「IO」と一致するもの

フランク・ザッパ - ele-king

王様は裸だ。これまでも、これからも

ロック、ジャズ、現代音楽、ドゥーワップなど様々な音楽を取り入れた幅広い雑食性と60枚以上におよぶ膨大な作品数。
舌鋒鋭く社会に切り込むメッセージとブラックジョークや下ネタの入り混じった歌詞世界。

今なお、ロック史上最大の異端ミュージシャンとして存在感を失わないフランク・ザッパの決定的評伝がついに刊行!

4月22日より、ドキュメンタリー映画の公開も決定、いまザッパから目が離せない!

著者
バリー・マイルズ
英国出身のジャーナリスト。60~70年代ロックやカウンターカルチャーについての著書で知られる。著書にポール・マッカートニーの公式評伝をはじめ、ジャック・ケルアックやウィリアム・バロウズといったビート詩人についての伝記など。

訳者
須川宗純(すがわ・そうじゅん)
1962年生まれ、編集者・自由研究家。
香港歌謡史、インド映画音楽史、アメリカンコミックス史、村上春樹研究、散歩などを対象とする。
編集を担当した本・雑誌特集に以下のようなものがある。
『ユリイカ』1994年5月号「特集=フランク・ザッパ」(青土社)、フランク・ザッパ、ピーター・オチオグロッソ『フランク・ザッパ自伝』、菊地成孔+大谷能生『憂鬱と官能を教えた学校』、マイク・バーンズ『キャプテン・ビーフハート』(以上河出書房新社)、大友良英『MUSICS』(岩波書店)、『STUDIO VOICE』2001年12月号「特集=オノ・ヨーコ」、2007年8月号「特集=政治を考える!」(以上INFAS)、大里俊晴『マイナー音楽のために』、『間章著作集』全3巻(以上月曜社)、『初期アメリカ新聞コミック傑作選1903-1944』(創元社)

オンラインにてお買い求めいただける店舗一覧
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TOWER RECORDS
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Jeff Mills and the Zanza 22 - ele-king

 ジェフ・ミルズの勢いが止まらない。
 以前から多作ではあったが、とりわけ2020年という画期以降、ミルザート名義での怒濤のリリースをはじめ、エディ・フォークス&ジェシカ・ケア・ムーアとのザ・ベネフィシャリーズ、ガイアナ系フランス人ピアニスト、ジャン・フィ・デイリーとのザ・パラドックス、デトロイトのラファエル・リーファーとの共作など多くのコラボを実践、雑誌を創刊したりもしている。
 4月にリリースされる新作は、「ジェフ・ミルズ・アンド・ザ・ザンザ22」名義によるエレクトロニック・ジャズ作品。2021年に始動した「ジェフ・ミルズ・アンド・ザ・ザンザ21」の発展型だ。ミルズみずからパーカッションやキーボード、シンセを演奏、ライヴを念頭に置いた1枚に仕上がっているという。テーマはスローライフ。情報にあふれ、なにもかもが一瞬で消費されていく現代にふさわしい切り口といえよう。現時点ではCDとデジタルのみでのリリース予定とのこと。

artist: Jeff Mills and the Zanza 22
title: Wonderland
label: Axis
release: 2022.04.27

tracklist:
01. Full Moon Brigade
02. A Life Aquatic
03. Tropicana
04. Something Like That (Moody)
05. Sunset Lovers
06. When The Time Is Right (Original version)
07. Wonderland
08. Cause & Effect
09. The Main Contender
10. Getaway
11. Like Paradise
12. Chin Tiki (Upper Level)

The Smile - ele-king

 レディオヘッドトム・ヨークジョニー・グリーンウッド、そしてUKジャズ・シーンの敏腕ドラマーであるトム・スキナーによるスーパー・グループ、ザ・スマイル。このたび、彼らによる「You Will Never Work In Television / The Smoke」の数量限定7インチ(非売品)の抽選がおこなわれることになった。対象店舗や応募方法などの下記詳細をチェックして早速応募しよう。

THE SMILE
ザ・スマイルの非売品プロモ7インチが当たる
抽選施策が世界中のレコード店で開催決定!!
応募券の配布は3月12日(土)の各対象店舗開店時よりスタート!!

トム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッド、トム・スキナーによるスーパー・グループ、ザ・スマイルが2曲のシングル「You Will Never Work In Television Again」と「The Smoke」をカップリングした手刷りの非売品プロモ7インチが当たる抽選施策を世界中のレコード店で行うことを発表した。対象店舗や応募方法はバンドのオフィシャル・サイトで確認することができる。

The Smile: Printing 7" Record Sleeves on a 1965 Heidelberg Platen Press
with Thom & Stanley Donwood
https://www.youtube.com/watch?v=TscddmLsmZM&feature=youtu.be

■ザ・スマイル非売品プロモ7インチ抽選概要
https://thesmiletheband.com/smoke7lottery/

○施策概要
世界中の対象店舗で無料配布される抽選券に記載されているQRコードにアクセスして応募コードを入力すると抽選でザ・スマイルの「You Will Never Work In Television / The Smoke」のナンバリング入り数量限定7インチ(非売品)をプレゼント。*当選者の発表は景品の発送をもってかえさせていただきます。

○抽選券配布開始日
2022年3月12日(土)各店開店時よりスタート*日本時間
*抽選券は先着で各店25枚無料配布(お一人さま一枚まで/電話・インターネットでの取置不可)

○応募期間
2022年3月12日(土)-3月24日(木)
*応募はお一人さま一回のみ有効となります。応募コードを複数回使用されますと、無効となりますのでご注意ください。

○国内応募券配布対象店舗
タワーレコード 札幌ピヴォ
タワーレコード 仙台
タワーレコード 渋谷
タワーレコード 新宿
タワーレコード 池袋
タワーレコード 秋葉原
タワーレコード 名古屋パルコ
タワーレコード 難波
タワーレコード 梅田NU茶屋町
タワーレコード 福岡パルコ
HMV record shop 渋谷
ディスクユニオン 新宿インディ・オルタナティヴロック館 (6F)
ディスクユニオン 名古屋
ディスクユニオン 大阪
代官山 蔦屋書店
蔦屋書店 熊本三年坂
BIG LOVE RECORDS
FLAKE RECORDS
JET SET 京都
more records
Record Shop FILE-UNDER
Alffo Records
Sone Records
OUTSIDE RECORDS

The Smile - You Will Never Work In Television Again
https://www.youtube.com/watch?v=-EB5NhI2RQQ&feature=youtu.be

The Smile - The Smoke (16mm Film)
https://www.youtube.com/watch?v=tEPEqZnTwdo&feature=youtu.be

Floating Points - ele-king

 ロンドン拠点のプロデューサ、DJであるフローティング・ポインツが、新曲 “Vocoder” を〈Ninja Tune〉よりドロップ。昨年の2021年、彼とファラオ・サンダース&ロンドン交響楽団による『Promises』が数多の高評価を得たことは記憶に新しい。新曲はビートにしっかりと下支えされたダンサブルな一曲で、2019年作『Crush』の続きを思わせます。暗い時代だからこそ踊ろう、きっとそういうことだ。

現代最重要プロデューサー、フローティング・ポインツが
新曲『Vocoder』をリリース!

最新オリジナル・アルバム『Crush』は
期間限定スペシャル・プライスで発売中

マンチェスターに生まれ、現在は作曲家/プロデューサー/DJとしてロンドンを拠点に活動するフローティング・ポインツ。昨年はファラオ・サンダース&ロンドン交響楽団とのコラボ作品『Promises』でThe Guardian (Contemporary)、TIME Magazine、The New York Times (Jazz)、Mojo、The Vinyl Factory他多数のメディアで年間ベストの1位を獲得、そして今年に入ってからは宇多田ヒカルの最新アルバム『BADモード』へプロデューサーとして参加し大きな話題を呼んだ彼が、新曲 “Vocoder” をリリース!

Floating Points - 'Vocoder' (Official Audio)
https://youtu.be/Mnq53ZR9v-w

また、初期衝動への原点回帰と音楽的な進化を同時に果たしたセカンド・アルバムとして2019年にリリースされた『Crush』の日本盤CDが期間限定スペシャル・プライスで発売中!国内盤CDはヴィンテージ・ハードウェアで制作された至高の音像をより堪能できる高音質UHQCD紙ジャケ仕様で、ボーナス・トラック「LesAlpx Dub - (JAPANESE SPECIAL EDITION)」を追加収録している。

label: NINJA TUNE
artist: FLOATING POINTS
title: VOCODER

https://floatingpoints.lnk.to/vocoderPR

label: NINJA TUNE / BEAT RECORDS
artist: FLOATING POINTS
title: CRUSH
release date: NOW ON SALE
国内盤CD BRC-615X (期間限定廉価盤〜2022.08.31): \ 2,000 +tax
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=10474

Urvakan - ele-king

 注目しておきたいコンピがリリースされている。『集合的な回顧録』と題されたそれは、アルメニアの実験的な電子音楽のフェスティヴァル〈Urvakan〉──実現しなかった2020年のラインナップにはシャクルトンザ・バグソフィーズリなどの名が並んでいる──によるプロジェクトで、アルメニアのみならずジョージア、ロシア、ウクライナのアーティストが参加。フィールド・レコーディングやサウンド・コラージュを駆使したアンビエント寄りの曲たちが収録されている。
 インフォメイションによれば、場所は異なるけれども、どこか似たところのある文化を有する人びとの潜在意識に働きかけ、集合的な記憶を起ちあげる、というのがコンセプトだそうだ。東欧~西アジアの集合的記憶、と言われて思い浮かぶのはやはりソ連だが……フェス名の「urvakan」はアルメニア語で「幽霊、幻影、精霊」を意味することばで、今回のコンピは「憑在論的な」音楽の実践でもあるらしい。
 いずれにせよ、現在のウクライナ情勢をかんがみると、同コンピはロシアを含めた東欧~西アジアの実験的な電子音楽家たちによるソリダリティの性格を帯びてもいる(ただしリリース日は戦争開始前日なので、意図的なものではなかったと思われる)。収益の100%はウクライナの人道回廊の組織およびアルツァフ(アゼルバイジャンの一部とみなされているが、居住者の大多数がアルメニア人系の国家ないしは地域)の文化組織に寄付されるとのこと。

Various
A Collective Memoir

Urvakan
https://urvakan.bandcamp.com/

 また、同作に参加しているロシア出身ベルリン在住のプロデューサー、ペリラ(Perila)──2021年は〈Smalltown Supersound〉からアルバムをリリース、2020年にはフィラデルフィアのウラ(Ulla)と組んだログとして『LOG ET3RNAL』を残している──は、個人としても新作「ことばでは言いあらわせない(there are no words to describe it)」を発表。すべての収益は、政治犯として囚われた人びとを助けるために闘っている人道組織に寄付されるとのこと。

perila
there are no words to describe it

self-released
https://perilazone.bandcamp.com/album/there-are-no-words-to-describe-it

BudaMunk & Jansport J - ele-king

 ISSUGI5lack とのタッグでも知られる日本の鬼才ビートメイカー、BudaMunk と、ナズ作品への参加などでも注目を集めるLAのプロデューサー、Jansport J が手を組んだ。日米それぞれの現行シーンを盛り上げるビートメイカー同士による新作ジョイント・アルバムには、日本からは ISSUGI や仙人掌、Mr.PUG、Daichi YamamotoKOJOE らが、USからはブルーやデヴィン・モリソン、イラ・J らが参加、じつに強力な1枚に仕上がっている。タイトルは『BudaSport』、発売は8月3日。チェックしておきましょう。

日本をベースに活動し、世界にその名が知られているDJ/ビートメイカー、BudaMunkとNasやHit-Boyらの作品への参加で注目を集めているLAのビートメイカー、Jansport Jによるジョイント・プロジェクト『BudaSport』がリリース! 日本からISSUGIや5lack、仙人掌、Mr.PUG、Daichi Yamamoto、KOJOEら、USからBluやDevin Morrison、Illa J、Like(Pac Div)、Thurzらが参加!

◆ Sick Team、Green
Butterとしての活動や自身のソロなど数々のプロジェクトのリリースに留まらず企業CMの音楽を担当する傍ら、さらに深いアンダーグラウンドな動きも活発化させ活動の幅を広げ、Delicious VinylやFat Beatsから作品をリリースするなど日本だけではなく海外のシーンへも多大な影響を与えているDJ/ビートメイカー、BudaMunk。LAを拠点にソウルフルなビートを軸に自らのプロダクションスタイルを確立し、NasやHit-Boy、Benny The Butcher、Freddie Gibbs、Bluなどメジャーからアンダーグラウンドまで様々なラッパーへビートを提供するだけでなく自らの名義でも作品をリリースしているプロデューサー、Jansport J。このふたりによるTYO to LAなジョイント・プロジェクト『BudaSport』がリリース。
◆ 本作はJansport Jが来日した際にBudaMunkと行なったセッションを中心に全てが両者のコラボレーションによるものであり、BudaMunkとJansport Jに所縁あるアーティストが日米から集結。日本サイドからはSick TeamのISSUGI、5lackを筆頭に仙人掌、Mr.PUG、Daichi Yamamoto、KOJOE、GAPPER、OYG、Ume、LafLife、USサイドからはKendrick Lamar作品への参加で知られるLike(Pac Div)やDr. Dreの最新作への参加も話題なThurzを始め、BluやDevin Morrison、Illa J、Slim Jeff、Quadryが参加している。

[商品情報]
アーティスト: BudaMunk & Jansport J
タイトル:  BudaSport
レーベル: King Tone Records / All Attraction, No Chasin’/ Jazzy Sport / P-VINE, Inc.
仕様: CD / LP(完全限定生産) / デジタル
発売日: CD・デジタル / 2022年4月20日(水)
LP / 2022年8月3日(水)
品番: CD / PCD-94110
LP / PLP-7846
定価: CD / 2.640円(税抜2.400円)
LP / 3.850円(税抜3.500円)

[TRACKLIST]
01. Intro (tonite!)
02. Old School, New Design ft. Blu & ISSUGI
03. Make it Happen ft. 仙人掌 & Mr.PUG
04. Callin’
05. Spice ft. Illa J, Devin Morrison & Daichi Yamamoto
06. Can’t Hide It
07. Susy ft. Slim Jeff & Ume
08. Pretty Eyes
09. All Praise Due ft. Like & 5lack
10. Jungles
11. 21’til ft. Kojoe & Thurz
12. PipeLine ft. LafLife
13. Whereva You At ft. Quadry & Ume
14. Tell The World
15. 未来への希望 ft. OYG & GAPPER

[BudaMunk / Profile]
新宿生まれ。96年にLos Angelesに渡り、在住中にビートを作り始める。2006年に帰国後Sick Team、Green Butterとしての活動や、自身のソロなど数々のプロジェクトをJazzy Sport、Dogearからリリース。企業CMの音楽を担当する傍ら、さらに深いアンダーグラウンドな動きも活発化させ活動の幅を広げてきた。現在も国内、海外のアーティストとのセッション、ビートメイクを繰り返し、USのDelicious VinylやFat Beatsからリリースするなど日本だけではなく海外のシーンへも多大な影響を与えている。

[Jansport J / Profile]
LAを拠点にソウルフルなビートを軸に自らのプロダクションスタイルを確立するJansport J。Nas、Hit-Boy、Benny The Butcher、Dom Kennedy、Freddie Gibbs、Bluなど、メジャーからアンダーグラウンドまで様々なラッパーへビートを提供するプロデューサーであり、自らの名義でも2008年のデビュー以降、多数のソロアルバムやビートテープを発表している。2008年にはデビュー作となるミックステープアルバム『The Carry-On Experience』をリリース。その後もビートテープやミックテープを数々発表しながら、様々なアーティストの作品へプロデューサーとして参加し、2014年にはLAの名門レーベル・Delicious Vinylからアルバム『The Soul Provider LP』をリリース。その後作品は毎年のように更新され、2018年末から12ヶ月連続で計12本のビートテープをデジタルリリースするという偉業も成し遂げる。2020年以降もその勢いは止まることなくソロアルバムやコラボレーション作品のリリースを重ね、今年発表されたNAS『King’s Disease II』ではHit-Boyと共に2曲をプロデュースするなど、Jansport Jの溢れ出るクリエイティビティの熱は止まること知らない。

Amir Bresler - ele-king

 近年盛り上がりを見せているイスラエル・ジャズ・シーン。LAの〈Stones Throw〉からはアピフェラ『Overstand』(21)が出ているし、〈Tru Thoughts〉からはセフィ・ジスリング『Expanse』(20)があった。それらユヴァル・ハヴキン=リジョイサーやニタイ・ハーシュコヴィツまわり、あるいはアヴィシャイ・コーエンといった当地の重要な音楽家たちを支えてきたドラマーがアミール・ブレスラーだ。このたび、そんな彼の初のソロ・アルバムがリリースされることになった。プロデューサーはリジョイサー、ジスリングもトランペットで参加している。躍動感あふれるドラムやパーカッションはもちろん、スペイシーな感覚にも注目の『House of Arches』は、5月11日に発売。

Amir Bresler
House of Arches

アヴィシャイ・コーエンやオメル・クレイン、ニタイ・ハーシュコヴィツら、イスラエル・ジャズの重要ミュージシャン達を支え、バターリング・トリオ、Raw Tapes とも繋がりの深い注目のジャズ・ドラマー Amir Bresler(アミール・ブレスラー)が、待望のソロ・アルバムを完成させた。朋友リジョイサー、ギラッド・アブロら、シーンのキーマンたちが参加!! ボーナストラックを加えて、日本限定盤ハイレゾMQA対応仕様のCDでリリース!!

主な参加ミュージシャン: keyboardist / producer: Rejoicer (Buttering Trio), singer: Yemen Blues frontman Ravid Kahalani, bassist: Gilad Abro, pianist: Nomok and trumpeter: Sefi Zisling

イスラエルで僕が惹かれてきた音楽に常に関わっていたのが、アミール・ブレスラーだ。この真にクリエイティヴなドラマーのエッセンスが、本作には惜しみなく込められている。ルーツであるジャズと長年取り組んできたアフロビートを軸に、ポリリズミックな音楽の持つ多様性と深さを伝える。ライヴ感を大切にしたリジョイサーのプロデュース・ワークも素晴らしい。(原 雅明 rings プロデューサー)

アーティスト:Amir Bresler (アミール・ブレスラー)
タイトル:House of Arches (ハウス・オブ・アーチ)
発売日:2022/5/11    
価格:2,400円+税 
レーベル:rings / Rawtapes
品番:RINC86
フォーマット:CD(MQA-CD/ボーナストラック収録)

* MQA-CDとは?
通常のCDプレーヤーで再生できるCDでありながら、MQAフォーマット対応機器で再生することにより、元となっているマスター・クオリティの音源により近い音をお楽しみいただけるCDです。

Tracklist:
​1. Mole's Pirouette
2. Landing and Parking (feat. Rejoicer)
3. The Dance Of The Messors
4. House of Arches
5. Despite All (feat. Liquid Saloon)
6. Bir Tawil (feat. Ravid Kahalani)
+ボーナストラック追加予定

Official HP:https://www.ringstokyo.com/amirbresler

Charles Burnett - ele-king

 数年前、『ノーザン・ソウル』を日本で初めて上映させてくれた自主上映グループ〈After School Cinema Club〉が3月19日、20日の2日間にわたって、アメリカの独立系映画監督チャールズ・バーネットの2作品、 『キラー・オブ・シープ』と『マイ・ブラザーズ・ウェディング』を渋谷のユーロライブにて開催上映する。どちらも日本では初上映になる。

 ミシシッピで生まれ、ロサンゼルス・ワッツ地区で育ったチャールズ・バーネットは、1960年代後半から70年代にかけてのブラックパワーの時代にUCLAで映画制作を学んでいる。そして在学中に「L.A. Rebellion」と呼ばれるインディペンデント映画監督グループの一員として、ハリウッド映画とは異なる新しい「黒人映画」 を模索した。
 約半世紀にわたるキャリアを通し一貫してアメリカ黒人の経験を描き続けてきたバーネットの作品は、人種や階級に対する鋭い観察眼をもって描かれたネオリアリズム作品として再評価され、2017年にはアカデミー名誉賞を受賞している。

 BLMによってブラック・カルチャーや人種問題に感心が高まっている現在、まさに待望の上映と言えるだろうが、そうした註釈が不要なほど、感動的な人間ドラマでもある。この機会をお見逃しなく。

■This is Charles Burnett
チャールズ・バーネット セレクション vol.1

2022年3月19日(土)・20日(日)
【会場】 ユーロライブ(渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F)
【タイムテーブル】

3/19(土)
13:30 開場
14:00『キラー・オブ・シープ』
15:45『マイ・ブラザーズ・ウェディング』

3/20(日)
13:30 開場
14:00『マイ・ブラザーズ・ウェディング』
15:45『キラー・オブ・シープ』
*両日とも各作品入替制
【チケット(1作品)】
学生 1,500円 / 一般 1,800円 / *応援料金2,200円
*After School Cinema Clubでは、今後もバーネット作品を広く紹介していきたいと考えています。
これからの展開のために、賛同してくださる皆さまに「応援料金」(一般鑑賞料+応援料400円)を設けました。

*チケットはPass Marketにて2発売
passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02ykegz3k1721.html

【公式サイト】 afterschoolcinemaclub.com/charlesburnett/
【予告編】 https://youtu.be/ScixblKknAE

『キラー・オブ・シープ』 ★日本初上映
1977年/アメリカ/81分/スタンダード/B&W/モノラル/原題:Killer of Sheep
【監督・脚本・製作・編集・撮影】チャールズ・バーネット
【出演】ヘンリー・ゲイル・サンダース、ケイシー・ムーア、チャールズ・ブレイシー、アンジェラ・バーネット
メランコリーとユーモア、絶望と希望ー スクリーンに映し出されることのなかった都市部のゲットーに住むアフリカ系アメリカ人の生活を、 鋭い洞察力をもって描いた「アメリカ・ネオリアリズムの傑作」

[ストーリー]
ワッツ暴動(1965)の爪痕が残る、1970年代初頭のロサンゼルス・ワッツ地区。妻と二人の子供を養うスタンは羊の屠殺場で働いているが、日々の労働と貧困により肉体的にも精神的にも疲れ果てている。夜も眠れず自分の殻に閉じ込もるスタンとの関係を、妻は思い悩む。貧しさに気づかないまま無邪気に遊ぶ子供たちも、いつかは大人になることを学ばなければならないー。

[プロダクションノート]
UCLA映画学部の大学院生だったバーネットの卒業制作にして初長編作。「私が知っている人たちについての映画を作りたかっ た」と語るバーネットが、わずかな予算で、大学から借りてきた機材を使い、身近な人々を中心とした素人のキャストを集めて 自身の地元ワッツで撮影。都市に暮らすブルーカラーの黒人たちの日常生活は、ハリウッド映画ではほとんど描かれることがな く、題材そのものが画期的であった。主観を排したドキュメンタリー風のスタイルは、ロベルト・ロッセリーニ監督『戦火のか なた』や、ヴィットリオ・デ・シーカ監督『自転車泥棒』などのイタリア・ネオリアリズム映画を引き合いに、批評家から高く 評価された。アフリカ系アメリカ人の音楽の歴史を表現するため、劇中ではポール・ロブソン、ダイナ・ワシントン、アース・ ウインド&ファイアーなど、様々なジャンル、時代の音楽が使用されている。音楽著作権の問題で長い間劇場公開されなかった が、2007年にスティーブン・ソダーバーグ監督の協力を得たマイルストーン・フィルム社が音楽著作権問題を解決したことによ り、初上映から30年を経て、本国アメリカでようやく劇場公開が実現した。

[主な受賞歴など]
▪1981年ベルリン国際映画祭 国際批評家連盟賞
▪1982年サンダンス映画祭 審査員大賞
▪1990年アメリカ議会図書館 「国立フィルム登録簿」登録
▪2002年全米映画批評家協会「史上最も重要な映画100本」選出
▪2007年ニューヨーク映画批評家協会賞 特別賞

『マイ・ブラザーズ・ウェディング』 ★日本初上映

2007年/アメリカ/82分/スタンダード/カラー/原題:My Brother’s Wedding
【監督・脚本】チャールズ・バーネット
【製作】チャールズ・バーネット、ゲイ・シャノン・バーネット
【編集】トーマス・M・ペニック
【編集総責任】チャールズ・バーネット
【編集(2007年)】チャールズ・バーネット、エド・サンティアゴ
【出演】エヴァレット・サイラス、ジェシー・ホルムス、ゲイ・シャノン・バーネット、ロナルド・E・ベル
*1983年制作のロングヴァージョンを2007年に再編集した「ディレクターズ・カット版」を上映

滑稽かつ哀切な、時代を超越した青春譚 「黒人のゲットーでの生活を描いたこれほどの作品を、私は未だかつて観たことがない」
ージョナサン・ローゼンバウム

[ストーリー]
30歳のピアースは、両親が営むクリーニング店で将来の見通しが立たないまま働いている。少年時代の仲間は刑務所にい るか、もしくは既に死んでしまった。弁護士として成功した兄は高慢な中産階級の女性との結婚準備に忙しく、敬虔なク リスチャンの母親は兄の結婚に浮き足立っている。そんな中、ピアースの親友ソルジャーが刑務所から出所する。大人になりきれないピアースは、家族への義務感と親友への忠誠心との間で引き裂かれる...。

[プロダクションノート]
『キラー・オブ・シープ』同様、ワッツに住む黒人労働者階級の生活を活写した悲喜劇。家族と悪友との間で揺れる主人公を 通して、黒人コミュニティ内における階級の複雑さを描く。バーネットの意に反して未完成のラフカット版が映画祭に出品され てしまい、そこで酷評されたためほとんど配給されずに終わるという不幸な運命を辿った。2007年にアメリカで『キラー・オ ブ・シープ』と再上映された際に、バーネットと編集者が115分から82分に再編集した「ディレクターズ・カット版」が実現。 あるべき姿で日の目を見ることとなった。

Horace Andy - ele-king

 ジャマイカの希代のシンガー、その宇宙クラスの甘い声によって、アーリー・レゲエの時代から“Skylarking” や “Money Money” といったクラシックを持つホレス・アンディ。その魅力たっぷりのヴォーカルはかれこれ半世紀近く、世界中の音楽ファンを魅了しつづけてきた。1991年、マッシヴ・アタック『Blue Lines』への参加によりレゲエ・ファン以外にもその存在を知られるようになったホレスだが、その後のベーシック・チャンネルによる一連の〈Wackies〉リイシューで彼の音楽に触れた世代もいるだろう。4月8日、このレジェンドの新作が〈On-U〉からリリースされる。
 現在、ジェブ・ロイ・ニコルズ、エイドリアン・シャーウッドとアスワドの故ジョージ・オーバンとのコラボによる “Try Love” が公開中だ。アルバムにはメッセージの込められた新曲から代表曲の再演までを収録、『Blue Lines』の “Safe From Harm” の新ヴァージョンも収められているようだ。かの名曲がどのように蘇ったのか──必聴の1枚です。

HORACE ANDY
美しいファルセットと卓越したメロディー・センスを持つ至高のシンガー
そしてマッシヴ・アタックが敬愛するレジェンド、ホレス・アンディ。

4/8 発売の最新作『Midnight Rocker』より、
ニュー・シングル「Try Love」を公開!

ジェブ・ロイ・ニコルズ、プロデューサーのエイドリアン・シャーウッド、そして亡きジョージ・オーバン(Aswad)が共同作曲!

〈On-U Sound〉は、ジャマイカ音楽の豊かな歴史において時代を超越する偉大なシンガーソングライターのひとり、ホレス・アンディによる真の傑作アルバムを紹介できることを非常に光栄に感じている。こ のパフォーマンスはまさに金色の星のごとく燦然と輝くものであり、私にとって大きな誇りである。 ──エイドリアン・シャーウッド

70年代、80年代に〈Studio One〉や〈Wackies〉などのレーベルで制作した「Skylarking」、「Money Money」他、数々の名作によって、世界中のレゲエファンから愛される存在となった伝説的シンガー、ホレス・アンディ。90年代以降はマッシヴ・アタックの作品に参加したことでレゲエ以外のシーンに衝撃を与え、彼らの全てのスタジオ・アルバムに参加、更に常に彼らのツアーを支える主要メンバーとして活躍しており、より幅広い音楽ファンを虜にし続けている。そんな彼が、エイドリアン・シャーウッドをプロデューサーにむかえて〈On-U Sound〉よりリリースする最新作『Midnight Rocker』(4/8発売)より、ニュー・シングル「Try Love」を公開!

Horace Andy - Try Love
https://youtu.be/6mDLSr4l1_c

「Try Love」ではジェブ・ロイ・ニコルズ、プロデューサーのエイドリアン・シャーウッド、そして亡きジョージ・オーバン(Aswad)が共同作曲を行った。楽曲には富と名声という虚飾を捨て、周囲の人々への愛を受け入れるという、普遍的な意識のメッセージが込められている。

『Midnight Roker』の制作に際し、プロデューサーを務めたエイドリアン・シャーウッドは、自身がリー・スクラッチ・ペリーのアルバム『Rainford』や『Heavy Rain』に携わって学んだ、円熟期を迎えたミュージシャンの作品にとってふさわしい取り組み方を踏襲した。一流のミュージシャンを集めたチームを編成し、何ヶ月もかけてパフォーマンスやアレンジやミキシングを仕上げていった。その結果完成した11曲は、優れたテクニックに裏打ちされ、丹念に作り上げられた楽曲となり、ホレス・アンディの唯一無二の歌声の魅力をより一層際立たせる結果となった。

曲目の中には、「Mr. Bassie」のように、ホレス・アンディの既存の名曲をセルフ・カバーしたものもあるが、「Watch Over Them」や「Materialist」のように、多くの楽曲は現代ならではのメッセージを込めて新たに作曲したものである。さらに、アンディにとって最も深い交流のあるグループ、マッシヴ・アタックの作品の中から、初期の大人気曲「Safe From Harm」の新バージョンまでを収録している。原曲の「Safe From Harm」ではシャラ・ネルソンがボーカルを務めていたが、ここではホレスがマイクを握っている。

今回のアルバムでバックを支えるバンドには、〈On-U Sound〉を代表する精鋭ミュージシャンが揃っており、参加メンバーには、ガウディ、スキップ・マクドナルド、クルーシャル・トニー、アイタル・ホーンズ、そして亡きスタイル・スコット、ジョージ・オーバンが名を連ねている。

リー・スクラッチ・ペリーの『Rainford』と同様に、『Midnight Roker』に関しても全曲のダブミックスバージョンを収めたアルバムの制作が予定され、2022年後半のリリースが期待されている。

待望の最新作『Midnight Rocker』は4月8日にCD、数量限定のCD/LP+Tシャツセット、LP、デジタルでリリース! 国内盤CDには解説が封入され、ボーナストラック「My Guiding Star」が収録される。LPは日本語帯付き仕様の限定盤(レッド・ヴァイナル)に加え、通常盤(ブラック・ヴァイナル)でのリリースが予定されている。



label: On-U Sound / Beat Records
artist: Horace Andy
title: Midnight Rocker
release date: 2022.04.08 FRI ON SALE

国内盤CD BRC695 ¥2,200+税
国内盤特典:ボーナストラック追加収録/解説・歌詞対訳封入

国内盤CD+Tシャツ BRC695T ¥6,600+税
帯付き限定盤(レッドヴァイナル)+Tシャツ ONULP152BRT

BEATINK.COM:
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=12365
Tower Records: https://tower.jp/artist/discography/174938

TRACKLISTING:
01. This Must Be Hell
02. Easy Money
03. Safe From Harm
04. Watch Over Them
05. Materialist
06. Today Is Right Here
07. Try Love
08. Rock To Sleep
09. Careful
10. Mr Bassie
11. My Guiding Star (Bonus Track)

interview with Fieh (Sofie Tollefsbøl) - ele-king

日本のメディアでインタヴューができるなんてとても嬉しい!

 2017年にノルウェーから登場してきた7人組バンドの FIEH(フィア)。リード・シンガーのソフィー・トレフスビョルの柔らかなヴォーカルをフロントに立て、都会的でジャジーな肌触りの演奏やドリーミーな雰囲気を醸し出すコーラスをまとい、2019年にリリースしたデビュー・アルバムの『コールド・ウォーター・バーニング・スキン』は、ハイエイタス・カイヨーテムーンチャイルドに続く新世代のネオ・ソウル・バンドと評価された。その後、このアルバムのUKでの発売元が〈デッカ〉だった関係で、〈ブルーノート〉のカヴァー・プロジェクトの『ブルーノート・リ:イマジンド・2020』に参加してウェイン・ショーターの “アルマゲドン” をカヴァーするなど、注目を集める存在へ着々と進んでいく。そうして発表したセカンド・アルバムが『イン・ザ・サン・イン・ザ・レイン』である。

 『イン・ザ・サン・イン・ザ・レイン』には前作にあったネオ・ソウルやヒップホップ/R&B的な路線も存在するが、ほかにもインディ・ポップやポップ・ロック、シンセ・ポップ的な要素もあり、全体としてとてもヴァラエティに富んだカラフルなアルバムとなっている。タイプとしてはハイエイタス・カイヨーテのアルバムに近い印象なのだが、バンドとしての進化や音楽性の拡大を感じさせる作品である。そして、そこにはプロデューサーとして参加したジャガ・ジャジストのラーシュ・ホーンヴェットや、エンジニアとして参加したラッセル・エルヴァド(ディアンジェロの『ヴードゥー』はじめザ・ルーツの作品などを手掛けてきた)の存在も見え隠れする。今回のインタヴューはそんなフィアの誕生から現在に至る道程、そして『イン・ザ・サン・イン・ザ・レイン』についてなどを、グループの中心人物であるソフィー・トレフスビョルに訊いた。

シーンの全員が全員を知っている感じね。ジャガ・ジャジストのラーシュ・ホーンヴェットは私たちのアルバムをプロデュースしてくれたし、もちろん繋がりを感じる。

フィアは日本ではほぼ初めて紹介されるバンドですので、まずはバンドの結成から伺います。いつ頃、どのようなメンバーがどのように集まり、フィアは結成されていったのですか?

ソフィー・トレフスビョル(以下ソフィー):そうね、日本のメディアでインタヴューができるなんてとても嬉しい! 最初フィアがスタートしたときは私ひとりだったんだよね。もともとガレージバンドやロジックなどの音楽ソフトを使ってひとりで曲を作っていたんだけど、それらの曲をほかのバンドをやってる友だちとかに聴いてもらって。そのなかにいまフィアでベースとドラムを担当しているアンドレアス(・ルーカン)とオラ(・エーヴェルビィ)もいたんだよね。それで彼らが組んでた別のバンドで出演したライヴで私が作った曲を数曲演奏して。そのライヴがとっても良い感じだったから、これはもうバンドにするしかないでしょ! って感じではじまった。

フィア(Fieh)という名前はどこからきているのですか?

ソフィー:最初の曲を配信しようと考えたときに、アーティスト名が必要だと気づいたんだ。この名前についてはラッパーのナズに影響を受けたと思う。彼の本名は「Nasir」って言うんだけど、私も彼のように自分の名前からもじろうと思って。私の名前は「Sofie」だから「Fie」はそこから取って、残りの “h” がエリカ・バドゥを真似たんだ。彼女の本名は「Erica」だけど、アーティスト・ネームでは “h” が「Erykah」の最後についてるでしょ。だから私も “h” を付け加えて、「Fieh」にしたってわけ(笑)。

ソフィーさんはバンドのリード・シンガーですが、あなた自身の音楽キャリアはどのようにはじまりましたか? 幼少のころに好きだった音楽や影響を受けたアーティストなどについても教えてください。

ソフィー:私がピアノをはじめたのは10歳のときだった。私には兄がいるんだけど、当時その兄はギタリストでブルースをよく弾いていたのね。ブルースのコンサートやフェスティヴァルにも連れてってもらった。彼はほかにもソウルを教えてくれた。アレサ・フランクリンとかレイ・チャールズとかをね。だから私は子供の頃はブルースやソウルが好きだった。それから小学校を通してカニエ・ウェスト、ファレル、スヌープ・ドッグ、アウトキャストとかのヒップホップにも夢中になった。その後高校生のときにレッド・ツェッペリンとかザ・ドアーズとかのロックにハマった時期があったし、ほかにも高校時代はレッド・ホット・チリ・ペッパーズの大ファンになった。いまでも大好きなんだけどね。私が歌いはじめたのはバンドと出会った頃だから17歳くらいかな。その頃は同時にディアンジェロ、J・ディラ、エリカ・バドゥ、ザ・ルーツのようなR&Bやネオ・ソウル、ヒップホップのアーティストにもとても興味があったんだけど、それからオスロ音楽アカデミーに通いはじめてジャズの沼にハマりはじめたのよね。特にジョン・コルトレーン、アリス・コルトレーン、セロニアス・モンク、ジャッキー・バイアードとかがお気に入りかな。いままであげてきたアーティストはいまでも大好きだし、ほかにも最近だとビョーク、ケイト・ブッシュ、シュギー・オーティスやソランジュとかにハマってる!

フィアはノルウェーのオスロを拠点に活動していますが、オスロ及びノルウェーの音楽シーンの状況はいまどんな感じですか? 日本にはリンドストロームプリンス・トーマスといったニュー・ディスコ系のDJ/プロデューサーの情報などは断片的に入ってきますが、全体としては情報量が多くはないので、あなたたち周辺の音楽シーンの状況を教えていただければと思います。

ソフィー:リンドストロームとプリンス・トーマスは最高! ノルウェーには世界的に活躍しているポップ・アーティストとしてオーロラとシグリッド、ガール・イン・レッドがいて、有名なエレクトロニック・アーティストとしてはいま言ったリンドストロームとプリンス・トーマスのほかにロイクソップがいる感じかな。オスロのジャズ・シーンは世界でも私が知る限りでベストだと思う。とにかく多様性があって、いろんなバンドがジャンルの垣根を超えた音楽を作ってて。例えばジャズと伝統的なノルウェーの音楽をミックスしたりして、ジャズとポップ、ジャズとロック、ジャズとエレクトロニカとかいろいろなジャンルが混じってるのがオスロのジャズ・シーンの特徴だと思う。マサヴァ(Masåva)とホワイ・カイ(Why Kai)は特にお気に入りだからチェックしてみてね。フィアのメンバーもそれぞれクールなバンドをほかにもやっていたりする。ソルウァイ(・ワン)はナッシング・パーソナル(Nothing Personal)というエレクトロ・トリオ、アンドレアス(・ルーカン)はタイガーステイト(Tigerstate)というインディー・バンド、さっきも紹介したホワイ・カイは(『イン・ザ・サン・イン・ザ・レイン』のレコーディング後にフィアに参加した新メンバーの)カイ(・フォン・ダー・リッペ)のジャズ/エレクトロニカのソロ・プロジェクトだし、オラ(・エーヴェルビィ)はダマタ(Damata)というジャズ・トリオでもプレイしていて、リーデ(・エーヴェレオス・ロード)は彼のソロ・ジャズ・アルバムを2019年にリリースしてる。

フランク・オーシャンの “ピラミッズ” とかかな。あの曲の変調の仕方と完全にふたつの別のパートが一曲のなかで混合している感じがめちゃくちゃ最高で。リリースされたときバンドのみんなと一緒に聴いたのを覚えているんだけど、めちゃくちゃ衝撃的だった。全然予想もしていなかった、見知らぬ場所で突然に旅がはじまる感じね。

周りに仲のいいアーティストやバンドなどはいますか?

ソフィー:もちろん! オスロを拠点にしている友達だとポン・ポコ(Pom Poko)、モール・ガール(Mall Girl)、テア・ウォン(Thea Wang)、ベハーリ(Beharie)、ホワイ・カイ、ナッシング・パーソナル、タイガーステイト、ダマタとかいて、みんなクールなアーティストだよ!

トランペットのリーデ(・エーヴェレオス・ロード)さんはほかにもいろいろなバンドやプロジェクトで活動していますね。モザンビークというジャズ・バンドで演奏していたり、〈ジャズランド・レコーディングス〉から先ほど話されたソロ・アルバムを出すなど、メンバーのなかでは比較的ジャズのバックグラウンドが強い人のようですが、彼はどんなプレーヤーですか?

ソフィー:その通り! リーデとはオスロ音楽アカデミーでジャズを学んでいたときに出会った。リーデは最高なジャズ・トランペッターね。とにかく名人って感じだし、彼が出すアイデアもいつも最高で。私たちの曲にも間違いなく彼のテイストが色濃く出ていると思うし、ロイ・ハーグローヴ的なジャズのエッセンスは彼のお陰。ちなみに彼はステージ上では素晴らしいダンサーでもあり、パーカッションもできる。一緒にいて楽しいし、彼と一緒に音楽をプレイしているときは最高な気分になれる。

そうしたジャズの話では、ブッゲ・ウェッセルトフトなどを擁する〈ジャズランド・レコーディングス〉は、いまから20年ほど前に「フューチャー・ジャズ」という新しいジャズのムーヴメントを担うレーベルでした。ほかにもジャガ・ジャジストやニルス・ペッター・モルヴェルが世界的に活躍するなど、ジャズの世界におけるノルウェーは非常に興味深い存在です。リーデさんもそうしたノルウェーのジャズ・シーンの影響を受け、それはフィアにもフィードバックされていたりしますか?

ソフィー:リーデ自身のプレイも、彼のソロ・プロジェクトも、そしてフィアもノルウェーのジャズ・シーンの一部だと思っている。さっきも言ったけどノルウェーのジャズ・シーンが大好きだし、つねにクールなことが起こっている刺激的なシーンだから、その一部になれるのは嬉しいし、クールだけど小さなシーンでもあるから、シーンの全員が全員を知っている感じね。ジャガ・ジャジストのラーシュ・ホーンヴェットは私たちのアルバムをプロデュースしてくれたし、もちろん繋がりを感じる。

フィアの歩みに戻りますが、2019年にファースト・アルバムの『コールド・ウォーター・バーニング・スキン』を発表します。ジャズ・ファンクやファンク、ソウルなどがブレンドされたクロスオーヴァーな作風で、ソフィーさんの歌を中心としたグルーヴィーな演奏を聴かせてくれます。全体的にはネオ・ソウルの要素が強いアルバムですが、どのようなイメージでこのアルバムは作られましたか? 個人的にはオーストラリアのハイエイタス・カイヨーテとかアメリカのムーンチャイルドあたりに近い印象を持ったのですが。

ソフィー:デビュー・アルバムは何年もプレイしてきた楽曲をまとめたコンピレーションのようなアルバムだったんだけど、ディアンジェロとエリカ・バドゥにかなり影響も受けたアルバムだと思う。言ってくれた通り、ハイエイタス・カイヨーテにも影響は受けていると思うね。このアルバムはなんていうか私たちの最初の子供って感じかな。“25” とかは本当にバンドがはじまった頃からずっと演奏し続けている曲なんだよね。

“サムライ(Samurai)” という曲が収録されていますが、これは日本の侍が出てくる映画とかアニメにインスパイアされているのですか?

ソフィー:このタイトルはクエンティン・タランティーノの映画『キル・ビル』に出てくるザ・ブライドとオーレン石井の剣を使った戦闘シーンにインスパイアされてつけた。日本の映画からじゃなくてちょっとガッカリさせちゃったかな(笑)。ごめん(笑)。でも、この映画は確実に日本から影響を受けているはず(注:千葉真一はじめ日本の俳優が数名出演するほか、梶芽衣子主演の『修羅雪姫』など日本映画やブルース・リーの『死亡遊戯』など香港映画、台湾映画のオマージュが散りばめられている)。コロナの影響で家にいる時間が多くなったからいくつか日本のアニメを見たりもしたんだけど、私は『食戟のソーマ』が大好き。次のアルバムには『食戟のソーマ』に影響された曲が収録されるかも(笑)。

その後、2020年に〈ブルーノート〉のカヴァー・プロジェクトの『ブルーノート・リ:イマジンド・2020』に参加しますね。基本的にサウス・ロンドンのミュージシャンが中心となったこのプロジェクトに、どうしてオスロのあなたがたたちが参加するようになったのですか?

ソフィー:そのときはイギリスの〈デッカ〉からファースト・アルバムをリリースしていたから、彼らが〈ブルーノート〉のアルバムに参加できるようにしてくれたのよね(注:現在〈デッカ〉と〈ブルーノート〉は同じ〈ユニバーサル〉グループに属する)。本当にクールなことだったし、〈ブルーノート〉と関連する仕事ができたのは本当に光栄に思っている!

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この曲ではかなりファンカデリックからの影響を受けているよ。この曲を作るとき私はドラマーのオラにファンカデリックのグルーヴがほしいよ! って注文したら彼がやってくれた。というかあなたがこの曲を聴いて感じてくれたみたいだけど、実際に私たちはこの曲の後半の部分を「フライロー」(フライング・ロータスの愛称)って呼んでた(笑)。かなり的確ね(笑)。

新作の『In The Sun In The Rain』について話を伺います。先ほど話に出たようにジャガ・ジャジストのラーシュ・ホーンヴェットがプロデュースを務めていますが、彼はどのようないきさつで参加することになったのですか?

ソフィー:このアルバムにはプロデューサーが必要だと感じていて、みんなラーシュは素晴らしいアイデアを幾つも持った凄腕プロデューサーだと知っていた。私たちのなかにラーシュと知り合いだったメンバーはいなかったけど、それでも思い切ってお願いしたんだ。

エンジニアにはディアンジェロやザ・ルーツを手掛けたラッセル・エルヴァドを迎えています。それでネオ・ソウル色が強まるのかと思いきや、逆にそうしたテイストは後退し、“ルーフトップ” や “ファスト・フード” あたりに顕著なインディ・ポップやシンセ・ポップといった要素が出てきたり、音楽的には前作と比べて非常にカラフルでヴァラエティに富む内容になっていると思います。前作からバンドの中で何か変化があったのでしょうか?

ソフィー:そうね、このアルバムはデビュー・アルバムとは全然違う方法で制作した。デビュー・アルバムではもともとの持ち曲がライヴやセッションをしているうちにどんどんと進化していったって感じだけど、今回はちょっと違っていて、アルバム全体としてのサウンドを作ることがとても重要だった。だから「カラフル」って言ってもらえてとても嬉しい。カラフルにするってことは私たちが今作で狙ったポイントだからね。私のライティングにおいても、いままでとはちょっと違ってインディ・ポップからも影響を受けたと思う。たとえばビョークやケイト・ブッシュとかね。後はラーシュがストリングス・アレンジでいままでの作品よりもオーケストラっぽさを表現してくれたと思う。彼はほかにも少しプログレっぽい要素だったり、ジャガ・ジャジストっぽいフレイヴァーをアルバムに付け加えてくれたと思う。

ひとつの楽曲のなかでも急激なテンポの変化があったり、曲の前半と後半ではまったく印象が変わったりとか、自由で先の読めない展開は先も比較したハイエイタス・カイヨーテを思い起こさせます。ジャガ・ジャジストもそうですが、彼らのパフォーマンスはオペラのようにシアトリカルでイマジネーションを掻き立てます。『イン・ザ・サン・イン・ザ・レイン』の方向性も彼らに通じるものを感じさせますが、いかがでしょうか?

ソフィー:気づいてくれてありがとう! いま言及してくれた自由で先が読めない展開は私も曲を作る上でとても意識したことだし、バンドでもたくさん話し合ったことで。楽曲を分割したときに、後半のパートに進むと完全に違う新世界に突入できるような感覚にしたかったのよね。代表的な例をあげるとフランク・オーシャンの “ピラミッズ” とかかな。あの曲の変調の仕方と完全にふたつの別のパートが一曲のなかで混合している感じがめちゃくちゃ最高で。この曲がリリースされたとき(2012年)にバンドのみんなと一緒に聴いたのを覚えているんだけど、めちゃくちゃ衝撃的だった。全然予想もしていなかった、見知らぬ場所で突然に旅がはじまる感じね。だからあなたが私たちの音楽を聴いて、同じことを感じてくれたのが嬉しい!

“グレンデヒューズ・ファンカデリック(Grendehus Funkadelic)” は何かファンカデリックと関係あるのでしょうか? 楽曲自体はディスコ・テイストのポップ・ロックでパーティー・キッズたちを歌った曲なのですが、中盤以降のスペース・オペラ調の展開はPファンク的かなとも思います。Pファンクもそうですし、フライング・ロータスサンダーキャット、〈ブレインフィーダー〉とも契約したハイエイタス・カイヨーテの感性に非常に近いものを感じました。

ソフィー:うん、この曲ではかなりファンカデリックからの影響を受けているよ。この曲を作るとき私はドラマーのオラにファンカデリックのグルーヴがほしいよ! って注文したら彼がやってくれた。というかあなたがこの曲を聴いて感じてくれたみたいだけど、実際に私たちはこの曲の後半の部分を「フライロー」(フライング・ロータスの愛称)って呼んでた(笑)。かなり的確ね(笑)。もともとこの曲の前半と後半はそれぞれ別の曲として制作していたんだけど、プロデューサーのラーシュがこのふたつのパートを繋げてひとつの楽曲にしたら? って提案してくれて。

『ヴードゥー』は私が最初にネオ・ソウルにハマったアルバムで。フィアは『ヴードゥー』を私たちなりの解釈で表現するためにスタートしたって部分もある。サウンド、ベース・ライン、ドラム、ヴォーカル、とにかくすべての部分で影響を受けていることは間違いない。本当に私にとって世界一好きなアルバム。

“オール・ザ・タイム・イヴン・ホエン(Allthetimeevenwhen)” はドリーミーでサイケ・ポップ的な雰囲気を持つ曲です。そして “ヒーロー” でもそうですが、ストリングスやオーケストレーションの使い方などアルトゥール・ヴェロカイのテイストを感じさせます。彼から影響はあったりするのでしょうか?

ソフィー:正直に言うと私はアルトゥール・ヴェロカイのことは、ハイエイタス・カイヨーテが昨年のアルバム『ムード・ヴァリアント』で彼とコラボするまで知らなかった。でも、ストリングスのアレンジをしているラーシュはずっと前からヴェロカイの音楽を聴いてたみたいね。

“イングリッシュマン” はラテン・フレーヴァーの曲でディアンジェロの『ヴードゥー』っぽいムードを持つのですが、サビのフレーズでは素晴らしいハーモニーやコーラスを聴かせてくれます。ネオ・ソウルからザ・ビートルズやザ・ビーチ・ボーイズなど幅広い影響を感じさせる曲だと思うのですが、いかがでしょう?

ソフィー:ありがとう! 『ヴードゥー』は私が最初にネオ・ソウルにハマったアルバムで。実際にフィアは『ヴードゥー』を私たちなりの解釈で表現するためにスタートしたって部分もある。だからサウンド、ベース・ライン、ドラム、ヴォーカル、とにかくすべての部分で影響を受けていることは間違いない。本当に私にとって世界一好きなアルバムだから。後はデヴィッド・ボウイをよく聴いていたときに思いついたコードも “ルーフトップ” に入っている。オリジナルはもっとシンセが使われているけどね。確かに私たちの音楽は少しビートルズを感じさせる部分もあるかもしれないし、サイケ的な要素も少し感じるよね。あなたが言っている通り、このアルバムはソウルやヒップホップからビートルズやビーチ・ボーイズのようなロックやポップスまでを参照して作られたアルバムで、全部がミックスされていると思う。

“ハウカム?” は1960年代、1970年代のムードを感じさせる曲ですが、この曲に見られるようにリズム・プロダクションはとても生々しくて力強いのが『イン・ザ・サン・イン・ザ・レイン』の特徴かなと思います。その点はラッセル・エルヴァドの手腕でしょうか?

ソフィー:理由はいくつかあると思う。ひとつはアレンジの部分ね。この作品はあまりシンセやドラムにトリガーを使ってないから、それが60~70年代のサウンドに近づける要素になったんだと思う。後はやっぱりラッセルのミックスは本当にサウンドにとっては重要だった。彼はアナログ・ミックスをしてくれたんだけど、彼にしか出せないフレイヴァーやムードをまるでサウンドに命を吹き込むように与えてくれる。あと私たちは彼にたくさんの参考音源を送ったのもあるかもね。その中の多くの曲が60年代、70年代の楽曲だったしね。スライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンとか。

『イン・ザ・サン・イン・ザ・レイン』はさまざまな楽曲がありながら、全体的にはバランスの取れたムードで統一されたアルバムだと思います。アルバム全体で何かコンセプトやストーリーはあったりするのですか?

ソフィー:今回のアルバムでは制作する前からアルバム全体としてどんなサウンドにしたいのかっていうのがあったし、何よりもこのアルバムにしか出せない音っていうのを目指したかった。それが私のなかだとディアンジェロの『ヴードゥー』、ケンドリック・ラマーの『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』、フランク・オーシャンの『チャンネル・オレンジ』のようなアルバムなんだけど。作りはじめてしばらくしてからアルバムをA面の『イン・ザ・サン』、B面の『イン・ザ・レイン』に分けるコンセプトのアイデアが出たんだ。『イン・ザ・サン』はアップテンポな曲を多く入れたパーティー感のあるもの、『イン・ザ・レイン』はスロー・テンポでメロウでオーケストラ要素が強い楽曲を入れて、アフター・パーティーをイメージした感じかな。

今後の活動予定や新たな取り組みがあれば教えてください。

ソフィー:今冬ちょうどサード・アルバムの制作に取り掛かっているところ。クールなアルバムになると思う! あとは、テキサスのSXSWとニューヨークの「ニュー・コロッサス・フェス」にも出演することが決まってて。今年はもう待ちに待ったツアーをたくさんできることを祈ってる!

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