 ¥2,000 / UNDER 23 ¥2,000
Line up:
-STUDIO X
Hashman Deejay & PLO Man (VBC / BE)
-CONTACT
Mari Sakurai
ASYL
DJ Healthy
https://www.contacttokyo.com/schedule/sr-tokyo2-day1/
■愛知公演
DENSE#
2022年6月24日(金)
料金:Door 3000YEN / Adv 2500YEN / U25 2000YEN(0時までに入場のみ)
Line up:
HUERCO S
KURANAKA aka 1945
live:
CRZKNY
dj:
DJ UJI
Karnage
abentis
Good Weather in Nagoya
■大阪公演
2022年6月25日(土)
料金:BEFORE 0:00 : 2000yen DOOR : 3,000yen
開始:23:00
Line up:
Huerco S. (West Mineral Ltd.)
and more
ラッパーの Moment Joon が初めてソロ曲としてドロップした楽曲 “BAKA”。名作『失点 in the park』とおなじ2003年に ECD が発表した重要曲 “言うこと聞くよな奴らじゃないぞ” をサンプリングした同曲は、その後あっこゴリラと鎮座DOPENESS を迎えたヴァージョンが制作されているが、このたびさらなるリミックス・ヴァージョン “BAKA (Mega Remix)” が公開されている。新たに GAGLE の HUNGER、ACE COOL、Jinmenusagi をフィーチャー。強力さを増したメッセージに注目しましょう。

Moment Joon - BAKA feat. あっこゴリラ, 鎮座DOPENESS, HUNGER (GAGLE), ACE COOL & Jinmenusagi (Official Video)
https://youtu.be/bRMCFxx2C2E
Title: BAKA (Mega Remix)
Artist: Moment Joon / feat. あっこゴリラ & 鎮座DOPENESS & HUNGER (GAGLE) & ACE COOL & Jinmenusagi
Music: NOAH
Producer: NOAH
Mixing & Mastering :Sota Furugen
Directed by Udai Yabuta
Label: GROW UP UNDERGROUND RECORDS
「言うこと聞くよな奴らじゃないぞ!!」――6人のラッパーがステージで前のめりになりながら声を合わせてくり返し大声で歌っている。その迫力にただただ圧倒される。2021年12月8日、Moment Joonのワンマンライヴ「White Lies & Blue Truth」でのワンシーン。その場面を目撃した少なくない人が強い衝撃を受けたのではないだろうか。このパンチの効いたことばは、Momentが敬愛するいまは亡きラッパー・ECDの曲名で、偉大な先達が曲のなかで力を振り絞ってくり返したものでもあった。ECD はその楽曲を、2003年のイラク戦争に抗する反戦デモの参加者たちを鼓舞するために作っている。日本における“少数派”を勇気づけるためだった。Momentは最初にソロ曲として発表した「BAKA」で、そんな約17年も前の日本のヒップホップをサンプリングしたのだ。その後、鎮座DOPENESSとあっこゴリラが参加したヴァージョンがリリースされ、さらにHUNGER、ACE COOL、Jinmenusagiが加わったメガ・リミックスが完成した。そして、この6人の怒りのこもったマイク・リレーが初めて披露されたのが例のワンマンライヴだった。Momentは曲の冒頭で「血は繋がってないけど、シスター/ブラザー」と言う。それはきっとあなたのことであり、私のことでもある。「BAKA」という曲は、“言うこと聞かないBAKAな奴ら”のためのヒップホップにちがいない。(二木信)
はっとさせられたのはまだまん防中だった3月5日。DOMMUNE の阿木譲追悼番組でのパフォーマンスを目撃したときだ。小ぎれいな PARCO の上階で流すにはあまりにダークでひずんだサウンド。思い返せば2021年、デンシノオトさんがレヴューした『Peculiar』ですでにその神秘は開陳されていたわけだけれど、ライヴで体験する Kentaro Hayashi の濁りを含んだ音響は盤には収まりきらない魅力を放っていた。この2年、パンデミックがメディテイティヴな音楽を増加したことにたいする、ちょっとした異議申し立てのようにも聞こえた。なにせあの炎の男、ザ・バグでさえアンビエント作品を量産した時代である。あるいは、(一見)豊かだった日本の幻想から抜けきれない近年の風潮だったり、どんどんクリーンアップされていく都市の風景にたいする、素朴な疑問符だったのかもしれない。なんにせよ、いまの日本からなかなか出てこない音楽であることは間違いない。
UKはニューカッスルのレーベル〈Opal Tapes〉から送り出された『Peculiar』は、もともと阿木譲の〈remodel〉からリリースされていた作品だ(リミックスでメルツバウ&ジム・オルークが参加)。その音楽をひと言で形容するのは難しい。インダストリアル、ノイズ、エクスペリメンタル、テクノ……そのすべてであると同時にそのすべてから逸脱していくような感覚。「いちばん影響を受けたのはだれですか?」と PARCO で尋ねたとき、真っ先に返ってきた固有名詞はデムダイク・ステアだった。たしかに、それを想起させる部分もある。アルバムは凍てついた彫刻作品のごとき美を放射する一方、ところどころダンスへの欲求を垣間見せてもいて──おそらく手がかりはそこにある。大阪を拠点に活動する Kentaro Hayashi は、ハイブロウなサウンド・アートの文脈からではなく、より肉体的なものに根差した場所から世界を眺めているのではないか。
音楽的な影響という意味ではDJクラッシュ、DJシャドウ、DJフード、DJカムとか、〈Mo’Wax〉や〈Ninja Tune〉とかのアブストラクト勢、マッシヴ・アタックやポーティスヘッドなどのブリストル勢のほうが大きいと思います。
■3月5日の DOMMUNE でのライヴがとても良くて。昨年『ele-king』でアルバム・レヴューは掲載していたんですが、もっと前にライヴを観ておくべきだったと反省しました。
ハヤシ:DOMMUNE は初めてだったので緊張しました。DOMMUNE にはたまたま来ていただいた感じですよね?
■そうです。編集長が急遽サプライズ出演することを知って。これまでも東京でもライヴはされているんですよね?
ハヤシ:中目黒の Solfa で数回、あと落合 soup、Saloon でもやりました。
■大阪ではライヴはよくされているんですか?
ハヤシ:以前はそうでした。environment 0g [zero-gauge] という阿木譲さんがやっていたお店をメインに活動しています。コロナ前はちょくちょくイヴェントをやっていたんですが、いまは年に数回くらいですね。
■DJもされますか?
ハヤシ:むかしはやっていたんですが、いまはDJはほとんどしていません。ライヴがメインですね。
■environment 0g が足場とのことですが、ほかのアーティストやシーンみたいなものと接点はあるのでしょうか?
ハヤシ:少しはという感じですね。個人的にはそんなに頻繁に交流がある感じではないです。environment 0g まわりのミュージシャンや、東京から友だちを呼んでイヴェントをやったりしていて、大阪のアーティストで固まっているわけではないという感じですね。
■なるほど。
ハヤシ:大阪はシーンがあるようで、じつはあまりないのではという気がします。そこがいいところでもあると思います。ハコが持っているお客さんも東京に比べて規模が小さいでしょうし、シーンといえるのかどうかというレヴェルかなと。たしか風営法のときに一気にいろいろなくなって、いまは朝までやってるイヴェントも少ないです。デイ・イヴェントが多い印象ですね。
■音楽をはじめたのはいつからですか?
ハヤシ:高校生のころはギターを弾いていましたが、19~20くらいのときに打ち込みをはじめました。DJクラッシュを聴いて興味を持って、そこからヒップホップのイヴェントでよく遊ぶようになったんです。大阪に DONFLEX というヒップホップのハコがあって、そこで一時期働いていたのでいろいろな知り合いができました。
■意外ですね!
ハヤシ:それが90年末から00年代初頭で。チキチキ・ビートってありましたよね。ちょうどティンバランドが出てきたころで。あとDJプレミアやドレーあたりもよく聴いていました。DJのひとたちとよくつるんでいたので、友だちの家にレコードがいっぱいあったんです。ずっと聴いてましたね。音楽的な影響という意味ではDJクラッシュ、DJシャドウ、DJフード、DJカムとか、〈Mo’Wax〉や〈Ninja Tune〉とかのアブストラクト勢、マッシヴ・アタックやポーティスヘッドなどのブリストル勢のほうが大きいと思います。その流れでダブやジャングルなども聴いていました。
■“Odyssey” はダブ的ですよね。
ハヤシ:キング・タビーは好きでレコード買っていましたね。むかし INDICARDA というアブストラクト・ヒップホップのユニットをやっていたんですけど、そのときイヴェントに呼んでくれた方たちがダブ寄りだったので、ちょこちょこ遊びにも行ってました。モア・ロッカーズと共演したことがありますよ(笑)。
■それはすごい! しかし最初からインダストリアルにどっぷりだったわけではないんですね。
ハヤシ:ヒップホップを通ったあとにハウスやテクノも聴くようになって、そのあと2014年ころに阿木さんと出会ってから、インダストリアルとかも聴くようになりました。阿木さんはイヴェントをやるときレコード・バッグの中をぜんぶ見せてくれたり、曲をかけるときもアーティストがわかるようにレコードを置いてくれたり。それで知識や音のデザインを吸収できた気がします。
■阿木さんとの出会いが大きかったんですね。
ハヤシ:そうですね。もともとはアブストラクト・ヒップホップをつくっていたんですが、そのダークな感じから、テクノや4つ打ちの踊る方向に行きました。そのときは4つ打ちが最強のツールだと思ってました。いろんなジャンルを取りこんでぜんぶつなげられるので、これ以上のものがあるのかと思っていたくらいで。でも、いま思えば、あまり自分自身と噛み合ってなかった気がします。阿木さんと出会って、あらためてアブストラクトで暗い感じが自分に向いてるなと思って。もう一回やろうかなと。
■向いてるというのは、単純に音としてしっくりきたということですか?
ハヤシ:そうですね。ドラムのダーティな感じとか、サンプリング音楽を聴いてた影響からか、荒い質感が好みで、つくるのが得意だなと。あと、踊れなくてもいいところとか。
■アルバムを聴いてぼくは逆に、ダンスへのこだわりがあるのかなと思ったんですよ。“Peculiar” や “Octagon” もそうですし、〈Opal Tapes〉盤に入っている “Arrowhead” のジャングルとか。
ハヤシ:ダンス・ミュージックの進化はとても興味深いですし、それを表現したいとは思っていました。ただ一時期、新しさを感じることが減って飽きてしまって、ドローン系やダーク・アンビエントをよく好んで聴いていたんです。ライヴでもそういう音楽もやっていました。反復やうねりはあるけど、具体的なリズムがないような音楽が新鮮でした。でも、似たような作品がたくさん出てきてから興味がなくなってしまったんです。その反動でまたリズムのある作品をつくりたいと思いました。
■10年代前半~半ばころですかね。
ハヤシ:阿木さんのイヴェントでも、リズムが入っている作品をよく聴いていました。衝撃を受けた作品の多くにはリズムが入っていましたし、その影響でリズムを意識的に取り入れたのかもしれません。語弊があるかもしれませんが、ドローン系とか持続音が中心の作品は見せ方とかで、それっぽく聴こえる気がして、もうちょっとつくりこんだものをやりたいとは思いました。
■ちなみにベース・ミュージックは通っていますか?
■やっぱり暗いですね(笑)。
ハヤシ:はっはっは(笑)。でもベース系のイヴェントにはぜんぜん行けてないですね。
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クリアな音より汚れた音のほうが好みなのは、ヒップホップを通ったからかもしれません。ハードのサンプラーの音が好きですし、自分の作品にとって重要な要素です。作品を聴いたら、そのひとがどれくらい手をかけているかってわかると思うんですよ。そこはしっかりやりたいなと。
■こうしてお話ししていると、まったく暗い方には見えないのですが、ダークなものに惹かれるのはなぜでしょう?
ハヤシ:暗いと言われている音楽もストレートに「かっこいい」とか「美しい」と感じているだけで、あまり「暗い」とは考えていない気がします。雰囲気や空気感、緊張感が好みなのかもしれません。
■なるほど。ちょうど最初にアルバムが出たころは穏やかなソウルが流行っていたり、日本ではシティ・ポップ・ブームがつづいていたり、そういうものにたいするいらだちみたいなものがあったりするのかなあと、勝手に想像していたのですが。
ハヤシ:いらだちはないですね。好みではないですけど。ワルい雰囲気を持った音楽が好きなんですよ。むかしはクラブに行くとなんか緊張感がありましたし、イカつくてカッコいいひとたちがいて。ワルい音楽というか、イカつい音。そういうのが好きなのかなとは思います。クラブには音を聴きに行っていたので、社交の場には興味がなかったですね。テクノでも、タナカ・フミヤさんとか、本気で遊んでいる雰囲気のイヴェントが好きでした。
■アルバムでは1曲めの “Gargouille” だけ、ちょっとほかの曲とちがう印象を受けました。賛美歌みたいなものも入っていますし、題もガルグイユ(ガーゴイル)ですし、最後の曲も “Basilica” (バシリカ=教会の聖堂などで用いられる建築様式)で、もしかして宗教的なことに関心があるのかなと思ったんですが。
ハヤシ:まったくそういうことはなくて、イメージですね。鳥ではないけれど、ああいうグロテスクなものが飛んでいるイメージで、曲名は後づけです。本を読んで単語をストックしてそれを使うという感じで、深い意味はまったくないです。
■本はどういうものを読まれるんですか?
ハヤシ:そんな頻繁には読みませんが、昨年までメルツバウのマスタリングをしていたので、そのときは秋田(昌美)さんの『ノイズ・ウォー』(1992年)を読んでいましたね。
■ものすごい数のメルツバウ作品のマスタリングをされていますよね。
ハヤシ:去年までで50~60枚くらいは。制作ペースがすごく早くて、クオリテイも高くおなじものがないんですよ。展開も早いですし。すごいなと思います。
■リミックスでそのメルツバウと、ジム・オルークが参加しています。
ハヤシ:おふたりには、デモ音源を渡してリミックスしてもらったんです。そのリミックスのほうが先に完成してしまったので、影響を受けつつ自分の曲をそこからさらにつくり直しています(笑)。
■オリジナルのほうがあとにできたんですね(笑)。
ハヤシ:「このままじゃ自分の作品が負けるな」と思って。ジム・オルークがあんなにトゲトゲした、バキバキなものをつくってくれるとは思わなかったので、嬉しかったんですが、それと並べられるような作品にしないとと。プレッシャーでした(笑)。
■ちなみに〈Opal Tapes〉盤のジャケはなぜウシに?
ハヤシ:ほかにも候補はあったんです。きれいな模様みたいなものもあったんですが、それよりはウシのほうがレコード店に並んだときに手にとってもらえるだろうなと思って。なんでウシなんだろうとは思いましたけど、デビュー・アルバムだし、インパクトはあったほうがいいかなと。ノイズっぽいジャケだと思いましたし、写真の雰囲気や色合いも好きだったので。でも、希望は伝えましたが最終的にどっちのジャケになるかはわからなかったんです。
■ノイズというのはやはりハヤシさんにとって重要ですか?
ハヤシ:ノイズは効果音やジャパノイズのような使い方だけではなく、デザインされた音楽的な表現や、ギターリフのような楽曲の中心的な要素にもなると思うので、とても重要だと思います。感情も込められるというか。
音響的な作品でも、クラブ・ミュージックを経由した雰囲気を持っているアーティストにはシンパシーを感じますね。いろいろな要素が入っている音楽が好きなのかもしれません。
■ではご自身の音楽で、いちばん欠かせない要素はなんでしょう?
ハヤシ:いかに手をかけるかというか手を動かすというか……音質というか雰囲気というか、色気のある音や動きが重要な要素なので、ハードの機材を使って手を動かしていますね。ただハードでも新しい機材は音がきれいすぎるので、古い機材のほうが好きです。クリアな音より汚れた音のほうが好みなのは、ヒップホップを通ったからかもしれません。ハードのサンプラーの音が好きですし、自分の作品にとって重要な要素です。作品を聴いたら、そのひとがどれくらい手をかけているかってわかると思うんですよ。そこはしっかりやりたいなと。
■シンパシーを抱くアーティストっていますか? 日本でも海外でも。
ハヤシ:デムダイク・ステアですね。とくに、ベルリンの《Atonal》でライヴを体験してからそう思うようになりました。ほかの出演者もかっこいいと思っていたんですけど、ちょっときれいすぎたり、洗練されすぎている印象だったんです。おとなしい印象というか。でもデムダイクのライヴは洗練された、そのさらに先を行っていて、ジャンルは関係なく荒々しく、自由にライヴをしていたのがすごく印象に残っています。テクノなスタイルだけではなく、ブレイクビーツを使い意図的にハズしたり、そのハズしかたがすごくかっこよかった。京都のメトロに彼らがきたときに本人たちとも喋ったんですけど、彼らもヒップホップがすごく好きで。そこを通ってるのがほかのひととちがうのかなと。スタジオのセットアップについて話をしたときも、彼らは自分たちはオールドスタイルだと言っていました。
■なるほど。
ハヤシ:あとはピュース・マリーとかローリー・ポーターとか。イヴ・ド・メイ、サミュエル・ケリッジ(Samuel Kerridge)、ヘルム、FIS、エンプティセット、パン・ソニック、ペシミスト、Metrist とかですね。ペダー・マネルフェルトもすごく好きです。最近はテクノっぽくなってきていますけど。阿木さんが『Lines Describing Circles』をよくかけていて。音響的な作品でも、クラブ・ミュージックを経由した雰囲気を持っているアーティストにはシンパシーを感じますね。いろいろな要素が入っている音楽が好きなのかもしれません。テクノでもたんに4つ打ちだけではなくて、ジャングルやダンスホール、ブレイクビーツの要素が入っていたり、インダストリアルな要素が入っているとシンパシーを感じます。
■ヒップホップをはじめ、いろいろルーツがあると思うのですが、ご自身の音楽をひと言であらわすとしたら?
ハヤシ:難しいですね……エクスペリメンタル・ノイズ、インダストリアル・テクノ、アブストラクトなどの要素を混ぜた感じでしょうか。定義するのは難しいです。自分としては、クラブ・ミュージックの発展形のようなイメージです。先端音楽というのかわかりませんが、いろんな要素を含んだハイブリッドで新しい作品をつくりたいと思っていますね。
■音楽で成し遂げたいことってありますか?
ハヤシ:まずは2作目をちゃんとつくりたいです。ライヴももっと頻繁にやりたいですし、もっと大きなステージでもやってみたい。いつか《Berlin Atonal》のステージにも立ってみたいです。映画音楽も興味があります。テクノもつくりたいし、モダン・クラシカルも好きなので、ピアノだけの作品も出したいですね。
■それはぜひ聴いてみたいです。
ハヤシ:でもいまピアノ作品出したら逃げてる感じがしちゃうので(笑)。そこは1作目の続きでマウンドに立ってフルスウィングしたいなと(笑)。でも2枚めでコケるパターンってよくあるので、2枚めで終わらないようにしないと(笑)。
■いいものができると思いますよ。というのも、ヒップホップ時代もあり、テクノ時代もあり、阿木さんとも出会ってという、いろんな経験をされてきてると思うので、20歳くらいのひとがセカンドをつくるのとはぜんぜんちがうと思うんですよ。
ハヤシ:いろんな経験をしてきたからこそわかるものにはしたいですね。深みのある作品をつくりたいです。
ブライアン・ジャクソンは広く名の知られたアーティストとは言い難く、どちらかと言えば知る人ぞ知る玄人好みのアーティストである。1980年代はステーヴィー・ワンダー、ロイ・エアーズ、クール&ザ・ギャング、グエン・ガスリーなどのセッション・ミュージシャンとして活動していた時期もあったが、何と言っても1970年代におけるギル・スコット・ヘロンとの共演を忘れてはならないだろう。それは単なる共演ではなく楽曲制作を含めたコラボレーションで、1970年ごろから1980年にいたるおよそ10年間に渡って親密なパートナーシップを築いた。
ふたりはリンカーン大学時代からの親友で(年齢はブライアンのほうが4才下だった)、ともに母子家庭に育ったこともあって兄弟のような絆に結ばれていた。もともと詩人であったギル・スコット・ヘロンの朗読に、鍵盤奏者兼フルート奏者のブライアン・ジャクソンが音楽をつける形でコラボははじまり、『ピーセズ・オブ・ア・マン』(1971年)や『フリー・ウィル』(1972年)など名作が生み出されていく。ギル・スコット・ヘロンの音楽監督的な役割を担ったのがブライアン・ジャクソンだったわけだが、その後このコラボは両者の双頭バンドへと発展し、〈ストラタ・イースト〉からリリースされた『ウィンター・イン・アメリカ』(1974年)はじめ、『ザ・ファースト・ミニッツ・オブ・ア・ニュー・デイ』(1975年)、『フロム・サウス・アフリカ・トゥ・サウス・キャロライナ』(1975年)などを発表。レコード会社に対してふたりの双頭バンドとして名を売り出そうと持ち掛けたのはギル・スコット・ヘロンで、一般的にはギル・スコット・ヘロンの名前が突出したイメージのこの双頭バンドだが(ザ・ミッドナイト・バンドと名乗っていた時期もある)、『イッツ・ユア・ワールド』(1976年)や『ブリッジズ』(1977年)のアルバム・ジャケットにあるように、両者が対等な立場で参画していたプロジェクトであった。
しかし、時代が進む中でよりブルースを志向していったギル・スコット・ヘロンに対し、ブライアン・ジャクソンはジャズに根差したサウンドを志向していて、そうした中から両者の音楽性の相違が次第に広がっていった。『1980』を最後に双頭バンドは解散するも、ふたりの親交は変わりなく続き、機会があれば共演などもおこなっていった。1980~90年代は主にセッション・ミュージシャンとして裏方仕事の多かったブライアン・ジャクソンだが、彼が自身の初めてのソロ・アルバムとして発表した『ゴッタ・プレイ』(2000年)にもギル・スコット・ヘロンはゲスト参加している。
2011年にギル・スコット・ヘロンが他界して以降は、ラッパーの M1 とコラボしたアルバムがあるくらいであまり噂を聞かなかったブライアン・ジャクソンだが、エイドリアン・ヤングとア・トライブ・コールド・クエストのアリ・シャヒード・ムハマドが組んだプロジェクトの『ジャズ・イズ・デッド』(2020年)に、ロイ・エアーズ、ゲイリー・バーツ、アジムスらレジェンドたちと並んでゲスト参加して話題を呼ぶ。この企画はシリーズ化され、2021年にはブライアン・ジャクソンとの全面コラボ・アルバムもリリースされた。実はブライアン・ジャクソンとアリ・シャヒード・ムハマドのコラボはこれが初めてではなく、1994年にギル・スコット・ヘロンの『スピリッツ』というアルバムにブライアンとアリが参加したことがあり、そうした経緯が廻って『ジャズ・イズ・デッド』に繋がったという伏線もあったのだ。
そんなブライアン・ジャクソンにとって、『ディス・イズ・ブライアン・ジャクソン』は『ゴッタ・プレイ』以来22年ぶりのニュー・アルバムとなる。ただし、新録とは言っても楽曲自体は1976年に録音された『ブリッジズ』とほぼ同時期に作曲されたものである。当時ブライアンは『ブリッジズ』と並行してソロ・アルバムの構想を温めており、曲を書いてはデモ・テープに録音して準備を進めていたものの、結局その計画は頓挫してしまった。そして2018年ごろ、デモ・テープの存在を聞きつけたダニエル・コラス(インカーネーションズ、フェノメナル・ハンドクラップ・バンドなどで活動するミュージシャン/プロデューサー)がブライアンに数十年の時を経て完成させないかと提案し、ニューヨークにあるダニエルのスタジオでレコーディングがはじまった。
ダニエル・コラスのプロデュースのもと録音はスロー・ペースで徐々に進められ、ミュージシャンとして元ミッドナイト・バンドのヴィクター・ブラウン(ベース)はじめ、ビンキー・ブライス(ギター、ベース)などブライアンの旧知の仲間が集まった。一方でフェノメナル・ハンドクラップ・バンドのメンバーのジュリエット・スワンゴ(ヴォーカル)、モリカ・ハイドマン(ヴォーカル)ほか、ドメニカ・フォサッティ(フルート)、ムーサ・ファデラ(ドラムス)、カイト・サンチェス(ドラムス)などダニエル・コラスの人脈からもミュージシャンが集まった。ブライアン・ジャクソンはキーボードとフルート演奏のほか、過去はほとんど数えるほどしか披露していなかったリード・ヴォーカルにも全面的に取り組んでいる。
先行シングルにもなった “オール・トーク” は1970年代の香りが強いソウル・ジャズで、冒頭のフルートの音色をはじめギル・スコット・ヘロンとの名曲 “ザ・ボトル” を彷彿とさせる曲調。「もしこの21 世紀にブライアン・ジャクソンがこの1976年に作りはじめようとしたアルバムを完成したら、どんな作品になるのだろうか」というのがダニエル・コラスの最初の構想だったが、それを示すような曲である。もちろん、ヴィンテージなアナログ・シンセなど昔ながらの機材が使われているが、リズム・プロダクションなどを含めた録音には最新の設備も用いられ、そうした1970年代と2020年代が50年もの時の隔たりを経て融合した作品となっている。
セカンド・シングルの “リトル・オルファン・ボーイ” もギル・スコット・ヘロンとの全盛期を彷彿とさせるジャズ・ファンク。エレピとカッティング・ギターが生み出すグルーヴに溶け込むスキャット・ヴォーカルも見事である。ポエトリー・リーディングをフィーチャーした神秘的な “パス・トゥ・マコンド~ゾーズ・カインド・オブ・ブルー” には、シンセとフルートが混じり合ったサイケデリックなムードが香りたち、1970年代のサウンドと現在のクルアンビンとかテーム・インパラあたりを繋ぐような曲と言えそうだ。ほかにもアフロ・ビートを取り入れた “マミ・ワタ”、アフロ・レゲエ調の大らかなグルーヴを持つ “セ・セット・コメット”、抒情的なストリングスによるメロウなフィーリングのバラード曲 “ノマド” など、ヴィンテージ感覚が逆にいまの時代においては新鮮さを感じさせる楽曲が並ぶ。
ダンス・ミュージックの良いところは、幅広い人にアプローチできるところであり、基本ピースなところであり、また、サウンドの実験場としても機能するところ。海の向こうは、いよいよダンスの夏を前に準備万端といった感じだけれど、日本はどうなるのでしょうか。先週末、ぼくは京都のイーノ展を観にいって、稲岡健とオキヒデ君と文字通り浴びるように呑んだ翌日、静岡に寄って、小さなクラブ〈Rajishan〉にて、CMTほか地元のDJたちがかけるハウスやテクノでダンスしました。当たり前だけど、音を身体に感じながら踊るって、いくつになっても楽しいよね。
Ron Trent presents WARM - What Do The Stars Say To You Night Time Stories /ビート

シティ・ポップが世界で大流行だって? いい加減なことを書いてしまう人がいるものだ。南米やアフリカのクラブでも、日本の70年代末〜80年代のポップスが種々雑多にかかっているならそう言えるだろうけど。つまりレゲトンやダンスホールのように、アマピアノのように。ぼくが知る限りでは、世界で大流行する音楽はだいたいダンス・ミュージックだ。ハウス・ミュージックは、そういう意味では30年前に世界で大流行した音楽のひとつで、いまでもこの音楽は老若男女問わずに踊らせてくれる。
ロン・トレントは、1980年代なかばの彼が10代のときに作ったデビュー曲によって一世を風靡し、1990年代のシカゴ・ディープ・ハウスのもっとも輝かしい存在として影響力をほこったDJ/プロデューサーだ。トレントのような人は、ダンスフロアが歓喜の場であり、同時に魂を洗浄する場であることにも自覚的だった(彼の伝説的なレーベル名は〈処方箋〉=〈Prescription〉という)。ほとんど外れ無しだった彼が90年代に残した音楽は、いまでもその深さを失っていないが、トレントは年を重ねるなかで、柔軟に変化を受け入れて彼の音楽に磨きをかけている。
今年49歳のベテラン・ハウス・プロデューサーの新作には、共演者として(驚くべきことに!)ヒューストン出身のクルアンビンがいる。そして、79歳のフランス人ヴァイオリニストのジャン=リュック・ポンティ、66歳のイタリア人ジジ・マシン、ブラジリアン・ジャズ・ファンクの大御所、アジムスのリズム隊=アレックス・マリェイロス(ベース)とイヴァン・コンチ(ドラム)がいる。トレントはこうした豪華ゲスト陣を的確な起用法をもってフィーチャーし、スムーズで快適なアルバムに仕上げている。大人のハウス・ミュージックだが、この音楽の奥深さに興味のある若い世代にも聴いて欲しい。
Joy Orbison - Pinky Ring / Red Velve7 XL Recordings

昨年アルバムを出したUKベース世代の人気DJによるキラー・チューン。いや〜、カッコいいです。もうすぐ限定で10インチも出るそうで、君がDJならゲットしよう!
Various Artists - The Assurance Compilation

AmapianoAfrobeatHouseTechnoBaile FunkGqom
ベルリン在住のDJ、Jubaは欧米以外の国々で活動する女性DJの音源をコンパイルしてリリースした。ベトナム出身DJ/プロデューサーのMaggie Tra、ブラジル出身プロデューサーのBadsista、南アフリカ出身DJ/プロデューサーのDJ IV、台北出身のSonia Calico、ナミビア共和国出身のGina Jeanzなどなどによるマルチ・カルチュアラルなコンピレーションで、なおかつ女性アーティスト限定。これもまた、ブラック・ライヴズ・マター(創始者の金のスキャンダルには失望したが、しかしそれ)を引き金とした、ポスト植民地主義時代の大きな波(ムーヴメント)に乗って生まれた作品と言える。
Phelimuncasi - Ama Gogela Nyege Nyege Tape

南アフリカのゴム3人衆。DJ MP3、DJ Scoturnといった以前からの仲間のほか、韓国のIDMアーティスト、 NET GALA。ダーバンのDJ Nhlekzinらも曲を提供している。激しいことこのうえないが、DJ MP3によるドローンの“uLalalen”には至福の境地が、NET GALAによる“ Dlala Ngesinqa”ではゲットーテック、DJ Scoturnによる“Maka Nana”ではヒプノティックなアフロ・ハウス……といった具合に、じつにヴァラエティー豊かな内容になっている。4つ打ちのキックドラムが入る“Kolamula Ukusa”も推進力がある曲で、ウガンダのアンダーグラウンド・シーンの勢いと濃密さをしたたかに感じる。ドミューンでイーノについて喋った翌日、浅沼優子とそこそこ呑んで、ネゲネゲ・フェス体験談を聞かされたばかりなんで、とくに。
Slikback - 22122

ケニアのクラブ・カルチャーにおける実験精神を負っているひとり、スライクバックによる最新作で、bandcampからは定価無しでゲットできる。なので、この機会にぜひ聴いて欲しい。彼のユニークな音楽の背後には、いろんなもの(テクノ、ノイズ、Gqom、グライム等々)があるのだろうけれど、咀嚼され、はき出されるサウンドはきわめて因習打破的だ。君が好む好まざるとに関わらず、彼のようなサウンドの挑戦者がいるからこそクラブ・カルチャーは風俗にならず、文化としての強度を保っているということもどうか忘れずに。
Dopplereffekt - Neurotelepathy Leisure Systems

ドレクシア(最近弟がWavejumpers名義でシングル出しました)のオリジナル・メンバーだったジェラルド・ドナルドによるプロジェクトとはいえ、ドップラーエフェクトはデトロイト・エレクトロにおける異端だ。黒人男性と白人女性によるデュオによる電子音楽という点では、ハイプ・ウィリアムスの先達でもあるのだが、そのコンセプチュアルな作風においても先を行っていた。ただし彼らは少し風変わりで、ある種病的なテーマ(ファシズム、エロス、科学者、遺伝子学等々)を扱いつつ、それらはつねに冷酷なマシン・サウンドによって形作られている。新作においても、その美学が1995年からブレていないことが確認できるだろう。ドップラーエフェクトは非人間性=機械のなかにエロティシズムを見いだし、人工物と人間との融合を夢みているかのようだ。ドレクシアの感情をかき立てる激しさとは対極の、人気のない病院のような、静的でひんやりとした感触が広がっている。
Compuma - A View Something About

日本からは、欧米の物まねではない独自のセンスを持ったおもしろい表現者がポツポツと生まれるわけで、最近でいえば食品まつりなんかがそう。で、Compumaもまた、オリジナリティを持ったDJ/プロデューサーのひとりだ。食品まつりは、いちぶの欧米人から見ると横尾忠則のナンセンスなサイケデリアを彷彿させるそうだが、それに倣って言えば、Compumaは(京都のお茶の老舗店からCDを出しているし)千利休のダブ・ヴァージョンだ……というのは冗談です。が、彼には独特のダブ・センスがあって、それは派手にかまさないからこそにじみ出る魅力を持っている。その抽象化された音像と間の取り方は、じつに独特だ。
Compumaのソロ・アルバム『A View』は、アンビエント、フィールド・レコーディング、ダブ、シンセサイザー音楽、エレクトロ、そういったものからヒントを得て作られた立体的かつ空間的な音楽で、題名が示すようにサウンドスケープ(音で描く風景)作品とも言えるのだろう。山っ気やエキセントリックな要素はまったくない。その代わりここには、強固な意志によって創出された「ゆるさ」というものがある。Compumaは息苦しいこの時代のなかで、みごとなシェルターを立ち上げているように見える。音素材自体は演劇のために制作されたものだという話だが、そうした予備知識を抜きに聴いてぜんぜん楽しめるし、さすがベテラン、抽象的であるがゆえになんど聴いても飽きない。
Overmono - Cash Romantic XL Recordings

とりたてて目新しくはない、でも、とにかくカッコいい。こういうトラックを聴くとオーヴァーモノがUKのダンス・シーンで幅広く支持されているのが理解できる。ミニマルなテクノにソウルフルなヴォーカルが若々しい感性によってミックスされる。いかにもUKらしいトラックというか、君がDJでテクノが好きなら、フロアの熱を上げたいとき、これをスピンすれば間違いないよ。
Petronn Sphene - Exit The Species

以前紹介した衝撃のジ・エフェメロン・ループの変名によるなかばガバの入ったハードコア・レイヴ・アルバム。日本は、梅雨が終われば参院選かぁ。サマー・オブ・ヘイトにならなければいいけれど……。とまれ。この音楽、ダンスフロア向きかどうかは議論の余地がありますが、ライヴハウスで暴れたい人にはコレでしょう。
今年の夏はダンスの夏になる……だろうと、勝手に思ってました。いや、本当になるんじゃないかな。渋谷のContactも夏までは営業しているようだし、どうか、コロナの影響も最小限に、ダンスの夏になりますように。

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6/10(金)
松果体
-shoukatai-
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Open 10PM
¥2000 Under 23 / Before 11PM / Early Bird / GH G Members ¥2500 Advance / GH S Members ¥3000 GH Members ¥3500 Door
――――――――――
Studio:
Function (Infrastructure | Tresor | US)
DJ SODEYAMA (Dynamic Reflection)
Ree.K (Hypnodisk)
tec (松果体)
AIIA (松果体)
UG (松果体)
Contact:
BOW x SISINOBU (ZUNDOKO DISCO)
YAMARCHY (DISKO KLUBB)
PortaL (soundgram | スミス)
Yo Nishijima
discopants (Mo’House)
[Food]
よしこ☆座
銘酒Bar 青提灯
――――――――――
『テクノ・プレイグラウンドの帰結と解放』
2020年にUG、AllA、tecの3人でスタートしたパーティー・松果体。ナイトカルチャーに精通した銘々が贈るまたとない夜は、テクノをトリガーにプレイグラウンドの感情を解放し享楽の辺境を切り開く。UGが生み出す緩急の波長、AllAの多彩で官能的な表象、tecによる奥行きのある習熟したプレイの融合から放たれる熱気はフロアにひしめくユースからフリークスまでを無限に誘い込み、新しいアンダーグラウンドのありかと特異的な可能性を真摯に示している。個性が光る3人のレジデントによって築き上げられた空間に投影されるのは、アーティスト・オーディエンス全方位から湧き出る創造性とユートピアへのエネルギー。そこに緻密にキュレーションされたゲストDJ・VJが加わり、松果体の描く音楽とイメージの究極な紡ぎはシーンの深奥にも向けて潜行する。
平日開催にも問わず実直な音で盛況を博してきたパーティー・松果体の記念すべき週末回は、彼らのホームであり文化的背景を支えたプレイグランドであるContactが舞台だ。刻々とクロージングへのカウンドダウンが近づく名残惜しい一夜を彩るのは、Contactの幕開けにも出演したUSのアンダーグラウンド・テクノからの巧手 ・Function。Studio Xでは松果体のレジデントDJたちをはじめ、野外レイヴからフロアの内在的な意識までトランシーに変革をもたらすRee.K、ワールドワイドで豊かなアプローチを見せるDJ SODEYAMAがテクノという独創的なる領域を探索していく。
ContactフロアにはZUNDOKO DISCOとして各地のパーティーで名を馳せるBOW × SISINOBU、松果体とも深い所縁のあるYAMARCHY、UKのダンスミュージックに造詣の深い中野スミスの主・PotaLといった腕利きたちに、幅広くインスピレーションを展開する若手アクトのYo Nishijimaやdiscopantsが集結し、コミュニティやジャンルの垣根を超えて感性を刺激し合う。また、神宮前Bonoboへのフード提供に定評のあるよしこ★座のフードとChillout酒場~常夏~で日本酒のセレクトを務める銘酒Bar 青提灯がFoyerに出店。これまで幾多の宴と創造の場を捉えてきた松果体が魅せる現Contactでの総決算、プレイグラウンドから溢れ出る至高の音楽体験に触れることができるだろう。
< Function at Katharsis 2019 >
https://www.youtube.com/watch?v=hpieR4zFL1o&feature=emb_title
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6/11(土)
MAD MAGIC ORCHESTRA
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Open 10PM
¥2000 Under 23 / Before 11PM ¥2500 Advance ¥3500 Door
――――――――――
Studio:
TAKKYU ISHINO (電気グルーヴ)
JUN INAGAWA
Licaxxx
Rave Racers
Giorgio Blaise Givnn
Contact:
OKAMOTOREIJI (OKAMOTO’S)
KenKen (BASS HERO)
DJ DISK
Yohji Igarashi
SITE (Ghettohollywood)
AROW
W.A.S.P
ISLND (sound sports)
TAKUMI (sabukaru online)
Foyer:
JUMADIBA- Live
ZOMBIE-CHANG -Live
鋭児 × DIGITAL SAUNA KIDS -Jam set
Ryota, SAMO (FULLHOUSE)
Soya Ito
拳
Anan Kaminaka
fuckingshun
――――――――――
昨年10月、JUN INAGAWAのガイドで開催されたYAGI EXHIBITIONのスペシャル回YAGI MAGIC ORCHESTRAは、JUN INAGAWAにしか創り得ない未知の仮想空間で、オーディエンスに感動と驚愕をもたらした。バースデイバッシュとなる今回は昨年からJUN INAGAWA主導で始まったパーティーmad magic orchestra の名を冠し、理想の全てを具現化するような、あまりにも空想的なラインナップが揃った。
JUN INAGAWAは、兼ねてからフェイバリットアーティストに石野卓球および、電気グルーヴの名前をあげている。初となる今回の同フロアでの共演は、JUN INAGAWAファンとしても待望であり、この日のJUN INAGAWAのエナジーの膨張いは期待せざるを得ない。テンションの水先案内人に信頼のLicaxxx、さらに熱狂請負クルーRave Racersや、Giorgio Blaise Givnnなど狂騒の夜は息つく暇はない。
Contactフロアにも各界のファンタスティックなアーティストが溢れており、YAGI EXHIBITIONの主催でJUN INAGAWAの盟友オカモトレイジや、幾度となくセッションしてきたベース界の頂点KenKen、兼ねてから親交が深いDJ DISK、Yohji Igarashiや、映像作家であり漫画家で“少年インザフッド“原作のSITEなど、一捻りある豪華なラインナップがタイムテーブルを窮屈に埋める。さらに、Foyerフロアでは、JUMADIBA、ZOMBIE-CHANGのライヴが決行、ファンクロックの新解釈バンド鋭児と、謎多きDIGITAL SAUNA KIDSがジャムセッションを繰り広げるなど、理想の実現は限界にまで極まる。そして今回も、サービス精神旺盛のJUN INAGAWAから、シークレットゲストも用意されている。
JUN INAGAWAが愛するアーティスト/友人総出で盛大に祝われる狂騒の生誕祭。閉業まで3ヶ月と迫るContactで、石野卓球擁する練達ファンと、渋谷を根城にするMAD MAGIC ORCHESTRA が渾然一体に交わる、非現実の夜の幕が開ける。
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6/12(日)
SUNDAY AFTERNOON
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Open 6PM - Close 11PM
¥1000 Under 23 ¥1500 Door
◎中学生以下入場無料 (※保護者同伴のみ)
◎Free entrance for junior high school students and below (*with the supervision of a legal guardian)
――――――――――
Contact:
Toshiyuki Goto
Foyer: -Tokyo Record Show-
Rawmen Records
レコードサンノワ
Kenji Hasegawa
G.O.N. BTT
[Food]
takobar
――――――――――
『多幸感溢れるフロアと自由な空間が楽しめるパーティ』
ニューヨーク仕込みのToshiyuki Gotoが、人と人とのエネルギーを大切にし、人種や性別を超え、ハウスミュージックを中心に20年間続けているこのパーティで、ジャンルに囚われることなくファンキーでエモーショナルな5時間エクスクルーシブセットを披露する。
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6/14(火)
TOTEM TRAXX presents
MEiYOU
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Open 8PM - Close 3AM
¥1000 Under 23 ¥2000 Door
――――――――――
Contact:
EKI-ONEIR-0 (TOTEM TRAXX) -Live
DIGITALBLOCK DJS (DAIJIRO & CHOKO)
Ko Umehara (Komabano Oscillation Lab. | contatto)
Kojiro (Re:birth Festival)
DJ EMIRI (Zenon Records | LIBERO)
with
DO SHOCK BOOZE (TOTEM TRAXX | Kneaded Pains | MEiYOU)
TARZAN (山川DC | NEWTONE | MEiYOU)
[Visual]
DOT TV
produced by TOTEM TRAXX
https://totemtraxx.com
――――――――――
『MEiYOU史上もっとも遠いポイントへと向かう旅』
ハードテクノ/トランスとトライバルサウンドの混合と、それがもたらす暖色の高揚感を追求してきたMEiYOU。コンセプトに沿いながら、徹底した出音主義と技術主義、そして何よりも精神の越境を目指したキュレーションは、ハードかつディープでありながらも一種の愛嬌をともなう独自の空間を描いてきた。今回は、その総決算とも言えるような、平日とは思えないほどの強力なラインナップで、MEiYOUおよび、レーベル〈TOTEM TRAXX〉のポテンシャルを完全解放させる。
香港を拠点に活動する電子音楽家Dyedと、イギリス出身のサイケデリックトランスのプロデューサー Sinister DexterによるサイケライヴユニットEKI-ONEIR-0は、数々の野外フェスや大型トランスイベントのピークタイムを任されてきた。〈TOTEM TRAX〉のコンピレーションに提供されたトラック「Runner 22」でも、エレクトロニクスが三次元的に飛び交うトリッピーな音像が繰り広げられている。スタート時からMEiYOUをサポートしてきたDAIJIROは、今回、自身のアンダーグラウンドパーティDIGITALBLOCKのクルー、CHOKOとのユニットでの登壇が決まっている。さらに、ハイデジタルかつフィジカルな構築で、現行サイトランスシーンで際立つDJ EMIRIや、深化の止まることを知らない孤高Ko Umehara、特異なトラックをグルーヴで飼いならすKojiro、そして、MEiYOUクルーで山川ダンスサークルの主催者TARZANの帰還など、シーンの中で傑出したタレントが1フロアで交わる。
MEiYOUのプライオリティの高さを支えているのは主催DO SHOCK BOOZEであることは紛れもなく、有機的な素材でビルドさせる巨大な音楽建築は、毎度のようにオーディエンスをその日の最高到達点へと導いてきた。今回のラインナップとの音楽交換と競うような高め合い、臨海を臨む未体験への旅を期待せずにはいられない。ストイックに終夜踊り明かす解放の祝祭、DO SHOCK BOOZEのバースデイバッシュが出音全開でスタートだ。
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6/15(水)
DONUTS DISCO DELUXE
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Open 7PM - Close 11PM
¥1000 Under 23 ¥1500 Advance ¥2000 Door
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Contact:
京浜電子 (スチャダラANI、SEX山口)
酒井尚子×KASHIF×AFRA -Live
ロボ宙
AFRA
[Food]
Spam Tact.
[Record Shop]
珍盤亭商店
[シルクライブプリント]
P.T.A
[Flea Market]
Always Fresh
Omiyage
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『ブロックパーティスタイルを現代に蘇らせる』
スチャダラパーANI、ロボ宙、ヒューマンビートボクサーのAFRAからなるユニットDONUTS DISCO DELUXE。70年代当時ブロンクスで行われていた野外パーティ“ブロックパーティ”のライヴ感や熱量を現代にアップデートしてきた。フジロックなどの野外フェスから日本独自のブロックパーティである盆踊り迄、音が鳴らせる場所なら何処へでもヒップホップ、ソウル、ファンク、ディスコを軸に、DJ/MC/ヒューマンビートボクサーと3人3様の芸当を畳みかけるように繰り出すそのスタイルは、音楽やパーティ本来の楽しさを教えてくれると共に、他にはない独自のパーティ感を作り出している。毎回のスペシャルゲストもさることながら、レギュラーで出店するフード/レコード店/オリジナルドーナツ盤のダイレクトカッティング/シルクライヴプリント/アーティストによるレアなグッズ販売店などなど、充実したポップアップもゆっくりと楽しめる。平日の終電までの面白空間で遊び尽くそう!
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6/16(木)
Mural
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Open 9PM
¥1500 Under 23 ¥2000 Door
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Contact:
IORI (Galaxy)
naovillan
Aiku
黒瀧
鏡民
Kai & Luca
[VJ]
Ryo Simon
SUZU
Kazufusa Shibuya
Foyer:
さらさ -Live
reina + VivaOla + Sagiri Sól + Wez Atlas -Live
Raylowgh Anno -Live
null spa -Live
Sakepnk -Live
shajka jo
anayama
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『Session』
新鋭のアーティストや芸術家との共創により、新たな文化を構築し、独自のコミュニティ形成に焦点を当てるMuralが3ヶ月ぶりにパーティを開催。ContactフロアはGALAXYのIORIに加え、様々なフィールドにて独自のアウトプットで音楽表現の幅を広げるDJ陣が登場。Foyerはw.a.uのオーガナイズにより、さらさやVivaola、Sagiri SólにWez Atlasといった熱がこもりながらも落ち着いたサウンドに心酔する夢のラインナップが実現。二つのフロアから鳴り響く不協和な音の豊かさを嗜みながら、個のエネルギーがぶつかる独特なコミュニティをこのSessionにて体感してほしい。
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6/16(金)
Music Of Many Colours
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Open 10PM
¥1000 Under 23 / Before 11PM ¥1500 GH G Members ¥2000 GH S Members ¥2500 FB Discount ¥3000 Door
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Studio:
Dazzle Drums (Block Party | Green Parrot Recording)
KENGO (Block Party | NO HOUSE?)
SHOWHEY
HEAVEN
-Dancer's Showcase-
サーモンベイビー
OVERSTEP CREW
-Dancer's Session-
Nas (pastéporno)
KYO (VIBEPAK)
Jona (Yaωaraka)
翼 (BOOCOLORS | Beng Teng Funky Works)
ttr (VIBEPAK, IRI)
Jasmine (Mnchr-m)
点火 (SHINKIRO | チオバチルス)
Yoshiki (BetRay | Rurarhythm | south funk BLVD.)
AITO (dip BATTLES)
-Floor Creation Dancers-
NAOKI (至芸)
Omichi (TERM-INAL)
TAIHEI (TERM-INAL)
Joki (The Musasabi & D.A.O.)
KEIN
MIKIPAN (KAH | Le’a hula◎)
Karim
Shiho
Arisa
yuri in da house
seiya (Forte)
ねぎ。
haruki (AntiploT)
Rey (Bounce Back)
[Lighting]
Machida (LSW)
Contact:
DJ KOCO a.k.a. SHIMOKITA
YO.AN (HOLE AND HOLLAND)
DJ SHIKISAI (Diesel Disco Club)
AIKO INOUE
Phenol (RICEBALL | yygcru)
Foyer:
Max Essa
MagRena
Kabe
-Dancer's Showcase-
Double Dancer SalaryManz
ayu+Jennifer
Sturm
[Record Shop]
TURNTABLE
[Photo]
KEEE
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『DJとダンサー達、個々の表現が混ざり刺激し合うパーティ』
Dazzle Drumsが主催する、ハウス・ミュージックを軸にDJとダンサーがそれぞれの個性を表現し合うパーティ、Music Of Many Colours。2017年からコロナ禍においても立ち止まることなく開催を続けてきたが、第16回目のこの日がContactでの最後の開催となる。
今回は驚異的なスキルと選曲で全ての聴衆に「DJを聴く楽しさ」を伝える唯一無二の存在、DJ KOCO a.k.a. SHIMOKITAを招聘。その圧倒的なパフォーマンスを少しでも近くで体感してもらいたく、あえてContactフロアでの出演となる。また、アンダーグラウンドの質感を含ませた幅広い選曲で多くのDJの信頼を寄せるYO.AN (HOLE AND HOLLAND)、エナジー溢れるハウスやディスコを軸に高揚感を作り出すDJ SHIKISAI、明快なハウスサウンドをポジティブなグルーヴで提供するAIKO INOUEをContactフロアのゲストに迎え、レギュラーDJ Phenolが着地を演出する。
Foyerには90年代から活躍し現在は日本のバレアリック・ディスコを牽引するMax Essaや、ハウスを軸にしつつも耳に残る個性的なチョイスが魅力のユニットMagRena、テクノポップ/ニューウェイヴなどハウスの枠を超えたイノセンスなグルーブが魅力なKabeをゲストDJに迎える。昨年よりFoyerにおいてもshowcaseの取り入れといった新たなコンテンツを実施。Studio Xのダンスコンテンツとは一味違ったステージ上でのshowcaseをご覧いただきたい。showcaseには普段から本partyを彩るダンサー達が出演する。partyを知る彼等ならではの雰囲気に注目である。
Studio XはMusic Of Many ColoursのレギュラーDJ、Dazzle Drums、KENGO、SHOWHEY、HEAVENがハウスを中心に多彩なジャンルで一晩を構成。そして、Dazzle Drumsとダンサーが即興で作り上げる濃密なDancer’s Sessionは、今後の日本のダンスシーンの肝となるような若手ダンサーや、ダンスシーンをカルチャーとして更に成熟させていくセンスとパッションを持つ中堅ダンサーなどを盛り込み、総力戦で挑む。showcaseも、これまでもpartyに関わってくれたキャストが、形を変えて、ステージを彩る。またこのパーティが他と一線を画す大きな特徴である「有機的なダンスフロア」を彩るFLOOR CREATION DANCERSとMachidaのLightingにも注目して欲しい。
東京のローカルシーンと密接に交流し、最先端とオールドスクール/インプットとアウトプットが混ざり合い色彩強度が増幅してゆく、そんな唯一無二のダンスフロア作り上げてきたMusic Of Many Colours。一つの集大成ともいえるこの夜開催を一人でも多くの人に体験していただきたい。
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6/17(土)
Sustain-Release presents
'S-R Tokyo 2.0' day 1
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Open 10PM
¥2500 Under 23 / Before 11PM ¥3250 Advance ¥4000 GH Members / w/ Flyer ¥4500 Door ¥5000 2Day Pass Ticket
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Studio:
Aurora Halal (NY)
Huerco S. (KC)
食品まつり a.k.a Foodman -Live
Lil Mofo
Contact:
Kush Jones (NY)
YELLOWUHURU
DJ Trystero
Kotsu
Foyer:
Hibi Bliss
suimin
k_yam
Loci + sudden star
T5UMUT5UMU
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6/18(日)
Sustain-Release presents
'S-R Tokyo 2.0' day 2
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Open 4PM - Close 11PM
¥2000 Under 23 / Before 5PM ¥2250 Advance ¥2500 GH Members / w/ Flyer ¥3000 Door ¥5000 2Day Pass Ticket
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Studio:
Hashman Deejay & PLO Man (VBC | BE)
Contact:
Mari Sakurai
ΛSYL
DJ Healthy
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『現行NYブルックリンで最前線のレイヴパーティSustain-ReleaseのサテライトイベントがS-R Tokyo 2.0として約2年半の時を経てContact Tokyoのクロージング前に帰還!!』
前回開催2020年1月末の数週間後から世界は終わりの見えないパンデミックの渦中へ入っていく。
人を集めることで意義を為すレイヴやダンス・ミュージックシーンはその価値のあり方の再考を余儀なくされている。もちろんこの状況にならなければ出てこないような素晴らしいアイデアでコミュニティーとの関係性を継続する多大な努力やサポートが見られたのも事実である。
S-R Tokyoのテーマでもある、”閉塞的な世の中で、NYと東京、2つの都市を結ぶアンダーグラウンド・シーンのつながりを重視し、東京でいま新たな音楽体験ができるエクスチェンジ企画”というものは物理的には閉ざされてしまう。
その間にもBlack Lives Matter、アメリカ大統領選挙、入国管理局問題、戦争、社会が抱えている問題が浮き彫りになる出来事が際限なく起きている。そしてアンダーグラウンド・シーンはこれらの問題に真っ向から向き合い、屈折することなく、新たなアーティストやアイディアに焦点を当てるチャンスとして捉えた。集まることが困難になり一人の時間が増えたことから、アンビエント・ミュージックの意義は再び更新され、これまで重視されなかったマイノリティのアーティストはたくさんの自主リリースなどを経てやっと注目を浴びることとなった。これらの新しい動きは次の世代のプロデューサーやDJへの刺激となり、ついに世界中のダンスフロアへと広まりつつある。
この約2年半、あらゆるチャンスを探索し続けてきたが、困難が続いている。それでも信じ続け、万感の思いを秘めて、2022年6月S-Rクルーにとって、特別な場所である東京と遂に再会を果たす。
この閉塞的な世の中で、NYと東京、2つの都市を結ぶアンダーグラウンド・シーンのつながりを重視し、東京でいま新たなダンスパーティを体験できるエクスチェンジ企画!!2014年にスタートしたSustain-Release(サステイン・リリース)は、NYCの北部アップステートのキャンプ場を舞台に、ブルックリンのローカルDJがラインナップされたNYで唯一無二のレイヴパーティ。毎年、ゲストにはインターナショナルに活躍するDVS1、DJ Stingrey、DJ Sprinkles、Lena Willikens、Kassem Mosse、Legowelt、Josey Rebelle、Courtesy、Batu、Jane Fitz、CCL、Eris Drew & Octo Octaなどのアーティスト、日本勢にはDJ Nobu、Wata Igarashi、 Powder、Chris SSGなどのアーティストをSustain-Releaseならではの審美眼でセレクトしてきた。オーガナイザーは、ブルックリンを拠点に世界で活躍するDJ/プロデューサーのAurora Halal。今年で8年目を迎えるSustain-Releaseは、RA 月間 Festivals TOP10で4年連続1位を獲得するほど高く評価されている。さらに、暴力や差別、不快な行為を一切禁止し、オーディエンスとともに作り上げるセーフティな空間も人気の理由なのだろう。その環境を守るがゆえに、パーティへの参加は完全招待制、チケットは1000人限定という制限を設けながらも発売と同時に秒殺でソールドアウトする、スペシャルなレイヴができあがった。
S-R Tokyo 2.0のメインフロアオープニングには、ロンドン在住経験を持ち、OpenやGrassroots、リアルな東京アンダーグラウンドベニューからBerlin AtonalやNYのパーティまでインターナショナルに活躍するLil Mofoで幕を開ける。次に登場するのは昨年、〈Hyperdub〉、〈Will records〉からリリースした、もはや説明無用のトラックメーカーFoodmanが予測不能なライヴセットでフロアを狂気の渦に巻き込む。4年ぶりの来日、日本でも圧倒的な人気を誇り、NYはAnthony NaplesとDJ’Jの〈Incienso records〉からのリリース「Plonk」も大絶賛、そのサウンドは止まることなく進化し続ける主宰Huerco S.が待望の凱旋。そしてクロージングにはSustain-Release主宰、Aurora Halalが堂々のロングセットで締めくくる。Contactフロアでは、NYのAceMo、Moma Ready、 DJ Swishaと共に現行のシーンをリードする超新星Kush Jonesが初来日を果たす。シカゴ・フットワーク、ジャージー・クラブといったサウンドをネクストレベルまで進化させたいまのUSベースミュージックで土曜日のContactフロアを締め括る。日本各所を飛び回り、下北沢の新ベニューSpreadのプロデュースや〈FLATTOP〉主宰YELLOWUHURUがサイケデリックなハウスセットを繰り広げる。そしてNYのSustain-Releaseにも出演し、名門レーベル〈The Trillogy Tapes〉からもリリースするDJ Trysteroが去年に引き続き登場。日本を代表するクルーとなったCYKから、独自の視点でクラブシーンに新しい価値観を吹き込むキーパーソンKotsuがオープニングを務める。サード・フロアであるFoyerでは、日本のクラブシーンでもより自由な感覚を持ち、独自な手法で国内外への繋がりを展開しているDJ陣をラインナップ。まずは、NYに滞在し、Brooklynの〈Loveless Records〉、中国の〈FunctionLab〉や 数々のセルフリリースを重ね、テクノからジャングル、ブレークビーツまでの要素を融合させたスタイルを追求する T5UMUT5UMU。人間性豊かな環境をクラブカルチャーに取り入れるべくという重要なコンセプトを元に活動する東京拠点のクルーetherの共同オーガナイザー、Loci + sudden star。アンダーグラウンドベニューを中心にしっかりとしたハウス マナーで魅了するDJ/トラックメーカーのK-yam。多国籍なジャンルを自在にコントロールし、特異なグルーヴを作り上げるsuimin、LGBTQコミュニティーにも深い繋がりを持ち、K-ポップ、ラップ、 R&B、ダンスホール、ハウス、UKサウンドなどのジャン ルを自在にブレンドするHibi Blissが登場する。
今年のS-R Tokyo 2.0は二日間の開催となるが、日曜日のアフタヌーンパーティのメインフロアには、NYのSustain Releaseでの約9時間にもおよぶ伝説的なクロージングセットやNYのMister Saturdaysが運営するクラブNowadaysでのオールナイトセットなどロングセットを真骨頂とする、レーベル〈Acting Press〉主宰、謎めいたDJ/プロデューサーPLO ManとカナダはVancouverのレーベル〈Mood Hut〉からHashman DeejayがB2Bオールデイロングセットを披露。
Contact Floorでは、S-R Tokyoシリーズの陰の立役者、Aurora HalalやDJ Pythonの初来日公演などNYと東京のシーンを密に繋げてきたDJ Healthyがオープニングを務める。NY在住経験があり、野外レイヴ「Rural」への出演や、数々の海外アーティストと共演してきた、ディープなグルーヴを丁寧なミックスで紡ぐASYLが二番手で登場。そして、クロージングは、Sustain Releaseとも共通するコンセプト"すべての人が安心してオープンに楽しめる空間"を掲げ、あらゆるセクシャリティを歓迎するレイヴSLICK主宰、止まることのない活躍を見せるMari Sakuraiが担当する。
また会場では、去年に引き続き、これまで幾度もSustain Releaseのマーチャンタイズを手がけ、不定期に販売されるブートアイテムが毎回即完売するなどカルト的な支持を集めるNYのプリントマスターズBOOT BOYZ BIZと、”ラブ コンテンポラリー テクノ”を社訓に世界から注目を集める刺繍カルテル 葵産業のクロスオーバーによって作られるマーチャンタイズを販売。
こちらも去年に引き続き新鋭ネオンアーティストのWakuが手がけるネオンが展示されるなど、今回のS-R Tokyo 2.0も深い繋がりを元に、東京でしか起こりえないスペシャルな一夜となるだろう。
< Aurora Halal - EOS-01 Tape >
https://soundcloud.com/itsallhalal/aurora-halal-eos-01-tape
< Huerco S. & DJ Healthy @ Public Records, NYC >
https://soundcloud.com/huerco_s/sets/hs-dj-healthy-public-records
< Dekmantel Podcast 344 - Kush Jones >
https://soundcloud.com/dkmntl/dekmantel-podcast-344-kush-jones
< OPEN PORT CLUB Mix Series – Hashman Deejay >
https://soundcloud.com/openportclub/hashman-deejay
< BIS Radio Show #956 with PLO Man >
https://soundcloud.com/timsweeney/ploman
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6/21(火)
Radium
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Open 9PM
¥2000 Door
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Contact:
CD HATA (Dachambo)
Mars89
テンテンコ -Live
EVE (VIXLATIXN | TRAPEZE)
Crazy Neo (White Space Lab Records)
Foyer:
Tomorrow Joe
M.Hopkins
Umasync
A.Y.A
Ariaray
Hackmarkt (Vertigo | Vespa)
上-JYOUGE-下 -Live
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『卓越した電子音楽家による超感覚的テクノパーティ』
電子音楽の強者による、超感覚的テクノパーティRadium。円山町White Space Labの親方で、音響機器を愛するCRAZY NEOのキュレーションにより集った、精巧ながらも直感的かつ本能的なエレクトロニックミュージックの猛者が2フロアに渡って夜の火を燃やす。
この日は、サイケデリックジャムバンドDachamboのシンサイザーで、Ableton Meetup Tokyoを運営する電子音マエストロのテクノ名義CD HATAや、5月6日に、アテネのテクノ/エクスペリメンタルに特化したレーベル〈Bedouin Records〉からリリースされたファーストアルバム「Visions」の中で、サスピシャスなサウンドスケープに、ダビーな音像や特殊なリズムが幅広い遠近を描き、比類ない作品を生み出したMars89と、先日、ドイツの名門〈COULDN’T CARE MORE〉レーベルからのEP「The Soft Cave」を発表したテンテンコなど、エキセントリックで興味深いマッチングが実現した。〈BLACK SMOKER RECORDS〉から良作をリリースするZVIZMOや、TYO GQOMのKΣITOとの“幡ヶ谷ちっちゃいものクラブ”といった興味深いユニットとしても知られる電子音楽家テンテンコは、新作の中で、ロウファイなキックとノスタルジックなシンセシスがうむ、不思議な感情と感覚を呼び覚ます、特異なサイケデリアを創造している。さらに、〈PURE HATE〉のレジデントINSECTや、〈SCTR〉〈Expel Your Demons〉等名門からリリースを重ねるRZVXも楽曲を提供する、注目の国産ハードテクノレーベル/パーティ〈VIXLATIXN〉を共同主催するEVEの参戦でビリビリとしたフロアは、ついに危険水域へと突入する。
この日は、Foyerフロアでも、楽器メーカーで設計に携わるUmasyncや、Ableton Meetup TokyoをサポートするHackmarkt、Tsubasa ArakawaとKai Gotoによる、実験的音楽ユニット“上-JYOUGE-下”といったマニアが集まった。加えて、ルーマニアンミニマルの系譜をいくAriarayに、Tomorrow JoeやM.Hopkinsといった優れたハウサー、4月にシングル「Sugar -Constant Duality-」をリリースしたSSWのA.Y.AがDJでラインナップ。
リスナーの音楽情報量を、これでもかと凌駕しにかかる国内最高峰の電子音楽家の共演に、自らも電子と化して踊り明かしてほしい。
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6/22(水)
MULTITUDE TOKYO
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Open 9PM
¥1000 Under 23 ¥1500 Door
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Contact:
EURLICA
Da Yama
Mr. Disco Kid
Naoki Iwata
TAT2K
Toshiaki Coyama
Yukitomo Hamasaki (mAtter)
Foyer:
Chrumi
ISSYO
miffrino × re os (Goodfellas TOKYO) -Live
Rena19
SUZU
video-kid
野葬 -Live
緑茶
[Video]
Hanako
[Photo]
Takuro Kawakami
[Food]
TACOS Shop
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『小さな箱から大きな箱のプレイヤー、カウンターカルチャーとしての音楽、癒し、熱狂、実験』
様々な文脈を経て集まった東京ローカルのDJ達が奏でる時間、多様性ではなく多勢者の音楽の編纂作業を目の当たりにさせる。
ContactフロアではmAtterを主催するYukitomo Hamasakiをピックアップ。ダブを中心にため息のでる良音世界を演出してくれる。THE GUEST HOUSE の首謀者Da yamaをはじめ、長年数々の箱でプレイ、サポートを重ねてきた信頼のToshiaki Coyama、Seoul Community Radio、Modeciでの出演と青山ZERO、渋谷KOARAでのレギュラーイベントを軸に野外での活動も広げるNIAKALAGUA EXODUSのTAT2K、〈Interflow Records〉よりシングルリリースを果たしたガラージュ、ビート、ベースを軸におくEURLICAが深夜のテンションを演出する。ディスコ、ディープハウスの安定したグルーヴに定評があるNaoki IwataはFoyerフロアから今回はContactフロアで、スローエレクトロを中心とした沼プレイを予定。
今、波に乗っているアンダーグラウンドディスコからテクノまで選曲に抜かりがないMr. Disco Kidも出演。
対してFoyerフロアは、オブスキュアでありながらダンサブルへの選曲を唯一無二のセンスでまとめるISSYO、自身のトラックもさることながらアンビエント、ミニマルなDJに定評があるChrumi、ネオソウル、デトロイト、アンビエント、ポップを縦横無尽にポエティックにプレイする緑茶、舞踊、ビートセッションと幅広く表現活動を続ける野葬。池袋と渋谷を往来し独自の東京サウンドを展開、プレイの丁寧さと選曲の独自さに定評があるRena19、 フライヤー、Tシャツデザインも手がけるマルチタレントで永遠のパダワンマインドのvideo-kidをはじめジャパニーズディスコシーンで間違いない評価を受けるSUZU、ビートライブシーンを牽引するGoodfellas Tokyoを主催のReo Matsumotoとmiffrinoのデュオも必見だ。
DJに止まらない表現活動をする多彩な色が混じり合う出演陣のパッションを目の当たりにしてほしい。
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6/24(金)
sHOWs meets OTOZURE
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Open 10PM
¥2000 Under 23 / 2000 GH G Members ¥2500 GH S Members ¥3000 Advance / GH Members / w /Flyer / FB Discount ¥3500 Door
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Studio:
THA BLUE HERB -Live
O.N.O (THA BLUE HERB) -Live
DJ QUIETSTORM
BAKU (KAIKOO)
K-BOOGIE
raudica (solfa) -Beat Live
Contact: -OTOZURE-
MUD (KANDY TOWN) -Live
Kick a Show -Live
KEI (from Smokin’ barrels)
suimin
絶超
W.A.S.P
BLABLA
MonoGoi
Foyer:
EQ -Live
MOKU -Live
THE EMPTY ORCHESTRA -Live
Pop Up Shop:
Kumbh Glass
Under the Bridge
Hon's Tacos
GINZAN COFFEE
Wisdom Tool
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『THA BLUE HERBの帰還』
昨年9月からの延期経てTHA BLUE HERBが2年6カ月ぶりの登壇が決定。
前回、THA BLUE HERBがContactのメインフロアに登場したのは、2019年12月29日で、オーディエンスはILL-BOSSTINOの言葉に呼応する熱狂と静寂をもって、THA BLUE HERBの宇宙を十分に堪能した。この年には2枚組全30曲、フィーチャリングなしのセルフタイトル・アルバム「THA BLUE HERB」を発表。翌年7月には5曲入りのアルバム「2020」をリリースしている。そして、昨年のFUJI ROCK FESTIVALの雨のステージや、結成24周年記念“24時間生配信”、2月にリリースされたO.N.O 8年振りのソロアルバム「Duskrom」の発表など、注目されるトピックでリスナーを釘付けにしてきた。
THA BLUE HERBのライヴの魅力が、O.N.Oの電子音楽科学と、DJ DYEのフロアメイクに裏付けられた、多層的なサウンドと言葉の連続によるミニマリズムから発生される途方もないサイケデリアという一面を持っているのはいうまでもない。未体験のサイエンスフィクション、意味と意味の重なりが導く言葉と音の桃源郷。THA BLUE HERBの帰還、Contactのシステムの準備が整った。さらにメインフロアには、DJ QUIETSTORM、BAKU(KAIKOO)といったトップクラスに、90年代ヒップホップ ・パーティ “CLASSICS” 主催K-BOOGIE、東京に一つのモダン・ビートミュージック・シーンを創り出したCASHYことraudicaのビートライヴなど、この夜を燃焼しようと試みる熱狂的なヘッズの欲望に十分に応えうるラインナップが固める。
Contact/Foyerフロアでは“都市に現れる異種遊戯格闘技場”OTOZUREが第九幕を迎える。2018年3月に始動しアートやカルチャーを巻き込みながらこの地下クラブの磁場を度々くるわせてきたOTOZURE。今回も、KANDY TOWNからMUD、EQ from七曲八飛、シンガーKick a Show、サイケデリックフォークバンドMOKU、BABYLON PANICらとフューチャリングをし1stシングルを昨年リリースしたTHE EMPTY ORCHESTRAのライヴ。smokin’ barrelsの片翼KEI、強烈な歪みと混沌から超感覚を魅せるsuimin、アヴァンギャルドでファンクネスなオルタナティヴ・サウンドW.A.S.P、PACK3のメンバーでラッパー/ビートメイカーBLABLA、超流動により高次元波動を解き放ち時空間と物理的能力を超越する絶超、あらゆるカルチャーから吸収した独自の感性を表現するMonoGoiといった、強力かつ高濃度のDJが名を連ねる。Foyerではガラス作品のKumbh Glassのエキシビションや、MonoGoiがUnder the Bridgeとしても古着の出展に挑戦。OTOZUREソウルフードHon's Tacosと青空コーヒースタンドからGINZAN COFFEEも出店、さらにはWisdom Toolを新たにスポンサーに迎え入れてのお祭りだ。異種配合とそこから生まれるバグの偶発性を礼賛してきたこのチームがまたしてもハードリスナーに向けた興味深いキュレーションを仕掛ける。
2019年12月29日のContact、熱狂のあとの静まり返る中、最後の楽曲「今日無事」の最中にILL-BOSSTINOがこう語っている「確信はここにあるよ。いろいろあるけどここにたどり着いた。そこを喜ぶべきだ。」我々が枯渇している音楽が注ぎ込まれる。THA BLUE HERBの帰還だ。
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6/26(日)
ONE DREAM × 443. × Life Parc.
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Open 4PM - Close 11PM
¥2000 Door
*18歳以下入場無料 (別途1Drink ¥600)
*中学生以下保護者同伴のみ入場可能 (別途1Drink ¥600)
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Studio:
K-Katsu (SOLE channel Music)
jaylen shaw
矢部ユウナ
EUREKA (Negative Cloud)
[Dance Showcase]
Koji + Kango + Hiro + WaDoo + HERO + KAZANE + KEIN + Miyu
SODEEP
Be Drunk
ONE DREAM (aki + Tomo + FUSAKO + Yoshiyuki + Mimura + KENGO)
Booo + Amichoke
Joki + Masae + Saki
Alternative + FOGLIA
Stepfunnie
Shota(WooFame | KEWL TOWN) + MUSASHI (KANSAI BAKUDAN | ray=out)
Erika × cocoro from FUK
Contact:
Remi (ROUNDHOUSE | THE OATH)
MOCA
KAJI & Ohishi (WITT)
YUKI TERADA
YAKO (FB UNDERGROUND)
Foyer: -Life Parc.-
L Evate
sat0ru
Tomoty
RYOTA
Cazi aka secondhands
Share
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6/28(火)
Captain Vinyl
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Open 7:30PM - Close 12PM
¥1000 Under 23 / Advance ¥1500 GH Members ¥2000 Door
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Contact:
DJ NORI & MURO
[Record Pop-Up Shop]
Bloody Angel
Breakwell Records
Captain Vinyl
Used Records Turntable
Oldies But Goodies Records
[Food]
マガリビ by KIDOTAMA
presented by TOKYO RECORDS
https://tokyorecords.com/
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『東京が誇る2人のトップ・ヴァイナル・ディガーを聴く平日の夜』
世界でも有数のレコード・パラダイスとして知られる東京。この街でKing Of Diggin’の異名を持つMUROと、DJ活動40年を数えるベテラン中のベテランDJ Noriの2人が、それぞれの膨大なコレクションから主に7インチを持ち寄ってプレイする。ソウル/ディスコ/ガラージ・クラシックス/ハウスに限らず、和モノやポップスなども飛び出すジャンルに縛られない自由なセレクトは、平日のカジュアルなパーティならではかもしれない。会場には毎回レコードの販売コーナーとフードコーナーが用意され、マニアから仕事帰りに一杯という人まで、音楽ファンなら誰でも大歓迎。フレンドリーで居心地のいい雰囲気が人気となり、毎回大盛況!
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6/29(木)
MOAR
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Open 9PM
¥1000 Under 23 ¥1500 Door
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Contact:
Kazuhiko (DISKO KLUBB)
HIMAWARI
Little Dead Girl
Mari Sakurai
Shinsuke Goto
Sryu
(A to Z)
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★☆★☆ 7月決定スケジュール ☆★☆★
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7/1(金)
Broad 10th Anniversary feat. Elena Colombi
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Open 10PM
¥1000 Under 23 / Before 11PM ¥2000 Early bird ¥2500 Advance / GH S Members ¥3000 FB Discount ¥3500 Door
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Studio:
Elena Colombi (Osàre! Editions | Amsterdam)
Kuniyuki -Live
Shhhhh
olevv (-Drone屋敷-)
Tatsuoki (Broad | Fukuoka)
Contact:
Qmico (QUALIA)
p.co (SEXTANS | Fukuoka)
IWAKIRI (Kumamoto)
Kai (Mural)
Luca (Mural)
[Food]
TAKOBAR
[Flyer Artwork]
蒔
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Elena Colombi
多くのDJが自由奔放なエクレクティシズムの代表格であると主張するが、実際にルールを設けず、そして習慣化されたものを打ち破るアーティストは稀有だ。Elena Colombiは幼少期からの 文化的影響をバックボーンとして様々な変化を生み出しリスナーやダンサーの感情にも影響を与える極めてユニークなものである。
ロンドンやブリュッセルなどを経て、現在はアムステルダムを拠点とする彼女は自身のレーベル〈Osàre〉の運営に焦点を当てつつも、それぞれのローカルシーンに貢献してきた。
またこのレーベルでは未来志向の実験と放棄を経て、時間やジャンルを超越した自由な風潮を押し出しているが、彼女の音楽的な志向にも適合しており、新旧の影響からくる幅広いインスピレーションを大胆に活用しており、エネルギーと感情を優先し、特に未知のアーティストに着目している。
様々なミックス、ポッドキャストを提供するほか、多岐にわたるフェスティバルへの出演やクラブでのレジデンシーなど、精力的にこなしている。
彼女のDJセットは膨大な音楽知識と環境への対応力により常に様々な表現となってフロアに投下される。
< Elena Colombi B2B Interstellar Funk | Boiler Room TEN Brussels x Listen! >
https://www.youtube.com/watch?v=xNKy5P5z_FQ&t=973s
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7/5(火)
LIVING ROOM™
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Open 8PM - Close 2AM
¥1500 Under 23 / Before 9PM / Advance ¥2000 GH Members / w/Flyer ¥2500 Door
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Studio:
Miles Word -Live
TENTENKO -Live
Olive Oil
KILLER-BONG
Himawari
DJ QUIETSTORM
and more
Foyer:
-LIVING ROOM™ Night Market-
ドミンゴ企画
Rico
Mildstyle Coffee
Wana’s Jerk Chicken
LIVING ROOM™
https://livingroom.tokyo/
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『ソファに座ってプレイする噂のパーティLIVING ROOM™』
DJ Quietstormが主催する、毎月第1火曜日のレギュラーパーティLIVING ROOM™ (https://livingroom.tokyo/)。
ヒップホップ/ハウス/ジャズに限らず、様々な手法で独自の音楽を提示し続けた真の音楽家であるDJ Quietstorm。彼だからこそ為し得ることのできる特別な一夜にはこれまでに、平日のパーティにも関わらず様々なジャンルのトップDJ/アーティストだけでなく、これからの音楽を担う若いアーティストを招き、音楽を愛する多くの人々を魅了してきた。決まりきったブースとダンスフロアの定位置をひっくり返し、DJがフロアのど真ん中のソファに座り、自由に遊ぶ来場者に囲まれDJする、革命的なニュースタイルを生んだ噂のパーティをぜひContactのStudio Xフロアで体感してみてほしい。
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7/10(日)
CRAZY BANANA presents
HO-HAI
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Open 4PM - Close 11PM
¥3000 (+1D ¥600) Advance ¥4000 (+1D ¥600) Door
※未成年の方もご入場いただけます。顔写真付き身分証明証をお持ちください。
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Studio:
-Live-
民謡クルセイダーズ
OKI DUB AINU BAND
GANGER
蟻アント & mocodanon, Kanno Anco
-DJ-
MARI (Eeeek! | Acame)
AMA UU (Eeeek!)
MagRena
Contact:
Soi48 & OMK crew
知久豊 (BALKANBEATS TOKYO)
Amemiya KSK (discos PAPKIN)
PooLSharK (越境ダンスホール)
mitokon (TYO GQOM)
TIDI
AG (Eeeek! | Crazy Banana)
Foyer:
チャーミー☆カリプソン
大石始
パラクシュ
Yasuhiro Mori
Las Tres Hijas (Llumi, Snow, pope)
DJマリアージュ
あわい (越境ダンスホール)
オクマチナツ
[Rajasthani Dance]
ASAMI INDIGO
[Food]
ラブエイジア四ツ谷 / サイババキッチンあべんべ@Cocotable
[占い]
あわい
produced by CRAZY BANANA
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ワールドミュージックで陶酔する多幸的夜祭HO-HAI。Contactでは最後となる今回、民謡クルセイダーズやOKI DUB AINU BANDなど豪華ゲスト招いてあげる大花火。日本の伝統と世界各地の音楽の魅力を、アヴァンギャルドかつディープにお送りしてきたCRAZY BANANAクルーの、総決算とも言える大祭が幕を開ける。
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7/31(日)
COSMIC FACTORY FESTIVAL
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Open 3PM - Close 11PM
¥2500 Early Bird ¥3000 Advance ¥3500 Door
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Studio:
KYRIST (UK)
-Resident-
TETSUJI TANAKA
GENDER-K
Sarina Tokihira
NATURAL VYBZ -Live
Hosted by D2
and many more
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< Shogun Sessions: Kyrist >
https://www.youtube.com/watch?v=nkc5nrnZktU
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Contact
東京都渋谷区道玄坂2-10-12 新大宗ビル4号館B2
Tel: 03-6417-8107
https://www.contacttokyo.com
※新型コロナウイルスの感染予防対策の取り組みについて
https://www.contacttokyo.com/news/27949/
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吉報到着。〈Hyperdub〉の主宰者、コード9がなんと、2015年の『Nothing』以来となるアルバムをリリースする。かれこれ7年ぶりの新作だ。その名も『Escapology』。脱出術? どうやら彼らしく、今回も非常にコンセプチュアルな作品になっている模様。最近の〈Hyperdub〉の勢いについてはこちらの対談記事をご参照ください。
Kode9
〈Hyperdub〉主宰にして、エレクトロニック・ミュージックの
最前線を常にひた走る重要人物、コード9
7年ぶりとなる待望の最新アルバム
『Escapology』を7月15日にリリース!
新曲 “Torus” が公開中!
唯一無二の存在感を放つ Burial を筆頭に、常に先鋭的エレクトロニック・ミュージック/ベース・ミュージックを発信し続けてきた〈Hyperdub〉の主宰にして、自身もアーティスト/DJ/ライターとして多岐にわたる活動を続ける重要人物、Kode9。2015年にリリースした『Nothing』以来7年ぶりとなる待望の最新アルバム『Escapology』を7月15日にリリース決定! 新曲 “Torus” を公開中。
Kode9 - Torus
https://fanlink.to/kode9torus
本プロジェクトは昨年から進行中のプロジェクト「Astro-Darien」におけるオーディオ・ドキュメントとなる作品だ。これまでの Kode9 の作品の中でも最も野心的な作品といえる『Escapology』は、〈Hyperdub〉のサブレーベル、〈Flatlines〉から10月にリリースされるソニック・フィクション『Astro-Darien』のサウンドトラックに位置付けられる作品で、『Astro-Darien』の緊張感のある世界観を高解像度な音像とアシメトリーなリズムで表現している。『Escapology』は、2021年に南ロンドンのヴェニュー、"Corsica Studios" のメインフロアで2週間にわたって行われたオーディオ・ビジュアル・インスタレーションとして、更にはピエール・アンリらが1951年に設立したパリの電子音楽に関わる研究機関 INA-ARM に招待され、フランスの偉大なる電子音楽作曲家、フランソワ・ベイルによって1974年につくられた音響システム、アクースモニウムでレコーディングされたという。ベース・ミュージック、電子音楽そしてミュージック・コンクレートなど様々な要素が入り乱れるフューチャリスティックかつプリミティヴな最高傑作が誕生! アートワークは、Kode9 の長年のコラボレーターである Lawrence Lek と Optigram が手掛けた。
待望の最新アルバム『Escapology』は7月15日にCDとデジタルで発売! CDは国内流通仕様盤で帯・解説が付属する。

label: Hyperdub / Beat Records
artist: Kode9
title: ESCAPOLOGY
release: 2022.07.15 FRI ON SALE
BEATINK.COM:
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=12848
TRACKLISTING
01. Trancestar North
02. The Break Up
03. Toxic Foam
04. Orbex
05. Angle Of Re-Entry
06. Freefall
07. In The Shadow Of Ben Hope
08. Sim-Darien
09. Cross The Gap
10. Uncoil
11. Astro-Darien
12. Lagrange Point
13. Docking
14. Torus
15. T-Divine


