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Home >  News > Bibio - ──ビビオが新作EPを緊急リリース

Bibio

Bibio

──ビビオが新作EPを緊急リリース

Apr 27,2017 UP

 ナイス・タイミングですね。5月27日・28日に開催されるTAICOCLUBへの出演が決まっているビビオが、急遽新たなEPをリリースします。昨年の『A Mineral Love』はソウルやファンクからの影響を独自に取り入れた素敵なアルバムでしたが、今度はなんとハウスです。なんでも彼は、いまのような音楽スタイルになる以前はハウス・トラックを作っていたんだそうで。きっとビビオの新たな一面が見られるEPに仕上がっていることでしょう。リリースは5月5日。なお、国内流通盤は100枚限定だそうですよ。

B I B I O
TAICOCLUB’17 出演も話題!
来日に先駆け、BIBIOが最新EP『Beyond Serious』を来週緊急リリース!
全世界1000枚、国内流通100枚限定の12”は即完必至!

人気の野外音楽フェスティバル「TAICOCLUB」への出演も発表され、初披露となるLIVEパフォーマンス決定のニュースも話題のBIBIOが、過去最高傑作の呼び声高いアルバム『A Mineral Love』、アルバムに参加したオリヴィエ・セイント・ルイスとのコラボレート作品『The Serious EP』に続く新作EP『Beyond Serious』を来週5月5日(金)にリリースすることが決定! 発表に合わせ、リード曲“Beyond My Eyes”が公開! 本EPは、全世界1000枚、国内流通100枚限定の12”ヴァイナルとデジタル配信でリリースされる。

Bibio - Beyond My Eyes
https://vimeo.com/214653200/9e4d745ed1

本作では、BIBIOことスティーヴン・ウィルキンソンが10代に熱中したという90年代中期から後期のフレンチ・ハウスにインスパイアされた楽曲を4曲収録。キャリアの原点でもあるBIBIOスタイルのハウス・トラックにオリヴィエ・セイント・ルイスの歌声がフィーチャーされている。

僕が最初にサンプラーを買ったのは1998年なんだ。とてもローファイなやつで、機能やサンプリングの可能な時間もかなり限定されていた。そのサンプラーを使って初期に作ったのは、僕が大好きだった90年代半ばから後半にかけてのフレンチ・ハウスにインスパイアされた、荒削りなハウス・トラックだったんだ。実際のところ、BIBIOとしていま知られているような様々なスタイルの音楽を作る以前は、ハウス・ミュージックを作ってたんだよ。

そこから18年が経って、Rolandのドラムマシーン、TR-808を手に入れたんだ。その808で2016年にたくさんのリズム・トラックを作って、リング・モジュレーターを使ったサウンドで実験を繰り返した。それから808以外の楽器を一切使わずに4つのトラックを作ったんだ。それらを携帯に入れて、家で聴き込んだ。そのままでも楽しめたけど、そこから何かへと発展できる確信を持ったんだ。808を買ったことで、ハウス・ミュージックを作りたいって願いが強くなったんだよ。その後、それらのドラム・パターンをベースにさらに発展させることにした。僕のハウス好きだった一面を知ってる親友は、ハウス・トラックだけでEPか何かをリリースすべきだって言ってくれてたし、それはつねに僕がやりたかったことだった。

だからスタジオに戻って、808だけで作った4つのリズム・トラックにシンセサイザーを加えることにした。その後ヴォーカル・サンプルを加えたいって段階になって、どんなアカペラが使えるかを考えてるとき(スタジオの中には使いたいサンプルがないということもあって)、オリヴィエ・セイント・ルイスが「Why So Serious?」用の送ってくれたヴォーカル・トラックやその他の素材があったのを思い出したんだ。リミックスEPを作ることには興味がなくて、オリヴィエのヴォーカルの生素材から、オリジナルのメロディーを使って、まったく新しい楽曲を作ることが今作のコンセプトで、挑戦だった。
- Bibio

Labels: Warp Records
artist: BIBIO
title: Beyond Serious

release date: 2017/05/05 FRI ON SALE

iTunes Store: http://apple.co/2oI8FYm

01. This Ain’t ‘bout The Feelings
02. Beyond My Eyes
03. Turn It All Down
04. Fix This Thang

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