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Random Access N.Y.

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vol.24:ブルックリンに!!!が帰ってきた!

沢井陽子 Dec 15,2011 UP

 12月10日(sat)から12月14日(wed)まで、!!! (チック・チック・チック)が久しぶりにノース・イースト・コーストをツアーをする。
 ニューヨークは12月11日(sun)@285 kent で、ショーペーパーのベネフィット・ショー。

 10時頃着くとすでに会場の前は人がわんさかいる。ソールド・アウトだそうで、それではと、隣の〈グラスランズ〉を覗くと、元ブラック・キッズのニュー・バンド、ゴスペル・ミュージックが演奏していた。隣が隣だからだろうか、場内はちょっとスカスカしている。
 〈285〉では、ショーペーパーのスタッフたちがドアにいたり、新聞を配ったりと、せっせと仕事をしていた。2週間にいちど発行しているこの新聞、私もずいぶんお世話になっている。トッドPのおかげで、ボランティアもかなり多い。
 オープニング・バンドはフレンズ。彼らは今週4回も(!)ショーがあり(私は先週も見た)、今日は2公演目だ(ミュージック・ホール・オブ・ウィリアムスバーグの後)。感心するほど忙しいバンドだ。
 そして!!!である。まわりをみるとオーディエンスは!!!世代が多い。もうすっかり結婚して落ち着いて、今日は久しぶりにライヴを見に来た......という感じのカップルが際立っているのである
 私は、彼らをサクラメント時代から知っていて(昔のレーベル・コンピレーションに参加、アートワークを担当して貰った)、現在のメンバーで知っているのは、オリジナル・メンバーのニック(vo)、マリオ(g)、ゴーマン(key & electro)のみ。新しいメンバーの3人(アラン、ポール、ラファエル)が一緒にプレイしているのを見るのは実は初めてだった。新曲をテストするという名目のミニツアーだが、久しぶりの彼らのショー、しかも彼らの規模では考えられない小さな会場なので、チケットはソールドアウトして当たり前なのだ。入場料もたった$10(700円)ですよ。ニューヨークはショーペーパーのベネフィット・ショー。トッドPの仕切り。完璧である。

 新バンド体制になっても、ニックのハイテンション、基本のリズム感は変わらない。どこから聴いても!!!節だ。新しい曲をテスト? しかし彼らのオリジナル節が基本にあるのだから、まあ間違いない。さすがに今日はショート・パンツではなかったが、ニックのはっちゃけぶりもあいかわずだ。途中で、「ちょっと頼んで良い? 誰かタオルかしてくれない?」と観客にお願いすると、誰かのスカーフが投げられ、ニックはそれで汗を拭く。そしてそのままスカーフを首に巻き歌い出す。観客のダイブも激しく、前でも後ろでも人がどんどん流れてくる。さらにはニックも運ばれて後ろまで転がってしまった。
 余談だが、ニックは会うたびにライトニング・ボルトのブライアン・Cに顔が似てきている。

 この間のジ・オー・シーズといい!!!といい、そしてライトニング・ボルトといい、ブッキングをしているトッドPといい、再活動しはじめたザ・ラプチャーといい、ひとまわり回ってまたこの世代が盛り上がっている。ブルックリンのこの周辺ではそうなんです!

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Profile

沢井陽子沢井陽子/Yoko Sawai
ニューヨーク在住20年の音楽ライター/ コーディネーター。レコード・レーベル〈Contact Records〉経営他、音楽イヴェント等を企画。ブルックリン・ベースのロック・バンド、Hard Nips (hardnipsbrooklyn.com) でも活躍。

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