Home > News > Hakushi Hasegawa - ──長谷川白紙が〈Brainfeeder〉と契約
長谷川白紙がフライング・ロータス主宰のレーベル〈Brainfeeder〉と契約を交わしたことがアナウンスされている。発表に合わせ、シングル曲 “口の花火” が公開。2年前のインタヴューでフライング・ロータスが長谷川白紙の名を挙げていたのは、この布石だったのかもしれない。詳細は下記より。
長谷川白紙
フライング・ロータス率いる〈Brainfeeder〉より世界デビュー!
第一弾シングル「口の花火」配信開始&MV公開!!!
フライング・ロータスが主宰するレーベル〈Brainfeeder〉が気鋭のミュージシャン長谷川白紙との契約を発表! 発表にあわせて〈Brainfeeder〉第一弾シングル「口の花火」[英題:Mouth Flash (Kuchinohanabi)]もリリースされた。
今年レーベル設立15周年を迎える〈Brainfeeder〉は、サンダーキャットやルイス・コール、ハイエイタス・カイヨーテなどの人気アーティストも所属する米LAを拠点とするレーベルで、長谷川が日本人としては初の所属アーティストとなる。
〈Brainfeeder〉からのリリース第一弾となるシングル「口の花火」は、ジェットコースターのようなスピード感溢れる目まぐるしい展開を長谷川ならではのポップネスで聴かせるノンストップな楽曲となっており、ゲストにLA出身のベーシストで、ルイス・コールやサム・ゲンデル、ジェイコブ・コリアーらのコラボレーターとして活躍する実力派ミュージシャン、サム・ウィルクスを招き、よりグルーヴィなサウンドに仕上がっている。
またジャケットは、中国出身のビジュアルアーティストShanliangが手がけ、楽曲の歌詞イメージからインスピレーションを受け描き下ろされたアートワークとなっている。
同時にミュージックビデオも公開となり、これは映像企画「長谷川白紙 Q13」でもコラボレーションした釣部東京が手がけている。ミュージックビデオ内では、兼ねてより長谷川が注目をしていた韓国を拠点に活動するYoon Jiのダンスや、影山紗和子によるアニメーション、長谷川の「草木」のMVも手がけた現代美術家、海野林太郎によるフッテージ映像など、様々な異なる世界が釣部東京のCGグラフィックや花火をモチーフにしたグラフィックなどと合わさり、躍動感とスケール感溢れる斬新なビデオとなっている。
そして、初となるオフィシャルホームページ(hakushihasegawa.com)も開設。これまでTwitterのみで発信されていた長谷川の情報などがいつでも確認できるようになり、また会員限定の日記なども公開される。
いよいよ本格始動となる長谷川白紙の今後から目が離せない。
[長谷川白紙コメント]
この度、Brainfeederと契約したことをお知らせ致します。そして、「口の花火」という新曲を配信開始致します!とても素敵なMVも同時に公開されます。
わたしがこれから行っていくべきだと感じていることは、わたし自身の身体による音楽の撹乱であり、首尾一貫していないものの、混沌の露呈です。この曲はまさにその皮切りとなるものだと考えています。(身体はつねに歴史にさせられ、分類される力を受けながら、つねに同時に個人による語りや歌や踊りのはざまにも位置しているように思えます。)
それを、活動を通して音楽の混沌を提示し続けてきたBrainfeederというとても重要なレーベルから出せることが本当に光栄です。
是非聴いてみてください…!頑張りました!よろしくお願いします!パシャー
[MV監督:釣部東京コメント]
楽曲のエネルギーと祭り囃子のようにも聞こえる独特のリズムから、あらゆる文化や要素が合わさった「ニューお祭り」をテーマに演出、制作。
長谷川白紙本人が楽曲から連想しピックアップした断片的なシチュエーションや情景、韓国で活躍するダンサーであるYoon Jiのパワフルなダンスパフォーマンス、影山紗和子の描く愛らしくも癖のあるキャラクターとアニメーション、海野林太郎の現実を鋭く切り取った実写映像、花火をモチーフにしたグラフィックデザインなど、様々な映像を組み合わせ、一見乖離しているような現実と非現実からなる要素達が混ざり合いながら未知の祭りと盛り上がりの様子を描く。
長谷川白紙 - 口の花火
YouTube >>> https://youtu.be/YV-Ww7lTyC0
デジタル配信 >>> https://hakushihasegawa.lnk.to/mflashYo
Written, arranged, vocal & programmed by Hakushi Hasegawa
Bass by Sam Wilkes
Mixed by The Anticipation Illicit Tsuboi at RDS Toritsudai
Mastered by Stuart Hawkes at Metropolis Studios
[歌詞]
死腔に何が書いてあるのかわたしまだ読んでないです.
喉が川なら外耳道はいつも古のようね.
暗室, 暗室換気しておはよう, 早く出て, 出てって
嘘.
何かが, いつから縢られたの
わたしたち.
いつも唾液が画素まで秘密の薔薇で.
蜘蛛の硬さが訝しくてわたしは巣を食べるんです.
口の花火があなたたちを露光, がおはようです.
Narcissus, おはよう.
惶根, おはよう.
悪いことしようね一緒に.
暗い鉗子越しに話さないで.
怪談みたいだよ, 粒々舌々, 既にわたし
Echo, おはよう.
面足, おはよう.
ФaФa, Tete, Tete, ФaФa, おはよう.
見て.
照れてないで覚えて,
正視して根の闇を.
わたしの喉の奥に何を住まわせたの
教えて,
ずるい人ね.
焼け付く, 固まるスクリーン, て感じで
猫科の獣が唸るみたく
緊まるわたしの肉が
いのちの神秘みたいで悔しいよ.
《長谷川白紙プロフィール》
日本を拠点に活動する音楽家。
2017年フリーデジタルEP『アイフォーン・シックス・プラス』を発表し、2018年10代最後にEP『草木萌動』でCDデビュー。翌2019年に1stアルバム『エアにに』、2020年に弾き語りカヴァーアルバム『夢の骨が襲いかかる!』をリリース。
ポーター・ロビンソン主催のオンラインフェス「Secret Sky」やフライング・ロータスによるストリーミング番組「THE HIT」に出演するなど世界からも注目を集める。
2023年7月にLAを拠点とするBrainfeederとの契約が発表され、第一弾シングル「口の花火」をリリース。
知的好奇心に深く作用するエクスペリメンタルな音楽性ながら、ポップ・ミュージックの肉感にも直結した衝撃的なそのサウンドは、新たな時代の幕開けを感じさせるものに。
https://twitter.com/hsgwhks
https://www.youtube.com/HAKUSHIHASEGAWA
https://www.hakushihasegawa.com
label: Brainfeeder / Beat Records
artist: 長谷川白紙|Hakushi Hasegawa
title: 口の花火|Mouth Flash (Kuchinohanabi)
release: 2023.07.25
配信リンク: https://hakushihasegawa.lnk.to/mflashYo